JPS6230357B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6230357B2
JPS6230357B2 JP57060337A JP6033782A JPS6230357B2 JP S6230357 B2 JPS6230357 B2 JP S6230357B2 JP 57060337 A JP57060337 A JP 57060337A JP 6033782 A JP6033782 A JP 6033782A JP S6230357 B2 JPS6230357 B2 JP S6230357B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
rings
slide
coupling
cargo handling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57060337A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58178087A (ja
Inventor
Susumu Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Niigata Engineering Co Ltd filed Critical Niigata Engineering Co Ltd
Priority to JP57060337A priority Critical patent/JPS58178087A/ja
Priority to US06/444,092 priority patent/US4512369A/en
Priority to DE3243905A priority patent/DE3243905C2/de
Priority to FR8219909A priority patent/FR2517409B1/fr
Priority to DE3249734A priority patent/DE3249734C2/de
Priority to DE3249735A priority patent/DE3249735C2/de
Priority to GB08233982A priority patent/GB2111629B/en
Publication of JPS58178087A publication Critical patent/JPS58178087A/ja
Priority to US06/649,334 priority patent/US4586537A/en
Priority to GB08423928A priority patent/GB2145183B/en
Publication of JPS6230357B2 publication Critical patent/JPS6230357B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/28Couplings of the quick-acting type with fluid cut-off means
    • F16L37/30Couplings of the quick-acting type with fluid cut-off means with fluid cut-off means in each of two pipe-end fittings
    • F16L37/32Couplings of the quick-acting type with fluid cut-off means with fluid cut-off means in each of two pipe-end fittings at least one of two lift valves being opened automatically when the coupling is applied
    • F16L37/35Couplings of the quick-acting type with fluid cut-off means with fluid cut-off means in each of two pipe-end fittings at least one of two lift valves being opened automatically when the coupling is applied at least one of the valves having an axial bore
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F17STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
    • F17CVESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
    • F17C2205/00Vessel construction, in particular mounting arrangements, attachments or identifications means
    • F17C2205/03Fluid connections, filters, valves, closure means or other attachments
    • F17C2205/0302Fittings, valves, filters, or components in connection with the gas storage device
    • F17C2205/037Quick connecting means, e.g. couplings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、流体を輸送する流体荷役ラインを
緊急時に離脱して、流体の流れを遮断するのに用
いて最適な流体荷役ラインの緊急離脱装置に関す
るものである。
流体荷役ラインは、例えばシーバースに接岸し
たLNGタンカーからLNGを貯蔵タンクに荷上げ
したり、あるいは貯蔵タンクからLNGタンカー
に荷積みをするのに使用される。
ところで、LNGの荷上げあるいは荷積み作業
を行なつている際に、LNGタンカーが強風ある
いは波浪の影響を受けてシーバースから離される
様な緊急事態が生じた場合には、流体荷役ライン
の途中に設けられたカツプリング部を外してシー
バース上に荷役装置とLNGタンカーとを離脱さ
せると共に、危険物であるLNGの洩れがない様
にその流れを遮断する必要がある。そこで、通常
上述のような流体荷役ラインの途中には、緊急時
に離脱して流体の流れを遮断する緊急離脱装置が
設けられている。
従来、この種の緊急離脱装置は、例えば第6図
と第7図に示す構成となつている。すなわち、一
方及び他方のカツプリングC1,C2が結合具Bに
より接合されており、各カツプリングC1,C2
はスライド弁V1,V2が内蔵されている。このス
ライド弁V1,V2にはスプリングS1,S2に抗して
相反する方向に互いに押してスライド弁V1,V2
の間隔を設定し、カツプリングC1,C2とスライ
ド弁V1,V2との間に流体の流路を形成させるス
ペーサロツドL1,L2が突出して設けられてい
る。そして各スライド弁V1,V2のヘツドには、
シールパツキンP,Pが取り付けられている。
しかして、流体を輸送している平常使用時に
は、第6図に示す様に流体は他方のカツプリング
C2側から流入してスライド弁V2のスロツトSL2
経てスライド弁V1のスロツトSL1に入り、カツプ
リングC1から吐出される。また、緊急時には、
外力により結合具B,Bがはずされてカツプリン
グC1,C2は離脱され、スプリングS1,S2の反発
力及び流体圧力によりスライド弁V1,V2のシー
ルパツキンP,PがカツプリングC1,C2のシー
ルリングr1,r2に押し当てられ、第7図に示すよ
うに流体の流れは遮断される。
ところが、従来の装置では、上述のようにカツ
プリングC1,C2の離脱後のシールは、スプリン
グS1,S2の反発力と流体圧力により非常に短時間
で実施されることから、荷役ライン中の流体の運
動エネルギーを急遮断して圧力エネルギーに変換
し、その結果ウオータハンマ等の悪害を発生させ
ることになる。
したがつて従来の装置を採用するに当つてはチ
エツキバルブを別途設けるなどの対策が必要であ
つた。
以上の点に鑑みこの発明は成されたものであつ
て、すなわちこの発明は、カツプリングが離脱
後、荷役流体の運動エネルギを急遮断せず一定の
時間後に両カツプリングをシールしてウオータハ
ンマ等の悪害を回避することができる流体荷役ラ
インの緊急離脱装置を提供することを目的とす
る。
上記の目的を達成するための本発明の構成を、
実施例に対応する第1図乃至第5図を参照して説
明する。
すなわち、本発明は、流体荷役ラインの途中
に、常時は互いに結合状態とされると共に荷役流
体の流れを許容し、緊急時には離脱状態とされる
と共に荷役流体の流れを遮断する、一方及び他方
のカツプリング1,2が設けられ、 前記一方及び他方のカツプリング1,2は、
夫々の外筒部の内壁部内に、対向端面が弁ヘツド
33,34で閉鎖され反対側の端面は流体の流入
開口35,36とされた同心円筒状のスライドリ
ング37,38を有し同スライドリング37,3
8には孔39,40を有する一方及び他方のスラ
イド弁27,28を有しており、 前記結合状態では、前記一方及び他方のスライ
ド弁27,28はそのヘツド部分が互いに当接さ
れて反対側に移動されており、他方のスライド弁
28の流入開口36及び同孔40及び他方のスラ
イド弁28の外壁部と他方のカツプリング2の内
壁部の間によつて形成される内部流路と、一方の
スライド弁27の外壁部と一方のカツプリング1
の内壁部の間及び一方のスライド弁27の孔39
及び同流入開口35によつて形成される内部流路
を通つて荷役流体が流れるようになつており、 前記離脱状態では、前記一方及び他方のスライ
ド弁27,28は、互いに対向方向に付勢移動さ
れて、その外周シール部が対応するカツプリング
の内壁部に形成されるシール面23,24に当接
されて荷役流体の流れを遮断する、流体荷役ライ
ンの緊急離脱装置において、 前記各スライド弁27,28のスライドリング
37,38の孔39,40の形成位置よりも外方
位置における外周には、ガイドリング43,44
が形成され、 前記各カツプリング1,2の前記各スライド弁
27,28の外周と対面し前記ガイドリング4
3,44の形成位置よりも対向内方に位置する外
筒内壁部にはエンクローズリング25,26が設
けられ、 前記結合状態では、前記孔39,40の一部よ
り、前記エンクローズリング25,26と前記ガ
イドリング43,44の間の空間に荷役流体の一
部が流入し、 前記離脱状態におけるスライド弁27,28の
初期移動位置では、前記空間が孔39,40によ
り前記内部流路と連通し、スライド弁27,28
がさらに移動してそのシール部がシール面23,
24に近接される位置において、前記連通が遮断
されて、カツプリング1,2の外筒内壁部とスラ
イド弁27,28のスライドリング37,38の
外周とエンクローズリング25,26とガイドリ
ング43,44とによつて囲まれ、小量の内部流
体の漏洩を許容する流体封入部55,56が形成
されることを特徴とする流体荷役ラインの緊急離
脱装置にある。
上記本発明によれば、カツプリング1,2の緊
急離脱後、各スライド弁27,28が付勢移動さ
れて、その孔39,40の外縁がエンクローズリ
ング25,26の位置を通過すると、流体封入部
55,56内の内部流体が、シヨツクアブソーバ
となつて、スライド弁27,28のそれ以上の急
激な移動を阻止し、この緩衝された状態で、シー
ル面23,24に対する当接シールが行なわれ
る。
以下、図示の一実施例によりこの発明を説明す
る。
第1図は、この発明に係る流体荷役ラインの緊
急離脱装置の断面であつて、図中1,2は左右一
対の一方及び他方のカツプリングである。上記カ
ツプリング1,2は、同一円筒型を成しており外
筒3,4の両端部には、一方及び他方のシールリ
ング5,6及び接続フランジ7,8が形成されて
いる。この一方及び他方のシールリング5,6
は、その全周方向に沿つて設けられたクランプ9
により接合されており、このクランプ9は緊急時
に作動される図示しないシリンダ装置により加圧
されて分割され、即座にシールリング5,6より
取りはずされるようになつている。
また、上記一方のカツプリング1の接続フラン
ジ7は、図示しないタンカーの側部に突出して設
けられた接続管10の接続フランジ11に固設さ
れていると共に、上記他方のカツプリング2の接
続フランジ8は、流体荷役ラインの一部であるロ
ーデイングアーム(図示せず)の接続フランジ1
2に固設されている。尚、上記ローデイングアー
ムは、他方のカツプリング2を上記接続管10側
の一方のカツプリング1の位置に合わせて保持す
るために、x,y,z方向にカツプリング2を自
在に移動して位置決め保持することができる構成
となつている。
次に、一方及び他方のカツプリング1,2の流
路13,14の形状について述べる。両カツプリ
ング1,2の流路13,14は同形状であり、
各々の接続フランジ7,8側から外筒3,4の途
中にかけては、内径Rの第1の内壁部15,16
とされており、外筒3,4の途中から上記シール
リング5,6にかけては内径D2(D2>R)の第
2の内壁部17,18と内径D3(D3>D2>R)
の第3の内壁部19,20が形成されている。そ
して、該第3の内壁部19,20からシールリン
グ5,6の接続開口21,22にかけては、その
流路断面が比較的ゆるやかに細まつており、その
途中には後述のスライド弁27,28が当接され
るテーパ状のシール面23,24が形成されてい
る。また、上記第3の内壁部19,20と第2の
内壁部17,18との間の段差部分には、エンク
ローズリング25,26が固着されている。
しかして、カツプリング1,2はクランプ9に
より接合され、流路13,14は接続開口21,
22により導通されている。
上述したカツプリング1,2の流路13,14
には、カツプリング1,2の軸方向にスライド可
能な一方及び他方のスライド弁27,28と、該
スライド弁27,28を上記シールリング5,6
のシール面23,24に押圧付勢する付勢手段と
してのスプリング29,30と、第1の内壁部1
5,16に固着されて上記スプリング29,30
の一方のエンドが当接するリング状のストツパ3
1,32とを有している。
上記スライド弁27,28は、同一円筒形状を
成しており、各々の一端面が弁ヘツド33,34
で閉鎖されていると共に、他端面は流体の流入す
る流入開口35,36とされている。このスライ
ド弁27,28のスライドリング37,38の外
径D1は、前記第2の内壁部17,18の内径D2
より小とされていると共に、第2図に示すように
上記エンクローズリング25,26の内径Hより
小とされており、両者間には絞り孔としての所定
のすきま△S1が形成されている。またスライドリ
ング37,38には、その全周にわたり軸方向に
長い孔39,40が形成されていると共に、上記
スライドリング37,38の内周面には段部4
1,42が形成されており、この段部41,42
には前記スプリング29,30の他方のエンドが
当接されている。また、スライドリング37,3
8の流入開口35,36側、即ち、スライド弁2
7,28の後端部にはガイドリング43,44が
固着されている。このガイドリング43,44の
外径は、上記第2の内壁部17,18の内径D2
より小とされており、両者間には絞り孔としての
所定のすき間△S2が形成されていて、その絞り長
さはLとされている。
更に、上記スライド弁27,28の弁ヘツド3
3,34には、その中央部に対向するスペーサロ
ツド47,48が突出して設けられており、この
スペーサロツド47,48とスライドリング3
7,38の内空部には円錐コーン49,50,5
1,52が設けられている。また、弁ヘツド3
3,34の一端には、その全周にわたつてシール
パツキン53,54が取り付けられている。
尚、第1の内壁部15,16と第2の内壁部1
7,18間の段部45,46は、上記スライド弁
27,28のガイドリング43,44が当接して
スライド弁27,28のストロークを規制するス
トツパの役割りを果たしている。また、第2の内
壁部17,18とスライド弁27,28のスライ
ドリング37,38と、ガイドリング43,44
と、そしてエンクローズリング25,26とで囲
まれる空間を、流体封入部55,56と呼称す
る。そして、第1図及び第2図に示すように、カ
ツプリング1,2が組立てられスライド弁27,
28がスプリング29,30に抗してスライド
し、ガイドリング43,44が段部45,46に
当接している状態、即ちカツプリング1,2が接
合された平常使用時では、第2図に示すように上
記流体封入部55,56は開口幅x1で孔39と通
じていると共に、上記ガイドリング43,44と
エンクローズリング25,26の間隔Eは、シー
ルリング53,54とシール面23,24の間隔
xより大とされている。
更に、上記円錐コーン49,50,51,52
の角度θは、カツプリング1,2が組立てられた
状態で流体の流路断面積がほぼ一様になるように
設定されている。
次に、以上の構成における作用を説明する。
まず、カツプリング1,2がクランプ9に組立
てられた状態、即ち平常使用時における流体の荷
役状態を第1図により説明する。平常使用時で
は、スライド弁27,28はスペーサロツド4
7,48によりスプリング29,30に抗して反
対方向に押動され、段部45,46間に固定保持
されていると共に、流体封入部55,56にはス
ライド弁27,28の長孔39,40の一部が開
口されている。
上述の状態で流体を貯蔵タンクからタンカーに
荷積みする場合には、流体はローデイングアーム
側からカツプリング2の第1の内壁部16に流入
し、第1図の矢印で示すようにスライド弁28の
流入開口36、孔40、第3の内壁部20とスラ
イド弁28との間及び円錐コーン50とシールリ
ング6の間を経て、接続開口21,22よりカツ
プリング1の流路13に流入する。そして、流入
した流体は、円錐コーン49とシールリング5の
間、第3の内壁部19とスライド弁27との間を
通り、孔39、流入開口35、そして第1の内壁
部15より接続管10を介してタンカーに荷積み
される。
また逆に、タンカーから貯蔵タンクに荷上げす
る場合には、流体の流れが上述の場合と逆にな
り、第1図の矢印とは反対に流体は接続管10か
ら孔39、接続開口21,22,孔40を経てロ
ーデイングアームを介して貯蔵タンクに荷上げさ
れる。
この様に、カツプリング1,2を介して流体が
双方向に安定して荷役されることになる。ここ
で、上述のいずれの場合、即ち荷上げ及び荷積み
においても、流体封入部55,56と孔39,4
0とは開口していることから、流体封入部55,
56には流体が常に満たされることになる。
次に、例えば流体を荷役中にタンカーがシーバ
ースから離れるなどといつた事態が生じて、緊急
に流体荷役ラインを遮断する必要がある緊急時で
は、第3図から第5図に示すようにクランプ9は
はずされ、カツプリング1,2は離脱される。
したがつて、スライド弁27,28はカツプリ
ング1,2の離脱と同時に、スプリング29,3
0の反力及び流体圧力の合力により押されてスラ
イドして、第3図に示すように、前述の孔39の
開口幅x1分だけスライド弁27,28のスライド
リング37,38がスライドすると、ガイドリン
グ43,44、エンクローズリング25,26、
外筒3及びスライドリング37,38とにより流
体封入部55,56が形成され、流体封入部5
5,56には流体Mが封入される。尚、この際、
シールパツキン53,54とシール面23,24
との間には、x2の間隔がある。
更に、スライド弁27,28及びスライドリン
グ37,38がさらにスライドすると、ガイドリ
ング43,44とエンクローズリング25,26
との間隔は小さくなり、流体封入部55,56内
の封入流体Mは加圧され、ガイドリング43,4
4とエンクローズリング25,26との間で封入
流体Mによりクツシヨン効果が生ずることにな
る。そして、封入流体Mは、すきま△S1及びすき
ま△S2から流体封入部55,56外に漏れはじめ
るが、この際、すきま△S1,△S2が絞りの役目を
はたして封入流体Mの漏れ量を規制するため、ス
ライド弁27,28のシールパツキン53,54
が上述の間隔x2分スライドしてシール面23,2
4に接触するには一定の時間、換言すればスライ
ド弁27,28のスライド時間を要することにな
る。このことから、スライド弁27,28がスプ
リング29,30の反力及び流体圧力により無抵
抗に急激にスライドして、両カツプリングを急遮
断する恐れがなく、そのスライドスピードは規制
され、カツプリング1,2内でのウオータハンマ
などの悪害を回避できる。そして一定のスライド
時間を経てスライド弁27,28のシールパツキ
ン53,54は、シール面23,24に押圧さ
れ、両カツプリング1,2は完全にシールされ
る。
ここで、次式によりスライド時間tを確保する
ことができる。
流体封入圧力:P F:スプリング反力及びスライド弁に作用す
る流体圧力に基づく力を合成した力 D1:スライドリングの外径 D2:第2の内壁部の内径 すきま△S1,△S2からの封入流体のもれ流
量:Q Q=π・R・△S(△S又は△S)/6・μ
・L・P R:すきま部径 μ:流体粘度 L:絞り長さ 封入排出容積:V V=π/4(D −D )×x2 x2:流体封入開始時におけるシールパツキン
とシール面の間隔 これら〜式と△S1,△S2の絞り効果を同じ
とすればスライド時間tは t=V/2×Q となる。
尚、ガイドリング43,44と外筒3,4及び
エンクローズリング25,26とスライドリング
37,38の間に各々絞り孔としてのすきま△
S1,△S2を形成する代わりに、別に例えばガイド
リングあるいはエンクローズリング、あるいはス
ライド弁のスライドリング37,38の壁部に半
径方向に絞り孔を設けてスライド弁27,28の
スライドスピードを規制してもよい。
以上説明したようにこの発明によれば、スライ
ド弁の外周の荷役流体が流入できる位置にガイド
リング及びエンクローズリングを設け、スライド
弁のスライド時には、ガイドリング、エンクロー
ズリング、スライド弁外壁部及び外筒内壁部と
で、小量の内部流体の漏洩を許容する、流体封入
部が形成される構成としたので、カツプリングが
離脱後、ガイドリングとエンクローズリングとの
間で封入流体によるクツシヨン効果が得られると
共に、上記内部流体の漏洩により、スライド弁の
シールパツキンがシール面に接触するまでに一定
の時間を確保できることから、スライド弁が荷役
流体の運動エネルギーを無抵抗に急遮断する恐れ
がなく、ウオータハンマ等の悪害を回避した後に
両カツプリングをシール状態にすることができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る流体荷役ラインの緊
急離脱装置の一実施例を示す断面図、第2図は、
第1図の流体封入部の拡大断面図、第3図は、カ
ツプリングが離脱されて、流体封入部内に流体が
封入開始された状態を示す断面図、第4図は、封
入流体がもれてスライド弁がシール面に押圧され
た状態を示す断面図、第5図は、カツプリングが
離脱されている状態を示す一部切欠正面図、第6
図は、従来の緊急離脱装置を示す断面図、第7図
は、従来の装置が離脱された状態を示す断面図で
ある。 1,2……一方及び他方のカツプリング、3,
4……外筒、17,18……第2の内壁部、2
3,24……シール面、25,26……エンクロ
ーズリング、27,28……スライド弁、29,
30……付勢手段としてのスプリング、37,3
8……スライドリング、39,40……孔、4
3,44……ガイドリング、55,56……流体
封入部、M……封入流体、△S1,△S2……絞り孔
としてのすきま。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 流体荷役ラインの途中に、常時は互いに結合
    状態とされると共に荷役流体の流れを許容し、緊
    急時には離脱状態とされると共に荷役流体の流れ
    を遮断する、一方及び他方のカツプリング1,2
    が設けられ、 前記一方及び他方のカツプリング1,2は、
    夫々の外筒部の内壁部内に、対向端面が弁ヘツド
    33,34で閉鎖され反対側の端面は流体の流入
    開口35,36とされた同心円筒状のスライドリ
    ング37,38を有し同スライドリング37,3
    8には孔39,40を有する一方及び他方のスラ
    イド弁27,28を有しており、 前記結合状態では、前記一方及び他方のスライ
    ド弁27,28はそのヘツド部分が互いに当接さ
    れて反対側に移動されており、他方のスライド弁
    28の流入開口36及び同孔40及び他方のスラ
    イド弁28の外壁部と他方のカツプリング2の内
    壁部の間によつて形成される内部流路と、一方の
    スライド弁27の外壁部と一方のカツプリング1
    の内壁部の間及び一方のスライド弁27の孔39
    及び同流入開口35によつて形成される内部流路
    を通つて荷役流体が流れるようになつており、 前記離脱状態では、前記一方及び他方のスライ
    ド弁27,28は、互いに対向方向に付勢移動さ
    れて、その外周シール部が対応するカツプリング
    の内壁部に形成されるシール面23,24に当接
    されて荷役流体の流れを遮断する、流体荷役ライ
    ンの緊急離脱装置において、 前記各スライド弁27,28のスライドリング
    37,38の孔39,40の形成位置よりも外方
    位置における外周には、ガイドリング43,44
    が形成され、 前記各カツプリング1,2の前記各スライド弁
    27,28の外周と対面し前記ガイドリング4
    3,44の形成位置よりも対向内方に位置する外
    筒内壁部にはエンクローズリング25,26が設
    けられ、 前記結合状態では、前記孔39,40の一部よ
    り、前記エンクローズリング25,26と前記ガ
    イドリング43,44の間の空間に荷役流体の一
    部が流入し、 前記離脱状態におけるスライド弁27,28の
    初期移動位置では、前記空間が孔39,40によ
    り前記内部流路と連通し、スライド弁27,28
    がさらに移動してそのシール部がシール面23,
    24に近接される位置において、前記連通が遮断
    されて、カツプリング1,2の外筒内壁部とスラ
    イド弁27,28のスライドリング37,38の
    外周とエンクローズリング25,26とガイドリ
    ング43,44とによつて囲まれ、小量の内部流
    体の漏洩を許容する流体封入部55,56が形成
    されることを特徴とする流体荷役ラインの緊急離
    脱装置。
JP57060337A 1981-11-27 1982-04-13 流体荷役ラインの緊急離脱装置 Granted JPS58178087A (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57060337A JPS58178087A (ja) 1982-04-13 1982-04-13 流体荷役ラインの緊急離脱装置
US06/444,092 US4512369A (en) 1982-02-26 1982-11-24 Emergency disconnector for fluid loading and unloading lines
DE3249735A DE3249735C2 (ja) 1981-11-27 1982-11-26
FR8219909A FR2517409B1 (fr) 1981-11-27 1982-11-26 Dispositif de desaccouplement d'urgence de canalisations de chargement et de dechargement de fluide
DE3249734A DE3249734C2 (ja) 1981-11-27 1982-11-26
DE3243905A DE3243905C2 (de) 1981-11-27 1982-11-26 Ventilkupplung für Fluidleitungen
GB08233982A GB2111629B (en) 1981-11-27 1982-11-29 Emergency disconnector for fluid loading and unloading lines
US06/649,334 US4586537A (en) 1982-02-26 1984-09-11 Emergency disconnector for fluid loading and unloading lines
GB08423928A GB2145183B (en) 1982-04-13 1984-09-21 Emergency disconnector for fluid loading and unloading lines

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57060337A JPS58178087A (ja) 1982-04-13 1982-04-13 流体荷役ラインの緊急離脱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58178087A JPS58178087A (ja) 1983-10-18
JPS6230357B2 true JPS6230357B2 (ja) 1987-07-01

Family

ID=13139244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57060337A Granted JPS58178087A (ja) 1981-11-27 1982-04-13 流体荷役ラインの緊急離脱装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPS58178087A (ja)
GB (1) GB2145183B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03185754A (ja) * 1989-12-14 1991-08-13 Nec Corp 半導体装置
JPH04177867A (ja) * 1990-11-13 1992-06-25 Matsushita Electron Corp 半導体装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4949705B2 (ja) * 2006-03-17 2012-06-13 三菱重工業株式会社 緊急離脱接続装置
DE102013100483A1 (de) * 2013-01-17 2014-07-17 Andreas von Keitz Nottrennkupplung
JP6685246B2 (ja) 2017-02-10 2020-04-22 東京貿易エンジニアリング株式会社 流体荷役装置用の緊急離脱機構
JP7245025B2 (ja) * 2018-10-30 2023-03-23 川崎重工業株式会社 流体荷役装置用の緊急離脱機構

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2965416D1 (en) * 1978-02-04 1983-07-07 Gall Thomson Maritime Ltd Breakaway pipe coupling
JPS57207992A (en) * 1981-06-17 1982-12-20 Fuji Electric Co Ltd Vending machine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03185754A (ja) * 1989-12-14 1991-08-13 Nec Corp 半導体装置
JPH04177867A (ja) * 1990-11-13 1992-06-25 Matsushita Electron Corp 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
GB8423928D0 (en) 1984-10-31
GB2145183A (en) 1985-03-20
JPS58178087A (ja) 1983-10-18
GB2145183B (en) 1985-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4361165A (en) Breakaway pipe coupling with automatically closed valves
US3933172A (en) Pipeline surge reliever with sanitary barrier
US4007909A (en) Full flow valved fitting
US2345124A (en) Accumulator
US4883083A (en) Relief valve assembly; piston member from same and filter head assembly incorporating same
JPS6358308B2 (ja)
JPH048669B2 (ja)
US3605337A (en) Closure member arrangements
JPS6252196B2 (ja)
US4785844A (en) Double-seal flexible gate valve
JPS6230357B2 (ja)
US4425698A (en) Method of assembling a pressure vessel
US4586537A (en) Emergency disconnector for fluid loading and unloading lines
US3942756A (en) Expansible tube valve
EP0228763B1 (en) Emergency release valve apparatus
JPS6244228Y2 (ja)
JPS6235999Y2 (ja)
US3084713A (en) Device for bleeding off a fluid under pressure
US4328836A (en) Pressure vessel
US20050206086A1 (en) Seal assembly
KR20200057325A (ko) 긴급 분리 가능한 커플링
JPH0251699A (ja) 海底油田開発における炭化水素の輸送のための可撓導管
JP2829843B2 (ja) 管の、フランジ溶接部検査装置
RU2374542C2 (ru) Клапан запорно-регулирующий
CN219299906U (zh) 一种密封圈、连接装置及油料装车系统