JPS62292504A - 耐ブロッキング性に優れた二輪車用タイヤチューブ - Google Patents

耐ブロッキング性に優れた二輪車用タイヤチューブ

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JPS62292504A
JPS62292504A JP61137870A JP13787086A JPS62292504A JP S62292504 A JPS62292504 A JP S62292504A JP 61137870 A JP61137870 A JP 61137870A JP 13787086 A JP13787086 A JP 13787086A JP S62292504 A JPS62292504 A JP S62292504A
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JP
Japan
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tube
thermoplastic polyurethane
blocking resistance
polyurethane elastomer
synthetic resin
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JP61137870A
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JPH0425881B2 (ja
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Yutaka Watanabe
豊 渡辺
Mitsuhiko Saito
光彦 斉藤
Masaharu Nishihara
西原 正治
Suminori Tanaka
住典 田中
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Okura Industrial Co Ltd
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Okura Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、熱可塑性ポリウレタンエラストマー(従来技
術) 近年、自動二輪車、自転車等のチューブには、従来より
多用されてきたブチルゴム製チューブに代って、弾力性
、柔軟性、耐摩耗性、耐老(ヒ性及び機械的強度等に数
多くの優れた特性を有する熱可塑性ポリウレタンエラス
トマー製のチューブを採用しようとする試みが報告され
ている。
しかしながら、周知の如く熱可塑性ポリウレタンエラス
トマーは約40〜60℃という比較的低い温度でブロッ
キングしやすいために、チューブ成形加工の際はもちろ
ん、直射日光の下でパンクしたまま長時間放置した場合
においてもチューブの内面同士がブロッキングし、極端
な場合には融着してチューブとしての機能を全く失うと
いう事懸すらしばしば発生していた。
(発明が解決しようとする間圧点) 本発明は、上記の如き従来の熱可塑性ポリウレタンエラ
ストマー製チューブにみられた問題を解のチューブとし
ての優れた諸性賃金兼備すると共に、優れた耐ブロンキ
ング性を有する二輪車用多、1チユーブを提供する点に
ある。
(問題点分解法するための手段) 本発明者等は、熱可塑性ポリウレタンエラストマー製チ
ューブの耐ブロッキング性を改善するための具体的な手
段として、澱粉微粒子等のブロッキング防止削をチュー
ブ内面に付着させる方法と、チューブの内面に合成樹脂
と積層する、所謂複合化の方法について鋭意検討の結果
、特定の耐ブロッキング性を有する合成樹脂をチューブ
の内面に積層するという複合化の方法が、長期にわたっ
て安定した耐ブロッキング性と発揮させる上でMIFで
あるとの結論に到達し本発明を完成させた。
即ち本発明は、熱可塑性ポリウレタンエラストマ−3主
体としてなるチューブの内面に、 JISZI515に
準じて測定した耐ブロッキング度が60℃以上である。
以下、本発明の耐ブロッキング性に優れた二輪車用多層
チューブについて、図面を引用しながら詳しく説明する
第1図は本発明チューブの一例を示す断面図であり、1
は二輪車用多層チューブ、2は熱可塑性ポリウレタンエ
ラストマー、3は合成樹脂をそれぞれ表している。
ここで熱可塑性ポリウレタンエラストマー2とは二官能
性ポリオールとジイソシアネート及びグリコールを主原
料とする分子構造中にウレタン基を含有するゴム状弾性
高分子のうち、熱可塑性を有するものを総称し、具体的
には使用される前記ポリオール等の原料の種票によって
区別されるところのアジペートエステル系、ポリエーテ
ル系。
カプロラクトンエステル系、ポリ炭酸エステル系等の熱
可塑性ポリウレタンエラストマーを包含するが、これら
の中では耐水性及び耐候性に優れ、しかも永久伸びの比
較的少ないポリエーテル系の熱可塑性ポリウレタンエラ
ストマーが好ましい、またかかる熱可塑性ポリウレタン
エラストマーには、その性質を大きく変えない範囲内で
他の熱可塑性樹脂を適宜添加することも可能である。
一方、本発明に用いられる合成樹脂3とは、熱可塑性ポ
リウレタンエラストマーよりなるチューブの内面に積層
することによってチューブの耐ブロッキング性を改善し
得るものでなければならない関f系上、JIS2+51
5に準じて1定した場合の耐ブロッキング度が60°C
以上の合成樹脂でなければならない、これらの要件を満
足する樹脂としては。
ポリオレフィン系面脂、ポリ塩化ビニル系樹脂。
ポリ塩1ヒビニリデン系朗脂、ポリエステル系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系
樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、アクリル変性フッ素系樹脂、及びこれらのエラスト
マー等で例示される熱可塑葬 性の合成84脂単敲あるいはブレンド樹脂のうち、前記
耐ブロッキング度が60℃以上のものが使用可能である
が、中でもポリ塩1ヒビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデ
ン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ア
クリル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、アクリル
変性フッ素系樹脂等の合成樹脂は熱可塑性ポリウレタン
エラストマーとの熱接着性に優れる点で特に好適である
本発明において、かかる合成甜彌の耐プロ1キング度が
60’C以上でなければならない理由は次の如くである
。即ち、成形加工時の引取り、巻取りの際にピンチロー
ルの押圧によって発生するチューブ内面同士のブロッキ
ングを防止するには少なくとも60℃以上の耐ブロッキ
ング度が必要であることと、更にパンクの際のブロッキ
ングが外気温度から直接チューブに加わる熱よりもむし
ろ車輪のリムに畜熱された熱と地面からくる輻射熱との
複合熱によって引起されるものであるので、この種のブ
ロッキングの問題を解決するには耐プロ1が60℃より
低い合成樹脂をチューブの内面に積層した場合は、耐ブ
ロッキング性の改善に対して充分な効果を発揮し得ない
のである。
また本発明において、チューブの内面に積層される合成
樹脂の厚さは、チューブ同士のブロッキングを防止でき
る範囲の厚さであればできる限り薄い方が熱可塑性ポリ
ウレタンエラストマーの優れた弾力度が高度に維持され
る点で好ましく、通常0.5〜20ミクロン、好ましく
は1〜lOミクロン程度が適当である。更・にががる合
成樹脂を熱可塑性ポリウレタンエラストマーの内面に積
層する方法としては、共押出し法あるいはコーティング
法等いかなる方法でも採用できるが、共押出し法によっ
て積層する場合は、両者の樹脂の間に接着性を向上させ
るために必要に応じて適宜の接着性樹脂を介在させても
よい。
尚、本発明のチューブを構成する熱可塑性ポリウレタン
エラストマー及び合成樹脂には、必要に応じて適宜の滑
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤等の添加剤を加
えてもさしつがえない。
(実施例) 以下、本発明の耐ブロッキング性に優れた二輪軍用多層
チューブを更に理解しやすくするために、実施例により
詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。
実施例1〜4、比較例1〜2 ポリエーテル系の熱可塑性ポリウレタンエラスラ トマー原料(日本エラスメン社製エラストランE385
)を第1の押出機(スクリュー径50φ)に、また第2
の押出8!(スクリュー径25φ)には第1表に示す種
々の合成樹脂原料を供給してそれぞれ溶融混練し、約1
5kg/hrの総押出量で同一口金を有する二層のサー
キュラ−ダイスに導きダイス内部で接合させることによ
って、折径2gmmで厚さ600ミクロンの熱可塑性ポ
リウレタンエラストマーチューブの内面に3ミクロンの
厚さの合成樹脂が積層された多層チューブを作成した。
また比較のために、上記と同様の熱可塑性ポリウレタン
エラス]トマー原料を用いて厚さ600ミクロンの熱可
塑性ポリウレタンエラストマーのみからなる折径2gm
mのチューブを作成した。(比較例2) これら実施例及び比較例で得たチューブについて、夏季
(気温35℃)の直射日光の下でチューブに約5kgλ
m1の静荷重と加えてブロッキング試験を行った結果、
第1表に示す如く、耐ブロッキング度が本発明の範囲に
ある合成樹脂を熱可塑性ポリウレタンエラストマーの内
面に積層したチューブはブロッキングが全く認められず
二輪車用チューブとして極めて好適であることが確認さ
れた。
第   1   表 (注) 1、表中PVDFとはアクリル変性フッ化ビニリデン樹
脂、EEAとは20曾t%のアクリル酸エチルを共重合
したエチレンアクリル酸エチル共重合樹脂、PETとは
ポリエチレンテレフタート、EVA−1とは酢酸ビニル
を10wt%共重合したエチレン・酢酸ビニル共重合樹
脂、EVA−2とは酢酸ビニルを26共重合したエチレ
ン・酢酸ビニル共重合樹脂をそれぞれ示す。
2 耐ブロッキング度の測定は、JISZ1515に記
載されている方法に準じて行ったものであり、具体的に
は寸法50mmX 50mmの合成樹脂シート2枚を1
組とする3組の試験片をそれぞれ穫々の温度雰囲気中で
5mgの錘りをかけて放1した場合、3組の試験片とも
2分以内に分離する温度と耐ブロッキング度とした。
3、ブロッキング試験の結果の項で(0)は全くブロッ
キングしなかった場合、(×)はプロリキングして一部
融着が認められた場合をそれぞれ示す。
(発明の効果) 以上の、如き本発明の多層チューブは、従来の熱可塑性
ポリウレタンエラストマーのみよりなるチューブにみら
れた耐ブロッキング性の問題と解決したものであると同
時に、熱可塑性ポリウレタンエラストマー特有の優れた
弾力性、柔軟性、耐摩耗性、耐老化性及び機械的強度等
のチューブとしての好ましい諸性質を数多く兼備したも
のである。更に本発明の多層チューブは、従来のブチル
ゴム製チューブに比べて耐熱性、耐寒性、耐オゾン度が
良好であるため、チューブとしての耐用年数が大幅に伸
びるなど工業的利用価値の極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の耐ブロッキング性に優れた二輪車用
多層チューブの一実施例を示す断面図である。 尚図中の符号1は多層チューブ、2は熱可塑性ポリウレ
タンエラストマー、3は合成樹脂をそれぞれ示すもので
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 熱可塑性ポリウレタンエラストマーを主体としてなるチ
    ューブの内面に、JISZ1515に準じて測定した耐
    ブロッキング度が60℃以上の合成樹脂を積層したこと
    を特徴とする耐ブロッキング性に優れた二輪車用多層チ
    ューブ。
JP61137870A 1986-06-12 1986-06-12 耐ブロッキング性に優れた二輪車用タイヤチューブ Granted JPS62292504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61137870A JPS62292504A (ja) 1986-06-12 1986-06-12 耐ブロッキング性に優れた二輪車用タイヤチューブ

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JP61137870A JPS62292504A (ja) 1986-06-12 1986-06-12 耐ブロッキング性に優れた二輪車用タイヤチューブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62292504A true JPS62292504A (ja) 1987-12-19
JPH0425881B2 JPH0425881B2 (ja) 1992-05-06

Family

ID=15208639

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JP61137870A Granted JPS62292504A (ja) 1986-06-12 1986-06-12 耐ブロッキング性に優れた二輪車用タイヤチューブ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63109047A (ja) * 1986-10-15 1988-05-13 キンバリー クラーク コーポレーション 弾性耐摩性積層材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63109047A (ja) * 1986-10-15 1988-05-13 キンバリー クラーク コーポレーション 弾性耐摩性積層材

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JPH0425881B2 (ja) 1992-05-06

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