JPS6228353Y2 - - Google Patents
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- JPS6228353Y2 JPS6228353Y2 JP12251183U JP12251183U JPS6228353Y2 JP S6228353 Y2 JPS6228353 Y2 JP S6228353Y2 JP 12251183 U JP12251183 U JP 12251183U JP 12251183 U JP12251183 U JP 12251183U JP S6228353 Y2 JPS6228353 Y2 JP S6228353Y2
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 12
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000011176 pooling Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Jigs For Machine Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、加工機等に使用されるパレツト支持
装置に関する。
装置に関する。
工作機械等加工機の一形式として、加工機の加
工ヘツドに対して進退可能に組付けたテーブルに
上方へ開口して設けた複数の凹所内に、これら各
凹所内にそれぞれ嵌合される支持部材とこの支持
部材の上部にてパレツトの搬入搬出方向と直角を
なす軸線を中心として回転可能に軸支された支持
ローラを備えたパレツト支持装置をそれぞれ配設
してなり、前記テーブルの一側に位置するパレツ
トを前記各パレツト支持装置の支持ローラ上に搬
入して前記テーブルに設けた位置決め装置により
前記パレツトを前記テーブル上に位置決めするよ
うにした加工機がある。
工ヘツドに対して進退可能に組付けたテーブルに
上方へ開口して設けた複数の凹所内に、これら各
凹所内にそれぞれ嵌合される支持部材とこの支持
部材の上部にてパレツトの搬入搬出方向と直角を
なす軸線を中心として回転可能に軸支された支持
ローラを備えたパレツト支持装置をそれぞれ配設
してなり、前記テーブルの一側に位置するパレツ
トを前記各パレツト支持装置の支持ローラ上に搬
入して前記テーブルに設けた位置決め装置により
前記パレツトを前記テーブル上に位置決めするよ
うにした加工機がある。
ところで、この種加工機においては、各パレツ
ト支持装置における各支持ローラの搬入搬出方向
への回転作用によりパレツトの搬入搬出時に要す
る力が軽減されるようになつている。このため、
パレツトを搬入後においてテーブル上に位置決め
する場合、パレツトの上記搬入搬出方向に対する
位置補正に要する力が各支持ローラの作用により
軽減される。しかしながら、パレツトをテーブル
上に位置決めする場合には上記搬入搬出方向とは
直角方向すなわち支持ローラの軸線方向に対する
位置補正も必要であり、この場合においては各支
持ローラは機能せずパレツトは支持ローラ上を摩
擦しながら摺動するため、支持ローラの軸線方向
に対する位置補正に要する力は軽減されないこと
になる。従つて、門形のマシニングセンタを備え
た加工機等のごとく大重量のパレツトが採用され
るものにおいては、パレツトの位置決め時におけ
るテーブル進退方向に対する位置補正が正確にな
されなかつたり、また大容量の位置補正装置を必
要としていた。
ト支持装置における各支持ローラの搬入搬出方向
への回転作用によりパレツトの搬入搬出時に要す
る力が軽減されるようになつている。このため、
パレツトを搬入後においてテーブル上に位置決め
する場合、パレツトの上記搬入搬出方向に対する
位置補正に要する力が各支持ローラの作用により
軽減される。しかしながら、パレツトをテーブル
上に位置決めする場合には上記搬入搬出方向とは
直角方向すなわち支持ローラの軸線方向に対する
位置補正も必要であり、この場合においては各支
持ローラは機能せずパレツトは支持ローラ上を摩
擦しながら摺動するため、支持ローラの軸線方向
に対する位置補正に要する力は軽減されないこと
になる。従つて、門形のマシニングセンタを備え
た加工機等のごとく大重量のパレツトが採用され
るものにおいては、パレツトの位置決め時におけ
るテーブル進退方向に対する位置補正が正確にな
されなかつたり、また大容量の位置補正装置を必
要としていた。
本考案はかかる問題に対処すべくなされたもの
で、その主たる目的は、テーブルに配設した各パ
レツト支持装置をテーブルに対して支持ローラの
軸線方向へ所定量移動可能に構成することによ
り、パレツトの位置決め時における支持ローラの
軸線方向に対する位置補正に要する力を軽減させ
ることにある。
で、その主たる目的は、テーブルに配設した各パ
レツト支持装置をテーブルに対して支持ローラの
軸線方向へ所定量移動可能に構成することによ
り、パレツトの位置決め時における支持ローラの
軸線方向に対する位置補正に要する力を軽減させ
ることにある。
かかる目的を達成すべく、本考案においては、
各パレツトの支持装置が配設されるテーブルの各
凹所と各パレツト支持装置を構成する各支持部材
間にこれら各支持部材が前記支持ローラの軸線方
向へ移動可能な所定の間隙を確保するとともに、
前記各凹所の底部と前記各支持部材の下面間にこ
れら各支持部材の前記支持ローラの軸線方向への
移動を許容する軸受を介装したことにその構成上
の特徴がある。従つて、本考案においては、パレ
ツトをその搬入搬出方向に対しては各パレツト支
持装置の支持ローラの回転作用により、また支持
ローラの軸線方向に対しては各パレツト支持装置
の移動作用により軽く移動させることができ、こ
れによりパレツトの位置決め時における両方向に
対する位置補正に要する力を軽減させることがで
きる。
各パレツトの支持装置が配設されるテーブルの各
凹所と各パレツト支持装置を構成する各支持部材
間にこれら各支持部材が前記支持ローラの軸線方
向へ移動可能な所定の間隙を確保するとともに、
前記各凹所の底部と前記各支持部材の下面間にこ
れら各支持部材の前記支持ローラの軸線方向への
移動を許容する軸受を介装したことにその構成上
の特徴がある。従つて、本考案においては、パレ
ツトをその搬入搬出方向に対しては各パレツト支
持装置の支持ローラの回転作用により、また支持
ローラの軸線方向に対しては各パレツト支持装置
の移動作用により軽く移動させることができ、こ
れによりパレツトの位置決め時における両方向に
対する位置補正に要する力を軽減させることがで
きる。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
するに、第1図には本考案に係るパレツト支持装
置を装備した加工機が示されている。この加工機
においては、ベツド11が門形のマシニングセン
タ12内に挿通されてその前後方向へ配設されて
おり、ベツド11には長方形状のテーブル13が
組付けられている。テーブル13は、ベツド11
上にその前後方向へ移動可能に組付けられてい
て、マシニングセンタ12に組付けた加工ヘツド
12aに対して進退可能になつている。また、テ
ーブル13の後退位置における左右両側には一対
のパレツト14が配置されていて、各パレツト1
4は図示しない搬入搬出装置によりテーブル13
上へ交互に搬入される。テーブル13上に搬入さ
れたパレツト14は、後述する位置決め装置20
により位置決めされた後多数のクランプ機構30
によりクランプされ、その後テーブル13と一体
に前進する。これにより、パレツト14に載置し
た図示しない被加工物が加工ヘツド12aにより
加工される。
するに、第1図には本考案に係るパレツト支持装
置を装備した加工機が示されている。この加工機
においては、ベツド11が門形のマシニングセン
タ12内に挿通されてその前後方向へ配設されて
おり、ベツド11には長方形状のテーブル13が
組付けられている。テーブル13は、ベツド11
上にその前後方向へ移動可能に組付けられてい
て、マシニングセンタ12に組付けた加工ヘツド
12aに対して進退可能になつている。また、テ
ーブル13の後退位置における左右両側には一対
のパレツト14が配置されていて、各パレツト1
4は図示しない搬入搬出装置によりテーブル13
上へ交互に搬入される。テーブル13上に搬入さ
れたパレツト14は、後述する位置決め装置20
により位置決めされた後多数のクランプ機構30
によりクランプされ、その後テーブル13と一体
に前進する。これにより、パレツト14に載置し
た図示しない被加工物が加工ヘツド12aにより
加工される。
位置決め装置20は、第2図に示すようにテー
ブル13に設けたシリンダ21の内孔内21a内
に液密的かつ上下方向へ摺動可能に嵌挿されたピ
ストン22と、ピストン22に一体的に形成され
シリンダ21の上端開口部21bを液密的かつ摺
動可能に貫通して上方へ所定長さ突出する位置決
めピン23とにより構成されている。かかる位置
決め装置20においては、シリンダ21の上下両
油室R1,R2に図示しない油圧供給機構の油圧
供排管路がそれぞれ接続されていて、両油室R
1,R2に対する圧油の選択的な給排によりピス
トン22と一体の位置決めピン23が上下方向へ
進退する。
ブル13に設けたシリンダ21の内孔内21a内
に液密的かつ上下方向へ摺動可能に嵌挿されたピ
ストン22と、ピストン22に一体的に形成され
シリンダ21の上端開口部21bを液密的かつ摺
動可能に貫通して上方へ所定長さ突出する位置決
めピン23とにより構成されている。かかる位置
決め装置20においては、シリンダ21の上下両
油室R1,R2に図示しない油圧供給機構の油圧
供排管路がそれぞれ接続されていて、両油室R
1,R2に対する圧油の選択的な給排によりピス
トン22と一体の位置決めピン23が上下方向へ
進退する。
クランプ機構30はテーブル13上に規則的に
多数配置されていて、各クランプ機構30内に本
考案に係るパレツト支持装置30aが組込まれて
いる。クランプ機構30は第2図〜第5図に示す
ように、テーブル13に設けたシリンダ31と、
このシリンダ31の内孔31aにて位置決めされ
て液密的かつ上下方向へ摺動可能に嵌挿された有
底筒状のピストン32と、このピストン32の四
角柱凹所32a内に嵌挿されたパレツト支持装置
30aとによつて構成されている。また、シリン
ダ31の上端部における左右両縁部には、第3図
および第5図に示すように左右一対のアーム33
が固着されており、各アーム33の外端に前後一
対のガイドローラ34が回転可能に支持されてい
る。各ガイドローラ34は、パレツト14の下面
側に設けた左右方向に延びる前後一対のレール部
14aに接触するもので、パレツト14の搬入搬
出時レール部14aを案内する。パレツト支持装
置30aは、ピストン32の凹所32a内に嵌挿
された支持部材35と、支持部材35の上部にて
パレツト搬入搬出方向と直角をなす軸線を中心と
して回転可能に軸支された支持ローラ36を主要
構成部材としている。支持部材35は、四角柱状
の基部35aと、基部35aの上端両側部から所
定間隔を保つて上方へ突出する一対の側壁部35
bとからなり、各側壁部35bの上端部には前方
または後方へ突出する外向フランジ部35cが形
成されている。外向フランジ部35cは、第4図
に示すようにパレツト14の下面側にて各レール
部14aの上部に設けた左右方向に延びる前後一
対の溝部14bに突入する。かかるクランプ機構
30においては、シリンダ31の上下両油室R
3,R4に図示しない油圧供給機構の圧油給排管
路がそれぞれ接続されていて、両油室R3,R4
に対する油圧の選択的な給排によりピストン32
およびこれと一体のパレツト支持装置30aを上
下動させる。パレツト支持装置30aの上動時に
おいては、第3図および第4図に示すように支持
ローラ36がパレツト14の下面14cに当接し
てパレツト14を受承し、またパレツト支持装置
30aの下動時においては支持部材35の各フラ
ンジ部35cがパレツト14の各レール部14a
の段部14dを押圧する。これにより、パレツト
14は多数のフランジ部35cとテーブル13の
上面に固着した多数の受承部材37とによりクラ
ンプされる。
多数配置されていて、各クランプ機構30内に本
考案に係るパレツト支持装置30aが組込まれて
いる。クランプ機構30は第2図〜第5図に示す
ように、テーブル13に設けたシリンダ31と、
このシリンダ31の内孔31aにて位置決めされ
て液密的かつ上下方向へ摺動可能に嵌挿された有
底筒状のピストン32と、このピストン32の四
角柱凹所32a内に嵌挿されたパレツト支持装置
30aとによつて構成されている。また、シリン
ダ31の上端部における左右両縁部には、第3図
および第5図に示すように左右一対のアーム33
が固着されており、各アーム33の外端に前後一
対のガイドローラ34が回転可能に支持されてい
る。各ガイドローラ34は、パレツト14の下面
側に設けた左右方向に延びる前後一対のレール部
14aに接触するもので、パレツト14の搬入搬
出時レール部14aを案内する。パレツト支持装
置30aは、ピストン32の凹所32a内に嵌挿
された支持部材35と、支持部材35の上部にて
パレツト搬入搬出方向と直角をなす軸線を中心と
して回転可能に軸支された支持ローラ36を主要
構成部材としている。支持部材35は、四角柱状
の基部35aと、基部35aの上端両側部から所
定間隔を保つて上方へ突出する一対の側壁部35
bとからなり、各側壁部35bの上端部には前方
または後方へ突出する外向フランジ部35cが形
成されている。外向フランジ部35cは、第4図
に示すようにパレツト14の下面側にて各レール
部14aの上部に設けた左右方向に延びる前後一
対の溝部14bに突入する。かかるクランプ機構
30においては、シリンダ31の上下両油室R
3,R4に図示しない油圧供給機構の圧油給排管
路がそれぞれ接続されていて、両油室R3,R4
に対する油圧の選択的な給排によりピストン32
およびこれと一体のパレツト支持装置30aを上
下動させる。パレツト支持装置30aの上動時に
おいては、第3図および第4図に示すように支持
ローラ36がパレツト14の下面14cに当接し
てパレツト14を受承し、またパレツト支持装置
30aの下動時においては支持部材35の各フラ
ンジ部35cがパレツト14の各レール部14a
の段部14dを押圧する。これにより、パレツト
14は多数のフランジ部35cとテーブル13の
上面に固着した多数の受承部材37とによりクラ
ンプされる。
しかして、クランプ機構30に組込まれたパレ
ツト支持装置30aにおいては、第4図に示すよ
うに、支持部材35の基部35aにおけるパレツ
ト搬入搬出方向と直角をなす方向すなわち支持ロ
ーラ36の軸線方向の幅がピストン32の凹所3
2aにおける上記支持ローラ36の軸線方向の幅
より所定長さ短く形成されていて、上記支持ロー
ラ36の軸線方向に前後一対の所定の間隙lが確
保されている。また、支持部材35における基部
35aの底部には、スライドニードルベアリング
装置38が取付けられている。スライドニードル
ベアリング装置38は、本体38aに多数のニー
ドルベアリング38bを回転自在に軸支してなる
もので、各ニードルベアリング38bはパレツト
14の搬入搬出方向に延びてそれらの一部が本体
38aの下端から下方へわずかに突出している。
従つて、各ニードルベアリング38bはピストン
32の凹所32a内にパレツト支持装置30aを
組付けた状態において凹所32aの底部に配置し
た基板32b上に当接し、パレツト支持装置30
aを間隙lの範囲にて支持ローラ36の軸線方向
へ軽く移動すべく機能する。また、ピストン32
の上端開口部における前後両縁部には、支持部材
35に対向してこれを前方または後方へ付勢する
前後一対の圧縮スプリング39が取付けられてい
る。両スプリング39は、それらの付勢力にてパ
レツト支持装置30aを中立位置に保持し、パレ
ツト支持装置30aに支持ローラ36の軸線方向
への力が付与されたとき同装置30aの同方向へ
の移動を許容する。
ツト支持装置30aにおいては、第4図に示すよ
うに、支持部材35の基部35aにおけるパレツ
ト搬入搬出方向と直角をなす方向すなわち支持ロ
ーラ36の軸線方向の幅がピストン32の凹所3
2aにおける上記支持ローラ36の軸線方向の幅
より所定長さ短く形成されていて、上記支持ロー
ラ36の軸線方向に前後一対の所定の間隙lが確
保されている。また、支持部材35における基部
35aの底部には、スライドニードルベアリング
装置38が取付けられている。スライドニードル
ベアリング装置38は、本体38aに多数のニー
ドルベアリング38bを回転自在に軸支してなる
もので、各ニードルベアリング38bはパレツト
14の搬入搬出方向に延びてそれらの一部が本体
38aの下端から下方へわずかに突出している。
従つて、各ニードルベアリング38bはピストン
32の凹所32a内にパレツト支持装置30aを
組付けた状態において凹所32aの底部に配置し
た基板32b上に当接し、パレツト支持装置30
aを間隙lの範囲にて支持ローラ36の軸線方向
へ軽く移動すべく機能する。また、ピストン32
の上端開口部における前後両縁部には、支持部材
35に対向してこれを前方または後方へ付勢する
前後一対の圧縮スプリング39が取付けられてい
る。両スプリング39は、それらの付勢力にてパ
レツト支持装置30aを中立位置に保持し、パレ
ツト支持装置30aに支持ローラ36の軸線方向
への力が付与されたとき同装置30aの同方向へ
の移動を許容する。
このように構成した加工機においては、第1図
に示すように、テーブル13がベツド11上の後
退位置にあるときその上部にパレツト14が図示
しない搬入搬出装置によつて搬入される。また、
テーブル13に搬入されたパレツト14は位置決
め装置20により位置決めされるとともに多数の
クランプ機構30によつてクランプされる。
に示すように、テーブル13がベツド11上の後
退位置にあるときその上部にパレツト14が図示
しない搬入搬出装置によつて搬入される。また、
テーブル13に搬入されたパレツト14は位置決
め装置20により位置決めされるとともに多数の
クランプ機構30によつてクランプされる。
しかして、パレツト14の搬入時においては、
位置決め装置20の位置決めピン23が下動して
いるとともに各パレツト支持装置30aが上動し
ている。このため、パレツト14は各パレツト支
持装置30aにより第2図〜第4図に示す状態に
支持されていて、各支持ローラ36がパレツト1
4の各下面14cに当接しかつ各ガイドローラ3
4が各レール部14aに対向して当接し得るよう
に位置している。従つて、パレツト14は各ガイ
ドローラ34と各レール部14aとのガイド作用
にてテーブル13の進退方向に対して直角方向に
案内されて、略所定位置にて停止する。この状態
においては、位置決めピン23がパレツト14の
下面側に設けた位置決め凹所14eに略対向して
いる。この間、各支持ローラ36はパレツト14
の搬入方向に回転し、これらの回転作用によりパ
レツト14の搬入に要する力が軽減される。
位置決め装置20の位置決めピン23が下動して
いるとともに各パレツト支持装置30aが上動し
ている。このため、パレツト14は各パレツト支
持装置30aにより第2図〜第4図に示す状態に
支持されていて、各支持ローラ36がパレツト1
4の各下面14cに当接しかつ各ガイドローラ3
4が各レール部14aに対向して当接し得るよう
に位置している。従つて、パレツト14は各ガイ
ドローラ34と各レール部14aとのガイド作用
にてテーブル13の進退方向に対して直角方向に
案内されて、略所定位置にて停止する。この状態
においては、位置決めピン23がパレツト14の
下面側に設けた位置決め凹所14eに略対向して
いる。この間、各支持ローラ36はパレツト14
の搬入方向に回転し、これらの回転作用によりパ
レツト14の搬入に要する力が軽減される。
次いで、パレツト14は位置決めピン23の上
動により位置決めされ、これと同時またはその後
に各パレツト支持装置30aの下動によりクラン
プされる。パレツト14の位置決めは、位置決め
ピン23が上動してパレツト14の位置決め凹所
14e内に嵌入することによつて行われ、この際
パレツト14は位置決めピン23の嵌入作用によ
りパレツト14の搬送方向およびテーブル13の
進退方向のずれに対しても位置補正される。しか
して、パレツト14の搬入方向への移動について
は、各支持ローラ36の回転作用により軽くなさ
れるため、パレツト14の同方向に対する位置補
正に要する力は各支持ローラ36の作用にて軽減
される。また、パレツト14の支持ローラ36の
軸線方向すなわちテーブル13の進退方向への移
動については、各スライドニードルベアリング装
置38の作用による各パレツト支持装置30aの
同方向への移動によつて軽くなされるため、パレ
ツト14の同方向に対する位置補正に要する力は
各パレツト支持装置30aの移動作用にて軽減さ
れる。また、パレツト14のクランプは各パレツ
ト支持装置30aを下動させることによつて行わ
れる。パレツト支持装置30aを下動させると、
支持部材35の各フランジ部35cがパレツト1
4の各レール部14aの段部14dを押圧する。
このため、パレツト14は各パレツト支持装置3
0aの各フランジ部35cと多数の受承部材37
とにより確実にクランプされる。なお、各パレツ
ト支持装置30aはパレツト14をテーブル13
上から搬出させた後においては、各圧縮スプリン
グ39の作用にてピストン32の凹所32a内の
中立位置に復帰する。
動により位置決めされ、これと同時またはその後
に各パレツト支持装置30aの下動によりクラン
プされる。パレツト14の位置決めは、位置決め
ピン23が上動してパレツト14の位置決め凹所
14e内に嵌入することによつて行われ、この際
パレツト14は位置決めピン23の嵌入作用によ
りパレツト14の搬送方向およびテーブル13の
進退方向のずれに対しても位置補正される。しか
して、パレツト14の搬入方向への移動について
は、各支持ローラ36の回転作用により軽くなさ
れるため、パレツト14の同方向に対する位置補
正に要する力は各支持ローラ36の作用にて軽減
される。また、パレツト14の支持ローラ36の
軸線方向すなわちテーブル13の進退方向への移
動については、各スライドニードルベアリング装
置38の作用による各パレツト支持装置30aの
同方向への移動によつて軽くなされるため、パレ
ツト14の同方向に対する位置補正に要する力は
各パレツト支持装置30aの移動作用にて軽減さ
れる。また、パレツト14のクランプは各パレツ
ト支持装置30aを下動させることによつて行わ
れる。パレツト支持装置30aを下動させると、
支持部材35の各フランジ部35cがパレツト1
4の各レール部14aの段部14dを押圧する。
このため、パレツト14は各パレツト支持装置3
0aの各フランジ部35cと多数の受承部材37
とにより確実にクランプされる。なお、各パレツ
ト支持装置30aはパレツト14をテーブル13
上から搬出させた後においては、各圧縮スプリン
グ39の作用にてピストン32の凹所32a内の
中立位置に復帰する。
このように、本実施例においては、パレツト1
4をその搬入搬出方向に対しては各支持ローラ3
6の作用によりまたこの搬入搬出方向と直角をな
す方向に対しては各パレツト支持装置30aの移
動作用により軽く移動させることができ、これに
よりパレツト14の位置決め時における両方向に
対する位置補正を小容量の装置で行うことがで
き、かつ正確に位置決めすることができる。
4をその搬入搬出方向に対しては各支持ローラ3
6の作用によりまたこの搬入搬出方向と直角をな
す方向に対しては各パレツト支持装置30aの移
動作用により軽く移動させることができ、これに
よりパレツト14の位置決め時における両方向に
対する位置補正を小容量の装置で行うことがで
き、かつ正確に位置決めすることができる。
なお、本考案は上記実施例に示した形式の加工
機に限らず、加工機の加工ヘツドに対して進退可
能に組付けたテーブルに上方へ開口して設けた複
数の凹所内に、これら各凹所内にそれぞれ嵌合さ
れる支持部材とこの支持部材の上部にてパレツト
搬入搬出方向と直角をなす軸線を中心として回転
可能に軸支された支持ローラを備えたパレツト支
持装置をそれぞれ配設してなり、前記テーブルの
一側に位置するパレツトを前記各パレツト支持装
置の支持ローラ上に搬送して前記テーブルに設け
た位置決め装置により前記パレツトを前記テーブ
ル上に位置決めするようにした各種形式の加工機
に適用し得るとともに、加工機に限らずパレツト
をプールしたりまた保管したりするテーブルにも
適用し得る。さらに、本考案を実施するに際して
は、パレツト支持装置30aをクランプ機構30
とは独立的に構成してテーブルに設けた凹所に配
設するようにしてもよく、またニードルベアリン
グ装置38に換えて公知の適宜のベアリングを採
用することができる。
機に限らず、加工機の加工ヘツドに対して進退可
能に組付けたテーブルに上方へ開口して設けた複
数の凹所内に、これら各凹所内にそれぞれ嵌合さ
れる支持部材とこの支持部材の上部にてパレツト
搬入搬出方向と直角をなす軸線を中心として回転
可能に軸支された支持ローラを備えたパレツト支
持装置をそれぞれ配設してなり、前記テーブルの
一側に位置するパレツトを前記各パレツト支持装
置の支持ローラ上に搬送して前記テーブルに設け
た位置決め装置により前記パレツトを前記テーブ
ル上に位置決めするようにした各種形式の加工機
に適用し得るとともに、加工機に限らずパレツト
をプールしたりまた保管したりするテーブルにも
適用し得る。さらに、本考案を実施するに際して
は、パレツト支持装置30aをクランプ機構30
とは独立的に構成してテーブルに設けた凹所に配
設するようにしてもよく、またニードルベアリン
グ装置38に換えて公知の適宜のベアリングを採
用することができる。
第1図は本考案に係るパレツト支持装置を装備
した加工機の平面図、第2図は第1図の−線
に沿う拡大部分縦断面図、第3図は同装置を組込
んだクランプ機構の拡大縦断面図、第4図は第3
図の−線に沿う縦断面図、第5図は第3図の
方向からみた平面図である。 符号の説明、11……ベツド、12a……加工
ヘツド、13……テーブル、14……パレツト、
20……位置決め装置、30……クランプ機構、
30a……パレツト支持装置、31……シリン
ダ、32……ピストン、32a……凹所、35…
…支持部材、36……支持ローラ、38……スラ
イドニードルベアリング装置。
した加工機の平面図、第2図は第1図の−線
に沿う拡大部分縦断面図、第3図は同装置を組込
んだクランプ機構の拡大縦断面図、第4図は第3
図の−線に沿う縦断面図、第5図は第3図の
方向からみた平面図である。 符号の説明、11……ベツド、12a……加工
ヘツド、13……テーブル、14……パレツト、
20……位置決め装置、30……クランプ機構、
30a……パレツト支持装置、31……シリン
ダ、32……ピストン、32a……凹所、35…
…支持部材、36……支持ローラ、38……スラ
イドニードルベアリング装置。
Claims (1)
- パレツトを載置するテーブルの上面に上方へ開
口する複数の凹所を形成し、これら各凹所内にそ
れぞれ支持部材とこの支持部材の上部にて前記パ
レツトの搬入搬出方向と直角をなす軸線を中心と
して回転可能に軸支された支持ローラをそれぞれ
配設し、前記パレツトを前記支持ローラ上に搬入
して前記テーブルに設けた位置決め装置により前
記パレツトを前記テーブル上に位置決めするよう
にしたパレツト支持装置において、前記テーブル
の各凹所と前記各支持部材間にこれら各支持部材
が前記支持ローラの軸線方向へ移動可能な所定の
間隙を確保するとともに、前記各凹所の底部と前
記各支持部材の下面間にこれら各支持部材の前記
支持ローラの軸線方向への移動を許容する軸受を
介装したことを特徴とするパレツト支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12251183U JPS6029438U (ja) | 1983-08-05 | 1983-08-05 | パレット支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12251183U JPS6029438U (ja) | 1983-08-05 | 1983-08-05 | パレット支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6029438U JPS6029438U (ja) | 1985-02-27 |
JPS6228353Y2 true JPS6228353Y2 (ja) | 1987-07-21 |
Family
ID=30280006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12251183U Granted JPS6029438U (ja) | 1983-08-05 | 1983-08-05 | パレット支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6029438U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0337875Y2 (ja) * | 1985-05-29 | 1991-08-09 |
-
1983
- 1983-08-05 JP JP12251183U patent/JPS6029438U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6029438U (ja) | 1985-02-27 |
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