JPS6231672Y2 - - Google Patents

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JPS6231672Y2
JPS6231672Y2 JP1459580U JP1459580U JPS6231672Y2 JP S6231672 Y2 JPS6231672 Y2 JP S6231672Y2 JP 1459580 U JP1459580 U JP 1459580U JP 1459580 U JP1459580 U JP 1459580U JP S6231672 Y2 JPS6231672 Y2 JP S6231672Y2
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JP
Japan
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piston
cylinder
pump
seal member
sealing member
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JP1459580U
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JPS56129585U (ja
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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は口腔洗浄器その他の水機器等の高圧水
の噴射あるいは水の移送に用いるピストンポンプ
に関する。
従来例の構成とその問題点 一般に口腔洗浄器その他水機器においては高圧
水の噴射あるいは水の移送のために小型のポンプ
を用いるが、その多くはピストンポンプを用いて
いる。前記ピストンポンプは通常ピストンを駆動
部のクランクに対しリンクを介して結合し、前記
ピストンを真直に往復動するようにしているが、
第2図に示すように、前記リンクを省略するもの
も考えられてきた。このピストンポンプは第2図
に示すようにポンプ室1を形成するポンプケーシ
ング2と、このポンプケーシング2に連続したシ
リンダ部3と、シリンダ部3内において往復動す
るピストン4と、ピストン4を駆動するための杆
5と、この杆5を回転部材に偏心して結合し、回
転により前記杆5を往復動させるための偏心駆動
部6、ポンプ室1に関係づけて設けられた吸込口
7、逆止弁8、吐出口9よりなつている。なお図
中の10は貯水槽等の給水部であり、その接続部
には接続した状態でピンなどで押し開かれるボー
ル弁11を設けている。
ところで上記ピストンポンプにおいては、ピス
トン4とシリンダ部3の内面を水密に保つため
に、ゴム等の弾性を有するリング状のシール部材
12を前記ピストン4の外周に挿着している。し
かしながらこのようなリング状のシール部材12
を用いることは次のような問題がある。すなわ
ち、偏心駆動部6によつて動かされる杆5および
ピストン4は往復動時に横揺れすることから、前
記ピストン4の外周のシール部材12のシリンダ
部3との接する面圧が円周上で不均等になり、シ
ール部材12が繰返し摺動するときシール部材1
2とシリンダ3間に微小すきまが生じ、この微小
すきまよりポンプ室1に空気が侵入し、ポンプ性
能が低下したり変動する。また、このピストンポ
ンプを長期間放置するとシール部材12とシリン
ダ部3内面が固着し、再運転するときにピストン
ポンプの起動入力が高くなつたり、あるいは起動
不能となる。さらに致命的な欠点であるがシール
部材12とシリンダ部3の内面との摺動による前
記シール部材12の摩滅がいちじるしく、シール
部材12とシリンダ部3の内周面にすきまが生
じ、このすきまからポンプ室1内に空気が流入
し、ポンプ室1内の水が洩れ出るなどの問題があ
り、耐久性を確保することが困難であつた。しか
がつて比較的に低い入力で、長寿命が要求される
口腔洗浄器等のポンプとしては使いにくいもので
あつた。
考案の目的 本考案は前記従来の問題に留意し、ピストンを
リンクを介さずにクランクに直結するピストンポ
ンプにおいて、ピストンに付加されるシール部材
とシリンダ内面の摺際をなくし、前記シール部材
の耐久性を大きくし、ピストンポンプの信頼性を
向上させることを目的とするものである。
考案の構成 前記目的を達成するため、本考案はピストンポ
ンプのシリンダ内に前記シリンダの内径より外径
が十分に小さいピストンを配置し、このピストン
の先端に設けた円盤状のリテーナプレートの外径
を前記ピストンの外径より大きくしてピストンの
案内体となし、ピストンの外側間に間隙を形成
し、膜状でかつ筒部をもつシール部材をシリンダ
に接触しないように前記ピストンにはめ合せると
ともにこのシール部材の頂部をピストンの頂部に
前記リテーナプレートをもつて固定し、前記ピス
トンの側部に沿つたシール部材の筒部を折り返
し、この折り返した部分の外縁をシリンダに固定
し、前記ピストンの下端を偏心駆動部に結合させ
た構成となし、ピストンの運転時にシール部材が
大きな負荷とならないようにしたものである。
実施例の説明 以下本考案の一実施例を第1図にもとづき説明
する。
第1図において、13はポンプ室14を構成す
るポンプケーシングであり、前記ポンプ室14に
連らなるシリンダ部15を有している。前記シリ
ンダ部15内には往復動自在にピストン16を装
置している。このピストン16の外周面は前記シ
リンダ15の内面に対して若干の間隙をもつてい
る。シール部材17はゴム、軟質合成樹脂等の膜
によつて頂面をもつ筒状に形成され、ピストン1
6にはめ合わせ、その頂部をピストン16の先端
部にリテーナプレート18によつて挾み、かつ、
ビス19で前記ピストン16の先端に固定されて
いる。前記シール部材17はピストン16の外周
部に沿わせた筒状部分17″を途中でピストン1
6の先端方向に小円弧をもつて折り返えされ、外
縁部17′を部材20によりシリンダ部15の内
段部21に挾み止められている。なお前記シール
部材17の外縁部17′は筒状部分17″より径を
大きく形成している。そしてシール部材17のピ
ストン16の外周部に沿つた筒状部分17″はピ
ストン16とシリンダ部15間の間隙に位置し、
かつシリンダ部15の内面に対し摺擦しないよう
に微小の間隙をもつている。前記膜状のシール部
材17の折り返えし長さは、ピストン16のスト
ロークによつて決められ、ピストン16の往復運
動をさまたげないようにしている。膜状のシール
部材17を固定するリテーナプレート18はピス
トン16の外径より大い径をもち外周縁に曲面2
2を形成し、その最外周部をシリンダ部15の内
面に軽く接触させ、ピストン16の運動の案内体
を兼ねている。
なお図中の23はピストン16の軸部16′の
端部と結合し、前記ピストン16を往復運動させ
る偏心駆動部、24は吸込口、25は弁座、26
は逆止弁、27は吐出口、28は逆止弁、29は
給水部、30は弁である。
上記構成のピストンポンプは通常のピストンポ
ンプと同様のポンプ動作を行なうものであり、す
なわち、ピストン16が下降すると逆止弁26が
下がり、吸込口よりポンプ室14に流体が吸い込
まれ、次にピストン16が上動すると逆止弁26
が弁座25に押しつけられて吸込口24を塞ぎ、
高圧となつたポンプ室14内の流体は吐出口27
より逆止弁28を押し開いて吐出されるものであ
る。そしてシール部材17はシール作用をする。
上記の動作において、シール部材17はピスト
ン16の運動にともないその筒状部分17″の折
り返し部が順次捲くりおよび捲くりもどしにより
移動する。ピストン16の駆動に要するトルクは
薄いシール部材17に作用する圧力による負荷相
当であり、ピストン16の運動時に前記シール部
材17の摺動による負荷がほとんどないので、そ
の入力は低いものでよい。また、シール部材17
とシリンダ部15の内面とは離れているので固着
がなく、したがつて起動不能になることもなけれ
ば、起動電圧を上げる必要もない。なお、シール
部材17はピストン16と接するが、この部分に
は水が介在しなので、固着の問題が生じない。さ
らに、リテーナプレート18がシリンダ部15の
内壁に軽く当接し、ピストン16の運動のガイド
を兼ねることからピストン16の先端が横ぶれが
なく、薄い膜よりなるシール部材17がしわや捩
れなどで破損することを防止しており、耐久性を
確保することができる。もちろんシール部材17
によつてポンプ室14への外部空気の侵入と、ポ
ンプ室14からの水洩れが防止でき、ポンプ性能
の安定化を計ることができる。
次に従来のピストンポンプと本考案の一実施例
のピストンポンプを実験した結果について説明す
る。水の流量400c.c./min、吐出圧14Kg/cm2、脈
動数3500rpmとして、従来のピストンポンプで
は、そのポンプ性能は100時間以内で空気吸込に
よる性能変動、低下が生じ、200時間以内で水洩
れが生じ、ポンプ機能が果されないようになつ
た。これに対して、本考案の一実施例のピストン
ポンプでは800〜1000時間まで性能変動、低下な
らびに水洩れがなく、顕著な効果を発揮すること
が確認された。なお、本考案実施例においてシー
ル部材は厚み0.25mmのニトリルブタジエンラバー
を用いた。
考案の効果 以上説明したように本考案によるピストンポン
プはシール部材が薄い膜状で、かつピストンの外
周に沿つた筒部の折返し部が滑めらかに捲くり移
動し、ピストンの運動時にシリンダーと摺接しな
く、すなわち、ポンプに大な負荷として加わらな
く、したがつて低入力のポンプに有効であり、ま
た、ポンプは耐久性と信頼性において優れている
ものであり、ピストンをリンクなしに駆動部のク
ランクに直結する型のピストンポンプにおいてそ
の実用的効果の大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のピストンポンプの
断面図、第2図は従来のピストンポンプの断面図
である。 13……ポンプケーシング、14……ポンプ
室、15……シリンダ部、16……ピストン、1
7……シール部材、18……リテーナプレート、
22……曲面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプケーシングに連続したシリンダ内に前記
    シリンダの内径より外径が小さいピストンを設け
    るとともに、ピストンの先端に設けた円盤状のリ
    テーナプレートの外径を前記ピストンの外径より
    大きくしてピストンの案内体となし、前記ピスト
    ンの外側とシリンダ内面間に間隙を形成し、膜状
    で、かつ、筒部をもつシール部材をシリンダ内面
    に接触しないように前記ピストンに嵌め合せると
    ともにその頂部をピストンの先端に前記リテーナ
    プレートによりとりつけ、前記シール部材の筒部
    をピストンの外側においてピストンの先端方向に
    折返すとともに折返した部分の外縁部をシリンダ
    部に固定し、前記ピストンの下端を偏心駆動部に
    結合させてなるピストンポンプ。
JP1459580U 1980-02-06 1980-02-06 Expired JPS6231672Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1459580U JPS6231672Y2 (ja) 1980-02-06 1980-02-06

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JP1459580U JPS6231672Y2 (ja) 1980-02-06 1980-02-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56129585U JPS56129585U (ja) 1981-10-01
JPS6231672Y2 true JPS6231672Y2 (ja) 1987-08-13

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ID=29611085

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JP1459580U Expired JPS6231672Y2 (ja) 1980-02-06 1980-02-06

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US6871577B2 (en) * 2003-01-31 2005-03-29 Tetra Laval Holdings & Finance, Sa Fill pump piston centering support
JP2021195935A (ja) * 2020-06-18 2021-12-27 株式会社ヤマダコーポレーション 高粘度流体ポンプ

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JPS56129585U (ja) 1981-10-01

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