JPS62292728A - インシユリン分泌促進剤 - Google Patents

インシユリン分泌促進剤

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Publication number
JPS62292728A
JPS62292728A JP61133745A JP13374586A JPS62292728A JP S62292728 A JPS62292728 A JP S62292728A JP 61133745 A JP61133745 A JP 61133745A JP 13374586 A JP13374586 A JP 13374586A JP S62292728 A JPS62292728 A JP S62292728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parotin
insulin secretion
insulin
active fraction
active
Prior art date
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Pending
Application number
JP61133745A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayasu Kimura
木村 正康
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aska Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Hormone Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Teikoku Hormone Manufacturing Co Ltd filed Critical Teikoku Hormone Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPS62292728A publication Critical patent/JPS62292728A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 本発明はインシュリン分泌促進剤に関し、さらに詳しく
は、パロチン又はその活性分画を有効成分とする、糖尿
病の予防、治療、処置に有用なインシュリン分泌促進剤
に関する。
糖尿病は遺伝的な素因にいわゆる発症因子、増悪因子、
例えば肥満、老化、妊娠、感染症、ストレス、内分泌異
常、B細胞障害等が加わって発症する疾患で、その病態
はインシュリン作用の絶対的又は相対的な不足により起
るとされている。
インシュリンは、tとして肝よりの糖放出の調節及び肝
、筋、脂肪組織での糖の利用の調節により行なわれる血
糖の調節に対して中心的役割を果たすホルモンの1種で
ある。
従って、インシュリンの分泌の低下によって起こる糖尿
病にあっては、インシュリンの分泌を促進することが糖
尿病の治療、処とに役立つと考えられる。
従来、インシュリンの分泌を促進する薬剤として、スル
ホニル尿麦剤が知られているが、副作用が強く、その使
用には充分な注意を必要とする等の欠点がある。そのた
め、従来から、安全で副作用が少なく佳つ活性の高い血
糖低下を目的とするインシュリン分泌促進剤を開発する
ことが強く望まれている。
本発明者は、そのような要望に応えるへ〈、安全で副作
用が少ないインシュリン分泌促進剤について鋭意研究を
行なった結果、今回、パロチン又はその活性分画がグル
コースの共存下に優れたインシュリン分泌促進作用があ
ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
しかして、本発明によれば、パロチン又はその活性分画
を有効成分として含有することを特徴とするインシュリ
ン分泌促進剤が提供される。
「パロチン」は哺乳動物(例えば、牛、ブタ、ウマなど
)の耳下腺で産生、分泌される唾液腺ホルモンの1種で
あり、また、「その活性分画」とは、唾液腺ホルモン作
用をもつパロチンの分画ないい、例えば、牛耳下線より
抽出されたパロチンをドテシル硫酸ナトリウム(S D
 S)で解離させることにより得られる分子量(ディス
ク電気泳動法による)が約45,000の活性サブユニ
ットが包含される。そのようなパロチン又はその活性分
画の調製法は既に知られており、例えば、薬学雑誌第7
2巻、244〜248頁(1952年);日本内分泌学
会雑誌、第50巻第11号、 1488〜1476頁(
1974年)等の文献に記載されているので、ここでは
その引用を以って詳細な記述に代える。
パロチン又はその活性分画がもつ優れたインシュリン分
泌促進作用は、ラットを用いた以下に述べる動物実験に
より立証される。
(1)実験方法 Wister系雄性ラット(体1250〜350g)を
用い、仁木らの方法[A、N1ki、 H,N1ki、
and 1.MivaEndocrinology、1
05.1051−1054(1979)] により摘出
潅流膵標本を作成する。
一方、4zデキストラン、 0.!14牛血清アルブミ
ン含有Xrcbs−Ringer重炭酸塩緩衝液(pH
7,4)中に2.8mMのグルコースを加えて基本溶液
を調製する。この基本溶液に、0.1〜100 ug/
脂lのガロチンサブユニー2ト又は18 、7mMのグ
ルコース或いはこれらの両者を添加して試験溶液を調製
する。
なお、本実験に用いたパロチンサブユニットは牛耳下よ
り抽出したMP−パロチンを、前述の日本内分泌学会雑
誌に記載の方法で分画精製を行なうことにより得られる
分子量(ディスク1ヒ気泳動法による)が45,000
のサブユニットである。
このようにして調製した試験溶液を腹腔動脈カニユーレ
から、02−VO2(95:5)混合ガスを潅流圧とす
る装とを用いて潅流(11/分)し、他方、内服カニユ
ーレから血液をサンプリングし、その血液中のインシュ
リンの濃度をラジオイムノアッセイ(RIA)法により
定量する。
(2)実験結果 ト記実験の結果を下記の表にまとめて示す。
L2表から明らかな通り、パロチンサブユニットをグル
コースと共に潅流した詩はパロチンサブユニー7ト単独
と比べ有意にインシュリンを分泌し、かつそのインシュ
リン分泌徴は添加したパロチンサブユニットの喰に比例
して増加している。
従って、本発明におけるパロチン又はその活性分画は、
血液中に多量のグルコースが存在する状態、即ち糖尿病
状5Bにおいては効果的にインシュリンの分泌を促進す
ることが可濠である。他方、パロチン又はその活性分画
は血側値が通常の状態、即ち血液中にグルコースが多量
に存在しない状態においてはインシュリンの分泌をほと
んど促進しないため、低血糖状態を起こさず極めて安全
性が高い薬剤であるといえる。
(3) fjJ性(最少致死量) ddY系雄性マウス(19〜22g)を−訂5匹とし、
生理食塩水に溶解したパロチンサブユニットの各投与量
を腹腔内投与し、72時間観察した。その結果、最少致
死t’7(MLD)は500mg/kg以上であった。
以上の動物実験の結果から明らかなように、パロチン又
はその活性分画は、グルコースの共存下にインシュリン
の分泌を著しく促進する作用があり、従って、糖尿病患
者が血糖値が異常に上昇したときに服用すれば、インシ
ュリンの分泌が促進されて血糖値を低下させるのに大い
に役立つものと期待される。すなわち、未発1]のイン
シュリン分泌促進剤は、糖尿病の予防、治療、処置のた
めの血糖低下剤としての利用が考えられる。
パロチン又はその活性分画をインシュリン分泌促進剤と
して患者に投4する場合の有効投与量は、投与すべき患
者の症状、年令、性別、医師の判断等により広範囲に亙
り変えることがでJるが、一般には、血糖値が上昇しや
すい食後に1回につき0.001〜0.02mg/kg
体重の範囲内の量で役かするのが適当である。また、そ
の投与方法としては、経口又は非経口投与のいずれの方
法でも用いることができるが、通常筋注投与が望ましい
パロチン又はその活性分画は、その投与に際して、投与
形態に適した剤形に製剤化することかてさ、例えば固体
形態(錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、生薬など)、
液体形態(溶液、懸濁液、乳液)等に調製することがで
きる。製剤に当って使用し得る担体、賦形剤、溶解剤乃
至分散剤としては、例えば殿粉、ラクトース、ゼラチン
、トラガント、ポリエチレングリコール、ステアリン酸
マグネシウム、タルク、マンニトール、カルボキシメチ
ルセルロース、メチルセルロース、グリコール、エタノ
ール、ベンジルアルコール、グリセリン、水などが挙げ
られる。
また、本発明の薬剤には、安定剤、保存剤、乳化剤、浸
透圧調節剤、緩衝剤等の補薬、或いは他の薬理学的に活
性な物質を適宜含ませることができる。また担体、賦形
剤などを加え、凍結乾燥することもできる。
次に、実施例により末完IJIをさらに説11する。
実施例1 1アンプル当りO,Imgおよび0.2mgの活性成分
を含有する注射剤を次の処方に従って調製する。
処方1−a : 0.2+sg水溶剤 パロチンサブユニ、 )     0.21gマンニッ
ト          2.0 mg塩化ナトリウム 
      0.9 rag注射用蒸留水を加え全体を
1mlとする。
処方1−b : 0.1mg凍乾剤 パロチンサブユニット    0.1 mg精製ゼラチ
ン       2.0 mg塩化ナトリウム    
   0.9 mg注射用蒸留水を加え全体を0.31
とする。
調製手順は以下のとおりである。
L記処方の各成分をそれぞれ注射用蒸留水に溶解し、p
Hを6.0に調整したのち、無菌濾過する。
1戸液をそれぞれ11または0.31ずつアンプルに充
填し、そのまま焙封するか、または凍結乾燥したのち焙
封する。
実施例2 1カプセルちり0.O5l1g及び1.0mgの活性成
分を含有するカプセル剤を次の処方に従って3J製する
処方2−a : 0.5+wgカプセルパロチンサブユ
ニット         0.5粉末乳糖      
       99.5メタケイ酸アルミン酸マグネシ
ウム 50150 tag 処方2−b : 1.0+ogカプセルパロチンサブユ
ニット         1.0粉末乳糖      
       199メタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ム 10000 mg 調製手順は以下のとおりである。
粉末乳糖およびメタケイ酸アルミン酸マグネシウムの混
合粉末にパロチンサブユニットを加え1錬合する。これ
を乾燥させよく粉砕したのちカプセルに充填する。
手続補正古 昭和62年1月27日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. パロチン又はその活性分画を有効成分として含有するこ
    とを特徴とするインシュリン分泌促進剤。
JP61133745A 1986-06-11 1986-06-11 インシユリン分泌促進剤 Pending JPS62292728A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61133745A JPS62292728A (ja) 1986-06-11 1986-06-11 インシユリン分泌促進剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61133745A JPS62292728A (ja) 1986-06-11 1986-06-11 インシユリン分泌促進剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62292728A true JPS62292728A (ja) 1987-12-19

Family

ID=15111934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61133745A Pending JPS62292728A (ja) 1986-06-11 1986-06-11 インシユリン分泌促進剤

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JP (1) JPS62292728A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62111932A (ja) * 1985-11-12 1987-05-22 Toray Ind Inc 糖尿病治療薬

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62111932A (ja) * 1985-11-12 1987-05-22 Toray Ind Inc 糖尿病治療薬

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