JPS6228809A - ロボツト座標系の較正方法 - Google Patents

ロボツト座標系の較正方法

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JPS6228809A
JPS6228809A JP60169471A JP16947185A JPS6228809A JP S6228809 A JPS6228809 A JP S6228809A JP 60169471 A JP60169471 A JP 60169471A JP 16947185 A JP16947185 A JP 16947185A JP S6228809 A JPS6228809 A JP S6228809A
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JP
Japan
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robot
coordinate system
joint
calibration
arm
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Pending
Application number
JP60169471A
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English (en)
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Makoto Araki
誠 荒木
Susumu Kawakami
進 川上
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 多関節形ロボットの組立て完了後に、高い絶対精度を保
証するため、ロボット先端を位置付けするベース座標系
における複数の較正位置を測定し。
それらの各較正位置へ位置付けしたときにおける関節角
と設計時に定めたアーム長さとから、関節の取付は誤差
と、ア・−ム長さの偏差とを求める連立一次方程式を生
成して、その連立一次方程式を解くことにより、ロボッ
ト座標系を較正する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、複数の関節部を有するアーム形のロボットに
係り、特に制御時に、ロボットのベースに定義した直交
座標系(ベース座標系)からロボットに固有の関節座標
系への座標変換処理を必要とするロボット・システムに
おいて、動作精度を改良するためのロボット座標系の較
正方法に関するものである。
〔技術の背景〕
産業用ロボ7)は、溶接・塗装・組立作業など広い範囲
にわたって用いられている。その中で。
特に小型電子部品などの精密組立作業にロボットを用い
る場合、ロボットの動作には高い精度が要求される。ロ
ボットに求められる精度としては。
予め教えた位置への再現精度と、ロボットのベースに定
義した直交座標系であるベース座標系におけるロボット
先端の位置決め精度とが挙げられる。
再現精度とは、ロボットをマニュアル・コントロールで
動かし、先端を所望の位置及び姿勢へ教示した後、その
状態への位置決めを多数回試行した時の位置及び姿勢の
バラツキの大きさを表わす繰返し精度である。位置決め
精度とは、ロボット先端の指令位置及び姿勢に対して、
実際にロボットが到達した位置及び姿勢のズレの大きさ
を表わす絶対精度である。
ところで、多関節形ロボットは、複数の回転及び屈曲運
動可能な関節ユニットを、リンク状に連結した構成をと
るが、このようなロボットをベース座標系上で制御する
場合、先端の位置及び姿勢から所望の関節角へ変換する
演算を行なう。この変換式には、ロボットを構成する各
アームの長さと各関節の原点からの回転角度がパラメー
タとして含まれている。
ここで、ロボット製作時に、構成部品に加工誤差がある
ため、アームの長さは設計値に対して偏差を持っている
。また、ロボット組立時には、各関節の取付けに誤差が
生ずる。そのために、設計時のアーム長さ、関節原点を
用、いて、ロボットをベース座標系上で制御しても、指
令値通りの動作が実現できない。また1通常、上記した
加工誤差。
取付は誤差は、ロボット毎に異なるため、複数のロボッ
ト間で動作データの互換性がとれない。
マニュアル・コントロールによる教示・再生型のロボッ
トでは、高い繰返し精度が要求されるが。
高い絶対精度はあまり求められていない。しかし。
複数のロボットに同じ内容の作業を行なわせようとする
場合、動作データに互換性がないと2個別に作業教示し
なければならず、教示・再生型ロボットにも高い絶対精
度が必要となる場合がある。
また、ロボット言語でプログラミングされた作業や、ロ
ボット動作シミュレータで作成した作業をロボットに実
行させる場合、あるいは、TVカメラ等を用いた視覚認
識装置により検知された物体の位置データに基づいて、
ロボットにハンドリングさせる場合などでは、高い繰返
し精度と併せて高い絶対精度が要求される。
ロボノ1−が高い絶対精度を有し2ていると、上記ロボ
ット言語動作シミュレータ、視覚認識装置など、ロボッ
トの作業教示の操作を容易にし、実行させる作業分野を
広げるために必要な機能を有効に活かすことができる。
また1組立ラインにロボットを組込む際に、ロボットが
計測器の替りとなって2周辺に配置する部品マガジンや
各種装置の位置を測定できるようになるため、予めライ
ンの構成装置を正確に配置したり、ロボットと構成装置
間の位置関係を測定しておくといった煩わしい作業を、
軽減することができる。
そこで、ロボットの絶対精度を向上させる方法として、
加工精度を上げることによって、アームを正確に製造し
たり、各関節の取付は時に正確に調整することも考えら
れるが、困難で時間がかかり2かつ、コスト高にならざ
るを得ない。
〔従来の技術〕
本願発明者等は、特願昭58−177273号「ロボッ
ト座標系の較正方法」において、ロボット組立て完了後
に、測定された較正位置における複数組の姿勢情報に基
づいて、アーム長さの偏差と、各関節取付は誤差とを求
める方法を提案している。この方法によれば、較正位置
を既知であるとして扱うことができ、未知数の数に相当
する姿勢情報から連立一次方程式を生成して解くことに
より、較正情報を得て、高い絶対精度を保証することが
できる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来方法は、1つの測定可能な較正位置における複
数組の姿勢からアーム長さの偏差と、各関節取付は誤差
とを求めている。もし、その較正位置の測定誤差が全(
ない場合には、比較的正しい較正結果が得られるが、測
定誤差があると、較正結果が較正位置近傍では比較的正
しいが、その位置を離れるにつれて正しくならなくなる
。つまり、較正結果の正しさが局所的に偏ってしまう欠
点がある。そこで、複数個の較正位置における測定を行
えば、測定誤差の影響による較正結果の偏りが少ない解
を得ることができると考えられる。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は本発明の基本構成を示す図である。
ロボット10は、複数個の関節部を有するアーム形ロボ
ットであり、制御部11によって、駆動されるようにな
っている。ロボット10の各関節角は2回転角度検出部
12によって読み取られ。
回転角度記憶部13に設定される。変位検出装置14は
、ロボット先端が移動したときに、その変位を計測する
装置である。
本発明の場合2次の過程により、ロボット組立て完了後
におけるロボット座標系の較正を行う。
まず、過程S1において、ロボット10に関する複数の
較正位置を選択し、仮定したベース座標系における較正
位置を測定する。過程S1と共に。
過程S2により、各較正位置における各関節角を検出し
、記憶する。次に、過程S3において、各較正位置毎に
設計時のアームの長さと、較正位置情報と、アーム長さ
の偏差および各関節取付は誤差との関係から連立一次方
程弐を生成する。
アーム長さの偏差と、各関節部の取付は誤差とが未知数
であり、較正位置を多くとることにより。
未知数の総数に対応する方程式を生成することが可能で
ある。過程S4により、この連立一次方程式の一意解を
求め、過程S5において、得られた一意解に基づく、ロ
ボットの実際の原点と2アームの実寸とを、座標変換処
理に反映して、較正結果を評価する。
〔発明の基本的な考え方〕 本発明の基本的な考え方は以下の通りである。
任意の関節数、関節の組合せから構成されるロボットに
対して2組立完了後の真の原点位置からの関節角とアー
ム長さのベクトル表示を、第(11式のように表わす、
(以下において、()?は転置ベクトルを表わす。) そして、ベース座標系におけるロボ7)先端に設けた計
測基準位置ベクトルをP= (x、y、2)7.各関節
部間の座標変換行列を八〇 (Aiは回転と平行移動を
表わす4×4行列)、ロボット先端に定義した座標系(
以下2便宜上、ハンド座標系と称す。)における該計測
基準位置ベクトルをH= (Xh+ y、、Zh)’ 
とすると2周知のように第(2)式の関係が成り立つ。
(イ旦し、A丁−A1 ・A2 ・・・・A、)・・−
−−−−(2)ハンド座標系からベース座標系までの座
標変換行列ATは、該関節角θ。と該アーム長さLoを
要素として含むから、第(2)式を第(3)式のように
関数表示する。
P=X (θ。、L、、H)     −・−・−・・
−・・・・−・−・−(3)ここで、θ。、Loには既
知である設計時の関節角θ、アーム長さしに対してそれ
ぞれ、偏差Δθ。
ΔLが含まれているとする。それを第(4)式のように
表わす。
第(4)式を第(3)式の右辺に代入して、一次テーラ
展開し、これを左辺と近似すると第(5)式の関係が成
り立つ。
P=X (θ+Δθ、L+ΔL、H) #X(θ、L、H)+Je(θ、L、H)Δθ+JL(
θ)ΔL     ・・・−・−−m−−−・−・−・
・(5)ここで、Je(θ、L、IH)、  JL (
θ)はそれぞれX(θ、L、H)をθ及びLに関して偏
微分したヤコビ行列である。
ヤコビ行列は、ロボットの構成に固有の行列であり、そ
の要素は既知の数式で表わせる。
いま、ベース座標系上で、既に位置のわかっている点が
あるとする。(この位置を較正位置と称す。)ロボット
先端に設けた計測基準点をその較正位置へ移動させ、そ
の時の関節角を計測する。
併せて移動時に制御パラメータとした各アーム長さとハ
ンド座標系における該計測基準点の位置を。
上記第(5)式へ代入すると2未知偏差Δe、ΔLを含
む3個の方程式が得られる。未知偏差の数だけ方程式を
得るには、ロボット先端を別の較正位置へ移動させ、計
測基準点を位置付けして、関節角を同様に計測すればよ
い。この動作を複数回繰り返し、その時々の位置におけ
るθを計測して、第(5)式へ代入する。以上によって
得られた連立一次方程式を解いて、Δ0.ΔLを求める
上記第(5)式の一次テーラー展開近似で生ずる誤差は
、一つ前の過程で求めたΔθう、ΔLkを元のθに、L
kへ加え。
ek+、=o、+Δθm +  Lh++ =Lm+Δ
Lk・・・(7)再びΔθに+1.ΔL k* Iを求
める過程を繰返すことで吸収する。
また、この繰返し計算は、、ある過程で求めたΔ、 θ
よ、ΔLうが予め設定した収束判定条件(例えば10−
 ’より小さくなること)を満足した時に停止し、それ
までの過程で得られた偏差Δθ工、ΔL。
の総和を5求める偏差Δθ、ΔLとする。
(Nは繰返し計算の回数)  −・−・・−・−・(8
)〔実施例〕 まず最初に2本発明に使用したロボット及び較正システ
ムの全体の概要を説明する。第2図は。
本発明を適用した6自由度を有する多関節形ロボットで
ある。その自由度の構成を、第3図に示す96自由度を
有するロボットは、直交座標空間においてロボット先端
の位置の3自由度と、姿勢の3自由度とを制御できるた
め、自在な動きが実現できる利点がある。即ち、このロ
ボット10は。
第3図に示す回転関節および屈曲関節を2回転・屈曲さ
せることにより2位置及び姿勢を制御できるようになっ
ている。しかし9本発明は、必ずしもこのロボットの機
構に限定されるわけではなく。
直交座標空間で、ロボット先端の位置の3自由度を制御
可能なロボットであれば、同様に本発明を適用できる。
ロボット先端には、後述する変位検出器と位置合せを容
易にする基準板16が取付けられている。
この基準板16の中心(第6関節の回転中心軸上にある
)に円錐孔17.また中心から所定の距離だけ離れた位
置には円錐孔18が形成される。
第4図はx、y、Z方向の変位を検出可能とする板バネ
組体21から構成される変位検出器である。この板バネ
組体21は、平面部をX方向に垂直に配置しX方向に変
位可能な一対の対面するX方向変位検出用平行板バネ2
3と、平面部をY方向に垂直に配置しY方向に変位可能
な一対の対面するY方向変位検出用平行板バネ24と、
平面部をZ方向に垂直に配置しZ方向に変位可能なZ方
向変位検出用十字バネ25とにより構成される。
十字バネの中央部には、仮バネよりも十分に剛性度の高
い支持棒を介して球状接触子26が固定される。各板バ
ネには、第5図のように歪ゲージ27を貼付する。歪ゲ
ージ27は、各板バネごとにブリッジ回路を構成するこ
とにより1球状接触子26のx、y、z方向変位に対応
した出力電圧を得ることができるようにされている。
該板バネ組体による変位検出器は、xyzメカニカルス
テージに取付けられ2球状接触子がX。
Y、Z方向へ移動できるようにされる。
第6図は2本発明に使用したロボット制御装置及び較正
装置のシステム構成ブロック図を示す。
第7図は、ロボット制御プログラムの機能ブロック図、
第8図は、較正装置を制御するための、XYZメカニカ
ルステージ制御プログラム及びロボット座標系較正プロ
グラムの機能ブロック図を示す。
第6図において、主操作盤30は、オペレータがロボッ
トに動作指令を与えるための装置であり。
キーボードやディスプレイから構成される操作パネルが
使われる。教示操作ボックス38は、ロボットをマニュ
アルコントロールするための装置である。外部記憶装置
39は、オペレータが教示したロボットの一連の動作デ
ータを格納する装置で記録媒体として磁気テープ、フロ
ンビイディスク・ハードディスク等が一般に使われる。
中央処理装置31は、ロボット制御プログラム格納装置
33内のロボット制御プログラムを処理する装置で。
主操作盤30や教示操作ボックス38を通じて指示され
たオペレータからの命令を、ロボットに実行させるため
に、サーボ制御回路36へ、ロボット各関節部の目標位
置信号や角速度信号、その他所要の信号を送出する。数
値演算処理装置32は。
中央処理装置31を補助し、浮動小数点数の加減乗除、
三角関数、逆三角関数演算を行なう。
サーボ制御回路36は、中央処理装置31の指令を受け
て、その通りにロボットを駆動させる装置で、ロボット
に内蔵されているモータを駆動する際に必要な電流・電
圧を制御する関数発生回路やロボットの動きにつれて生
ずる外乱によるモータの追従遅れをフィードバック補正
する閉ループ制御回路などから構成される。ロボットが
所定の位置・姿勢に位置決めされた時、オペレータは主
操作盤30もしくは教示操作ボックス38からこの位置
を記憶する命令を与える。この時、ロボ・ノド各関節部
の回転角度が回転角度検出回路37から読み込まれ、制
御演算に用いられるデータ形式に変換された後、教示デ
ータ記憶装置34へ記憶される。
XYZメカニカルステージ29の制御装置モ。
上記ロボット制御装置と同様な構成とする。変位検出器
先端の球状接触子26の変位は、変位検出回路41によ
り電圧に変換され、変位表示回路40により表示される
。サーボ制御回路42ないし教示データ記憶装置49等
は、上記ロボット制御装置のものと、同様に機能すると
考えてよいので。
詳細な説明を省略する。
ロボット制御プログラムには、第7図図示の如く、ベー
ス座標系制御部51と較正データ送受部52とが含まれ
る。ベース座標系制御部51は。
回転角度を検出する処理を行う回転角度検出部53と、
関節座標系をベース座標系へ変換する変換部54と、ロ
ボット先端の目標位置・姿勢を計算する目標位置・姿勢
計算部55と、サーボ制御回路36へ目標角度を送出す
る目標角度送信部56と、移動軌跡を補間する軌跡補間
部57と、ベース座標系を関節座標系へ変換する変換部
58と。
サーボ制御回路36へ角速度を指示する角速度送信部5
9とを有している。
較正データ送受部52は、較正装置へ教示データを送る
教示データ送信部60と、較正装置から較正情報である
偏差を受信する偏差受信部61とを有している。
較正装置制御プログラムは、第8図に示すように、主と
してXYZメカニカルステージ制御部65と、ロボット
座標系較正部66とからなる。XYZメカニカルステー
ジ制御部65は2位置検出回路43による位置検出部6
7と、目標位置を計算する目標位置計算部68と、目標
位置をサーボ制御回路42へ送出する目標位置送信部6
9と。
移動軌跡を補間する軌跡補間部70と、サーボ制御回路
42へ速度を指示する速度送信部71とを有している。
ロボット座標系較正部66は、較正位置を計算する較正
位置計算部72と、ロボット制御装置から教示データを
受信するロポソI・教示データ受信部73と、偏差に関
する連立一次方程式を生成する連立一次方程式生成部7
4と、該連立一次方程式の解を求める偏差計算部75と
、求めた偏差をロボット制御装置へ送る偏差送信部76
とを存している。
次に1本発明による較正方法について説明する。
第9図(a)は、設計時に設定したロボットの原点状態
を表わした図である。しかし、アームの加工誤差や関節
の取付は誤差のために実際には。
第9図(b)に示すようになってしまう。ここで、回転
関節θ1軸、θ4軸、θ6軸にも1図からは明らかでな
いが、取付は誤差がある。
ベース座標系から関節座標系へ、及びその逆の演算を行
なう座標変換部では、原点状態が第9図(b)のロボッ
トを、第9図(a)のつもりで処理してしま・うため、
ロボットをベース座標系上で制御する場合、所望の位置
及び姿勢と、実際に到達する位置及び姿勢とは違ったも
のになる。ここでは、第9図(1))に示した6つの関
節部の取付は誤差Δ0=(Δθ6.Δθ7.Δθ3.Δ
θ4.Δθ、。
Δθ6)T と、4つのアーム長さの偏差ΔI+−=(
ΔLI、ΔL2.Δエフ、8Δ■74)Tを求める。
なお2本発明では、ΔθまたはΔLの一方だけを求める
こともできる。また、必要があれば、計測基準位置の偏
差Δ肝−(ΔXh+ΔyいΔz h) Tを求めること
も可能である。ΔHを求めるには。
第(5)式にX(θ、L、H)をHに関して偏微分した
ヤコビ行列JMとΔ11との積の項を加えればよい。
P#X(JL、H)+、NoΔθ→−JtLΔL+、J
HΔLl−(5’)最初に、ロボット先端を位置合せず
べき較正位置の計測方法について述べる。
まず、xyzメカニカルステージを制御装置により駆動
し、変位検出器上の球状接触子26を。
ロボット先端の基準板16に形成された円錐孔17およ
び円錐孔18と位置合せが可能な位置へ位置決めする。
(第10図図示p(01点)そして。
、  便宜上、この位置をベース座標系のX軸上にある
点とする。ベース座標系は、ロボットベースの設置状態
に依存して定義される座標系であり2作業環境に応じて
自由に設定できる。第11図に示すように、θ1軸の関
節原点が3設定したX軸上にない場合2図中のオフセッ
ト角φを、θ、軸の回転角度検出時に加えることで対処
する。
次に、先に位置決めした球状接触子26の位置へロボッ
トを制御装置により駆動し、先端の円錐孔内17に球状
接触子26を挿入させる。球状接触子26の位置が円錐
孔17に挿入される前とずれていると、板バネ組体21
は歪む。そこで、オペレータは変位検出回路の出力を観
察しながら。
仮バネ組体のx、y、z各変位方向の歪ゲージの出力が
零になるように、ロボットを駆動し、零になった状態に
位置決めする。球状接触子26の位置は、xyzメカニ
カルステージの座標値として。
位置検出器により計測し、記憶しておく。その値をr(
0)  とする。
次に、ロボットを動かさないようにして1球状接触子2
6を円錐孔17から抜いた後、第10図(a)、(b)
に余すように、角度αだけ、θ、軸を回転させる。(図
中のp(+1) この位置へXYZメカニカルステージを駆動し。
ロボット先端の円錐孔内17に球状接触子26を挿入さ
せる。オペド−タは、変位検出器の出力を観察しながら
、出力が零になるようにXYZメカニカルステージを駆
動し2零になったときの座標値を位置検出器より計測し
、記憶する。その値をr(1)  とする。
同様にして、第10図図示P32)点にロボンi−を位
置決めし1球状接触子26を位置合せして。
XYZメカニカルステージの座標値を得る。その値をr
(2)  とする。
P(0ゝはX軸上にあるから。
p (0) += (x (01,y (0)、  z
(01)Tとすると。
2 sinα      2 sjnαy(O)−〇 
             ・・−−m−中−(11,
)となり、較正位置P(0)のX成分とX成分の値を求
めることができる。2成分の値z30)は、予め球状接
触子26の中心までの高さを計測してお(。
ただし1本発明では z(0)が未知の場合でも。
偏差Δ0.ΔL(ΔL、を除く)を求めることができる
以上の操作にこより、ロボットとXYZメカニカルステ
ージとの相対位置関係が明らかになったので、XYZメ
カニカルステージ上の複数の較正位置を簡mに求めるこ
とができる。即ち、PC)ないしP(4)は、P(o)
 とXYZメカニカルステージの検出位置から求めるこ
とができる p(+1ないしP(4)のXYZメカニカ
ルステージ上における位置を、それぞれr(1)ないし
r(4)とすると。
P(1)とN)+01の相対距離は 、 (+1  、
 (6)となるので。
p (H= p +0)→−(r (1)  、 (+
11)となる。他も同様である。
次に、較正計算に必要な複数の較正位置における各関節
角を計測する方法について述べる。その他に、較正計算
に必要な°アーム長さjl、の初期値は。
設計値を用い、ハンド座標系における計測基準位置Hを
予め計測しておく。
ま1’、XYZメカニカルステージを制御装置により駆
動し2球状接触子26を、較正位置P(1)に位置決め
する。この位置へロボット先端を制御装置により駆動し
、第12図に示すように、基準板16の円錐孔18丙に
球状接触子26を挿入させる。板バネ組体が歪んでいる
場合、変位検出回路の出力を観察しながら、出力が零に
なるようにロボットを駆動する。そして、零になった時
のロボットの各関節角を1回転角度検出回路により検出
し、教示データ記憶装置に記憶する。その値を0(1)
とする。較正位置を別に移し、同様の操作を繰り返して
2合計4つの位置における関節角θ(0゜θ(t′、θ
′3ゝ、θ0)を得る。以上の4位置計(1)ないしP
(4)における較正位置は、先に述べたP307とXY
Zメカニカルステージの位置検出器より得る。
較正位置のxyz成分がすべて既知の場合、4組の関節
角θ(1)、θ(2)、θり3)、θり4〉から、第(
5)式のような12個の方程式が得られる。
未知偏差は、Δθ−(Δθ0.Δθ2.Δθ1.Δθ4
、Δθ7.Δθ6)、ΔL=(ΔLI、ΔL2.Δ■1
.。
ΔL4)の10個であるから、12個の方程式から10
個を選択して、未知偏差を求めればよい。
Δ■1=(Δxh+Δy6、Δzh)まで求める場合。
13個の方程式が必要であるから、5組の回転角度デー
タが必要である。また、2成分が未知の場合、第(5)
式の方程式で2成分の項は使えないので。
Δθ、ΔLを求める場合は5組、Δθ、ΔL、Δumを
求める場合は7組の回転角度データが必要である。
以上で計測したP(1) p H) 、 p (:ll
 、 p <4)。
01″、θ(zl、θ(!7.θ(0を第(5)式に代
入すると、以下のようになる。
P(目#X(0(1)、L、H)+Jo(θ(11、L
 、 u)Δθ+JIL(θ(+))ΔL p +2+ = X(θ32ゝ、L、I1)+Jθ(θ
H) 、 L 、 H)Δθ”JL(θ(2))ΔL p (31= % (θtz+、L、1)+Je (θ
(31、1,、H)Δθ+JL (θ(3))ΔL P ”’ # X(O”’、 L、 H) + J e
 (θ(4) 、 L 、 H)Δθ+JL (θ(4
))ΔL       −・・−−一〜−−−・・(9
)ここで、Jθは3×6行列+JLは3×4行列である
。この12個の方程式から10個を選び。
第13図に示すような、Mx=れという形の連立一次方
程式を生成する。ここでMはl0XIOの正則行列、r
iは10次元定数ベクトル、Xは10次元解ベクトルで
ある。
この連立一次方稈弐を、クラウド法や掃出し法などの周
知のアルゴリズムにより解く。しかし。
上記第(9)式は、一次テーラー展開で近似した弐であ
り、1回の演算では望ましい偏差Δθ、ΔLを求めるこ
とができない。そこで、第14図のフローチャートに示
すような演算を繰り返す。
この繰り返し計算は、第に時点で求めたΔOk。
ΔLkのノルム1Δθ、1+1Δtk lが設定した微
小値εより小さくなった時に停止し、それまでの過程で
得られたΔθア、ΔLkの総和を、求める未知偏差とす
る。
求めた関節原点の偏差Δθは、制御プログラム格納装置
に設定し、各関節角を検出した時やサーボ制御回路へ目
標回転角度を送出する時に加減算するようにする。アー
ム長さの偏差ΔLは、設計値L0に加え、制御プログラ
ム格納装置にアーム長さを再設定する。
最後に2本発明により較正されたロボットを評価する方
法について述べる。ロボット先端をXYZメカニカルス
テージの駆動範囲内で、ベース座標系上の移動を繰返す
。その時々に位置決めされた位置について、すでに述べ
た方法で円錐孔17および18と球状接触子26との位
置合わせを行なう、指令したロボット先端の移動距離と
XYZメカニカルステージで計測した実際の移動距離を
比較することにより、望み得る精度に較正されたか否か
がわかる。
本実施例では、ロボット先端の位置決めと計測に基準F
i16の円錐孔17および18と球状接触子26を使用
したが、これらは本発明の実施に必須でなく、ロボット
先端の計測するべき位置(較正位置)の間の距離を測定
できる装置であれば。
別の手段を用いてもよい。
また、ロボットに実作業をさせる場合、用途に合った対
象物作用体(通常1組立作業ではハンド。
溶接・塗装作業ではスプレーガンなどが使用される。)
を先端に取り付けるが、その場合2作用体の制御基準位
置(即ち2位置決めするべき作用体上の位置)をハンド
座標系にて計測しておき、■として設定すればよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように2本発明によれば、複数の較正位置
を測定し、ロボット先端をこれらの較正位置に位置付け
された際における各関節角から。
未知数分の方程式を生成して、アーム長さの偏差と関節
の取付は誤差とを求めることができ、高い絶対精度を保
証することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明図、第2図は6自由度多関
節形ロボットの例、第3図は第2図図示ロボットの自由
度の構成を示す図、第4図は変位検出器の例、第5図は
歪ゲージの貼付説明図。 第6図は本発明に係るシステム構成ブロック図。 第7図はロボント制御プログラム説明図、第8図は較正
装置制御プログラム説明図、第9図はロボットの原点状
態説明図、第10図は較正位置の基準位置計測説明図、
第11図はθ1軸の原点説明図、第12図は較正位置へ
の位置合せ説明図、第13図は連立一次方程式の説明図
、第14図は較正演算を説明するための図を示す。 図中、10はロボッ)、11は制御部、12は回転角度
検出部、13は回転角度記憶部、14は変位積出装置を
表す。 シス−1へ七晦へ7゛ロ17図 第 6 区 ロホ゛−7F弗1fltFフlOり”ラム釦IL9M図
第  7tz 68 図 連立−ンに3辱り式説θ門区 第 13  (!l 手3dε主甫正書(方式) 昭和60年11月18日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 2、発明の名称 ロボット座標系の較正方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 神奈川県用崎市中原区上小田中1015番地名称
 (522)富士通株式会社 代表者山本卓眞 4、代理人 住所 東京都荒川区西日暮里4丁目17番1号発送日 
昭和60年10月29日 6、補正の対象 図面(第1図ないし第14図)7、補
正の内容 願書に最初に添付した図面の浄書(内容に変
更なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 複数個の関節部を有するアーム形ロボット(10)と、
    該ロボット先端をロボットのベースに定義したベース座
    標系上で駆動させる制御手段(11)と、各関節部に設
    けられる回転角度を検出する手段(12)と、その検出
    された回転角度を記憶する手段(13)と、該ロボット
    先端がベース座標系上を移動した時にx、y、z方向の
    変位を検出する手段(14)とを備え、 ロボットの組立て完了後に、 ロボット先端を位置付けする複数の較正位置を測定する
    過程(S1)と、 ロボット先端を上記複数の較正位置に位置付けした時に
    おけるそれぞれの各関節部の回転角度を示す関節角を検
    出し、記憶する過程(S2)と、記憶された複数組の関
    節角と設計時に定めたアーム長さとに基づき、組立時に
    生じた各関節部の取付け誤差と製造時に生じたアーム長
    さの偏差とを求める連立一次方程式を生成する過程(S
    3)と、上記連立一次方程式を解くことにより上記各関
    節部の取付け誤差とアーム長さの偏差とを求める過程(
    S4)と、 求めた各関節部の取付け誤差から実際の原点と、求めた
    アーム長さの偏差からアームの実寸とを、ロボットの制
    御手段に含まれる座標変換処理部へ再設定し、較正結果
    を評価する過程(S5)とを有することを特徴とするロ
    ボット座標系の較正方法。
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