JPS6228807Y2 - - Google Patents

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JPS6228807Y2
JPS6228807Y2 JP3351081U JP3351081U JPS6228807Y2 JP S6228807 Y2 JPS6228807 Y2 JP S6228807Y2 JP 3351081 U JP3351081 U JP 3351081U JP 3351081 U JP3351081 U JP 3351081U JP S6228807 Y2 JPS6228807 Y2 JP S6228807Y2
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JP
Japan
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seedling tray
bottom plate
seedlings
holder
seedling
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JP3351081U
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JPS57146814U (ja
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  • Transplanting Machines (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
この考案は多数の貫通孔を有する薄膜または板
状体等の下敷上で育苗したマツト状の苗体を下敷
から剥離するに使用する苗取皿の保持具に関する
ものである。 従来から、作物を育苗する場合、苗床上に多数
の貫通孔を有する薄膜あるいは、板体等の下敷を
敷設し、この上で苗を育苗することが行われ、苗
の生育及び育苗管理を容易としているが、貫通孔
を通つて下部の苗床中に苗の根の一部が伸長する
ので、育苗後の苗取りを不都合とするきらいがあ
つた。 この考案は上記問題を解決すべくなされたもの
で、作物苗の剥離を最適として実施できる苗取皿
の保持具を提供するものである。 この考案は多数の貫通孔を有する薄膜または板
体等の下敷上で育苗した苗体を通常使用する苗取
皿で苗取りするときの苗取皿の姿勢について種々
研究した結果苗取皿の傾斜角を6゜〜20゜の範囲
とする時最良となる事を知り、この知見に基づい
て完成されたものである。以下これにつき詳述す
る。 いま実験例にて説明すると、下敷として径3.5
mmの孔を開孔率5%として有孔加工した育苗用薄
膜(商品名クラパビー(株)クラレ製)を盛土して形
成した苗床上に敷設し、この上に紙筒(商品名ペ
ーパーポツト、日本甜菜製糖(株)製、ポツト寸法
1.5cm角3.0cm高760本/冊)を展開載置して土詰
し、水稲種子(品種キタヒカリ)を1ポツト当り
平均3粒宛播種して35日間育苗したところ草丈14
cm、葉数3.5枚(いずれも苗100本当りの平均値)
と生育は良好で、下敷の貫通孔1ケ当りからの貫
通根数はおよそ3.2本(開孔1cm2当り1.4本とな
る。)であつた。 次いで第4図に示す苗取皿を使用して苗取角度
を種々変えて苗取りを行なつたところ、苗取りの
難易の状況は第1表に示す如くで、苗取りの角度
を6゜〜20゜の範囲とするのが良いことを知つ
た。
【表】 評価:○適 ◎好適 ×不適
このように苗取りに当つて、苗取り角度が重要
であることを知つたが、実作業において第1表で
適となつた6゜〜20゜の角度範囲に苗取皿を維持
することは仲々困難で、この考案者は苗取り姿勢
を常時この範囲に維持させるための苗取皿の保持
具を考案するに至つたものである。 この苗取皿の保持具の実施例を図面により説明
すると、1は底板でその前端には適当幅のほぼ水
平部2を設け該水平部2に後続して板体3を傾斜
して配置し苗取皿4の差込口5を形成する。 板体3の傾斜角は前記実験結果から知られた6
゜〜20゜の範囲内で選択すれば良い。 6は差込口5に差込セツトした苗取皿4の傾斜
を規制する規制体で板体3の傾斜角に対応して苗
取皿5が6゜〜20゜の傾斜となるように底板1上
の選択された位置に立設する。7は水平部2の先
端縁に与えた刃体で、該刃体7の形状と断面厚さ
Dによつて苗取り性能が影響される。このため、
刃体7の形状と断面厚さDを種々変えた場合につ
いて詳細な検討を行つたところ形状は弧型(第3
図イに示す)がよく、断面厚さDは0.5〜4.5mmの
範囲がよいことを知つた。従つてこの考案では弧
型形状の刃体7とし、断面厚さDを0.5〜4.5mmの
範囲、好ましくは0.5〜3mmとする。 上記検討結果は第2表に示す。
【表】 弧型〓第3図(イ)〓
また刃体7は底板1の両側に対し直交状とする
ものであるが、若干の傾斜状あるいは孤状等の変
形は許容される。 8は回転体で底板1に立設した枠体9に軸支す
る回転軸10に回転面が底板1の底面より下方と
なる如くして回転自在に設ける。回転体8は規制
体6の前方、後方いずれでもよく、また規制体に
適宜手段で設けてもよい。 この考案の苗取具の保持具は上記の如くで、こ
の保持具に苗取皿4をセツトして第5図に示すよ
うに下敷11と苗ブロツク12との境界に予め根
切ナイフで根を切断して若干長さの進入路を形成
せしめ、次いで保持具の刃体7から進行せしめる
と、回転体8を付設しない状態では底板1の後方
部が、また回転体8を付設した状態では回転体8
が下敷11を押えながら前進するので、下敷11
のたわみの発生を防止して苗取角度を6゜〜20゜
の適値として根を切断しつつ、苗取皿4上に順次
苗ブロツク12を受け取つて行く。 一定量の苗を受け取つたところで、苗取皿4を
保持具から外し、苗を載せたまま移植段階に運ぶ
ことができる。 この結果、従来のように苗取り作業に当り、苗
取角度の保持に常時注意しなければならない気苦
労は全くなくなり、ただ保持具を装着して押し進
めるだけでよく作業性が著しく容易となるもので
ある。 このように、この考案の保持具を苗取皿に使用
することにより、下敷、苗ブロツクを傷めること
なく、常時最適の状態で苗取りを出来るので、農
業上極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の平面図、第2図は第1図の
側面図、第3図は刃体の形状を説明する側面図、
第4図は底板に回転体を設けた構成を示す側面
図、第5図はこの考案の保持具を使用する苗取状
態を説明する。 側面図、1……底板、3……板体、5……苗取
皿の差込口、7……刃体、6……規制体、8……
回転体、4……苗取皿、11……有孔下敷シー
ト、12……苗ブロツク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 底板1の前方部に適当幅の水平部2を設け、
    その後続部に傾斜状の板体3を配置して苗取皿
    の差込口5を形成し、底板1上に苗取皿の傾斜
    を規制する規制体6を立設することを特徴とす
    る苗取皿の保持具。 (2) 底板1の前方水平部2の前端部の厚さDが
    0.5〜4.5mmの範囲にあり、刃体7が弧型の形状
    よりなる実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の
    保持具。 (3) 底板上の傾斜規制体6の前方または後方に回
    転面を底板1の底面より下方とする回転体8を
    配置する実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の
    保持具。
JP3351081U 1981-03-12 1981-03-12 Expired JPS6228807Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3351081U JPS6228807Y2 (ja) 1981-03-12 1981-03-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3351081U JPS6228807Y2 (ja) 1981-03-12 1981-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57146814U JPS57146814U (ja) 1982-09-14
JPS6228807Y2 true JPS6228807Y2 (ja) 1987-07-24

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ID=29830857

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JP3351081U Expired JPS6228807Y2 (ja) 1981-03-12 1981-03-12

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JPH0518890Y2 (ja) * 1986-10-15 1993-05-19

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JPS57146814U (ja) 1982-09-14

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