JPS6228973Y2 - - Google Patents
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- JPS6228973Y2 JPS6228973Y2 JP8032584U JP8032584U JPS6228973Y2 JP S6228973 Y2 JPS6228973 Y2 JP S6228973Y2 JP 8032584 U JP8032584 U JP 8032584U JP 8032584 U JP8032584 U JP 8032584U JP S6228973 Y2 JPS6228973 Y2 JP S6228973Y2
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Landscapes
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- Prostheses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は粒状物注入器に関するものである。
更に詳しくは、生体組織内に注入すべき粒状体
を汚染されることなく目的とする標的部位に適当
する形状で密に充填するために用いる粒状物の注
入用器具に関するものである。
を汚染されることなく目的とする標的部位に適当
する形状で密に充填するために用いる粒状物の注
入用器具に関するものである。
このような粒状物注入器を使用するケースとし
ては、例えばカーボン、酸化アルミニウム(アル
ミナ)、燐酸カルシウム化合物などの生体用セラ
ミツクスの骨内あるいは骨膜下への充填による骨
整形や薬物、例えば抗癌剤やホルモンなどを包含
させたポリマー粒状物の軟組織内注入などがあ
る。
ては、例えばカーボン、酸化アルミニウム(アル
ミナ)、燐酸カルシウム化合物などの生体用セラ
ミツクスの骨内あるいは骨膜下への充填による骨
整形や薬物、例えば抗癌剤やホルモンなどを包含
させたポリマー粒状物の軟組織内注入などがあ
る。
一般にこのような粒状物は無定形のものが多
く、その大きさは大凡0.1〜2.5mm程度である。
く、その大きさは大凡0.1〜2.5mm程度である。
このような場合粒状物を注入する標的部位は一
般に体内の浅部にあるが、到達部位までの注入経
路は必ずしも直線的にとれるとは限らず、場合に
よつては湾曲させた方が好ましいこともある。
般に体内の浅部にあるが、到達部位までの注入経
路は必ずしも直線的にとれるとは限らず、場合に
よつては湾曲させた方が好ましいこともある。
注入すべき粒状体は注入器に装填した後一般に
滅菌した生理的食塩水又は静脈血を加えて脱泡
し、空隙を満たしてスラリー状とするか、又は凝
血によつて固めた後、手術野へ運搬し注入又は充
填される。この過程において、外気、手指、手術
野からの浸出液などによる汚染を防止し、標的組
織内のそれぞれの形状に一致させるよう密に充填
することが必要である。
滅菌した生理的食塩水又は静脈血を加えて脱泡
し、空隙を満たしてスラリー状とするか、又は凝
血によつて固めた後、手術野へ運搬し注入又は充
填される。この過程において、外気、手指、手術
野からの浸出液などによる汚染を防止し、標的組
織内のそれぞれの形状に一致させるよう密に充填
することが必要である。
しかしながらこれまでは粒状物の生体内注入充
填に当つてこの目的のために開発された注入器が
なかつたので、手術用の金属性筒状器具を流用し
たり、通常の注射筒を使用して行なわざるを得な
かつた。
填に当つてこの目的のために開発された注入器が
なかつたので、手術用の金属性筒状器具を流用し
たり、通常の注射筒を使用して行なわざるを得な
かつた。
通常の注射筒を用いる場合にはピストンを押す
ことによつて粒状物が圧縮され押し出し抵抗が著
しく増大し、粒状物をスムーズに押し出すことが
できなくなるため良好な注入、充填操作が行なえ
ない。また金属性筒状器を流用する場合には上述
の欠点に加えて金属汚染による障害も危惧され
る。
ことによつて粒状物が圧縮され押し出し抵抗が著
しく増大し、粒状物をスムーズに押し出すことが
できなくなるため良好な注入、充填操作が行なえ
ない。また金属性筒状器を流用する場合には上述
の欠点に加えて金属汚染による障害も危惧され
る。
粒状物注入用の専用器具がなかつたのは粒状体
状の薬物などが極めて最近に開発されたためであ
る。
状の薬物などが極めて最近に開発されたためであ
る。
このような粒状体薬物の多くは圧縮によつて最
密充填状態に移行するので、その流動はダイラタ
ント性となる。注射筒内でのピストンの押送り力
は粒状体特性のためその大部分が筒壁に吸収され
るため押出し抵抗が著しく増大し内容粒状物の押
出しには非常に大きな力が必要となり、事実上ス
ムーズな注入操作ができなくなるなどの問題点が
浮上してきた。
密充填状態に移行するので、その流動はダイラタ
ント性となる。注射筒内でのピストンの押送り力
は粒状体特性のためその大部分が筒壁に吸収され
るため押出し抵抗が著しく増大し内容粒状物の押
出しには非常に大きな力が必要となり、事実上ス
ムーズな注入操作ができなくなるなどの問題点が
浮上してきた。
本考案はこのような困難を克服するため粒状物
の充填が容易に行なえるような、粒状物専用の注
入器を提供することを目的とするものである。
の充填が容易に行なえるような、粒状物専用の注
入器を提供することを目的とするものである。
上述の目的を達成するため鋭意研究した結果本
考案の方法を開発するに至つたものである。
考案の方法を開発するに至つたものである。
次に上記の目的を達成し得る本考案の実施例を
図面によつて説明する。
図面によつて説明する。
第1図は本考案になる粒状物注入器の断面図で
ある。
ある。
1は筒状体であつて、その先端開口部(吐出
口)の内径aは基部の内径bよりも大きく先端に
向つて拡開するようテーパーがついている。2は
筒状体の端部に構成した指掛け着力部である。3
はピストン(軸部断面十字状)、4はピストンの
端部に取付けたピストン押圧部、5はその頭頂部
の直径がa部の内径と同等もしくはややそれより
も大きい程度に設計され、ピストンの押送りに伴
なつて常に筒状体の内面に密着して移動する柔軟
な弾性体部である。
口)の内径aは基部の内径bよりも大きく先端に
向つて拡開するようテーパーがついている。2は
筒状体の端部に構成した指掛け着力部である。3
はピストン(軸部断面十字状)、4はピストンの
端部に取付けたピストン押圧部、5はその頭頂部
の直径がa部の内径と同等もしくはややそれより
も大きい程度に設計され、ピストンの押送りに伴
なつて常に筒状体の内面に密着して移動する柔軟
な弾性体部である。
1及び3の材質としては生体為害性のない金属
材料、ガラス、セラミツクス又は硬質のプラスチ
ツクあるいは必要に応じて適宜第2図のように筒
状体が一様に湾曲可能な程度の軟わらかさを有す
るプラスチツクを使用することもできる。
材料、ガラス、セラミツクス又は硬質のプラスチ
ツクあるいは必要に応じて適宜第2図のように筒
状体が一様に湾曲可能な程度の軟わらかさを有す
るプラスチツクを使用することもできる。
一般的な各部の寸法は筒長5〜10cm、内径3〜
30mmで内径のテーパーはほぼ0.1mm/cm(0.05〜
0.15mm/cm)である。又開口部の断面形状は円
形、半円形、楕円形などが用いられる。先端開口
部は挿入時に生体組織に傷をつけないように開口
部端外面に丸みをつけてある。
30mmで内径のテーパーはほぼ0.1mm/cm(0.05〜
0.15mm/cm)である。又開口部の断面形状は円
形、半円形、楕円形などが用いられる。先端開口
部は挿入時に生体組織に傷をつけないように開口
部端外面に丸みをつけてある。
尚筒状体に摩擦係数の最も小さいポリ4弗化エ
チレン樹脂を用いるか、又は内壁面の摩擦係数を
低下させる目的でフツ素系界面活性剤で処理する
こともできる。
チレン樹脂を用いるか、又は内壁面の摩擦係数を
低下させる目的でフツ素系界面活性剤で処理する
こともできる。
本考案の注入器はこのような構造であつて、こ
れを使用するには先ず開口部を上向きに保持して
専用ホツパーを用いて(第3図参照)粒状物を充
填し、軽く振動もしくは衝撃を与え最密状態にす
る。次いで滅菌生理食塩水又は患者より採取した
静脈血を注入し、静置して気泡を除き、血液注入
の場合は凝血するまで約30分放置する。その後手
術野に開設した導入腔に粒状物注入器の開口端が
標的部位に最奥部に到達するまで挿入し、ピスト
ン3を押して内容物を押出しながら注入器を退出
させて最密充填になるように充填する。
れを使用するには先ず開口部を上向きに保持して
専用ホツパーを用いて(第3図参照)粒状物を充
填し、軽く振動もしくは衝撃を与え最密状態にす
る。次いで滅菌生理食塩水又は患者より採取した
静脈血を注入し、静置して気泡を除き、血液注入
の場合は凝血するまで約30分放置する。その後手
術野に開設した導入腔に粒状物注入器の開口端が
標的部位に最奥部に到達するまで挿入し、ピスト
ン3を押して内容物を押出しながら注入器を退出
させて最密充填になるように充填する。
本考案の粒状物注入器を用いるとピストンの移
動に伴つて直径が増大するので断面積が変化しそ
れに伴つて粒状の粒子配置が変わり流動が生ずる
のでピストンの押圧に伴う壁面への圧力増大が緩
和され粒状物が注入器からスムーズに押し出さ
れ、手術手技が容易になる等の効果を発揮する。
また注入器から押し出された粒状物は最密状態に
あるので大きな移動、変形をさせることは好まし
くなく外部から押圧によつて軽度に整形すること
が好ましい。このため充填部位の形状に適合した
断面を有する注入器を選択使用することが望まし
い。この要望に応ずるため円形、半円形、楕円形
などの各種断面形状を有するものを用意する。
動に伴つて直径が増大するので断面積が変化しそ
れに伴つて粒状の粒子配置が変わり流動が生ずる
のでピストンの押圧に伴う壁面への圧力増大が緩
和され粒状物が注入器からスムーズに押し出さ
れ、手術手技が容易になる等の効果を発揮する。
また注入器から押し出された粒状物は最密状態に
あるので大きな移動、変形をさせることは好まし
くなく外部から押圧によつて軽度に整形すること
が好ましい。このため充填部位の形状に適合した
断面を有する注入器を選択使用することが望まし
い。この要望に応ずるため円形、半円形、楕円形
などの各種断面形状を有するものを用意する。
また粒状物の押出しに際して壁にかかる力が小
さいから壁の削れなどによる汚染もなく、湾曲状
に充填する場合など可撓性材質の注入器を使用す
ることによつて目的を達することができる。
さいから壁の削れなどによる汚染もなく、湾曲状
に充填する場合など可撓性材質の注入器を使用す
ることによつて目的を達することができる。
本考案は使用目的に応じ各種利用することがで
きるうもので、第4図は本考案の筒状体をカート
リツジ式として応用する場合の一例を示す。
きるうもので、第4図は本考案の筒状体をカート
リツジ式として応用する場合の一例を示す。
第4図のイ図は注入用治具10にロ図に示すカ
ートリツジ式筒状体11を装着した断面図で、そ
の装着は治具10の側面に設けた開口部より行な
うことができる。
ートリツジ式筒状体11を装着した断面図で、そ
の装着は治具10の側面に設けた開口部より行な
うことができる。
ロ図に示すカートリツジにおいて12は粒状
物、13は移動用弾性体(第1図の5に対応)、
14は弾性体栓、15はアルミ箔シールであり、
イ図の治具において16はカートリツジの把持体
(金属製)、17はピストン(金属製)をそれぞれ
示し、要時カートリツジのアルミ箔シール15を
脱し治具10に装着し、ピストン17を押込むこ
とによつてカートリツジ中の弾性体13を推進さ
せ粒状物12を押出すことは第1図の実施例と同
じであり、次々と連続処理する上に有効のもので
ある。
物、13は移動用弾性体(第1図の5に対応)、
14は弾性体栓、15はアルミ箔シールであり、
イ図の治具において16はカートリツジの把持体
(金属製)、17はピストン(金属製)をそれぞれ
示し、要時カートリツジのアルミ箔シール15を
脱し治具10に装着し、ピストン17を押込むこ
とによつてカートリツジ中の弾性体13を推進さ
せ粒状物12を押出すことは第1図の実施例と同
じであり、次々と連続処理する上に有効のもので
ある。
第1図は本考案の一実施例を示すものであつ
て、イはその縦断面図、ロは筒状体部の断面形状
例を示したものである。第2図は本考案の他の実
施例として可撓性のある材質からなる粒状物注入
器を湾曲させた状態を示す断面図、第3図は粒状
物を注入器に充填する際に使用する充填用ホツパ
ー例の側面図である。第4図イ,ロは本考案の筒
状体をカートリツジ式として応用する場合の一例
を示し、イ図は注入用治具にカートリツジを装着
した断面図、ロ図はそのカートリツジ部の断面図
である。 1……筒状体、a……開口部径、b……基部
径、2……着力部、3……ピストン、4……ピス
トン押圧部、5……弾性体、10……治具、11
……カートリツジ式筒状体、13……移動用弾性
体、15……アルミ箔シール、17……ピスト
ン。
て、イはその縦断面図、ロは筒状体部の断面形状
例を示したものである。第2図は本考案の他の実
施例として可撓性のある材質からなる粒状物注入
器を湾曲させた状態を示す断面図、第3図は粒状
物を注入器に充填する際に使用する充填用ホツパ
ー例の側面図である。第4図イ,ロは本考案の筒
状体をカートリツジ式として応用する場合の一例
を示し、イ図は注入用治具にカートリツジを装着
した断面図、ロ図はそのカートリツジ部の断面図
である。 1……筒状体、a……開口部径、b……基部
径、2……着力部、3……ピストン、4……ピス
トン押圧部、5……弾性体、10……治具、11
……カートリツジ式筒状体、13……移動用弾性
体、15……アルミ箔シール、17……ピスト
ン。
Claims (1)
- 生体組織内粒状物注入用筒体の開口端が基部よ
り拡開されるよう基部より先端突出口に向つて拡
大傾斜面を構成してなることを特徴とする生体組
織内への粒状物注入器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8032584U JPS60192841U (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | 生体組織内への粒状物注入器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8032584U JPS60192841U (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | 生体組織内への粒状物注入器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60192841U JPS60192841U (ja) | 1985-12-21 |
JPS6228973Y2 true JPS6228973Y2 (ja) | 1987-07-25 |
Family
ID=30626067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8032584U Granted JPS60192841U (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | 生体組織内への粒状物注入器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60192841U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2885512B1 (fr) * | 2005-05-10 | 2007-08-10 | Biocoral Inc | Seringue pour bio-materiau |
WO2006138398A2 (en) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Pong-Jeu Lu | Tool and technique for continually delivering an orthopaedic paste |
JP2007215837A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Olympus Biomaterial Corp | 生体組織補填体製造補填キット |
JP5299751B2 (ja) * | 2008-04-08 | 2013-09-25 | オリンパステルモバイオマテリアル株式会社 | 補填材補填器具 |
-
1984
- 1984-05-30 JP JP8032584U patent/JPS60192841U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60192841U (ja) | 1985-12-21 |
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