JPS6230548A - 固まる乾燥剤 - Google Patents

固まる乾燥剤

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JPS6230548A
JPS6230548A JP17048085A JP17048085A JPS6230548A JP S6230548 A JPS6230548 A JP S6230548A JP 17048085 A JP17048085 A JP 17048085A JP 17048085 A JP17048085 A JP 17048085A JP S6230548 A JPS6230548 A JP S6230548A
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JP
Japan
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water
alkaline
sodium
solid
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JP17048085A
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English (en)
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Toshiko Matsushita
松下 敏子
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ASAHI JUSHI SANGYO KK
Original Assignee
ASAHI JUSHI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、衣装箱用、箪笥類、ロッカー類等の家具用、
押入れ、納戸等の収納場所用の乾燥剤に関する。
従来技術とその問題点 固まる乾燥剤としては、M解性で吸湿性の固型薬剤に、
吸水性で固化する焼石こう、その他等の薬剤を多量に混
合した乾燥剤が市販され【いるが、透湿性に劣る包装材
に内装されておシ、それ程の成果を挙げていない。
その理由は、吸湿性の固型薬剤と、吸水性の薬剤との配
合割合以外にも問題があるからではないかと思われる。
この市販品の場合、塩化カルシウムニ水塩(潮解性、吸
湿性)が吸湿し、最後に大水塩となシ、29.5℃以上
で水溶液になると、焼石こう、その他等の吸水性薬剤に
吸収され、該吸水性薬剤は塩化カルシウム塩の水分を吸
収して石こうとなって固化する。水分を失なった塩化カ
ルシウム塩は、再び吸湿して水溶液とな)、上記吸水性
薬剤がすべて石こうとなって固化しても、吸湿性の強い
塩化カルシウム塩は吸湿を続け、最後に水溶液とな)、
水溶液になっても、さらに吸湿して酸性を呈する液体に
なる丸め、危険であって好ましくない。
問題点を解決する丸めの手段 本発明は、上記従来技術、衣料品に変色、褪色等の損傷
を生じさせないこと、吸湿すると酸性を呈する液体釦な
る塩化カルシウム塩水溶液の欠点である危険を除去する
ために中和して固化せしめる乾燥剤であることが必要で
あること、固化した後は不溶性であること、衣料品用、
衣服用等にあっては、着色性の指示薬や物質を使用でき
ないこと等の諸条件を満足し、さらには固化することに
より、吸湿を目や手で確認でき、しかも、吸水率の大き
いことが必要であるという条件を満足しなければならな
いことに着目してなしたものである。
本発明は、強酸と弱アルカリの化合物であって、吸湿性
、潮解性で水溶液が酸性を呈する固型薬剤(塊状物を粒
状にしたもの又は粒状)と、強アルカリと弱酸の化合・
物であって、吸湿性、水g性(一部側解性を混合するこ
ともある)で水溶液がアルカリ性を呈する一種又は複数
種の薬剤とを混合使用又は併用し、湿気の存在下におい
て反応せしめ、硅酸カルシウム塩のような中性の不溶性
固化物を生成せしめると共に、分離した水分を一種又は
複数棟の吸湿性、水溶性(一部側解性を混合することも
ある)の固型薬剤に吸収せしめ、吸湿性、潮解性で水溶
液が酸性を呈する固型薬剤がすべて水溶液とな9、反応
して固化し、最後に酸性を呈する水溶液が生成されない
ように構成したものである。
作用 本発明は、上記手段からなるので、化学的に吸湿による
水分が利用され、酸・アルカリ性反応・イオン交換・中
和固化反応(沈澱反応)によシ、不溶性の中性塩の固化
物がつくられ、分離した水分は、吸湿性、水d性(一部
側解性を混合することもある)の−棟又は複数種のアル
カリ性固型薬剤に吸収され、吸湿性、潮解性で水溶液が
酸性f:呈する固型薬剤が全て水溶液となシ、反応して
固化する。
実施例 本発明の実施例を使用可能な薬剤、化学反応などの順に
説明する。
使用可能な吸湿性、r4A解性て水溶液が酸性を呈する
固互薬剤とし【は、吸湿性、潮解性で吸水率の高い塩化
カルシウム塩の二水塩(粒状)が最適である。又、無水
塩(塊状物を破砕して粒状にしたもの)も使用できる。
アルカリ性を呈する固型薬剤としては、吸湿性、水溶性
で塩化カルシウム塩水溶液と酸・アルカリ性反応・イオ
ン交換・中和固化反応(沈澱反応)を起こして不溶性の
中性の固化物をつくりやすい硅酸ナトリウム塩の無水塩
(普通、メタ硅酸ナトリウム塩の無水塩)が最適でちる
硅酸ナトリウム塩は、粉状又は粉末状があるが、粒状の
ほうが好ましい。無水硅酸ナトリウム塩の単独使用のほ
かに塩化カルシウム塩水溶液を吸収し溶解して反応を早
めるために他の薬剤、たとえば、無水炭酸ナトリウム塩
(ソーダ灰)の粉末又は潮解性を呈する水酸化ナトリウ
ム(苛性ソーダ)の粉末、その他のアルカリ性を呈する
固型薬剤を硅酸ヂトリウム塩に一部混合使用する場合も
ある。
塩化カルシウム塩は、白色かつ潮解性で吸湿して六水塩
となり、29.5℃以上で固体から透明な液体となシ、
液体になってもさらに吸湿を続ける強力な吸湿性を発揮
する薬剤で、二水塩の分子量は129.006、無水塩
の分子量は110゜99でちる。しかし、液体になると
酸性を呈して危険であるから、乾燥剤として提供するに
は、湿気の存在下で吸湿せしめ、その水分の存在下で他
のアルカリ性固型薬剤を溶解し、酸・アルカリ性反応・
イオン交換・中和同化反応(沈澱反応)をせしめて、不
溶性の中性の固化塩をっ〈)、分離した水分を予め多め
に配合したアルカリ性固型薬剤に吸収せしめることが望
ましい。
塩化カルシウム塩の無水塩は、水への溶解度が74、5
 t/ 100 F (水)20℃である。
アルカリ性固型薬剤の主剤である無水硅酸ナトリウム塩
NazO8ioz (Na2Sfo3)は、主としてメ
タ硅酸ナトリウム塩(NazSin3)である。無水塩
の分子量は123.063である。水和物もあるが、無
水塩は、石英と炭酸す)IJウム塩との混合物を100
0℃で溶融した後に固化してつくる。水に可溶、水溶液
は加水分解を起こしてアルカリ性を呈する。又、ナ) 
IJウムの含有量の多いものほど水に溶解しやすい。
加水分解の反応式を記すと、 2Na2 S iOa + FhOd Na2S 1z
os + 2NaOH硅酸ナトリウム塩の濃い水溶液が
、いわゆる水ガラスである。硅酸ナトリウム塩は、メタ
硅酸ナトリウム塩(Na2 S 103)のほか、オル
ト硅酸ナトリウム塩(Na 4 S104 ) 、メタ
硅酸ナトリウム塩(Na25iOs )、メタ四硅酸ナ
トリウム塩(Na25iO9)などがある。(オルト硅
酸す) IJウム塩を湿気の存在下で使用すると水加物
をつくる)。メタ硅酸ナトリウム塩の無水塩は、吸湿性
があ)、水分を吸収して安定な5水加物となプ、さらに
水を加えると、安定な9水加物になる。このようによく
水分を吸収する。
湿気の存在下における塩化カルシウム塩とメタ硅酸ナト
リウム塩との反応式を記すと、Na2 S i03 +
 Cac12→CaS i03 +2Naclとなシ、
中性の食塩と不溶性の中性な硅酸カルシウム塩となシ、
中和され、固化し、水に不溶となる。この際メタ硅酸ナ
トリウム塩は、反応して多少体積を増して固化する。分
離した水分は、メタ硅酸ナトリウム塩に吸収される。硅
酸カルシウム塩は酸に不溶である。メタ硅酸ナトリウム
塩の無水塩は、粒状又は粉末状であるが、粒状のほうが
好ましい。ただし、反応は遅い。
従って、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)のような潮解
性の強い強アルカリ性の粉末か粒状物にしたものを加え
るか、当初よジナトリウム塩の含有量の多いもの、即ち
、アルカリ性の強い硅酸ナトリウム塩を使用するか、炭
酸ナトリウム無水塩(ソーダ灰)寺を加えておけば、塩
化カルシウム塩水溶液を吸収して溶解し、反応するため
に同化が促進される。特にその作用が効果的なものとし
ては、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)がある。水酸化
ナトリウムは、水にて加水分解し【強いアルカリ性を呈
する。その反応式を記すと、 NaOH−+Na  + OH− となシ、強いアルカリ性を呈する。水酸化ナトリウムは
蛋白質を溶解し、その反応が大変機しいため、とくに製
造時に注意を必要とする。その点・、その作用が遅くと
も、吸湿性かつ水溶性で、水溶液がアルカリ性を呈する
無水炭酸ナトリウム塩(ソーダ灰、白色粉末、NazC
Oa)が好ましい。無水炭酸ナトリウム塩は、吸湿性が
あシ、空気中の水分を1分子徐々に吸収して1水和物(
NazCOa・H2O)となって安定する。
水に易溶である。10水和物(NazCOa−10H2
0)は、洗濯ソーダと呼ばれ、空気中で風解して水分を
失ない、1水和物(Na2C03・H2O)となって安
定する。他に7水和物もちゃ、ともに水に易溶である。
無水炭酸ナトリウム塩の分子量は、105.989であ
る。又該ナトリウム塩は、水分の存在下において二酸化
炭素(炭酸ガス)を吸収して炭酸ナトリウム塩(重a)
に変化する。反応式を記すと、 Na 2 CO3+ CO2+ H20→2 NaHC
O3である。炭酸ナトリウム塩の水溶液を32℃以下で
結晶させると、lO水和物(NazCOa・10H20
,無色単針晶系)となシ、32〜35℃では7水和物(
NazCOs ・7HzOp無色斜入晶系)となシ、3
5℃以上では1水和物(無色斜入晶系)を析出する。
酸性を呈する塩化カルシウム塩水溶液と、無水炭酸ナト
リウム塩との反応について記すと、塩化カルシウム塩水
溶液を吸収して無水炭酸ナトリウム塩は溶解し、酸性を
呈する塩化カルシウム塩と酸・アルカリ反応・イオン交
換・中和固化反応(沈澱反応)を起むして中性の食塩と
、中性で水に不溶の炭酸カルシウム塩となる。炭酸カル
シウム塩は、酸に易溶である。この際二酸化炭素(炭酸
ガス)を発生する。反応式を記すと、 Na2CO3+Cac/2−→2NacA!+CaC0
aおいて CaC0a +2Hcl −→CacJ2 +H20+
CO2炭酸カルシウム塩は、硅酸ナトリウム塩のように
固くはならないので、硅酸ナトリウム塩に混合して吸収
、反応促進剤としての役割を発揮させるに最適でちる。
無水炭酸ナトリウム塩(ソーダ灰)を使用し、炭酸カル
シウム塩として固化した場合、分離した水は、硅酸ナト
リウム塩を使用した硅酸カルシウム塩のように水を巻き
込まないために水が上部に分離する。メタ硅酸ナトリウ
ム塩の場合は、下部が多少湿気を帯びた状態である。又
、上記アルカリ性固型薬剤としては、ナトリウム塩のほ
か、カリウム塩、リチウム塩、ルビジウム塩、セシウム
塩、72ンシウム塩のようなアルカリ金属元素の塩も水
に可溶であるが、高価なために一般的でない。
しかし、使用可能である。このうち、カリウム塩がナト
リウム塩に次いで入手しやすく安価である。
アルカリ性固型薬剤と、塩化カルシウム塩との配合割合
は、塩化カルシウム塩1に対してアルカリ性固型薬剤を
1〜3前後(分子量比)というように同じにするか、或
いはアルカリ性固型薬剤を多くする。アルカリ性固型薬
剤を多くする理由は、塩化カルシウム塩が大水塩になら
ないと液化しないために1中和に必要な分量に分離され
た水分を吸収せしめる必要があるからである。実験の結
果、両者が1:1の分子量比であっても、水分を分離し
ていないように視認できるが、これは、アルカリ性固型
薬剤が水分と水加物をつくっているためではなく、水分
を巻き込んで固まってしまうようになるからであると考
えられる。そのため、アルカリ性固型薬剤の上層は乾燥
しているように見え、下層は湿っているように見える。
しかして、塩化カルシウム塩と、アルカリ性固凰薬剤と
の配合割合は、乾燥剤の使用場所に応じて決定するもの
で、前記数値は一例を示したにすぎない。
塩化カルシウム塩の二水塩(粒状)と、硅酸ナトリウム
塩の無水塩(他のアルカリ性薬剤を一部混合することも
ある)とを混合使用すると、塩化カルシウム塩の強力な
吸湿性(潮解性で吸湿性)及び硅酸ナトリウム塩の無水
塩の吸湿性によシ、衣料品、衣服等を乾燥することがで
きると共に、塩化カルシウム塩は、湿気の存在下におい
て大水塩となって水溶液になシ、酸性を呈するが、アル
カリ性である硅酸ナトリウム塩を溶解して反応し、酸・
アルカリ性・イオン交換・中和固化反応(沈澱反応)を
起こし、不溶性の硅酸カルシウム塩となって固化し、分
離した水分を吸収し、アルカリ性固型薬剤は体積を増加
して固化する。残った多めのアルカリ性固型薬剤社、こ
れ以上溶解しないので安全である。
また、塩化カルシウム塩の二水塩と、イ圭酸ナトリウム
塩の無水塩単体及びその他のアルカリ性固型薬剤(たと
えば、無水炭酸ナトリウム塩等)を混合したものとの併
用使用の場合は、前者が湿気の存在下において大水塩と
なり、水溶液になること、及び後者の吸湿性、水溶性な
どを考慮して、前者を薬剤容器の上段に、前者と同じか
、前者よシも多めの後者を下段にそれぞれ収容し、前者
が後者に滴下浸透する仁とによる後者の溶解、さらに酸
・アルカリ性・イオン交換・中和固化反応(沈澱反応)
により、中性の硅酸カルシウム塩等が生成されて固化し
、安全なものKなる。従って、薬剤容器が倒れても、酸
性を呈する塩化カルシウム塩の大水塩の水溶液が流出す
心配が解消する。
しかして、アルカリ性固型薬剤に吸水剤、増量剤、空隙
保持剤等を必要に応じて混合使用することも考えられる
ので、該固型薬剤の吸湿性、吸水性等を助長する目的で
、空隙保持剤を混合使用する場合について若干説明する
アルカリ性固型薬剤に混合する空隙保持剤(又は増1剤
)としては、塩化カルシウム塩が潮解性であることを考
慮して、全く吸水性がなく、水加物、水和物などをつく
らない耐酸性、耐アルカリ性の薬剤が使用に適している
。その−例を挙げれば、炭酸カルシウム塩(CaCO5
)の結晶状の粒状物(5m径位)が最適である。炭酸カ
ルシウム塩(分子量100.09 )は、無色又は白色
の純度の良いものが産出されているので使用するのに好
都合である。炭酸カルシウム塩は、酸に溶解して二酸化
炭素(炭酸ガス)を発生し、一方、塩化カルシウム塩は
、水溶液が酸性を呈する。しかし、両者は同じ元素(C
a)のために反応することがなく、炭酸カルシウム塩を
安定した空隙保持剤(または増量剤)として使用するこ
とができる。炭酸カルシウム塩は、無水塩の状態であれ
ば、アルカリ性固型薬剤ともなんら反応せず、又水分が
存在しても反応しにくいし、水分を含ま外いために商品
在庫中に塩化カルシウム塩を潮解せしめる心配もない。
その他、空隙保持剤又は増量剤として使用可能なものは
、合成例’、+’tr粒(ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、発泡スチロール、その他等)、炭酸カルシウム塩を
ポリエチレン樹脂或いはポリプロピレン樹脂で固めてペ
レクト状にしたものなどがある。
結局、アルカリ性固型薬剤としては、経済性の面も考慮
して、硅酸ナトリウム塩の無水塩又は一部炭酸ナトリウ
ム塩無水塩の混合使用が合理的であって、最もすぐれて
いると思われる。
発明の効果 本発明はA以上の構成からなるので、イヒ学的に吸湿に
よる水分が利用され、酸・アルカリ性反応・イオン交換
・中和固化反応によシ、中性の安定な不溶性の塩をつ<
シ、分離し九水分を吸湿性、水溶性のアルカリ性固型薬
剤に吸収せしめ得る。この反応は、酸性を呈する塩化カ
ルシウム塩が吸湿して六水塩となシ、水溶液となって、
全てアルカリ性固型薬剤と反応して固化し、体積を増し
て不溶性固化物をつくり、最後に液状を呈することがな
くなって安全である。
従って、乾燥剤を必要とする場所であれば、衣料品、衣
服、収納品などを損傷せしめる心配なく、安心して使用
することができ、かつ取扱いにも便利である。
ゆえに、衣裳筒用、尿臭類用、収納場所用として好適な
乾燥剤を提供で鮒、所期の目的を達成できる。
手続補正書 昭和60年12月16日 (特許庁審査官            殿)1、事件
の表示 昭和60年特許願第170480号 2、発明の名称 固まる乾燥剤 3、補正をする者 (外1名) 4、代理人 6、補正の対象 明細書全文 7、補正の内容 別紙の通り 補  正  明  [1棗 1、発明の名称 固まる乾燥剤 2、特許請求の範囲 吸湿性、潮解性、木■ヱの二1x笈亙盈且辺固形酸性薬
剤と、吸湿性、水溶性の一種又は複数種の固型アルカリ
性薬剤とを湿気の存在下において、酸・アルカリ性によ
るイオン交換中和固化反応せしめ、水に不溶性の中性塩
の固化物を生成せしめ、分離した水分を   #且”1
ゑ一種又は複数種の固型アルカリ性薬剤に吸ごとを特徴
とする固まる乾燥剤。
3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、衣裳筒用、箪笥類、ロッカー類等の家具用、
押入れ、納戸等の収納場所用、寝具類(ふとん、その他
等)用の乾燥剤に関する。
(従来技術とその問題点) 固まる乾燥剤としては、潮解性で吸湿性の固型薬剤に、
吸水性で固化する焼石こう、その他等の薬剤を多量に混
合した乾燥剤が市販されているが、透湿性に劣る包装材
に内装されており、それ程の成果を挙げていない。
その理由は、吸湿性の固形酸性薬剤と、吸水性の粉末薬
剤との配合割合以外にも問題があるからではないかと思
われる。
この市販品の場合、塩化カルシウム塩水塩(潮解性、吸
湿性、水溶性)が吸湿し、最後に六水塩となり、29.
5℃以上の室温で水溶液になると、焼石こう、その他等
の吸水性薬剤(ゼオライト等)に吸収され、該吸水性薬
剤はj2!化カルシウム塩の水分を吸収して石こうとな
って固化ザるが、塩化カルシウム六水塩はビオライト等
の多孔性薬剤に吸収される。水分を失った塩化カルシウ
ム塩は、再び吸湿して水溶液となり、上記吸水性薬剤が
すべて石こうとなって固化しても、又、ゼオライト等の
吸水剤が吸水によって吸水性を失っても、吸湿性の強い
塩化カルシウム塩は吸湿を続け、最後に水溶液となり、
水溶液になっても、さらに吸湿して酸性を呈する液体に
なるため、危険であって好ましくない。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記従来技術、衣料品や前記寝具類に変色、
褪色などの損傷を生じさせないこと、吸湿すると酸性を
呈する液体になるjn化カルシウム塩水溶液の欠点であ
る危険を除去するために中和して中性塩として固化ぼし
める乾燥剤であることが必要であること、固化した後は
不溶性であること、衣料品用、衣服用や前記寝具類用等
にあっては、着色性の指示薬や物質を使用できないこと
等の諸条件を満足し、さらには固化することにより、吸
湿を目や手で確認でき、しかも、吸水率の大ぎいことが
必要であるという条件を満足しなりればならないことに
着目してなしたものである。
本発明は、強酸と弱アルカリの化合物であって、吸湿性
、i解性、水溶性で水溶液が酸性を呈する一種又は複数
種の固型薬剤(塊状物を粒状にしたもの又は粒状)と、
強アルカリと弱酸の化合物であって、吸湿性、水溶性(
一部潮解性を呈する物質を混合することもある)で水溶
液がアルカリ性を呈する一種又は複数種の薬剤とを混合
使用又は併用し、湿気の存在下において反応せしめ、珪
酸カルシウム塩のような中性塩の不溶性固化物を生成せ
しめると共に、分離した水分を一種又は複数種の吸湿性
、水溶性(一部潮解性を呈する物質を混合することもあ
る)の固型アルカリ性薬剤に吸収せしめて水和物にする
か、又は該水分を該固型アルカリ性薬剤に単に含浸せし
めるかすることにより、吸湿性、潮解性、水溶性で水溶
液が酸性を呈する固型薬剤がすべて水溶液となり、反応
して固化し、最後に酸性を呈する水溶液が生成されない
ように構成したものである。
(作用) 本発明は、上記手段からなるので、化学的に吸湿による
水分が利用され、酸・アルカリ性反応・イオン交換・中
和同化反応(沈澱反応)により、不溶性の中性塩の固化
物がつくられ、分離した水分は、吸湿性、水溶性(一部
潮解性を呈する物質を混合することもある)の一種又は
1”f7)Iffi ’u 7 /L、#“11゛ゝ1
0”40:物になるか、又は該固型アルカリ性薬剤に単
に        1含浸されることにより、吸湿性、
潮解性、水溶性で水溶液が酸性を呈する固型薬剤が全て
水溶□。、ワ、。T1.lイ、ア。。        
 1□ □ (実施例〉                    
     1□ 本発明の実施例を使用可能な薬剤、化学反応などの順に
説明する。
使用可能な吸湿性、潮解性、水溶性で水溶液     
   □。、□f ? t 61.!jヤ□18.工t
、t、amtz、u      ’解性、水溶性で吸水
率の高い塩化カルシウム塩       j□ 0)−*m (Co(Jy °2Hz O・粒訓“an
”c        。
ある。又、無水塩(CaC1z、塊状物を破砕して粒状
にしたもの)及びこれらの2種を適当な邑に混合したも
のも使用できる。
アルカリ性を呈する固型薬剤としては、吸湿性、水溶性
で塩化カルシウム塩水溶液と酸・アルカリ性反応・イオ
ン交換・中和固化反応(沈澱反応)を起こして不溶性の
中性塩の固化物をつくりやすい珪酸ナトリウム塩の無水
塩(四通、メタ珪酸ナトリウム塩の無水塩)が安価で一
般的である。
一般に無水メタ珪酸ナトリウム塩は、NazO・TL 
SLO2で表わされ、市販されているものは、珪M(S
LO2)のほうが多い製品が多い。現在20社程度が生
産している。これらのメタ珪酸を主体とした安価な珪酸
ナトリウム塩は、1の数により区別されており、1号珪
酸ナトリウム塩(1号珪曹)は、1が約2倍、2号珪酸
ナトリウム塩(2号珪曹)は、1が約2.5倍、3号珪
酸ナトリウム塩(3号珪曹)は、1が約3倍となってお
り、lの多いほう程安価であるが、水に溶解しにくい。
無水塩を100%と計算して、h20と5LO2との混
合比率による化学式、分子量、陶、0と5L02の%を
記すと、大体下記のようになる。
1号珪酸す]・すCクム塩は −20°2Si02 分子量約182.174隔20 
約34%、SiO2約66% 2号珪酸ナトリウム塩は Na+20 ・2.5SL02  分子量約212.2
19hbzo  約29% 、 5i02  約71%
3号珪酸ナトリウム塩は 隔20・3 si 02  分子m約242.264N
Q20  約26% SiO2約74%であるが、製造
メーカーにより一定しない。   ゛珪酸ナトリウム塩
は、粒状又は粉末状があるが、粉末状は通気性、透湿性
の容袋に詰めた場合漏出する心配があるので、取扱い上
粒状のほうが好ましい。無水珪酸ナトリウム塩の単独使
用のほかに塩化カルシウム塩水溶液を吸収し溶解して反
応を早めるために他の薬剤、たとえば、無水炭酸ナトリ
ウム塩(ソーダ灰)の粉末又は潮解性を呈する水酸化ナ
トリウム(苛性ソーダ。
幽○H)の粒状又は粉末、その他のアルカリ性を呈する
固型薬剤(たとえば、水分を含まない燐酸、硼酸、炭酸
、珪酸のアルカリ金属塩及び硼砂、生石灰、消石灰、そ
の伯等)をアルカリ度調節のために珪酸ナトリウム塩に
一部混合使用する場合もある。
塩化カルシウム塩は、白色かつ潮解性で吸湿して六水塩
となり、29.5℃以上の室温で固体から透明な液体と
なり、液体になってもさらに吸湿を続ける強力な吸湿性
を発揮する薬剤で、二水塩の分子量は129.006、
無水塩の分子量は110.99である。しかし、液体に
なると酸性を呈して危険であるから、乾燥剤として提供
するには、湿気の存在下で吸湿せしめ、その水分の存在
下で他の固型アルカリ性薬剤を溶解し、酸・アルカリ性
反応・イオン交換・中和同化反応(沈澱反応)をせしめ
て、不溶性の中性の固化塩をつくり、分離した水分を予
め多めに配合した固型アルカリ性薬剤に吸収せしめ、水
和物にするか、又は単に含浸せしめることが望ましい。
塩化カルシウム塩の無水塩は、水への溶解度が74.5
0/100(] (水)20℃である。
固型アルカリ性薬剤の主剤である無水珪酸ナトリウム塩
IIIa20−SiOz  (Naz 5iO3)は、
主としてメタ珪酸ナトリウム’fA (Na20−xS
LO3)である。無水塩の分子量は123.063であ
るが、五の数により一定しない。無水塩は、石英と炭酸
ナトリウム塩との混合物を約1000℃で溶融した後に
固化してつくる。水に可溶、水溶液は加水分解を起こし
てアルカリ性を呈づ゛る。
又、ナトリウムの含有量の多いものほど水に溶解しやす
い。
加水分解の反応式を記すと、 2隔20−5iOz +H20 、b2Sjz Os + 2NaOH 珪酸ナトリウム塩の淵い水溶液が、いわゆる水ガラスで
ある。珪酸ナトリウム塩は、メタ珪酸ナトリウム塩(N
a2SLCh )のほか、オルソ珪酸ナトリウム塩(N
a<5LO4オルト珪酸ナトリウム塩ともいう)、メタ
珪酸ナトリウム1n(11!a2SL205)、メタ三
珪酸ナトリウム塩(Na4SL3011 ) 、メタ四
珪酸ナトリウム塩(Na6510n )などがある。(
オルソ珪酸ナトリウム塩を湿気の存在下で使用すると水
加物をつくる)。メタ珪酸ナトリウム塩の無′水塩は、
吸湿性があり、水分を吸収して安定な5水和物(11&
12SLO3・5H2o)(水加物、水化物トもいう)
となり、さらに水を加えると、安定な9水和物(陽2s
LQ3  ・9H20)(水加物。
水化物ともいう)になる。このようによく水分を吸収す
る。
湿気の存在下における塩化カルシウム塩とメタ珪酸ナト
リウム塩との反応式を記すと、tb2Such  (N
a20−SLO2) +CaCl2→Ca5LOi  
(CaO−9jOz > + 2NaCIとなり、中性
の食塩と不溶性の中性な珪酸カルシウム塩となり、中和
され、固化し、水に不溶となる。この際メタ珪酸ナトリ
ウム塩は、反応して多少体積を増して固化する。分離し
た水分は、メタ珪酸ナトリウム塩に吸収され、水和物に
なるか、又は単に含浸される。珪酸カルシウム塩は酸に
不溶である。メタ珪酸ナトリウム塩の無水塩は、粒状又
は粉末状であるが、前記理由により粒状のほうが好まし
い。ただし、反応は遅い。従って、水酸化ナトリウム(
苛性ソーダ、賜0)−1)のような潮解性の強い強アル
カリ性の粉末か粒状物にしたものを加えるか、当初より
ナトリウム塩の含有量の多いもの、即ち、アルカリ性の
強い珪酸ナトリウム塩を使用するか、炭酸ナトリウム無
水塩(ソーダ灰)等を加えておけば、塩化カルシウム塩
水溶液を吸収して溶解し、反応するために固化が促進さ
れる。
特にその作用が効果的なものとしては、水酸化すトリウ
ム(苛性ソーダ)がある。水酸化ナトリウムは、水にて
加水分解して強いアルカリ性を呈する。その反応式を記
すと、 I!l0H−+隔++OH−″ となり、強いアルカリ性を呈する。水酸化ナトリウムは
蛋白質を溶解し、その反応が大変部しいため、とくに製
造時に注意を必要とする。その点、粉末という欠点があ
り、またその作用が遅くとも、吸湿性かつ水溶性で、水
溶液がアルカリ性を呈する無水炭酸ナトリウム塩(ソー
ダ灰、白色粉末、Naz CO3)のほうが好ましい。
無水炭酸ナトリウム塩は、吸湿性があり、空気中の水分
を1分子徐々に吸収して1水和物(−2CO3・H2O
)(水加物、水化物ともいう)となって安定する。水に
易溶である。
10水和物(Naz CO3・10H20)  (水加
物。
水化物ともいう)は、洗濯ソーダと呼ばれ、空気中で風
解して水分を失い、1水和物(陽2CO3・H2O)と
なって安定する。他に7水和物(賜2 CO3・7H2
0)(水加物、水化物ともいう)もあり、ともに水に易
溶である。
無水炭酸ナトリウム塩の分子量は、105.989であ
る。又該ナトリウム塩は、水分の存在下において二酸化
炭素(炭酸ガス、CO2)を吸収して炭酸水素ナトリウ
ム塩(重曹)に変化する。
反応式を記すと、 ゛ Nb 2 CO3+ CO2+ H20→2 Na H
CO3である。炭酸すトリウム塩の水溶液を32℃以下
で結晶させると、10水和物(Na2CO3・10H2
0,無色単釦晶系)となり、32〜35℃では7水和物
(Na2CO3・7H20,無色針方晶系)となり、3
5℃以上では1水和物(無色斜方晶系)を析出する。
酸性を呈する塩化カルシウム塩水溶液と、無水炭酸ナト
リウム塩との反応式(1)について記すと、塩化カルシ
ウム塩水溶液を吸収して無水炭酸ナトリウム塩は溶解し
、酸性を呈する塩化カルシウム塩と酸・アルカリ性反応
・イオン交換・中和固化反応(沈澱反応)を起こして中
性の食塩と、中性で水に不溶の炭酸カルシウム塩となる
。炭酸カルシウム塩は、酸に易溶である。この際二酸化
炭素(炭酸ガス)を発生する。
たとえば、塩酸を使用した場合の反応式(2)%式% 水分の存在 において (2)CaCO3+2HCR−Ca(Jz +H20+
COz’炭酸ナトリウム塩は、珪酸ナトリウム塩に混合
して吸収、反応促進剤としての役割を発揮させるに適し
ている。無水炭酸ナトリウム塩(ソーダ灰)を使用し、
炭酸カルシウム塩として固化した場合、分離した水は、
珪酸ナトリウム塩を使用した珪酸カルシウム塩のように
水を巻き込まないために水が上部に分離する。メタ珪酸
ナトリウム塩の場合は、下部が多少湿気を帯びた状態で
ある。又、上記固型アルカリ性薬剤としては、ナトリウ
ム塩のほか、カリウム塩、リチウム塩、ルビジウム塩、
セシウム塩、フランシウム塩のようなアルカリ金属元素
の塩も水に可溶であるが、高価なために一般的でない。
しかし、使用可能である。このうち、カリウム塩がナト
リウム塩に次いで入手しやすく安価である。
固型アルカリ性薬剤と、塩化カルシウム塩との配合割合
は、塩化カルシウム塩1に対してアルカリ性固型薬剤を
1〜3前後(分子量比)というように同じにするか、或
いは固型アルカリ性薬剤を多くする。固型アルカリ性薬
剤を多くする理由は、塩化カルシウム塩が大水iQにな
らないと液化しないために、中和に必要な分量と、°分
離された水分を吸収せしめて水和物にするか、又は単に
含浸せしめる必要とがあるからである。
実験の結果、アルカリ度の一番強いくナトリウムの含有
量の多い)1号珪酸ソーダの無水塩を使用した場合、両
者が1:1の分子量比較であっても、水分を分離してい
ないように視点できるが、これは、固型アルカリ性薬剤
が水分と水和物をつくっているためと、水分を含浸して
巻き込んで固まってしまうようになるからであると考え
られる。そのため、固型アルカリ性薬剤の上層は乾燥し
ているように見え、下層は湿っているように見える。し
かして、塩化カルシウム塩と、固型アルカリ性薬剤との
配合割合は、乾燥剤の使用場所に応じて決定するもので
、前記数値は一例を示したにすぎない。
一般に珪酸自体は、水との親和性に乏しいが、アルカリ
金属の多い塩は、水との親和性を増す。
従って、水和物をつくるようになる。3号珪曹使用の場
合は、1@珪曹より多く配合する必要がある。水和物を
作りにくい為である。
塩化カルシウム塩の二水塩(粒状)または無水塩(塊状
物を破砕して粒状にしたもの)と、珪酸ナトリウム塩の
無水塩(他のアルカリ性薬剤を一部混合することもある
)とを混合使用すると、塩化カルシウム塩の強力な吸湿
性(潮解性で吸湿性)及び珪酸ナトリウム塩の無水塩の
吸湿性により、衣料品、衣服や寝具類(ふとん。
その他等)を乾燥することができると共に、塩化カルシ
ウム塩は、湿気の存在下において大水塩となって水溶液
になり、酸性を呈するが、アルカリ性である珪酸ナトリ
ウム塩を溶解して反応し、酸・アルカリ性反応・イオン
交換・中和固化反応(沈澱反応)を起こし、不溶性の珪
酸カルシウム塩となづて固化し、分離した水分は、固型
アルカリ性薬剤に吸収されて水和物をつくるか、又は単
に含浸されることにより、固型アルカリ性薬剤が体積を
増加して共に固化する。
残った多めの固型アルカリ性薬剤は、これ以上溶解しな
いので安全である。
また、塩化カルシウム塩の二水塩または無水塩と、珪酸
ナトリウム塩の無水塩単体及びその伯の固型アルカリ性
薬剤(たとえば、無水炭酸ナトリウム塩等)を混合した
ものとの併用使用の場合は、前者が湿気の存在下におい
て穴水塩となり、水溶液になること、及び後者の吸湿性
水溶性などを考慮して前者を薬剤容器の上段に、前者と
同じか、前者よりも多めの後者を下段にそれぞれ収容し
、前者が後者に滴下浸透することによる後者の溶解、さ
らに酸・アルカリ性反応・イオン交換・中和固化反応(
沈澱反応〉により、中性の珪酸カルシウム塩等が生成さ
れて固化し、分離した水分も固型アルカリ性薬剤の水和
物になるか、又は単に含浸して巻込まれて共に固化して
安全なものになる。従って、薬剤容器が倒れても、酸性
を呈する塩化カルシウム塩の穴水塩の水溶液が流出する
心配が解消する。
しかして、固型アルカリ性薬剤に吸水剤、増噴剤、空隙
保持剤等を必要に応じて混合使用づることら考えられる
ので、該固型薬剤の吸湿性、吸水性等を助長する目的で
、空隙保持剤、増量剤を混合使用する場合について若干
説明する。
固型アルカリ性薬剤に混合する空隙保持剤としては、塩
化カルシウム塩が潮解性であることを考慮して、全く吸
水性がない耐酸性、耐アルカリ性の薬剤が使用に適して
いる。その−例を挙げれば、乾燥した炭酸カルシウム塩
(CaCO2)の結晶状の粒状物(5關径位)が適して
いる。炭酸カルシウム塩(分子量100.09)は、無
色又は白色の純度の良いものが産出されているので使用
するのに好都合である。炭酸カルシウム塩は、醗に溶解
して二酸化炭素(炭酸ガス)を発生し、一方、塩化カル
シウム塩は、水溶液が酸性を呈する。しかし、両名は同
じカルシウム元素(Ca )のために反応することがな
く、炭酸カルシウム塩を安定した空隙保持剤として使用
することができる。炭酸カルシウム塩は、無水塩の状態
であれば、固型アルカリ性薬剤ともな/Vら反応せず、
水分を含まないために商品在庫中に塩化カルシウム塩を
潮解ゼしめる心配もない。その他、空隙保持剤として使
用可能なものは、合成樹脂粒(ポリエチレンペレット、
ポリプロピレンペレット、その伯等)、独立気泡の合成
樹脂発泡体くたとえば、発泡スチロール。
発泡ポリエチレン、その他等)、炭酸カルシウム塩をポ
リエチレン樹脂或いはポリプロピレン樹脂で固めてペレ
ット状にしたものなどがある。
但し、吸湿時間を延長するために空隙保持剤として多孔
性材(たとえばぜオライド、ヤシガラ活性炭、その伯等
)、連続気泡の合成樹脂発泡体くたとえばウレタン発泡
体、その他等)、その他種々の空隙保持剤を加えること
もできるが、あまり加えると塩化カルシウム塩の水溶液
が吸収されて吸湿を続けるために最後に塩化カルシウム
塩の酸性水溶液になる欠点があるので注意を必要とし、
好ましくない。
結局、固型アルカリ性薬剤としては、経済性の面も考慮
して、珪酸ナトリウム塩の無水塩又は一部炭酸ナトリウ
ム塩無水塩の混合使用が合理的である。
(発明の効果) 本発明は、以上の構成からなるので、化学的に吸湿によ
る水分が利用され、酸・アルカリ性反応・イオン交換・
中和固化反応により、中性の安定な不溶性の塩をつくり
、分離した水分を吸湿性、水溶性の固型アルカリ性薬剤
に吸収せしめ、水和物にするか、又は該水分を該アルカ
リ性薬剤に単に含浸せしめ得る。この反応は、酸性を呈
する固型薬剤が吸湿して水溶液となって、全て固型アル
カリ性薬剤と反応して固化し、体積を増して不溶性固化
物をつくり、最優に液状を呈することがなくなって安全
である。従って、乾燥剤を必要とする場所であれば、衣
料品。
衣服、寝具類(ふとん、その他等)、収納品などを損傷
せしめる心配なく、安心して使用することができ、かつ
取扱いにも便利である。
ゆえに、衣裳筒用、家具類用、収納場所用として好適な
乾燥剤を提供でき、所期の目的を達成できる。
手続補正書 (Vi許許容審査官             殿)1
、事件の表示 昭和60年特 許 願第170480号2、発明の名称 固まる乾燥剤 3、補正をする者 事例との関係     特 許 出 願 人氏名(名称
)   旭樹脂産業株式会社(外1名) 4、代理人 住所 東京都文京区白山5丁目14番7号5、補正命令
の日付(自発補正) 昭和  年  月  日 6、補正の対象 補  正  明  細  書 1、発明の名称 固まる乾燥剤 2、特許請求の範囲 吸湿性、ioIIm性、水溶性の一種又は複数種の固形
酸性薬剤と、吸湿性、水溶性の一種又は複数種の固型ア
ルカリ性薬剤とを湿気の存在下において、酸・アルカリ
性による オン      反応せしめ、水に不溶性の
中性塩の固化物を生成せしめ、分離した水分を予め多め
に配合せる一種又は複数種の固型アルカリ性薬剤に吸収
せしめて水和物にするか、又は該水分を上記固型アルカ
リ性薬剤に単に含浸せしめるかすることを特徴とする固
まる乾燥剤。
3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、衣裳筒用、箪笥類、ロッカー、下駄箱類等の
家具用、押入れ、納戸等の収納場所用。
寝具類(ふとん、その他等)用の乾燥剤に関する。
(従来技術とその問題点) 固まる乾燥剤としては、潮解性で吸湿性、水溶性の固形
酸性薬剤に、吸水によって結晶水となり、石こう(Ca
SO4・2H20)として固化する白色粉末状の焼石こ
う(CaSO4・工H20) 、その他多孔性薬剤の粉
末・粒子〈ゼオライト、その他等)の吸水剤を多量に混
合した乾燥剤が市販されているが、透湿性に劣る包装材
に内装されており、それ程の成果を挙げていない。
その理由は、吸湿性の固形酸性薬剤と、吸水性の粉末薬
剤との配合割合以外にも問題があるからではないかと思
われる。
この市販品の場合、塩化カルシウム塩水塩く潮解性、吸
湿性、水溶性)が吸湿し、最後に大水塩となり、29.
5℃以上の室温で水溶液になると、焼石こう、その伯等
の吸水性薬剤(ゼオライト等)に吸収され、該吸水性、
薬剤は塩化カルシウム塩の水分を吸収して石こうとなっ
て固化するが、塩化カルシウム六水塩はゼオライ1〜等
の多孔性薬剤に吸収される。水分を失った塩化カルシウ
ム塩は、再び吸湿して水溶液となり、上記吸水性薬剤が
すべて石こうとなって固化しても、又、ゼオライト等の
吸水剤が吸水によって吸水性を失゛つても、吸湿性の強
い塩化カルシウム塩は吸湿を続け、@後に水溶液となり
、水溶液になっても、さらに吸湿して酸性を呈する液体
になるため、危険であって好ましくない。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記従来技術、衣料品や前記寝具類に変色、
731色などの損傷を生じさせないこと、吸湿すると酸
性を呈する液体になる塩化カルシウム塩の欠点である危
険を除去するために中和して中性塩として固化せしめる
乾燥剤であることが必要であること、固化した後は不溶
性であること、衣料品用、衣服用や前記寝具類用等にあ
っては、着色性の指示薬や物質を使用できないこと等の
諸条件を満足し、さらには固化することにより、吸湿を
目や手で確認でき、しかも、吸水率の大ぎいことが必要
であるという条件を満足しなければならないことに着目
してなしたものである。
本発明は、強酸と弱アルカリの化合物であって、吸湿性
、潮解性、水溶性で水溶液が酸性を呈する一種又は複数
種の固型薬剤(塊状物を粒状にしたもの又は粒状)と、
強アルカリと弱酸の化合物であって、吸湿性、水溶性(
一部潮解性を呈する物質を混合することもある)で水溶
液がアルカリ性を呈する一種又は複数種の薬剤とを混合
使用又は併用し、湿気の存在下において反応せしめ、珪
酸カルシウム塩のような中性塩の不溶性固化物を生成せ
しめると共に、分離した水分を一種又は複数種の吸湿性
、水溶性(一部潮解性を呈する物質を混合することもあ
る)の固型アルカリ性薬剤に吸収せしめて水和物にする
か、又は該水分を該固型アルカリ性薬剤に単に含浸せし
めるかすることにより、吸湿性、潮解性、水溶性で水溶
液が酸性を呈する固型薬剤がすべて水溶液となり、反応
して囚化し、最後に酸性を呈する水溶液が生成されない
ように構成したものである。
(作用) 本発明は、上記手段からなるので、化学的に吸湿による
水分が利用され、酸・アルカリ性反応・イオン交換・中
和固化反応(沈澱反応)により、不溶性の中性塩の固化
物がつくられ、分離した水分は、吸湿性、水溶性(一部
潮解性を呈する物質を混合することもある)の一種又は
複数種の固型アルカリ性薬剤に吸収されて水和物になる
か、又は該固型アルカリ性薬剤に単に含浸されることに
より、吸湿性、潮解性、水溶性で水溶液が酸性を呈する
固型薬剤が全て水溶液となり、反応して固化する。
(実施例) 本発明の実施例を使用可能な薬剤、化学反応などの順に
説明する。
使用可能な吸湿性11解性、水溶性で水溶液が酸性を?
する固型薬剤としては、吸湿性1M解性。
水溶性で吸水率の高い塩化カルシウム塩の工水塩(Ca
Cfz ・2H20,粒状)が最適である。又、無水塩
(CaCf2、塊状物を破砕して粒状にしたもの)及び
これらの2種を適当な皇に混合したものも使用できる。
アルカリ性を呈する固型薬剤としては、吸湿性。
水溶性で塩化カルシウム塩水溶液と酸・アルカリ性反応
、イオン交換・中和固化反応(沈澱反応)を起こして不
溶性の中性塩の固化物をつくりやすい珪酸ナトリウム塩
の無水塩(普通、メタ珪酸ナトリウム塩の無水塩)が安
価で一般的である。
一般に無水メタ珪酸ナトリウム塩は、臨20・n Sj
 O2で表わされ、市販されているものは、珪11!2
(SjOz)のほうが多い製品が多い。現在20社程度
が生産している。これらのメタ珪酸を主体とした安価な
珪酸ナトリウム塩は、nの数により区別されており、1
号珪酸プトリウム塩(1号珪曹)は、nが約2イ8.2
号珪酸ナトリウム塩(2号珪曹)は、nが約2.5倍、
3号珪酸ナトリウム塩(3号珪曹)は、nが約3倍とな
っており、nの多いほう程安価であるが、水に溶解しに
くい。無水塩を100%と計算して、Na2Oと540
2との混合比率による化学式、分子量、賜20とSi 
O2の%を記すと、大体下記のようになる。
1号珪酸ナトリウム塩は 11&I20・2(02分子量約182.174Naz
O約34% 、 5jOz  約66%2号珪酸ナトリ
ウム塩は 陽20・ 2.5叙02 分子m約212.219賜2
0 約29%、叙O2約71% 3号珪酸ナトリウム塩は 賜−20・3S402 分子量約242.264Na2
0  約26%  5=Oz  約74%であるが、製
造メーカーにより一定しない。
珪酸ナトリウム塩は、粒状又は粉末状があるが、粉末状
は通気性、透湿性の容袋に詰めた場合漏出する心配があ
るので、取扱い上粒状のほうが好ましい。無水珪酸ナト
リウム塩の単独使用のほかに塩化カルシウム塩水溶液を
吸収し溶解して反応を早めるために他の薬剤、たとえば
、無水炭酸ナトリウム塩(ソーダ灰、 IV&lz C
O3)の粉末又は潮解性を呈する水酸化ナトリウム(苛
性ソーダ、Na0日)の粒状又は粉末、その他のアルカ
リ性を呈する固型薬剤(たとえば、水分を含まない燐酸
、硼酸、炭酸、珪酸のアルカリ金属塩及び硼砂、生石灰
、消石灰、その他等)をアルカリ度調節のために珪酸ナ
トリウム塩に一部混合使用する場合もある。
塩化カルシウム塩は、白色かつ潮解性で吸湿して大水塩
となり、29.5℃以上の空温で固体から透明な液体と
なり、液体になってもさらに吸湿を続ける強力な吸湿性
を発揮する薬剤で、三水塩の分子量は129.00G、
無水塩の分子量は110.99である。しかし、液体に
なると酸性を呈して危険であるから、乾燥剤として提供
するには、湿気の存在下で吸湿せしめ、その水分の存在
下で他の固型アルカリ性薬剤を溶解し、酸・アルカリ性
反応・イオン交換・中和固化反応(沈澱反応)を仕しめ
て、不溶性の中性の固化塩をつくり、分離した水分を予
め多めに配合した固型アルカリ性薬剤に吸収せしめ、水
和物にするか、又は単に含浸せしめることが望ましい。
塩化カルシウム塩の無水塩は、水への溶解度が74.5
111/100(J (水)20℃である。
固型アルカリ性薬剤の主剤である無水珪酸ナトリウム塩
Naz O・Si20(Nmz 5=Os )は、主と
してメタ珪酸ナトリウム塩(Na20−nSjo3)で
ある。無水塩の分子量は123.063であるが、nの
数により一定しない。無水塩は、石英と炭酸ナトリウム
塩との混合物を約1000℃で溶融した後に固化してつ
くる。水に可溶、水溶液は加水分解を起こしてアルカリ
性を呈する。又、ナトリウムの含有量の多いものほど水
に溶解しやすい。
加水分解の反応式を記すと、 2隔20・淑02 +H20 一’Na25jz Os + 2t40H珪酸ナトリウ
ム塩の濃い水溶液が、いわゆる水ガラスである。珪酸ナ
トリウム塩は、メタ珪酸ナトリウム塩(Na2Sin3
)のほか、オルソ珪酸ナトリウム塩(Nh4SjO+オ
ルト珪酸ナトリウム塩ともいう)、メタ三珪酸ナトリウ
ム塩 (N12 SLz Os ) 、メタ三珪酸ナトリウム
塩(Na4’=30g > 、メタ四珪酸ナトリウム塩
(Na65=40++ )などがある。(オルソ珪酸ナ
トリウム塩を湿気の存在下で使用すると水加物をつくる
)メタ珪酸ナトリウム塩の無水塩は、吸湿性があり、水
分を吸収して安定な5水和物(NazS4o3・5H2
0)(水加物、水化物ともいう)となり、さらに水を加
えると、安定な9水和物(陽2(03・9H20)(水
加物、水化物ともいう)になる。
このようによく水分を吸収する。
湿気の存在下における塩化カルシウム塩とメタ珪酸ナト
リウム塩との反応式を記すと、II&az 5iO3(
Naz O・5tOz ) +Ca(Jz→Ca5LO
3(CaO−8iO2) + 2NaCjとなり、中性
の食塩と不溶性の中性な珪酸カルシウム塩となり、中和
され、固化し、水に不溶となる。この際メタ珪酸ナトリ
ウム塩は、反応して多少体積を増して固化する。分離し
た水分は、メタ珪酸ナトリウム塩に吸収され、水和物に
なるか、又は単に含浸される。珪酸カルシウム塩は酸に
不溶である。メタ珪酸ナトリウム塩の無水塩は、粒状又
は粉末状であるが、前記理由により粒状のほうが好まし
い。ただし、反応は遅い。従って、水酸化ナトリウム(
苛性ソーダ、Na0H)のような潮解性の強い強アルカ
リ性の粉末か粒状物にしたものを加えるか、当初よりナ
トリウム塩の含有量の多いもの、即ち、アルカリ性の強
い珪酸ナトリウム塩を使用するか、炭酸ナトリウム無水
塩(ソーダ灰)等を加えておけば、塩化カルシウム塩水
溶液を吸収して溶解し、反応するために固化が促進され
る。特にその作用が効果的なものとしては、水酸化ナト
リウム(苛性ンーダ)及び水酸化カリウム(苛性カリ)
がある。水酸化ナトリウムは、水にて加水分解して強い
アルカリ性を呈する。その反応式を記すと、 臨OH→−+ +OH− となり、強いアルカリ性を呈する。水酸化ナトリウムは
蛋白質を溶解し、その反応が大変機しいため、とくに製
造時に注意を必要とする。水酸化カリウムも同じ性質を
示し、その作用が多少機しい。
その点、粉末という欠点があり、またその作用が遅くと
も、吸湿性かつ水溶性で、水溶液がアルカリ性を呈する
無水炭酸ナトリウム塩(ソーダ灰。
白色粉末、tb2CO3)のほうが好ましい。無水炭酸
ナトリウム塩は、吸湿性があり、空気中の水分を1分子
徐々に吸収して1水和物(Na2CO3・H2O)(水
加物、水化物ともいう)となって安定する。水に易溶で
ある。10水和物(Na 2CO3・10H20)(水
加物、水化物ともいう)は、洗濯ソーダと呼ばれ、空気
中で風解して水分を失い、1水和物(賜2 CO3・H
20)となって安定する。他に7水和物(Na2CO3
・7H20)(水加物、水化物ともいう)もあり、とも
に水に易溶である。無水炭酸ナトリウム塩の分子量は、
105.989である。又該ナトリウム塩は、水分の存
在下において二酸化炭素(炭酸ガス、CO2)を吸収し
て炭酸水素ナトリウム塩(型費)に変化する。反応式を
記づ′と、 陽2C○3 + CO2+ H20→2 NaHCO3
である。炭酸ナトリウム塩の水溶液を32℃以下で結晶
させると、10水和物(Na2CO3・10H20゜無
色単側晶系)となり、32〜35℃では7水和物(Na
2CO3・7H20,無色針方品系)となり、35℃以
上では1水和物(無色斜方晶系)を析出する。
酸性を呈する塩化カルシウム塩水溶液と、無水炭酸ナト
リウム塩との反応式(1)について記すと、塩化カルシ
ウム塩水溶液を吸収して無水炭酸ナトリウム塩は溶解し
、酸性を呈する塩化カルシウム塩と酸・アルカリ性反応
・イオン交換・中和固化反応(沈澱反応)を起こして中
性の食塩と、中性で水に不溶の炭酸カルシウム塩となる
。炭酸カルシウム塩は、酸に易溶である。この際二酸化
炭素(炭酸ガス)を発生する。たとえば、塩酸を使用し
た場合の反応式(2)を記すと、(1)tb2CO3+
CaCfz →214Cj+CaCO3↑ 水分の存在 において ↓ (2)CaCOa + 2HC1→CaCl2 +H2
0+C○2/炭酸ナトリウム塩は、珪酸ナトリウム塩に
混合して吸収、反応促進剤としての役割を発揮ざ往るに
適している。無水炭酸ナトリウム塩(ソーダ灰)を使用
し、rA1カルシウム塩として固化した場合、分離した
水は、珪酸ナトリウム塩を使用した珪酸カルシウム塩の
ように水を巻き込まないために水が上部に分離する。メ
タ珪酸ナトリウム塩の場合は、下部が多少湿気を帯びた
状態である。又、上記固型アルカリ性薬剤としては、ナ
トリウム塩のほか、珪酸カリウム塩(K2O−nS上O
2)、リチウム塩、ルビジウム塩、セシウム塩、7ラン
シウム塩のようなアルカリ金属元素の塩も水に可溶であ
るが、高(iI5なだめに一般的でない。しかし、使用
可能である。このうち、カリウム塩がす1−リウム塩に
次いで入手しやすく安価である。
珪酸カリウム塩(K2O−nS4o2)の単独使用のぽ
か、珪酸ナトリウム塩と混合使用又は併用した場合も同
じような結果になる。
固型アルカリ性薬剤と、塩化カルシウム塩との配合割合
は、塩化カルシウム塩1に対してアルカリ性固型薬剤を
1〜3前後(分子量比)というように同じにするか、或
いは固型アルカリ性薬剤を多くする。固型アルカリ性薬
剤を多くする理由は、塩化カルシウム塩が大水塩になら
ないと液化しないために、中和に必要゛な分母と、分離
された水分を吸収せしめて水和物にするか、又は単に含
浸せしめる必要とがあるからである。実験の結果、アル
カリ度の一番強い(ナトリウムの含0■の多い)1号珪
酸ソーダの無水塩を使用した場合、両者が1=1の分子
量比較であっても、水分を分離していないように視認で
きるが、これは、固型アルカリ性薬剤が水分と水和物を
つくっているためと、水分を含浸して巻き込んで固まっ
てしまうようになるからであると考えられる。そのため
、固型アルカリ性薬剤の上層は乾燥しているように見え
、下層は湿っているように見える。しかして、塩化カル
シウム塩と、固型アルカリ性薬剤との配合割合は、乾燥
剤の使用場所に応じて決定するもので、前記数値は一例
を示したにすぎない。
一般に珪酸自体は、水との親和性に乏しいが、アルカリ
金属の多い塩は、水との親和性を増す。
従って、水和物をつくるようになる。3号珪曹使用の場
合は、1号珪曹より多く配合する必要がある。水和物を
作りにくい為である。
塩化カルシウム塩の工水塩(粒状)または無水塩(塊状
物を破砕して粒状にしたもの)と、または工水塩(粒状
)と無水塩(塊状物を粒状にしたもの)との混合物と珪
酸ナトリウム塩の無水塩(他のアルカリ性薬剤を一部混
合することもある)とを混合使用すると、塩化カルシウ
ム塩の強力な吸湿性(′aI解性で吸湿性)及び珪酸ナ
ト1戸ンム塩の無水塩の吸湿性により、衣料品、衣服や
寝具類(ふとlυ、その他等)を乾燥することができる
と共に、jn化カルシウム塩は、湿気の存在下において
大水塩となって水溶液になり、酸性を呈するが、アルカ
リ性である珪酸ナトリウム塩を溶解して反応し、酸・ア
ルカリ性反応・イオン交換・中和固化反応(沈澱反応)
を起こし、不溶性の珪酸カルシウム塩となって固化し、
分離した水分は、固型アルカリ性薬剤に吸収されて水和
物をつくるか、又は単に含浸されることにより、固型ア
ルカリ性薬剤が体積を増加して共に固化する。残った多
めの固型アルカリ性薬剤は、これ以上溶解しないので安
全である。
また、塩化カルシウム塩の工水塩または無水塩と、また
は工水塩と無水塩との混合物と珪酸ナトリウム塩の無水
塩単体及びその他の固型アルカリ性薬剤(たとえば、無
水炭酸ナトリウム塩等)を混合したものとの併用使用の
場合は、前者が湿気の存在下において大水塩となり、水
溶液になること、及び後者の吸湿性、水溶性などを考慮
して前者を薬剤容器の上段に、前者と同じか、前者より
も多めの後者を下段にそれぞれ収容し、前者が後者に滴
下浸透することによる後者の溶解、さらに酸・アルカリ
性反応・イオン交換・中和固化反応(沈澱反応)により
、中性の珪酸カルシウム塩等が生成されて固化し、分離
した水分も固型アルカリ性薬剤の水和物になるか、又は
単に含浸して巻込まれて共に固化して安全なものになる
。従って、薬剤容器が倒れても、酸性を呈する塩化カル
シウム塩の大水塩の水溶液が流出する心配が解消する。
しかして、固型アルカリ性薬剤に吸水剤、増量剤、空隙
保持剤等を必要に応じて混合使用することも考えられる
ので、該固型薬剤の吸湿性、吸水性等を助長する目的で
、空隙保持剤、増量剤を混合使用する場合について若干
説明する。
固型アルカリ性薬剤に混合する空隙保持剤としては、塩
化カルシウム塩が漸落性であることを考慮して、全く吸
水性がない耐酸性、耐アルカリ性の薬剤が使用に適して
いる。その−例を挙げれば、乾燥した炭酸カルシウム塩
(CaCO3)の結晶状の粒状物(5m径位)が適して
いる。炭酸カルシウム塩(分子1100.09)は、無
色又は白色の純度の良いものが産出されているので使用
するのに好都合である。炭酸カルシウム塩は、酸に溶解
して二酸化炭素く炭酸ガス)を発生し、一方、塩化カル
シウム塩は、水溶液が酸性を呈する。しかし、両者は同
じカルシウム元素(Ca)のために反応することがなく
、炭酸カルシウム塩を安定した空隙保持剤として使用す
ることができる。炭酸カルシウム塩は、無水塩の状態で
あれば、固型アルカリ性薬剤ともなんら反応せず、水分
を含まないために商品在庫中に塩化カルシウム塩を潮解
せしめる心配もない。その他、空隙保持剤として使用゛
可能なものは、合成樹脂粒(ポリエチレンベレット、ポ
リプロピレンベレット、その他等)、・独立気泡の合成
樹脂発泡体くたとえば、発泡スチロール、発泡ポリエチ
レン、その他等)、炭酸カルシウム塩をポリエチレン樹
脂或いはポリプロピレン樹脂で固めてベレット状にした
ものなどがある。
但し、吸湿時間を延長するために空隙保持剤として多孔
性材(たとえばゼオライト、ヤシガラ活性炭、その他等
)、連続気泡の合成樹脂発泡体(たとえばウレタン発泡
体、その他等)、その他種々の空隙保持剤を加えること
もできるが、あまり加えると塩化カルシウム塩の水溶液
が吸収されて吸湿を続けるために最後に塩化カルシウム
塩の酸性水溶液になる欠点があるので注意を必要とし、
好ましくない。
結局、固型アルカリ性薬剤としては、経済性の而も考慮
して、珪酸ナトリウム塩の無水塩又は一部炭酸ナトリウ
ム塩無水塩の混合使用が合理的である。
次に実験法及び所見を記す。
実験例1 透明の実験容器内の適宜高さ位置に水溶液透過性第1画
板を架設して下部に空間部を形成すると共に、該第1画
板上に3号珪曹(粉末状)を2as厚に敷詰め、さらに
その3号珪費層から適宜離れた上側に水溶液透過性第2
画板を架設し、その第2画板上に塩化カルシウム塩(工
水塩・粒状)を1α厚に充填し、その塩化カルシウム塩
(工水塩)の全面を上記による湿気雰囲気に晒した。
その結果、塩化カルシウム塩(工水塩)は潮解して水溶
液になり、水溶液透過性第2画板を透過して3号珪曹に
落下し、この薬剤層を通過と同時に反応を起こして中性
の食塩水溶液(PH7)になり、水溶液透過性第1画板
を通過して実験容器内の底部に溜った。一方3号珪曹は
、塩化カルシウム塩(工水塩)の水溶液が落下すると、
たちまちのうちに反応し、白くなって不溶性化した。
実験容器内の底部に溜った上記食塩水溶液量は、全実験
のなかで最も多量であった。
実験例2 実験例1の3号珪曹に代えて1号珪曹(粉末状)を水溶
液透過性第1画板上に2 crl+厚に充填し、この使
用薬剤以外は実験例1と全く同じ条件で実験を行なった
その結果、実験例1と同様の中性食塩水溶液(PH7)
が実験容器内の底部に溜った。この溜った食塩水溶液量
は、全実験中2番目に多かった。
そして、1号珪曹は、実験例1の3号珪四と同様の反応
を起こして白(なり、不溶性化した。
実験例3 3号珪曹、1号珪曹などに代えて、比較的アルカリ度の
強いメタ珪酸ナトリウム塩(無水塩・粒状)を水溶液透
過性第1画板上に2α厚に充填し、この使用薬剤以外は
、実験例1と全く同じ条件で実験を行なった。
その結果、実験例1と同様の中性食塩水溶液(PH7)
が実験容器内の底部に溜ったが、この溜水mは、全実験
中3番目であって比較的少量であった。そして、メタ珪
酸ナトリウム塩(無水塩)は、実験例1の3号珪曹と同
様に反応して白くなり、不溶性化した。
実験例4 これまでの実験に使用したアルカリ性薬剤に代えて、オ
ルソ珪酸ナトリウム塩(80%物2粒状。
オルト珪酸ナトリウム塩ともいう)を水溶液透過性第1
画板上に2CII+厚に充填し、この使用薬剤以外は、
実験例1と全く同じ条件で実験を行なった。
その結果、これまでの実験と同様の中性食塩水溶液(P
H7)が実験容器内の底部に溜ったが、その溜水渚は、
全実験中量も少量であった。
上記各実験において、共に仲間のアルカリ性薬剤である
3号珪曹、1号珪曹、比較的アルカリ度の強いメタ珪酸
ナトリウム塩(無水塩)、オルソ珪酸ナトリウム塩など
は、共に白色化し、水に不溶性の塩となり、固化し、そ
の反応が極めて早かった。そして、上記アルカリ性薬剤
を通過した水溶液は、生成した食塩(Na C1・水に
可溶)を溶解して実験容器内の底部に落下した。
次に、各実験に使用したアルカリ性薬剤と、各実験で得
られた食塩水溶液とを混合した結果この食塩水溶液は、
アルカリ性薬剤に全て吸収され、それぞれ5水和物、9
水和物(水加物、水化物ともいう)の形態で3す珪曹、
1号珪曹、比較的アルカリ度の強いメタ珪酸ナトリウム
塩、オルソ珪酸ナトリウム塩、(オルト珪酸ナトリウム
塩ともいう)の水和物となって固化した。
固型アルカリ性薬剤は、水に不溶性のメタ珪酸カルシウ
ム塩、オルソ珪酸カルシウム塩、(オルト珪酸カルシウ
ム塩ともいう)になって固化するが、この場合水和物を
つくる。この水和物をつくる母の多いか少ないかが、実
験容器内の底部に溜った食塩水溶液のmで判断できるが
、オルソ珪酸ナトリウム塩の場合は、該食塩水溶液の溜
り■が少ないので、水加物をつくる量の多いことがわか
り、逆に3号珪曹の場合は、該食塩水溶液の溜り囚が多
いので、水和物をつくる昂の少ないことがわかる。
珪酸ナトリウム塩は、塩化カルシウム塩水溶液と速やか
に反応して珪酸カルシウム塩(水に不溶性)の中性塩と
なると共に、水和物(水加物、水化物ともいう)をつく
って固化するが、この場合水和物(水加物、水化物とも
いう)をつくりやすいオルソ珪酸カルシウム1!(水に
不溶性の中性塩。
オルト珪酸カルシウム塩ともいう)のほうが体積の増加
が多い。逆に中性の食塩(塩化ナトリウム塩)の水溶液
が多く落下する3号珪費(メタ珪酸ナトリウム塩、水ガ
ラス)のほうが体積の増加が少ない。
水和物(水加物、水化物ともいう)をつくりにくい為で
ある。比較的アルカリ度の強いメタ珪酸ナトリウム塩(
粒状)は、これら両者の中間の性質を示す。
又、アルカリ性薬剤の下部が多少湿っているのは、上部
が珪酸カルシウム塩になっているのに対し、食塩が脱水
された状態と珪酸ナトリウム塩が水和物をつくった状態
で固まるためである。
しかして、3号珪曹、1号珪曹にそれぞれ水酸化ナトリ
ウムを加えた結果、食塩水溶液の落下量が減少し、珪酸
ナトリウム塩に吸収される速度が増した。
以上の実験の結果 ■ アルカリ度の強い珪酸塩はど水和物をつくりやすい
こと ■ 塩化カルシウム塩水溶液と珪酸ナトリウムとの反応
が非常に早いこと ■ アルカリ性薬剤の上部は、不溶性の珪酸カルシウム
塩が大半であるに対し、下部は食塩と珪酸ナトリウムと
の水和物が多いことなどが判明した。
最後に落下した食塩水溶液は、中性であるから、容器が
倒れても安全であり、該水溶液の溜り具合を見ることの
できる製品をつくることができる。
(これに対し塩化カルシウム塩の水溶液はPH5の酸性
を呈するので、塩化カルシウム塩単独の使用は危険であ
る。) 製品試験例を記す。
試験例1 一側壁を多孔性ポリオレフィンシート(市販品の商品名
NFシート、同商品名セルボア等)とし、他側壁を透明
フィルムとした薬剤容器の内部を親水性を有する基材で
ある和紙又は同基材である和紙を割布で補強した透水性
シート(以下、和紙又は透水性シートを透水性シート等
と称す)で2室に区画し、多孔性ポリオレフィンシート
側の薬剤室(以下、−側薬側室と称す)にメタ珪酸ナト
リウム塩と少分の水酸化ナトリウムとの混合物を収容し
、透明シート側薬剤室(以下、他側薬剤室と称す)に塩
化カルシウム塩(無水塩もしくは二水塩又はそれらの混
合物)を収容し、−側薬側室を上方にし、他側薬剤室を
下方にして試験した。
その結果、下方の他側薬剤室に収容した塩化カルシウム
塩が吸湿して穴水塩となって水溶液になると、透水性シ
ート等の毛管現象及び−側薬剤の重さにより、−側薬用
室側に滲出し、メタ珪酸ナトリウム塩と水酸化ナトリウ
ムとの混合物と反応し、その混合物の重量が増し、塩化
カルシウム塩水溶液が次第に上記混合物に吸収され、や
がて消えてなくなり、同時に反応が進行してメタ珪酸ナ
トリウム塩と水酸化ナトリウムとの混合物は、メタ珪酸
カルシウム塩と、食塩と、メタ珪酸ナトリウム塩の水和
物(5水塩又は9水塩)として固化することが認められ
た。従って、最後は、−側薬側室に反応の終った固化物
が残るが、他側薬剤室は、塩化カルシウム塩が無くなっ
て空室になった。
この空窒化を視認することができた。他側薬剤室の空窒
化によって、透水性シート等の他側薬剤室側面に文字、
絵2図案などを予め印刷しておけば、空室になったとき
視認することができる。
試験例2 試験例1と同様組成の塩化カルシウムを試験例1と同じ
構成の薬剤容器の一側薬剤室に充填し、試験例1と同様
組成のメタ珪酸ナトリウム塩混合物を該薬剤容器の他側
薬剤室に充填し、−側薬側室を上方に、他側薬剤室を下
方にして試験した。
その結果、塩化カルシウム塩水溶液(大水塩)が透水性
シート等を通過してメタ珪酸ナトリウム塩混合物に落下
し、反応が進行して試験例1と同様の結果が認められた
この試験の場合、他側薬剤室に充填したメタ珪酸ナトリ
ウム塩混合物の固化進行具合を透明フィルムを通して視
認することができる。
試験例3 薬剤容器を多孔性ポリオレフィンシート(前記NFクシ
−−1前記セルボア等)で構成し、内部を試験例1と同
じ構成の透水性シート等で2室に区画し、それら各室に
試験例1と同様組成の塩化カルシウム塩とメタ珪酸ナト
リウム塩混合物とをそれぞれ各別に充填して試験した。
この場合、薬剤容器の構成に透明シートを使用していな
いので、薬剤の変化状況、薬剤の反応進行具合などを目
で視認することはできないが、手による感触で固化する
反応を知ることができる。
その結果、塩化カルシウム塩は、試験例1と同様に水溶
液となり、透水性シート等の毛管現象で他室に滲出し、
メタ珪酸ナトリウム塩と反応し、塩化カルシウム塩水溶
液が次第にメタ珪酸ナトリウム塩に吸収され、やがて消
えてなくなり、同時に反応が進行し、メタ珪酸ナトリウ
ム塩は多少体積を増し、中性の食塩と、不溶性の珪酸カ
ルシウム塩となり、中和され、固化する。薬剤の反応進
行は、湿気がメタ珪酸ナトリウム塩を通過しないで直接
吸湿するために固化する反応が早い。
試験例4 薬剤容器の一側壁を多孔性ポリオレフィンシート(前記
NFシート、前記セルボア等)で構成すると共に他側壁
を透明フィルムで構成し、塩化カルシウム塩(無水塩も
しくは二本塩又はそれらの混合物)とメタ珪酸ナトリウ
ム塩との混合物を上記薬剤容器内に密封した。
その結果、薬剤の固化反応が進むと共に、その固化反応
を透明フィルムを通して視認することができた。但し、
塩化カルシウム塩が全て液化せず、固化してしまう欠点
が認められた。
試験例5 薬剤容器を多孔性ポリオレフィンシートのみで構成し、
試験例4と同じ薬剤混合物を薬剤容器内に密封した。
その結果、固化反応が促進され、早く固化するが、この
場合も塩化カルシウム塩が全て液化せず、固化してしま
う欠点が認められた。
以上の試験結果から、試験例1のように塩化カルシウム
塩が消えてなくなり、同時に他方の薬剤が固化するとい
う消えてなくなる固まる乾燥剤が得られることは・商品
として頗る有効であるように思われる。また、一般的に
は、薬剤容器の材質が多孔性ポリオレフィンシートの場
合、塩化カルシウム塩が水溶液になると、水蒸気圧が高
まり、上記シートの孔より表面に滲出し、衣服を汚染す
る心配があるが、メタ珪酸ナトリウム塩と併用すると、
中和反応により、中性な食塩と、メタ珪酸カルシウム塩
となって固化するため、又メタ珪酸ナトリウム塩の水加
物は結晶(9水和物又は5水和物)となるため、塩化カ
ルシウム塩水溶液による水蒸気圧が高まらないため、塩
化カルシウム塩水溶液が薬剤容器の表面に滲出せず、酸
性を呈する水を薬剤容器の表面に滲出せしめることがな
くなり、安全に衣服を乾燥することが可能である。
(発明の効果) 本発明は、以上の構成からなるので、化学的に吸湿によ
る水分が利用され、酸・アルカリ性反応・イオン交換・
中和固化反応により、中性の安定な不溶性の塩をつくり
、分離した水分を吸湿性。
水溶性の固型アルカリ性薬剤に吸収Vしめ、水和物にす
るか、又は該水分を該アルカリ性薬剤に単に含浸せしめ
得る。この反応は、酸性を呈する固型薬剤が吸湿して水
溶液となって、全て固型アルカリ性薬剤と反応して固化
し、体積を増して不溶性固化物をつくり、最後に液状を
呈することがなくなって安全である。従って、乾燥剤を
必要とする場所であれば、衣料品、衣服、寝具類(ふと
ん。
その他等)、収納品などを損傷Vしめる心配なく、安心
して使用することができ、かつ取扱いにも便利である。
ゆえに、衣装箱用、家具類用、収納場所用として好適な
乾燥剤を提供でき、所期の目的を達成できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 吸湿性、潮解性の固形酸性薬剤と、吸湿性、水溶性の一
    種又は複数種の固型アルカリ性薬剤とを湿気の存在下に
    おいて、酸・アルカリ性によるイオン交換中和固化反応
    せしめ、水に不溶性の中性塩の固化物を生成せしめ、分
    離した水分を一種又は複数種の固型アルカリ性薬剤に吸
    収せしめることを特徴とする固まる乾燥剤。
JP17048085A 1985-07-31 1985-07-31 固まる乾燥剤 Pending JPS6230548A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6291239A (ja) * 1985-10-16 1987-04-25 Asahi Jushi Sangyo Kk 固まる乾燥剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6291239A (ja) * 1985-10-16 1987-04-25 Asahi Jushi Sangyo Kk 固まる乾燥剤

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