JPS62285755A - 曳糸性チ−ズの製造方法 - Google Patents

曳糸性チ−ズの製造方法

Info

Publication number
JPS62285755A
JPS62285755A JP61129850A JP12985086A JPS62285755A JP S62285755 A JPS62285755 A JP S62285755A JP 61129850 A JP61129850 A JP 61129850A JP 12985086 A JP12985086 A JP 12985086A JP S62285755 A JPS62285755 A JP S62285755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cheese
stirring
stabilizer
stringable
raw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61129850A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0131862B2 (ja
Inventor
Toshiaki Kimura
利昭 木村
Yasushige Sagara
相良 康重
Hozumi Tanaka
穂積 田中
Kiichiro Akimoto
秋元 毅一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Snow Brand Milk Products Co Ltd filed Critical Snow Brand Milk Products Co Ltd
Priority to JP61129850A priority Critical patent/JPS62285755A/ja
Publication of JPS62285755A publication Critical patent/JPS62285755A/ja
Publication of JPH0131862B2 publication Critical patent/JPH0131862B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dairy Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、種々の原料チーズを用いてモザレラチーズの
ような曳糸性を有すると共にナチュラルチーズ特有の風
味を呈する殺菌タイプの曳糸性チーズを製造する方法に
関する。
従来技術とその問題点 従来、曳糸性を有するチーズもしくは疑似チーズが製造
されているが、それらは溶融塩を添加したプロセスチー
ズもしくは他の蛍白質を原料として製造されるものであ
って、それらの製品は曳糸性を有するものの、熔融塩を
添加している故にナチュラルチーズ特有の風味に欠けて
おり、したがって、商品価値も低いという問題点がある
なお、ナチュラルチーズの風味をだすために熟成度の進
んだナチュラルチーズを原料として用いてプロセスチー
ズを製造することが行われていたが、このようなプロセ
スチーズでは従来、曳糸性のものは得られなかった。
明がr決しようとする課題 本発明は上述したごとき状況に鑑みなされたものであっ
て、曳糸性を有するとともにナチュラルチーズ特有の風
味も持つ殺菌タイプのチーズを効率的に製造するための
方法を提供することを課題とする。
また、本発明は、!−成度の進んだナチュラルチーズを
原料として用いることによっても良好な曳糸性を呈する
チーズを製造し得る方法を提供せんとするものである。
発明の構成 本発明の特徴は、原料チーズに安定剤を添加し、溶融塩
を添加することなく、これを加熱殺菌し、ついで低速度
で攪拌して乳化することにより、曳糸性を呈するチーズ
を製造することにある。
課 を解決するための手 本発明において用いられる原料チーズとしては広範囲な
種類のチーズを使用することができ、また、未熟のもの
は勿論、熟成度の進んだナチュラルチーズも原料として
用い得る。例えばコーダチーズ、チェダーチーズ等を華
独又は混合して用いるとよい。
本発明では、これらの原料チーズを密閉式乳化釜に投入
し、これに安定剤を0.1〜0.5重量%、好ましくは
0.2〜0.35重世%添加する。
ここで用いる安定剤としては、グアガム、カラギーナン
、キサンタンガム、ローカストビンガム等を例示し得る
この安定剤は、得られる製品における離水現象を防止す
るのに役立つものである。
次いで、上記乳化釜に直接蒸気を吹き込んで加熱しなが
ら、撹拌して乳化を行う。
本発明では、ここで行う攪拌の速度が重要であって、5
0〜20Orpm 、好ましくは100〜20Orpm
の低速度の回転数で撹拌を行うことが必要である。この
場合、攪拌の回転速度を亮めると良好な曳糸性は得られ
なくなる。上記撹拌により原料チーズに適度な剪断応力
が与えられて曳糸性を呈する組織となる。このような低
速度の回転数で撹拌をするにはスパイラル型クツカーを
用いて行うとよい。
因に、従来、原料チーズに水を添加したものを回転数1
)00Orp、好ましくは1500〜2000rpmの
高速度の剪断力で乳化することから成る加工チーズの製
造法が提案されているが(特開昭48−53000)、
このような高い剪断速度では到底曳糸性を呈するチーズ
は得られない。
本発明における上述した原料チーズの撹拌、乳化に際し
ては、加熱温度が約80°Cに達した時点で加熱を止め
て、必要に応じ更に攪拌を少時間行った後、乳化釜を必
要に応じ減圧脱気し、次いで5℃前後の温度に冷却して
製品とする。
このようにして得られる製品は、加熱による溶融性が良
好であって、調理加熱時に適度なすイルオフを生じてチ
ーズ表面に油膜を形成するので、乾燥蛋白質から成る、
いわゆる“皮”の生成がな(、したがって、チーズの変
形が容易であって良好な曳糸性を呈するものである。
また、本発明による製品は、プロセスチーズの製造時に
用いられるごとき溶融塩及び中和剤を添加していないの
で、原料チーズ中のカゼインの化学変化(カルシウムパ
ラカゼイヱートのナトリウムパラカゼイネートへの変化
)がないので、ナチュラルチーズ特有の風味が保持され
る。
更に、本発明では、原料チーズに安定剤を添加すること
により、加熱時に発生する遊離水が吸収されて蛋白質と
均一に混合するので、製品における離水や蛋白質の粒状
化がみられず、滑らかな組織の製品となる。
叙上のとおり、本発明よると種々の種類及び熟成度のナ
チュラルチーズを原料として用いて、ナチュラルチーズ
特有の風味を保有するモザレラチーズに匹敵する高品質
な曳糸性チーズを効率的に製造することができ、しかも
得られるチーズはその製造過程で加熱殺菌して原料チー
ズ中の凝乳酵素や乳酸菌プロテアーゼを失活させである
ので、貯蔵中に風味が変化することなく、曳糸性も保持
される。
また、本発明では製造工程中に任意調味処理を行い得る
ので呈味上多様性のある製品を提供することも可能であ
る。
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明する。
実施例1 粉砕した未W)成の国産ゴーダチーズ3 kgをクツカ
ークイブの乳化釜に投入し、これに安定剤としてキサン
タンガム4g10−カストビンガム4g、グアガム4g
及びカラギーナン3gをそれぞれ加え、水250cc(
製品水分が50%になる星)を添加した後、これに茶気
を直接吹き込み、50rpmの速度で攪拌しながら加熱
し、5分間で温度を80℃になした後、加熱を止め、更
に2分間攪拌し、ついで乳化釜を3QcmHgで減圧脱
気してチーズを採取した。得られたチーズを容器に充填
し、50゛Cの保冷庫内で冷却して製品とした。
得られた製品を4CIIIXICIIIX2+1)1)
1程度の角形に裁断して食パンの上に乗せて電気オーブ
ントースタ−で加熱したところ、チェダーチーズのよう
に速やかにメルトダウンした。オーブンより取り出して
食パンを切断しチーズの曳糸性を調べたところ、モザレ
ラチーズによくイ以た曳糸性を示した。
実施例 2 粉砕した未熟成の国産ゴーダチーズ2 kgと完熟チェ
ダーチーズl kgをクツカータイプの乳化釜に投入し
、これに安定剤としてグアガムとローカストビンガム1
:1に混合したちの9g及び水300cc(製品水分が
47%に調整する量)を添加した後、直ちに蒸気を直接
吹き込み、10100rp:攪拌しながら加熱した。温
度が80℃に達した時点で加熱を止め、更に3分間撹拌
を続けた後、乳化釜内を3Qcml1gに減圧脱気して
チーズを採取し、予め用意した容器に充填して5“Cの
保冷庫内で冷却した。
得られた製品について実施例1に記載したと同様の手順
で曳糸性を調べたところ、メルト性及びチーズ表面に適
度なオイルオフを生し共に良好であって、弾力のある曳
糸性を示した。
実施例 3 本例は、原料チーズの配合を種々に変えたものを用い、
実施例1に記載したと同様の手順で曳糸性チーズを製造
し、得られた各製品の曳糸性及び可溶性窒素の割合を調
べた結果を表として示したものである。なお、曳糸性は
、90℃に加熱したチーズを3 c+a / secの
速度で引き上げチーズの切れるまでの距離を測定して評
価した。
(注)■ 曳糸性の評価は下記基準による。
5点−・−・−・・チーズの切れるまでの距’R50c
m4点−−−−−−−−−〃40〜50cm3点−−−
−−−−−−・−〃30〜40cm2点−−−−−−−
−一〃20〜30cm1点−−−−−−−−−〃〃10
〜20cmθ点°−−−−−゛−”“        
10cm以下■ 比較例1のナチュラルチーズはモザレ
ラチーズとチェダーチーズの混合物から成る。
■ 比較例2のプロセスチーズは原料チースに対し、2
.Owt%のポリリン酸ナトリウム(溶融塩)を添加し
て常法により製造したものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原料チーズに安定剤を添加し、溶融塩を添加する
    ことなく、これを加熱殺菌し、ついで低速度で撹拌して
    乳化することを特徴とするナチユラルチーズ特有の風味
    を保有する曳糸性チーズの製造方法。
  2. (2)安定剤を原料チーズに対して0.1〜0.5重量
    %好ましくは0.2〜0.35重量%添加する特許請求
    の範囲第(1)項記載の曳糸性チーズの製造方法。
  3. (3)加熱殺菌を75〜85℃、好ましくは78〜80
    ℃の温度に達するまで行う特許請求の範囲第(1)項記
    載の曳糸性チーズの製造方法。
  4. (4)撹拌を回転数50〜200rpm、好ましくは1
    00〜200rpmの低速度で行う特許請求の範囲第(
    1)項記載の曳糸性チーズの製造方法。
  5. (5)乳化をスパイラル型クツカーを用いて行う特許請
    求の範囲第(1)項記載の曳糸性チーズの製造方法。
JP61129850A 1986-06-04 1986-06-04 曳糸性チ−ズの製造方法 Granted JPS62285755A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61129850A JPS62285755A (ja) 1986-06-04 1986-06-04 曳糸性チ−ズの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61129850A JPS62285755A (ja) 1986-06-04 1986-06-04 曳糸性チ−ズの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62285755A true JPS62285755A (ja) 1987-12-11
JPH0131862B2 JPH0131862B2 (ja) 1989-06-28

Family

ID=15019791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61129850A Granted JPS62285755A (ja) 1986-06-04 1986-06-04 曳糸性チ−ズの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62285755A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04190740A (ja) * 1990-11-26 1992-07-09 Snow Brand Milk Prod Co Ltd 熟成硬質チーズおよびその製造方法
JP2010004823A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Meiji Milk Prod Co Ltd プロセスチーズ類及びその製造方法
WO2013147280A1 (ja) 2012-03-30 2013-10-03 不二製油株式会社 チーズ様食品
US9232808B2 (en) 2007-06-29 2016-01-12 Kraft Foods Group Brands Llc Processed cheese without emulsifying salts

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024043265A1 (ja) * 2022-08-23 2024-02-29 株式会社明治 プロセスチーズ類を製造する方法、プロセスチーズ類の嗜好性を向上する方法、およびそれにより得られるプロセスチーズ類

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
MICROSTRUCTURE AND RHEOLOGY OF PROCESS CHEESE SCANNING ELECTRON MICROSCOPY=1980 *
PRACTICAL CHEESE MANUFACTURE AND CHEESE TECHNOLOGY=1951 *
PROCESSED CHEESE MANUFACTURE FOOD TRADE PRESS LTD=1973 *

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04190740A (ja) * 1990-11-26 1992-07-09 Snow Brand Milk Prod Co Ltd 熟成硬質チーズおよびその製造方法
US9232808B2 (en) 2007-06-29 2016-01-12 Kraft Foods Group Brands Llc Processed cheese without emulsifying salts
US9532584B2 (en) 2007-06-29 2017-01-03 Kraft Foods Group Brands Llc Processed cheese without emulsifying salts
JP2010004823A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Meiji Milk Prod Co Ltd プロセスチーズ類及びその製造方法
WO2013147280A1 (ja) 2012-03-30 2013-10-03 不二製油株式会社 チーズ様食品

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0131862B2 (ja) 1989-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5395630A (en) Process for preparing low fat cheese products
US5679396A (en) Non-fat, reduced fat and low fat cheeses and method of making
KR0178013B1 (ko) 탈지 자연치즈의 제조방법
JP3625852B2 (ja) 高水分脱脂チーズソースの製造方法
US7604825B2 (en) Process for making cheese containing gum
CA2367222C (en) Improved process for mozzarella cheese
AU2001290386A1 (en) Process for making cheese containing gum
US5549916A (en) Process for preparing low fat cheese products
JP5687675B2 (ja) プロセスチーズ類及びその製造方法
CN114431302A (zh) 常温再制干酪及其制备方法
JP3024690B2 (ja) チーズ類及びその製造方法
JPS62285755A (ja) 曳糸性チ−ズの製造方法
WO2008095495A1 (en) Production of natural cheese product
JP2008220192A (ja) チーズ及びその製造方法
JPH05276865A (ja) 乾燥チーズ及びその製造方法
JPH09262054A (ja) チーズスプレッドおよびその製造方法
JP2016195553A (ja) 溶融塩無添加チーズおよびその製造方法
JP5594480B2 (ja) 低脂肪プロセスチーズおよびその製造方法
US6933000B2 (en) Processed mozzarella cheese and method for its production
JP3705564B2 (ja) プロセスチーズ及びその製造方法
JP3458755B2 (ja) チーズ様食品およびその製造法
JP3409026B2 (ja) 耐熱性及び耐水性を有するナチュラルチーズ及びその製造方法
WO1991017664A1 (en) Low fat, low cholesterol process cheese
JPH05123104A (ja) 曳糸性チーズ及びその製造方法
JP2010004823A (ja) プロセスチーズ類及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term