JPS62283614A - コイル巻枠 - Google Patents
コイル巻枠Info
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- JPS62283614A JPS62283614A JP61126629A JP12662986A JPS62283614A JP S62283614 A JPS62283614 A JP S62283614A JP 61126629 A JP61126629 A JP 61126629A JP 12662986 A JP12662986 A JP 12662986A JP S62283614 A JPS62283614 A JP S62283614A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電磁機器等に使われるコイルの巻枠に関する
。
。
巻枠にコイルを巻回成形する場合、まず最下層の巻線を
コイル巻付は面に密着巻きしたのち、その上に2層目以
降の巻線をいわゆる俵積み状に交互に位置をずらしなが
ら積み重ねる。このため、最下層の巻線を正確に整列巻
きすることは、コイル全体の巻き精度を良くする上でき
わめて重要である。
コイル巻付は面に密着巻きしたのち、その上に2層目以
降の巻線をいわゆる俵積み状に交互に位置をずらしなが
ら積み重ねる。このため、最下層の巻線を正確に整列巻
きすることは、コイル全体の巻き精度を良くする上でき
わめて重要である。
こうした観点から、従来より巻線を正確に巻くための様
々な工夫がなされている。例えば特公昭59−983号
公報に開示された先行技術においては、四角形のボビン
本体の一面に外側に突出する膨出部を形成し、この膨出
部を形成した面を導線交差面(すなわち巻線をクロスオ
ーバーさせる面)とし、この面において巻線を交互に方
向を変えて整列巻回するようにしている。
々な工夫がなされている。例えば特公昭59−983号
公報に開示された先行技術においては、四角形のボビン
本体の一面に外側に突出する膨出部を形成し、この膨出
部を形成した面を導線交差面(すなわち巻線をクロスオ
ーバーさせる面)とし、この面において巻線を交互に方
向を変えて整列巻回するようにしている。
上記先行技術は、巻線の整列巻きを正確に行なう上で頗
る有効なものであった。しかしながらこうした工夫がな
された巻枠においても、場合によっては最下層の巻線が
その巻回時に線径方向に多をより精度良く整列巻きでき
るような巻枠が望まれていた。
る有効なものであった。しかしながらこうした工夫がな
された巻枠においても、場合によっては最下層の巻線が
その巻回時に線径方向に多をより精度良く整列巻きでき
るような巻枠が望まれていた。
本発明は、断面形状が略四角形の巻胴を有するコイル巻
枠において、上記巻胴のコイルを巻付ける面のコーナー
部間に、コイルの最下層の巻線と接触することによりそ
の接触部が押されて溝状に凹むテープを貼付けたことを
特徴とするコイル巻枠である。
枠において、上記巻胴のコイルを巻付ける面のコーナー
部間に、コイルの最下層の巻線と接触することによりそ
の接触部が押されて溝状に凹むテープを貼付けたことを
特徴とするコイル巻枠である。
上記構成のコイル巻枠によれば、巻胴に巻かれた最下層
の巻線は、巻胴に貼付けられているテープに接触してこ
のテープを押付ける。従ってテープの一部すなわち巻線
との接触部が変形して溝状に凹み、この凹みが巻線を支
持するようになる。
の巻線は、巻胴に貼付けられているテープに接触してこ
のテープを押付ける。従ってテープの一部すなわち巻線
との接触部が変形して溝状に凹み、この凹みが巻線を支
持するようになる。
このため最下層の巻線を巻く際に、巻胴に巻付きつつあ
る巻線が既に巻胴に巻付いている隣の巻線に接触しても
、隣の巻線が線径方向に移動することが防止される。従
って、最下層の巻線を巻胴の全幅にわたり正確に整列巻
きできるようになり、その結果、コイル全体の巻き精度
も向上するものである。
る巻線が既に巻胴に巻付いている隣の巻線に接触しても
、隣の巻線が線径方向に移動することが防止される。従
って、最下層の巻線を巻胴の全幅にわたり正確に整列巻
きできるようになり、その結果、コイル全体の巻き精度
も向上するものである。
図面に示されたコイル巻枠1は、金属製の巻胴2と、巻
胴2の両端面2a、2bに取着される一対のフランジ板
3.4を備えて構成される。巻胴2は断面形状が略四角
形であり、コイルを巻付ける面すなわち巻胴2の外周面
に、周方向に4箇所のコーナー部5,6,7.8を有し
ている。
胴2の両端面2a、2bに取着される一対のフランジ板
3.4を備えて構成される。巻胴2は断面形状が略四角
形であり、コイルを巻付ける面すなわち巻胴2の外周面
に、周方向に4箇所のコーナー部5,6,7.8を有し
ている。
第7図に一部を代表して示したように、各コーナー部5
〜8はコーナー部間の部位2dよりも僅かに外側に突出
しており(例えば突出量t−0,1ないし0.3 II
J1位)、かつ各コーナー部5〜8には曲率半径rが数
U程度の丸みをもたせである。
〜8はコーナー部間の部位2dよりも僅かに外側に突出
しており(例えば突出量t−0,1ないし0.3 II
J1位)、かつ各コーナー部5〜8には曲率半径rが数
U程度の丸みをもたせである。
そして各コーナー部5〜8には、コイルを巻回する際に
最下層の巻線A+(第6図参照)が正しく整列して密着
巻きされるように、巻線A1を支える多数の平行溝9が
所定ピッチで形成されている。上記平行溝9は、巻胴2
の両端面2a、2b間にわたって設けられている。
最下層の巻線A+(第6図参照)が正しく整列して密着
巻きされるように、巻線A1を支える多数の平行溝9が
所定ピッチで形成されている。上記平行溝9は、巻胴2
の両端面2a、2b間にわたって設けられている。
また、各コーナー部5〜8を除く部位2dには粘着テー
プ10が貼付けられている。このテープ10はコイルの
最下層の巻線A、に接するものであり、テープ10の材
質は、巻線A1との接触部が押されて凹む程度の、塑性
変形または弾性変形可能な合成樹脂材または紙、布等か
らなる。テープ10の裏面側には粘着剤が被着されてい
る。なお第7図に例示したように、テープ10の端部1
0aが各コーナー部の端に重なるようにして貼付けても
よい。また、テープ10の積層枚数を調節することによ
って、巻回成形されるコイルの内形幅を微調整すること
も可能である。
プ10が貼付けられている。このテープ10はコイルの
最下層の巻線A、に接するものであり、テープ10の材
質は、巻線A1との接触部が押されて凹む程度の、塑性
変形または弾性変形可能な合成樹脂材または紙、布等か
らなる。テープ10の裏面側には粘着剤が被着されてい
る。なお第7図に例示したように、テープ10の端部1
0aが各コーナー部の端に重なるようにして貼付けても
よい。また、テープ10の積層枚数を調節することによ
って、巻回成形されるコイルの内形幅を微調整すること
も可能である。
そして巻胴2のコイル巻付は面のうち、巻線がクロスオ
ーバーさせられる面2gにおいては、コーナー部5,6
間が外側に凸の脹らんだ形状となるように、上層のもの
ほど短い複数枚のテープ10.10’ を貼付けである
。
ーバーさせられる面2gにおいては、コーナー部5,6
間が外側に凸の脹らんだ形状となるように、上層のもの
ほど短い複数枚のテープ10.10’ を貼付けである
。
巻線がクロスオーバーさせられる面とは、第8図に例示
したように、一方のフランジ板4側から巻かれた巻線A
が他方のフランジ板3に達したところでリターンして再
び元のフランジ板4側に戻る際に、一層側の巻線が下層
側の巻線に対して交差する方向に向きを変えて巻回され
る面のことを言う。本実施例の場合、巻胴2の周方向の
4面のうち、コーナー部5.6間の面2gがこのクロス
オーバー面として使われ、それ以外の面では巻線8を含
む4個のブロック状巻胴構成片11,12゜13.14
に分割されている。第3図に示されるように、互いに対
をなす一方の巻胴構成片11゜12と、他方の巻胴構成
片13.14は、それぞれ引張りコイルばね16,17
によって、互いに近付く方向に付勢されている。16a
、17aはばねの係止部である。この第3図は、巻胴構
成片11〜14を強制的に引離した状態を示しているが
、外力を加えない自由状態においては、ばね16.17
の引張り力によって、巻胴構成片11゜12と13.1
4は第1図に示されるように互いに引寄せられる。
したように、一方のフランジ板4側から巻かれた巻線A
が他方のフランジ板3に達したところでリターンして再
び元のフランジ板4側に戻る際に、一層側の巻線が下層
側の巻線に対して交差する方向に向きを変えて巻回され
る面のことを言う。本実施例の場合、巻胴2の周方向の
4面のうち、コーナー部5.6間の面2gがこのクロス
オーバー面として使われ、それ以外の面では巻線8を含
む4個のブロック状巻胴構成片11,12゜13.14
に分割されている。第3図に示されるように、互いに対
をなす一方の巻胴構成片11゜12と、他方の巻胴構成
片13.14は、それぞれ引張りコイルばね16,17
によって、互いに近付く方向に付勢されている。16a
、17aはばねの係止部である。この第3図は、巻胴構
成片11〜14を強制的に引離した状態を示しているが
、外力を加えない自由状態においては、ばね16.17
の引張り力によって、巻胴構成片11゜12と13.1
4は第1図に示されるように互いに引寄せられる。
また、巻胴構成片11〜14には、巻胴2の中心部に相
当する位置に、軸挿入孔19が設けられている。この軸
挿入孔19は、巻胴2の両端面2a、2b間にわたって
貫通している。そして軸挿入孔19の両端開口部分にテ
ーパ状の凹部21゜22が形成されている。この凹部2
1,22は、第5図に示されるように、巻胴の端面2a
、2b側の内径が広がる形状をなしている。
当する位置に、軸挿入孔19が設けられている。この軸
挿入孔19は、巻胴2の両端面2a、2b間にわたって
貫通している。そして軸挿入孔19の両端開口部分にテ
ーパ状の凹部21゜22が形成されている。この凹部2
1,22は、第5図に示されるように、巻胴の端面2a
、2b側の内径が広がる形状をなしている。
一方、フランジ板3.4は、例えばアルミニウム合金等
の軽量な金属からなる本体部25.26を備えている。
の軽量な金属からなる本体部25.26を備えている。
これら本体部25.26の相互対向面はそれぞれ平坦に
仕上げられている。本体部25.26の中央にはそれぞ
れ貫通孔28.29が形成されており、これら貫通孔2
8.29と上記軸挿入孔19.に軸31が挿入される。
仕上げられている。本体部25.26の中央にはそれぞ
れ貫通孔28.29が形成されており、これら貫通孔2
8.29と上記軸挿入孔19.に軸31が挿入される。
この軸31は、雄ねじ32を有したロッド部33と、テ
ーパー伏抑え部34と、鍔部35等を備えて構成され、
この鍔部35には一対の突起37が設けられている。こ
の突起37は、フランジ板3に形成された一対の孔38
に嵌合する。雄ねじ32にはナツト39が螺合される。
ーパー伏抑え部34と、鍔部35等を備えて構成され、
この鍔部35には一対の突起37が設けられている。こ
の突起37は、フランジ板3に形成された一対の孔38
に嵌合する。雄ねじ32にはナツト39が螺合される。
テーパ伏抑え部34は、前述したテーパ状の凹部21と
嵌合する。すなわち、軸31を軸挿入孔19に挿入する
際に、テーバ状押え部34をくさびの如くテーパ状凹部
21に押込むことによって、巻胴構成片11〜14をば
ね16,17の反発力に抗して所定幅まで押し広げるこ
とができる。
嵌合する。すなわち、軸31を軸挿入孔19に挿入する
際に、テーバ状押え部34をくさびの如くテーパ状凹部
21に押込むことによって、巻胴構成片11〜14をば
ね16,17の反発力に抗して所定幅まで押し広げるこ
とができる。
各巻胴構成片11−14は、それぞれねじ42によって
フランジ板3に摺動可能に取付けられている。すなわち
、ねじ42の先端は巻胴構成片11〜14に設けられた
ねじ孔43に固定され、フランジ板3には、これらのね
じ42が移動自在に貫通する長孔44が設けられている
。ねじ42は長孔44の長手方向に沿って移動するよう
にしである。そしてそれぞれの長孔44は、巻胴構成片
11〜14が第1図に示される収縮状態から第2図に示
される拡張状態にわたる範囲を移動できるように、巻胴
構成片11〜14のおおむね対角線方向に形成されてい
る。
フランジ板3に摺動可能に取付けられている。すなわち
、ねじ42の先端は巻胴構成片11〜14に設けられた
ねじ孔43に固定され、フランジ板3には、これらのね
じ42が移動自在に貫通する長孔44が設けられている
。ねじ42は長孔44の長手方向に沿って移動するよう
にしである。そしてそれぞれの長孔44は、巻胴構成片
11〜14が第1図に示される収縮状態から第2図に示
される拡張状態にわたる範囲を移動できるように、巻胴
構成片11〜14のおおむね対角線方向に形成されてい
る。
他方のフランジ板4の巻胴2側の面には、4箇所に凸部
46(第5図参照)が設けられているとともに、巻胴構
成片11〜14には上記凸部46に嵌合する凹部47が
開設されている。これら凸部46と凹部47は、巻胴構
成片11〜14を所定の幅まで広げた時に互いに嵌合す
るような位置に設けられている。
46(第5図参照)が設けられているとともに、巻胴構
成片11〜14には上記凸部46に嵌合する凹部47が
開設されている。これら凸部46と凹部47は、巻胴構
成片11〜14を所定の幅まで広げた時に互いに嵌合す
るような位置に設けられている。
また上記フランジ板4の巻胴2側の面に、先細テーパー
状の押え部材50が突設されている。この押え部材50
には軸31を貫通させる孔(図示略)が形成されている
。この押え部材50は、前述したテーパ状凹部22に嵌
合するものであり、押え部材50をテーパ状凹部22に
押込むことによって、巻胴構成片11〜14をばね16
.17の反発力に抗して押し広げることができる。
状の押え部材50が突設されている。この押え部材50
には軸31を貫通させる孔(図示略)が形成されている
。この押え部材50は、前述したテーパ状凹部22に嵌
合するものであり、押え部材50をテーパ状凹部22に
押込むことによって、巻胴構成片11〜14をばね16
.17の反発力に抗して押し広げることができる。
更に各フランジ板3,4の巻胴2例の面には、耗〆部材
52は、フランジ板の本体部25゜26の材料(アルミ
ニウム合金)よりも硬い金属からなる。
52は、フランジ板の本体部25゜26の材料(アルミ
ニウム合金)よりも硬い金属からなる。
また、フランジ板3,4の縁部には、巻胴2の外周面(
コイルの巻付は面)に達する長さの凹部54.55が形
成されている。一方の凹部541;は、第2図に示され
るように凹部54の側壁面54aから巻胴2側の面54
bにわたる角部に、断面が略V状の巻線支持溝57が形
成されている。
コイルの巻付は面)に達する長さの凹部54.55が形
成されている。一方の凹部541;は、第2図に示され
るように凹部54の側壁面54aから巻胴2側の面54
bにわたる角部に、断面が略V状の巻線支持溝57が形
成されている。
この巻線支持溝57は、コイルを巻く際にその最下層に
位置する巻線A1の導入部分が線径方向に動くことを防
止するものである。従ってこの巻線支持溝57は、巻胴
2の外周面すなわちコイルを巻付ける面に沿って形成さ
れている。
位置する巻線A1の導入部分が線径方向に動くことを防
止するものである。従ってこの巻線支持溝57は、巻胴
2の外周面すなわちコイルを巻付ける面に沿って形成さ
れている。
次に上記構成のコイル巻枠1の作用につき説明する。
巻胴2にフランジ板3,4を組付け、軸挿入孔19と貫
通孔28.29に軸31を挿入する。この時、巻胴構成
片11〜14は、テーパ状の押え部34と押え部材50
によって所定幅まで押し広げられ、かつ凸部46が凹部
47に嵌合することによって、巻胴構成片11〜14が
固定される。
通孔28.29に軸31を挿入する。この時、巻胴構成
片11〜14は、テーパ状の押え部34と押え部材50
によって所定幅まで押し広げられ、かつ凸部46が凹部
47に嵌合することによって、巻胴構成片11〜14が
固定される。
この状態で、雄ねじ32にナツト39を螺合させて締付
けることにより、第2図に示されるようにフランジ板3
,4と巻胴2を一体化させる。
けることにより、第2図に示されるようにフランジ板3
,4と巻胴2を一体化させる。
そしてフランジ板÷の巻線支持溝57にコイルの巻線の
導入部分を引掛けてから、軸31を中心に巻枠1を回転
させつつ、巻線Aを供給することにより、巻胴2に巻線
を巻付ける。第6図に示されるように、最下層の巻線A
1は、コーナー部5〜8に形成されている平行溝9によ
って所定のピッチを保ちながら密着巻きされる。
導入部分を引掛けてから、軸31を中心に巻枠1を回転
させつつ、巻線Aを供給することにより、巻胴2に巻線
を巻付ける。第6図に示されるように、最下層の巻線A
1は、コーナー部5〜8に形成されている平行溝9によ
って所定のピッチを保ちながら密着巻きされる。
しかも最下層の巻線A1は、第9図に示されるようにテ
ープ10に接触する。このテープ10は、巻線A、によ
って強く押された部位が変形して凹むことにより、平行
溝9に似た形状の多数の溝が生じる。このため最下層の
巻線A1は、これらの溝に嵌合することにより線径方向
への移動が防止され、巻線A1は所定の位置に確実に保
持される。
ープ10に接触する。このテープ10は、巻線A、によ
って強く押された部位が変形して凹むことにより、平行
溝9に似た形状の多数の溝が生じる。このため最下層の
巻線A1は、これらの溝に嵌合することにより線径方向
への移動が防止され、巻線A1は所定の位置に確実に保
持される。
特に、巻線がクロスオーバーする面2g(第8図参照)
においては、巻線Aが斜め方向に巻かれるとともに、積
層されたテープ10.10’が外側に凸の湾曲した形状
をなしているため、最下層の巻線A1を巻く際には、巻
胴2に巻かれつつある巻線が既に巻かれた隣の巻線に連
続的に接触しながら巻付くことになる。
においては、巻線Aが斜め方向に巻かれるとともに、積
層されたテープ10.10’が外側に凸の湾曲した形状
をなしているため、最下層の巻線A1を巻く際には、巻
胴2に巻かれつつある巻線が既に巻かれた隣の巻線に連
続的に接触しながら巻付くことになる。
前述したように最下層の巻線A1はテープ10゜10′
に生じた溝状の凹みによって支持されるから、既に巻胴
2に巻付いている巻線が線径方向に押されても、この方
向に移動することが防止され、所定の位置に確実に保持
される。しかもクロスオーバーする面2gにおいては、
テープ 10゜10′が外側に凸の湾曲した形状となっ
ているから、巻線は一気にこの面2gに接するのではな
く、湾曲した面に沿って素早く連続的に接することにな
る。従って、この面2gに巻かれつつある巻線を、既に
巻付いている隣の巻線に素早く連続的に接触させて巻線
の位置を案内させることができる。
に生じた溝状の凹みによって支持されるから、既に巻胴
2に巻付いている巻線が線径方向に押されても、この方
向に移動することが防止され、所定の位置に確実に保持
される。しかもクロスオーバーする面2gにおいては、
テープ 10゜10′が外側に凸の湾曲した形状となっ
ているから、巻線は一気にこの面2gに接するのではな
く、湾曲した面に沿って素早く連続的に接することにな
る。従って、この面2gに巻かれつつある巻線を、既に
巻付いている隣の巻線に素早く連続的に接触させて巻線
の位置を案内させることができる。
これらの理由から、最下層の巻線A1を巻胴2の全幅に
わたり正確に整列巻きできるものである。
わたり正確に整列巻きできるものである。
そして最下層の巻線A1の上に、2層目以降の巻線がい
わゆる俵積み状に交互に位置をずらしながら順次重ねら
れてゆく。前述、したように最下層の巻線A1が正しく
整列巻きされているため、その上に積重ねられる2層目
以降の巻線も正確に巻くことができる。
わゆる俵積み状に交互に位置をずらしながら順次重ねら
れてゆく。前述、したように最下層の巻線A1が正しく
整列巻きされているため、その上に積重ねられる2層目
以降の巻線も正確に巻くことができる。
所定の巻数に達したところで、巻枠1の回転を止め、ナ
ツト39を外して巻胴2からフランジ板4を外すととも
に、軸31を引抜き方向に移動させる。こうすることに
より、巻胴構成片11〜14はばね16,17の引張り
力によって互いに引寄せられ、巻胴2の外形が縮まるこ
とによって、成形後のコイルを容易に取出すことができ
る。
ツト39を外して巻胴2からフランジ板4を外すととも
に、軸31を引抜き方向に移動させる。こうすることに
より、巻胴構成片11〜14はばね16,17の引張り
力によって互いに引寄せられ、巻胴2の外形が縮まるこ
とによって、成形後のコイルを容易に取出すことができ
る。
す、前記と同様にコイルを成形することができる。
なお上記実施例においては、コイルを巻いたのちに巻枠
をコイルから取外すようにしているが、本発明は、コイ
ルと巻枠を互いに一体化させて製品にするものにも適用
できる。この場合には巻胴2は合成樹脂製でよく、また
巻胴2を分割形にする必要もない。また、巻線がクロス
オーバーする面2gにおいては、複数枚のテープ10.
10’を貼付ける代りに、中央部が厚くて端部側が薄く
なるような外側に凸の湾曲した断面形状のテープを貼付
けてもよい。更には、上記クロスオーバー面2gにおい
て、巻胴2自身を外側に凸の湾曲した形状にし、この湾
曲面に等厚のテープを貼付けるようにしてもよい。
をコイルから取外すようにしているが、本発明は、コイ
ルと巻枠を互いに一体化させて製品にするものにも適用
できる。この場合には巻胴2は合成樹脂製でよく、また
巻胴2を分割形にする必要もない。また、巻線がクロス
オーバーする面2gにおいては、複数枚のテープ10.
10’を貼付ける代りに、中央部が厚くて端部側が薄く
なるような外側に凸の湾曲した断面形状のテープを貼付
けてもよい。更には、上記クロスオーバー面2gにおい
て、巻胴2自身を外側に凸の湾曲した形状にし、この湾
曲面に等厚のテープを貼付けるようにしてもよい。
本発明のコイル巻枠によれば、巻胴に最下層の巻線を巻
付ける際に、既に巻かれている隣の巻線が線径方向に移
動することを防止でき、巻線の位置を正確に規制するこ
とができることにより、巻線を精度良く巻取ることがで
きる。
付ける際に、既に巻かれている隣の巻線が線径方向に移
動することを防止でき、巻線の位置を正確に規制するこ
とができることにより、巻線を精度良く巻取ることがで
きる。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はコイル巻枠の
一部を取外して示す斜視図、第2図はコイル巻枠を組立
てた状態の斜視図、第3図は巻胴構成片を広げた状態の
正面図、第4図はフランジ板と巻胴を示す正面図、第5
図は巻胴にフランジ、板を組付けた状態の第4図中のv
−v線に沿う断面図、第6図はフランジ板と巻胴の一部
を示す断ある。 1・・・コイル巻枠、2・・・巻胴、2g・・・巻線が
クロスオーバーする面、5.6.7.8・・・コーナー
部、10.10’・・・テープ、A1・・・最下層の巻
線。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 飛 2 w。 第6図
一部を取外して示す斜視図、第2図はコイル巻枠を組立
てた状態の斜視図、第3図は巻胴構成片を広げた状態の
正面図、第4図はフランジ板と巻胴を示す正面図、第5
図は巻胴にフランジ、板を組付けた状態の第4図中のv
−v線に沿う断面図、第6図はフランジ板と巻胴の一部
を示す断ある。 1・・・コイル巻枠、2・・・巻胴、2g・・・巻線が
クロスオーバーする面、5.6.7.8・・・コーナー
部、10.10’・・・テープ、A1・・・最下層の巻
線。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 飛 2 w。 第6図
Claims (2)
- (1)断面形状が略四角形の巻胴を有するコイル巻枠に
おいて、上記巻胴のコイルを巻付ける面のコーナー部間
に、コイルの最下層の巻線と接触することによりその接
触部が押されて溝状に凹むテープを貼付けたことを特徴
とするコイル巻枠。 - (2)上記巻胴のコイルを巻付ける面のうち、巻線がク
ロスオーバーさせられる面においては、上記コーナー部
間に、外側に凸の脹らんだ形状となるテープを貼付けた
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のコイル巻
枠。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61126629A JPS62283614A (ja) | 1986-05-31 | 1986-05-31 | コイル巻枠 |
KR1019860005942A KR870011639A (ko) | 1986-05-31 | 1986-07-22 | 코일 권선틀 |
KR2019930001364U KR930001842Y1 (ko) | 1986-05-31 | 1993-02-03 | 코일 권선틀 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61126629A JPS62283614A (ja) | 1986-05-31 | 1986-05-31 | コイル巻枠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62283614A true JPS62283614A (ja) | 1987-12-09 |
Family
ID=14939922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61126629A Pending JPS62283614A (ja) | 1986-05-31 | 1986-05-31 | コイル巻枠 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62283614A (ja) |
KR (1) | KR870011639A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014146796A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-14 | All Ring Tech Co Ltd | 巻線機の挟持位置決め方法及び装置 |
-
1986
- 1986-05-31 JP JP61126629A patent/JPS62283614A/ja active Pending
- 1986-07-22 KR KR1019860005942A patent/KR870011639A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014146796A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-14 | All Ring Tech Co Ltd | 巻線機の挟持位置決め方法及び装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR870011639A (ko) | 1987-12-24 |
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