JPS62283054A - 空中ロ−プウエイ輸送設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は空中ロープウェイ輸送設備に関する。

〔従来の技術と問題点〕

空中ロープウェイ設備は既にヨーロッパ特許第９３６８
０号に開示されている。該特許では運び台を介して運搬
用と牽引用の無端の２木のケーブルに取外し可能に締結
連結された乗物を具備している。

この運び台は通常はケーブルの上部に係合している把持
体を具備した連結手段によってケーブルに締結されてお
り、２本のケーブルは互いに水平に離間されている。こ
の構造においては垂直面に関して完全に対称であり、運
び台は２本のケーブルの間に位置している。輸送設備の
終端ステーションにおいてケーブルから乗物、そして特
にその運び台を完全に分離することを可能ならしめるる
と共にいかなる干渉をも防止するために、これらのステ
ーションにおいてケーブルの間隔を変化させている。然
しなから、これではステーションに生来的に欠点を有し
たたわみローラを使用しなければならない。２本のケー
ブルは運び台と把持体が間を通過するために必要な最小
距離だけ離間されていなければならない。

運搬用と牽引用の２本のケーブルを具備した設備もフラ
ンス国特許第１２４９９４９号に記載されている様に周
知である。この特許では解放可能な保持把持体はケーブ
ルの下部に係合しており、これらの把持体は２本のケー
ブルの間に位置した運び台によって支持されている。垂
直面に関して対称でもあるこの構造において、乗物をケ
ーブルから完全にかつ干渉をおこすこと無く、把持体を
単に開放することにより引き離すことを可能ならしめる
と共に、乗物及びその運び台とケーブルとの間で垂直方
向に相対的に離間させることができる。然しなから、ケ
ーブルが下側から係合されることはこの構造の欠点であ
り、この構造は安全の観点からは一般には採用しない方
が好ましい。

最後に、ロープウェイはスイス国特許第４２７８８５号
に記載されている様に周知である。この特許では２本の
空中ケーブルを有しており、１本は運搬用ケーブルであ
り、他は牽引用ケーブルである。

該２本のケーブルは垂直方向において互いに偏位してい
る。この様な設備においてはキャビンは運搬用ケーブル
に永久的に連結されており、その結果乗物の干渉無く２
本の運搬、牽引ケーブル間で該ケーブルから引き離す問
題は発生しない。

依って本発明は２本の運搬、牽引空中ケーブルを有した
輸送設備から乗物包干渉なく完全に引き離す問題を解決
することを目的とする６更に詳述すると、ケーブル間隔
を変化させる必要性を回避すること、又はこれらのケー
ブルを下側から把持しく６） なければならないことを回避すること、或いは乗物や該
乗物が結合されている運び台がケーブル間を通過させ得
る最小距離だけケーブルを離間させなければならないこ
とを回避することを目的とする。

〔問題点を解決するため手段と作用〕

上記発明目的に鑑みて本発明は、１台又は２台以上の乗
物を具備した空中ケーブルを有する輸送設備であって、
前記乗物の各々が吊り部材と連結手段とを介して２木の
無端の運搬、牽引ケーブルに解放可能に強固に締結され
ている輸送設備を提供する。この連結手段は通常ケーブ
ルの同一部分、好ましくは上部に係合している把持体を
具備している。本設備は互いに離間している２本のケー
ブルが吊り部材の同一側に位置しているというところに
特徴がある。

２本のケーブルは互いに水平と垂直方向に離間すること
ができる。吊り部材は少なくとも１個の水平アームを具
備することができ、該アームは少なくとも１個の解放可
能な保持把持体と連結され、或いは好ましくは１対の把
持体と連結されている。

この把持体は同一方向に移動でき、また反対方向に移動
できる。最後に、ケーブルが水平に離間している場合に
は、乗物の重心はこの２木のケーブル間に横たわる平面
内に位置している。

〔実施例〕

以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。各実施例において、輸送設備は１台又は２台以
上の別々の乗物１を具備しており、各乗物は吊り部材２
を介して、通常はケーブル３ａ、３ｂの同一部と係合す
る把持体４を具備した連結手段によって運搬用と牽引用
の２木の無端の空中ケーブル３ａ　、３ｂに解放可能に
強固に連結されている。

乗物１は人間や物を運搬するよう設計されており、一般
的な形態としてはバケットやキャビンの形を成しており
、図示されていない床（又は基盤部）と、図中にはその
上部のみが図示されている側壁５と、屋根６とを具備し
ている。

吊り部材２はその低端部８が下側水平アーム９と連結さ
れている垂直部７を具備しており、アーム９はその自由
端１０を介して乗物１に連結されており、更に特定する
と枢軸手段１１を介して屋根６に連結されている。垂直
部７と下側水平アーム９とは例えば金属管を曲げたもの
から作られる。

ケーブル３ａと３ｂとは第１ａ　、２ａ　、３ａ図の中
では横断面によって図示されている。２つのケーブル３
ａ　、３ｂはローラ（図示せず）を介して鉄塔によって
支持されており、端のステーション間に延設され、１箇
所又は２箇所以上の中間ステーション（図示せず）が存
在してもよい。

駆動手段と平衡手段とがケーブル３ａ、３ｂに連結され
ており、これらの手段それ自体はこの種の設備において
知られており、本発明の目的とは直接に関係しないので
図示していない。

把持体４は固定爪１２と、該固定爪１２上で軸支されて
いる可動爪１３と、該可動爪１３を制御するためのレバ
ー１４とを具備している解放可能タイプから成る。レバ
ー１４の一端は可動爪１３の所に終端し、他端は解放ロ
ーラ１５の所に終端している。ばね１６は可動爪１３が
閉しる方向にレバー１４を常時付勢している。これによ
り固定爪１２と可動爪１３とはケーブル３ａ　、３ｂを
とらえている。

解放ローラ１５はステーションにおいて適切な形態の解
放レールと協働して、可動爪１３が固定爪１２から移動
させられて把持体４が開放されて離れる様にする。この
動きばばね１６の作用に抗する。それ自体良く知られた
解放レールは図示していない。

以下に述べる様にケーブル３ａ　、３ｂは互いに離間し
ている。把持体４は安全性の観点から好ましくはケーブ
ル３ａ、３ｂの上部と係合する。然しなから、本発明の
設備は把持体４がケーブル３ａ　、３ｂの側部、或いは
下部から把持する場合にも適用できる。

本発明によれば、２本のケーブル３ａ、３ｂは吊り部材
２の同一側に位置している。これは２木のケーブル３ａ
、３ｂが吊り部材２の垂直部７の一例、又は他側に位置
していることを意味している。

第１ａ図と第１ｂ図とに示す第１実施例においては、２
本のケーブル３ａ、３ｂは水平方向に互いに離間してい
る。

第２ａ図と第２ｂ図とに示す第２実施例においては、２
本のケーブル３ａ　、３ｂは互いに垂直方向に離間して
いる。

第３ａ図と第３ｂ図とに示す第３実施例においては、２
本のケーブル３ａ　、３ｂは互いに水平方向と垂直方向
とに離間している。

平行でかつ互いに離間している２本のケーブル３ａ　、
３ｂは、第１ａ図と第１ｂ図の場合には垂直部７に直交
する水平な平面を定義し、第２ａ図と第２ｂ図の場合に
は垂直面を定義し、第３ａ図と第３ｂ図の場合には垂直
部７に対して傾斜した、例えば約４５度の傾斜の平面を
定義する。最後の第３ａ図と第３ｂ図の場合には、ケー
ブル３ａ。

３ｂによって定義される平面は垂直部７の下部８又は下
部８の近くを通過することが好ましい。

垂直部７と下側水平アーム９に加えて、吊り部材２は少
なくとも１個の他の水平アームＩ７を具備している。こ
の水平アーム１７は垂直部７の上端部１日と結合されて
おり、また少なくとも１個の把持体４又は好ましくは少
なくとも１対の把持体４と連結されている。

各対の把持体４の各々の把持体４は同様な形状を成して
おり、同一ケーブル３ａ又は３ｂと協働するために他方
に関して同軸でかつ長手方向に偏位している。

第１ａ図と第１ｂ図とに示す第１実施例において、吊り
部材２は１本のアーム１７を具備しており、該アーム１
７には２対の把持体４が取付けられており、１つはアー
ム１７の自由端に、他方はアーム１７の途中であって垂
直部７０近くに取付けられている。第２ａ図と第２ｂ図
とに示す第２実施例においては、吊り部材２はその自由
端１９に１対の把持体４を取付けた第１アーム１７と、
該第１アーム１７と同一構造であって１対の把持体４を
取付けた第２アーム２０とを具備している。

アーム２０はアーム１７に対して平行に延設され、かつ
垂直方向に離間しており、下側に位置している。第１と
第２のアーム１７と２０とは同一長さでつくられており
、その結果２対の把持体４の各対応把持体４は各一方が
他方の真上に位置している。第３ａ図と第３ｂ図とで示
す第３実施例においては、２種頻のアーム１７と２０と
は第２実施例のものと同様に配設されているが、長さが
異なり、アーム１７はアーム２０よりも長（、その結果
２対の把持体４の各対応把持体４は水平方向に偏位して
いる。

上述の如く、２対の把持体４は水平方向、又は垂直方向
、或いは水平方向と垂直方向の両方向に偏位している。

各図面で示す各実施例では把持体４は同一方向に向かっ
ているが、反対方向に向かう把持体も本発明の範囲内で
ある。

全ての場合において、ケーブルが同一垂直平面内に位置
していない場合には、乗物１の重心はケ一プル３ａ又は
３ｂの各線を含む２つの垂直平面の間に位置している。

重心はこれら２つの平面から等距離、或いは略等距離の
位置にあることが好ましい。

【図面の簡単な説明】

第１ａ図、第２ａ図、第３ａ図は各々本発明に係る設備
の第１、第２、第３の実施例を示す部分略示立面図、第
１ｂ図、第２ｂ図、第３ｂ図は各々第１ａ図、第２ａ図
、第３ａ図に示す設備の部分略示側面図。 １・・・乗物、　　　　　　　　２・・・吊り部材、３
ａ　、３ｂ・・・ケーブル、　４・・・把持体、７・・
・吊り部材の垂直部、 ９・・・吊り部材の下側水平アーム、 １２・・・固定爪、　　　　　　１３・・・可動爪、１
４・・・レバー、　　　　　　１５・・・解放ローラ、
１６・・・ばね、　　　　　　　１７・・・水平アーム
、２０・・・水平アーム。 以下余白 手続補正書（方式） 昭和６２年６り／Ｉ日 特許庁長官　黒　１）明　雄　殿 １、事件の表示 昭和６２年特許願第６８１４１号 ２、発明の名称 空中ロープウェイ輸送設備 ３、補正をする者 事件との関係　　　　特許出願人 名称　ボマガルスキ　ソシエテ　アノニム４、代理人 住所　〒１０５東京都港区虎ノ門−丁目８番１０号静光
虎ノ門ビル　電話５０４−０７２１５、補正命令の日付 ６、補正の対象 （１１願書の「出願人の代表者」の欄 （２）委任状 （３）明細書 ７、補正の内容 ＋１１　（２１別紙の通り （３）　　明細書の浄書（内容に変更なし）８、添付書
類の目録 （１１訂正願書　　　　　１通

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、連結手段によって運搬用と牽引用の２本の無端ケー
   ブルと解放可能に連結された吊り部材に支持された少な
   くとも１台の乗物を具備し、前記連結手段は前記ケーブ
   ルの同一部と係合している把持体を具備し、前記ケーブ
   ルは互いに離間しており、２本とも前記吊り部材の同一
   側に配設されていることを特徴とする空中ロープウェイ
   輸送設備。 ２、前記２本のケーブルが水平方向に互いに離間して成
   る特許請求の範囲第１項記載の空中ロープウェイ輸送設
   備。 ３、前記２本のケーブルが垂直方向に互いに離間して成
   る特許請求の範囲第１項記載の空中ロープウェイ輸送設
   備。 ４、前記２本のケーブルが水平及び垂直の両方向に互い
   に離間して成る特許請求の範囲第１項記載の空中ロープ
   ウェイ輸送設備。 ５、前記吊り部材が、前記乗物に連結されている下側水
   平アームとその下端部において連結していると共に、少
   なくとも１個の前記把持体に連結されている少なくとも
   １本の上側水平アームとその上端部において連結してい
   る垂直部を具備して成る特許請求の範囲第１項記載の空
   中ロープウェイ輸送設備。 ６、前記少なくとも１本の上側水平アームと関連して少
   なくとも１対の前記把持体を具備し、該対の把持体が前
   記ケーブルと平行な方向に互いに離間して成る特許請求
   の範囲第５項記載の空中ロープウェイ輸送設備。 ７、前記吊り部材が２対の前記把持体の取付けられた前
   記上側水平アームを１本具備して成る特許請求の範囲第
   ６項記載の空中ロープウェイ輸送設備。 ８、前記吊り部材が垂直方向に互いに離間した２本のア
   ームを具備し、該各々のアームが少なくとも１個の前記
   把持体を支持して成る特許請求の範囲第１項記載の空中
   ロープウェイ輸送設備。 ９、２本の前記アームが略同一長さから成る特許請求の
   範囲第８項記載の空中ロープウェイ輸送設備。 １０、２本の前記アームのうち１本が他方よりも長い特
   許請求の範囲第８項記載の空中ロープウェイ輸送設備。 １１、１本の前記アームによって支持されている前記少
   なくとも１個の把持体が、他の前記アームによって支持
   されている前記少なくとも１個の把持体の真上に配設さ
   れて成る特許請求の範囲第８項記載の空中ロープウェイ
   輸送設備。 １２、１本の前記アームによって支持されている前記少
   なくとも１個の把持体が、他の前記アームによって支持
   されている前記少なくとも１個の把持体に対して水平及
   び垂直の両方向に偏位して成る特許請求の範囲第８項記
   載の空中ロープウェイ輸送設備。 １３、前記把持体が同一方向に向かって成る特許請求の
   範囲第１項記載の空中ロープウェイ輸送設備。 １４、前記把持体が反対の方向に向かって成る特許請求
   の範囲第１項記載の空中ロープウェイ輸送設備。 １５、前記ケーブルが水平方向に互いに離間している垂
   直平面内に配設されており、前記乗物の重心が２つの前
   記平面間に位置して成る特許請求の範囲第１項記載の空
   中ロープウェイ輸送設備。