JPS622849A - ステツプモ−タ - Google Patents
ステツプモ−タInfo
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- JPS622849A JPS622849A JP14216985A JP14216985A JPS622849A JP S622849 A JPS622849 A JP S622849A JP 14216985 A JP14216985 A JP 14216985A JP 14216985 A JP14216985 A JP 14216985A JP S622849 A JPS622849 A JP S622849A
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- stator
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術的背景とその問題点〕
近時腕時計などに使用される小形のステップモータには
、ロータと、このロータを配置する孔ヲ有するステータ
と、このステータに磁気的に結合されるコイルとを備え
たものがある。
、ロータと、このロータを配置する孔ヲ有するステータ
と、このステータに磁気的に結合されるコイルとを備え
たものがある。
第17図はこの形式のステップモータの従来の構造を示
している。図中1は板状のステータで、その両端部には
コイル2を巻装した磁心3が取付けられている。ステー
タ1にはロータ4を配置するための円形孔5が形成され
、この円形孔5内に2極の磁極を有するロータ4がギヤ
ラグを存して回転自在に配置しである。またステータ1
には、前記コイル2によりステータ1を通る励磁磁束の
方向と直交する方向に沿う前記円形孔50対向する周辺
部に一対の小幅部6゜6が形成しである。この小幅部6
.6は、その断面積が小さいので、コイル2によるわず
かな励磁磁束で飽和し、前記円形孔を一対の磁極として
作用させるためのものである。さらに前記円形孔5の内
周部には、前記励磁磁束の方向に対して傾斜した方向に
沿う対向した部分に前記ロータ4の静止位置を決めるた
めのものである一対のノツチ7.7が切欠き形成しであ
る。このノツチ7.7の存在によ)ロータ4はその磁極
が磁束方向に対して傾斜した位置にくるように静止し、
コイル2による励磁磁束の作用でロータ4K)ルクが加
わりロータ4が回転する。
している。図中1は板状のステータで、その両端部には
コイル2を巻装した磁心3が取付けられている。ステー
タ1にはロータ4を配置するための円形孔5が形成され
、この円形孔5内に2極の磁極を有するロータ4がギヤ
ラグを存して回転自在に配置しである。またステータ1
には、前記コイル2によりステータ1を通る励磁磁束の
方向と直交する方向に沿う前記円形孔50対向する周辺
部に一対の小幅部6゜6が形成しである。この小幅部6
.6は、その断面積が小さいので、コイル2によるわず
かな励磁磁束で飽和し、前記円形孔を一対の磁極として
作用させるためのものである。さらに前記円形孔5の内
周部には、前記励磁磁束の方向に対して傾斜した方向に
沿う対向した部分に前記ロータ4の静止位置を決めるた
めのものである一対のノツチ7.7が切欠き形成しであ
る。このノツチ7.7の存在によ)ロータ4はその磁極
が磁束方向に対して傾斜した位置にくるように静止し、
コイル2による励磁磁束の作用でロータ4K)ルクが加
わりロータ4が回転する。
従って、コイル2に反転ノ母ルス電流が流れる毎にロー
タ4が一方向に180°の角度でステップ回転する。
タ4が一方向に180°の角度でステップ回転する。
しかしてこのような構成の小形パルスモータにおいて、
ステータ1は板材からなるものであるからプレス加工に
より製作している。すなわち、ステータ1に使用する板
材にプレス加工を施し、ステータ1の外周部、円形孔5
およびノ、チア、7をプレス型により打抜いて形成して
いる。
ステータ1は板材からなるものであるからプレス加工に
より製作している。すなわち、ステータ1に使用する板
材にプレス加工を施し、ステータ1の外周部、円形孔5
およびノ、チア、7をプレス型により打抜いて形成して
いる。
しかるに、ステータ1におけるノアチア、7は幅が1■
以下と大変小さいものであシ、ノツチ7.7を打抜き形
成することが困難であシ、しかもノツチ7.7を打抜き
形成するために用いるプレス型に大きな負担が加わって
折れることがあり、またプレス型の摩耗が大きくプレス
型の寿命が短くなるという製造上の問題がある。
以下と大変小さいものであシ、ノツチ7.7を打抜き形
成することが困難であシ、しかもノツチ7.7を打抜き
形成するために用いるプレス型に大きな負担が加わって
折れることがあり、またプレス型の摩耗が大きくプレス
型の寿命が短くなるという製造上の問題がある。
本発明は前記事情に基づいてなされたもので、ステータ
の製造が容易であり、且っロータを低消費電流で効率良
く安定して回転させることができるステップモータを提
供することを目的とする。
の製造が容易であり、且っロータを低消費電流で効率良
く安定して回転させることができるステップモータを提
供することを目的とする。
本発明のステ、fモータは、ステータの円形孔の周辺部
に、コイルの励磁磁束の方向に対し傾斜した方向に沿い
ロータ位置決め用の溝を形成することにより、ロータ位
置決め部の加工を容易にするものである。さらに、前記
溝の両方の側壁に挾まれたステータ部分で、ロータ回転
方向に対して後側の箇所の肉厚が小さくなるように、ロ
ータ回転方向に沿って肉厚を異ならせることにより、ロ
ータの安定した回転を損うことなく、前記溝を、ロータ
が低消費電流で回転させることが可能な位置に設定でき
るようにしたものである。
に、コイルの励磁磁束の方向に対し傾斜した方向に沿い
ロータ位置決め用の溝を形成することにより、ロータ位
置決め部の加工を容易にするものである。さらに、前記
溝の両方の側壁に挾まれたステータ部分で、ロータ回転
方向に対して後側の箇所の肉厚が小さくなるように、ロ
ータ回転方向に沿って肉厚を異ならせることにより、ロ
ータの安定した回転を損うことなく、前記溝を、ロータ
が低消費電流で回転させることが可能な位置に設定でき
るようにしたものである。
以下本発明を図面で示す実施例について説明する。
第1図ないし第4図は例えば腕時計に組込んだ本発明の
ステップモータの一実施例を示している。
ステップモータの一実施例を示している。
第1図において、11は磁性材料の板材からなるステー
タ、12はステータ11に取付けた磁心13に装着され
たコイルで、ステータ11?よび磁心13は図示しない
部材に取付けられティる。14は2極の磁極を有するロ
ータで、このロータ14における軸部15g、15bは
適宜な軸受部17m、17bに回転自在に支承され、一
方の軸部15aにはロータ14の回転を外部へ伝達する
ピニオン16が取付けである。
タ、12はステータ11に取付けた磁心13に装着され
たコイルで、ステータ11?よび磁心13は図示しない
部材に取付けられティる。14は2極の磁極を有するロ
ータで、このロータ14における軸部15g、15bは
適宜な軸受部17m、17bに回転自在に支承され、一
方の軸部15aにはロータ14の回転を外部へ伝達する
ピニオン16が取付けである。
前記ステータlllICは円形孔18が形成され、この
円形孔18には前記ロータ14が配置さ・れる。ステー
タIJにおける円形孔18の周辺部には、前記コイル1
2による励磁磁束の方向に直交する方向にて対向する部
分に一対の小幅部19.19が形成しである。
円形孔18には前記ロータ14が配置さ・れる。ステー
タIJにおける円形孔18の周辺部には、前記コイル1
2による励磁磁束の方向に直交する方向にて対向する部
分に一対の小幅部19.19が形成しである。
ステータ1ノにおける一側面には、前記コイル12によ
る励磁磁束の方向に対して所′定角度傾斜した方向に沿
い且つ前記円形孔18の中心を通る線上に位置する断面
角形をなす一対の溝20.20が、円形孔18の対向す
る周辺部に分けて形成しである。これら溝20.20は
円形孔18の周縁とステータ11の外周縁との間に連続
して形成しである。これら溝20.20は前記ロータ1
4の静止の位置決めを行なうためのもので、溝20.2
0の存在によシロータ14はその磁極が前記励磁磁束の
方向に対して傾斜した方向に位置するように静止される
。
る励磁磁束の方向に対して所′定角度傾斜した方向に沿
い且つ前記円形孔18の中心を通る線上に位置する断面
角形をなす一対の溝20.20が、円形孔18の対向す
る周辺部に分けて形成しである。これら溝20.20は
円形孔18の周縁とステータ11の外周縁との間に連続
して形成しである。これら溝20.20は前記ロータ1
4の静止の位置決めを行なうためのもので、溝20.2
0の存在によシロータ14はその磁極が前記励磁磁束の
方向に対して傾斜した方向に位置するように静止される
。
さらK、ステータ11において前記溝20゜200両方
の側壁に挾まれたL部およびL部は、前記ロータ14の
回転方向に対して後側の箇所の肉厚が小さくなるように
、ロータ14の回転方向に沿って肉厚を異ならせて形成
しである。
の側壁に挾まれたL部およびL部は、前記ロータ14の
回転方向に対して後側の箇所の肉厚が小さくなるように
、ロータ14の回転方向に沿って肉厚を異ならせて形成
しである。
この実施例では、溝20.20の底壁を、溝20のロー
タ回転方向に対し後側の側壁20a。
タ回転方向に対し後側の側壁20a。
20mからロータ回転方向に沿い上側へ向けて傾斜する
ように形成している。これによシ各溝20.20の両方
の側壁に挾まれたL部およびL部す々わち溝20,20
の底部は、ロータ回転方向に対し後側の箇所の肉厚tが
、ロータ回転方向に対し前側の箇所の肉厚t′より小さ
くなるように肉厚を異ならせて形成されている。
ように形成している。これによシ各溝20.20の両方
の側壁に挾まれたL部およびL部す々わち溝20,20
の底部は、ロータ回転方向に対し後側の箇所の肉厚tが
、ロータ回転方向に対し前側の箇所の肉厚t′より小さ
くなるように肉厚を異ならせて形成されている。
なお、図中21.21はステータ11に形成した磁心取
付孔で、この取付孔21.21と前記磁心13に形成し
た孔にねじ(図示せず)を通して磁心13をステータ1
1に取付けることができる。
付孔で、この取付孔21.21と前記磁心13に形成し
た孔にねじ(図示せず)を通して磁心13をステータ1
1に取付けることができる。
このように構成したステップモータにおいては、ステー
タ11は板材をプレス加工して製作する。すなわち、板
材に対して抜き型を用いた1回または2回の打抜き加工
を施して、円形孔18および磁心取付孔21.21とス
テータ外形部を形成し、次に板材にポンチを用いた打刻
加工を施して溝20.20を形成する。この溝20.2
0を形成する打刻加工は、従来のノツチを形成する打抜
き加工に比して容易に行なえ、またこの打刻加工におい
てはピンチが欠ける危険性がなく、ポンチの摩耗量も小
さいので、ポンチの寿命が長くなる。
タ11は板材をプレス加工して製作する。すなわち、板
材に対して抜き型を用いた1回または2回の打抜き加工
を施して、円形孔18および磁心取付孔21.21とス
テータ外形部を形成し、次に板材にポンチを用いた打刻
加工を施して溝20.20を形成する。この溝20.2
0を形成する打刻加工は、従来のノツチを形成する打抜
き加工に比して容易に行なえ、またこの打刻加工におい
てはピンチが欠ける危険性がなく、ポンチの摩耗量も小
さいので、ポンチの寿命が長くなる。
次にステップモータの作動について説明する。
ロータ14は、ステータ11に形成した溝20.20の
傾斜角度に規定されて、ロータ磁極がコイル12による
磁極磁束の方向に対して傾斜した方向に位置するように
静止される。そして、ステータ11にコイル12の励磁
磁束が作用すると、ロータ14にトルクが加わってロー
タ14が回転される。従って、前記コイル12に反転パ
ルス電流が流れてステータ11に励磁磁束が向きを変え
て交互に通る毎に、ロータ14が一方向に1ステップ1
8000角度で安定して図示矢印方向に回転する。
傾斜角度に規定されて、ロータ磁極がコイル12による
磁極磁束の方向に対して傾斜した方向に位置するように
静止される。そして、ステータ11にコイル12の励磁
磁束が作用すると、ロータ14にトルクが加わってロー
タ14が回転される。従って、前記コイル12に反転パ
ルス電流が流れてステータ11に励磁磁束が向きを変え
て交互に通る毎に、ロータ14が一方向に1ステップ1
8000角度で安定して図示矢印方向に回転する。
ここで、ステータ11において溝20.20の両側壁に
挾まれたL部およびL部の肉厚を異ならせるように形成
する構成と、ロータ140回転との関係について説明す
る。説明に際して、第4図において、ステータ11の励
磁磁束の方向線をX−X線、とのX−X線に直角な方向
線をY−Y線、ステータ11の溝20.20ととする。
挾まれたL部およびL部の肉厚を異ならせるように形成
する構成と、ロータ140回転との関係について説明す
る。説明に際して、第4図において、ステータ11の励
磁磁束の方向線をX−X線、とのX−X線に直角な方向
線をY−Y線、ステータ11の溝20.20ととする。
そして、溝20.20の底部をロータ回転方向後側の箇
所の肉厚が小さくなるように肉厚を異ならして形成する
ことにより、ステップモータの消費電流の低下を図るた
めに、溝20.20の傾き角度αを大きくして、ロータ
14の静止時におけるロータ磁極の傾き角度θを大きく
した場合でも、ロータ14の回転特性を安定化させるこ
とができる効果がある。すなわち、ロータ14の回転の
安定を保ちつつ、ステ、fモータの低消費電化を図るこ
とができる。
所の肉厚が小さくなるように肉厚を異ならして形成する
ことにより、ステップモータの消費電流の低下を図るた
めに、溝20.20の傾き角度αを大きくして、ロータ
14の静止時におけるロータ磁極の傾き角度θを大きく
した場合でも、ロータ14の回転特性を安定化させるこ
とができる効果がある。すなわち、ロータ14の回転の
安定を保ちつつ、ステ、fモータの低消費電化を図るこ
とができる。
この作用について詳細に説明を加える。第5図は、ステ
ップモータにおけるコイル12に流れる消費電流の波形
を示す線図であシ、実線がロータ回転時の電流波形を、
点線がロータ停止時の電流波形を各々示しており、且つ
各電流波形の面積が消費電流の大きさである。ロータ回
転時の消費電流は、−一夕14の回転に伴い線図のよう
な波形形状を示す。この理由は、ロータ14から発生す
る磁束がコイル12を通り、この磁束量がロータ位置に
よって変化し、コイル12に発生する起電力(逆起電力
)が変化するため、つまりロータ14によりコイル12
に誘導電圧が発生するためである。
ップモータにおけるコイル12に流れる消費電流の波形
を示す線図であシ、実線がロータ回転時の電流波形を、
点線がロータ停止時の電流波形を各々示しており、且つ
各電流波形の面積が消費電流の大きさである。ロータ回
転時の消費電流は、−一夕14の回転に伴い線図のよう
な波形形状を示す。この理由は、ロータ14から発生す
る磁束がコイル12を通り、この磁束量がロータ位置に
よって変化し、コイル12に発生する起電力(逆起電力
)が変化するため、つまりロータ14によりコイル12
に誘導電圧が発生するためである。
この誘導電圧τは、次式で表わされる。
v=tp、N、山θ旦
t
ψ:ロータに発生する磁束量
N:コイル巻数
この式によシ、ψとNを一定とするならば、コイル12
に発生する誘導電圧が最も高くなるdθ のけ、slnθπが最大となる点であるから、θζ90
″′であることが予測できる。
に発生する誘導電圧が最も高くなるdθ のけ、slnθπが最大となる点であるから、θζ90
″′であることが予測できる。
第6図および第7図は、夫々低ノ臂ルス幅(−)におけ
る消費電流の波形を示している。第6図で示す電流波形
は、ロータ14が静止位置から回転して、その磁極がθ
=90°の位置(y−y線)に達する時点の近辺で、電
流のノ臂ルスが切れている。これに対して第7図で示す
電流波形は、第6図の電流波形と同一パルス幅でも、ロ
ータ14が回転してその磁極がθ=90°の位置を少し
越えた時点でパルスが切れている。これにより、第7図
で示す電流波形による消費電流は、第6図で示す電流波
形の消費電流と比較して、電流値が最小を示す時点(θ
=90°)に到るまでの時間、つまシロータ14の磁極
が静止位置からθ=90°の位置(Y−Y線)に達する
までの時間が短く、破線で示す分だけ電流が小さいこと
が判る。
る消費電流の波形を示している。第6図で示す電流波形
は、ロータ14が静止位置から回転して、その磁極がθ
=90°の位置(y−y線)に達する時点の近辺で、電
流のノ臂ルスが切れている。これに対して第7図で示す
電流波形は、第6図の電流波形と同一パルス幅でも、ロ
ータ14が回転してその磁極がθ=90°の位置を少し
越えた時点でパルスが切れている。これにより、第7図
で示す電流波形による消費電流は、第6図で示す電流波
形の消費電流と比較して、電流値が最小を示す時点(θ
=90°)に到るまでの時間、つまシロータ14の磁極
が静止位置からθ=90°の位置(Y−Y線)に達する
までの時間が短く、破線で示す分だけ電流が小さいこと
が判る。
従りて、パルスモータの消費電流を減少させるためには
、消費電流を第7図で示す波形にすることが必要となる
。つまり、消費電流の電流値が最小を示す点に至るまで
の時間を短くすること、言換すればロータ14の磁極が
静止位置からθ=900の位置まで達する時間を短くす
ることである。このための方法としては、ステータ11
の溝20.20の傾き角度αを増加させて、ロータ14
の静止時における磁極の傾き角度θを90°に近づける
(y−y線に近づける)方法がある。
、消費電流を第7図で示す波形にすることが必要となる
。つまり、消費電流の電流値が最小を示す点に至るまで
の時間を短くすること、言換すればロータ14の磁極が
静止位置からθ=900の位置まで達する時間を短くす
ることである。このための方法としては、ステータ11
の溝20.20の傾き角度αを増加させて、ロータ14
の静止時における磁極の傾き角度θを90°に近づける
(y−y線に近づける)方法がある。
しかしながら、この方法であると、溝20゜20の傾く
角度の増大に伴い、第4図で示される前記円形孔180
周縁部におけるY−Y線と溝20.20のロータ回転方
向に対し前側の側壁との間の8部および8部の範囲が拡
大する。
角度の増大に伴い、第4図で示される前記円形孔180
周縁部におけるY−Y線と溝20.20のロータ回転方
向に対し前側の側壁との間の8部および8部の範囲が拡
大する。
このため、ロータ14の回転時に磁極がθ=90’位置
(y−y線)から溝20.20の前側壁まで移動する距
離が増大し、ロータ14の磁極とステータ11との間に
働く磁気的結合力によりロータ14に制動がかかり、ロ
ータ14の回転の磁極がθ=90°の位置(Y−Y線)
を越えてロータ14が回転する時に、消費電流が増加し
て本来の目的に反する状態が発生するとともに、ロータ
14が回転を停止する、逆回転する、回転トルクが低下
するといったロータ14の回転動作が不安定になるとい
う状態が発生する。
(y−y線)から溝20.20の前側壁まで移動する距
離が増大し、ロータ14の磁極とステータ11との間に
働く磁気的結合力によりロータ14に制動がかかり、ロ
ータ14の回転の磁極がθ=90°の位置(Y−Y線)
を越えてロータ14が回転する時に、消費電流が増加し
て本来の目的に反する状態が発生するとともに、ロータ
14が回転を停止する、逆回転する、回転トルクが低下
するといったロータ14の回転動作が不安定になるとい
う状態が発生する。
この対策として、本発明では、ステータ11における溝
20.20の両側壁で挾まれたL部およびL部を、ロー
タ回転方向に対し後側の箇所の肉厚が小さくなるように
肉厚を異ならせて形成しである。これによりロータ14
が回転し、その磁極がθ=90°の位置を越えて溝20
.20を通過する時に、ロータ14とステータ11との
間に働く磁気的結合力を弱めてロータ14に制動がかか
らないようにしている。このため、ロータ14の回転時
に磁極がθ=90°(Y−Y線)を越えた後において、
消費電流が増加することがないとともK、ロータ14が
回転停止や逆回転したシ、ロータ14の回転トルクが低
下するといった事態が発生せず、ロータ14が安定して
回転する。従って、ロータ14の回転特性を低下させる
ことなく、ロータ静止時における磁極の傾き角度θを出
来るだけ90°に近づけて消費電流の低下を図ることが
できる。
20.20の両側壁で挾まれたL部およびL部を、ロー
タ回転方向に対し後側の箇所の肉厚が小さくなるように
肉厚を異ならせて形成しである。これによりロータ14
が回転し、その磁極がθ=90°の位置を越えて溝20
.20を通過する時に、ロータ14とステータ11との
間に働く磁気的結合力を弱めてロータ14に制動がかか
らないようにしている。このため、ロータ14の回転時
に磁極がθ=90°(Y−Y線)を越えた後において、
消費電流が増加することがないとともK、ロータ14が
回転停止や逆回転したシ、ロータ14の回転トルクが低
下するといった事態が発生せず、ロータ14が安定して
回転する。従って、ロータ14の回転特性を低下させる
ことなく、ロータ静止時における磁極の傾き角度θを出
来るだけ90°に近づけて消費電流の低下を図ることが
できる。
第8図は、各消費電流の電流波形を比較して示す線図で
ある。この線図において、Aは溝のステータ肉厚が異な
る場合、Bは溝のステータ肉厚が均一な場合、Cはロー
タ停止時の各消費電流を示し、a点およびb点は消費電
流A、Hにおいて、ロータが回転してその磁極がθ=9
06の位置達する時間を示している。この線図によれば
a (bであシ、消費電流Aはノクルス幅を消費電流B
に比して短くでき、消費電力を減少できることが判る。
ある。この線図において、Aは溝のステータ肉厚が異な
る場合、Bは溝のステータ肉厚が均一な場合、Cはロー
タ停止時の各消費電流を示し、a点およびb点は消費電
流A、Hにおいて、ロータが回転してその磁極がθ=9
06の位置達する時間を示している。この線図によれば
a (bであシ、消費電流Aはノクルス幅を消費電流B
に比して短くでき、消費電力を減少できることが判る。
しかして、ステータ1)の溝20.20の両側壁に挾ま
れた部分を、溝20のロータ回転方向後側の箇所の肉厚
が小さくなるように肉厚を異ならせるように形成するた
めの形状は、第3図で示されるものに限定されない。例
えば溝20.20の底部を第9図ないし第12図で示す
ように形成しても良い。また、溝20.20は、1個の
溝20について第13図で示すようにステータ11の表
裏両面に形成してステータ11の肉厚を異ならせるよう
にしても良い。さらk、溝20.20においてステータ
11の肉厚を最も小さくする部分は、溝20.20の全
長にわたって形成することなく、円形孔18の周縁部に
のみ形成しても良い。さらに、溝20゜20はステータ
11全体を横断することなく、円形孔18の周辺部のみ
に形成しても良い。
れた部分を、溝20のロータ回転方向後側の箇所の肉厚
が小さくなるように肉厚を異ならせるように形成するた
めの形状は、第3図で示されるものに限定されない。例
えば溝20.20の底部を第9図ないし第12図で示す
ように形成しても良い。また、溝20.20は、1個の
溝20について第13図で示すようにステータ11の表
裏両面に形成してステータ11の肉厚を異ならせるよう
にしても良い。さらk、溝20.20においてステータ
11の肉厚を最も小さくする部分は、溝20.20の全
長にわたって形成することなく、円形孔18の周縁部に
のみ形成しても良い。さらに、溝20゜20はステータ
11全体を横断することなく、円形孔18の周辺部のみ
に形成しても良い。
第14図および第15図は本発明のステップモータの他
の実施例を示すもので、第1因ないし第3図と同一部分
は同一符号を付している。
の実施例を示すもので、第1因ないし第3図と同一部分
は同一符号を付している。
第1図ないし第3図で示す実施例では、ステータ11の
一面のみに溝20.20を形成しているが、本実施例で
はステータ11の表裏両面に分けて溝20 、20’を
形成している。すなわち、ステータ11の一方の面にお
いて円形孔18の周辺部に第1の溝20を形成し、且つ
他方の面において第1の溝20と対向して円形孔18の
周辺部に第2の溝20′を形成したものである。
一面のみに溝20.20を形成しているが、本実施例で
はステータ11の表裏両面に分けて溝20 、20’を
形成している。すなわち、ステータ11の一方の面にお
いて円形孔18の周辺部に第1の溝20を形成し、且つ
他方の面において第1の溝20と対向して円形孔18の
周辺部に第2の溝20′を形成したものである。
また、谷溝20 、20’の底部は、第16図で示すよ
うに第3図で示す形状を採用してステータ11の表裏両
面において、傾斜面が逆向きとなるように形成する。
うに第3図で示す形状を採用してステータ11の表裏両
面において、傾斜面が逆向きとなるように形成する。
この構成によれば、ステータ11はロータ14の上半部
と下半部に夫々均等な磁束量の磁束を作用することがで
きる。従って、ステップモータの向きに応じてロータ1
4の軸部15hが下側に位置した時における該軸部15
mと軸受部J7&との間の摩擦抵抗と、ロータ14の軸
部15bが下側に位置した時における該軸部15bと軸
受部Z7bとの間の摩擦抵抗が均一となる。これにより
、腕時計の姿勢の変化によりステップモータの姿勢が変
化しても、その姿勢の向きにかかわりなくロータ14の
回転特性が変化せず安定した回転が得られる。
と下半部に夫々均等な磁束量の磁束を作用することがで
きる。従って、ステップモータの向きに応じてロータ1
4の軸部15hが下側に位置した時における該軸部15
mと軸受部J7&との間の摩擦抵抗と、ロータ14の軸
部15bが下側に位置した時における該軸部15bと軸
受部Z7bとの間の摩擦抵抗が均一となる。これにより
、腕時計の姿勢の変化によりステップモータの姿勢が変
化しても、その姿勢の向きにかかわりなくロータ14の
回転特性が変化せず安定した回転が得られる。
また、ステータ11は両面に溝20.20を有するので
機械的強度が大である。
機械的強度が大である。
以上説明したように本発明のステップモータによれば、
ステータにロータの静止位置決めを行なうための部分を
形成する加工を容易に行なうことができるとともに、ロ
ータの回転特性を損うことなく消費電流を低下させて効
率良い運転を行なうことができる。
ステータにロータの静止位置決めを行なうための部分を
形成する加工を容易に行なうことができるとともに、ロ
ータの回転特性を損うことなく消費電流を低下させて効
率良い運転を行なうことができる。
第1図ないし第4図は夫々本発明の一実施例を示すもの
で、第1図はステップモータの正面図、第2図は第1図
■−■線に沿うステータの拡大断面図、第3図はステー
タの拡大斜視図、第4図はステータとロータの位置関係
を示す説明図、第5図ないし第7図は夫々ステ、fモー
タの消費電流の波形を示す線図、第8図は各消費電流の
波形を比較して示す線図、第9図ないし第13図は夫々
ステータに形成する溝の他の例を示す説明図、914図
ないし第16図は夫夫他の実施例を示すもので、第14
図はステ。 プモータの正面図、第15図は第14図xv −xv線
に沿うステータの拡大断面図、第16図(、) (b)
はステータの溝を示す拡大断面図、ilT図は従来のス
テップモータを示す正面図である。 11・・・ステータ、12・・・コイル、13・・・磁
心、14・・・ロータ、18・・・円形孔、19・・・
小幅部、20・・・溝。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第1図 第2B!I 第4図 第11図 第12図 第13図 第 14 E 第15図 7D
で、第1図はステップモータの正面図、第2図は第1図
■−■線に沿うステータの拡大断面図、第3図はステー
タの拡大斜視図、第4図はステータとロータの位置関係
を示す説明図、第5図ないし第7図は夫々ステ、fモー
タの消費電流の波形を示す線図、第8図は各消費電流の
波形を比較して示す線図、第9図ないし第13図は夫々
ステータに形成する溝の他の例を示す説明図、914図
ないし第16図は夫夫他の実施例を示すもので、第14
図はステ。 プモータの正面図、第15図は第14図xv −xv線
に沿うステータの拡大断面図、第16図(、) (b)
はステータの溝を示す拡大断面図、ilT図は従来のス
テップモータを示す正面図である。 11・・・ステータ、12・・・コイル、13・・・磁
心、14・・・ロータ、18・・・円形孔、19・・・
小幅部、20・・・溝。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第1図 第2B!I 第4図 第11図 第12図 第13図 第 14 E 第15図 7D
Claims (3)
- (1)内部にロータが配置され且つ周縁部で一対の磁極
を構成する円形孔と、この円形孔の周辺部にコイルによ
る励磁磁束と直交する方向に位置して形成された断面積
の小さい一対の小幅部と、前記円形孔の周辺部に前記励
磁磁束の方向に対し傾斜した方向に沿って形成された溝
とを有するステータを備え、このステータにおける前記
溝の両方の側壁に挾まれた部分は、前記ロータの回転方
向に対して後側の箇所の肉厚が小さくなるようにロータ
回転方向に沿って肉厚を異ならせたことを特徴とするス
テップモータ。 - (2)ステータの溝は、ステータの一方の面において円
形孔の対向する周辺部に形成した一対の溝である特許請
求の範囲第1項に記載のステップモータ。 - (3)ステータの溝は、ステータの一方の面において円
形孔の周辺部に形成した第1の溝と、ステータの他方の
面において第1の溝と対向する円形孔の周辺部に形成し
た第2の溝とからなる一対の溝である特許請求の範囲第
1項に記載のステップモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14216985A JPS622849A (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | ステツプモ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14216985A JPS622849A (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | ステツプモ−タ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS622849A true JPS622849A (ja) | 1987-01-08 |
Family
ID=15308959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14216985A Pending JPS622849A (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | ステツプモ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS622849A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1975698A1 (en) | 2007-03-23 | 2008-10-01 | FUJIFILM Corporation | Method and apparatus for producing conductive material |
EP2009977A2 (en) | 2007-05-09 | 2008-12-31 | FUJIFILM Corporation | Electromagnetic shielding film and optical filter |
CN110308636A (zh) * | 2018-03-20 | 2019-10-08 | 精工电子有限公司 | 钟表 |
-
1985
- 1985-06-28 JP JP14216985A patent/JPS622849A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1975698A1 (en) | 2007-03-23 | 2008-10-01 | FUJIFILM Corporation | Method and apparatus for producing conductive material |
EP2009977A2 (en) | 2007-05-09 | 2008-12-31 | FUJIFILM Corporation | Electromagnetic shielding film and optical filter |
CN110308636A (zh) * | 2018-03-20 | 2019-10-08 | 精工电子有限公司 | 钟表 |
CN110308636B (zh) * | 2018-03-20 | 2021-12-28 | 精工电子有限公司 | 钟表 |
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