JPS62288374A - カム駆動によるピストンポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、油圧ポンプや水圧ポンプ等の液圧ポンプに係
り、より具体的には、カム駆動によるピストンポンプに
関する。

（従来の技術） ピストンポンプには、レシプロ式、ラジアル式、アキシ
アル式の各種型式のものがある。これら各種のピストン
ポンプは、ピストンを往復動させて液体を送り出すもの
である。このピストンを往復動させる駆動装置として、
カム式、クランク式、斜板式等がある（「ピストンポン
プ・モータの理論と実際」、石原貞男著、オーム社、昭
和５４年５月２０日発行、Ｐ、　６〜８参照）。

（発明が解決しようとする問題点） 従来のピストンポンプは、ピストンを往復動させるもの
であるから、吐出流量は脈動する。この脈動を極力少な
くするため、ピストンを複数個設けている。従って、構
造が複雑で、部品点数が多くなり、コスト高になるもの
であった。

更に、ピストンを多数設けても脈動を完全になくするこ
とが出来ないものであった。

そこで、本発明は、ピストン数を可及的に少なくし、か
つ脈動を生じないようにしたカム駆動式ピストンポンプ
を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明は、次の手段を講じた
。即ち、本発明の特徴とする処は、カムによって直線往
復動される従動子が、該カム中心を介してその両側で且
つカム中心を通る直線上に配設され、該従動子にピスト
ンポンプのピストンが連結され、前記カムのカム曲線は
、前記従動子が次式 但し、ｙ；従動子の揚程 θ；カムの中心角（ラジアン） ａ；定数 π；円周率（ラジアン） に従って移動するよう形成されている点にある。

（作　用） 本発明によれば、従動子は位相が１８０°ずれた位置に
配置されている。従って、カム力報回転す移動する。従
って、両軸動子により駆動されるピストンポンプは−に
比例した一定量を吐出する。

π ｙ＝−二θ＋４ａ　　に従って移動する。この第２の従
動子に連動するピストンは吸入工程となり、第１の従動
子に連動するピストンが、−に比例したπ 一定量を吐出する。

ｙ＝−〇十−に従って移動し、第２の従動子２π　　４ トンにより、−に比例した一定量が吐出される。

π 更に、Ａ回転すれば、第１の従動子は、ａ ｙ”−一θ＋４８　　に従って移動し、第２の従動子π す、第２の従動子に連動するピストンが−に比例π した一定量を吐出する。

しかして、カム１回転につき、常時、−に比例した一定
量が吐出されることになり、脈動が生じない。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１〜４図において、ｌはポンプケーシングであり、該
ポンプケーシング１は、カムケース２と該カムケース２
にスペーサ３を介して固定されたシリンダケース４等か
ら構成されている。

前記カムケース２にカム軸５が可回動に軸支され、該カ
ムケース２内において該カム軸５上に円筒カム６が設け
られている。この円筒カム６の外周面にカム溝７が形成
され、該カム溝７にカムフォロアから成る一対の従動子
８が嵌合されている。

この従動子８はカム６の直径線上に配置されている。前
記カム軸５に図示省略のモータ等が連結され、カム６が
回転駆動される。

前記シリンダケース４にシリンダ孔９が形成され、該シ
リンダ孔９にピストン１０が摺動自在に嵌合されている
。前記シリンダ孔９は、前記従動子８に対応して一対設
けられ、その軸心はカム軸心に平行とされている。前記
ピストンｌＯにはピストンロッド１１が連結され、該ピ
ストンロッド１１はスペーサ３を貫通してカムケース２
内に突出し、前記従動子８に連結されている。

前記シリンダケース４には、シリンダ孔９に連通ずる吸
入口１２と吐出口１３が設けられている。この吸入口１
２にはチェック弁１４が介在され、かつ吐出口１３には
吐出弁１５が介在され、夫々逆流を防止している。

前記カム溝７は、第５図に示すカム曲線に形成されてい
る。即ち、従動子８が次式で移動するように形成されて
いる。

但し、ｙ；従動子の揚程 θ：カムの中心角（ラジアン） ａ：定数 π；円周率（ラジアン） 尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
対称配置されたシリンダの組数は任意である。またカム
の形式は、円筒カムに限らず、前記揚程を得られるもの
であれば、いかなる形成のカムであってもよい。また、
カムを固定して、シリンダ側を回転させるものであって
もよい。更に従動子は上昇工程のみカムで移動され、戻
り工程はスプリング等で行うものであってもよい。

（発明の効果） 本発明によれば、最少１対のシリンダを設けるのみで脈
動を防止できるので、構造が簡単になり、低コストで製
作できるものである。しかも脈動が防止されるので、安
定した吐出量を得ることができ、実用に供して多大の効
果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す正面図の一部断面図、第
２図は第１図の左側面の一部断面図、第３図は第１図の
ｍ−ｍ線断面図、第４図は第２図のｒＶ−ＩＶ線断面図
、第５図はカム曲線のグラフである。 ６・−カム、７−・カム溝、８−・従動子、１０・−・
−ピストン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）カムによって直線往復動される従動子が、該カム
   中心を介してその両側で且つカム中心を通る直線上に配
   設され、該従動子にピストンポンプのピストンが連結さ
   れ、前記カムのカム曲線は、前記従動子が次式 ｙ＝（ａ／２π）θ　０≦θ≦π／２ ｙ＝（ａ／π）θ−ａ／４　π／２≦θ≦πｙ＝（ａ／
   ２π）θ＋ａ／４　π≦θ≦３π／２ｙ＝−（２ａ／π
   ）θ＋４ａ　３π／２≦θ≦２π但し、ｙ；従動子の揚
   程 θ；カムの中心角（ラジアン） ａ；定数 π；円周率（ラジアン） に従って移動するよう形成されていることを特徴とする
   カム駆動によるピストンポンプ。