JPS62288116A - 硫化マンガン(2)粉末の製造方法 - Google Patents

硫化マンガン(2)粉末の製造方法

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JPS62288116A
JPS62288116A JP61127319A JP12731986A JPS62288116A JP S62288116 A JPS62288116 A JP S62288116A JP 61127319 A JP61127319 A JP 61127319A JP 12731986 A JP12731986 A JP 12731986A JP S62288116 A JPS62288116 A JP S62288116A
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JP
Japan
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manganese
powder
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mns
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JP61127319A
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English (en)
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Daisaku Matsukura
松倉 大作
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄鋼関連分野や磁性半導体、元素子などの分野
で重要な岩塩型構造の立方晶系硫化マンがン粉末の製造
方法に関する。
一般に、硫化マンガン(II)には、緑色で岩塩型構造
の立方晶系硫化マンガン(以下α型MnSと言へ)と、
赤色で閃亜鉛鉱型構造の立方晶系硫化マンガン(以下β
型MnSと言う。)と、淡赤色でウルツ鉱型構造の六方
晶系硫化マンガン(以下γ型MnSと言う。)とが存在
する。このうち、β型MnSとγ型MnSは空気中で速
やかに酸化、加水分解を受け、二酸化マンガン剥水加物
を生じやすく、非常に不安定であるが、α型MnSは比
較的安定であり、分解を受けにくいと言われている。本
発明はこのα型MnS粉末の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、α型MnSの用途に鉄鋼関連分野や磁性半導体、
元素子の分野で急速に開けている。すなわち鉄鋼関連で
は快削鋼材、磁気特性のすぐれた電磁鋼板、あるいは非
時効性鋼板の製造及び溶接鋼の時間割れ防止用の添加物
として必要不可欠であるし、また半導体分野では特公昭
55−29576号公報に示されるような磁性半導体磁
器材料として、さらに光素子分野では特開昭56−13
8890号公報に示されるようなエレクトロルミネッセ
ンス素子のドーピング材としてそれぞれ用いられるなど
、多岐に渡って用いられている。
α型MnSの製造に関する公知技術は幾つか存在する。
しかしながら、それらは簡便性に乏しく、実用性に問題
があった。
友トエはマンガン酸化物あるいは金属マンガンを二硫化
炭素(C32)雰囲気中で焼成する方法は。
得られるMnSが焼結してしまい粉砕工程を必要とする
し、二硫化炭素はきわめて引火性が強く且つ有毒である
また、シュウ酸カリウム含有のマンガン(■)水溶液に
煮沸状四で過剰アンモニア水を添加し硫化水素ガスを飽
和させる方法とか、マンがンω)水溶液に硫化アンモニ
ウム等の硫化アルカリを添加し一旦不安定なβ型あるい
はγ型MnSを生成せしめ、こrLを硫化水素、二硫化
炭素気流中で焼成するか硫化アンモニウム溶液中で数日
放置する方法とか、塩化マンガンと塩化アンモニウムの
当量混合gをアンモニアアルカリ性としこの希薄溶液に
硫化水素ガスを通じる方法などが知られている。
しかし、いづれの方法も複雑な工程を必要とし。
且つ用いる試薬も多種に渡り経済面でも問題があり之。
〔発明の目的及び概要〕
I発明の目的は、上述した従来技術のような複雑な工程
を必要とせず、筒便な乾式1去で且つ焼結性のないα型
MnS粉末の製造方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、マンがン源としてマンガン酸化物
および/−!たけマンガン(II)化合物の粉末を用い
、これと接触させるイオウ源として硫化水素ガス音用い
、硫化水素ガスの添加比率をマンがン源の1.5〜2.
0倍当量とし念うえ、上記硫化水素ガス雰囲気中でマン
ガン源を反応温度350℃以上且つ700℃未満で面熱
することを特徴とする硫化マンガン(II)粉末の製造
方法によって、達成される。
〔発明の詳細な説明及び実施例〕
本発明で使用するマンガン源としては、二酸化マンガン
(IV) MnO□、酸化第一マンガンQl)MnO,
三二酸化マンガンa)Mn203、四三酸化マンガン(
Ill’ll’)Mn 504などいわゆるマンガン酸
化物(過酸化物を除く)の粉末であれば、そのhづれで
もかまわない。また一種に限らず、二種以上の混合物の
形で使用することができる。実験的にハ酸化性の小さい
、いわゆる低級酸化物の方がより反応性が高いと言える
。すなわち、マンガン酸化物の07Mn比率を見た場合
、 MnO=2.0 * Mn203=1.5 、 M
n3O4=1.3 、 MnO=1.0とz、6.0/
Mn比率が小さくなるにつれて後述のイオウ源と速やか
に反応する。またマンガン酸化物に限らず、炭酸マンガ
ン(31)MnCO3、硫酸マンガン(II) MnS
O4、塩化マンガニ/ Q[) MnCl2などのマン
ガンω)化合物の粉末も本発明のマンガン源として適し
ている。これらは、従来技術の湿式性原料となりえる点
からも明らかである。これらもl 揮または2種以上を
使用することができ、又上記マンガン酸化物と混合して
用いることができる。友だし、金属マンがンについては
、反応性が悪く且つ溶融、焼結するため、マンガン源と
しては適さない。
次に上記マンガン源と反応させるイオウ源であるが、こ
rLは硫化水素H2Sガスが最も適している。
他に二硫化炭素、粉末状イオウも考えられるが、これら
に好ましくない。なぜなら二硫化炭素はその引火性と有
毒性において取り扱い上問題があり。
粉末イオウでは目的とする反応が完全に進行しない。た
とえば07Mn比率の最も高い二酸化マンガン(転)を
原料としイオウ粉末で硫化を試みた場合、生成物は低級
酸化物である三二酸化マンガン(至)、四三酸化マンガ
ン(If、fV)、酸化第一マンガン(II)を混入し
た硫化マンガン(II)でしかなかった。
また、硫化に際し硫化水素ガスの添加比率はマンガン源
の1.5〜2.0倍当量が必要である。1.5倍当量未
満では硫化水素の熱分解による損失で反応が不完全にな
る恐れがあるし、2.0倍当量を越えると、い友づらに
消費するのみで不経済である。
最後に、硫化反応は350℃以上且つ700℃未満好ま
しくは500℃で行なわなければならない。
350℃未満では反応が不完全で未反応のマンガン源も
しくは低級酸化物が混在する恐れがあシ、700℃以上
では生成するα型Mn Sが焼結し粉末性を損ねる。し
かしマンガン源として低級酸化物もしくはマンガン(I
I)化合物を用いる場合は、500℃:り低温側でも反
応は充分進行する。
反応装置についてに特に限定しないが、粉体マンガン像
と硫化水素がスが接触する機構で且つ硫化水素ガス雰囲
気が僚友れ、必要温度に達するものであればかまわない
。たとえば静置式の雰囲気炉もしくはロータリーキルン
炉等で充分である。
実施例 表1に示す条件でマンガン源とイオウ源とを反応させて
試料l〜13を製造した。反応は石英容器と1熱装置付
小型管状炉を用いて行なった。
1ず、試料屋1.2.4.5.6.7はマンガン源とイ
オウ源を固定し反応温度を変fヒさせた例である。生成
物の組成から350℃未満では低級酸化物の混入が認め
られ、700℃以上では得られるα型Misが焼結した
試料屋3は煮4とマンガン源、イオウ源、反応温度を同
一とし、イオウ源の添加比率全1.2倍当量へと低下さ
せたもので、試料At 、2と同様低級酸化物の混入が
認められ念。第1図に試料A5によって得られたα型M
n SのX朦回折チャート全示し、第2図に走査型電子
顕微鏡写真(2000倍)を示す。マンガン源の低級酸
化物として扁203とMn3O4の混合物からα型Mn
 S全型造し之のが、試料A8である。試料煮5と比較
して、エリ低温且つH2S添加比率が少なくても良好な
汚来が得られた。
マンガン(I[)化合物からの製造例が試料A9.10
で、試料iFa 8と同様、低温且つ低H2S添加比率
でも良好であり之。
金属マンがン粉末、Mn O2粉末、F(2Sがスお工
び粉末イオウ金原料として反応させた例が試料、・K1
1.12.13である。粉末イオウを用いる場合は、あ
らかじめ所定量のマンガン源とメノウ製乳鉢にて充分に
粉砕、混合した。金属マンガンを原料とし之場合は、イ
オウ源がH2Sがス、粉末イオウで添顎比率を3倍にし
たにもかかわらず、生成物中には金属マンガンが認めら
れた。
試料屋14: マンガン(II)として0.5 moL/Lの硫酸マン
ガン01)水溶液に1.0 mot/lの硫化す) I
Iウム水溶′gを1.5倍の添加比率で加え、沈殿物を
生成、ろ過した。沈殿物は生成当初、淡赤色を呈してい
友が、ろ過の後80℃にて乾燥したら暗褐色に変色した
この生成物のX線回折チャートを第3図に示す。
組成はMn3O4、α−81Mn504・H2Oでα型
Mn3は検出さAなかつ念、さらに乾燥物を本発明方法
により350℃、1.5倍I(2S雰囲気で焼成したと
ころ、第4図に示すX線回折チャートを持つα型MnS
が生成した。
〔発明の効果〕
以上で明らかな如く、本発明方法によれば、特定された
マンガン源と硫化水素ガスとを特定な割合にて特定の温
度で反応させるので、従来技術のような複雑な工程を必
要とせず、簡便な乾式法で焼結性のないα型MnS粉末
を製造することができる。し念がって本発明方法はたと
えば鉄鋼関連分野、磁性半導体、光素子の分野にα型M
nS粉末を提供する製造方法として、すぐれ定実用性を
発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法により製造された試料屋5のα型M
nSのX線回折チャートを示すものであり、第2図は上
記α型MnSの走査型電子顕微鏡写真(2000倍)を
示す。第3図は湿式法により得られた試料屋14の沈殿
物のX線回折チャートを示し、第4図は同沈殿物に本発
明方法を適用して製造したα型Mn SのXi回折チャ
ート全示す。 図面の浄書(内容に変更なし) 第 2図 手続補正書(鼾) 昭和61年 9月25日 特許庁長官  黒 1)明 雄  殿 1 、 事件の表示 特願昭61−127319号 2、発明の名称 硫化マンガン(11)粉末の製造方法 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 名  称 (618)三井金屈鉱業株式会社4、代理人 住所 東京都港区虎ノ門五丁目13?IF1号虎ノ門4
o森ビル氏名 (6538)  弁理士  山  下 
 穣  牟′−−15、補正命令の日付       
           1−、−J昭和61年 8月2
6日 6、補正の対象 7、補正の内容 (1)明細書の第8頁第2行〜3行に[第2図に走査型
電子顕微鏡写真(2000倍)を示す。」とあるのを削
除し、代わりに「第2図に上記α型M n S粉末の平
面図(拡大)を示す。」を挿入する。 (2)同書第11頁第14行〜15行に「第2図は上記
α型M n Sの走査型電子顕微鏡写真(2000倍)
を示す。」とあるのを削除し、代わりに「第2図は上記
α型M n S粉末の平面図(拡大)である。」を挿入
する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. マンガン源としてマンガン酸化物および/またはマンガ
    ン(II)化合物の粉末を用い、これと接触させるイオウ
    源として硫化水素ガスを用い、硫化水素ガスの添加比率
    をマンガン源の1.5〜2.0倍当量としたうえ、上記
    硫化水素ガス雰囲気中でマンガン源を反応温度350℃
    以上且つ700℃未満で加熱することを特徴とする硫化
    マンガン(II)粉末の製造方法
JP61127319A 1986-06-03 1986-06-03 硫化マンガン(2)粉末の製造方法 Pending JPS62288116A (ja)

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