JPS6229340Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6229340Y2 JPS6229340Y2 JP1976137375U JP13737576U JPS6229340Y2 JP S6229340 Y2 JPS6229340 Y2 JP S6229340Y2 JP 1976137375 U JP1976137375 U JP 1976137375U JP 13737576 U JP13737576 U JP 13737576U JP S6229340 Y2 JPS6229340 Y2 JP S6229340Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cushion layer
- adhesive
- side sill
- layer
- automobile body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車々体の塗膜保護構造に関するも
のである。
のである。
自動車、特に乗用自動車は一般に地上高が低い
ので、走行中飛石等によつてサイドシルの塗装面
が損傷しやすく、塗装面に傷がつくと雨水等が塗
膜と鋼板表面との間に滲透して急速にサイドシル
を腐蝕させる不具合があつた。従来、上記サイド
シルの塗装面を保護するために厚さ0.1mm程度の
塩化ビニールテープを接着することが屡々行なわ
れているが、この種の薄いテープは冬期低温時に
弾性を失ない、飛石、跳ね石等の衝突によつて容
易に亀裂を生じ塗膜の保護機能を喪失する不都合
があつた。
ので、走行中飛石等によつてサイドシルの塗装面
が損傷しやすく、塗装面に傷がつくと雨水等が塗
膜と鋼板表面との間に滲透して急速にサイドシル
を腐蝕させる不具合があつた。従来、上記サイド
シルの塗装面を保護するために厚さ0.1mm程度の
塩化ビニールテープを接着することが屡々行なわ
れているが、この種の薄いテープは冬期低温時に
弾性を失ない、飛石、跳ね石等の衝突によつて容
易に亀裂を生じ塗膜の保護機能を喪失する不都合
があつた。
本考案は上記に鑑み創案されたもので、自動
車々体の塗膜上に、衝撃吸収性に富む発泡樹脂、
ブチルゴム等の独立気泡樹脂の薄層からなるクツ
シヨン層と、同クツシヨン層の外表面を覆う表皮
層とからなる成層体を粘着剤または接着剤により
被着せしめたことを特徴とする自動車々体の塗膜
保護構造を要旨とするものである。
車々体の塗膜上に、衝撃吸収性に富む発泡樹脂、
ブチルゴム等の独立気泡樹脂の薄層からなるクツ
シヨン層と、同クツシヨン層の外表面を覆う表皮
層とからなる成層体を粘着剤または接着剤により
被着せしめたことを特徴とする自動車々体の塗膜
保護構造を要旨とするものである。
以下本考案の実施例を添付図面について詳細に
説明する。先づ第１図において、１０はサイドシ
ルアウタ１２とサイドシルインナ１４とを夫々上
下のフランジ部でスポツト溶接により一体に結合
して構成したサイドシル、１６はその車巾方向側
縁を上記サイドシルインナ１４にスポツト溶接に
よつて一体に結合されたフロアパネル、１８は上
記サイドシルアウタ１２の側面から下面に亘り、
さらにサイドシルアウタ及びインナの下部フラン
ジの内外面に亘つて、塗装面に被着された成層体
である。成層体１８は、厚さ0.1mm程度の塩化ビ
ニールテープからなる表皮層２０と、厚さ0.5〜
2.0mm程度のブチルゴムテープ、ナイロン等の合
成樹脂不織布、発泡樹脂テープのような衝撃吸収
性に富むクツシヨン層２２から形成されており、
同クツシヨン層２２側をサイドシルの塗装面に粘
着剤または接着剤を用いて貼付けるものである。
説明する。先づ第１図において、１０はサイドシ
ルアウタ１２とサイドシルインナ１４とを夫々上
下のフランジ部でスポツト溶接により一体に結合
して構成したサイドシル、１６はその車巾方向側
縁を上記サイドシルインナ１４にスポツト溶接に
よつて一体に結合されたフロアパネル、１８は上
記サイドシルアウタ１２の側面から下面に亘り、
さらにサイドシルアウタ及びインナの下部フラン
ジの内外面に亘つて、塗装面に被着された成層体
である。成層体１８は、厚さ0.1mm程度の塩化ビ
ニールテープからなる表皮層２０と、厚さ0.5〜
2.0mm程度のブチルゴムテープ、ナイロン等の合
成樹脂不織布、発泡樹脂テープのような衝撃吸収
性に富むクツシヨン層２２から形成されており、
同クツシヨン層２２側をサイドシルの塗装面に粘
着剤または接着剤を用いて貼付けるものである。
上記クツシヨン層２２に発泡樹脂を採用する場
合には、吸水性がない独立気泡のものが勿論好ま
しく、またクツシヨン層２２は、その厚さが0.5
mm以下では例えば−15℃以下の低温時に衝撃吸収
性が不足し表皮層２０に割れを生起することが多
く、また２mm以上では下部フランジ部を巻き込む
ことが困難となり剥離しやすくなるので好ましく
ない。
合には、吸水性がない独立気泡のものが勿論好ま
しく、またクツシヨン層２２は、その厚さが0.5
mm以下では例えば−15℃以下の低温時に衝撃吸収
性が不足し表皮層２０に割れを生起することが多
く、また２mm以上では下部フランジ部を巻き込む
ことが困難となり剥離しやすくなるので好ましく
ない。
次に第２図に示した本考案の他の実施例では、
クツシヨン層２２を２mm以上の厚さとした場合に
おける上記下部フランジ部の巻き込みを確実なら
しめるために、表皮層２０の端縁を延長したもの
である。
クツシヨン層２２を２mm以上の厚さとした場合に
おける上記下部フランジ部の巻き込みを確実なら
しめるために、表皮層２０の端縁を延長したもの
である。
上記何れの実施例においても、走行中に飛石あ
るいは跳ね石がサイドシル１０の側面、下面、フ
ランジ部等に衝突した場合、その衝突エネルギが
クツシヨン層２２によつて効果的に吸収され衝撃
力が緩和されるので、常温時は勿論低温時でも表
皮層２０が割れたり、塗膜に亀裂を生じたりする
ことがなく、したがつて車体強度上最も重要な部
材であるサイドシル１０の発錆、腐蝕を効果的に
防止し、車体の耐用命数を延長し得る効果があ
る。
るいは跳ね石がサイドシル１０の側面、下面、フ
ランジ部等に衝突した場合、その衝突エネルギが
クツシヨン層２２によつて効果的に吸収され衝撃
力が緩和されるので、常温時は勿論低温時でも表
皮層２０が割れたり、塗膜に亀裂を生じたりする
ことがなく、したがつて車体強度上最も重要な部
材であるサイドシル１０の発錆、腐蝕を効果的に
防止し、車体の耐用命数を延長し得る効果があ
る。
なお、上記実施例は本考案を乗用自動車のサイ
ドシルに適用した場合に関するものであるが、そ
の他の車体部分例えばフロントスカート、ドア下
縁等にも広く適用し得るものである。
ドシルに適用した場合に関するものであるが、そ
の他の車体部分例えばフロントスカート、ドア下
縁等にも広く適用し得るものである。
第１図は本考案の第１実施例を示すサイドシル
部分の断面図、第２図は本考案の第２実施例を示
す成層体の断面図である。 １０……サイドシル、１８……成層体、２０…
…表皮層、２２……クツシヨン層。
部分の断面図、第２図は本考案の第２実施例を示
す成層体の断面図である。 １０……サイドシル、１８……成層体、２０…
…表皮層、２２……クツシヨン層。
Claims (1)
- 自動車々体の塗膜上に、衝撃吸収性に富む発泡
樹脂、ブチルゴム等の独立気泡樹脂の薄層からな
るクツシヨン層と、同クツシヨン層の外表面を覆
う表皮層とからなる成層体を粘着剤または接着剤
により被着せしめたことを特徴とする自動車々体
の塗膜保護構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976137375U JPS6229340Y2 (ja) | 1976-10-12 | 1976-10-12 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976137375U JPS6229340Y2 (ja) | 1976-10-12 | 1976-10-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5355110U JPS5355110U (ja) | 1978-05-11 |
| JPS6229340Y2 true JPS6229340Y2 (ja) | 1987-07-28 |
Family
ID=28746217
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1976137375U Expired JPS6229340Y2 (ja) | 1976-10-12 | 1976-10-12 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6229340Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS601077A (ja) * | 1983-06-17 | 1985-01-07 | Honda Motor Co Ltd | 自動車の車体 |
| JP6322783B1 (ja) * | 2017-03-14 | 2018-05-09 | 翼 杉本 | ジャッキアップポイントプロテクター及びカバー |
-
1976
- 1976-10-12 JP JP1976137375U patent/JPS6229340Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5355110U (ja) | 1978-05-11 |
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