JP6322783B1 - ジャッキアップポイントプロテクター及びカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】ジャッキアップポイントを直接的に保護し、塩カルや海水などで錆やすくなるのを防ぐことができ、ジャッキアップポイントを飛石などで傷付かないようにする。【解決手段】車体のサイドシルとシャーシとを接合するプレスラインに位置するジャッキアップポイントを覆うプロテクター本体Cは、長手方向の両端を貫く断面略U字型の溝又は断面略ひの字型の溝が形成されていて、下方に突出する凸部を有するプレスラインに溝を嵌合する。プロテクター本体は、プロテクター本体Cの長手方向の両端に嵌合して取り付けるカバーA,Bを被せて固定する。また、ジャッキアップポイントがどこなのか分かりにくいという場合に、プロテクター本体Cに所望する目印をつけることができる。【選択図】図4
Description
本発明は、ジャッキアップポイントプロテクター及びカバーに関する。
どの車種も経年と共にジャッキアップポイントが錆びてくる。サイドスカートは、高価な上、ジャッキアップポイントを直接的に防錆出来ず、むしろ洗車の時にその箇所を洗えない。
従来は、泥や雪等がジャッキアップポイントの切欠部から侵入し難いサイドシルプロテクターがあった。これは、ジャッキアップ時にジャッキとの干渉を避けるため切欠部を開放していた。
一方で、ジャッキアップポイントを保護するための後付用具に関するものはない。
従来のサイドシルプロテクターは、取り付ける際に穴開け加工をする等、車体側に加工することが必要だった。サイドシルプロテクターは高価な上、洗車の時には逆に妨げになり洗浄できず、取り外した際は錆びたりしていた。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、ジャッキアップポイントを直接的に保護し、ジャッキアップポイントを飛石などで傷付かないようにするためのものである。
本発明のプロテクター本体は、車体のサイドシルとシャーシとを接合するプレスラインに位置するジャッキアップポイントを覆うもので、上端及び長手方向の両端が開口され、長手方向の両端を貫く断面略U字型の溝が形成されている。また、長手方向と略直角に上端に離間した肩部を持ち、前記溝は断面略ひの字型である。
本発明のカバーは、プロテクター本体の長手方向の両端に嵌合して取り付けられ、隣接する2面に開口端を有する中空の角柱状である。また、隣接する2面に開口端を有する断面略T字型の穴が形成されている。さらに、開口端と、開口端と対向する閉口端とを有し、閉口端に接着部材が設けられている。
製造コストも掛からず気軽に購入できる。車体側に加工することなく誰でも取り付け可能である。また、飛石などで傷がつかないようにするためのプロテクター本体であり、塩カルや海水などで錆やすくなるのを防ぐことができる。また、ジャッキアップポイントがどこなのか分かりにくいという場合に、プロテクター本体に目印をつけることができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1は断面略T字型を呈するカバーAについて、図2は断面略矩形型を呈するカバーBについて、それぞれの前面図(正面図)、背面図、上面図(平面図)、下面図(底面図)、右側目図、左側面図を示している。
カバーA,カバーBの前面は閉口端A1,B1を形成し、閉口端A1,B1に対抗する面は開口端A2,B2を形成している。閉口端A1,B1の裏面には両面テープや接着剤等の接着部材が設けられており、カバーA,BとプロテクターC,C’とを接着する。また、カバーA,カバーBの上面は開口しており、前面と隣接して開口端を形成している。
図3は断面略ひの字型を呈するプロテクター本体Cについて、上面図(平面図)、下面図(底面図)、右側目図、左側面図を示している。また、図5左側のプロテクター本体Cについて、前面図(正面図)、後面図(背面図)を示している。プロテクター本体Cは、前後の長手方向の両端(前端,後端)を貫く溝が形成されている。また、前端及び後端とそれに連通する上端とは開口されており、上端は長手方向と略直角に離間した肩部を有する。プロテクター本体Cにジャッキアップポイントを指標するシール、ステッカー等を所望により貼り付けることもできる。
図5右側は断面略U字型のプロテクター本体C’について、前面図(正面図)、後面図(背面図)を示している。プロテクター本体C’は、前後の長手方向の両端(前端,後端)を貫く溝が形成されている。また、前端及び後端とそれに連通する上端とは開口されている。プロテクター本体C’にジャッキアップポイントを指標するシール、ステッカー等を所望により貼り付けることもできる。
図4は、車体にプロテクター本体Cを取り付けた後に、カバーA,Bを装着するイメージ図である。プロテクター本体Cの前後開口端の内側にカバーA又はカバーBを装着する。プロテクター本体Cの肩部上面には両面テープがあり、或いは、プロテクターC,C’の溝の内側には両面テープがあり、プロテクターC,C’を車体に圧着固定する。カバーA,Bは、閉口端A1,B1側がタイヤ側に位置し、開口端A2,B2側がプロテクター本体C,C’側に位置する。
車体のサイドシルとシャージとを接合するプレスラインは下方に突出する凸部を有し、サイドシルにはジャッキアップポイントを指標する切欠きが形成されている。車種によっては、ジャッキアップポイントマークの奥側に位置するプレスラインの凸部にプロテクター本体Cを取り付ける。
A,B カバー
C,C’ プロテクター本体
C,C’ プロテクター本体
Claims (5)
- 車体のサイドシルとシャーシとを接合する下方に突出する凸部を有するプレスラインに位置するジャッキアップポイントを覆うプロテクター本体であって、
上端及び長手方向の両端が開口され、長手方向の両端を貫く断面略U字型の溝が形成され、長手方向にわたり略同一の高さの離間した上端が形成され、
前記溝は、前記凸部に取り付けることで、車体側に加工することなく取り付けることが可能であり、
長手方向の両端は、それぞれの開口を覆うカバーをプロテクター本体に後付けして取り付けるプロテクター本体。 - 車体のサイドシルとシャーシとを接合する下方に突出する凸部を有するプレスラインに位置するジャッキアップポイントを覆うプロテクター本体であって、
上端及び長手方向の両端が開口され、長手方向の両端を貫く断面略ひの字型の溝が形成され、長手方向と略直角に略同一の高さの離間した肩部を持ち、
前記溝は、前記凸部に取り付けることで、車体側に加工することなく取り付けることが可能であり、
長手方向の両端には、それぞれの開口を覆うカバーをプロテクター本体に後付けして取り付けるプロテクター本体。 - 請求項1記載のプロテクター本体の長手方向の両端に嵌合して取り付けるカバーであって、
隣接する2面に開口端を有する中空の角柱状であって、前記プロテクター本体の長手方向の両端各部の側面に片端から挿入して取り付け、車体のサイドシルとシャーシとを接合する下方に突出する凸部を被覆するカバー。 - 請求項2記載のプロテクター本体の長手方向の両端に嵌合して取り付けるカバーであって、
隣接する2面に開口端を有する断面略T字型の穴が形成され、前記プロテクター本体の長手方向の両端各部の側面に片端から挿入して取り付け、車体のサイドシルとシャーシとを接合する下方に突出する凸部を被覆するカバー。 - 前記開口端と、前記開口端と対向する閉口端とを有し、前記閉口端に接着部材が設けられている請求項3又は請求項4記載のカバー。
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JP6322783B1 true JP6322783B1 (ja) | 2018-05-09 |
JP2018150023A JP2018150023A (ja) | 2018-09-27 |
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ID=62107357
Family Applications (1)
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JP (1) | JP6322783B1 (ja) |
Citations (6)
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-
2017
- 2017-03-14 JP JP2017074015A patent/JP6322783B1/ja active Active
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