JPS62297452A - 複雑な幾何形状の高品質プラズマ溶射堆積物の形成方法 - Google Patents

複雑な幾何形状の高品質プラズマ溶射堆積物の形成方法

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JPS62297452A
JPS62297452A JP62106523A JP10652387A JPS62297452A JP S62297452 A JPS62297452 A JP S62297452A JP 62106523 A JP62106523 A JP 62106523A JP 10652387 A JP10652387 A JP 10652387A JP S62297452 A JPS62297452 A JP S62297452A
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JP
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gun
plasma
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deposit
guns
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JP62106523A
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English (en)
Inventor
ジョン・ルエル・ライアデン,サード
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C4/00Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge
    • C23C4/12Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge characterised by the method of spraying
    • C23C4/137Spraying in vacuum or in an inert atmosphere
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C4/00Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge
    • C23C4/12Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge characterised by the method of spraying
    • C23C4/134Plasma spraying

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、プラズマ溶射により高密度の物品や不規則な
形状の物品を形成する方法および手段に関する。さらに
詳しくは、本発明は、複雑な形状をもつ高密度の凝集し
た堆積物を大きな司法の被堆積面上に形成する低圧プラ
ズマ堆積方法および装置に関する。ここで用いる用語「
大きな寸法」とは、1本の静止プラズマ銃で静止披堆積
面上に低圧プラズマ堆積層を形成するときに高密度の堆
積物で覆われる被堆積面の面積より実質的に大きい寸法
を意味する。
現在の低圧プラズマ堆積技術では、プラズマのとどく範
囲内のターゲット区域の中心部分に高密度の堆積層を作
ることができる。特定の装置と操作条件の組合せでは、
この中心領域は直径で測って面積が約20乃至40ca
であり、特に堆積1層に高密度化熱処理を行えば、この
中心領域の堆積物の密度は約100%に近い。また大抵
は、中心領域を囲む溶射堆積物は、特に周辺領域では、
密度が低く、実際的100c♂の区域より外側では極め
て多孔質となる。多孔質の外側区域は理論密度の97%
にさえも高密度化できず、97%より密度が低い材料は
物理的特性が悪く、特に引張特性が悪い。
外側周辺部の堆積物があまり高密度でない、言い換える
とあまり望ましい特性を示さない理由の一つは、プラズ
マ銃からの堆積物の入射角が直角、すなわち90″でな
いことである。被堆積面に90″より著しく小さい鋭角
で入射するプラズマフレームからの堆積物は特性が劣る
ことを確かめた。
また、入射角が90°からはずれるほど特性の劣化も大
きくなる。
以上のことを別の観点から考えるため、円形の区域を用
いると、面積が20cdである高密度の堆積物の中心区
域は直径約5cmの区域に相当する。
堆積したときに中心区域だけしか高密度でないとすると
、堆積物全体のごく一部だけが高密度だということであ
る。面積40cdの区域は直径約7゜1 amの円内に
入り、面積100cJの区域は直径約11.3cmの円
内に入る。
現在の技術では、プラズマ銃から形成すべき堆積物の大
きさが少なくとも1つの寸法において溶射パターンの密
度の領域より大きい場合、その大きな区域を覆うのにプ
ラズマ銃を動かすか支持体を動かすかあるいは両方を動
かす必要がある。このような移動の結果前られる堆積物
は、高密度の部分と多孔質の部分とが組み合わさったも
のとなる。このように堆積物の大きさを大きくすると堆
積物の引張および延性特性に影響を及ぼし、このため面
積の大きな堆積物は堆積したま\の状態では密度が小さ
く且つ強度が弱い。
また一般に、堆積角を小さい(溶射方向と溶射物が堆積
する表面との間の角度が鋭角であることを意味する)と
、堆積物の密度および引張特性がそれだけ低くなる。例
えば、堆積角が70°より小さいと、プラズマ銃を被堆
積面に対して直角に向けて堆積した層と較べて、堆積物
の密度および引張特性が更に悪くなる。
被堆積面自体が平面でない場合、特に被堆積面が複雑な
幾何形状をもっている場合、その彼堆fΔ面のプラズマ
銃に対して直角に向いていない部分には、プラズマ溶射
物が高密度の堆積物を得るための望ましい90’の角度
からはずれた角度で入射する。
プラズマ溶射堆積物は、ニッケル系超合金の粉末などの
多数の粉末原料から形成されている。
例えばニッケル系超合金の場合、約1250’Cで適当
な時間熱処理した後の密度が97%未満である堆積物の
延性値は低いことを確かめた。
発明の概要 従って本発明の目的は、回旋状の高密度の表面被膜を、
低圧プラズマ堆積によって、堆積したま\の状態で良好
な特性を有すように形成することのできる方法を提供す
ることにある。
本発明の別の目的は、比較的複雑な形状の三次元表面上
に均一な堆積物を形成する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、低圧プラズマ堆積技術により高密
度の堆積物を凹凸のある区域に形成することのできる装
置を提供することにある。
本発明の別の目的は、密な堆積物を比較的大きな寸法の
複雑な幾何形状の表面上に形成することのできる方法を
提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、低圧プラズマ堆積技術によ
り不規則な形状の表面の比較的大きな面積にわたって形
成された均一な高密度の堆積物を提供することにある。
他の目的は一部は自明であり、また一部は以下の説明の
中で指摘する。
本発明の一面においては、上記目的を達成するため、低
圧プラズマ溶射室内に少なくとも2本のプラズマ銃を用
意し、これらのプラズマ銃から材料を同時に溶射して、
堆積物が形成されるにつれて重なり合うようなパターン
で堆積させる。2本のガンを室内に装着して、彼堆積面
に重なり合うパターンで入射するようにプラズマフレー
ムの射出軌道を設定する。
本発明者は、第1のプラズマ銃を用いである区域に通常
多孔質であるプラズマ溶射堆積物を形成し、第2のプラ
ズマ銃を用いて同じ区域に通常は多孔質になるような堆
積物を形成した場合、驚くべきことには、十分に高密度
の堆積物が得られることを見出した。さらに驚くべきこ
とには、小さい寸法の堆積物を複雑な幾何形状の表面上
に形成し、その表面の一部が第1のプラズマ銃の方向に
対して直角でない角度に向いているとき、同時に第2照
準方向の第2のプラズマ銃を用い、第2のプラズマ銃の
照準方向を第1のプラズマ銃の照亭方向に対して鋭角に
、好ましくは、複雑な表面の別の部分に直角に設定する
と、極めて高密度の驚くほど均一な低圧プラズマ堆積被
膜が得られることを見出した。
更に不規則な彼堆積面を被覆したい場合には、3本以上
のプラズマ銃を3つ以上の異なる鋭角に設定して同時に
用いることもできる。
発明の詳細な説明 第1図に、低圧エンクロジヤ8内に収容したプラズマ溶
射銃(以下、単に銃とも呼ぶ)10の)既略図を示す。
銃10には中央陰極12と環状陽極14とが互に間隔を
あけて設けられている。陰極12および陽極14に導線
18および20を介して接続された電源16により、陽
極と陰極の間に作動電圧を印加する。陽極14には中心
孔22があり、この孔22を24の位置に線図的に示さ
れる粒子の流れが通過する。粒子は、陽極14のまわり
に互に間隔をおいて設けられた供給口26および28を
通して中心孔22に供給される。ガス流をガス供給口3
0および32に導入すると、ガスは陰極12と陽極14
の間の環状空間を通過する。ガスは図示していないソー
スからガス供給口30および32に導入されて、陰極と
陽極の間の環状空間を流れると、陽極と陰極の間に適当
な励起電力を印加することによって、プラズマアークが
生成する。ガスが環状隙間そしてオリフィス24を高速
で通過する結果、オリフィスに導入された粒子はそのガ
スによりオリフィスから送り出されて、アークプラズマ
溶射銃10から離れた位置にあるターゲット34に向う
。これにより堆積物質層36がターゲット34上に形成
される。ターゲツト34自体は堆積物質層34に対する
基体として働く。
銃とターゲットは、第1図に破線で示した低圧エンクロ
ジヤ8内に収容されている。適当なガスおよび粉末粒子
供給手段により、エンクロジヤ8の外部の貯蔵部から銃
にガスと粉末粒子を供給する。
適当な電源38を設けて、銃10とターゲット34の間
に所望の電圧を維持するとともに、ガンの動作と所望の
堆積層36をj与るのに適した所望の電圧変化をターゲ
ットに与える。導線40および42により電源38を銃
10およびターゲット34に接続する。陽極と陰極の間
にプラズマアークが設定されると、10000乃至20
000°C程度の極めて高い温度が発生し、このプラズ
マのエネルギーはオリフィス24に導入された粒子を溶
融するのに十分になる。溶融粒子はプラズマ溶射ジェッ
トに乗って、図示のように銃10からターゲット34へ
流れ44として運ばれる。
10で示すようなプラズマ溶射銃を用いる低圧プラズマ
技術で堆積物を34のような比較的広い表面上に形成す
る場合、表面自体を加熱するのが好ましい。加熱はプラ
ズマ銃自身からの熱によって行ってもよいし、独立の熱
源からの熱によって行ってもよい。プラズマ溶射エネル
ギー約80KWの銃1本を用いる場合、約900℃に保
ち得るサンプルの最大面積は約1000cdである。1
000cjの面積は直径約36cmのはソ円形の区域に
入る。
例えばエネルギー約80KWのプラズマ銃1本を用いて
、プラズマ銃からマンドレル上に堆積することにより、
幅7.5cmで直径30cmのリング状帯を形成する場
合、このリング状帯は明らかに堆積(溶射)中に十分に
加熱されない。このことはマンドレルを化学的に除去し
た後のひずみと大きな残留応力から検証された。
03−CA−80陽極を備えたEPIモデル03−CA
プラズマ溶射銃2本を横に並べて、直径114cmで長
さ137cmの寸法の水冷低圧室内に装着した。この構
造体内に銃取付はブラケットを適切に配置し、2本の銃
を互に9cmのように近い間隔でブラケットに取付け、
各銃の照準点を室の外部から操作される制御機構を介し
て広い範囲で変化できるような角度に2本の銃を向けら
れる構成とした。
装置には、基体として面積が約15.2cmX25.4
cmで厚さが0.32cmのマンドレルを保持した。使
用したマンドレルは平面状の銅シートであった。低圧プ
ラズマ法でマンドレルの表面上に堆積層を形成した後、
基体を構成するマンドレルを選択的な化学溶解により除
去した。
これらの堆積層をプラズマ形成するのに用いた粉末は、
ホモジニアス・メタルズ社(IlorIlogeneo
uS Metals、米国ニューヨーク州クレイビル)
から入手した合金lN−100の一400メツシュ金属
粉末であった。
マンドレルの除去後、堆積層を切断して、引張試験を行
うのに通常用いられるような、幅約0゜203cmの中
央部に両端部がついた通常の試験用のダンベル形の形状
にした。厚さは約0.157±0.0025cmであっ
た。
第2図に、1本のプラズマ溶射銃から被堆積面上に堆積
物を形成した結果を図示する。湾曲した輪郭線または等
高線は等しい深さの堆積物のパターンを示す。第2図に
分数の形で示した数値は、区切られた四角内に囲まれた
堆積物のサンプルそれぞれの密度の数値を表わし、分子
の数値は堆積したままの状態での密度(%)を表わし、
分母の数値は1250℃で2時間熱処理した後の密度(
%)を表わす。中央の四角では、堆積物の密度は95.
6であり、これが1250℃で2時間の熱処理により9
9.6に上昇する。
しかし、2つの外側の四角の密度は、堆積したま\の状
態で87.2および89.6、焼鈍後で92.1および
95,2のようにいずれの場合でも低い。このような低
い密度の試料は引張強度も低いことがわかった。
本発明に従って行う急速凝固プラズマ堆積法によって堆
積した材料の密度が異なることの意義は、第8図に12
50℃で熱処理した後の機械的特性と密度の関係を示す
データを見るとより明らかになろう。第8図には。30
°、50°、70°および90’の姿勢の単−銃で堆積
したサンプルにおいて得られた密度をプロットしである
。第8図に示す角度を記入したデータ点かられかるよう
に、30″または50@の低い角度で粒子をプラズマ溶
射した場合には得られる密度の値がかなり低く、90%
または93%程度である。
第8図では密度を横軸に、縦軸から離れるにつれて密度
が低下するものとしてプロットしである。
縦軸は、2つの部分に分けて表示しである。下側のスケ
ールには、試験片の最初の直径(R)対試験片の最終直
径(A)の比をパーセントで示しである。例えばグラフ
の左隅に、密度約99%、面積減少率(R/A)約9%
のデータ点が示されている。その意味は、このデータ点
に対応するサンプルでは、その引張試験片の幅狭の点の
面積が、試験片を引張って2つに分断したときにその最
初の寸法の926分だけ減少したことを表わす。
第8図の上側のグラフには、それぞれのサンプルの密度
(%)に対して試験片の強度(ksl )を縦軸に示し
である。密度(%)は、第8図の下側部分と同じスケー
ルを用いである。例えば、強度が180で密度が97%
の丸印のデータ点は、密度が約9796である材料の極
限引張強度(UTS)が約180ksiであることを表
わす。
三角形のデータ点は、上記と同じ位置にあるとすると、
密度的97%の試験片が、標準降伏強度試験および指示
計器を用いて、約180ks1の降伏強度を有すること
を表わす。
第8図の上部に実線で示した大きな四角は多数のデータ
点が集合した区域であり、この四角の範囲内に多数のデ
ータ点が得られたことを表わす。
この範囲内の値は試験した材料の極限引張強度の値を示
す。
170乃至180ksj範囲に破線で示した四角は、上
記実線の四角に対応して、試験した材料の降伏強度を示
す多数の対応するデータ点があることを表わす。言い換
えると、230ksl程度の極限引張強度(UTS)の
値を有する試験材料の場合、これらの同じサンプルが1
70乃至180kslの範囲内の降伏強度(YS)を有
することを表わす。
同様に、約213ksiの所にある小さな四角は、種々
のサンプルの極限引張強度(UTS)の多数の試験点を
表わす区域である。約145 ksiの所の破線の四角
は、上記の213ksiの所の実線の四角内に表示され
たサンプルと同じサンプルの対応する降伏強度(YS)
を表示する。
さらに、約230kslの実線の四角内のデータは、試
験した各サンプルのスウィートスポット(sweet 
5pot)からとったサンプルのものである。
ここで用語「スウィートスポット」は、静止銃から静止
基体へ両者間の相対運動なしで堆積を行った結果得られ
る、プラズマ溶射材料の堆積物の高密度の領域を意味す
る。例えば、第8図の上側の四角、特に230ksi付
近の実線の四角内のデータは、スウィートスポットのサ
ンプルであって、堆積物を射出する銃にアルゴンと水素
の混合ガスを用いて作製したサンプルから得た測定値で
ある。
この混合ガス中の水素は容積比で比較的低い割合(%)
であり、重量比ではさらに小さい割合(%)であった。
作製したサンプルの一部は、銃とコレクタ板との間に一
方向相対移動を行いながら作製した。例えば、21Jk
si付近の実線の四角内に含まれるデータ点に関して集
めたデータは、銃とコレクタ板間のプラズマをX方向、
言い換えると単一の第1方向に移動させながらプラズマ
からコレクタ板に堆積させて作製したサンプルから得た
ものである。これらのサンプルでは、形成した堆積物は
、銃とコレクタ板とのト目対移動に基づいて外形寸法約
5cmX12cmの堆積物であった。
単一の銃とコレクタ板との相対移動をもっと複雑にして
、他のサンプルを作製した。第8図のグラフに表示した
多数のサンプルでは、銃とコレクタ板間の相対移動は2
方向移動とした。2方向は互に90°で、形成した堆積
物は全体の外形寸法が約15cmX15cmのものであ
った。
単一の銃とコレクタ板間の二方向相対移励と、コレクタ
板に向けたプラズマの堆積角度との両方を用いて、さら
に他のデータ点を得た。例えば、Aで示すデータ点は、
堆積角度が70°であるデータ点である。データ点Bは
堆積角度が50°であるデータ点で、データ点Cは堆積
角度が30″である点を示す。他のデータ点について、
堆積角度が特定されていない場合、その堆積角度は90
6である。
堆積角度に関するデータからプラズマを射出する銃の長
さ方向軸線に対する銃の照阜点の堆積角度を順次小さく
して作製した各サンプルについて測定すると、サンプル
の強度および密度特性が急に下がることが明らかである
銃の作動に用いたガスに関しては、第8図のグラフにア
ルゴンと水素の混合ガス(Ar/)12)を銃に用いた
ことを表示した場合以外では、アルゴンとヘリウムの混
合ガスを銃に用いてすべてのサンプルを作製した。
さて、第8図の下側部分にプロットしたデータに移ると
、作製しデータを採取したサンプルは、第8図の上側部
分に関して作製し試験したものと同じサンプルである。
例えば、230ksi付近の実線の四角内に入ったデー
タは、R/A比約10乃至2096の範囲の点線の四角
内の多数のデータ点で表わされる。延性率(R/Aには
V等しい)と横軸にとった密度との関係を示すグラフ上
の他のデータ点は、先に作製して、試験した、第8図の
上側のグラフに含まれるものと同じサンプルについて得
た測定値である。
超合金粉末をプラズマ法で堆積する場合、堆積物を受け
る基体を約900℃に加熱したとき、低圧プラズマ堆積
の最良の結果が得られることが知られている。しかし、
被堆積面または被堆積物品(基体)の温度を約900℃
の好適な温度に維持する手段を設けないと、熱源がプラ
ズマ銃自身からの熱だけであるので、堆積物を受ける物
品の寸法が制限される。計算によれば、80I(Wのプ
ラズマ銃は約!0OOc♂の表面を約900℃の温度に
加熱した状態に維持することができる。それより大きな
物品では、′物品が適切な温度に達せず、従って被堆積
面の温度が所望の温度より低いため、得られる堆積物の
特性が悪くなる恐れがある。
しかし、本発明によれば、被堆積面に材料の層を堆積す
るのに複数のプラズマ銃を用いるので、そしてまた好ま
しくは材料を受ける表面自体が、前述したように少なく
とも900℃程度でなければならない高い温度に加熱さ
れるので、より大きな寸法の被堆積面上に高密度の堆積
物を形成することができる。
実施例 1 第1図に関連して説明したような銃装置を、減圧した状
態に維持した室内で使用し、そして銃からの材料の層の
堆積パターンを調べた。本例の堆積操作中には銃もター
ゲットも動かさなかった。
使用したターゲットは平板で、平板上の材料の堆積パタ
ーンを調べた。銃Aと呼ぶ第1の銃による堆積パターン
の概略を第2図に示す。第2図の等高線は下記の条件で
形成したサンプル堆積物について、堆積厚さが変化する
様子を示す。
粉末材料はlN−100と表示された合金を用いた。こ
の合金は下記成分をほぼ下記の濃度で含有する。すなわ
ち、60.5%ニッケル、15%コバルト、10.0%
クロム、5.5%アルミニウム、4.7%チタン、3.
0%モリブデン、0゜06%ジルコニウム、1.0%バ
ナジウム、0゜014%ホウ素、0.1896炭素を含
有する。この粉末は一400メツシュ(37μm未満)
のlN−100であった。
銃への電圧は50V、電流は1300Aとした。
銃をターゲットの表面にはV直角に向け、銃ノズルとタ
ーゲットの距離を12.5インチとした。
真空室内の圧力は60Torrとした。
トランスファー形アーク現象を利用しなかったので、銃
からターゲットへは電圧を印加しなかった。
プラズマ銃としては、エレクトロ・プラズマ社(Ele
ctro Plasma、Inc、 、米国カルフォル
ニア州アービン所在)から商品名EPIモデル03CA
として販売されている銃を用いた。
ターゲットとしては、面積が6インチ×8インチで厚さ
が1/8インチの銅の金属シートを用いた。
プラズマ堆積後、堆積物を1250℃で2時間加熱して
堆積層を緻密化した。緻密化加熱の前後の材料の密度を
測定した。この測定の結果を第2図に示す。
第2図において、各等高線は等しい厚さの堆積区域を示
す。厚さは等高線で区切られた区域にミリメートルの単
位で表示しである。また矩形の区域は、測定のためにサ
ンプルを切り出した区域である。各矩形の区域に分数で
表示した値は、分子の値が堆積したま\の状態での密度
を表わし、そして分母の値が1250℃で2時間の緻密
化加熱後の密度を表わす。
図示の値から、図面上に符号Aで示した照準点からの距
離が長くなるにつれて、得られる堆積物の密度が低くな
ることがわかる。
この実施例は、被堆積面に対して直角に向けた単−銃か
らのプラズマ溶射で得られるものを示す。
この実施例から、密度が最高となる銃の照準点から距離
が離れるにつれて堆積物の密度が低下すると云う重大な
問題があることが明らかである。密度の低い堆積物は緻
密化熱処理によっては救済できないことも明らかである
実施例 2 本質的に実施例1で説明した通りの銃Bと呼ぶ第2の銃
を用いて、同じlN−100材料を第2のターゲット上
に、本質的に実施例1に記載したのと同じ条件下で堆積
した。
堆積した材料の等石線を第3図に示す。緻密化加熱前後
の堆積物の密度の値も、第3図中に分数の形態で示しで
ある。
材料の低圧プラズマ堆積法の一部として銃を使用した際
の本発明者の過去の経論によれば、2つのEPI陽極は
正確には同じでなく、またいずれのEPI陽極からの溶
射パターンもその使用中に連続的に変わってゆく傾向の
あることがわかった。
この変化は、一部にはアーク室や粉末供給口の4比や侵
食によるものであり、また一部には銃の個々の動作特性
によるものである。従って、同じ銃と同じターゲットを
用いた場合でも、等石線の形状ならびに外形は1回ごと
に異なる。
実施例 3 2本の銃、特に実施例1および2で説明した銃Aおよび
Bの両者を、1つの低圧プラズマ堆積室内に配置し、単
一のターゲットに向けた。これらの銃を差し向けたター
ゲット上の位置、すなわちそれぞれの照準点は、約3.
8co+離れていた。
2本の銃による同時溶射によって形成した堆積物の等石
線を第4図に示す。本例でターゲット上に堆積した材料
をその後1250℃で2時間熱処理して、加熱による緻
密化を行った。緻密化加熱前後の堆積物の密度を図面に
、先の実施例の場合と同じく分数の形態で示す。
第4図に示したデータから明らかなように、第2および
3図の堆積物と比較すると、溶射物のパターンが重なり
合って堆積するように2本の銃を配向した本例の方法に
より、高密度のプラズマ溶射堆積物が極めて広い範囲に
形成された。
この結果はまったく予想外である。と云うのは、高密度
の堆積物が形成される区域が広く、その中には2つの低
密度の材料層が堆積された区域も含まれているからであ
る。驚くべきことには、低密度の堆積物の2つの層が合
わさってこのような広い結合層を形成し、そしてこの結
合層は、それを構成する各層が低密度であるにもか−わ
らず高密度であった。
実施例 4 実施例3で用いた手順を繰返したが本例では、室内の2
本の銃の照準点間距離を6.4cmに広げた。
材料を堆積した。堆積物の等石線を第5図に示す。堆積
物からサンプルを採取し、実施例1に記載したのと同様
に緻密化加熱の前後にその密度を測定した。密度の値は
、実施例1および2と同様に、堆積物の四角のサンプル
の中に分数の形態で記入しである。
実施例 5 実施例3の手順を繰返したが、本例では2本の銃の照準
点を8.9cm#した。材料の堆積物を実施例3に記載
の通りに作製した。
堆積物から多数のサンプルをとり、緻密化加熱の前後に
サンプルの密度を測定した。緻密化加熱は実施例1に記
載したように1250’Cで2時間の処理とした。堆積
物のパター〉を第6図に等石線で示す。堆積物から採取
したサンプル材料の密度も第6図のそれぞれの区域に示
す。
実施例5に従って作製したサンプルを調べて得られた結
果から、ターゲット、特に溶射領域か重なり合っている
ターゲットの中心の試料Eからの試料断面の冶金学的組
織は、ターゲット上の各照準点に位置する実施例5の試
料BおよびHと比較したとき、それらと非常によく類似
していることがわかった。
上記試料それぞれの冶金学的微細組織を表わす顕微鏡写
真を調べたところでは、これらの試料同士が極めて類似
しているので、顕微鏡写真の検査によっては試料同士を
区別できない。
第2図から、材料の最初の堆積物が9226より低い密
度に形成された場合、その後の加熱で層を圧密化しても
、99乃至100%の高密度まで所望通りに圧密化する
ことができないことが明らかである。
低圧プラズマ堆積技術の利点の一つは、結晶および粒子
特性の有利な構造を形成できることであることに留意さ
れたい。このような材料を長時間かつ極めて高い温度に
加熱すると、層の有利な結晶特性および関連する物理的
特性が低下または消失するおそれがある。従って、堆積
物の低密度部分を長時間かつ高温の加熱により圧密化し
ようとすると、低密度の区域の層の特性だけでなく、同
じ長期の高温の加熱を受けてしまう十分に密度の高い部
分の層の特性も犠牲になる。堆積したま\の状態で密度
97%未満の堆積物を長時間加熱しても、これらの堆積
物は十分に高密度化できないことを確かめた。
上記実施例から明らかなように、従来のやり方では、高
密度のプラズマ溶射堆積物が形成される区域より大きい
寸法の平面に高密度の一体の溶射構造物を付着しようと
すると特性が劣化し、堆積物を単に加熱してもその密度
欠陥は解消されない。
さらに、物理的特性は密度と関係があるので、低密度の
堆積物は低強度の堆積物でもあることが明らかである。
さらに、まった<驚<べきことには、2つ以上の銃を用
い、第1の銃からの低密度の堆積物が第2の銃からの低
密度の堆積物と重なり合うように2つの銃を作動するこ
とによって、上記欠点を克服できることが示された。こ
の際、極めて驚くべき事象として、8銃からの低密度の
堆積物が何らかの機構で圧密化して高密度の堆積物とな
り、従って他の方法では得られない表面構造を形成する
ことができる。
さらに、大きな表面積の選ばれた区域に高密度の溶射物
を堆積する単一の銃を動かしても、2本の銃を用いた場
合と同じようには低密度堆積物の問題を解消することは
できない。従って単一の銃を用いて銃と被堆積面を相対
移動させながら、平面状の表面上の大きな区域に溶射し
ようとしても、この所望の結果を達成する効果はない。
複雑な幾何形状のプラズマ溶射 上述の説明は、単一または複数の銃を被堆積面にはソ直
角に向けて、その平面状の表面上に堆積物を形成するこ
とに関するものである。しかし、既に指摘しまたここで
指摘する通り、銃の軸線と被堆積面との角伐が約700
より小さくなると、形成される堆積物の密度が著しく低
下し、その結果形成されるプラズマ溶射堆積物が劣化す
ることがわかった。上述の説明は、平面状の表面上に高
密度の堆積物を形成することに関するものである。
しかしながら、まことに驚くべきことには、このプラズ
マ溶射法を比較的複雑な幾何形状および輪郭の被堆積面
に対して用いると、有利な結果が得られることを見出し
た。つまり、1本の銃により、約70″′より小さい堆
積角を用いて複雑な形状の物体を製造する場合、堆積物
の特性が劣化することを確かめた。
従来の方法では、銃の向きと対応する基体の向きとを微
妙に制御することにより、1隻雑な形状の物体を製造ま
たは被覆する。このような銃と基体の移動は、被堆積面
′のすべてが少なくとも短時間、はV90’の堆積角に
向けた銃に露出されるように設計されている。しかし、
このような移動を行なうと、大きな角度での堆積と小さ
な角度での堆積とが平均化され、この結果形成される層
の特性は両者の折衷値となる。さらに、高密度の層を低
密度の層の上に堆積しても、下側の層の低密度とそれに
付随する劣った特性は解決されず、従って形成される構
造物全体の特性は折衷値となる。
しかし、驚くべきことには、2本の銃を用い、これらの
銃を被覆すべき複雑な幾何形状の構造物の表面に対して
傾斜させると、高密度の堆積物が形成され、もっと驚い
たことには、均一な厚さに形成されることを見出した。
1本の銃とその銃の複雑な表面に対する向きを変える機
構を用いて複雑な幾何形状の表面を被覆するのは、前述
したように、複雑な幾何形状の構造物の表面に、比較的
均一な高密度の表面層または比較的均一な厚さの表面層
を形成するのに、適切でないことが確認されている。
実施例 6 第11図に銅のマンドレル110がシャフト112に取
付けられたものとして示しである。シャフト112は駆
動装置(図示せず)で支持され、これによりシャフトと
マンドレルは図示の通りに回転する。マンドレルとシャ
フトは2本のプラズマ銃114および116と共に、低
圧プラズマ堆積室内に取付けである。
マンドレル110は、平坦な上面118と、円錐台側面
または斜面120と、内向きのリップ122とを有する
。マンドレル110の側面120とリップ122との間
には湾曲したまたは丸めた縁面124が形成され、これ
がマンドレル上に形成される堆積物で製造しようとする
物品の特徴的な形状である。この物品はジェットエンジ
ン用の燃焼器で、直径約6インチである。この燃焼器は
、lN−100の層を低圧プラズマ堆積することにより
形成する。lN−100金属を粉末形態て銃114およ
び116に供給し、銃の作動により銅のマンドレルの外
面上にプラズマ溶射する。
プラズマ被覆されている銅のマンドレル110の構造を
調べると、表面120,122そして両者をつなぐ湾曲
した面124がかどのまわりに20′よりもかなり大き
な鋭角で延在していることが明らかである。この角度は
実際のところ恐らくは約70°に近く、このため直角、
すなわち約90″の角度よりも被覆するのが難しい。プ
ラズマ銃114と116の配置は、互に大体直角である
ように見えるであろう。一方の銃114をマンドレル1
10の片側の斜面120に向ける。他方の銃116をリ
ップ122および丸い縁面124に向ける。注目すべき
こととして、単一の銃を用いてマンドレルを均一な高密
度の被膜で被覆しようとして、単一の銃を相対移動させ
て、まず最初に銃を114で示す位置に、次にマンドレ
ル110に対して116で示す位置に置いても、得られ
る被膜は不均一であり、またその不均一な被膜には高密
文の部分と多孔質な部分とがあり、このためジェットエ
ンジン用の燃焼器リングとしては不適当であることがわ
かった。
4−15−13および4−2l−1sと名付けた2つの
実験を行った。第1の実験では、2本の銃をそれぞれ、
第11図に示すように対応する表面に対して約90’で
照準合わせした。第2の実験4−21−13では、2本
の銃をそれぞれの表面に対して約70°で照準合わせし
た。これらの実験のいずれでも極めて良好な密度の堆積
物が形成された。しかし、70″で行った実験すなわち
4−21−13と名付けた実験では堆積物の厚さがより
均一となることも認められた。そしてこれは、実験4−
15−1sの角度90″ではなく、70”の照阜角を用
いたことの結果であると考えられた。これらの実験で得
たデータを次の第1表に示す。
第工表 実施例 8 第10図に示す通りのマンドレルから模造銃身を作った
。マンドレル100には切削加工により、ライフル溝に
対応する隆起ランド102と溝104を形成した。2本
のプラズマ銃106および108をマンドレルの軸線に
対して半径方向の位置に配置し、互に大体直角な角度に
セットした。両方の銃の位置を図示のようにマンドレル
の頂部と交差するようにセットした。マンドレル自体を
第10図に矢印で示すように反時計方向に回転した。
2つのマンドレルを用いて2回実験を行った。
4−7−13と名付けた最初の実験は、第10図に示し
たように銃身内部を模して長さに沿って溝を切削加工し
たステンレス鋼のマンドレルで行った。第2の実験は銅
のマンドレルで行い、4−8−Isと名付けた。両実験
とも、−400メツシユのlN−100粉末を用いて堆
積物を形成した。
密度測定を行い、その1llll定値を第■表に示す。
第■表 実施例 9 1本の銃を用いて第11図に示したような燃焼器リング
を形成しようとした。この銃を2つの表面120および
122に対して約45″にセットした。堆積する合金は
レネ80 (Rene’  80)とした。堆積物を形
成する間、リングを回転した。
本例のように456にセットした単一の銃で形成された
堆積物は、堆積したままの状態で89,2%の密度を有
し、この密度は熱処理後に95.4%に増大した。しか
し、95.4%の密度は、先の説明で述べたように不十
分である。
実施例 10 第11図に示すようなリングを形成する別の実験を行っ
た。本例では、精巧な銃の移動を採用し、リングをその
軸線のまわりに回転させながら、銃を側面に対する90
’の堆積角の位置からリップに対する45″の堆積角の
位置まで往復移動させた。堆積した合金はCo −29
Cr−6M −I Yであった。この精巧なガン移動を
行った堆積したリングでは、密度は堆積したままの状態
で92.2%であり、1250℃で2時間の熱処理後に
は98゜926であった。このように、単一の銃を用い
て複雑かつ精巧な銃の移動を行うことにより得られた結
果は、第11図に示し且つ前述したように2本の銃を用
いて得た結果より劣ることが明らかである。
実施例 11 一400メツシュのlN−100粉末を用いて、直径1
5.2cmの燃焼器リングを形成する実験を行った。2
本の銃を用い、これらを第11図に示すように配置した
。本例では、第11図に示すように、両方の銃をそれぞ
れの表面に対して大体90″に向けて堆積を行った。本
例に従って形成した堆積物の密度は堆積したままの状態
で97.2%であり、1250℃で2時間の熱処理後に
100.0%であった。このようにして側面からリップ
湾曲区域まで形成した堆積物の密度は良好である。しか
し、堆積物の厚さの均一さは密度はどには良好でなかっ
た。
実施例 12 厚さと均一さの良好な燃焼器リングを製造した。
本例では、2本の銃をそれぞれの表面に対して約70°
に配置して堆積を行った。銃1111互は第11図に示
すように約90″としたが、銃を時計方向に約20″回
転して各表面に対して70°の配向が得られるようにし
た。70’の堆積角で形成した堆積物の密度は、堆積し
たままの状態で97゜8%であり、1250″Cで2時
間の熱処理後には100.1%に達した。2本の銃で堆
積した燃焼器リングの冶金学的品質が極めて望ましいも
のであることを確かめた。本実施例により、堆積物の品
質、密度および分布が銃の配置により制御できること、
そして本発明の方法が複雑な形状の物体を製造できるこ
とも例証された。
慢雑な形状の物体の1例が第9図にも示しである。これ
はタービンのブレードまたはパケットである。タービン
パケットをシャフト90で支持し、シャフトのまわりの
矢印で示すように回転する。
パケットは根元部分91と羽根部分92とを含む。
2本の銃93および94を約45″の角度に配置し、そ
れぞれのプラズマフレームをパケットの羽根部分92に
差し向ける。このような銃を2本または3本用いてター
ビンパケットの羽根部分に差し向けることにより、比較
的均一な高密度の層を羽根部分の表面上に形成して、特
性や性能のすぐれたパケットを形成できることを確かめ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、低圧プラズマ堆積装置を、特にプラズマ銃と
そのターゲットとの関係に重きを置いて示した概略説明
図、 第2図は、種々の位置での堆積物の厚さと密度を記録し
たプラズマ溶射堆積物の等高線図、第3図は第2図と同
様の等高線図、 第4図は第2図と同様だが、2本の銃を用いて形成した
堆積物の等高線図、 第5図は第4図と同様の等高線図、 第6図は第4図と同様の等高線図、 第7図は第4図と同様の等高線図、 第8図は上部に応力と密度との関係を示し、下部にサン
プルの延性または伸び率に関係する引張試験片の面猜減
少率と密度との関係を示すグラフ、第9図は、鉛直軸線
のまわりを回転しながら、低圧エンクロジヤ内で2本の
プラズマ銃のプラズマフレームにより溶射されているタ
ービンパケットの概略側面図、 第10図は、回転しながら、低圧エンクロジヤ内で2本
のプラズマ銃のプラズマフレームにより溶射されている
銃身用のマンドレルの概略側面図、そして 第11図は、鉛直軸線のまわりを回転しながら、低圧エ
ンクロージャ(図示せず)内で2本のプラズマ銃のプラ
ズマフレームにさらされている銅のマンドレルを一部破
断して示す概略側面図である。 [主な符号の説明]゛ 8・・・低圧エンクロジヤ、 10・・・プラズマ溶射銃、 12・・・陰極、14・・・陽極、16・・・電源、3
4・・・ターゲット、36・・・堆積物、93.94,
106,108,114,116・・・プラズマ溶射銃

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1のプラズマ銃を複雑な幾何形状の被堆積面上の
    第1の照準点に向けて、この第1の銃を通して処理した
    材料を上記被堆積面の第1の部分上に堆積し、 同時に、第2のプラズマ銃を上記被堆積面上の第2の照
    準点に向けて、この第2の銃を通して処理した同一材料
    を上記被堆積面の第2の部分上に堆積する工程を含み、 この際、上記2本の銃からのプラズマを上記2つの照準
    点で重なり合わせ、上記2本の銃の軸線を互に20°以
    上の角度になるようにし、上記照準点同士を上記複雑な
    幾何形状の対向するか反対向きの表面上に離すことを特
    徴とする複雑な幾何形状の表面上に高密度の堆積物を形
    成する方法。 2、上記2つの照準点が鋭角を狭む対向面上にある特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 3、上記被堆積面がタービンバケットである特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 4、上記被堆積面が環状帯の輪郭をもち、上記2つの照
    準点が該環状帯の側面および底面上にある特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 5、上記被堆積面が波形部分を有し、上記2本の銃を上
    記波形部分の反対向きの面にそれぞれ向ける特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 6、上記被堆積面が鋭い角度の表面形状をもち、上記2
    本の銃をこの形状の反対向きの面上の点にそれぞれ向け
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 7、プラズマ溶射堆積物の組成の微粉砕粉末を用意し、 低圧室内の2本以上のプラズマ銃に上記粉末を同時に供
    給し、 上記粉末を上記低圧室内の被堆積面上にプラズマ溶射し
    、 上記銃を、その各々からの溶射堆積パターンが重なり合
    うように配向する工程を含む高密度のプラズマ溶射堆積
    物の形成方法。
JP62106523A 1986-05-05 1987-05-01 複雑な幾何形状の高品質プラズマ溶射堆積物の形成方法 Pending JPS62297452A (ja)

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