JPS62287856A - 合成樹脂製ピルフアプル−フ型キヤツプ及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

３、発明の詳細な説明 ［産業上の利用分５ｆＥ 本発明はピルファプルーフ型キャップと称され、初期開
封に際して蓋体の一部が破断されることにより開封され
たことを明示し、不正開封を防止する機能、構造を有す
る合成樹脂製キャップに関するものである。 ［従来の技術］ 洋酒、その他清涼飲料等の容器に対し、該容器が開封さ
れたことを表示することができるピルファプルーフ型キ
ャップが近年数多く使用されている。 これらのピルファプルーフ型キャップ１０は、一般に第
８図に示す如く容器

【］部を閉鎖する天板部ＩＩと、該
天板部１１より容器口部の外周に沿って爪ドレ、Ｉｌ、
つ容器１１部の雄螺子部に螺合する雌螺子部１８を内側
に有する側壁部１２と、該側壁部１２の下端１３に不連
続スリット２０を介して設けられるピルファプルーフ／
へンド部１５どにより構成され、該ピルファプルーフバ
ンド部】５の内側に設けられた係合舌片１６が容器「１
部に設けられている顎部に係合し、開封に際しては前記
不連続スリット２０のブリッジ部分２１が破断すること
により開封されたことを表示するものである（例えば実
開昭５８−３０．９４９号）。 このピルファプルーフ型キャップｌＯには、今日：Ｊ１
産性に適したポリプロピレン等の熱可塑性合成樹脂製の
キャップ１０が多用され、不連続スリット２０の不連続
部分であるブリッジ部分２１が初期開側の際に破断され
、ピルファプルーフバンド？！１１５が容器（］部に残
存する形式、又はブリッジ部分２１が破断されると共に
、ピルファプルーフバンド部１５も破断されて帯状とな
り、キャップ１０と共に除去される形式のものが多い。 尚、このピルファプルーフ型キャンプ１０は、その材質
をｆ％　’＋ｊ丁塑丁合性合成樹脂、射出成形又は圧縮
成形により量産されるも、不連続スリ７＋−２０の形成
をキャップ１０の成形時に行なう場合は、該キャップ１
０の型抜きが困難となり成形速度をトげられない欠点が
有る故、不連続スリット２０の形成は射出成形後に別途
切断を行ない、以て不連続スリット２０としてのスリッ
ト部分２２とブリッジ部分２１との形成を行なうことが
好ましい（例えば特開昭５８−５１．１１１３号）。 ［発明が解決しようとする問題点］ 前述の様に熱可塑性合成樹脂製ピルファプルーフキャッ
プ１０は、その材質が合成樹脂である故、容器口部との
接触に際して適宜の弾力性を有し、良好な被蓋を得るこ
とができると共に、射出成形又は圧縮成形により製造さ
れ、量産性に優れているとされている。 しかし、このピルファプルーフ型キャップ１０の製造は
、射出成形又は圧縮成形後に、別途不連続スリット２０
を形成するカッティングを行なうことが多く、このカッ
ティングはピルファプルーフバンド 断強度を良好とする為に，ブリッジ部分２１の肉厚及び
幅を正確に規制する必要が有り、比較的困難な作業であ
る。 即ち、キャップ１０のブリッジ部分２１の肉厚及び幅を
均一として量産する為に，不連続スリット２０を形成す
るカッティングに際しては、該キャップ１０が合成樹脂
製にして弾力性を有しており，カッターをギャップ１０
の外側から当接した場合に、キャップ１０における不ｉ
！Ｉｉ続スリット２０の形成部分近傍が内方に変形する
ことが有り、これを防止する為にキャップ１０の内側に
支持金型を挿入して不ｉ！Ｉ！続スリット２０の形成部
分近傍を固定し、以てブリッジ部分２１の肉厚等が不均
一どならない様にしているも、ピルファプルーフバンド
部１５の内側には係合舌片１６又は係合突起が多数形成
されている故、支持金型によるキャップ１０の固定を未
だ確実に行ない得ないのが現状であり、又、係合舌片１
６の場合には支持金型により舌片がつぶされ、容器口部
にキャップ１０を被着した場合に係合舌片１６と容器口
部の顎部との係合を不充分とする虞れがあった。 ［問題を解決するための手段］ 本発明においては、キャップの形状としては、天板部と
、該天板部局縁から垂下する側壁部と、該側壁部下方に
不連続スリットを介してピルファプルーフバンド部が形
成されているピルファプルーフ型キャップにおいて、ピ
ルファプルーフバンド部の外側に、所定幅にして所定厚
さの外設リブを突出させ、該外設リブをピルファプルー
フバンド部からスリット部分を越えてキャップ側壁部の
所要位置に至らせる構造とし、以て、１核外設リプの一
部分を不連続スリットにおけるブリッジ部分としたこと
を特徴とする合成樹脂製ピルファプルーフ型ギャップと
するものであり、該キャップの製造に際しては、天板部
と、該天板部局縁から垂下するａ壁部と、該側壁部の下
方にピルファプルーフバンド部を右し、Ｊ［つ、該ピル
ファブルーフハンド部の外側に所定幅にして所定厚さの
外設リブをピルファプルーフハンド部から側壁部の所・
〃位置に至る長さに１投けた形状のキャップを射出成形
又は圧縮成形し、然る後、ピルファプルーフパント部及
び少なくとも側壁部下端近傍をキャップの外側から支持
固定し、外設リブを残す様にキャップの内側からカッタ
ーにて側壁部下端を切断してスリット部分を形成し、前
記外設リブの」二部をブリッジ部分としてピルファプル
ーフバンド部と側壁部とを接続させたピルファプルーフ
型キャップとして製造する。 ［作用］ 本発明に係るピルファプルーフ型キャップは、ピルファ
プルーフバンド部の外側に外設リブを突出させ、該外設
リブの一部をキャップ側壁部とピルファプルーフバンド
部とのブリッジ部分とするものであり、外設リブの肉厚
及び幅を所定とすることにより容易にブリッジ部分の肉
厚及び幅を所定とすることができ、この外設リブの肉厚
及び幅は射出成形又は圧縮成形時の金型で決定される故
、正確に所定の肉厚及び幅とすることができ、以てブリ
ッジ部分の強度を容易に決定することができる。又、ピ
ルファブルーフ型羊ヤップの製造については、キャップ
の射出成形又は圧縮成形後、側壁部とピルファプルーフ
バンド部との間の不連続スリットを形成する為のスリッ
ト部分の切断に際し、キャップの外側から固定支持しつ
つキャップの内側からカッターにて切断を行なう方法で
ある故、凹凸が少なく、比較的単純な円筒形状のキャッ
プ外側からキャップを固定することが出来、固定支持が
容易であり、固定が確実となり、キャップの内側からカ
ッターを当てた場合に、キャップがキャップ自体の弾力
性によりカッターから逃げることが防止ごれ、且つ、不
連続スリットのブリッジ部分となる外設リブがピルファ
プルーフバンド部の外側に突出させて設けられている／
＆、ブリッジ部分の厚さを正確に残す様にカー／　トす
ることができ、ブリッジ部分の強度を均一として容易に
製造することができる。 ［実施例］ 本発明に係るピルファプルーフ型キャップｌＯは、ポリ
プロピレン樹脂等の熱可塑性合成樹脂製にして、第１図
に示す様に、上端を水平方向に平板状の天板部１１とし
、該天板部１１の周縁から垂下する側壁部１２の下端１
３からブリッジ部分２１を介してピルファプルーフバン
ド部１５が形成されている。 そして、天板部１１の裏面には、キャップｌＯ本体を形
成する合成樹脂よりも軟質の合成樹脂を用いたライナー
１３が付設され、キャップｌＯと容器間部の先端との密
封性が高められており、キャップ側壁部１２の内側には
容器口８１１螺子部と螺合する雌螺子部１８が形成され
、キャップ側壁部１２の外周面にはローレット加Ｉ：が
施されて開封時にキャップｌＯを回転させるに際し、キ
ャップｌＯを把持し易くしている。そして、キャップ側
壁部１２とピルファブルーフハンド部１５とを接続する
ブリッジ部分２１は、第１図及び第３図に示される様に
、側壁部１２の下端１３からピルファプルーフバンド部
１５の所要位置に至る所定の肉厚及び幅を有する様にピ
ルファプルーフバンド部１５の外側に設けられた外設リ
ブ２５の」三方部分をもって形成し、ピルファプルーフ
バンド部１５の内側には多数の係合占用１６が設けられ
ている。 この様なピルファプルーフ型キャップ１０の製造は、先
ず第４図に示す様に、天板部１１と、該天板部１１の周
囲から垂下し、内側に雌螺子部１８を有する側壁部１２
と、該側壁部１２の下端１３に連続し、外側に外設リブ
２５を有し、且つ、内側に係合舌片ｌＢを右するピルフ
ァプルーフバンド部１５とから成るキャップ１０′を、
ポリプロピレン樹脂を射出成形又は圧縮成形することに
より作成し、　１′、ｊｌ、キャップｌＯ′を第６図に
示す様に支持金型３１内に挿入し、以て側壁部１２を外
側から支持金型３１にて固定保持し、且つ、ピルファプ
ルーフバンド部１５の外側を補助支持金型３２で固定し
た後１円板状のカッター３５を該キャップ１０′の内側
における所定高さに挿入し、然る後、カッター３５を水
上移動させて該キャップ１０′のピルファプルーフバン
ド部１５上端位置へ１喰い込ませる。このとき、カッタ
ー３５の刃先はピルファプルーフバンド部１５を切断し
得るも、外設リブ２５を残し得る位置迄水平移動させる
ものであり、該切断箇所の外側にはピルファプルーフバ
ンド部１５が外方に変形することを防上する補助支持金
！１３２をピルファプルーフバンド部１５に外接させこ
の状ｙＥにてカッター３５位首を固定して支持金型３１
によりキャップ１０′を一回転させることにより、ピル
ファプルーフバンド部１５を側壁部下端１３においてス
リット部分２２を形成する様に切断し、ピルファプルー
フバンド部１５と側壁部下端１３とが外設リブ２５によ
るブリッジ部分２１によって接続された状態のピルファ
プルーフ型キャップ１０とする。その攪、カッター３５
を該キャー、ブｌＯの中心位置へ後退させる如く水上移
動させた後、カッター３５を上昇させ、以てキャップ１
０よりカッター３５を抜き出し、更にキャップｌＯを支
持金型３１から取り出す。 尚、キャップｌＯの外側から金型により支持するに際し
、支持金型３１と補助支持金型３２とを用いるのは、ピ
ルファプルーフバンド部１５の外径がキャップ側壁部１
２の外径よりも小径であり、ピルファプルーフバンド部
１５と側壁部１２とを一体の金型にて支持するものとす
ると、ギャップｌＯを金型から取り出すに際しての作業
を高速江つ容易に行なうことが困難な為である。 そして、前記実施例は外設リブ２５をキャップ側壁部の
下端１３から下方へ延ばし、該外設リブ２５の外側直径
をキャップ側壁部１２の最大外径と略一致させる様にし
てピルファプルーフバンド部１５の外径をキャップ側壁
部下端１３の外径よりも小さくしたが、第７図に示す様
にピルファプルーフバンド部１５の外径をキャップ側壁
部１２の外径と一致させ、外設リブ２５をピルファプル
ーフバンド部１５の下端からキャップ側壁部１２の外側
に至る長さとする場合もある。この実施例の場合は、キ
ャップ側壁部１２の外径とピルファプルーフバンド部１
５の外径とが一致している故、カッター３５にて切断す
る際に外方から支持する為の金型を、支持金型３１と補
助支持金型３２とに分割する必要がなく、支持金型３１
をもって側壁部１２の外周及びピルファプルーフバント
部１５の外周を支持する様にすることができ、支持金型
３１にてキャップｌＯ外側を固定保持することが一層容
易となる。又、外設リブ２５はピルファプルーフバンド
部１５の下端に至る長さを必要とすることなく、要は、
スリット部分２２を越え。 キャップ側壁部１２からピルファプルーフバンド部１５
に至る長さがあれば足りる。 更に、ピルファプルーフバンド部１５の補強用補助リブ
をピルファプルーフバンド部１５内側に適宜設けること
もある。 ［発明の効果］ 本発明に係るピルファプルーフ型キャップは、ピルファ
プルーフバンド部の外側に外設リブを設け、１該外設リ
プの一部分をブリッジ部分とするものであって、このブ
リッジ部分を形成する外股リブの肉厚及び幅を所定とす
ることにより容易にブリッジ部分の破断強度を決定する
ことができるピルファプルーフ型キャップであり、この
ピルファプルーフ型キャップの製造方法としては、スリ
ット部分の切断に際し、射出成形又は圧縮成形されたキ
ャップの外側から支持金型にて固定支持しつつキャップ
の内側からカッターにて切断する方法である故、凹凸の
少ないキャップ外側を支持金型で容易に固定支持するこ
とができ、外設リブをブリッジ部分として残す様に切断
する場合にブリッジ部分の厚さを正確且つ均一に規制す
ることができる製造方法である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るピルファプルーフ型キャップの半
断面図にして、第２図及び第３図は第１図における■−
■及びｍ−ｍ水平断面図、第４図はスリット部分を切断
する前の射出成形されたキャップの半断面図にして、第
５図は第４図のｖ−■水平断面図、第６図は射出成形さ
れたキャップにスリッＩ・部分を切断加重する際の概要
図にして、第７図は他の実施例を示す図、第８図は従来
のピルファプルーフ型ギャップの半断面図である。 １０＝キヤツプ、１１＝天板部、１２：側壁部、　　１
３＝側壁部下端、　　１５＝ピルフアプル一フバンド部
、　　１６＝係合舌片、１８：雌螺Ｔ一部、　　＋９＝
ライナー、　　２０＝不連続スリツト、　　　２１＝ブ
リッジ部分、　　　２２＝スリット部分、　　２５＝外
設リブ、　　　３１−支持金型、３２−補助支持金型、
３５＝　カッター。 特許出願人　［］本クラウンコルク株式会社ｖ　　２　
　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）天板部と、該天板部周縁から垂下する側壁部と、
   該側壁部下方に不連続スリットを介してピルファプルー
   フバンド部が形成されているピルファプルーフ型キャッ
   プにおいて、ピルファプルーフバンド部の外側に、所定
   幅にして所定厚さの外設リブを突設し、該外設リブをピ
   ルファプルーフバンド部からスリット部分を越えてキャ
   ップ側壁部の所要位置に至らしめる構造とし、以て、該
   外設リブの一部分を不連続スリットにおけるブリッジ部
   分としたことを特徴とする合成樹脂製ピルファプルーフ
   型キャップ。
2. （２）天板部と、該天板部周縁から垂下する側壁部と、
   該側壁部の下方にピルファプルーフバンド部を有し、且
   つ、該ピルファプルーフバンド部の外側に所定幅にして
   所定厚さの外設リブをピルファプルーフバンド部から側
   壁部の所要位置に至る長さに設けた形状のキャップを成
   形し、然る後、ピルファプルーフバンド部及び少なくと
   も側壁部下端近傍をキャップの外側から支持固定し、外
   設リブを残す様にキャップの内側からカッターにて側壁
   部下端を切断してスリット部分を形成し、前記外設リブ
   の上部をブリッジ部分としてピルファプルーフバンド部
   と側壁部とを接続させたピルファプルーフ型キャップと
   することを特徴とするピルファプルーフ型キャップの製
   造方法。