JPS6231182B2 - - Google Patents
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- JPS6231182B2 JPS6231182B2 JP54148280A JP14828079A JPS6231182B2 JP S6231182 B2 JPS6231182 B2 JP S6231182B2 JP 54148280 A JP54148280 A JP 54148280A JP 14828079 A JP14828079 A JP 14828079A JP S6231182 B2 JPS6231182 B2 JP S6231182B2
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- JP
- Japan
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- liner
- cylinder
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- annular
- cylindrical outer
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M11/00—Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
- F01M11/02—Arrangements of lubricant conduits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
- F02F1/10—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
- F02F1/16—Cylinder liners of wet type
- F02F1/163—Cylinder liners of wet type the liner being midsupported
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F11/00—Arrangements of sealings in combustion engines
- F02F11/005—Arrangements of sealings in combustion engines involving cylinder liners
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/006—Camshaft or pushrod housings
- F02F2007/0063—Head bolts; Arrangements of cylinder head bolts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2251/00—Material properties
- F05C2251/04—Thermal properties
- F05C2251/042—Expansivity
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、内燃機関に関するものである。
従来技術の構成とその問題点
ピストンを往復運動させる内燃機関において、
多くの場合、シリンダライナをシリンダブロツク
のシリンダキヤビテイ内に挿入し、ピストンをシ
リンダライナ内に収容し、往復運動可能に収容し
ているのは周知のとおりである。この種の内燃機
関として、シリンダキヤビテイの両端の中間にラ
イナストツパを形成したいわゆる中間ストツパ式
のものが一般に使用されている。中間ストツパ式
の場合、便宜上、シリンダライナは円筒状外側部
分と円筒状内側部分からなると考えることができ
る。ここで、円筒状外側部分とはライナストツパ
の位置からシリンダヘツドに向かつてのびる部分
のことである。反対に、円筒状内側部分とはライ
ナストツパの位置からクランクシヤフトに向かつ
てのびる部分のことである。そして、普通、シリ
ンダライナの円筒状外側部分の最外端付近にエン
ドボスを形成し、シリンダライナの円筒状外側部
分の最内端付近にストツパボスを形成し、シリン
ダヘツドをガスケツトを介して円筒状外側部分の
頂端面に係合する。さらに、シリンダヘツドによ
つてシリンダライナをシリンダキヤビテイ内に押
し込み、ストツパボスをシリンダキヤビテイのラ
イナストツパと係合させ、エンドボスをシリンダ
キヤビテイの内周面にプレスばめしていた。さら
に、円筒状外側部分の外周面に環状凹所を形成
し、環状凹所によつてライナ冷却流路を形成して
いた。したがつて、冷却流路の冷却剤によつてシ
リンダライナの外周面を冷却することができる。
多くの場合、シリンダライナをシリンダブロツク
のシリンダキヤビテイ内に挿入し、ピストンをシ
リンダライナ内に収容し、往復運動可能に収容し
ているのは周知のとおりである。この種の内燃機
関として、シリンダキヤビテイの両端の中間にラ
イナストツパを形成したいわゆる中間ストツパ式
のものが一般に使用されている。中間ストツパ式
の場合、便宜上、シリンダライナは円筒状外側部
分と円筒状内側部分からなると考えることができ
る。ここで、円筒状外側部分とはライナストツパ
の位置からシリンダヘツドに向かつてのびる部分
のことである。反対に、円筒状内側部分とはライ
ナストツパの位置からクランクシヤフトに向かつ
てのびる部分のことである。そして、普通、シリ
ンダライナの円筒状外側部分の最外端付近にエン
ドボスを形成し、シリンダライナの円筒状外側部
分の最内端付近にストツパボスを形成し、シリン
ダヘツドをガスケツトを介して円筒状外側部分の
頂端面に係合する。さらに、シリンダヘツドによ
つてシリンダライナをシリンダキヤビテイ内に押
し込み、ストツパボスをシリンダキヤビテイのラ
イナストツパと係合させ、エンドボスをシリンダ
キヤビテイの内周面にプレスばめしていた。さら
に、円筒状外側部分の外周面に環状凹所を形成
し、環状凹所によつてライナ冷却流路を形成して
いた。したがつて、冷却流路の冷却剤によつてシ
リンダライナの外周面を冷却することができる。
ところで、この種の内燃機関において、従来は
シリンダライナの冷却に伴う問題があつた。これ
まで、シリンダライナ全体の軸方向長さのおよそ
50%以上の軸方向長さにわたつて環状凹所が形成
され、冷却流路が形成されていた。そして、シリ
ンダライナに対する冷却効果上、それが不可欠で
あり、当然のことであると認識されていた。そし
て、長年にわたり、これが固定概念として定着し
ていた。さらに、シリンダライナ全体の軸方向長
さのおよそ50%以上の軸方向長さにわたつて冷却
流路を形成すると、その冷却流路に冷却剤を供給
する装置として、相当大きい容量および大きさの
冷却剤供給装置を使用する必要があるが、この種
の内燃機関にとつて、これはさけられないもので
あると考えられていた。したがつて、冷却剤供給
装置のコストが高いという問題があつたものであ
る。
シリンダライナの冷却に伴う問題があつた。これ
まで、シリンダライナ全体の軸方向長さのおよそ
50%以上の軸方向長さにわたつて環状凹所が形成
され、冷却流路が形成されていた。そして、シリ
ンダライナに対する冷却効果上、それが不可欠で
あり、当然のことであると認識されていた。そし
て、長年にわたり、これが固定概念として定着し
ていた。さらに、シリンダライナ全体の軸方向長
さのおよそ50%以上の軸方向長さにわたつて冷却
流路を形成すると、その冷却流路に冷却剤を供給
する装置として、相当大きい容量および大きさの
冷却剤供給装置を使用する必要があるが、この種
の内燃機関にとつて、これはさけられないもので
あると考えられていた。したがつて、冷却剤供給
装置のコストが高いという問題があつたものであ
る。
さらに、多くの場合、燃料を制御するバルブが
シリンダブロツクのバルブ収容部分に収容され、
そのバルブに潤滑油を供給し、排出する必要があ
り、シリンダブロツクの壁内に潤滑油の流路を形
成していた。このため、シリンダブロツクの壁厚
を大きくする必要があり、そのコストが高いとい
う問題があつた。しかも、シリンダブロツクの壁
厚を大きくすると、その重量が増加し、内燃機関
の設計上好ましくないのは明らかである。
シリンダブロツクのバルブ収容部分に収容され、
そのバルブに潤滑油を供給し、排出する必要があ
り、シリンダブロツクの壁内に潤滑油の流路を形
成していた。このため、シリンダブロツクの壁厚
を大きくする必要があり、そのコストが高いとい
う問題があつた。しかも、シリンダブロツクの壁
厚を大きくすると、その重量が増加し、内燃機関
の設計上好ましくないのは明らかである。
発明の目的
したがつて、この発明は、この種の内燃機関の
ライナ冷却流路を改良し、小さい容量および大き
さの冷却剤供給装置の使用を可能にし、そのコス
トを低減すること、およびシリンダブロツクの壁
厚を小さくし、そのコストを低減するとともに
し、設計の便宜を図ることを目的としてなされた
ものである。
ライナ冷却流路を改良し、小さい容量および大き
さの冷却剤供給装置の使用を可能にし、そのコス
トを低減すること、およびシリンダブロツクの壁
厚を小さくし、そのコストを低減するとともに
し、設計の便宜を図ることを目的としてなされた
ものである。
発明の構成
この発明は、
シリンダキヤビテイの両端の中間にライナスト
ツパを形成し、ピストンを往復運動可能に収容す
るための円筒状外側部分と円筒状内側部分からな
るシリンダライナを前記シリンダキヤビテイ内に
挿入し、前記シリンダライナの円筒状外側部分の
最外端付近にエンドボスを形成し、前記シリンダ
ライナの円筒状外側部分の最内端付近にストツパ
ボスを形成し、前記円筒状外側部分の頂端面と係
合させたシリンダヘツドによつて前記シリンダラ
イナを前記シリンダキヤビテイ内に押し込み、前
記ストツパボスを前記シリンダキヤビテイのライ
ナストツパと係合させ、前記エンドボスを前記シ
リンダキヤビテイの内周面にプレスばめし、さら
に実質上前記エンドボスと前記ストツパボス間の
軸方向距離にわたつて前記円筒状外側部分の外周
面に環状凹所を形成し、前記環状凹所によつてラ
イナ冷却流路を形成し、前記冷却流路の冷却剤に
よつて前記シリンダライナの外周面を冷却するよ
うにした内燃機関において、 前記環状凹所の軸方向長さを前記シリンダライ
ナ全体の軸方向長さの30%以下で30%に近い長さ
とし、 前記円筒状内側部分を前記シリンダキヤビテイ
の内周面と直接接触させず、前記円筒状内側部分
に少なくとも前記シリンダライナ全体の軸方向長
さのおよそ30%の軸方向長さをもたせたことを特
徴とするものである。
ツパを形成し、ピストンを往復運動可能に収容す
るための円筒状外側部分と円筒状内側部分からな
るシリンダライナを前記シリンダキヤビテイ内に
挿入し、前記シリンダライナの円筒状外側部分の
最外端付近にエンドボスを形成し、前記シリンダ
ライナの円筒状外側部分の最内端付近にストツパ
ボスを形成し、前記円筒状外側部分の頂端面と係
合させたシリンダヘツドによつて前記シリンダラ
イナを前記シリンダキヤビテイ内に押し込み、前
記ストツパボスを前記シリンダキヤビテイのライ
ナストツパと係合させ、前記エンドボスを前記シ
リンダキヤビテイの内周面にプレスばめし、さら
に実質上前記エンドボスと前記ストツパボス間の
軸方向距離にわたつて前記円筒状外側部分の外周
面に環状凹所を形成し、前記環状凹所によつてラ
イナ冷却流路を形成し、前記冷却流路の冷却剤に
よつて前記シリンダライナの外周面を冷却するよ
うにした内燃機関において、 前記環状凹所の軸方向長さを前記シリンダライ
ナ全体の軸方向長さの30%以下で30%に近い長さ
とし、 前記円筒状内側部分を前記シリンダキヤビテイ
の内周面と直接接触させず、前記円筒状内側部分
に少なくとも前記シリンダライナ全体の軸方向長
さのおよそ30%の軸方向長さをもたせたことを特
徴とするものである。
実施例の説明
以下、この発明の実施例を説明する。
図において、シリンダライナ4はシリンダブロ
ツク72のシリンダキヤビテイ70内に挿入され
ている。ピストン12はシリンダライナ4内に収
容され、往復運動可能に案内され、上死点14と
下死点16間を往復運動する。さらに、シリンダ
ブロツク72はライナストツパ80、バルブ収容
部分28、ベース部分30およびクランクシヤフ
トの軸受10を有し、クランクシヤフトは軸受1
0に支持され、回転可能に案内される。
ツク72のシリンダキヤビテイ70内に挿入され
ている。ピストン12はシリンダライナ4内に収
容され、往復運動可能に案内され、上死点14と
下死点16間を往復運動する。さらに、シリンダ
ブロツク72はライナストツパ80、バルブ収容
部分28、ベース部分30およびクランクシヤフ
トの軸受10を有し、クランクシヤフトは軸受1
0に支持され、回転可能に案内される。
この内燃機関は中間ストツパ式のもので、ライ
ナストツパ80はシリンダキヤビテイ70の両端
の中間に形成されている。そして、シリンダライ
ナ4は円筒状外側部分54と円筒状内側部分52
からなり、円筒状外側部分54はライナストツパ
80の位置からシリンダヘツド46に向かつての
び、円筒状内側部分52はライナストツパ80の
位置からクランクシヤフトに向かつてのびる。さ
らに、シリンダライナ4の円筒状外側部分54の
最外端付近にエンドボス62が形成され、シリン
ダライナ4の円筒状外側部分54の最内端付近に
ストツパボス58が形成されている。
ナストツパ80はシリンダキヤビテイ70の両端
の中間に形成されている。そして、シリンダライ
ナ4は円筒状外側部分54と円筒状内側部分52
からなり、円筒状外側部分54はライナストツパ
80の位置からシリンダヘツド46に向かつての
び、円筒状内側部分52はライナストツパ80の
位置からクランクシヤフトに向かつてのびる。さ
らに、シリンダライナ4の円筒状外側部分54の
最外端付近にエンドボス62が形成され、シリン
ダライナ4の円筒状外側部分54の最内端付近に
ストツパボス58が形成されている。
第3図および第4図に示されているように、シ
リンダヘツド46はガスケツト44を介してシリ
ンダライナ4の頂端面に係合される。そして、締
付ボルト74によつてシリンダヘツド46とシリ
ンダブロツク72に連結され、シリンダヘツド4
6がシリンダライナ4に向かつて締め付けられ
る。したがつて、シリンダヘツド46によつてシ
リンダライナ4がシリンダキヤビテイ70内に押
し込まれ、ストツパボス58がシリンダキヤビテ
イ70のライナストツパ80と係合し、シリンダ
ライナ4の円筒状外側部分54が量(x−y)だ
け圧縮される。そして、エンドボス62がシリン
ダキヤビテイ70の内周面22にプレスばめされ
る。
リンダヘツド46はガスケツト44を介してシリ
ンダライナ4の頂端面に係合される。そして、締
付ボルト74によつてシリンダヘツド46とシリ
ンダブロツク72に連結され、シリンダヘツド4
6がシリンダライナ4に向かつて締め付けられ
る。したがつて、シリンダヘツド46によつてシ
リンダライナ4がシリンダキヤビテイ70内に押
し込まれ、ストツパボス58がシリンダキヤビテ
イ70のライナストツパ80と係合し、シリンダ
ライナ4の円筒状外側部分54が量(x−y)だ
け圧縮される。そして、エンドボス62がシリン
ダキヤビテイ70の内周面22にプレスばめされ
る。
エンドボス62は第1および第2環状面64を
有し、環状面64は互いに軸方向に間隔を置いて
配置され、その外径はライナ4のその他の部分の
それよりも大きく、エンドボス62がプレスばめ
されるシリンダキヤビテイ70の部分の内径より
もわずかに大きい。したがつて、シリンダライナ
4をシリンダキヤビテイ70内に押し込むと、エ
ンドボス62をシリンダキヤビテイ70の内周面
22にプレスばめすることができるものである。
一方、ストツパボス58の外径はエンドボス62
がプレスばめされるシリンダキヤビテイ70の部
分の内径よりも小さい。したがつて、シリンダラ
イナ4をシリンダキヤビテイ70内に挿入すると
き、ストツパボス58をエンドボス62がプレス
ばめされるシリンダキヤビテイ70の部分を通過
させることができる。
有し、環状面64は互いに軸方向に間隔を置いて
配置され、その外径はライナ4のその他の部分の
それよりも大きく、エンドボス62がプレスばめ
されるシリンダキヤビテイ70の部分の内径より
もわずかに大きい。したがつて、シリンダライナ
4をシリンダキヤビテイ70内に押し込むと、エ
ンドボス62をシリンダキヤビテイ70の内周面
22にプレスばめすることができるものである。
一方、ストツパボス58の外径はエンドボス62
がプレスばめされるシリンダキヤビテイ70の部
分の内径よりも小さい。したがつて、シリンダラ
イナ4をシリンダキヤビテイ70内に挿入すると
き、ストツパボス58をエンドボス62がプレス
ばめされるシリンダキヤビテイ70の部分を通過
させることができる。
さらに、シリンダライナ4の円筒状外側部分5
4の外周面に環状凹所26が形成され、環状凹所
26はエンドボス62とストツパボス58間の軸
方向距離にわたつて形成されている。そして、こ
の環状凹所26によつてライナ冷却流路90が形
成されている。したがつて、冷却流路90の冷却
剤によつてシリンダライナ4の外周面を冷却する
ことができる。環状凹所26および冷却流路90
の軸方向長さはシリンダライナ4全体の軸方向長
さの30%以下で30%に近い長さとしてある。
4の外周面に環状凹所26が形成され、環状凹所
26はエンドボス62とストツパボス58間の軸
方向距離にわたつて形成されている。そして、こ
の環状凹所26によつてライナ冷却流路90が形
成されている。したがつて、冷却流路90の冷却
剤によつてシリンダライナ4の外周面を冷却する
ことができる。環状凹所26および冷却流路90
の軸方向長さはシリンダライナ4全体の軸方向長
さの30%以下で30%に近い長さとしてある。
さらに、この内燃機関のシリンダライナ4につ
いては、その円筒状内側部分52が少なくともシ
リンダライナ4全体の軸方向長さのおよそ30%の
軸方向長さをもち、この円筒状内側部分52はシ
リンダキヤビテイ70の内周面と直接接触しな
い。したがつて、シリンダライナ4の円筒状内側
部分52とシリンダキヤビテイ70の内周面間に
一定長さの空間が形成され、この空間がそのまま
バルブの潤滑油の流路として使用されている。そ
して、燃料を制御するバルブがシリンダブロツク
72のバルブ収容部分28内に収容され、潤滑油
によつてそのバルブが潤滑される。潤滑油は第1
図の矢印32の方向に流れ、シリンダライナ4の
円筒状内側部分52とシリンダキヤビテイ70の
内周面間の空間を通り、シリンダブロツク72の
ベース部分30に流れる。
いては、その円筒状内側部分52が少なくともシ
リンダライナ4全体の軸方向長さのおよそ30%の
軸方向長さをもち、この円筒状内側部分52はシ
リンダキヤビテイ70の内周面と直接接触しな
い。したがつて、シリンダライナ4の円筒状内側
部分52とシリンダキヤビテイ70の内周面間に
一定長さの空間が形成され、この空間がそのまま
バルブの潤滑油の流路として使用されている。そ
して、燃料を制御するバルブがシリンダブロツク
72のバルブ収容部分28内に収容され、潤滑油
によつてそのバルブが潤滑される。潤滑油は第1
図の矢印32の方向に流れ、シリンダライナ4の
円筒状内側部分52とシリンダキヤビテイ70の
内周面間の空間を通り、シリンダブロツク72の
ベース部分30に流れる。
また、この内燃機関のシリンダライナ4につい
ては、そのエンドボス62に環状凹所66が形成
され、環状凹所66はエンドボス62の環状面6
4間に設けられている。そして、エンドボス62
がシリンダキヤビテイ70内にプレスばめされた
とき、可塑性をもつ材料76がその環状凹所66
に収容される。その後、この材料76が硬化さ
れ、エンドボス62がその環状面64間の軸方向
距離にわたつて半径方向に支持される。さらに、
円筒状外側部分54はシリンダキヤビテイ70の
環状壁78と近接する環状面82を有し、環状壁
78はライナストツパ80からクランクシヤフト
に向かつてのび、環状面82は環状壁78に対し
クリアランスが形成されるよう予め設定された距
離を置いて配置される。そして、硬化性プラスチ
ツク材料76がシリンダライナ4とシリンダキヤ
ビテイ70の環状壁78間に保持され、硬化性プ
ラスチツク材料76によつてストツパボス58の
内側の冷却剤シールが形成される。すなわち、ス
トツパボス58のクランクシヤフト側に冷却剤シ
ールが形成されるものである。なお、エンドボス
62の材料76と同様、エンドボス62がシリン
ダキヤビテイ70内にプレスばめされたとき、環
状面82と環状壁78間の材料76も可塑性をも
つている。そして、その後、この材料76が硬化
され、材料76によつてシリンダライナ4が半径
方向に支持される。したがつて、材料76によつ
てエンドボス62のプレスばめがさまたげられる
という問題は生じない。さらに、円筒状外側部分
54は硬化性プラスチツク材料76を保持するた
めの環状凹所61を有し、環状凹所61はストツ
パボス58の端面60と円筒状外側部分54の環
状面82間に形成されている。さらに、円筒状外
側部分54は深い環状凹所88を有し、深い環状
凹所88はストツパボス58の端面60と環状凹
所61間に形成されている。したがつて、シリン
ダライナ4がシリンダキヤビテイ70内に押し込
まれたとき、円筒状外側部分54の環状面82と
シリンダキヤビテイ70の環状壁78間の間隙か
ら押し出されたプラスチツク材料76を深い環状
凹所88に収容することができる。
ては、そのエンドボス62に環状凹所66が形成
され、環状凹所66はエンドボス62の環状面6
4間に設けられている。そして、エンドボス62
がシリンダキヤビテイ70内にプレスばめされた
とき、可塑性をもつ材料76がその環状凹所66
に収容される。その後、この材料76が硬化さ
れ、エンドボス62がその環状面64間の軸方向
距離にわたつて半径方向に支持される。さらに、
円筒状外側部分54はシリンダキヤビテイ70の
環状壁78と近接する環状面82を有し、環状壁
78はライナストツパ80からクランクシヤフト
に向かつてのび、環状面82は環状壁78に対し
クリアランスが形成されるよう予め設定された距
離を置いて配置される。そして、硬化性プラスチ
ツク材料76がシリンダライナ4とシリンダキヤ
ビテイ70の環状壁78間に保持され、硬化性プ
ラスチツク材料76によつてストツパボス58の
内側の冷却剤シールが形成される。すなわち、ス
トツパボス58のクランクシヤフト側に冷却剤シ
ールが形成されるものである。なお、エンドボス
62の材料76と同様、エンドボス62がシリン
ダキヤビテイ70内にプレスばめされたとき、環
状面82と環状壁78間の材料76も可塑性をも
つている。そして、その後、この材料76が硬化
され、材料76によつてシリンダライナ4が半径
方向に支持される。したがつて、材料76によつ
てエンドボス62のプレスばめがさまたげられる
という問題は生じない。さらに、円筒状外側部分
54は硬化性プラスチツク材料76を保持するた
めの環状凹所61を有し、環状凹所61はストツ
パボス58の端面60と円筒状外側部分54の環
状面82間に形成されている。さらに、円筒状外
側部分54は深い環状凹所88を有し、深い環状
凹所88はストツパボス58の端面60と環状凹
所61間に形成されている。したがつて、シリン
ダライナ4がシリンダキヤビテイ70内に押し込
まれたとき、円筒状外側部分54の環状面82と
シリンダキヤビテイ70の環状壁78間の間隙か
ら押し出されたプラスチツク材料76を深い環状
凹所88に収容することができる。
さらに、第5図に示されているように、シリン
ダライナ4のストツパボス58およびシリンダキ
ヤビテイ70のライナストツパ80については、
ストツパボス58の端面60はシリンダライナ4
の中心軸と直角の面96に対しストツパボス58
の外周縁に向かうに従つてライナストツパ80の
端面から遠ざかる方向に傾斜し、ライナストツパ
80の端面はシリンダキヤビテイ70の中心軸と
直角の面94に対しライナストツパ80の内周縁
84に向かうに従つてストツパボス58の端面6
0に接近する方向に傾斜している。したがつて、
シリンダライナ4がシリンダキヤビテイ70内に
押し込まれたとき、ライナストツパ80の内周縁
84をストツパボス58の端面60と接触させる
ことができる。ストツパボス58の外周縁がライ
ナストツパ80の端面と接触するおそれはない。
したがつて、シリンダライナ9の円筒状外側部分
54が量(x−y)だけ圧縮され、軸方向荷重を
受けても、円筒状外側部分54に大きい曲げモー
メントは作用しない。この結果、円筒状外側部分
54のゆがみを許容範囲内にとどめることができ
る。
ダライナ4のストツパボス58およびシリンダキ
ヤビテイ70のライナストツパ80については、
ストツパボス58の端面60はシリンダライナ4
の中心軸と直角の面96に対しストツパボス58
の外周縁に向かうに従つてライナストツパ80の
端面から遠ざかる方向に傾斜し、ライナストツパ
80の端面はシリンダキヤビテイ70の中心軸と
直角の面94に対しライナストツパ80の内周縁
84に向かうに従つてストツパボス58の端面6
0に接近する方向に傾斜している。したがつて、
シリンダライナ4がシリンダキヤビテイ70内に
押し込まれたとき、ライナストツパ80の内周縁
84をストツパボス58の端面60と接触させる
ことができる。ストツパボス58の外周縁がライ
ナストツパ80の端面と接触するおそれはない。
したがつて、シリンダライナ9の円筒状外側部分
54が量(x−y)だけ圧縮され、軸方向荷重を
受けても、円筒状外側部分54に大きい曲げモー
メントは作用しない。この結果、円筒状外側部分
54のゆがみを許容範囲内にとどめることができ
る。
なお、第2図のシリンダライナ4の各部分の実
際の寸法a,b,c,d.e.f.g,t1,t2,t3,t4,t5
は次のとおりである。
際の寸法a,b,c,d.e.f.g,t1,t2,t3,t4,t5
は次のとおりである。
寸法(mm)
a 132
b 108
c 4
d 4
e 12
f 68
g 12
t1 10.49
t2 9.49
t3 7.49
t4 9.99
t5 6.24
上記の寸法例から判るように、この実施例で
は、環状凹所26および冷却流路90の軸方向長
さfがシリンダライナ4全体の軸方向長さ(a+
b)のおよそ28%の長さにとどめられている。し
たがつて、従来の内燃機関と異なり、この内燃機
関はシリンダライナ4の冷却にともなう問題は生
じない。環状凹所26および冷却流路90の軸方
向長さがシリンダライナ4全体の軸方向長さの30
%以下で30%に近い長さにとどめられており、従
来の内燃機関のように大きい容量および大きさの
冷却剤供給装置を使用する必要はない。したがつ
て、小さい容量および大きさの冷却剤供給装置を
使用することができ、そのコストを低減させるこ
とができる。
は、環状凹所26および冷却流路90の軸方向長
さfがシリンダライナ4全体の軸方向長さ(a+
b)のおよそ28%の長さにとどめられている。し
たがつて、従来の内燃機関と異なり、この内燃機
関はシリンダライナ4の冷却にともなう問題は生
じない。環状凹所26および冷却流路90の軸方
向長さがシリンダライナ4全体の軸方向長さの30
%以下で30%に近い長さにとどめられており、従
来の内燃機関のように大きい容量および大きさの
冷却剤供給装置を使用する必要はない。したがつ
て、小さい容量および大きさの冷却剤供給装置を
使用することができ、そのコストを低減させるこ
とができる。
なお、冷却流路90の軸方向長さをシリンダラ
イナ4全体の軸方向長さの30%以下で30%に近い
長さにとどめるという構成において、この30%以
下という条件、および30%に近いという条件は
種々の検討および実験結果に基づいて導びき出さ
れたものである。
イナ4全体の軸方向長さの30%以下で30%に近い
長さにとどめるという構成において、この30%以
下という条件、および30%に近いという条件は
種々の検討および実験結果に基づいて導びき出さ
れたものである。
30%以下という条件については、円筒状内側部
分52の軸方向長さとの関係、および冷却剤供給
装置の容量および大きさが考慮され、この30%以
下という条件が選定された。すなわち、円筒状内
側部分52に少なくともシリンダライナ4全体の
軸方向長さのおよそ30%の軸方向長さをもたせる
には、シリンダライナ4の各部分の設計上、冷却
流路90の軸方向長さをシリンダライナ4全体の
軸方向長さの30%以下の長さにとどめることが好
ましい。しかも、冷却流路90の軸方向長さを短
かくすればする程、小さい容量および大きさの冷
却剤供給装置を使用することができ、この観点か
らも好ましいものである。
分52の軸方向長さとの関係、および冷却剤供給
装置の容量および大きさが考慮され、この30%以
下という条件が選定された。すなわち、円筒状内
側部分52に少なくともシリンダライナ4全体の
軸方向長さのおよそ30%の軸方向長さをもたせる
には、シリンダライナ4の各部分の設計上、冷却
流路90の軸方向長さをシリンダライナ4全体の
軸方向長さの30%以下の長さにとどめることが好
ましい。しかも、冷却流路90の軸方向長さを短
かくすればする程、小さい容量および大きさの冷
却剤供給装置を使用することができ、この観点か
らも好ましいものである。
そして、30%に近いという条件については、シ
リンダライナ4に対する冷却効果上、これはいわ
ゆるクリテイカリテイ(臨界的意義)をもつとこ
ろのものであるということができる。
リンダライナ4に対する冷却効果上、これはいわ
ゆるクリテイカリテイ(臨界的意義)をもつとこ
ろのものであるということができる。
第6図、第7図および第8図はこの30%に近い
という条件のクリテイカリテイを示すものであ
る。そして、第6図および第7図は、“ブルーエ
ンジン”と呼ばれているエンジンのシリンダライ
ナを熱分析したものである。“ブルーエンジン”
の場合、そのシリンダライナは9.5インチ(24.1
cm)の軸方向長さをもつ。そして、従来は5.5イ
ンチ(14.0cm)のクーリングジヤケツトが設けら
れていた。したがつて、シリンダライナ全体の軸
方向長さの50%以上にわたつてクーリングジヤケ
ツト、すなわち冷却流路が形成されていたもので
ある。第6図、第7図および第8図は5.5インチ
(14.0cm)のクーリングジヤケツトをどの程度短
くすることが可能であるかを導びき出したもの
で、第6図は2インチ(5.1cm)のクーリングジ
ヤケツトに対するシリンダライナの温度分布を示
す。第7図は3インチ(7.6cm)のクーリングジ
ヤケツトに対するシリンダライナの温度分布を示
す。エンジンの燃料については、シリンダ毎にサ
イクルあたり5.0Btu(1.3Kcal)の燃料が供給さ
れ、燃焼せしめられた。これは2400RPMの速度
で350HPの馬力を得ることができる燃料の量であ
る。そして、シリンダライナのクーリングジヤケ
ツトに冷却剤が流され、その速度(V)が
0.6ft/sec(18.3cm/sec)、1.0ft/sec(30.5cm/
sec)、1.4ft/sec(42.7cm/sec)、および1.9ft/
sec(57.9cm/sec)に調整された。
という条件のクリテイカリテイを示すものであ
る。そして、第6図および第7図は、“ブルーエ
ンジン”と呼ばれているエンジンのシリンダライ
ナを熱分析したものである。“ブルーエンジン”
の場合、そのシリンダライナは9.5インチ(24.1
cm)の軸方向長さをもつ。そして、従来は5.5イ
ンチ(14.0cm)のクーリングジヤケツトが設けら
れていた。したがつて、シリンダライナ全体の軸
方向長さの50%以上にわたつてクーリングジヤケ
ツト、すなわち冷却流路が形成されていたもので
ある。第6図、第7図および第8図は5.5インチ
(14.0cm)のクーリングジヤケツトをどの程度短
くすることが可能であるかを導びき出したもの
で、第6図は2インチ(5.1cm)のクーリングジ
ヤケツトに対するシリンダライナの温度分布を示
す。第7図は3インチ(7.6cm)のクーリングジ
ヤケツトに対するシリンダライナの温度分布を示
す。エンジンの燃料については、シリンダ毎にサ
イクルあたり5.0Btu(1.3Kcal)の燃料が供給さ
れ、燃焼せしめられた。これは2400RPMの速度
で350HPの馬力を得ることができる燃料の量であ
る。そして、シリンダライナのクーリングジヤケ
ツトに冷却剤が流され、その速度(V)が
0.6ft/sec(18.3cm/sec)、1.0ft/sec(30.5cm/
sec)、1.4ft/sec(42.7cm/sec)、および1.9ft/
sec(57.9cm/sec)に調整された。
この結果、第6図に示されているように、2イ
ンチ(5.1cm)のクーリングジヤケツトの場合、
冷却剤の速度(V)に関係なく、シリンダライナ
の大部分にわたつて300〓(149℃)以上の温度が
示された。エンジンのシリンダライナにとつて、
これは許容されない温度である。特に、第3図に
示されているように、普通、シリンダライナ4の
ストツパボス58の位置に耐熱プラスチツク材料
76が充填され、これによつて冷却流路90がシ
ールされる。このシール材料として最も一般に使
用されているのは、窒素化合物である。しかしな
がら、たとえ耐熱性の高い窒素化合物であつて
も、それが耐えることができるのは300〓(149
℃)の温度までである。それ以上の温度に達する
と、窒素化合物が変質し、そのシール効果が損な
われる。第8図はこのシール領域の温度範囲と窒
素化合物の温度限界を示す。第6図に示されてい
るように、2インチ(5.1cm)のクーリングジヤ
ケツトの場合、ストツパボス58の位置の温度は
350〓(177℃)以上の温度に達する。したがつ
て、第8図に示されているように、シール領域の
温度も300〓(149℃)以上の温度になる。これに
対し、第7図に示されているように、3インチ
(7.6cm)のクーリングジヤケツトの場合、冷却剤
を1.0ft/sec(30.5cm/sec)またはそれ以上の速
度で流したとき、シリンダライナの大部分にわた
つてその温度が300〓(149℃)以下にとどめられ
ることが示された。したがつて、第8図に示され
ているように、シール領域の温度も300〓(149
℃)以下の温度にとどめられる。したがつて、シ
ール材料が変質せず、そのシール効果は損なわれ
ない。
ンチ(5.1cm)のクーリングジヤケツトの場合、
冷却剤の速度(V)に関係なく、シリンダライナ
の大部分にわたつて300〓(149℃)以上の温度が
示された。エンジンのシリンダライナにとつて、
これは許容されない温度である。特に、第3図に
示されているように、普通、シリンダライナ4の
ストツパボス58の位置に耐熱プラスチツク材料
76が充填され、これによつて冷却流路90がシ
ールされる。このシール材料として最も一般に使
用されているのは、窒素化合物である。しかしな
がら、たとえ耐熱性の高い窒素化合物であつて
も、それが耐えることができるのは300〓(149
℃)の温度までである。それ以上の温度に達する
と、窒素化合物が変質し、そのシール効果が損な
われる。第8図はこのシール領域の温度範囲と窒
素化合物の温度限界を示す。第6図に示されてい
るように、2インチ(5.1cm)のクーリングジヤ
ケツトの場合、ストツパボス58の位置の温度は
350〓(177℃)以上の温度に達する。したがつ
て、第8図に示されているように、シール領域の
温度も300〓(149℃)以上の温度になる。これに
対し、第7図に示されているように、3インチ
(7.6cm)のクーリングジヤケツトの場合、冷却剤
を1.0ft/sec(30.5cm/sec)またはそれ以上の速
度で流したとき、シリンダライナの大部分にわた
つてその温度が300〓(149℃)以下にとどめられ
ることが示された。したがつて、第8図に示され
ているように、シール領域の温度も300〓(149
℃)以下の温度にとどめられる。したがつて、シ
ール材料が変質せず、そのシール効果は損なわれ
ない。
したがつて、従来の5.5インチ(14.0cm)のク
ーリングジヤケツトを2インチ(5.1cm)まで減
少させるのは許容されないが、これを3インチ
(7.6cm)まで減少させるのは可能であるというこ
とが判る。シリンダライナの軸方向長さは9.5イ
ンチ(24.1cm)であり、2インチ(5.1cm)はシ
リンダライナの軸方向長さのおよそ20%に相当す
る。そして、3インチ(7.6cm)はシリンダライ
ナの軸方向長さのおよそ30%である。したがつ
て、クーリングジヤケツト、すなわち冷却流路の
軸方向長さの条件としてシリンダライナ全体の軸
方向長さの30%に近いという条件が好ましいこと
が理解されよう。
ーリングジヤケツトを2インチ(5.1cm)まで減
少させるのは許容されないが、これを3インチ
(7.6cm)まで減少させるのは可能であるというこ
とが判る。シリンダライナの軸方向長さは9.5イ
ンチ(24.1cm)であり、2インチ(5.1cm)はシ
リンダライナの軸方向長さのおよそ20%に相当す
る。そして、3インチ(7.6cm)はシリンダライ
ナの軸方向長さのおよそ30%である。したがつ
て、クーリングジヤケツト、すなわち冷却流路の
軸方向長さの条件としてシリンダライナ全体の軸
方向長さの30%に近いという条件が好ましいこと
が理解されよう。
前述した実施例のおよそ28%という数値はシリ
ンダライナ4全体の軸方向長さの30%以下という
条件、および30%に近いという条件をみたす最も
適当な数値の一例である。
ンダライナ4全体の軸方向長さの30%以下という
条件、および30%に近いという条件をみたす最も
適当な数値の一例である。
さらに、この内燃機関の場合、シリンダライナ
4の円筒状内側部分52が少なくともシリンダラ
イナ4全体の軸方向長さのおよそ30%の軸方向長
さをもち、この円筒状内側部分52はシリンダキ
ヤビテイ70の内周面に直接接触しない。したが
つて、シリンダライナ4の円筒状内側部分52と
シリンダキヤビテイ70の内周面間の空間を有効
に利用し、これをそのまま潤滑油の流路として使
用することができる。したがつて、シリンダブロ
ツク2の壁内に特別に潤滑油の流路を形成する必
要はない。したがつて、シリンダブロツク2の壁
厚を小さくすることができ、そのコストを低減す
ることができる。しかも、これに伴い、シリンダ
ブロツク2の重量を小さくすることができ、内燃
機関の設計上極めて好ましい。なお、シリンダラ
イナ4の円筒状内側部分52に少なくともシリン
ダライナ4全体の軸方向長さのおよそ30%の軸方
向長さをもたせ、シリンダライナ4の円筒状内側
部分52とシリンダキヤビテイ70の内周面間の
空間を潤滑油の流路として使用するのは、円筒状
外側部分54の冷却流路90の軸方向長さをシリ
ンダライナ4全体の軸方向長さの30%以下の長さ
にとどめることによつて可能となつたものであ
る。
4の円筒状内側部分52が少なくともシリンダラ
イナ4全体の軸方向長さのおよそ30%の軸方向長
さをもち、この円筒状内側部分52はシリンダキ
ヤビテイ70の内周面に直接接触しない。したが
つて、シリンダライナ4の円筒状内側部分52と
シリンダキヤビテイ70の内周面間の空間を有効
に利用し、これをそのまま潤滑油の流路として使
用することができる。したがつて、シリンダブロ
ツク2の壁内に特別に潤滑油の流路を形成する必
要はない。したがつて、シリンダブロツク2の壁
厚を小さくすることができ、そのコストを低減す
ることができる。しかも、これに伴い、シリンダ
ブロツク2の重量を小さくすることができ、内燃
機関の設計上極めて好ましい。なお、シリンダラ
イナ4の円筒状内側部分52に少なくともシリン
ダライナ4全体の軸方向長さのおよそ30%の軸方
向長さをもたせ、シリンダライナ4の円筒状内側
部分52とシリンダキヤビテイ70の内周面間の
空間を潤滑油の流路として使用するのは、円筒状
外側部分54の冷却流路90の軸方向長さをシリ
ンダライナ4全体の軸方向長さの30%以下の長さ
にとどめることによつて可能となつたものであ
る。
発明の効果
以上説明したように、この発明は、シリンダラ
イナ4の環状凹所26によつてライナ冷却流路9
0を形成した内燃機関において、環状凹所26お
よび冷却流路90をシリンダライナ4全体の軸方
向長さのおよそ50%以上の軸方向長さにわたつて
形成するという従来の固定概念を打破し、環状凹
所26の軸方向長さをシリンダライナ4全体の軸
方向長さの30%以下で30%に近い長さとしたか
ら、従来の内燃機関のように大きい容量および大
きさの冷却剤供給装置を使用する必要はない。小
さい容量および大きさの冷却剤供給装置を使用す
ることができる。したがつて、そのコストを低減
することができる。
イナ4の環状凹所26によつてライナ冷却流路9
0を形成した内燃機関において、環状凹所26お
よび冷却流路90をシリンダライナ4全体の軸方
向長さのおよそ50%以上の軸方向長さにわたつて
形成するという従来の固定概念を打破し、環状凹
所26の軸方向長さをシリンダライナ4全体の軸
方向長さの30%以下で30%に近い長さとしたか
ら、従来の内燃機関のように大きい容量および大
きさの冷却剤供給装置を使用する必要はない。小
さい容量および大きさの冷却剤供給装置を使用す
ることができる。したがつて、そのコストを低減
することができる。
さらに、この発明は、シリンダライナ4の円筒
状内側部分52をシリンダキヤビテイ70の内周
面と直接接触させず、この円筒状内側部分52に
少なくともシリンダライナ4全体の軸方向長さの
およそ30%の軸方向長さをもたせたから、シリン
ダライナ4の円筒状内側部分52とシリンダキヤ
ビテイ70の内周面間の空間を有効に利用し、こ
れをそのまま潤滑油の流路として使用することが
できる。したがつて、シリンダブロツク2の壁内
に特別に潤滑油の流路を形成する必要はなく、シ
リンダブロツク2の壁厚を小さくすることがで
き、そのコストを低減することができる。しか
も、これに伴い、シリンダブロツク2の重量を小
さくすることができ、内燃機関の設計上極めて好
ましい。この円筒状内側部分52に少なくともシ
リンダライナ4全体の軸方向長さのおよそ30%の
軸方向長さをもたせ、シリンダライナ4の円筒状
内側部分52とシリンダキヤビテイ70の内周面
間の空間を潤滑油の流路として使用するのは、円
筒状外側部分54の冷却流路90の軸方向長さを
シリンダライナ4全体の軸方向長さの30%以下の
長さにとどめることによつて可能となつたもので
ある。
状内側部分52をシリンダキヤビテイ70の内周
面と直接接触させず、この円筒状内側部分52に
少なくともシリンダライナ4全体の軸方向長さの
およそ30%の軸方向長さをもたせたから、シリン
ダライナ4の円筒状内側部分52とシリンダキヤ
ビテイ70の内周面間の空間を有効に利用し、こ
れをそのまま潤滑油の流路として使用することが
できる。したがつて、シリンダブロツク2の壁内
に特別に潤滑油の流路を形成する必要はなく、シ
リンダブロツク2の壁厚を小さくすることがで
き、そのコストを低減することができる。しか
も、これに伴い、シリンダブロツク2の重量を小
さくすることができ、内燃機関の設計上極めて好
ましい。この円筒状内側部分52に少なくともシ
リンダライナ4全体の軸方向長さのおよそ30%の
軸方向長さをもたせ、シリンダライナ4の円筒状
内側部分52とシリンダキヤビテイ70の内周面
間の空間を潤滑油の流路として使用するのは、円
筒状外側部分54の冷却流路90の軸方向長さを
シリンダライナ4全体の軸方向長さの30%以下の
長さにとどめることによつて可能となつたもので
ある。
第1図はこの発明の実施例を示す縦断面図、第
2図は第1図のシリンダライナの一部断面側面
図、第3図は第1図のシリンダライナの組み付け
前の状態を示す拡大断面図、第4図は第1図のシ
リンダライナの組み付け後の状態を示す拡大断面
図、第5図は第1図のストツパボスとライナスト
ツパの関係を示す拡大断面図、第6図は20%の冷
却流路に対するシリンダライナの温度分布を示す
説明図、第7図は30%の冷却流路に対するシリン
ダライナの温度分布を示す説明図、第8図は冷却
流路シール領域の温度範囲とシール材料の温度限
界を示すグラフである。 4……シリンダライナ、12……ピストン、2
6……環状凹所、46……シリンダヘツド、52
……円筒状内側部分、54……円筒状外側部分、
58……ストツパボス、62……エンドボス、7
0……シリンダキヤビテイ、80……ライナスト
ツパ、90……ライナ冷却流路。
2図は第1図のシリンダライナの一部断面側面
図、第3図は第1図のシリンダライナの組み付け
前の状態を示す拡大断面図、第4図は第1図のシ
リンダライナの組み付け後の状態を示す拡大断面
図、第5図は第1図のストツパボスとライナスト
ツパの関係を示す拡大断面図、第6図は20%の冷
却流路に対するシリンダライナの温度分布を示す
説明図、第7図は30%の冷却流路に対するシリン
ダライナの温度分布を示す説明図、第8図は冷却
流路シール領域の温度範囲とシール材料の温度限
界を示すグラフである。 4……シリンダライナ、12……ピストン、2
6……環状凹所、46……シリンダヘツド、52
……円筒状内側部分、54……円筒状外側部分、
58……ストツパボス、62……エンドボス、7
0……シリンダキヤビテイ、80……ライナスト
ツパ、90……ライナ冷却流路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シリンダキヤビテイ70の両端の中間にライ
ナストツパ80を形成し、ピストン12を往復運
動可能に収容するための円筒状外側部分54と円
筒状内側部分52からなるシリンダライナ4を前
記シリンダキヤビテイ70内に挿入し、前記シリ
ンダライナ4の円筒状外側部分54の最外端付近
にエンドボス62を形成し、前記シリンダライナ
4の円筒状外側部分54の最内端付近にストツパ
ボス58を形成し、前記円筒状外側部分54の頂
端面と係合させたシリンダヘツド46によつて前
記シリンダライナ4を前記シリンダキヤビテイ7
0内に押し込み、前記ストツパボス58を前記シ
リンダキヤビテイ70のライナストツパ80と係
合させ、前記エンドボス62を前記シリンダキヤ
ビテイ70の内周面にプレスばめし、さらに実質
上前記エンドボス62と前記ストツパボス58間
の軸方向距離にわたつて前記円筒状外側部分54
の外周面に環状凹所26を形成し、前記環状凹所
26によつてライナ冷却流路90を形成し、前記
冷却流路90の冷却剤によつて前記シリンダライ
ナ4の外周面を冷却するようにした内燃機関にお
いて、 前記環状凹所26の軸方向長さを前記シリンダ
ライナ4全体の軸方向長さの30%以下で30%に近
い長さとし、 前記円筒状内側部分52を前記シリンダキヤビ
テイ70の内周面と直接接触させず、前記円筒状
内側部分52に少なくとも前記シリンダライナ4
全体の軸方向長さのおよそ30%の軸方向長さをも
たせたことを特徴とする内燃機関。 2 前記エンドボス62は、 互いに軸方向に間隔を置いて配置された第1お
よび第2環状面64を有し、前記環状面64の外
径は前記ライナ4のその他の部分のそれよりも大
きく、前記エンドボス62がプレスばめされるシ
リンダキヤビテイ70の部分の内径よりもわずか
に大きい特許請求の範囲第1項に記載の内燃機
関。 3 前記ストツパボス58の外径は前記エンドボ
ス62がプレスばめされるシリンダキヤビテイ7
0の部分の内径よりも小さく、前記ライナ4が前
記シリンダキヤビテイ70内に挿入されるとき、
前記ストツパボス58を前記エンドボス62がプ
レスばめされるシリンダキヤビテイ70の部分を
通過させることができるようにした特許請求の範
囲第2項に記載の内燃機関。 4 前記シリンダキヤビテイ70は前記ライナス
トツパ80からクランクシヤフトに向かつてのび
る環状壁78を有し、前記円筒状外側部分54は
硬化性プラスチツク材料76を前記ライナ4と前
記シリンダキヤビテイ70の環状壁78間に保持
するための環状面82を有し、前記硬化性プラス
チツク材料76によつて前記ストツパボス58の
内側の冷却剤シールを形成するとともに、前記エ
ンドボス62のプレスばめをさまたげず、前記ラ
イナ4を半径方向に支持し、前記円筒状外側部分
54の環状面82は前記シリンダキヤビテイ70
の環状壁78と近接し、この環状壁78に対しク
リアランスが形成されるよう予め設定された距離
を置いて配置されている特許請求の範囲第1項に
記載の内燃機関。 5 前記円筒状外側部分54は硬化性プラスチツ
ク材料76を保持するための前記ストツパボス5
8の端面60と前記円筒状外側部分54の環状面
82間の環状凹所61、および前記ライナ4が前
記シリンダキヤビテイ70内に押し込まれたとき
前記円筒状外側部分54の環状面82と前記環状
壁78間の間隙から押し出されたプラスチツク材
料76を収容するための前記ストツパボス58の
端面60と前記環状凹所61間の深い環状凹所8
8を有する特許請求の範囲第4項に記載の内燃機
関。 6 前記エンドボス62はその環状面64間の環
状凹所66を有し、前記エンドボス62が前記シ
リンダキヤビテイ70内にプレスばめされたと
き、可塑性をもつ材料76がその環状凹所66に
収容され、その後この材料76が硬化され、前記
エンドボス62がその環状面64間の軸方向距離
にわたつて半径方向に支持されるようにした特許
請求の範囲第2項に記載の内燃機関。
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