JPS62287854A - サイドシ−ル袋 - Google Patents

サイドシ−ル袋

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JPS62287854A
JPS62287854A JP12263486A JP12263486A JPS62287854A JP S62287854 A JPS62287854 A JP S62287854A JP 12263486 A JP12263486 A JP 12263486A JP 12263486 A JP12263486 A JP 12263486A JP S62287854 A JPS62287854 A JP S62287854A
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JP
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film
heat
laminate
laminated
web
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JP12263486A
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健 山本
小池 茂夫
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Gunze Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明はフラップ片がカール現象を起さず、かつ’G断
シール強度の高いラミネートフィルムで形成されたサイ
ドシール袋に関するものである。
(従来の技術) 一般に例えば2軸延伸ポリプロピレン系フイルムに必要
に応じ印刷を行い、その印刷面を保護すると共に強度増
加やヒートシール性の向上等を目的として他のフィルム
をラミネートし、包装用等の使用に供することはよく知
られているが、かかるフィルムを製造する際は通常2軸
延伸プロピレン系フイルムのコロナ処理面に印刷を行い
、次いで接着剤を塗布し、しかる後ヒートシール層とし
て用いるフィルムをラミネートする、いわゆるドライラ
ミネート法が採用されてきた。しかしながらこの方法に
よると、接着剤を塗布する際に有機溶剤を用いるため、
その溶剤残渣が衛生上問題になる上に、乾燥工程が必要
で工数がかさみ、また溶剤を乾燥させとばず必要がある
ので、その費用も高くつき、かつ気化ガスによる大気の
汚染も無視できず問題であった。また、別の方法として
押出ラミネート法も行われているが、これは2軸延伸ポ
リプロピレンフイルムのコロナ処理面に印刷を行い、し
かる後アンカーコート層を介し、もしくは介さず直接に
ポリオレフィンフィルムを押出しラミネートするもので
ある。しかしながらこの方法は装置が大がかりな上に割
高となり、製品のバラツキが多くて品質管理が難しい上
に、一般に押出温度が高く、そのため酸化による臭気の
発生、ヒートシール性の低下等を起し易く、かつ小量生
産の場合スタート時のロスがきわめて大きいという欠点
があった。
このような状況に鑑み本発明者らは、製造工程中に溶剤
を用いず、かつ小量生産も極めて容易で、装置も小型で
すみかつ設備費が安価であり、また品質の均一な製品の
製造を可能としたラミネート用フィルムの製造法の開発
に成功し、これを特開昭56−77166号として提案
したものであり、その特徴とするところは、感熱接着性
物lR層を積層した複合2軸延伸ポリプロピレン系フイ
ルムの感熱接着性物質層面に印刷を施し、次いで前記印
刷面に易ヒートシール性ポリオレフィン系フィルムを熱
圧着することによりラミネートフィルムを得る点にある
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のようなラミネートフィルムを用い
て開口部に開閉用のためのフラップ片を有するサイドシ
ール袋を作成する場合、該フラップ片にも易ヒートシー
ル性ポリオレフィン系フィルムが熱圧着されているため
に、易ヒートシール性ポリオレフィン系フィルム側にカ
ールする便向かあり、袋の品質において不満足な場合が
多かった。前記カール現象は易ヒートシール性ポリオレ
フィン系フィルムが軟かいので、熱圧着時に圧延され、
次いで冷却される時に収縮するために起るものとil認
され、これに対し2軸延伸ポリプロピレン系複合フィル
ムのみからなる袋はこのような傾向は示さない。一方、
上記と同じ素材を用い従来から行われているドライラミ
ネート法により積層したラミネートフィルムを用いて袋
を形成した場合は、溶断シール強度が弱いという欠点が
あった。これは2軸延伸ポリプロピレンフイルムと易ヒ
ートシール性ポリオレフィン系フィルムのどちらとも相
溶性のない接着剤層が存在するので、溶断シールを施し
た場合、溶断部がもろくなるために起こるものと考えら
れる。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記従来の問題点を解決するためになされたも
ので、その手段として、フラップ片を有するサイドシー
ル袋において、装本体が基材フィルム層と感熱接着性樹
脂層を存する複合フィルムと易ヒートシール性ポリオレ
フィン系フィルムとが熱圧着によりラミネートされた構
造であり、フラップ片が前記複合フィルム同志が熱圧着
ラミネートされた構造を採用したものである。
(実施例) 以下、本発明の詳細な説明する。
先ず本発明に使用する複合フィルム2は、第2図(イ)
に示すように基材フィルム層11と感熱接着性樹脂層1
とから構成されたものであり、基材フィルムとしては、
適宜の熱可塑性フィルムを例示でき、特に制限はないが
、好ましくはポリプロピレン系フィルム、2軸延伸ポリ
プロピレン系フイルム等をあげることができる。この際
、ポリプロピレン系フィルムとは沸騰n−ヘプタン抽出
残分90%以上のプロピレン単独重合体あるいはエチレ
ン含有量が5モル%以下で、しかも感熱接着性樹脂層や
易ヒートシール性ポリオレフィン系フィルムに用いる樹
脂より融点の高いところのエチレン−プロピレン共重合
体、もしくは合計のプロピレン含有量が95モル%以上
となるような配合のプロピレン単独重合体とプロピレン
−αオレフィン共重合体との混合物からなるフィルムを
例示できる。
また、感熱接着性樹脂層1に用いる樹脂としては特に限
定はしないが、好ましくはポリオレフィン系重合体等も
例示でき、例えばポリエチレン1エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体等を
あげることができる。
最も好ましい重合体としてはエチレンープlコピレンラ
ンダム共重合体、プロピレン−1−ブテンランダム共重
合体、及びエチレン−プロピレンランダム共重合体とプ
ロピレン−1−ブテンランダム共重合体との混合物を好
ましい例としてあげることができ、このさい、上記のエ
チレン−プロピレンランダム共重合体とは、エチレン含
有量0.5〜15モル%、好ましくは1〜8モル%のラ
ンダム性を有するものが、特に良好な結果となり、また
ブロビレンー1−ブテンランダム共重合体とは、プロピ
レン含有量50〜99モル%、好ましくは60〜95モ
ル%のランダム性を有するものが、特に良好な結果とな
る。なお以上の数値範囲をはづれるものも使用可能であ
るが、時として成形性、透明性、ポリプロピレンとの接
着性、熱圧着性、耐スクラッチ性、耐ブロッキング性等
で問題がある場合もあり食製品を期待することができに
くいこともある。
本発明に使用する複合フィルム2の感熱接着性樹脂N1
の表面には第2図(ロ)に示すように必要に応じ印刷4
が施されてもよく、この際該印刷4は全面であっても、
部分的であっても良い。なお印刷インキとしては、通常
使用されるインキで支障なく、特に限定はしないが、そ
の中でも耐スクラッチ性が比較的優秀でないインキの方
が易ヒートシール性ポリオレフィン系フィルムと熱圧着
する際、ファン、デル、ワールスカ以外にアンカー効果
も期待でき良好な結果が得られる。
本発明において複合フィルム2に易ヒートシール性ポリ
オレフィン系フィルム5をラミネートする際の熱圧着に
ついては、種々の方法が考えられ如何なるものでもよい
が、通常加熱されたピンチロールを用いれば十分である
。例、えばビンチロールの片方は80〜150℃、好ま
しくは100〜1.40°Cに加熱された金泥ロール、
他方はゴムロールに例えばシリコンゴムのような耐熱性
、非粘着性に優れたt)のを用い、かつ加熱金属ロール
側とポリプロピレン層が接するようにして線圧5 kg
 / can以上、好ましくは20 kg / cm以
上で通すとよりスムーズなラミネート層の被覆が可能と
なる。
更に本発明に使用する易ヒートシール性ポリオレフィン
系フイルノ、5としては、例えばコンy−レンープロピ
レンランダム共車合体、プロピレン−1−ブテンランダ
ム共重合体及びエチレン−プロピレンランダム共重合体
とプロピレン−1−ブテンランダム共重合体との混合物
から選ばれた物質をあげることができるが、その他通亘
に適応可能であることは勿論であり、例えば前記した感
熱接着性樹脂層として例示した重合体と同じ重合体を例
示することもできる。
また各層の厚さは適宜でよいが感熱接着性樹脂層は好ま
しくは1〜10μ、易ヒートシール性ポリオレフィン系
フィルム層は10〜100μ程度が良好で、感熱接着性
樹脂層にはコロナ放電処理を施すも、施さなくても良い
尚本発明に使用する感熱接着性樹脂層としては好ましく
はプロピレン−1−ブテンランダム共重合体10〜10
0 ff1f!部、エチレン−プロピレンランダム共重
合体90〜0重量部の範囲が一番良い結果を生じ、また
易ヒートシール性ポリオレフィンフィルム層も同じ程度
の配合のものを用いることが好ましいが勿論これらの値
は限定せられるべきことでなく、本発明の要旨にそって
適宜に適応可能なことは当然である。
次に本発明に使用する基材フィルム層11の原材として
ポリプロピレン樹脂を用いた際のラミネートフィルムの
製造方法について更に以下の通り具体的に述べるが、本
発明は勿論これに制限を受けないことは云うまでもない
先゛ず押出ポリプロピレンフィルムを紺延伸し、次いで
プロピレン−1−ブテンランダム共重合体、エチレン−
プロピレンランダム共重合体もしくはその混合物からな
る感熱接着性樹脂層を溶融押出ラミネート、又はフィル
ム状でラミネートし、しかる後締延伸を施して作成した
複合2軸延伸ポリプロピレン系フイルムを適宜にスリッ
トして帯状のウェブ12及び細い帯状ウェブ14を作成
し、しかる後帯状ウェブ12の感熱接着性)剥脂屓1に
必要ならば印刷を施すわけである。かかる帯状ウェブ1
2はサイドシール袋の本体3とフラップ片6とにまたが
って基質部として用いるものである。しかる後、別に作
成した前記ウェブ12より巾のせまい易ヒートシール性
ポリオレフィン系フィルム5及び上記の如く作成した細
い帯状ウェブ14とを第5図の如く配置して前記必要に
応じ印刷された複合フィルムの印刷面にラミネートする
のであるが、かかるラミネート手段は前述した如(加熱
された金属ロールとゴムロールによるピンチロール間に
両者を通すことにより実施され、しかる後、必要に応じ
例えば後記する如くトリミングが行われるのである。
第1図は本発明に使用するラミネートフィルムの製造装
置の1態様を示す説明図で、同図において21は感熱接
着性樹脂層lを有する複合フィルム2、即ち帯状のウェ
ブ12の繰出部で、ここから繰出された前記ウェブ12
は必要ならばグラビア印刷部24で、その感熱接着性樹
脂層1面に印刷4され、次いで乾燥炉25で乾燥される
。一方22は易ヒートシール性ポリオレフィン系フィル
ム5及び複合フィルム2からカプトされた細い帯状ウェ
ブ14の繰出部で、ここから繰出された該フィルム5及
び前記細い帯状ウェブ14は、前記フィルム2と合体し
て加熱全屈ロール26とシリコンゴム被覆ロール27間
で熱圧着を受け、次いで冷却ロール28.29を通過し
て本発明に使用するフィルムが作成され巻取り部30で
巻取られる。なお、第2図と第3図は製造過程ならびに
製品の説明図であり、llは複合フィルムの基材フィル
ム層を示す。この際、易ヒートシール性ポリオレフィン
系フィルム5と帯状ウェブ14にカプトされた複合フィ
ルム2とを一つの巻出機にセットしてもよいし、2個の
巻出機にそれぞれをセットしてもより、適宜でよい。
このようにして極めて簡単に本発明に使用するラミネー
トフィルムはでき上るのであるが、この際、必要ならば
前記の如く印刷直後に熱圧着工程を組み入れると、印刷
とラミネートとが、一工程で可能となり、極めて便利で
ある。特に近年ユーザーの要求の多用化から印刷ロット
が小単位となってきており、ロフトの切替えが問題視さ
れているが、上記の如き方法によると印刷とラミネート
が一工程で行えるので、ロット切替えのロス、不便もな
くなるという利点のあることも付記する。
このように本発明に使用するラミネートフィルムの製造
方法によると工程が非常に簡略化されているため、小ロ
ット、多品質のユーザーの要求に、ロスなく、迅速に対
処できる利点がある上に、溶剤を使用する工程がなく衛
生上極めて有利で、大気を汚す心配もない。またその製
造設備も極めて簡単なものでよく、設置面積も少なくて
すむ上に、その費用もわずかなものでまにあう等の利点
もある。更に得られたフィルムは溶断シール強度に優れ
かつシール可能温度範囲も広く、製袋時に有利であるこ
とはいうまでもない。
本発明は上記のような素材フィルムを用いてサイドシー
ル袋を形成するのであるが、以下に好ましい方法を述べ
る。部ち感熱接着性樹脂層1を有する複合フィルム2の
該感熱接着性樹脂rfJlと、別途形成された前記複合
フィルム2からなる帯状ウェブ12よりも幅の狭いサイ
ドシール袋8の本体3部分に用いる易ヒートシール性ポ
リオレフィン系フィルム5、及びサイドシール袋8のフ
ラップ片6として用いる前記細い帯状ウェブ14にカッ
トされた複合フィルム2における感熱接着性樹脂層1と
を熱圧着させて易ヒートシール性ポリオレフィン系フィ
ルム5がラミネートされたラミネート部20及び前記複
合フィルム2からなる細い帯状ウェブ14がラミネート
されているラミネート部7を有するラミフートフィルム
とする。このラミネートフィルム9を易ヒートシール性
ポリオレフィン系フィルム5面が内面になるよう、かつ
袋におけるフラップ片6を形成すべく前記ラミネート部
7が突出するように中折状に重ね合せた状態でサイド部
に溶断シール10.10を施すのである。
これを更に詳しく説明すると、第5図に示すように、必
要に応じ印刷4が形成された感熱接着性樹脂層1を有す
る複合フィルム2の帯状ウェブ12に、それよりも幅の
狭い易ヒートシール性ポリオレフィン系フィルム5と複
合フィルム2の細い帯状ウェブ14とを所定の如き合わ
せ状態で熱圧着させ、しかる後例えば鎖線13で示すよ
う両側をトリミングすればよい。この際前記ウェブ12
とウェブ14とがラミネートされた。即ち複合フィルム
2の感熱接着性樹脂層1同志がラミネートされたラミネ
ート部7のみがフラップ片形成部17となるようにトリ
ミングすればよく、こうすることにより、第6図に示す
袋用ラミネートフィルムが作成される。しかし乍ら、帯
状ウェブ12、細い帯状ウェブ14、易ヒートシール性
ポリオレフィン系フィルムの巾を第6図の如く揃えて、
ラミネートを行えば敢えてトリミングを行うことはない
。このようにトリミングは必要に応じ行えばよい。この
ようにフラップ片6の形成部17を作成するには、熱圧
着の際に適宜の手段で行えばよく、前記実施例のものに
限定されない。こうして作成されたフラップ片形成部1
7の少なくとも主要部がラミネート部7を有するラミネ
ートフィルム9からなる帯状ウェブ12は、前記フラッ
プ片形成部17の少なくともラミネート部7が突出する
程度に略中央部15で長手方向に第7図に示すように中
折状に2つ折りして重ね合せ、周知の方法や装置を用い
て第8図に示すように溶断シール10を施し袋8を形成
すればよい。この際、中折状に重ね合せるには、易ヒー
トシール性ポリオレフィン系フィルム面が内面になるよ
うにすれば良い。第4図(イ)(ロ)はこのようにして
製造されたサイドシール袋の外観斜視図である。
以上の実施例は複合フィルム2を、袋の本体3とフラッ
プ片6にまたがっている基質部に使用する帯状ウェブ1
2と、フラップ片6に使用する細い帯状ウェブ14とに
スリットして用いる例をもとに説明したが、斯るウェブ
12及び14は説明の便宜上から使用した用語であり、
特に制限を受けるものでない。
以」二は本発明に係るサイドシール袋の好ましい製造法
の1例を述べたが、上記に例示した内容により制限を受
けるものでないことは勿論である。
次に本発明のその他の実施態様を第9図をもとに説明す
る。
第9図(イ)に示したものは、サイドノール袋8におけ
る本体3が、第10図20で示すラミネート部からなり
、フラップ片6が第10図7で示すラミネート部からな
るもので、略鎖線30に示す位置によりフラップ片が折
り込まれるような構成のサイドシール袋8である。この
際、装本体3のラミネート構造部とフラップ片6のラミ
ネート構造部の間隙16は本例では袋開口部19に相当
する位置にあり最もポピユラーな例で、前記した第4図
(イ)及び第5〜8図に示す実施例は全てこのような間
隙16を、開口部19に相当する位置に有するものであ
る。
第9図(ロ)に示したものは、上記間隙16が開口部1
9より装本体3側に位置するもので、このような例では
、装本体3の主要部は20で示すラミネート部であるが
、開口部19付近は7で示すラミネート部からなり、こ
のように7で示すラミネート部が装本体3側に若干入り
込んでいる。しかし乍らこのような例も、本発明の範囲
であることは勿論である。
第9図(ハ)に示したものは、上記間隙16がフラップ
片6側に位置するもので、このような例では、フラップ
片6の主要部は7で示すラミネート部であるが、開口部
19付近は20で示すラミネート部が位置しており、こ
のように20で示すラミネート部がフラップ片6側に若
干入り込んでいる。しかし乍ら、このような例も本発明
の範囲であることは勿論である。この際、上記間隙16
については特に制限はないが、好ましくは1〜10 m
m程度を例示でき、この間隙の狭い方がより効果的であ
る。
以上の例でも解るように本発明に係る装本体3とは20
で示すラミネート構造であることが望ましいが、勿論そ
の主要部が20で示すラミネート構造を有していればよ
く、またフラップ片6とは7で示すラミネート構造であ
ることが望ましいが、勿論その主要部が7で示すラミネ
ート構造を有していれば十分で、これらのことは要する
にカールが発生しない程度の構成であれば、こうした実
施態様等も、本発明の範囲であることは当然である。
この際、30に示す鎖線は前記の通り、フラップ片6が
折曲するおおよその位置を示しているが、かかる位置は
本体3側にずれ込むもフラップ片6側にずれ込むも自由
であり、例えば、第9図(ロ)の例では間隙16からフ
ラップ片6が折曲し易く、同(ハ)の例では間隙16か
ら同様にフラップ片6が折曲し易いが、これらのことは
自由であり、包装時に使用者が適宜に使用し易いように
フラップ片6を折曲し封をすればよいことである。
第9図に示す間隙16がない(間隙O)場合も、当然本
発明の範囲であることは明らかで、また間隙がなく、こ
の部分で複合フィルム2の上に易ヒ−トシール性ポリオ
レフィン系フィルム5端部と複合フィルム2の端部とが
重なり合ってラミネートされた構成であっても、本発明
の範囲であるが、概してこの部分が、ちり上がるため好
適とは云い難い場合が多い。
以上の実施態様に云う、20で示すラミネート部とは例
えば第10図(イ)に示す如く、複合フィルム2の感熱
接着性樹脂層1に易ヒートシール性ポリオレフィン系フ
ィルム5がラミネートされた構造のものであり、7で示
すラミネート部とは第10図(ロ)に示す如く複合フィ
ルム2の感熱接着性樹脂層1同志がラミネートされた構
造のものである。また該フラップ片6には印刷が施して
あっても、施してなくてもよく、更にはフラ・ノブ片6
に必要に応じ開閉用の適宜の粘着剤が塗布されていても
よい。
以下、更に具体的な実施例を挙げて本発明を説明する。
〈実施例1〉 9011押出機を用いてTダイ法により、平均厚み25
μの下記配合からなる4種類の易ヒートシール性ポリオ
レフィン系フィルムを製造した。
配合(八) 配合(B) 配合(C) 配合(D) ダイス温度は配合(A)、配合(B)は270℃、配合
(C)、配合(D)は250℃、チルロール温度は全て
50℃に設定し、30m/分の速度で巻取った。
なお、エチレン−プロピレンランダム共重合体のエチレ
ン含有量は4.5モル%、M、1.は7.0であり、プ
ロピレン−1−ブテンランダム共重合体の1−ブテン含
有量は20モル%、n、1.は8.5であった。
〈実施例2〉 LL 1.6のポリプロピレン樹脂を用いて、Tダイ押
出+&5倍の縦延伸に付されたポリプロピレンフィルム
に、エチレン含有ffl 4.5モル%、?1.1.7
.0のエチレン−プロピレンランダム共重合体を熔融押
出ラミネートして感熱接着性樹脂層となし、しかる後、
8倍に横延伸して複合2軸延伸ポリプロピレンフイルム
を作成した。かかる複合フィルムのポリプロピレン層は
17μ、感熱接着性樹脂層1は3 ttで表面にコロナ
放電処理の施されたものであった。この複合フィルム2
をスリッターにかけて600 mlの使用中に切断して
、帯状ウェブ12を得、細管に巻き上げた後、その感熱
接着性樹脂層に印刷を付すべく、印刷工程に回付した。
同時にスリッターにおいて袋のフラップ片を形成する部
分に用いる35■臘の細い帯状ウェブ14を得た。
第1図に示された装置により、印刷インキとし大阪印刷
インキ製造株式会社製のPEL−3を用いて、印刷を施
し、かかる帯状ウェブ12の印刷・1の施された感熱接
着性樹脂N1と実施例1で予め製造され、所望中にスリ
ットされた、前記帯状ウェブ12より11の狭い4種類
の易ヒートシール性ポリオレフィン系フィルム5、及び
前記細い帯状ウェブ14にカットされた複合フィルム2
の感熱接着性樹脂層1とを、加熱全屈ロールの表面温度
を130°Cに設定し、ゴムロールのピンチ圧を40 
kg / cmに設定して、70m/分の速度で連続的
に熱圧着し、その両端部を第5図の鎖線13に示す如<
1ヘリミングして、4種類のラミネートフィルムを型造
した。
こうして作成されたラミネートフィルムをサイドシール
袋におけるフラップ片6を形成する部分17において、
複合フィルム同志のラミネート部7が突出するようにそ
の長手方向に中折状に2つ折に重ね合せた後、順次/8
断シール】0を施したところ、次々にサイドシール袋8
が得られた。かかる袋8のフラップ片6は第4図(イ)
、即ち第9図(イ)の如くその全部が複合フィルム同志
のラミネート部7であった。この実施例で得られたサイ
ドシール袋はそのフラップ片にカールがほとんど発生し
ない良品質のものであった。
〈実施例3〉 複合2軸延伸ポリプロピレン系フイルムを製造するに際
し、感熱接着性樹脂層として、エチレン−プロピレンラ
ンダム共重合体のかわりに、エチレン含有! 4.5モ
ル%、M、r、 7.0のエチレン−プロピレンランダ
ム共重合体100部と、1−ブテン含有量20モル%、
M、1.8.5のプロピレン−1−ブテンランダム共重
合体30部のブレンド物を用いた以外全て実施例2と同
様にして、4種類のラミネートフィルムを製造し、実施
例2と同様にしてサイドシール袋8を得た。かかる袋8
は第4図(ロ)の如くフラップ片6の根本を除いた大部
分が複合フィルム2同志のラミネート部7であった。こ
の実施例で得られたサイドシール袋も実施例2と同様良
品質であった。
〈実施例4〉 印刷が施されていないことを除いて実施例2と同様にし
て、実施例2と同様のサイドシール袋8を得た。この実
施例で得られたサイドシール袋も、実施例2と同様に良
品質であった。
〈比較例〉 実施例2において作成した2軸速伸ポリプロピレン系複
合フィルムからなるスリットされた帯状ウェブ12と、
前記ウェブ12に略同し巾の実施例1で作成された4種
類の易ヒートソール性ポリオレフィン系フィルム5とを
実施例1と同様にして熱圧着せしめてトリミングし、ラ
ミネートフィルムを作成した。
次いで、このラミネートフィルムを常法により、中折状
にして溶断シールを施し、フラップ片を有するサイドシ
ール袋を作成した。この比較例で111たサイドシール
袋はそのフラップ片が易ヒートシール性ポリオレフィン
系フィルム側にカールし、使用に際して極めて不便なも
のであった。
(発明の効果) 本発明はフラップ片を有するサイドシール袋において、
装本体が基材フィルム屓と感熱接着性樹脂層を有する複
合フィルムと易ヒートシール性ポリオレフィン系フィル
ムとが熱圧着によりラミネートされた構造であり、フラ
ップ片が前記複合フィルム同志が熱圧着ラミネートされ
た構造としたので、そのフラップ片がカール現象を起す
ことなく、溶断シール強度の高い良質のサイドシール袋
を得ることが出来た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用するラミネートフィルムの製法に
際し使用する製造装置の1態様を表わす説明図、第2図
(イ)(ロ)は複合フィルムの各1例を示す説明図、第
3図(イ)(ロ)は本発明方法に使用するラミネートフ
ィルムの各1例を示す説明図、第4図(イ)(ロ)は本
発明方法で得られたサイドシール袋の各具体例を示す外
観斜視図、第5図、第6図、第7図及び第8図は実施例
2〜実施例3で製造したラミネートフィルムからサイド
シール袋を作成する順序の1例を示した説明図、第9図
(イ)(ロ)(ハ)は本発明に係るサイドシール袋の各
種の実施態様を示す断面図であり、第10図(イ)は第
9図におけるA−A線の切断面を示す断面図、第10図
(ロ)は同B−B線の同断面図である。 1・・・感熱接着性樹脂層、2・・・複合フィルム、5
・・・易ヒートシール性ポリオレフィン系フィルム、7
・・・複合フィルム同志のラミネート部、9,19・・
・ラミネートフィルム、20・・・易ヒートシール性ポ
リオレフィン系フィルムのラミネート部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フラップ片を有するサイドシール袋において、装
    本体が基材フィルム層と感熱接着性樹脂層を有する複合
    フィルムと易ヒートシール性ポリオレフィン系フィルム
    とが熱圧着によりラミネートされた構造であり、フラッ
    プ片が前記複合フィルム同志が熱圧着ラミネートされた
    構造であることを特徴とするサイドシール袋。
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JPS63161142U (ja) * 1987-04-09 1988-10-21

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