JPS62285978A - 蓄冷剤組成物 - Google Patents

蓄冷剤組成物

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JPS62285978A
JPS62285978A JP61129315A JP12931586A JPS62285978A JP S62285978 A JPS62285978 A JP S62285978A JP 61129315 A JP61129315 A JP 61129315A JP 12931586 A JP12931586 A JP 12931586A JP S62285978 A JPS62285978 A JP S62285978A
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JP
Japan
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eutectic
water
urea
obtd
freezing agent
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JP61129315A
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English (en)
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Inventor
Shukuyuki Harada
祝行 原田
Masayuki Hanazaki
花崎 昌幸
Kaoru Shimada
薫 島田
Misako Haji
土師 みさ子
Shigeki Mukoyama
茂樹 向山
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] この発明は、金属容器に封入されて使用され、主として
家庭内でアイスクリームやシャーベット等の冷果を製造
する際に使用される蓄冷剤組成物に関する。
[従来の技術] 近年、熱伝導性の良好な金属製二重容器の内外容器の間
に蓄冷剤を封入し、内容器の内部にアイスクリーム材料
を充填して上記蓄冷剤により適当な温度に冷却しアイス
クリームやシャーベット等の冷果を製造したり、適当な
大きざの金属缶内に蓄冷剤を封入し、これをクーラーボ
ックス等の冷却手段として使用することが行われている
また、この目的で使用する蓄冷剤についても、水に塩−
P尿素等を溶解しである特定の温度領域で凍結しまた融
解する共晶系を利用することか行われており、このよう
な共晶系を構成する蓄冷剤組成物としては、例えば、種
々の炭酸水素塩を水に溶解した炭酸水素塩系寒剤、尿素
を水に溶解した尿素系寒剤、塩化カリウムを水に溶解し
た塩化カリウム系寒剤、塩化ナトリウムを水に溶解した
塩化ナトリウム系寒剤等の主寒剤中に、少量の増粘剤、
粘度調整剤、防腐剤、腐蝕防止剤、色素等を添加してな
るものが知られている。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、従来の蓄冷剤組成物は、その主寒剤が有する
共晶温度により蓄冷剤としての凍結温度や融解温度を調
整することに主眼がおかれ、この主寒剤中に添加される
種々の添加剤についても主寒剤の共晶系を阻害しないも
のを使用したり、おるいは、添加1について共晶系を阻
害しない範囲に止めるようにされている。そして、これ
を蓄冷剤として金属容器内に封入し凍結ざじた際にあた
かも単一成分の如き挙動を示して硬いブロック状の凍結
状態を呈し、この際の体積膨張が大きくて金属容器が変
形したり破損する場合がおる。そこで、従来においては
、蓄冷剤が封入される金属容器の内部容聞を大きめに形
成し、蓄冷剤を封入した際にこの金属容器内に蓄冷剤凍
結時の体積膨張を吸収するための空間を形成し、また、
変形し易い部分については内部に補強用リブを設ける等
の手段を講じている。
しかしながら、蓄冷剤が凍結していくときの過程をみる
と、先ず金属容器に接している部分から凍結が始まり、
蓄冷剤の中心に向って凍結状態が進行し、やがて中心部
分に残った未凍結部分が凍結して全体が1つの硬いブロ
ック状に凍結しており、例えばアイスクリーマのように
内外容器の間に蓄冷剤を封入してこれを凍結させると、
その底部や側壁部の内外容器の間において周囲が完全に
凍結し密閉された状態の未凍結部分が生じ、たとえ蓄冷
剤凍結時の体積膨張を吸収するための空間を設けていて
も、最後に凍結する未凍結部分の体積膨張の逃げ場がな
くなってこの未凍結部分が形成された周辺で急激な体積
膨張が起り、底部や側壁部が変形してその中にセットし
た攪拌羽根が回゛転しなくなる等の問題が生じる場合も
おった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、かかる観点に鑑みて創案されたもので、金属
容器内で蓄冷剤が硬いブロック状に凍結することなく、
言わばシャーベット状の流動可能な状態に凍結するよう
にし、これによって凍結時の体積膨張を金属容器内に設
けた空間で確実に吸収し、上記種々の問題点を解決する
ことができるようにした蓄冷剤組成物を提供するもので
ある。
すなわち、本発明は、金属容器に封入して使用される蓄
冷剤組成物であり、塩や尿素の水溶液からなる主寒剤中
に、この主寒剤の共晶の障害にならない範囲内で水と共
晶を形成しない非共晶性添加剤を添加してなる蓄冷剤組
成物である。
本発明において使用する主寒剤としては、それが従来公
知の如何なるものでもよいが、好ましくは毒性のないも
のであり、例えば、水に炭酸水素カリウムを13〜17
重量%、好ましくは15〜17重量%の範囲内で溶解し
た炭酸水素塩系寒剤、水に尿素を10〜32重量%、好
ましくは13〜18重量%の範囲内で溶解した尿素系寒
剤、水に塩化カリウムを15〜205〜20重量しくは
18〜20重間%の範囲内で溶解した塩化カリウム系寒
剤おるいは水に塩化ナトリウムを8〜15重量%、好ま
しくは9〜10重路%の範囲内で溶解した塩化ナトリウ
ム系寒剤、その他酢酸塩の水溶液、クエン酸塩の水溶液
、コハク酸塩の水溶液等からなる寒剤を挙げることがで
きる。
また、これらの主寒剤中に添加される非共晶性添加剤と
しては、それが水と共晶を形成しないものであればよく
、不凍液の添加剤として使用できるものであれば如何な
るものでおってもよいが、好ましくは毒性のないもので
おり、例えば、エタノール、グリセリン、プロピレング
リコール等のアルコール類やブドウ糖、蔗糖、果糖、マ
ンニット等の糖類等を挙げることができる。これらはそ
の1種のみを使用できるほか、2種以上の混合物として
も使用することができる。
そして、この非共晶性添加剤の添加量については、上記
主寒剤が凍結し、あるいは、融解するときの温度に対し
て大巾な影響を及ぼさない範囲内、言替えれば主寒剤の
共晶の障害にならない範囲内で添加するのがよく、添加
する非共晶性添加剤の種類によって異なるが、通常2〜
15重量%、好ましくは3〜12重量%の範囲内である
。この非共晶性添加剤の添加量が2重母%より少ないと
硬いブロック状に凍結するのを防止してシャーベット状
の流動可能な状態に凍結させることが難しく、反対に1
5重量%より多くなると主寒剤が有する凍結温度や融解
温度に大きな影響が生じ、蓄冷剤として使用した際にア
イスクリーム材料等の被冷却材を所望の温度に冷却する
ことができなくなる。
本発明において、主寒剤と非共晶性添加剤の組合わぜ及
び非共晶性添加剤の添加量について特に好ましいのは、
主寒剤が炭酸水素カリウム系寒剤であるとき、非共晶性
添加剤としてはプロピレングリコール、グリセリン等で
あってその添aaiが5〜15重最%であり、主寒剤が
塩化カリウム、塩化ナトリウム又は尿素であるとぎ、非
共晶性添加剤としてはプロピレングリコールで必ってそ
の添加量が2〜5重伍%である場合である。かかる場合
には、凍結した際の凍結状態が流動性のおる極めて良好
なシャーベット状態を呈し、また、主寒剤の持つ凍結温
度又は融解温度に対しても影響が少ない。
なお、本発明の蓄冷剤組成物については、従来公知の場
合と同様に、少晴の増粘剤、粘度調整剤、防腐剤、腐蝕
防止剤、色素等をその目的の範囲内で添加することがで
きる。
[作用] 本発明の蓄冷剤組成物は、これを凍結した際に、硬いブ
ロック状に凍結することなく、シャーベット状の流動可
能な状態に凍結するので、この凍結時の体積膨張を金属
容器内に設けた空間で確実に吸収することができる。
[実施例] 実施例1〜11及び比較例′1〜4 水にKCf2、NaCff1.KHCO3又は尿素を第
1表に示す割合で溶解して主寒剤を調製し、この主寒剤
中に第1表に示す非共晶性添加剤を第1表に示す割合で
添加し、実施例1〜11及び比較例1〜4の蓄冷剤組成
物を調製した。
得られた各蓄冷剤組成物について、その凍結温度、凍結
状態及び凍結時缶割れの有無を測定した。
結果を第1表に示す。なお、凍結時缶割れの有無の測定
は、25(Mアルミニウム缶に200dの蓄冷剤組成物
を充填し、凍結させて缶にvlれが発生するかどうかに
より行った。
第1表 グルコースを、MTはマンニットまたsui、ti糖を
それぞれ示す。
また、凍結状態評価は、O:軟らかいシャーベット状態
、△:硬いシャーベット状態、×:硬いブロック状態の
3i32階評価による。
[発明の効果] 本発明の蓄冷剤組成物によれば、主寒剤の凍結温度や融
解温度に悪影響を及ぼすことなく、シャーベット状に凍
結させることができ、これによって凍結時の体積膨張を
金属容器内に設けた空間で確実に吸収し、金属容器の変
形や破損を確実に防止することができ、金属容器に補強
用リブを設けたり、この金属容器の肉厚を厚くする必要
かなくなり、金属容器の製造コストの低減を図ることが
できる。
特許出願人   日本軽金屈株式会社 代 理 人   弁理士 中 村  智 廣(外2名)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属容器に封入して使用される蓄冷剤組成物であ
    り、塩や尿素等の水溶液からなる主寒剤中に、この主寒
    剤の共晶の障害にならない範囲内で水と共晶を形成しな
    い非共晶性添加剤を添加したことを特徴とする蓄冷剤組
    成物。
  2. (2)非共晶性添加剤が、アルコール類及び糖類から選
    択された1種又は2種以上の混合物である特許請求の範
    囲第1項記載の蓄冷剤組成物。
  3. (3)非共晶性添加剤の添加量が2〜15重量%の範囲
    内である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の蓄冷剤
    組成物。
JP61129315A 1986-06-05 1986-06-05 蓄冷剤組成物 Granted JPS62285978A (ja)

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JP61129315A JPS62285978A (ja) 1986-06-05 1986-06-05 蓄冷剤組成物

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JP61129315A JPS62285978A (ja) 1986-06-05 1986-06-05 蓄冷剤組成物

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JPS62285978A true JPS62285978A (ja) 1987-12-11
JPH0520474B2 JPH0520474B2 (ja) 1993-03-19

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006120756A1 (ja) * 2005-05-11 2006-11-16 Toshin Life System Co., Ltd. 保冷剤、保冷剤を用いた保冷方法および保冷剤を用いた冷却サイクル
JP2007504326A (ja) * 2003-09-02 2007-03-01 アラスカ オーシャン プロダクツ 有機冷却媒体およびその使用法

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JPS528272A (en) * 1975-07-09 1977-01-21 Hitachi Ltd Damper with stability
JPS59131687A (ja) * 1983-01-18 1984-07-28 Nippon Light Metal Co Ltd 蓄冷剤
JPS61238882A (ja) * 1985-04-16 1986-10-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蓄冷剤

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