JPS62291640A - 写真フイルムパトロ−ネ用容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ［産業上の利用分野］ 本発明は写真フイルムバ１−■−ネを収容するプラスチ
ック容器に関７るものである。

［従来の技術］ 現在では、写真フィルムパトローネ用容器はプラスチッ
ク射出成形品が主流を占めており、その形状は例えば特
開昭６０−１６３０４５号公報に記載されているもので
あった。

この写真フィルムパトローネ用容器は第２図に示すよう
な容器本体に第５図に示すような容器キャップが装着さ
れていた。すなわち、容器本体１は有底筒形をしており
、その開口縁部はやや肉厚に形成され【いＣそこに断面
円弧状の溝２が設置ノられていた。一方、容器キャップ
３は肉厚のフランジ４の基部から周壁部５が垂下形成さ
れ、キャップ面はその下端から水平に進んで中央にはパ
トローネの軸部を収容づる隆起部６が設けられていた。

そして、周壁部５の略中火には、容器本ｆＡ　１の前記
溝２と係合する断面円弧状のリブ１１が形成されていた
。容器キャップの装着時には第４図に示ずようにリブ１
１は溝２の底部８と接触し密閉状態を形成していた。

そして、このような従来の写真フィルムバＩ・ローネ用
容器の：１トップは、低温ひの柔軟性確保、容器本体と
の嵌合性確保、圧縮強度確保、射出成形の際のパリや糸
引き、ゲート跡を少なくするために通常、密度が０．９
２７ｇ／ｃｍ３（八ＳＴＨ０１５０５）、メルトインデ
ックス（ＡＳＴＨ０１２３ｇによる１９０°測定以後Ｍ
ｌと表示）が４．０（Ｊ／１０分の高圧法分岐状低密度
ポリエチレン（以後ＬＤＰＥと表示）樹脂が用いられて
いる。

また、容器本体に用いられる樹脂としては、実開昭（ｉ
ｏ−１６３４５１号公報等にａ３いＣ１本出願人はポリ
プロピレン樹脂を主体とする種々の樹脂を提案し　Ｉこ
　。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、このような従来の容器は、嵌合強度が小
さく輸送時や過って落下さけたときにキャップが外れる
ことが多かった。また、密閉度が充分でなく、特に長期
間の保存が行われた場合の防湿性の維持に問題があった
。

本発明は以上の問題点を解消し、嵌合性及び防湿性のよ
い写真フィルムパトローネ用容器を提供することを目的
とする。

［問題点を解決づるための手段］ 本発明は、Ｅ記目的を達成するためになされたもので、
容器Ｖヤッゾのリゾの断面形状を略台形に形成すること
により、容器本体の溝と２個所で圧接するようにしたも
のである。

すなわち、従来の容器キャップのリブの断面形状は円弧
状であったため、リブが溝に嵌合したときリブの外側面
の一部でしか接触しなかった。従って、接触面積が狭い
ととしに田触部分σ月１−力が小さいため、前記防湿性
及び嵌合性の問題点が発生ずるものひあった。

そこで、以上の点に鑑みて本発明の写真フィルムバｊ〜
ローネ用容器を、有底筒形であって内側上部に溝が形成
された容器本体と該溝に嵌合するリブが形成された容器
キャップとからなる容器において、該リブは断面が略台
形状に形成されていることを特徴として構成したもので
ある。

容器キせツブのリブは断面が略台形状に形成されている
。この略台形状は、リブの上面及び下面と外側面の２つ
の境界線部分が溝と接触する形状であればよく、上面、
下面及び外側面が円弧状であっても直線状であってもよ
い。また、周壁部５の底辺と外側面の長さが略等しい長
方形状または正方形状であってもよい。

容器本体の曲げ剛性度（ＡＳＴＨＤ７４７）がａｏ００
／ｒｙ／ｃｉ以上、容器キャップの曲げ剛性度（八ＳＴ
ＨＤ７４７）１２００／（ｆｆ　／　ｃｔｉ以上であっ
て容器本体の曲げ剛性度が容器キャップの曲げ剛性度の
２倍以上であることがりｒましい。

容器本体の曲げ剛性度が８０００に！Ｆ　／　ｃｉ未満
では、射出成形時の離型が悪く、冷却を完全にしないと
コアより抜けるとき容器本体内の減圧のために理屈が発
生づる。

このため故障が多くなるだ番プでなく成形ナイクルが長
くなる。また、柔軟な容器キャップに対しパツキン効果
が発揮されなくなり密閉度が不十分になり防湿性が低下
し、嵌合強度が小さくなりキャップ外れが発生しやづく
なる。

圧縮強度も低下し写真フィルムパＩ・ローネの保護性が
劣る。容器キャップの曲げ剛性度が１２００に９　／　
ｃｉ未渦のときも同様の問題が発生する。然し、容器キ
ャップの曲げ剛性度が容器本体の２分の１以下の曲げ剛
性度である必要はパツキン効果による密封度と嵌合度確
保の為である。

［作用］ 本発明の容器に１３い°Ｃは、略台形状のリブの２つの
境界線部分が溝に当接し、２個所でシールして外部の湿
気が容器内部へ入るのを防ｔｈ覆る。また２つの境Ｖｐ
線部分が溝を卯月しつノ吹合しくいるので、リブと溝と
の嵌合強度を向上させている。

［実施例］ 本発明による写真フィルムパトローネ用容器の一実施例
を第１図及び第２図に基づいて説明する。

第１図は写真フィルムパトローネ用容器の嵌合部の部分
断面図で、第２図は容器キャップをｒＡ脱した状態の写
真フィルムパトローネ用容器の一部断面で表した側面図
である。

この容器はリブを除いて従来の容器と同様である。すな
わら、容器本体１は右底筒形をしており、その間口縁部
はやや肉厚に形成されでいてそこに断面円弧状の溝２が
設けられている。一方、容器キャップ３は肉厚のフラン
ジ４の基部から周壁部５が垂下形成され、キャップ面は
その下端から水平に進んで中央にはパトローネの軸部を
収容する隆起部６が設けられている。そして、周壁部５
の略中火には、容器本体１の溝２と係合するリブ７が形
成されている。このリブ７は、従来の円弧状のリブ１１
の外側部分を容器本体１の壁面と平行に切除し、断面が
略台形状になるように形成されている。すなわち、この
リブ７は、周壁部５から円弧状に形成された上面１２及
び下１１ｉ１ｉ１３と、これら上面１２と下面１３間に
形成された直線状でかつ容器本体１の壁面と平行な外側
面１４とで形成されている。

そして、このようなリブ７を溝２に嵌め込むと、第１図
に示すように、上面１２と外側面１４の境界線部分１５
と下面１３と外側面の境界線部分１６が溝２に当接して
シールする。

第３図は写真フィルムパトローネ用容器の他の実施例の
部分断面図である。

この実施例のリブ７は、その上面１２及び下面１３が直
線状に形成されている他は第１図に示した実施例と同様
である。

以上の実施例は本発明の写真フィルムパトローネ用容器
として好ましい代表例を示したものであるが、本発明は
これらに限定されるものではない。

次に、本発明品１及び２と従来品１及び２の特性を比較
した実験結果を第１表に示す。

本発明品１はリブが第１図に示す形状である。

容器キｔ？ツブはＭｌが４．０ｇ／１０分、密度が０．
９２７ｇ／ｃｍ　　であってオレイン酸アミドを０．３
ｆｉ　ｆｉ％添加したＬＤＰＩｌ脂を用い曲げ剛性度が
３１００Ｋｆｆ／ｃｉになるように射出成形した。容器
本体は、Ｍｌが４０ｇ７１０分、密度が０．９１０ｇ／
ｃｍ３、エチレン含有量が２．０重量％であって１．３
．２．４−ジ（Ｐ−メチルベンジリデン）ソルビトール
を０．２重量％、オレイン酸アミドを０．３１邑％添加
したポリプロピレン系樹脂を用い曲げ剛性度が１５００
ＯＮｇ／ｃｄになるように射出成形した。

本発明品２は、容器キャップをＭｌが２０ｇ／１０分、
密度が０．９２５ｇ／ｃｍ３であってオレイン酸アミド
を０．３重量％添加したＬＤＰＥ樹脂を用いて射出成形
した以外は本発明品１と同様である。

従来品１は、リブが第４図に示す形状である以外は本発
明品１と同様である。

従来品２は、リブが第４図に示す形状である以外は本発
明品２と同様である。

表中の評１曲は下記による。

◎・・・非常に優れている　　Ｏ・・・優れている・・
・・実用限度　　ム・・・Ａ″Ｊや問題あり（改良必要
）×・・・実用不可 表中の試験は下記による。

試験方法Ａ；透個度； 写真フィルムパトローネ容器本体に約４ｇの塩化カルシ
ウムを計吊し挿入後本発明の容器キャップで嵌合密封し
４０℃、）１１１９０％にした恒温恒湿室内Ｃ２４時間
放置後塩化カルシウムの吸湿による重信増加を精密天秤
ではかり重伍増加吊を透湿度とする。

試験方法Ｂ；咲会合強度 ばね秤の先端にキャップを挟む部品を取りイ］け真上に
引っ張ってキャップを外すのに必要な力を測定。

試験方法Ｃ；５ｍから落下時のキレツブ外れ発生率；３
６枚囮りのパトローネ入り写真フィルム（フジカラー１
＋１ｔ１００３６ＥＸ）を入れ容器本体にキャップで密
封１５ｍの高さからコンクリートの床に落下したときの
キャップ外れの発生率。（容器本体はワレが発生すると
キャップ外れが発生するためワレが発生しないエチレン
含有量の多いポリプロピレン樹脂使用） 試験方法Ｄ；；形サイクル； 最適成形条件時の射出−冷却一取り出しまでの１シヨツ
トの時間 ［発明の効果１ 以上のように本発明は容器本体の溝に嵌合する容器ギャ
ップのリブを断面が略台形状に形成づることにより、リ
ブと溝は２個所で接触して完全に固定された状態となる
ので、防湿性と嵌合強度を向上させることができる。従
って、容器を落としても容器キャップが外れることがな
く、また、冷却時間を短縮してリブの形成収縮が発生し
てもリブと溝の嵌合強度が大きく防湿性も良好なので、
成形リンクルを短縮することができる。さらに、リブま
たは溝に寸法のばらつきがあっても防湿性が良好で且つ
嵌合強度は大きいのｒ、金型の精度にばらつきがあって
も使用でき経済的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である写真フィルムパトロー
ネ用容器の嵌合部の部分断面図である。 第２図はこの実施例量の容器キャップを離脱した状態を
示す一部断面で表わした側面図である。第３図は伯の実
施例の部分断面図である。第４図は従来の容器における
嵌合部の部分断面図であり、第５図は従来容器における
容器キャップの一例を示す側面図である。 １・・・容器本体、２・・・溝、３・・・容器４１シツ
プ、７・・・リブ 特許出願人　富士写真フィルム株式会社代理入　弁理士
　１）中　政　浩　はか１名第１区　　　　　第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）有底筒形であって内側上部に溝が形成された容器
   本体と該溝に嵌合するリブが形成された容器キャップと
   からなる容器において、該リブは断面が略台形状に形成
   されていることを特徴とする写真フィルムパトローネ用
   容器
2. （２）前記容器本体の曲げ剛性度が８０００Ｋｇ／ｃｍ
   ＾２以上（ＡＳＴＭＤ−７４７測定法）、容器キャップ
   の曲げ剛性度が１２００Ｋｇ／ｃｍ＾２以上（ＡＴＴＭ
   Ｄ−７４７測定法）であって、容器本体の曲げ剛性度が
   容器キャップの曲げ剛性度の２倍以上である特許請求の
   範囲第１項記載の写真フィルムパトローネ用容器