JPS62288030A - 複合レンズ製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、非球面レンズを製造する複合レンズ製造装置
に関するものである。

従来の技術 近年、レンズの分野では球面形状を非球面形状にするこ
とにより効果的に収差補正して組レンズの枚数を減らす
試みがなされている。プラスチックレンズの大口径の領
域ではプロジェクション用に、また小径の領域ではＣＤ
（コンパクトディスク）用ピンクアンプレンズに非球面
化がなされている。

ガラスレンズの小口径の領域では、ＣＤ用ビックアンプ
レンズに使われている。

また、温度特性が良く、かつ高精度の非球面形状を製造
する試みとして、ガラスレンズとプラスチック材料また
はプラスチックレンズを組み合わせて複合レンズを成形
する手法が考えられ一部製品化されている。

複合レンズの例として、実開昭５３−９３２４５号公報
、実開昭５３−９３２４６号公報等が知られている。こ
れらは、プラスチックレンズの上に薄いガラスレンズを
接着剤を用いて貼り合せている。また、表面をシラン処
理したガラスレンズと表面をプラズマ処理したプラスチ
ックレンズの間にモノマーまたはプレポリマーを流し込
み重合硬化して一体化させる例として実開昭６０−２３
５８号公報があり、２枚のガラスモールドと樹脂製ガス
ケットからなる鋳型中に単量体と重合開始剤の混合液を
注入し、該単量体を研磨する方法として、実開昭５９−
２３２８５号公報が知られている。

また、２枚のプラスチック単レンズを窒素雰囲気中で熱
重合させることにより接合させる方法として実開昭５９
−１０９３２６号公報が知られており、ガラス基材の上
に所望形状の面をエネルギー照射硬化型樹脂材料を形成
し、その上に耐候性が高い高硬度のエネルギー照射硬化
型樹脂材料を光重合によって形成する方法として実開昭
６０−５６５４４号公報が知られている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような方法では、ガラスモールドの
表面を非球面形状に研磨することは非常に困難であるし
、レンズの肉厚の制御か難しいことから量産化に適さな
いという問題点を存していた。

本発明は上記問題点に鑑み、ガラスレンズの上に樹脂層
を光重合で硬化させ非球面形状を形成する複合レンズ製
造装置を提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の複合レンズ製造装
置は、非球面形状をしたインサートと、インサートを固
定し、熱媒体を通ず流路を持ち、ガラスレンズの中心を
求めることができるベルクランプ機構を持ちプレポリマ
ーを重合させることができる光源を設置することができ
る金型と、プレポリマーを重合させることができる光源
と複数の熱媒体の温度を自由に制御できる温度調節機と
熱媒体の流路を自由に変えることができるバルブユニッ
トとバルブユニットをコントロールできるバルブユニッ
トコントローラを備えたことを特徴とする複合レンズ製
造装置。

作用 本発明は上記した構成によって、非球面形状をしたイン
サートとガラスレンズの間に混合液（重合開始剤と紫外
線吸収剤とプレポリマー）を挿入し光硬化させることに
より容易に高精度の非球面複合レンズが大量産できるこ
とになる。

実施例 以下本発明の一実施例の複合レンズ製造装置について図
面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の第１の実施例における複合レンズ製造
装置の断面図を示すものである。第１図において、１は
金型を示しており、ベルクランプ構造によりガラスレン
ズの中心を決め、かつ、熱媒体を非球面形状を持つイン
サート４に流すことができ、さらに、光重合ををさせる
ための光源を取り付けられるようになっている。２は光
重合をさせることができる光源を示している。３は球面
ガラスレンズを示している。４は、非球面形状をしたイ
ンサートを示し、熱媒体を流すことができる流路が組み
込まれている。５は、重合開始剤と紫外線吸収剤とプレ
ポリマーの混合液を示している。６は熱媒体の輸送路を
示している。８はバルブユニットコントローラを示し、
７はバルブユニットコントローラ８によって自由に流路
を変えることができるバルブユニットを示している。９
は温度調節機を示しており、バルブユニット７の媒体の
温度を自由にコントロールできるようになっている。１
０．１１は水の出入口を示している。

以上のように構成された複合レンズ製造装置について以
下第１図を用いてその動作を説明する。

まず、インサート４の上に適量の混合液（重合開始剤と
紫外線吸収剤とプレポリマー）を注入する。次にレンズ
表面に予めシランカップリング割によって表面処理され
たガラスレンズを置く。そして上から金型を降ろしてガ
ラスレンズの中心及び中心厚を決定する。次に、光源２
を発光させ混合液を光硬化させる。そして光重合により
発熱したエネルギーを、コントローラ８及びバルブユニ
ット７を使って金型１及びインサート４を熱媒体を流す
ことにより冷却させる。冷却が終ったら金型１を上昇さ
せレンズを取り出す。

以上のように本実施例によれば、球面ガラスレンズの表
面に樹脂を光重合させることより非球面複合レンズが簡
単に成形できることになる。

以下本発明の第２の実施例について図面を参照しながら
説明する。

第２図は本発明の第２の実施例を示す複合レンズ製造装
置の断面図である。構成は第１図と同じである。第１図
と異るのはレンズ形状の違いである。動作方法は、実施
例１と同じである。

以上のように凹型球面ガラスレンズでも同様に非球面形
状が簡単にできることになる。

発明の効果 以上のように本発明は熱媒体を自由に流動せられる金型
と、プレポリマーを硬化させることができる光源と熱媒
体の温度を自由にコントロールできるコントローラを設
けることにより、ガラスレンズでは困難であった非球面
形状ガラスレンズを簡単に製造することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における複合レンズ製造
装置の断面図、第２図は、本発明の第２の実施例におけ
る複合レンズ製造装置の断面図である。 １・・・・・・金型、２・・・・・・光源、３・・・・
・・球面ガラスレンズ、４・・・・・・非球面インサー
ト、５・・・・・・重合開始剤と紫外線吸収剤とプレポ
リマー、６・・・・・・輸送路、７・・・・・・バルブ
ユニット、８・・・・・・バルブユニットコントローラ
、９・・・・・・温度調節機、１０・・・・・・水入口
、１１・・・・・・水出口。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ガラスレンズの表面に樹脂層を成形する複合レンズ製造
   装置において、非球面形状をしたインサート、インサー
   トを固定し、ガラスレンズの中心を求めることができる
   ベルクランプ機構を持ち、プレポリマーを重合させる光
   源を設置することができ、さらに熱媒体を通すことがで
   きる流路を備えた金型と、重合開始剤と紫外線吸収剤と
   プレポリマーの混合液を光で重合させることができる光
   源と、複数の熱媒体の温度を自由に制御できる温度調節
   機と、熱媒体の流路を自由に変えることができるバルブ
   ユニットとバルブユニットをコントロールできるバルブ
   ユニットコントローラを備えたことを特徴とする複合レ
   ンズ製造装置。