JPS6231276Y2 - - Google Patents

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JPS6231276Y2
JPS6231276Y2 JP17024183U JP17024183U JPS6231276Y2 JP S6231276 Y2 JPS6231276 Y2 JP S6231276Y2 JP 17024183 U JP17024183 U JP 17024183U JP 17024183 U JP17024183 U JP 17024183U JP S6231276 Y2 JPS6231276 Y2 JP S6231276Y2
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JP
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band saw
plate
rod
cam wall
wall plate
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JP17024183U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は冷凍食品用帯鋸盤における材料自動送
入装置の改良に関する。
肉塊などの冷凍食品を回走中の帯鋸へ、機械力
で自動間歇的に送入すべき在来の装置では、概し
てリンクチエーンとスプロケツトホイールとの噛
合機構から成る上下一対の搬送帯によつて、材料
を挾み送つている通例である。そのため、必要機
構として著しく複雑であり、その保守・点検や清
掃を容易に行なえないと共に、かなり高価となつ
ている。又、その搬送帯を長くするときにはチエ
ーンが撓みやすく、その結果材料の送入全長距離
を大きく確保できないばかりでなく、材料の切断
厚さを一定とするについても、その正確さを期し
難い等という問題がある。
本考案はこのような問題点の解決を主目的とし
ており、その具体的構成を図示の実施例に基いて
詳述すると、その帯鋸盤の概略全体を表わした第
1〜3図において、Aは帯鋸盤の機筐であり、開
閉可能な原動プーリー収納室1と従動プーリー収
納室2のほか、その原動プーリー収納室1に隣接
する送り駆動手段用収納室3も具備している。4
は従動プーリー収納室2内に支架された従動プー
リー、5,6は原動プーリー収納室1内に軸支さ
れた原動プーリーと、その回転駆動用モーターで
あり、これによつて上下一対の両プーリー4,5
に張架された無端な帯鋸7が循環回走され、その
鋸歯で材料Mが一定の厚さWに切断されることに
なる。8はその送入材料Mを受け止める厚さ調整
板であり、機筐Aの上面に前後方向へ進退できる
よう立設されている。9は従動プーリー4を昇降
させて、帯鋸7を掛脱と緊張させるための操作ハ
ンドル、10は機筐Aの自在車輪である。
11は上記収納室3内に据付けられた送り専用
モーターであつて、これによりギヤボツクス12
内の減速ギヤ伝動機構や伝動ベルトを介してクラ
ンク運動されるクランクアーム13が、機筐Aの
上面に水平設置状態として派出されている。その
クランクアーム13の先端部には材料搬送台Bが
枢支ボルト14によつて連結されており、その搬
送台Bがクランク運動に伴ない、同じく機筐Aの
上面に設置されたスライドガイドシヤフト15と
一対のスライドガイドレール16,17に沿つ
て、帯鋸7の隣接位置を横断状に通過する如く、
左右方向へ往復スライドするようになつている。
その場合、両ガイドレール16,17のうち、
帯鋸7から遠い側の一方は搬送台Bのオフセツト
用レールとして、第4図に抽出するように溝カム
を生成する固定レール18と、その溝内を幅方向
(機筐の前後方向)へ移動可能な切換レール19
との組立体から成つており、材料Mを切断作用す
る搬送台Bの往動時には、その搬送台Bが帯鋸7
へ接近した軌跡上を進み、逆に復動時には同じく
帯鋸7から一定の間隔距離Sだけ遠ざかる退避軌
跡上を戻るようになつている。20はその切換レ
ール19に取付けられたコロ、21は該レール1
9を固定レール18における溝内の一方位置へ引
き寄せるコイルバネ、22はそのバネ力に抗しつ
つコロ20と係脱自在に係合するように、搬送台
Bから固定垂下されたカム壁板である。この構成
は、復動時における搬送台B上の材料Mと、帯鋸
7の背中との接触を防ぐ趣旨に出たものである
が、本考案にあつては必らずしもその採用を要し
ない。上記の各レール16,17と係合し乍ら転
動するローラー23,24は、相互に直交し合う
軸支関係のもとに、搬送台Bの対応位置から何れ
も垂下されている。
上記搬送台Bは第5〜7図から明白なように、
平面から見て前後方向に細長い中空角盤型に枠組
みされたスライド枠盤25と、その上面へ施蓋状
に取付けられた材料載置テーブル26とから成
る。そのテーブル26は前後方向から見てL字型
を呈しており、その固定ボルト27を抜くことに
より枠盤25から取りはずすこともでき、以つて
枠盤25の内部やテーブル26の清掃を初め、該
内部の保守・点検並びにテーブル26の交換など
を容易に行なえるようになつている。28はその
取付け上の位置決めピンである。
29は搬送台Bの上記往復運動方向と直交する
関係の前後方向に沿つて、その枠盤25の中空内
部を活用しつつ水平に架設された材料送入ロツド
であり、その両端部において枠盤25に固着され
ている一対の軸受30により、前後方向へのスラ
イド進退自在に支持されている。31はそのロツ
ド29における帯鋸7から遠い側の一端部付近か
ら固定垂下された連結ピンであり、枠盤25に開
口されたスライドガイド長孔32を貫通してい
る。そして、この連結ピン31の略直下位置に
は、後述する機筐A上のカム壁板と作用的に連動
してロツド29をスライドさせる揺動アーム機構
が配設されている。
即ち、その機構部分を抽出した第8,9図にお
いて、33は枠盤25から固定垂下された枢軸で
あり、これには互いに向かい合う上部アーム板3
4と下部アーム板35の各基端部が一緒に取付け
られている。36はその両アーム板34,35の
先端部付近を相互に連繋する緩衝用コイルバネで
あり、従つてこのバネ36により両アーム板3
4,35は枢軸33を支点として、相互一体的に
水平揺動することができる。37はそのバネ張力
を調整するために、両アーム板34,35の中途
部相互間へ突つ張り状に介挿された調整ボルトで
あり、下部アーム板35に取付けられているボル
ト取付台38から進退操作できるようになつてい
る。39は上部アーム板34の先端部に開口され
たピン受け入れ長孔であり、この長孔39と上記
連結ピン31の下端部とが常に係合されている。
他方、下部アーム板35の先端部からは、言わば
検知子の役目をなす遊転ローラー40が垂下され
ている。
又、41は上記搬送台Bの復動終了位置に達し
た時に、上記ローラー40と係合するカム壁板で
あり、そのローラー40の垂下位置と対応するよ
うに、機筐Aの上面に軸支されている。この点、
図例では機筐Aの上面を延長するよう付設したハ
ンドル取付筐42に、カム壁板41を枢軸43に
より回動可能に取付けている。44はその取付筐
42内において、カム壁板41と一体回動するよ
うに枢軸43を兼用して取付けられた回動アー
ム、45はカム壁板操作用ハンドル46の回動軸
であり、これに螺合されて軸上を進退する駒47
と、上記回動アーム44とが揺動アーム48によ
つて枢支連結されている。そのため、ハンドル4
6の回動操作により、平面から見た時のカム壁板
41におけるカム面の傾斜角度θを大小に調整す
ることができる。そして、このカム面に搬送台B
のローラー40が係合した時には、上記揺動アー
ム機構を介して材料送入ロツド29が前進される
ため、そのロツド29のスライド量(材料の送入
ピツチ)Lは上記傾斜角度θによつて、予じめ定
まることになる。
49は上記テーブル26に相応するL字型の押
圧板取付台であつて、その下端部が上記ロツド2
9と平行するよう枠盤25内に架設された固定ガ
イドバー50へ、やはり前後方向に沿うスライド
自在に嵌合されている。51は同じく取付台49
の下端部に張り出し状として軸支されたコロであ
つて、これがその直上位置においてやはり枠盤2
5内の前後方向に亘り固定された規制バー52
へ、下方から係合しつつ転動するようになつてお
り、そのためガイドバー50を軸支点とする取付
台49の伏倒回動が防止される。53はその取付
台49の上端部に枢支ピン54廻りの起伏自在と
して取付けられた材料押圧板であり、テーブル2
6上に載置の材料Mを押圧前進させて、帯鋸7へ
送入し得るよう該テーブル26内へ遮断状に臨ん
でいると共に、テーブル26外へ退避させること
も可能となつている。55はその押圧板53の下
端部に取付けられて、テーブル26上を転動する
コロ、56は同じく上端部に付設された起伏操作
ハンドルである。
更に、57は材料送入ロツド29の表面に、そ
の略全長に亘つて刻設されたノツチであり、略三
日月切欠形態を呈している。そして、このノツチ
57と相俟つ所謂ラチエツト機構又は一方向クラ
ツチ機構が、上記押圧板取付台49に付属設置さ
れている。即ち、これの明らかな第8,11図に
おいて、58はその取付台49の水平下面に枢支
ボルト59により、挺子の如き揺動自在に取付け
られた爪板であり、その一端部の尖鋭な爪先が上
記ノツチ57と係脱可能に係合している。60は
その係合を人為的に解除する操作レバーであつ
て、L字型に屈曲されており、その中途部の枢支
ボルト61によつてやはり取付台49へ揺動する
よう止着されている。
62はその解除レバー60と相似なL字型とし
て、同じく取付台49の下面に重合固定されたグ
リツプ板であり、レバー60を枢支ボルト61の
廻りに揺動操作して、ノツチ57と爪板58との
係合を強制解除する時の支えグリツプとして役立
つ。その解除操作時には、レバー60の先端部が
爪板58と衝当して、その爪先をノツチ57から
はずす如く、該爪板58を押すようになつてい
る。63はその爪板58の他端部とレバー60の
中途部付近とを連繋する引張コイルバネであり、
爪板58の爪先を常時ノツチ57へ係合させる方
向に付勢している。従い、その係合を人為的に解
く上記レバー操作は、このバネ力に抗して行なわ
れることになり、これによつて材料押圧板53付
きの取付台49を、ロツド29に沿う前後方向へ
自由自在にスライドさせることもできる。
その場合、ロツド29のノツチ57と爪板58
の爪先とが、そのバネ力を受けて常時係合状態に
あると雖も、そのノツチ57が上記のような三日
月切欠型であることに起因して、ロツド29の後
進時にはその係合が自動的に解除され、押圧板取
付台49のみを言わば残しつつ、ロツド29のみ
がその中途部と枠盤25の任意個所との相互間に
連繋張架されたリターンバネ64により、後進さ
れるようになつている。他方、前進時には確実に
係合して、ロツド29と一体的に取付台49が前
進スライドされること勿論であり、その意味から
上記一方向クラツチ機構などと説明したわけであ
る。
又、65は上記爪板58の下面に軸支されたコ
ロであり、これは枠盤25における帯鋸7と接近
する側の他端部に固定設置されたストツパー片6
6と衝当するように対応されている。つまり、ロ
ツド29によつて前進される押圧板取付台49
が、その前進最終位置に到達した時に、そのコロ
65がストツパー片66へ無理に乗り上り、これ
によつて爪板58の爪先とロツド29のノツチ5
7との係合が自動的に解除されるようになつてい
る。その取付台49の破損防止を図る趣旨であ
る。
上記の構成によれば、材料搬送台Bの往動時に
そのテーブル26上の材料Mが、帯鋸7によつて
切断されるのであるが、その後復動の終了位置に
戻る時に、搬送台Bから垂下されているローラー
40が、機筐Aの上面に対応位置するカム壁板4
1と係合することになり、これに伴ない揺動アー
ム機構を介し材料送入ロツド29が一定ピツチL
づつ前進されるのであり、これと一体的に材料押
圧板53付きの取付台49も前進されるので、該
押圧板53によりテーブル26上の材料Mが自動
間歇的に、厚さ調整板8により受け止められるま
で送入されることとなる。その後、上記取付台4
9のみを残しつつ、リターンバネ64によつてロ
ツド29のみが後進するので、搬送台Bの往復運
動を繰返す毎に、テーブル26上の材料Mは順次
前進されることになる。別な新しい材料Mをテー
ブル26上へ載置する時に、上記した解除レバー
60を操作して、人為的に押圧板取付台49を前
進の当初位置まで、一挙に復帰スライドさせれば
良いのである。
以上のように、本考案ではクランク運動により
機筐A上を往復スライドする材料搬送台Bの往動
時に、帯鋸7に送入された材料Mを切断作用し、
その復動後に再度切断する行程を繰返す冷凍食品
用帯鋸盤において、その復動終了位置に戻る時に
機筐A上のカム壁板41と係合するローラー40
と、そのローラー40と作用的に連結されること
により、カム壁板41との係合時に上記往復スラ
イド方向と直交する前後方向に沿つて進退される
材料送入ロツド29と、そのロツド29の表面に
刻設されたノツチ57に、該ロツド29の前進時
にのみこれと一体的に前進するよう係合される材
料押圧板53とを悉く上記材料搬送台Bに取付け
て、その搬送台Bが上記復動終了位置に戻る時
に、材料Mをカム壁板41により予じめ定められ
た一定ピツチLづつ、帯鋸7へ自動間歇的に送入
するよう構成してあるため、その清掃などを行な
いやすい比較的安価な合理的な機構のもとで、冒
頭に述べた在来の問題点を解消できる効果があ
る。
つまり、テーブル26に臨む材料押圧板53付
きの取付台49は、これと爪先58を介して係合
する材料送入ロツド29の略全長に沿つて、その
大きく確保された距離を前進スライドできると共
に、その一定の間歇的送りピツチLをも常に正確
に保てるのであり、材料Mの重みや大きさによる
悪影響も一切受けることがない。その場合、図示
実施例のように、カム壁板41をハンドル46に
よつて、ローラー40に対する係合の傾斜角度θ
を変化調整できるよう構成するならば、上記送り
ピツチLをも所望に選定することができる。又、
そのカム壁板41とローラー40とを作用的に連
動させるに当つて、緩衝用バネ36の介挿された
揺動アーム機構を採用するならば、その両者の係
合時に生ずるかも知れない搬送台Bの振動や衝撃
を効果的に吸収でき、そのバネ圧の調整を行なう
構成とも相俟つて、材料送入ロツド29を一層円
滑に前進スライドさせることができるのであり、
何れにしても実用上優れたものと言える。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案に係る帯鋸盤の概略全体を
示す側面図、正面図並びに平面図、第4図はその
材料搬送台オフセツト用のガイドレールを抽出し
た平面図、第5図は材料搬送台を部分的に切欠い
て示す拡大平面図、第6図は同じく拡大側面図、
第7図は第6図のX−X線に沿う一部切欠き断面
図、第8,9図は材料送入ロツドとカム壁板とを
作用的に連結する揺動アーム機構のみの一部破断
した拡大正面図と拡大平面図、第10図はカム壁
板の回動操作ハンドル機構を示す拡大底面図、第
11図は材料送入ロツドに対する爪板の係合状態
を示す拡大平面図である。 A……機筐、B……材料搬送台、M……材料、
L……送りピツチ、7……帯鋸、15……スライ
ドガイドシヤフト、16,17……スライドガイ
ドレール、25……スライド枠盤、26……材料
載置テーブル、29……材料送入ロツド、40…
…ローラー、41……カム壁板、46……回動ハ
ンドル、49……材料押圧板取付台、53……材
料押圧板、57……ノツチ、58……爪板、60
……係合解除操作レバー、64……リターンバ
ネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランク運動により機筐A上を往復スライドす
    る材料搬送台Bの往動時に、帯鋸7に送入された
    材料Mを切断作用し、その復動後に再度切断する
    行程を繰返す冷凍食品用の帯鋸盤において、その
    復動終了位置に戻る時に機筐A上に軸支されてい
    るカム壁板41と係合するローラー40と、その
    ローラー40と作用的に連結されることにより、
    カム壁板41との係合時に上記往復スライド方向
    と直交する関係の前後方向に沿つて進退される材
    料送入ロツド29と、そのロツド29の表面に刻
    設されたノツチ57に、そのロツド29の前進時
    にのみこれと一体的に前進するよう係合される材
    料押圧板53とを上記材料搬送台Bに取付けて、
    その搬送台Bが上記復動終了位置に戻る時に、材
    料Mをカム壁板41により予じめ定められた一定
    ピツチづつ、帯鋸7へ自動間歇的に送入するよう
    構成したことを特徴とする冷凍食品用帯鋸盤の材
    料送入装置。
JP17024183U 1983-11-01 1983-11-01 冷凍食品用帯鋸盤の材料自動送入装置 Granted JPS6078291U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6078291U JPS6078291U (ja) 1985-05-31
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