JPS62286585A - 廃棄物処理設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ［産業上の利用分野］ 本発明は、簡略な設備でしかも生ゴミ、下水処理１９泥
等の燃料性廃棄物を処理し得るとともにこれら廃棄物を
燃料として再利用可能とじた廃棄物処理設備に関するも
のである。

［従来の技術］ 毎日大量に出るゴミ等廃棄物処理の為、自治体等か実施
しているもの所謂ゴミ焼却プラントがあるか、これは焼
却炉でゴミを焼却してしまうものである。この焼却の対
象となるものの中には通常生ゴミといわれ、多回の水を
含んだものがあり、この焼却の為には多量の燃料を必要
としている。従って、焼却のコストは高価となっている
にも拘らず、発生する熱のを効利用については充分にな
されていない。僅に、焼却時に発生する熱により、地域
暖房、小規模発電、温水プールでの熱源等に利用されて
いるにすぎない。

斯かる焼却時の熱を利用したゴミ焼却プラントとしては
第２図に示すものがある。

ゴミ収集車１で運搬されたゴミはゴミピ・ント２内に投
入され、ゴミピット２内のゴミはクレーン３によって掬
上げられて装入ホ・ソバ４に投下される。装入ホッパ４
より切出されたゴミは乾燥ストーカ５、燃焼ストーカ６
、後燃焼ストーカ７、と下降しながら乾燥され、燃焼し
てゆく。燃焼後の燃殻は圧出コンベア８上に落下し、更
に圧出コンベア８は燃殻を灰ピット９に運搬する。この
燃殻は灰出クレーンｌＯによりゴミ焼却プラント１１よ
り搬出され、トラック等で埋立地に運ばれ投棄される。

ゴミ焼却により生じた高熱の排ガスは、余熱ボイラ１２
、集塵器１３等を経て煙突より排出される。

排ガスの余熱は余熱ボイラ１２によって吸収され、地域
暖房、小規模発電等に利用される。

図中１４は燃焼用押込送風機、１５は誘引送風機、１Ｂ
は煙突である。

［発明が解決しようとする問題点］ 然し、上記した従来例では下記の問題点を有している。

（１）　　ゴミを焼却させる為多量の燃料を必要とする
。

（わ　焼却温度（７５０〜９００℃）が高い為、ＨＣＩ
、ＮＯｘ″！？を害なガスか発生し、この有害なガスを
処理する為の排ガス処理装置が必要となる。

■　ゴミの焼却はゴミ全体の数十％にとどまり、残りは
埋立地等に投棄されるか、この運送費も考慮すると多量
の燃料費とともにランニングコストが高くなる。

（ロ）設備全体の規模は大きく建設コストか高く、炉の
定期的な保守も必要で保守に要する費用も高くつく。

（ν）公害を出さない為の塵埃処理、排ガス処理、水処
理等の付帯設備も大がかりなものとなる。

（Ｄ　設備する為には広大な敷地面積が必要となる。

（イ）前記した様にゴミ焼却で発生する熱は充分な利用
がなされてなく、エネルギ的にみて無駄が多い。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は上記した実情を鑑みてなしたものであって廃棄
物投入ピットより廃棄物を付随する水と共に乾燥機に投
入する様にし、該乾燥機の上流側、下流側の少なくとも
１方に破砕機を設け、乾燥且破砕された廃棄物を可燃物
と不燃物とに選別する選別機を設けると共に該選別機の
下流側に可燃物を圧縮成形する成形機を設け、前記乾燥
機、破砕機、選別機、成形機を密閉したカバーに収納せ
しめ、排気ガスは該カバー内より吸収し排出処理装置を
介して放出する様構成したことを特徴とするものである
。

［作　　　用］ 廃棄物を付随する水と共に乾燥し、乾燥した廃棄物は破
砕され可燃物と不燃物とに分類され、可燃物については
プレス成形され燃料に供される。

［実　施　例］ 以下図面を参照しつつ本発明の詳細な説明する。

先ず、本設備を構成する装置の配置の概略を説明する。

図中２０はゴミ投入ピットであり、ゴミ投入ピット２０
に隣接させて前段破砕機２１を設け、該前段破砕［２１
とゴミ投入ピント２０間に払出しコンベア２２を設ける
。前段破砕機２１の下流側にロークリドライヤ２３を設
けると共に該ロークリドライヤ２３の出口から下流側に
向ってベルトコンベア２４を配設し、該ベルトコンベア
２４の終端部上方に磁選Ｆｌｊ、２５を設ける。又、ベ
ルトコンベア２４の終端下方に後段破砕機２６を設け、
後段破砕機２Ｂの出口側に非磁性体選別機２７、更に下
流側に振動選別機２８を配設する。ゴミ処理最終工程に
はプレス成型ｌＡ１２９を配設する。

前記した全ての装置はカバー３０によって密閉してあり
、該カバー３０には排ガス処理装置３１を接続する。

次に詳細を説明する。

ゴミ収集車ｌが乗入れるプラットホーム３２の終端に臨
接させてゴミ投入ピット２０を設け、該投入ピット２０
は水を貯溜できる様な水密構造とし、その上部を囲体３
３で包囲し、囲体３３の人口はエアカーテン３４で遮断
する。又、ブラットホ−ム３２とゴミ投入ピット２０の
境界部には傾斜面３５を設け、ゴミ収集車ｌから投入さ
れたゴミが途中にひっかかることなくゴミ投入ピット２
０に落下する様にする。該ゴミ投入ピット２０に隣接さ
せた前段破砕機２１と前記ゴミ投入ピット２０の底部３
Ｂとに掛渡して払出しコンベア２２を設ける。

該払出しコンベア２２は前記底部３Ｂと前段破砕機の受
口３７の上方とにそれぞれ配したローラ３８，３９に所
要のピッチでヒレ４０を設けた屈撓部材４１を掛回した
ものであり、払出しコンベア２２全体は水密構造のカバ
ー４２に収納してあり、該カバー４２の終端部には前記
受口３７に接続するシュート４３を設けである。

前記前段破砕機２１は双胴式の破砕機であって以下の構
成を存している。

平行な軸心を中心に回転する様２のローラ４４゜４５を
対峙させて設け、一方のローラ４５の回転軸４Ｂはその
位置が固定される様支持し、回転軸４６の１端に被動ス
プロケット４７を嵌着し、他端には駆動スプロケット（
図示せず）を嵌着する。

他方のローラ４５の回転軸４８は対峙する回転軸に対し
て近接離反し得る様支持し、その軸受４９にはスプリン
グ５０によって近接側に所要の力で付勢する。又、回転
軸４８の他端側には前記駆動スプロケットとチェーンに
よって連結される従動スプロケット（図示せず）を嵌着
する。

前記ローラ４４に近接させて破砕用のモータ５１を設け
、該モータ５１の出力軸に固着したスプロケット５２と
前記被動スプロケット４７とをチェーン５３で連結する
。尚、両ローラ４４，４５は個々のモータによって直接
駆動する様にしてもよく一方のみを駆動し他方をアイド
ラとしてもよい。

又前記両ローラ４４．４５の外周面にはそれぞれ多数の
突起を設け、両ローラ４４，４５間に挟圧されるゴミは
多数の突起によって破砕される様になっている。尚、突
起の形状、突起相互の間隔は後述する後段破砕機よりも
大きく、破砕片は粗く比較的大きくなる様設定しである
。

前記ロータリドライヤ２３と前段破砕機２１との間にシ
ュート４３を設け、該シュート４３によって破砕された
ゴミはゴミに含まれる水、洗浄水と　・共に前段破砕機
２１へ導びかれる。

ロークリドライヤ２３の回転胴５４の両端部にガイドリ
ング５５．５５が固着されると共に回転胴５４の所要位
置にギア５７を固着しである。前記ガイドリング５５．
５５にはサポートローラ５Ｂ、５Ｂか転接してあり、回
転胴５４を回転自在に支持している。５８は回転胴駆動
用のモータであり、該モータ５８には減速機５９が連結
され、減速機５９の出力軸に固着したビニオンギア６０
は前記ギア５７に噛合する。又、ロークリドライヤ２３
には熱風発生炉６１Ｓ排ガス循環送風機６２が付設され
、熱風発生炉６１はゴミ乾燥用の燃焼ガスを発生させ、
該燃焼ガスは排ガス循環送風機６２によってロータリド
ライヤ２３内に押込まれる様になっている。

前記磁選機２５は両端のローラ６３．６４に掛回したベ
ルト６５をモータ６Ｇによって周回させる様になってい
ると共に磁選機２５とベルトコンベア２４とがオーバー
ラツプしている部分から磁性片受箱６７に渡って着磁帯
６８を形成すると共に磁性片受箱６７直上は非着磁帯６
９とする。

ベルトコンベア２４の終端下方に設けられた後段破砕機
２６は前記前段破砕機２１と同様の構成であるが、突起
の形状間隔を前段破砕機２１より小さくしてゴミを更に
細く破砕できる様にしである。

後段破砕機２Ｂの下流に配設した非磁性金属選別機２７
は、テーブル７０に所要の振動を与えて破砕片を流動状
態とすると共に流れ方向に対して直角方向に作用する進
行磁界を発生せしめるものであり、破砕片のうち電導性
のものには渦電流を誘起し流方向に対して直角方向の推
力を作用せしめてテーブル側縁に落下分類し、非電導性
のものは振動によって惹起された流れによってテーブル
下流端より落下させる。

前述した如く、非磁性金属選別機２７の下流には振動選
別機２８が配されているが、該選別機２８の選別テーブ
ル７１は下流側に向って下降していると共にテーブル面
には上流側に傾斜せしめた可撓性の選別上を密に植設し
である。

従って、テーブル７１上に移載された破砕片は、テーブ
ル７１によって振動を与えられ流動状態となる。又、破
砕片のうち比較的小さくて軽いものについては、テーブ
ル７１の傾斜に沿って流下し、比較的大きくて重いもの
については選別毛の反撥力によって上流側に向って移動
し選別される様になっている。

振動選別機２８によって最終選別されたゴミはプレス成
型機２９に投入される。プレス成型機２９ではゴミを圧
縮し団塊状とすると共に所要の形状とする様、例えば棒
状に射出する。射出された成形品はコンベア７２で所要
の場所へ搬送される。

前記した様に上記配設された各装置はカバー３０で密閉
されており、該カバー３０の所要位置には換気送風機７
３を設ける。換気送風機７３で吸引されたカバー内の空
気は、サイクロン集塵機７４、誘引送風機７５を経て排
ガス処理装置３１へ送出される。− 排ガス処理装置３１に流入したガスはアフタバーす７Ｇ
が作動する燃焼室７７を通過し、この燃焼室通過過程で
、可燃性ガス、可燃性の粉塵は燃焼し脱臭される。排ガ
ス処理装置内の通風路の所要位置には水洗浄ノズル７８
を適宜配設し、循環ポンプ７９によって吸上げた洗浄水
を前記ノズル７８より噴出する様になっている。排ガス
は、水洗浄され有害成分、粉塵が取除かれて煙道より水
蒸気と共に排出される。沈殿物は排出ライン８０より前
記ゴミ投入ピット２０へ送出される。

尚、図中８１はドライヤ排ガス循環回路であり、排ガス
の１部は該回路より分岐して前記排ガス処理装置３１に
導びかれる。

次に、ゴミ処理工程について説明する。

ゴミ収集車１よりゴミがゴミ投入ビット２０に投入され
るが、投入されたゴミは傾斜面３５を滑落しピット底部
に貯まる。このゴミ投入作業に於いて発生する粉塵、臭
気等はエアカーテンによって遮断され外部に漏出するこ
とはない。

ビット底部３Ｂにはゴミと共にゴミに含まれていた水、
或は前述した洗浄水がたまっており、払出しコンベア２
２はこの水と共にゴミを掬上げ搬送する。前段破砕機２
１はゴミを所要の大きさに破砕し、水はそのまま通過し
て、ロークリドライヤ２３に投入される。尚、前段破砕
機２１はゴミを対峙するローラ４４．４５挾圧すると共
に突起かゴミを破断させるので効果的に破砕が行われる
。又ローラ４４と４５の周速度を変えてやればローラ４
４と４５との間でひき裂く作用が生じ、破砕効果は一層
増す、又、突起には通常状態では圧縮力のみが作用する
ことになり剪断により破砕と異なり刃こぼれ等が生じに
くい。更に、この破砕機２１て破砕し得ない大きな且堅
固な塊が投入された時はスプリング５０が撓んてローラ
４５が離反方向に移動し、ローラ４４．４５及び突起の
損傷を防止する。回転胴５４はモータ５８によって回転
されているので、破砕片は反転しつつ下流に向うて移動
する。破砕片の滞留時間は回転胴５４の傾斜角度と回転
数によって決定され、この傾斜角度と回転数は熱風発生
炉６１から与えられる熱量を鑑み破砕片が適切な乾燥状
態となる様設定する。

又、この乾燥過程で予め所要の大きさにゴミを破砕しで
あるので乾燥は効率よく行われる。

ロークリドライヤ２３での乾燥は燃焼させるわけではな
いので炉内温度はせいぜい１００℃〜１５０℃でよく乾
燥させるに必要な熱量は少なくてよいと共に有害ガスは
殆ど発生しない。

ロークリドライヤ２３て生じた排ガス（蒸気、臭気等、
乾燥に供された燃焼ガス）は、その一部が排ガス処理装
置３１へ送給される残部は排ガス循環送風機Ｂ２を経て
再びロークリドライヤ２３へ循環される。

ロークリドライヤ２３で所定の状態迄乾燥されたゴミは
ベルトコンベヤ２４で磁選機２５へ移動する。磁選機２
５では鉄等の磁性体を吸着し、磁性片、受箱６７迄移動
させ離脱することにより磁性片は回収される。又、残り
のゴミは後段破砕機へ投入される。

後段破砕機２６ではゴミを更に細く破砕する。

ここで大型の異物が投入された時は一方のローラが逃げ
るのは前破砕機と同様である。

非磁性体選別機２７では前記した作用により、金属と非
金属とに分類し、振動選別機２８では更にセトモノ、ガ
ラス等不燃性のものと可燃性のゴミとに大別する。従っ
て、プレス成型機２９へ投入されるゴミは殆んど可燃性
のもののみとなる。

プレス成型機２９ては可燃性のゴミを圧縮して団塊化す
ると共にノズルより所要の形状にして射出する。この射
出形状を棒状とすれば後の取扱いも容易となる。射出成
形されたものは充分に乾燥された可燃性物質であり、直
ちに燃料として使用することが可能である。該成形品は
コンベア７２によってこの設備外へ搬出されるが、一部
は乾燥炉用の燃料としても使うこともでき９　。　る。

尚、成形品の搬出口にはエアカーテンが配設され設備の
内外を遮断していることは勿論である。

又、磁選機２５で回収された鉄等の磁性体、非磁性体選
別機２７で回収されたアルミニウム等の金属は再利用さ
れる。

上記処理工程で分る様に本設備で処理した後廃棄すべき
ものは殆どなく、再利用が可能であり大幅な省資源化が
図、れる。又、本設備で成形した燃料を熱風発生炉に使
用すればランニングコストストは更に安くなる。

又、本設備で製造された燃料はセメレトプラント、火力
発電所等に供給される。　　　、尚、上記実施例に於い
て前音破砕機、後段破砕のいずれか１万を省略すること
もでき、特に金−類を分類讐る必要のない時は選゛別機
は振動選別機２８のみて、シよく、或は破砕機はギロチ
ーン式、回転カッタ一式の剪断方式のものでもよく選別
機、乾燥機も上記実施例で示した形式以外のものでもよ
いことは勿論であり、射出成形をせず直方形状にプレス
成形してもよい。

更に、上記実施例では本発明をゴミ処理設備に実施した
例を示したが、汚水処理、深床処理に於ける廃棄物の処
理にも実施できることは言うまでもない。

［発明の効果］ 以上述べた如く本発明によれば下記の優杵た効果を発揮
する。

（ｉ）　　焼却炉を設備することなく廃棄物の処理を行
うことかできる。

（ｉ）　　排ガス特に有害ガスの発生が殆どなく排ガス
処理設備が小規模で”よい。

■　水は蒸発させて処理するのそ水在理設備が不要とな
る。

［株］　設備全イ±かコンパクトになり敷地面接が狭く
てよく、建設費も安価となる。

（Ｖ）　　ランニングコストが安い。　　、＆Ｄ　　ゴ
ミを燃料化できる等省資源に寄与する。

に）装置主゛要部を密閉した空間に収納しであるので悪
果・騒音か外部Ｃど゛もれることλ；ない。

（至）乾燥用の燃料として本設備で製ａした燃料を使用
することができる。　　　　　　　　Ｏｄ　　稼動温度
が低いので保守が容易層なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の概略を示す説明図、第２図は
従来のゴミ処理設備を示す説明図である。 ２０はゴミ投入ピット、２１は前段破砕機、２３はロー
クリドライヤ、２５は磁選機、２６は後段破砕機、２７
は非磁性体選別機、２８は振動選別機、２９はプレス成
型機、３０はカバー、３１は排ガス処理装置をボす。゛

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）廃棄物投入ピットより廃棄物を水と共に乾燥機に投
   入する様にし、該乾燥機の上流側、下流側の少なくとも
   １方に破砕機を設け、乾燥且破砕された廃棄物を可燃物
   と不燃物とに選別する選別機を設けると共に該選別機の
   下流側に可燃物を圧縮成形する成型機を設け、前記乾燥
   機、破砕機、選別機、成型機を密閉したカバーに収納せ
   しめ、排気ガスは該カバー内より吸収し排出処理装置を
   介して放出する様構成したことを特徴とする廃棄物処理
   設備。