JPS62286872A - 車両用の電気式動力舵取装置 - Google Patents
車両用の電気式動力舵取装置Info
- Publication number
- JPS62286872A JPS62286872A JP61129947A JP12994786A JPS62286872A JP S62286872 A JPS62286872 A JP S62286872A JP 61129947 A JP61129947 A JP 61129947A JP 12994786 A JP12994786 A JP 12994786A JP S62286872 A JPS62286872 A JP S62286872A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread
- guide
- steering device
- guide ring
- guide rings
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims abstract description 14
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 6
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 11
- 230000009467 reduction Effects 0.000 abstract description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 37
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
[産業上の利用分野コ
本発明は、車両のハンドル操舵力を軽減又は補助するた
めに、動力源として電動機を用いる車両用の電気式動力
舵取装置の改良に関する。
めに、動力源として電動機を用いる車両用の電気式動力
舵取装置の改良に関する。
[従来技術及びその問題点]
従来から知られている電気式動力舵取装置としては、例
えば米国特許第4415054号には、ラツク・ピニオ
ン式舵取装置のラック軸と一体に設けたボールスクリュ
・ナツト装置を電動機で回転して、ステアリングホイー
ルの回転によりラツク・ピニオン装置を経てラック軸を
軸方向に移動させる際にこれに補助力を与えるようにす
るものが知られている。しかし、この従来例では、ポー
ルスクリュ・ナツト装置が、ラック軸のまわりにボール
を介してナツトを回転可能に配置し、ナツトの外周部に
はボール循環用のチューブを使用するものとされている
ので、j)舵取装置が高価となる 11)舵取装置の組
立てが複雑となる iii )ポールスクリュ・ナツト
装置故障時の修理が困難である iv)電動機とポール
スクリュ・ナツト装置が同軸であるために必然的に電動
機のロータの径をボール循環機構分だけ大きくせざるを
得ない■)ポールスクリュ・ナツト装置のバックラッシ
ュ除去のため予圧を与える形式にすると、舵取装置が益
々高価になる等の不具合があった。これらの諸欠点は、
基本的にはボール循環機構部を備えたナツトを採用して
いたことに起因する。
えば米国特許第4415054号には、ラツク・ピニオ
ン式舵取装置のラック軸と一体に設けたボールスクリュ
・ナツト装置を電動機で回転して、ステアリングホイー
ルの回転によりラツク・ピニオン装置を経てラック軸を
軸方向に移動させる際にこれに補助力を与えるようにす
るものが知られている。しかし、この従来例では、ポー
ルスクリュ・ナツト装置が、ラック軸のまわりにボール
を介してナツトを回転可能に配置し、ナツトの外周部に
はボール循環用のチューブを使用するものとされている
ので、j)舵取装置が高価となる 11)舵取装置の組
立てが複雑となる iii )ポールスクリュ・ナツト
装置故障時の修理が困難である iv)電動機とポール
スクリュ・ナツト装置が同軸であるために必然的に電動
機のロータの径をボール循環機構分だけ大きくせざるを
得ない■)ポールスクリュ・ナツト装置のバックラッシ
ュ除去のため予圧を与える形式にすると、舵取装置が益
々高価になる等の不具合があった。これらの諸欠点は、
基本的にはボール循環機構部を備えたナツトを採用して
いたことに起因する。
〔問題点を解決するすたの手段、作用〕本発明は、上記
従来技術における問題点を解決することを目的としてな
されたものであり、そのために、ラック軸上のラツク・
ピニオン機構から軸方向に離れた部分の外周面に多条ね
じを形成し、多条ねじの半径方向外側に少なくとも二つ
のリング状のガイドを配置して各リングガイドの内周面
には円周方向に一条の周みぞを形成し、各らせんみぞと
リングガイドの周みそとが交差する部分に、多条ねじの
条数と等しい個数のボールを介装したのである。なお、
少なくとも二つのガイドリングは一体としてその一体部
材の上に周みぞを少なくとも二本形成しても良い。
従来技術における問題点を解決することを目的としてな
されたものであり、そのために、ラック軸上のラツク・
ピニオン機構から軸方向に離れた部分の外周面に多条ね
じを形成し、多条ねじの半径方向外側に少なくとも二つ
のリング状のガイドを配置して各リングガイドの内周面
には円周方向に一条の周みぞを形成し、各らせんみぞと
リングガイドの周みそとが交差する部分に、多条ねじの
条数と等しい個数のボールを介装したのである。なお、
少なくとも二つのガイドリングは一体としてその一体部
材の上に周みぞを少なくとも二本形成しても良い。
リングガイドは軸部材のまわりに回転可能とされた筒状
の保持部材によって保持され、この保持部材が電動機か
らの動力によって回転することにより、回転される。そ
の結果、リングガイドと軸部材との間で運動の変惚力◆
行なわれ、軸部材は電動機の動力によって軸方向に移動
されることになり、運転者がステアリングホイールを操
舵する操舵力が軽減又は補助されることになる。また、
ボールは各ガイドリングの周みぞ内を転勤するのみで、
軸方向には移動しないので、従来のようにボールを循環
させる手段は不要となる。
の保持部材によって保持され、この保持部材が電動機か
らの動力によって回転することにより、回転される。そ
の結果、リングガイドと軸部材との間で運動の変惚力◆
行なわれ、軸部材は電動機の動力によって軸方向に移動
されることになり、運転者がステアリングホイールを操
舵する操舵力が軽減又は補助されることになる。また、
ボールは各ガイドリングの周みぞ内を転勤するのみで、
軸方向には移動しないので、従来のようにボールを循環
させる手段は不要となる。
なお、本発明は多条ねじ(雄ねじ)が形成された軸部材
と、円周方向に一条の周ねじが形成されたリングガイド
との間で運動方向を変換することを意図するものであり
、リングガイドに多条ねじ(雌ねじ)を形成すること、
及びリングガイドにボールの循環手段を設けることは本
発明の意図しない処である。一方、軸部材に形成する多
条ねじの条数及びガイドリングの個数は補助力の大きさ
、安定性、コスト等の面から適宜選定されるものであり
、例えば2条ねじの場合はガイドリングは2又は3個、
3条ねじの場合は1又は2個、4条ねじの場合は1又は
2個等にすることができる。
と、円周方向に一条の周ねじが形成されたリングガイド
との間で運動方向を変換することを意図するものであり
、リングガイドに多条ねじ(雌ねじ)を形成すること、
及びリングガイドにボールの循環手段を設けることは本
発明の意図しない処である。一方、軸部材に形成する多
条ねじの条数及びガイドリングの個数は補助力の大きさ
、安定性、コスト等の面から適宜選定されるものであり
、例えば2条ねじの場合はガイドリングは2又は3個、
3条ねじの場合は1又は2個、4条ねじの場合は1又は
2個等にすることができる。
第1図は、本発明に基づく電気式動力舵取機構を備えた
自動車用舵取装置を示しており、同図中10はステアリ
ングホイールペ 12はホイールを固設したステアリン
グシャフトである。ステアリングシャフト12はユニバ
ーサルジヨイント14を介してピニオン軸16に連結さ
れている。ピニオン軸16は、その先端にピニオンギヤ
−(第2図参照)18を有し、このギヤーは、後述する
舵取装置本体部20に左右方向に移動可能に設けられた
横長の動力伝達部材22に形成されたラック46にかみ
合っている。
自動車用舵取装置を示しており、同図中10はステアリ
ングホイールペ 12はホイールを固設したステアリン
グシャフトである。ステアリングシャフト12はユニバ
ーサルジヨイント14を介してピニオン軸16に連結さ
れている。ピニオン軸16は、その先端にピニオンギヤ
−(第2図参照)18を有し、このギヤーは、後述する
舵取装置本体部20に左右方向に移動可能に設けられた
横長の動力伝達部材22に形成されたラック46にかみ
合っている。
第1図及び第2図において本体!20は、舵取用回転入
力を車両の操向車輪への枢動のための直線運動に変換す
る運動変換ユニットであり、この本体部20には別体と
して駆動力補助用のモータユニット26が設けである。
力を車両の操向車輪への枢動のための直線運動に変換す
る運動変換ユニットであり、この本体部20には別体と
して駆動力補助用のモータユニット26が設けである。
モータユニット26からの回転出力は電磁クラッチ手段
28を含む回転伝達手段を介して動力伝達部材22を駆
動するが、モータユニット26から動力伝達部材22へ
の回転伝達機構については本発明に直接関係ないので、
詳しい説明は省略する。
28を含む回転伝達手段を介して動力伝達部材22を駆
動するが、モータユニット26から動力伝達部材22へ
の回転伝達機構については本発明に直接関係ないので、
詳しい説明は省略する。
第1図において上記ステアリングシャフト12にはステ
アリングホイール10に加えられるトルクを検出するト
ルク検出器32が設けてあり、この検出器の出力は制御
回路34に接続されている。
アリングホイール10に加えられるトルクを検出するト
ルク検出器32が設けてあり、この検出器の出力は制御
回路34に接続されている。
制御回路はさらに、例えば車速検出器36等必要に応じ
て他の入力源に接続すれば良い。なお、図中38は電源
である。制御回路34は電気モータユニット26及び電
磁クラッチ28に接続されており、ステアリングシャフ
ト12に加えられるトルク及び/又は車速等の情報に基
づき電気モータユニット26及び電磁クラッチ28を制
御するが、この制御回路も本発明には直接関係ないので
、詳細な説明は省略する。なお、本体部・20はブラケ
ット42及び44により車両に固定される。また、動力
伝達部材22の両端にはボールジヨイント(図示せず)
が取り付けられ、ナックルアーム等を介して公知の方法
により操向車輪に連結される。
て他の入力源に接続すれば良い。なお、図中38は電源
である。制御回路34は電気モータユニット26及び電
磁クラッチ28に接続されており、ステアリングシャフ
ト12に加えられるトルク及び/又は車速等の情報に基
づき電気モータユニット26及び電磁クラッチ28を制
御するが、この制御回路も本発明には直接関係ないので
、詳細な説明は省略する。なお、本体部・20はブラケ
ット42及び44により車両に固定される。また、動力
伝達部材22の両端にはボールジヨイント(図示せず)
が取り付けられ、ナックルアーム等を介して公知の方法
により操向車輪に連結される。
次に第2図を参照して本発明の実施例である電気式動力
舵取機構の本体部20について詳細に説明する。前述し
たように、18はピニオン軸16に固定されたピニオン
ギヤ−146は動力伝達部材22に形成された直線歯を
有するラックギヤーである。50は動力伝達部材22の
ラジアル方向即ち長手方向の荷重を受けるフレラシャ−
パッド、52はピニオンギヤ−18とラックギヤー46
にパッド50を介して噛合予圧を与えるばね、54はこ
の噛合予圧を調整可能とする蓋部材、56は蓋部材を固
定するためのロックナツト、58はハウジング部材であ
る。
舵取機構の本体部20について詳細に説明する。前述し
たように、18はピニオン軸16に固定されたピニオン
ギヤ−146は動力伝達部材22に形成された直線歯を
有するラックギヤーである。50は動力伝達部材22の
ラジアル方向即ち長手方向の荷重を受けるフレラシャ−
パッド、52はピニオンギヤ−18とラックギヤー46
にパッド50を介して噛合予圧を与えるばね、54はこ
の噛合予圧を調整可能とする蓋部材、56は蓋部材を固
定するためのロックナツト、58はハウジング部材であ
る。
一方、動力伝達部材22の他の品分には二条ねじを形成
する二つのらせんみぞが形成されており、その一部を取
り巻いて三つのガイドリングが設けである。即ち第3図
に拡大して示すように、各ガイドリング70.72及び
74はねじの幅よりも若干大きな幅を有し、その内周面
には断面半円形の周みぞ71.73及び75が円周方向
に形成されている。各ガイドリング70.72及び 7
4の冬用みぞ71.73及び75と動力伝達部材22の
らせんみぞ60及び62との間には各々二個ずつのボー
ル82.84及び86が介装されている。ガイドリング
70と72との間、及びガイドリング72と74との間
にはバックラッシュ除去用のばね76.78が介装され
て、隣接するガイドリングを互いに離反する方向に付勢
している。
する二つのらせんみぞが形成されており、その一部を取
り巻いて三つのガイドリングが設けである。即ち第3図
に拡大して示すように、各ガイドリング70.72及び
74はねじの幅よりも若干大きな幅を有し、その内周面
には断面半円形の周みぞ71.73及び75が円周方向
に形成されている。各ガイドリング70.72及び 7
4の冬用みぞ71.73及び75と動力伝達部材22の
らせんみぞ60及び62との間には各々二個ずつのボー
ル82.84及び86が介装されている。ガイドリング
70と72との間、及びガイドリング72と74との間
にはバックラッシュ除去用のばね76.78が介装され
て、隣接するガイドリングを互いに離反する方向に付勢
している。
ガイドリング70.72及び74並びにばね76及び7
8は筒状の保持部材86により保持されており、この保
持部材は一対の玉軸受88及び90によりハウジング5
8に回転自在に支持されている。保持部材86はフラン
ジ92を有しており、このフランジにはギヤー94が固
設されている。ギヤー94は電磁機ユニット26の回転
出力を電磁クラッチ28を介して取り出すピニオンギヤ
−96に噛合している。ギヤー94と96とは電磁機ユ
ニット26の回転出力を所定の減速比で保持部材86に
伝達する回転伝達手段を構成している。なお、100は
軸受88及び90に予圧を与えるための蓋部材、10.
2は蓋部材を固定するためのロックナツト、104は動
力伝達部材22のラジアル方向の荷重を受けるラックブ
ッンユである。 次に、本実施例の作動を説明する。
8は筒状の保持部材86により保持されており、この保
持部材は一対の玉軸受88及び90によりハウジング5
8に回転自在に支持されている。保持部材86はフラン
ジ92を有しており、このフランジにはギヤー94が固
設されている。ギヤー94は電磁機ユニット26の回転
出力を電磁クラッチ28を介して取り出すピニオンギヤ
−96に噛合している。ギヤー94と96とは電磁機ユ
ニット26の回転出力を所定の減速比で保持部材86に
伝達する回転伝達手段を構成している。なお、100は
軸受88及び90に予圧を与えるための蓋部材、10.
2は蓋部材を固定するためのロックナツト、104は動
力伝達部材22のラジアル方向の荷重を受けるラックブ
ッンユである。 次に、本実施例の作動を説明する。
クラッチ28が非作動状態のとき、電動機ユニット26
の出力軸と減速手段のピニオンギヤ−96の軸とは分離
されている。この状態でステアリングホイール10を操
作すると、その回転はピニオンギヤー18とラックギヤ
ー46との噛合によって動力伝達部材22の軸方向の運
動に変換され、不図示のボールジヨイント、ナックルア
ームを介して操向車輪の方向を決める。この作動は一般
的な手動式のラックアンドピニオン式舵取装置の場合と
同じである。
の出力軸と減速手段のピニオンギヤ−96の軸とは分離
されている。この状態でステアリングホイール10を操
作すると、その回転はピニオンギヤー18とラックギヤ
ー46との噛合によって動力伝達部材22の軸方向の運
動に変換され、不図示のボールジヨイント、ナックルア
ームを介して操向車輪の方向を決める。この作動は一般
的な手動式のラックアンドピニオン式舵取装置の場合と
同じである。
一方、クラッチ28が作動状態にあるとき、電動機ユニ
ット26の出力軸と減速手段のピニオンギヤ−96の軸
とが結合される。この状態でステアリングホイール10
を操作すると、動力伝達部材22が外部から受ける負荷
に応じたトルクがトルク検出器32により検出され、制
御回路34に伝達される。また車速検出器36からは車
速が制御回路34に伝達される。そして、これらの信号
に基づいて所定の特性で電動機ユニット26の出力が制
御され、この出力がピニオンギヤ−96、減速ギヤー9
4、保持部材86ガイドリング70〜74及びボール8
2〜86を介して動力伝達部材22に伝達され、動力伝
達部材22が軸方向に移動されることとなる。なお、ガ
イドリング70゜72及び74の回転により動力伝達部
材22を軸方向に移動させる力、量は、ねじ60及び6
2のリード角の大きさ、ガイドリング70.72及び7
4の回転速度等に依存して変化する。
ット26の出力軸と減速手段のピニオンギヤ−96の軸
とが結合される。この状態でステアリングホイール10
を操作すると、動力伝達部材22が外部から受ける負荷
に応じたトルクがトルク検出器32により検出され、制
御回路34に伝達される。また車速検出器36からは車
速が制御回路34に伝達される。そして、これらの信号
に基づいて所定の特性で電動機ユニット26の出力が制
御され、この出力がピニオンギヤ−96、減速ギヤー9
4、保持部材86ガイドリング70〜74及びボール8
2〜86を介して動力伝達部材22に伝達され、動力伝
達部材22が軸方向に移動されることとなる。なお、ガ
イドリング70゜72及び74の回転により動力伝達部
材22を軸方向に移動させる力、量は、ねじ60及び6
2のリード角の大きさ、ガイドリング70.72及び7
4の回転速度等に依存して変化する。
本実施例においては、動力伝達部材22の軸線と電動機
ユニット26の軸線とが喰違って(非同軸的に)配置さ
れており、それ故ギヤー94の回転を動力伝達部材22
の軸方向の移動に変換する機構をよりコンパクトに構成
することが要求される。しかし、上述したように、従来
はボール循環用チューブを備えたボールナツトを採用し
ていたのに対して、本実施例ではガイドリング70゜7
2及び74を採用したので循環手段は不要となり、運動
方向変換機構部をコンパクトにできたのである。また、
各ガイドリング間にばね76及び78を介装したことに
より、ガイドリング70゜72及び74の周みぞ71.
73及び75と、らせんみぞ60及び62と、ボール8
2〜86との間のバックラッシュが良好に吸収されるこ
と−なった。
ユニット26の軸線とが喰違って(非同軸的に)配置さ
れており、それ故ギヤー94の回転を動力伝達部材22
の軸方向の移動に変換する機構をよりコンパクトに構成
することが要求される。しかし、上述したように、従来
はボール循環用チューブを備えたボールナツトを採用し
ていたのに対して、本実施例ではガイドリング70゜7
2及び74を採用したので循環手段は不要となり、運動
方向変換機構部をコンパクトにできたのである。また、
各ガイドリング間にばね76及び78を介装したことに
より、ガイドリング70゜72及び74の周みぞ71.
73及び75と、らせんみぞ60及び62と、ボール8
2〜86との間のバックラッシュが良好に吸収されるこ
と−なった。
なお、第4図に示すように動力伝達部材22には三条の
らせんみぞ61.63及び65を形成し、二つのガイド
リング81及び83並びにばね85を配置して、各らせ
んみぞ61,63及び65と各ガイドリング81及び8
3とが交差する部分に各々三個(計六個)のボール87
を介装させても良い。このようにすれば、上記例に比べ
て、ガイドリング81.83の回転量が同一である場合
の動力伝達部材22の移動量が大きくなる。
らせんみぞ61.63及び65を形成し、二つのガイド
リング81及び83並びにばね85を配置して、各らせ
んみぞ61,63及び65と各ガイドリング81及び8
3とが交差する部分に各々三個(計六個)のボール87
を介装させても良い。このようにすれば、上記例に比べ
て、ガイドリング81.83の回転量が同一である場合
の動力伝達部材22の移動量が大きくなる。
次に、第5図をもとに動力伝達部材と電動機ユニットと
が同軸的に配置された本発明の別の実施例について説明
する。これは、動力伝達部材と電動機ユニットとが同軸
的に配置された実施例である。なお、上記実施例に対応
する部分は同一の番号を付して説明を省略する。
が同軸的に配置された本発明の別の実施例について説明
する。これは、動力伝達部材と電動機ユニットとが同軸
的に配置された実施例である。なお、上記実施例に対応
する部分は同一の番号を付して説明を省略する。
電動機ユニット150は筒状の71ウジング本体151
及びこれに固設された両側部材152゜154により構
成されるハウジングを有している。
及びこれに固設された両側部材152゜154により構
成されるハウジングを有している。
右側部材152はラツク・ピニオンギヤ−のハウジング
156と一体的に形成されているが、両者は別体であっ
ても良い。ハウジング本体150の内周部には固定子1
60が設けである。両側部材152.154の中心部に
は回転軸162が軸受164.166により回転可能に
かつ軸方向には移動不能に支持されている。固定子16
0に半径方向に向い合って回転軸162には回転子16
8が固設されている。固定子160には電磁コイル17
0が設けてあり、これに前記制御回路(第1図)34か
ら電力が供給されるが、モータの構造自体は慣用のもの
であるので、詳細な説明は省略する。
156と一体的に形成されているが、両者は別体であっ
ても良い。ハウジング本体150の内周部には固定子1
60が設けである。両側部材152.154の中心部に
は回転軸162が軸受164.166により回転可能に
かつ軸方向には移動不能に支持されている。固定子16
0に半径方向に向い合って回転軸162には回転子16
8が固設されている。固定子160には電磁コイル17
0が設けてあり、これに前記制御回路(第1図)34か
ら電力が供給されるが、モータの構造自体は慣用のもの
であるので、詳細な説明は省略する。
モータ回転軸162は中空筒状であり、その中空部を動
力伝達部材172が貫通している。こうして、ハウジン
グ150.152及び154、固定子160、回転子1
68及び回転軸162から成るモータ構造体は、動力伝
達部材172と同軸に配列されている。モータ回転軸1
62はハウジング側部材154を貫通して後述するクラ
ッチ180のハウジング181内に突出した部分176
を有している。
力伝達部材172が貫通している。こうして、ハウジン
グ150.152及び154、固定子160、回転子1
68及び回転軸162から成るモータ構造体は、動力伝
達部材172と同軸に配列されている。モータ回転軸1
62はハウジング側部材154を貫通して後述するクラ
ッチ180のハウジング181内に突出した部分176
を有している。
クラッチハウジング181は、その一端で前記モータハ
ウジング側1154に、他端でボールねじ・ナツトのハ
ウジング182に固設された円筒状の部材である。モー
タ回転軸162のクラッチハウジング内への突出部17
6には筒状部材186が固設されており、その端部には
半径方向に摩擦ディスク188が一体に形成されている
。
ウジング側1154に、他端でボールねじ・ナツトのハ
ウジング182に固設された円筒状の部材である。モー
タ回転軸162のクラッチハウジング内への突出部17
6には筒状部材186が固設されており、その端部には
半径方向に摩擦ディスク188が一体に形成されている
。
摩擦ディスク188には摩擦ライニング190が設けで
ある。
ある。
クラッチハウジング181のモータ側内周面の一部には
支持リング192が固設されており、これに電磁コイル
194が配設されている。電磁コイル194は制御回路
(第1図)34に接続されており、これによりオン・オ
フ制御される。
支持リング192が固設されており、これに電磁コイル
194が配設されている。電磁コイル194は制御回路
(第1図)34に接続されており、これによりオン・オ
フ制御される。
ハウジング182には一対の玉軸受202を介して筒状
の保持部材204が動力伝動部材172のまわりに回転
可能に取り付けられており、その内周面には三つのガイ
ドリング206が間に二つのばね208を介して軸方向
に並置されている。
の保持部材204が動力伝動部材172のまわりに回転
可能に取り付けられており、その内周面には三つのガイ
ドリング206が間に二つのばね208を介して軸方向
に並置されている。
前記実施例において説明したのと同様に(第3図参照)
、各ガイドリング206は内周面にみぞを有し、これと
動力伝達部材172の三条の各みぞとの交差する部分に
各々三つのボール212が介装されている。
、各ガイドリング206は内周面にみぞを有し、これと
動力伝達部材172の三条の各みぞとの交差する部分に
各々三つのボール212が介装されている。
上記保持部材204に固設されたフランジ部材250は
クラッチハウジング180の内部にある。
クラッチハウジング180の内部にある。
フランジ部材250には半径方向外向きに延びる板ばね
254を介して回転被伝達摩擦ディスク256が固設さ
れている。この摩擦ディスク256は磁性体から成り、
摩擦ディスク188の摩擦ライニング部190と対向す
る面を存しており、通常板ばね254の作用により第5
図中左方位置にあり、摩擦被伝達部材256は摩擦ディ
スク188と非係合状態にあるが、電磁コイル194が
励磁されると、これに吸引されて第5図中右方向に移動
する。その結果、被伝達部材256は摩擦ディスク18
8に摩擦係合して電動機150の回転出力を保持部材2
04に伝達可能となる。なお、第5図中260は軸受2
02に予圧を与えるための蓋部材、262は蓋部材26
0を調整するためのロックナツト、264は動力伝達部
材172の半径方向の荷重をうけるラックブツシュであ
る。
254を介して回転被伝達摩擦ディスク256が固設さ
れている。この摩擦ディスク256は磁性体から成り、
摩擦ディスク188の摩擦ライニング部190と対向す
る面を存しており、通常板ばね254の作用により第5
図中左方位置にあり、摩擦被伝達部材256は摩擦ディ
スク188と非係合状態にあるが、電磁コイル194が
励磁されると、これに吸引されて第5図中右方向に移動
する。その結果、被伝達部材256は摩擦ディスク18
8に摩擦係合して電動機150の回転出力を保持部材2
04に伝達可能となる。なお、第5図中260は軸受2
02に予圧を与えるための蓋部材、262は蓋部材26
0を調整するためのロックナツト、264は動力伝達部
材172の半径方向の荷重をうけるラックブツシュであ
る。
本発明はこの他にも、その趣旨を損ねない範囲内におい
て適宜変更、修正が可能であることは言うまでもない。
て適宜変更、修正が可能であることは言うまでもない。
例えば、動力伝動部材に形成する多条ねじのピッチをそ
の両側と中央部とて異ならせて減速比に変化を与えれば
、電動機ユニットを一層小形化することが可能となる。
の両側と中央部とて異ならせて減速比に変化を与えれば
、電動機ユニットを一層小形化することが可能となる。
また、複数のガイドリングを一体的に形成し、周みぞの
ピッチをかえて予圧をかけるようにすれば、予圧用のば
ねは不要となる。
ピッチをかえて予圧をかけるようにすれば、予圧用のば
ねは不要となる。
[発明の効果]
以上述べてきたように、本発明によれば、車両用の電気
式動力舵取装置において、動力伝達部材に形成した多条
ねじのらせんみぞと、そのまわりに配置されたガイドリ
ングの少なくとも二本の周′みぞとの間にボールを介装
して、ガイドリングと動力1云達部材との間でボールを
介して運動方向を変換するようにしたので以下の効果が
得られることとなった。即ち、 ■)減速兼補助力伝
達機構部の構造の簡単化が図れる 2)舵取装置の制作
費、組立費が著しく低減される 3)舵取装置全体の小
形化が図れる(特に動力伝達部材と電動機ユニットとが
同軸の場合) 4)ガイドリングを二つ以上のリング部
材から構成してその間に予圧用のばねを介装した場合で
も、バックラッシュがなくなるので、ガイドリングから
動力伝達部材に補助力の伝達がスムーズに行なわれ、ま
たボールはらせんみぞと周みぞとが交差する部分に保持
さ□れボール同志のスリップが生じなくなる。
式動力舵取装置において、動力伝達部材に形成した多条
ねじのらせんみぞと、そのまわりに配置されたガイドリ
ングの少なくとも二本の周′みぞとの間にボールを介装
して、ガイドリングと動力1云達部材との間でボールを
介して運動方向を変換するようにしたので以下の効果が
得られることとなった。即ち、 ■)減速兼補助力伝
達機構部の構造の簡単化が図れる 2)舵取装置の制作
費、組立費が著しく低減される 3)舵取装置全体の小
形化が図れる(特に動力伝達部材と電動機ユニットとが
同軸の場合) 4)ガイドリングを二つ以上のリング部
材から構成してその間に予圧用のばねを介装した場合で
も、バックラッシュがなくなるので、ガイドリングから
動力伝達部材に補助力の伝達がスムーズに行なわれ、ま
たボールはらせんみぞと周みぞとが交差する部分に保持
さ□れボール同志のスリップが生じなくなる。
第1図は本発明の、一実施例を示す全体説明図、第2図
はその要部正面断面図、第3図は第2図の要部拡大図、
第4図は第3図の変形例を示す断面図、第5図は第2図
の変形例を示す正面断面図である。 [主要部分の符号の説明] 10・・・・・・・・・ステアリングホイール12・・
・・・・・・・ステアリングシャフト26・・・・・・
・・・電動機ユニット18.46・・・・・・ラツク・
ピニオン装置22・・・・・・・・・動力伝達部材 60.62・・・・・・らせんみぞ 70.72.74・・・リングガイド 71.73.75・・・周みぞ
はその要部正面断面図、第3図は第2図の要部拡大図、
第4図は第3図の変形例を示す断面図、第5図は第2図
の変形例を示す正面断面図である。 [主要部分の符号の説明] 10・・・・・・・・・ステアリングホイール12・・
・・・・・・・ステアリングシャフト26・・・・・・
・・・電動機ユニット18.46・・・・・・ラツク・
ピニオン装置22・・・・・・・・・動力伝達部材 60.62・・・・・・らせんみぞ 70.72.74・・・リングガイド 71.73.75・・・周みぞ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ステアリングホイールが固定されたステアリングシ
ヤフトの回転が、ラツク・ピニオン機構を介して、操向
車輪を旋回させるための軸部材の軸方向の移動に変換さ
れるようになつている車両用の舵取装置において、 前記軸部材上の前記ラツク・ピニオン機構から軸方向に
離れた部分の外周面に形成された多条ねじと;該多条ね
じの半径方向外側に配設され、その内周面に少なくとも
二本の周みぞが軸方向に離れて形成されたガイドリング
と;前記軸部材の多条ねじの各らせんみぞと、前記ガイ
ドリングの各周みぞとの間に介装された多条ねじの条数
と等しい個数のボールと;前記ガイドリングを保持する
ための保持部材と;該保持部材に連結された電動機と;
を含み、 前記電動機の出力が前記保持部材を介して前記ガイドリ
ングに伝えられ、該ガイドリングの回転が前記各ボール
を介して前記軸部材の軸方向の移動に変換され、以つて
前記ステアリングシヤフトの回転による軸部材の軸方向
の移動を補助するようにしたことを特徴とする車両用の
電気式動力舵取装置。 2、前記軸部材と前記電動機とは同軸的に配置されてい
る特許請求の範囲第1項に記載の舵取装置。 3、前記電動機は前記軸部材と平行に配置されている特
許請求の範囲第1項に記載の舵取装置。 4、前記ガイドリングは軸方向に並置された複数のガイ
ドリングから成り、各ガイドリング間には、該ガイドリ
ング間の間隔が広がるように軸方向に付勢するばね部材
が介装されている特許請求の範囲第2項又は第3項に記
載の舵取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61129947A JPS62286872A (ja) | 1986-06-04 | 1986-06-04 | 車両用の電気式動力舵取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61129947A JPS62286872A (ja) | 1986-06-04 | 1986-06-04 | 車両用の電気式動力舵取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62286872A true JPS62286872A (ja) | 1987-12-12 |
Family
ID=15022370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61129947A Pending JPS62286872A (ja) | 1986-06-04 | 1986-06-04 | 車両用の電気式動力舵取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62286872A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5298865A (en) * | 1976-02-17 | 1977-08-19 | Nobuo Arakawa | Balllscrew |
JPS56131857A (en) * | 1980-03-18 | 1981-10-15 | Mihara Seikou Kk | Feeding screw |
JPS6025853A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-08 | Nippon Seiko Kk | 電気式動力舵取装置 |
JPS60154955A (ja) * | 1984-01-25 | 1985-08-14 | Nissan Motor Co Ltd | 電動式動力舵取り装置 |
-
1986
- 1986-06-04 JP JP61129947A patent/JPS62286872A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5298865A (en) * | 1976-02-17 | 1977-08-19 | Nobuo Arakawa | Balllscrew |
JPS56131857A (en) * | 1980-03-18 | 1981-10-15 | Mihara Seikou Kk | Feeding screw |
JPS6025853A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-08 | Nippon Seiko Kk | 電気式動力舵取装置 |
JPS60154955A (ja) * | 1984-01-25 | 1985-08-14 | Nissan Motor Co Ltd | 電動式動力舵取り装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5685390A (en) | Electrically-operated power steering apparatus | |
US4742882A (en) | Motor-driven power steering device | |
CN101198508B (zh) | 叠加转向系统的转向装置 | |
JP2001206233A (ja) | 直線的に駆動されるアクチュエーター・シャフトを有する自動車用操舵システム | |
GB2211156A (en) | Power steering apparatus | |
JP2017128250A (ja) | 操舵力調整装置、及び操舵装置 | |
JP2008030747A (ja) | ステアリング装置 | |
CN116215645A (zh) | 一种助力转向与独立驱动集成式轮边电驱动装置的控制方法 | |
JPS60154955A (ja) | 電動式動力舵取り装置 | |
JPH0649489Y2 (ja) | 電動式パワ−ステアリング装置 | |
US6749040B1 (en) | Electric power assisted rack and pinion system | |
JP2005076793A (ja) | 減速比歯車機構のバックラッシ低減装置。 | |
JPS62286872A (ja) | 車両用の電気式動力舵取装置 | |
JPH0514939Y2 (ja) | ||
JPH08207796A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2001219856A (ja) | 直線的に駆動されるアクチュエーター・シャフトを有する自動車用操舵システム | |
JPH11124045A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JPH08207797A (ja) | 電動式パワーステアリング装置 | |
JP2003097661A (ja) | ボールねじおよびそれを備えた車輪操舵装置 | |
JPH05262243A (ja) | 電動式動力舵取装置 | |
JP3856606B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP4734945B2 (ja) | 車両用操舵装置 | |
JP3011057B2 (ja) | 車両用操舵装置 | |
JP2007050844A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JPS61139560A (ja) | 電気式動力舵取装置 |