JPS622871A - 同期機の起動方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は自己起動不能の同期機をサイリスタモータと
して起動する同期機の起動方法に関する。

〔従来の技術〕

第２図は、例えば、ｒＡＳＥＡ、ＪＵＲＮＡＬＪ　　（
１９７６、ＶＯＬＵＭ４９　　Ｎ１３、Ｐ５１−５２）
に示されている従来の同期機の起動装置を示す回路図で
ある。図において、ｌはコンバータ、２は他励インバー
タ、３は直流リアクトルであって、これらにより可変電
圧可変周波数の電力変換器Ａが構成されている。４は商
用電源、５はマツチンラグ用の入力変圧器、６はマツチ
ング用の出力変圧器である。出力変圧器６は切換スイッ
チ７．８を介して電力変換器と同期機１２の電機子巻線
側との間に挿入されている。９はバイパス用のスイッチ
であって、上記電力変換器Ａと同期機１２の電機子側と
の間に挿入されている。同期機１２は回転子位置検出器
を有し、電源スイッチ１０を介して商用電源１１に接続
されている。１３は同期機１２の界磁であって、界磁電
源１４から界磁電流が供給される。

次に、この装置の動作を第３図に示すタイムチャートを
参照して説明する。同図において、Ｖａは同期機１２の
電機子電圧、Ｉｆは界磁電流、ｌ電力変換器Ａとの組合
せでサイリスタモータとして起動される。この起動運転
中、低周波領域では、出力変圧器６の鉄心が励磁電流に
より磁気飽和するのを防ぐためにスイッチ９はオン、切
換スイッチ７．８はオフにして出力変圧器６をバイパス
させたまま運転し、同期機１２がある回転数に上昇する
と、上記電力変換器Ａの出力動作を一旦停止せしめて、
スイッチ９をオフ、切換スイッチ７．８はオンとした後
、上記電力変換器Ａを運転して同期機１２が定格回転数
に上昇するまで出力変圧器６を介して同期機１２に給電
する。同期機１２の回転数が定格回転数に達すると、商
用電源１１と同期機１２の周波数、位相、電圧を合わせ
た後、上記電力変換器Ａの運転を停止して電源スイッチ
１０を投入すると共に切換スイッチ８をオフとしく時刻
ｔｏ）、起動を完了する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように、従来の装置では、同期機１２に電機子電圧
が発生している状態で、電源スイッチ１０の投入、切換
スイッチ８の開放が行われるので、切換スイッチ８は同
期機１２の電圧により出力変圧０６に流れている励磁電
流をしゃ断し得るしゃ断容量を必要とするので、高価な
ものになるという問題があった。

この発明は上記問題を解決するためになされたもので、
電力変換器側と同期機側とを接続・しゃ断するための切
換スイッチが電流しゃ断債務を要せず、安価なものを用
いることができる同期機の起動方法を提供することを目
的とする。

［問題を解決するための手段〕 この発明は上記問題を解決するため、同期機の界磁電流
を、一旦、零にすることにより電機子電圧が零になるの
待って起動装置の切離し操作を行う構成としたものであ
る。

〔作用〕

この発明では、同期機の電機子電圧が零となり、切換ス
イッチを介して出力変圧器へ流入する励磁電流がない状
態で該切換スイッチがオフされるので、この切換スイッ
チは電流しゃ断債務のない安価なものでよい。

〔実施例〕

以下に、この発明を第２図に示す起動装置に実施した例
を第１図に示すタイへチャートで説明する。

同期機１２をサイリスタモータとして起動する点は、従
来の起動方法と同であるが、この発明では、同期機１２
が定格回転数まで昇速されると、コンバータ１、インバ
ータ３の運転を停止し、同期機１２と商用電源１１との
周波数、位相を合せた後（時刻ｔｏ）、界磁電源１４を
オフにして界磁電流Ｉｆを零に低減せしめ、同期機１２
の電機子電圧Ｅａがほぼ零に低減するのを待って（時刻
ｔ１）、切換スイッチ８をオフにし、その後、界磁電源
１４をオンして界磁電流を供給し、商用電源１１と同期
機１２の電圧を合せて電源スイッチｌＯを投入する。

この実施例では、起動した同期機１２を商用電源１１に
接続する前に、電機子電流を零に落として電力変換器Ａ
から切離すので、切換スイッチ８は電流しゃ断能力が要
求されず、安価なもので済む。

なお、同期機１２の界磁を急速に零レベルに落とすこと
が望ましく、この為には、界磁電源１４の制御回路とし
てサイリスクブリッジを使用する場合には、フライホイ
ールダイオードを有しないブリッジ構成とする。

（発明の効果〕 この発明は以上説明した通り、同期機をサイリスタモー
タとして起動した後、商用電源に切換接続する場合に、
界磁電流を零にすることにより電機子電圧を零にして後
、起動装置側と同期機側との接離を司る切換スイッチを
オフして上記切換接続を行う構成としたことにより、上
記切換スイッチの電流しゃ断債務はなく、該切換スイッ
チは安価なものを使用することができ、従来に比して経
済的になる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の詳細な説明すＳためのタイムチャー
ト、第２図はサイリスク起動装置の回路図、第３図は従
来の起動方法を説明するためのタイムチャートである。 図において、１−コンバータ、２・−インバータ、６−
出力変圧器、８−切換スイッチ、１０−・・電源スイッ
チ、１１−商用電源、１２−同期機、１３・・・同期機
の界磁、１４−界磁電源。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電力変換装置、マッチング用出力変圧器、該出力変圧器
   と同期機との間に挿入される切換スイッチを有し、上記
   同期機をサイリスタモータとして起動する起動方法にお
   いて、同期機の起動完了時の電源スイッチ投入前に、同
   期機界磁電流をオフし、同期機電機子電圧が零値に低下
   するのを待つて上記切換えスイッチをオフし、該切換ス
   イッチのオフ後に、上記電源スイッチの投入を行うこと
   を特徴とする同期機の起動方法。