JPS6228637A - 供試材つかみ具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 主文」Ｊ冴Ｕ帽走順 本発明は、材料試験機において、供試材に両振の引張・
圧縮荷重を加えるための供試材つかみ具に関する。

従米至鼓歪 この種のつかみ具は数多く提案されており、その中でも
両端ねじ形供試材のつかみ具として、次に述べるものが
知られている。

（Ａ）　　第２図のように、円板１０の中心に供試材１
１の端部雄ねじｌｌａを螺着すると共に、円板１０の周
縁部をつかみ具本体１２にボルト１３により締付け、供
試材１１の端部に突出した軸部をｌｌｂをつかみ・具本
体１２の位置決め孔１２ａに押圧固定するもの。

（Ｂ）　　第３図のように、供試材１１の端部雄ねじ１
１ａに螺着したナツト１５をつかみ具本体１２に螺着し
た袋ナツト１６により押圧して、供試材１１の端部に突
出した軸部１１ｂをつかみ具本体１２の位置決め孔１２
ａに押圧固定するもの。

■　く”・　しよ゛と　る口・へ （ａ）　　前記（Ａ）（第２図）のつかみ具では、ボル
ト１３の締付具合が悪いと、供試材１１に曲げ荷重が作
用する。そのため、ストレンゲージを供試材１１に貼付
けて、ボルト１３の締付力を調整していた。従って、（
Ａ）のつかみ具は作業性が非常に悪い。

一方、前記（Ａ）のつかみ具で、供試材１１の軸部１１
ｂを大径のフランジとすれば、前記問題は解決されるが
、この場合には、供試材１１を得るための素材に大径の
ものを必要とする。

（ｂ）　　前記（Ｂ）（第３図）のつかみ具では、袋ナ
ツト１６を充分なトルクで締付けることができず、充分
なトルクを得る場合には１ｍ程度の長いレバーを必要と
するため、感覚的に締付は具合がわからず、供試材１１
をねじることがある。

本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、作業性が良
く、かつ供試材に曲げやねじりを加えず、また供試材を
小径の素材から得られる両端ねじ形供試材のつかみ具を
提供することを目的としている。

口　占をごン　るための 前記目的を達成するため、本発明は、シリンダ装置を採
用して、シリンダのピストンロッドと反対側の端面軸線
上に供試材端部の雄ねじを螺着するねし孔を設けた。

詐且 供試材の端部雄ねじをシリンダのねじ孔に螺着した後、
シリンダにおけるピストンロッド側のシリンダ室に作動
用液体を供給すると、供試材の端部はピストン端部に固
定される。

１施促 第１図は本発明の一実施例にかかる供試材つかみ具の使
用状態における断面図である。

この図において、２０ａは上部つかみ具であり、軸線が
上下方向に延びたシリンダ３０ａと、上方へ突出するピ
ストンロッド３１ａを有してシリンダ３０ａを回転およ
び軸動自在に支持するピストン３２ａとからなっていい
る。

しかして、上側のシリンダ室３３ａはピストンロッド３
１ａに設けられた作動用液体給排通路３４ａと接続され
ると共に、０リング３５ａ　、３６ａによりシールされ
ている。また、シリンダ３０ａの下端面軸線上にはねじ
孔３７ａが、かつピストン３２ａの端面には前記ねじ孔
３７ａに対応する位置決め用の孔３８ａがそれぞれ形成
さている。

一方、下部つかみ具２０ｂは上下の向きが同一中心線上
で逆になっている点を除いては、上部つかみ具２０ａと
同じ構成である。従って、同一物には同一符合の後にア
ルファベットの小文字すを付けて上部つかみ具２０ａの
ものと区別した。

しかして、上部つかみ具２０ａのピストンロッド３１ａ
は図示しない試験機のクロスヘッドに支持され、かつ下
部つかみ具２０ｂのピストンロッド３１ｂは図示しない
往復駆動形のアクチュエータに連結される。その際、ダ
ミーの供試材（図示せず）の上下両端部がピストン３２
ａ　、　３２ｂの孔３８ａ　、　３８ｂに嵌合されるこ
とにより、上下のつかみ具２０ａ、２Ｏｂ間の芯出しが
行われる。

一方、供試材４０の両端部には雄ねじ５０ａ　、５０ｂ
が形成されると共に、位置決め用の軸部６０ａ　、６０
ｂが突設されている。

次に前記構成の動作を説明する。

供試材４０の上下雄ねじ５０ａ　、５０ｂを、シリンダ
３０ａ　、３０ｂを回転してそのねじ孔３７ａ　、３７
ｂにねじ込み、供試材４０の軸部６０ａ　、６０ｂをピ
ストン３２ａ、３２ｂの孔３８ａ　、３８ｂに嵌合させ
る。次いで各通路３４ａ　、３４ｂからそれぞれのシリ
ンダ室３３ａ、３３ｂに油等の作動用液体を供給して上
部のシリンダ３０ａを上方へ、下部のシリンダ３０ｂを
下方へそれぞれ付勢し、軸部６０ａ　、　６０ｂを孔３
８ａ　、３８ｂの奥端面に押圧固定する。

しかる後、下部のピストンロッド３１ｂに矢印Ａ方向の
引張・圧縮荷重を交互に加え、供試材４０の疲労試験を
行う。疲労試験後の供試材４０は、シリンダ３０ａ　、
３０ｂを回転して雄ねじ５０ａ　、　５０ｂをねじ孔３
７ａ　、３７ｂから外すことにより、上下のつかみ具２
０ａ　、　２０ｂから解放することができる。

主班互肱果 以上説明した本発明の両端ねじ式の供試材に対するつか
み具によれば、その供試材はピストンとシリンダの軸力
により固定するため、従来のように供試材に曲げやねじ
りを生じることはなく、供試材はつかみ具の軸心上に適
格に固定される。

また、前記のように、供試材をピストンとシリンダの軸
力により固定する場合は、供試材に軸心傾き防止用の大
径フランジを形成する必要がなく、従って供試材を得る
ための素材は小径で済む。

さらに、供試材のつかみ具に対する取付けは、供試材の
ねじをシリンダのねじ孔に螺着して、シリンダ室に作動
用液体を供給するだけの簡単な操作で行うことができる
ので、作業性は向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例にかかるつかみ具の断面図、
第２図、第３図は従来のつかみ具の断面図である。 ２０（ａ、、ｂ）・・・つかみ具、３０（ａ、ｂ）・・
・シリンダ、３１　（ａ　、　ｂ　）　　・・・ピスト
ンロンド、３２（ａ、ｂ）・−−ピストン、３３　（ａ
　、　ｂ　）・・・シリンダ室、３７　（ａ　、　ｂ　
）　　・・・ねじ孔、３８（ａ、ｂ）・・・孔、４０・
・・供試材、５０（ａ、ｂ）・・・雄ねじ、６０　（ａ
　、　ｂ　）　　・・・軸部。 特許出願人　株式会社　島津製作所 代理人　弁理士　　大　西　孝　治 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）供試材端部の雄ねじを螺着させるねじ孔が一方端
   に穿設されたシリンダと、このシリンダの他方端より貫
   挿されたピストンロッドを有するピストンとを備え、ピ
   ストンロッド側のシリンダ室に作動用液体を供給して、
   シリンダのねじ孔に螺着された供試材をピストン端部に
   押圧固定するようにしたことを特徴とする供試材つかみ
   具。