JPS62292307A - 耐欠損性のすぐれたサーメット製ドリル - Google Patents
耐欠損性のすぐれたサーメット製ドリルInfo
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- JPS62292307A JPS62292307A JP13306086A JP13306086A JPS62292307A JP S62292307 A JPS62292307 A JP S62292307A JP 13306086 A JP13306086 A JP 13306086A JP 13306086 A JP13306086 A JP 13306086A JP S62292307 A JPS62292307 A JP S62292307A
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- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 9
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 2
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
３、発明の詳細な説明
〔産業上の利用分野〕
この発明は、すぐれた耐欠損性を有し、かつ耐摩耗性お
よび耐溶着性にすぐれ、特に高送り切削でも高い仕上面
精度が得られ、かつきわめて長い使用寿命を示すサーメ
ット製ドリルに関するものである。
よび耐溶着性にすぐれ、特に高送り切削でも高い仕上面
精度が得られ、かつきわめて長い使用寿命を示すサーメ
ット製ドリルに関するものである。
従来、一般に、ドリルとしては、例えば第１図に先端面
図（ａ）および正面１￥ｌ （ｂ）で示されるソリッド
ドリルなどが知られており、これらのドリルは、高速度
鋼や炭化タングステン（以下ｗｃｒ示ｆ）超超硬合金な
どで製造されている。
図（ａ）および正面１￥ｌ （ｂ）で示されるソリッド
ドリルなどが知られており、これらのドリルは、高速度
鋼や炭化タングステン（以下ｗｃｒ示ｆ）超超硬合金な
どで製造されている。
しかし、これらのドリルを、例えば高送り切削に用いた
場合、高速度鋼製ドリルは、耐摩耗性不足が原因で、き
わめて短かい使用寿命しか示さず、またＷＣＣ超超硬合
金製ドリル、十分なＩＴｌｔＴｌ性をもつものの、被剛
材との耐溶着性に問題があるために、比較的短時間で仕
上面精度が低下し、短かい使用寿命しか示さない。
場合、高速度鋼製ドリルは、耐摩耗性不足が原因で、き
わめて短かい使用寿命しか示さず、またＷＣＣ超超硬合
金製ドリル、十分なＩＴｌｔＴｌ性をもつものの、被剛
材との耐溶着性に問題があるために、比較的短時間で仕
上面精度が低下し、短かい使用寿命しか示さない。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、特に高
送り切削でもすぐれた切削性能を長期に亘つて発揮する
ドリルを開発すべく、特に主要硬質分散相形成成分とし
てＴｉの炭化物、窒化物、および炭窒化物（以下、それ
ぞれＴｉＣ，ＴｉＮ、およびＴｉＣＮで示す）のうちの
１種または２種以上を含有し、さらに主要結合相形成成
分としてＣｏおよびＮｉのうちの１種または２種を含有
する組成を有する、耐摩耗性および耐溶着性にすぐれた
サーメットに着目し研究を行なった結果、このサーメッ
トは、ロックウェル硬さＡスケール（ＨＲＡ ）で９１
．５以上の硬さを有し、かつ硬質分散相が２μｍ以上の
平均粒径をもつものであるため、このままでは耐欠損性
に問題があり、高速シ切削用ドリルとして用いた場合、
欠損が発生し易く、実用に供することができないが、こ
のサーメットのもつ硬さを、ＨＲＡで８９．０〜９１．
５に低め、かつサーメット中の硬質分散相の平均粒径を
０．５〜１．５μｍに細かくしてやると、すぐれた耐摩
耗性および耐溶着性を保持したままで、すぐれた耐欠損
性を有するようになシ、したがって、この結果のサーメ
ットを、ドリルとして用いた場合に、高送り切削でもき
わめて高い仕上面精度を著しく長期に亘って確保できる
という知見を得たのである。
送り切削でもすぐれた切削性能を長期に亘つて発揮する
ドリルを開発すべく、特に主要硬質分散相形成成分とし
てＴｉの炭化物、窒化物、および炭窒化物（以下、それ
ぞれＴｉＣ，ＴｉＮ、およびＴｉＣＮで示す）のうちの
１種または２種以上を含有し、さらに主要結合相形成成
分としてＣｏおよびＮｉのうちの１種または２種を含有
する組成を有する、耐摩耗性および耐溶着性にすぐれた
サーメットに着目し研究を行なった結果、このサーメッ
トは、ロックウェル硬さＡスケール（ＨＲＡ ）で９１
．５以上の硬さを有し、かつ硬質分散相が２μｍ以上の
平均粒径をもつものであるため、このままでは耐欠損性
に問題があり、高速シ切削用ドリルとして用いた場合、
欠損が発生し易く、実用に供することができないが、こ
のサーメットのもつ硬さを、ＨＲＡで８９．０〜９１．
５に低め、かつサーメット中の硬質分散相の平均粒径を
０．５〜１．５μｍに細かくしてやると、すぐれた耐摩
耗性および耐溶着性を保持したままで、すぐれた耐欠損
性を有するようになシ、したがって、この結果のサーメ
ットを、ドリルとして用いた場合に、高送り切削でもき
わめて高い仕上面精度を著しく長期に亘って確保できる
という知見を得たのである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであっ
て、主要硬質分散相形成成分としてＴ ｉ Ｃ１ＴｉＮ
、およびＴｉＣＮのうちの１種または２種以上を含有し
、さらに主要結合相形成成分としてＣＯおよびＮｉのう
ちの１種または２種を含有する組成、並びに）（ＲＡで
８８．０〜９１，５の硬さを有し、かつ硬質分散相の平
均粒径が０．５〜１．５μｍであるサーメットで構成さ
れた、すぐれた耐欠損性を有し、さらに耐摩耗性および
耐溶着性にすぐれたドリルに特徴を有するものである。
て、主要硬質分散相形成成分としてＴ ｉ Ｃ１ＴｉＮ
、およびＴｉＣＮのうちの１種または２種以上を含有し
、さらに主要結合相形成成分としてＣＯおよびＮｉのう
ちの１種または２種を含有する組成、並びに）（ＲＡで
８８．０〜９１，５の硬さを有し、かつ硬質分散相の平
均粒径が０．５〜１．５μｍであるサーメットで構成さ
れた、すぐれた耐欠損性を有し、さらに耐摩耗性および
耐溶着性にすぐれたドリルに特徴を有するものである。
なお、この発明のドリルにおいて、これを構成するサー
メットの硬さをＨＲＡで８８．０〜９１，５に限定した
のは、その硬さが８８．０未満では所望の耐摩耗性を確
保することができず、一方その硬さが９１．５を越える
と耐欠損性が低下するようになるという理由にもとづく
ものであり、またサーメットの硬質分散相の平均粒径を
０．５〜１．５μｍに定めたのは、その平均粒径が０．
５μｍ未満のサーメットば、現在の技術では製造が困難
であり、一方その平均粒径が１．５μｍを越えると、耐
熱衝撃性が低下して、クラックが発生し易くなり、この
クラックからチッピングが発生し、摩耗が促進されるよ
うになるという理由によるものである。
メットの硬さをＨＲＡで８８．０〜９１，５に限定した
のは、その硬さが８８．０未満では所望の耐摩耗性を確
保することができず、一方その硬さが９１．５を越える
と耐欠損性が低下するようになるという理由にもとづく
ものであり、またサーメットの硬質分散相の平均粒径を
０．５〜１．５μｍに定めたのは、その平均粒径が０．
５μｍ未満のサーメットば、現在の技術では製造が困難
であり、一方その平均粒径が１．５μｍを越えると、耐
熱衝撃性が低下して、クラックが発生し易くなり、この
クラックからチッピングが発生し、摩耗が促進されるよ
うになるという理由によるものである。
つぎに、この発明のドリルを実施例により具体的に説明
する。
する。
原料粉末として、いずれも０．５〜２．５μｍの範囲内
の平均粒径を有する各種の硬質分散相形成用粉末、およ
びいずれも１．０〜２．０μｍの平均粒径を有する各種
の結合相形成用粉末を用意し、これらの原料粉末をそれ
ぞれ第１表に示される配合組成に配合し、通常の条件で
混合し、プレス成形し、焼結して、実質的に配合組成と
同一の成分組成および外径：１１．５ｍＸ長さ＝９５朋
の寸法をもった焼結体とし、この焼結体から、外径：１
０．５ｕ、長さ二８９朋の寸法に研磨仕上げすることに
よって、ンリツビドリルとしての本発明ドリル１〜７、
および比較ドリル’ｌ−４をそれぞれ製造した。
の平均粒径を有する各種の硬質分散相形成用粉末、およ
びいずれも１．０〜２．０μｍの平均粒径を有する各種
の結合相形成用粉末を用意し、これらの原料粉末をそれ
ぞれ第１表に示される配合組成に配合し、通常の条件で
混合し、プレス成形し、焼結して、実質的に配合組成と
同一の成分組成および外径：１１．５ｍＸ長さ＝９５朋
の寸法をもった焼結体とし、この焼結体から、外径：１
０．５ｕ、長さ二８９朋の寸法に研磨仕上げすることに
よって、ンリツビドリルとしての本発明ドリル１〜７、
および比較ドリル’ｌ−４をそれぞれ製造した。
なお、比較ドリル１−４は、いずれも硬質分散相および
硬さのうちの少なくともいずれかがこの発明の範囲から
外れたものである。
硬さのうちの少なくともいずれかがこの発明の範囲から
外れたものである。
また、比較の目的で、高速度鋼（ＪＩＳ−８ＫＨ−５５
）製ドリル、およびＷＣＣ超超硬合金製ドリル従来ドリ
ルｌ、２として用意した。
）製ドリル、およびＷＣＣ超超硬合金製ドリル従来ドリ
ルｌ、２として用意した。
ついで、この結果得られた本発明ドリル１〜７、比較ド
リル１〜４、および従来ドリルｌ、２について、これを
構成するサーメットの硬質分散相の平均粒径、並びに硬
さを測定すると共に、被削材の材質：炭素鋼（Ｓ４５Ｃ
，硬さ：ＨＢ１６０）、被削材の形状：厚さ１５朋の板
材、 切削速度：６０ｍ／ｍｉａ、 送り： ０．２ ｍ ／ ｒｅｖ、、 形式：湿式、 の条件で鋼板材の穴あけ切削試験を行ない、 ３５００
穴の穴あけ加工後のドリルの正面刃とマージン部におけ
る摩耗深さを測定した。これらの測定結果を第１表に示
した。
リル１〜４、および従来ドリルｌ、２について、これを
構成するサーメットの硬質分散相の平均粒径、並びに硬
さを測定すると共に、被削材の材質：炭素鋼（Ｓ４５Ｃ
，硬さ：ＨＢ１６０）、被削材の形状：厚さ１５朋の板
材、 切削速度：６０ｍ／ｍｉａ、 送り： ０．２ ｍ ／ ｒｅｖ、、 形式：湿式、 の条件で鋼板材の穴あけ切削試験を行ない、 ３５００
穴の穴あけ加工後のドリルの正面刃とマージン部におけ
る摩耗深さを測定した。これらの測定結果を第１表に示
した。
第１表に示される結果から、本発明ドリル１〜７は、い
ずれも従来ドリル１．２に比してすぐれた切削性能を著
しく長期に亘って発揮することが明らかである。
ずれも従来ドリル１．２に比してすぐれた切削性能を著
しく長期に亘って発揮することが明らかである。
一方、比較ドリル１〜４に見られるように、サーメット
の硬質分散相の平均粒径および硬さのうちの少なくとも
いずれかがこの発明の範囲から外れても所望の切削寿命
を示さないことが明らかである。
の硬質分散相の平均粒径および硬さのうちの少なくとも
いずれかがこの発明の範囲から外れても所望の切削寿命
を示さないことが明らかである。
以上のように、この発明のサーメット製ドリルは、すぐ
れた耐欠損性を有し、かつ耐摩耗性および耐溶着性にも
すぐれたサーメットで構成されているので、高送シ切削
でも高い仕上面精度を著しく長期に亘って発揮するなど
工業上有用な特性を有するのである。
れた耐欠損性を有し、かつ耐摩耗性および耐溶着性にも
すぐれたサーメットで構成されているので、高送シ切削
でも高い仕上面精度を著しく長期に亘って発揮するなど
工業上有用な特性を有するのである。
第１図（ａ）および（ｂ）は、ドリルの１例としてのノ
リラドドリルの先端面図および正面図である。
リラドドリルの先端面図および正面図である。
Claims (1)
- 主要硬質分散相形成成分としてＴｉの炭化物、窒化物、
および炭窒化物のうちの１種または２種以上を含有し、
さらに主要結合相形成成分としてＣｏおよびＮｉのうち
の１種または２種を含有する組成、並びに８８．０〜９
１．５のロックウェル硬さ（Ａスケール）を有し、かつ
硬質分散相の平均粒径が０．５〜１．５μｍであるサー
メットで構成されたことを特徴とするサーメット製ドリ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61133060A JPH0777688B2 (ja) | 1986-06-09 | 1986-06-09 | 耐欠損性のすぐれたサーメット製ドリル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61133060A JPH0777688B2 (ja) | 1986-06-09 | 1986-06-09 | 耐欠損性のすぐれたサーメット製ドリル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62292307A true JPS62292307A (ja) | 1987-12-19 |
| JPH0777688B2 JPH0777688B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=15095888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61133060A Expired - Fee Related JPH0777688B2 (ja) | 1986-06-09 | 1986-06-09 | 耐欠損性のすぐれたサーメット製ドリル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0777688B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0236010A (ja) * | 1988-07-27 | 1990-02-06 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | サーメット製ツイストドリル |
| US4971485A (en) * | 1989-01-26 | 1990-11-20 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Cemented carbide drill |
| US5137398A (en) * | 1990-04-27 | 1992-08-11 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Drill bit having a diamond-coated sintered body |
| US5154550A (en) * | 1990-02-20 | 1992-10-13 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Throw-away tipped drill bit |
| US5154549A (en) * | 1990-02-05 | 1992-10-13 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Throw-away tipped drill bit |
| US5228812A (en) * | 1989-12-25 | 1993-07-20 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Throw-away tipped drill |
| JPH06330219A (ja) * | 1993-05-21 | 1994-11-29 | Kobe Steel Ltd | サーメット焼結体 |
| JPH08229719A (ja) * | 1995-02-22 | 1996-09-10 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 強靱性サーメットドリル |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59229431A (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-22 | Mitsubishi Metal Corp | 切削工具用高靭性サ−メツトの製造法 |
-
1986
- 1986-06-09 JP JP61133060A patent/JPH0777688B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59229431A (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-22 | Mitsubishi Metal Corp | 切削工具用高靭性サ−メツトの製造法 |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0236010A (ja) * | 1988-07-27 | 1990-02-06 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | サーメット製ツイストドリル |
| US4971485A (en) * | 1989-01-26 | 1990-11-20 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Cemented carbide drill |
| US5228812A (en) * | 1989-12-25 | 1993-07-20 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Throw-away tipped drill |
| US5154549A (en) * | 1990-02-05 | 1992-10-13 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Throw-away tipped drill bit |
| US5154550A (en) * | 1990-02-20 | 1992-10-13 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Throw-away tipped drill bit |
| US5137398A (en) * | 1990-04-27 | 1992-08-11 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Drill bit having a diamond-coated sintered body |
| JPH06330219A (ja) * | 1993-05-21 | 1994-11-29 | Kobe Steel Ltd | サーメット焼結体 |
| JPH08229719A (ja) * | 1995-02-22 | 1996-09-10 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 強靱性サーメットドリル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0777688B2 (ja) | 1995-08-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |