JPS62286659A - 給湯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ［発明の属する技術分野］ 本発明はダイカストマシンの給湯装置に関する。

［従来技術］ 従来の給湯装置は通常、溶・湯保温炉（以下単に保温炉
という）内の溶湯をラドルにより汲み上げて射出スリー
ブに給湯していた。この方式は多用されているが、給湯
に時間がかかってｐＩ造サイクルを早くすることが困難
であって生産性が低いと共に温度低下の恐れがあり、さ
らに空気に曝されている時間が長いため酸化し易い欠点
があった。

また第２図に示すように、保温炉１１と射出スリーブ１
２とを給７ｒ！管１３で連結し、図示しない真空装訝で
射出スリーブ１２とキャビティ（図示せず）とを真空に
することにより、溶湯１４を射出スリーブ１２に吸い込
む真空給湯方式もあるが、この方式は真空設備を必要と
してイニシアルコストを高くするほか、給湯量は一般に
タイマー制御であるため精度は低かった。また射出プラ
ンジャ１６で溶湯を射出後は給湯口１５が大気圧に曝さ
れることになり給湯管１３内の溶湯は保温炉１１の場面
まで降下し給湯管１３内に空気が流入して給湯管１３内
の溶湯が酸化や冷却する問題があった。さらに給湯口１
５において溶湯の酸化と冷却とによる凝固が発生し、給
湯口１５を閉塞する欠点もあった。なお図において１６
は射出ブランジャであり１７ａは固定金型であり１７ｂ
は移動金型である。

前述した２方式のほか第３図に示すホットチャンバ一方
式もあるが、保温炉１１内の溶湯は給湯量に応じて湯面
はΔｈ低下する。そして給湯管１３の湯面もΔｈ低下し
これにより給湯管１３内の体積ΔＶの給湯量誤差が発生
すると共に、前述した真空給湯方式と同様に給湯管１３
内の溶湯が酸化や冷却する問題ならびにノズル１８の給
湯口１９の閉塞する欠点があった。なお図において２０
はプランジャである。

［発明の目的］ 本発明はこのような欠点を除去したものでその目的は、
溶湯を空気に曝さないようにして酸化と冷却を防ぎかつ
保温炉内の溶湯面の変化に関係なく射出スリーブへの給
湯量を正確にした給湯装置を提供することにある。

本発明の他の目的は給湯口の閉塞を阻止すると共に給湯
時間を短縮して生産性を高くした給湯装置を提供するこ
とにある。

［発明の要点］ 本発明の給湯装置は元端近くに給湯体を取り付けた射出
スリーブと、給湯体の給湯口を開閉するＡプランジャと
、保温炉内の溶湯に浸漬されたシリンダ内を摺動するこ
とにより溶湯を押し出すＢプランジャと、シリンダの吸
込口を保温炉内の溶湯に対して開閉するＣプランジャと
、シリンダを溶湯体に接続する給湯管とからなることを
特徴にしている。

［発明の実施例］ 以下本発明の一実施例を示した第１図について説明する
。射出スリーブ１２は不図示の固定ダイプレートと固定
金型１７ａに固着されその先端を移動金型１７ｂに開口
し、かつ元端近くには給湯体３１が固着されていると共
に元端部には射出スリーブ１２に摺動自在に装置された
射出プランジャ１６が設けである。保温炉１１は溶湯１
４を貯え、その上部はフタ３２で覆っており溶湯１４に
はシリンダ３３が浸漬されている。シリンダ３３の下方
は図において左右に突出し右側には吸込口３４左側には
吐出口３５がそれぞれ設けてあり、吸込口３４は上下動
するＣプランジャ３６により開閉され吐出口３５は給湯
管３７により給湯体３１に接続されている。またシリン
ダ３３のシリンダ部３８には上下動するＢプランジャ３
９が摺動自在に挿入されている。給湯体３１の給湯口４
０にはＡプランジャ４１が摺動自在に嵌合されて該給湯
口４０を開閉するようになされている。

なお、Ａ＆いしＣプランジャ４１・３９・３６はいづれ
も油圧シリンダ等のアクチェータにより駆動されるよう
になっており、また給湯体３１・シリンダ３３・Ｃプラ
ンジャ３６１１給湯管３７−Ｂプランジャ３９・Ａプラ
ンジャ４１等はいづれもセラミックス製であって溶湯に
侵食されず長寿命にしである。

次に前述した実施例の動作を説明する。射出プランジャ
１６を図示で待機させ、かつＣプランジャ３６を上昇す
ることにより溶湯１４を吸込口３４よりシリンダ３３内
に流入させると共に、Ｂプランジャ３９を上昇させて溶
湯１４をシリンダ部３８に吸い込ませ溶湯１４を貯留す
る１次にＣプランジャ３６を下降させてシリンダ３３の
吸込口３４を閉じた後、Ｃプランジャ４１を下降させて
射出スリーブ１２と給湯口４０とを連通しかつＢプラン
ジャ３９を下降させることにより溶湯１４を射出スリー
ブ１２に給湯する。この際溶湯はＢプランジャ３９のス
トロークに相当する一定量が給湯される。続いてＡプラ
ンジャ４１を上昇させて給湯体３１の給湯口４０を閉じ
た後、射出プランジャ１６が前進することにより射出を
行う。

保温炉１１に貯えられた溶湯１４の湯面は射出時に降下
するが、給湯を開始するためＣプランジャ３６を上昇さ
せたときＡプランジャ４１は上昇位置にあって、給湯管
３７の上部を閉じているため給湯管３７内部の湯面が降
下することはなく給湯量は常時一定である。また上記説
明から明かなように給湯管３７内の溶湯は空気に触れる
ことが全くない。

［発明の効果］ 末完ＩＪＩの給湯量とは以上説明したように、給湯口を
プランジャにより開閉する給湯体を射出スリーブに取り
付け、吸込口をプランジャにより開閉するシリンダを保
温炉内の溶湯に浸漬し、このシリンダ内の溶湯を上記と
は別のプランジャにより給湯管を介して射出スリーブに
給湯するように構成した。このため給湯管内の溶湯は空
気に触れることがなくなり酸化や冷却することならびに
給湯口の閉塞することは除去された。さらに給湯量は保
温炉内の溶湯面の変化に関係なくプランジャのストロー
クに相当する一定量が常時給湯されるためその精度は高
くなること、ならびに従来のラドル方式に比較して給湯
時間は大巾に短縮されて生産性の高くなる等の利点を有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の一部を断面した側面図、第
２図および第３図は異なる形状の従来例の断面図である
。 １１・・・保温炉、１２・・・射出スリーブ、１４・・
・溶湯、３１・・・給湯体、３３・・・シリンダ、３４
・・・吸込０．３６・・・Ｃプランジャ、３７・・・給
湯管。 ３９・・・Ｂプランジャ、４０・・・給湯口、４１・・
・Ａプランジャ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 元端近くに給湯体を取り付けた射出スリーブと、前記給
   湯体の給湯口を開閉するＡプランジャと、保温炉内の溶
   湯に浸漬されたシリンダ内を摺動することにより前記溶
   湯を押し出すＢプランジャと、前記シリンダの吸込口を
   前記保温炉内の前記溶湯に対して開閉するＣプランジャ
   と、前記シリンダを前記給湯体に接続する給湯管とから
   なる給湯装置。