JPS62280363A - 被覆硬質工具 - Google Patents
被覆硬質工具Info
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- JPS62280363A JPS62280363A JP12427686A JP12427686A JPS62280363A JP S62280363 A JPS62280363 A JP S62280363A JP 12427686 A JP12427686 A JP 12427686A JP 12427686 A JP12427686 A JP 12427686A JP S62280363 A JPS62280363 A JP S62280363A
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Links
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
(産業上の利用分野〕
本発明は、切削工具、耐摩部材等に使用される被覆硬質
工具に関する。
工具に関する。
超硬合金、セラミックス、サーメット又は鉄系の切削工
具を中心とする硬質工具の表面改質が行われ、現在では
、超硬合金、セラミックス、サーメット又は鉄系の工具
の表面にTiC,TiN。
具を中心とする硬質工具の表面改質が行われ、現在では
、超硬合金、セラミックス、サーメット又は鉄系の工具
の表面にTiC,TiN。
Ti (C,N) 、 Affi203等を組合せた
被覆層を有する多くの硬質工具が存在する。
被覆層を有する多くの硬質工具が存在する。
しかしながら、被覆硬質工具の使用条件が苛酷となる状
況にあり、従来の被覆硬質工具では業界のニーズに応え
きれない。
況にあり、従来の被覆硬質工具では業界のニーズに応え
きれない。
さらに、上記従来の被覆工具よりも優れた性質を被覆工
具として、硬度、耐酸化性及び熱的安定性において、A
j!203 、 TiN、 TiC,Ti (C。
具として、硬度、耐酸化性及び熱的安定性において、A
j!203 、 TiN、 TiC,Ti (C。
N)等より優れているTi82を被覆した硬質工具が紹
介されるようになった。
介されるようになった。
その一つが学術文献「ハイ・テンペレーチャーハイ申プ
レッシャ」(旧gh Temperatures −4
1ighPressures)の1982年号の14巻
の341項から350項に!!57Hされている論文“
「気相蒸着によるTiB2の被覆J (Absche
idung von Ti B2−5chichten
uber die Gas phase)M中で紹介
された。この実験の報告は超硬合金にTiCを内層とし
、TiB2を被覆したものであった。
レッシャ」(旧gh Temperatures −4
1ighPressures)の1982年号の14巻
の341項から350項に!!57Hされている論文“
「気相蒸着によるTiB2の被覆J (Absche
idung von Ti B2−5chichten
uber die Gas phase)M中で紹介
された。この実験の報告は超硬合金にTiCを内層とし
、TiB2を被覆したものであった。
しかしながら、この種の被覆超硬合金を切削工具として
使用すると、TiB2と被削材である鉄とが反応して顕
著なりレータ摩耗を起こす。その上、TiB2被膜のT
iB2の結晶粒は、化学7着(CVD)のような高温反
応容器中での被覆中や切削中の摩擦や衝撃による生成熱
により激しい粒成長を起こし、切削中にこの粒成長を原
因とした割れや欠は等の工具の破壊現象が起きる。また
、TiB2被膜はTi C、Ti N等の被膜より硬度
が高いが脆いという欠点があり、切削時に被覆にクラッ
クが入るとそれがノツチ効果となって基材の超硬合金の
割れ等の破壊現象が起こり易い。これは、TiB2被膜
のlI!2厚が厚い場合に特に顕著である。
使用すると、TiB2と被削材である鉄とが反応して顕
著なりレータ摩耗を起こす。その上、TiB2被膜のT
iB2の結晶粒は、化学7着(CVD)のような高温反
応容器中での被覆中や切削中の摩擦や衝撃による生成熱
により激しい粒成長を起こし、切削中にこの粒成長を原
因とした割れや欠は等の工具の破壊現象が起きる。また
、TiB2被膜はTi C、Ti N等の被膜より硬度
が高いが脆いという欠点があり、切削時に被覆にクラッ
クが入るとそれがノツチ効果となって基材の超硬合金の
割れ等の破壊現象が起こり易い。これは、TiB2被膜
のlI!2厚が厚い場合に特に顕著である。
このように、従来のTiB2被覆超硬合金工具は実用に
供することができる程度の品質のものではなかった。こ
のことは、基材が超硬合金である場合に限らず、セラミ
ックをはじめサーメット、鉄系の工具を基材にしたもの
に関しても同様のことがいえる。
供することができる程度の品質のものではなかった。こ
のことは、基材が超硬合金である場合に限らず、セラミ
ックをはじめサーメット、鉄系の工具を基材にしたもの
に関しても同様のことがいえる。
本発明は、従来のTiB2被覆超硬合金工具の欠点であ
った被N層と被削材である鉄との反応により生ずるクレ
ータ摩耗発生を抑え、被覆層のTiB2結晶粒の粒成長
及び切削時にTiB2層に発生したクラックの硬質工具
基材への伝播を抑制し、さらに従来のTi82被覆硬質
工具の欠点を克服した被覆層を有する被覆硬質工具を提
供することを目的とする。
った被N層と被削材である鉄との反応により生ずるクレ
ータ摩耗発生を抑え、被覆層のTiB2結晶粒の粒成長
及び切削時にTiB2層に発生したクラックの硬質工具
基材への伝播を抑制し、さらに従来のTi82被覆硬質
工具の欠点を克服した被覆層を有する被覆硬質工具を提
供することを目的とする。
本発明は、ジャーナル・バキューム・サイエンス・テク
ノロジー、 1985年、 11月12月合併号p23
45〜2347に開示されている炭化物−硼化物の複合
被覆からなる鋼の耐摩耗被覆の上記硬質工具への適用を
着想し、TiB2被覆層上にTiC又はTiN又はTi
(C,N)又はこれらの2種以上の複合物(固溶体を
含む)からなる厚さ1μm以下の被覆層を設けると、被
削材である鉄とTil32の反応によるクレータ摩耗が
抑えられ、正常な摩耗を示すばかりではなく、被覆時あ
るいは切削時のris2?&覆層の粒成長も抑えること
ができるという知見に基づいて完成したものである。
ノロジー、 1985年、 11月12月合併号p23
45〜2347に開示されている炭化物−硼化物の複合
被覆からなる鋼の耐摩耗被覆の上記硬質工具への適用を
着想し、TiB2被覆層上にTiC又はTiN又はTi
(C,N)又はこれらの2種以上の複合物(固溶体を
含む)からなる厚さ1μm以下の被覆層を設けると、被
削材である鉄とTil32の反応によるクレータ摩耗が
抑えられ、正常な摩耗を示すばかりではなく、被覆時あ
るいは切削時のris2?&覆層の粒成長も抑えること
ができるという知見に基づいて完成したものである。
本発明は、超硬合金、セラミフク、サーメット。
鉄系等の硬質工具の被覆層として、Ti又はZr又はH
fの炭化物又は窒化物又は炭窒化物のうち1種か又は2
種以上の複合物からなる厚さ1μm以下の被覆層と、T
i又はZr又はHfの2硼化物又は硼窒化物のうち1種
か又は2種以上の複合物からなる厚さ1μm以下の層を
交互に被覆した層を有する。
fの炭化物又は窒化物又は炭窒化物のうち1種か又は2
種以上の複合物からなる厚さ1μm以下の被覆層と、T
i又はZr又はHfの2硼化物又は硼窒化物のうち1種
か又は2種以上の複合物からなる厚さ1μm以下の層を
交互に被覆した層を有する。
上記複合物は単なる混合体であっても良く、また固溶体
を含むものであってもよく、さらには、これらの混合物
であってもよい。
を含むものであってもよく、さらには、これらの混合物
であってもよい。
上記被覆層は、被覆層の全部を構成する必要はなく、被
覆硬質工具の被覆層のいずれかに、上記の被覆の条件の
下で含まれていれば前記発明の目的を達成することがで
きる。
覆硬質工具の被覆層のいずれかに、上記の被覆の条件の
下で含まれていれば前記発明の目的を達成することがで
きる。
TiB2被覆層上に施した上記yJ、屓層の膜厚は、1
μmを超えると、被覆層にクラックが入った場合に被覆
層が1μm以下の物に比べると著しくクラックがTiB
2被覆層に伝播されやすくなり、割れ、欠けによる工具
寿命の低下をきたす。このため、TiB2被覆層上に施
す上記被覆層の膜厚は1μm以下とする必要がある。
μmを超えると、被覆層にクラックが入った場合に被覆
層が1μm以下の物に比べると著しくクラックがTiB
2被覆層に伝播されやすくなり、割れ、欠けによる工具
寿命の低下をきたす。このため、TiB2被覆層上に施
す上記被覆層の膜厚は1μm以下とする必要がある。
これによって被削材である鉄とTiB2の反応の問題は
解決したといえる。しかしながら、TiB2はTi C
、Ti N等と比較すると、硬度は高いが靭性において
劣る。そのために、TiB2被覆層の厚さを1μmより
厚くすると切削時TiB2被覆層にクラックが発生し、
基材と被覆層との接合層に進展し、基材の硬質工具の破
壊に及ぶ。そのためTiB2の被覆層の厚さを1μm以
下にするとクラックが入りにくくなり、クラックの基材
への伝播を抑えることができる。このため、TiB2被
覆層の厚さを1μm以下とした。
解決したといえる。しかしながら、TiB2はTi C
、Ti N等と比較すると、硬度は高いが靭性において
劣る。そのために、TiB2被覆層の厚さを1μmより
厚くすると切削時TiB2被覆層にクラックが発生し、
基材と被覆層との接合層に進展し、基材の硬質工具の破
壊に及ぶ。そのためTiB2の被覆層の厚さを1μm以
下にするとクラックが入りにくくなり、クラックの基材
への伝播を抑えることができる。このため、TiB2被
覆層の厚さを1μm以下とした。
本発明の特徴の一つは、厚さ1μm以下のTiB2被覆
層と厚さ1μm以下のTiC又はTiN等の被覆層を交
互に被覆して、相対的なTiB2被覆層の厚さを厚くす
ることである。これによってTiB2被覆層を厚くして
相対的な耐摩耗性を増大せしめるものである。
層と厚さ1μm以下のTiC又はTiN等の被覆層を交
互に被覆して、相対的なTiB2被覆層の厚さを厚くす
ることである。これによってTiB2被覆層を厚くして
相対的な耐摩耗性を増大せしめるものである。
本発明によると、TiB2被覆層とTiC,Ti N等
の被層層が互いの結晶粒の成長を1■えているだけでな
く、その結合層及びTiC,TiN等の被+W層が鉄と
の反応を著しく抑えることができる。
の被層層が互いの結晶粒の成長を1■えているだけでな
く、その結合層及びTiC,TiN等の被+W層が鉄と
の反応を著しく抑えることができる。
ま1こ、同し厚さの被覆層を有する従来のTiB2被覆
硬質工具と比較すると、本発明の工具の破断強度が約2
倍であり、無被覆のものと比較しても同等かそれ以上の
破断強度を示しており、被覆による強度の低下が見られ
ない。
硬質工具と比較すると、本発明の工具の破断強度が約2
倍であり、無被覆のものと比較しても同等かそれ以上の
破断強度を示しており、被覆による強度の低下が見られ
ない。
また、同じ荷重のダイヤモンド圧子による圧痕は、従来
のTi82被覆のものはクラックが基材まで達したが、
本発明のものはクランクが基材まで達することがなく、
交互に被覆したことによってクラックの伝播を抑えるこ
とができる。
のTi82被覆のものはクラックが基材まで達したが、
本発明のものはクランクが基材まで達することがなく、
交互に被覆したことによってクラックの伝播を抑えるこ
とができる。
さらに、上記交互に被覆した被覆層は、被覆硬質工具の
被覆層の最上層又は中間層又は最下層に設けても、上記
と同様の効果を得ることができる。
被覆層の最上層又は中間層又は最下層に設けても、上記
と同様の効果を得ることができる。
さらに研究を進めた結果、TiB2被覆層の代わりにT
iBN′m覆層を使用すると、硬度は若干落ちるが、鉄
と反応しにくくなり、さらに荷動である。
iBN′m覆層を使用すると、硬度は若干落ちるが、鉄
と反応しにくくなり、さらに荷動である。
以上は被覆層を形成する化合物の金属原子がTiである
場合について述べたが、740代わりにZr及び/又は
Hfの場合についても同様の効果がある。
場合について述べたが、740代わりにZr及び/又は
Hfの場合についても同様の効果がある。
被覆層は、TiB2の場合には、TiCjl+2容量%
、 BBr34容量%、H’294容量%の混合ガス雰
囲気中80mm、)Ig圧圧力下990程程でB/ (
Ti+8) =0.4〜0.5(重量比)のものが形成
され、TiCの場合には、TiC142容量%、N29
6容量容量%の混合ガス雰囲気中80+nm.lIg圧
力下で1000℃の反応温度で形成され、さらにTiN
と^p203の被覆の場合は、それぞれTiC1+2容
量%, N278、l容量%.N220容量%の混合
ガス雰囲気中80mm.lIg圧力下と、Aj! C7
!35.4容量%,H292.6容量%, CO2 2
容量%との混合ガス雰囲気中70mm。
、 BBr34容量%、H’294容量%の混合ガス雰
囲気中80mm、)Ig圧圧力下990程程でB/ (
Ti+8) =0.4〜0.5(重量比)のものが形成
され、TiCの場合には、TiC142容量%、N29
6容量容量%の混合ガス雰囲気中80+nm.lIg圧
力下で1000℃の反応温度で形成され、さらにTiN
と^p203の被覆の場合は、それぞれTiC1+2容
量%, N278、l容量%.N220容量%の混合
ガス雰囲気中80mm.lIg圧力下と、Aj! C7
!35.4容量%,H292.6容量%, CO2 2
容量%との混合ガス雰囲気中70mm。
1(g圧力下で反応させることによって形成する。
実施例1
超硬合金種P35 (WC79重四%, TaC −N
bC固溶固溶体7冗景TiC3重量%, Co 11重
量%)からなる切削工具(型番SNMG 432)と抗
折力試験片(4 X 8 X30m5+)の炉中に配置
し、混合ガスを導入し、化学蒸着法によって下記の被覆
層を設けた。
bC固溶固溶体7冗景TiC3重量%, Co 11重
量%)からなる切削工具(型番SNMG 432)と抗
折力試験片(4 X 8 X30m5+)の炉中に配置
し、混合ガスを導入し、化学蒸着法によって下記の被覆
層を設けた。
TiCを被覆するときには、TiCl4 、 N2
、 ClI4からなる混合ガスを上記炉中に導入し、反
応炉内の圧力が80トールの条件で被覆した。また、T
iNを被覆するときには、上記混合ガスのCH÷の代わ
りにN2を用いた混合ガスを導入した。TiB2を被覆
するときには、TiC II 4 + B Bra
+ H 2からなる混合ガスを上記炉中に導入してT
i82層を被覆した。
、 ClI4からなる混合ガスを上記炉中に導入し、反
応炉内の圧力が80トールの条件で被覆した。また、T
iNを被覆するときには、上記混合ガスのCH÷の代わ
りにN2を用いた混合ガスを導入した。TiB2を被覆
するときには、TiC II 4 + B Bra
+ H 2からなる混合ガスを上記炉中に導入してT
i82層を被覆した。
厚さ0.5 μmのTiN被覆層と、厚さ0.5 II
のTiB2被覆層を交互に被覆した4μmの厚さの被覆
層を実施例として掲げた。
のTiB2被覆層を交互に被覆した4μmの厚さの被覆
層を実施例として掲げた。
上記被覆層を最上層,中間層1最下層として有するもの
、及び単層として有する上記超硬合金を基体とする試料
を作製した。その他、本発明と従来の被覆工具を比較す
るために、TiCを内層としたTiB2被覆超硬合金試
料を作製した。そして、各試料について抗折力の測定、
上記工具による切削試験,TiB2被覆層中の結晶粒径
を走査電子顕微鏡を用いて測定した。そして、500g
の荷重をかけたダイヤモンド圧子による圧痕を被覆層に
打ち、クラックの基材への伝播を断面の観察により調べ
た。切削条件は下記によった。
、及び単層として有する上記超硬合金を基体とする試料
を作製した。その他、本発明と従来の被覆工具を比較す
るために、TiCを内層としたTiB2被覆超硬合金試
料を作製した。そして、各試料について抗折力の測定、
上記工具による切削試験,TiB2被覆層中の結晶粒径
を走査電子顕微鏡を用いて測定した。そして、500g
の荷重をかけたダイヤモンド圧子による圧痕を被覆層に
打ち、クラックの基材への伝播を断面の観察により調べ
た。切削条件は下記によった。
切削条件 被削材 FC 25
切削速度 200m/min
送り 0.5mm/rev
切込み 2IIIIm
第1表にその結果をまとめた。以下、上記TiNとTi
B2を交互に被覆して設けた被覆層をX層とした。この
結果をみると、本発明の被覆層を有する被覆超硬工具は
クレータ摩耗が発生せず、正常な摩耗をしていることが
わかる。また、寿命が無被覆の超硬合金工具と比べると
約20倍、従来のTiB2被覆工具と比較しても約11
〜13倍と寿命が大幅に延びた。切削試験前後の結晶粒
径を走査電子顕微鏡で観察してみると、従来のTi82
層のTiB2結晶粒径は0.01〜0.1 μmと大き
いのに対して本発明のTi82層のTiB2結晶粒径は
0.1 〜0.3 amと掻めて小さくなっている。ま
た、クラック伝播についてみると、本発明の被覆層を存
する試料1〜5については、基材クラックが進展してお
らず、これらの工具の長寿命化を予測させる結果を示し
ている。
B2を交互に被覆して設けた被覆層をX層とした。この
結果をみると、本発明の被覆層を有する被覆超硬工具は
クレータ摩耗が発生せず、正常な摩耗をしていることが
わかる。また、寿命が無被覆の超硬合金工具と比べると
約20倍、従来のTiB2被覆工具と比較しても約11
〜13倍と寿命が大幅に延びた。切削試験前後の結晶粒
径を走査電子顕微鏡で観察してみると、従来のTi82
層のTiB2結晶粒径は0.01〜0.1 μmと大き
いのに対して本発明のTi82層のTiB2結晶粒径は
0.1 〜0.3 amと掻めて小さくなっている。ま
た、クラック伝播についてみると、本発明の被覆層を存
する試料1〜5については、基材クラックが進展してお
らず、これらの工具の長寿命化を予測させる結果を示し
ている。
第 1 表
実施例2
Si3 N外系セラミックス(Si3N+ 93重璽%
、Y2035重量%、An2032重量%)からなる切
削工具(型番5NGN 432) と抗折力試験片(3
×4X36mm)を実施例1と同様に化学蒸着法によっ
て被覆層を設けた。当Si3 N十系試料は高速切削の
条件で使用して耐酸化性を向上させるため、下記1〜6
の試料については最上層に厚さ1μmのAβ203層を
設けた。Al2O3彼屓はi CN3゜H2、CO2、
Coの混合ガスからの析出による化学蒸着法を用いた。
、Y2035重量%、An2032重量%)からなる切
削工具(型番5NGN 432) と抗折力試験片(3
×4X36mm)を実施例1と同様に化学蒸着法によっ
て被覆層を設けた。当Si3 N十系試料は高速切削の
条件で使用して耐酸化性を向上させるため、下記1〜6
の試料については最上層に厚さ1μmのAβ203層を
設けた。Al2O3彼屓はi CN3゜H2、CO2、
Coの混合ガスからの析出による化学蒸着法を用いた。
また、基材と被膜との接着強度をよくするため最下層に
TiN層を設けた。そして前記と同様に抗折力試験、T
iB2の結晶粒径測定。
TiN層を設けた。そして前記と同様に抗折力試験、T
iB2の結晶粒径測定。
圧痕試験を行った。切削は下記の条件によった。
切削条件 被削材 ダクタイル鋳鉄切削速度
500m/min 送り 1.2mm/rev 切込み 21 潤滑材 なし 第2表に上記結果をまとめた。
500m/min 送り 1.2mm/rev 切込み 21 潤滑材 なし 第2表に上記結果をまとめた。
第 2 表
この結果をみると、本発明の被覆層を有する被覆セラミ
ック (Si3 N+系)工具は、上記実施例1と同様
フレーク摩耗が発生せず、正常な摩耗をしている。寿命
も無被覆のSi3 Nや系工具と比較しても8〜10倍
、従来のTi82被覆層ニA i! 203を被覆した
ものに比べても5倍強と本発明の被覆層を有する工具が
優れていることがわかる。結晶粒径についても、実施例
1と同様に本発明の被覆中のTi82粒径は従来のもの
と比べると極めて微細なものとなっている。クラ、りの
伝播についてみても、試料1〜5については基材にまで
クラックが進展しておらず、工具寿命を伸ばす理由と考
えられる。
ック (Si3 N+系)工具は、上記実施例1と同様
フレーク摩耗が発生せず、正常な摩耗をしている。寿命
も無被覆のSi3 Nや系工具と比較しても8〜10倍
、従来のTi82被覆層ニA i! 203を被覆した
ものに比べても5倍強と本発明の被覆層を有する工具が
優れていることがわかる。結晶粒径についても、実施例
1と同様に本発明の被覆中のTi82粒径は従来のもの
と比べると極めて微細なものとなっている。クラ、りの
伝播についてみても、試料1〜5については基材にまで
クラックが進展しておらず、工具寿命を伸ばす理由と考
えられる。
実施例3
Fe 81.6重量%、Cr4重景%、V2.4重足%
、W6重量%、105重〒%、C1重世%からなる高速
度鋼切削工具(5X 12 X 12mm)及び1氏折
力試験片(5X 8 X30mm)を前記実施例1と同
様に化学茎着法により被覆した試料を作製して、同様の
実験をした。なお、切削試験は下記の条件で行った。
、W6重量%、105重〒%、C1重世%からなる高速
度鋼切削工具(5X 12 X 12mm)及び1氏折
力試験片(5X 8 X30mm)を前記実施例1と同
様に化学茎着法により被覆した試料を作製して、同様の
実験をした。なお、切削試験は下記の条件で行った。
切削条件 被削材 FC13
切削速度 120m+/ll1in送り
1.0ms/rev 切込み 2+1111 潤滑材 使用せず この結果を第3表に示す。この結果をみると、本発明の
被覆層を有する工具はクレータ摩耗を発生せず、正常な
摩耗を示した。そして寿命が無被覆の工具と比較してみ
ると約50〜60倍、従来のTiB2の被覆工具と比較
しても約25〜30倍と延びた。
1.0ms/rev 切込み 2+1111 潤滑材 使用せず この結果を第3表に示す。この結果をみると、本発明の
被覆層を有する工具はクレータ摩耗を発生せず、正常な
摩耗を示した。そして寿命が無被覆の工具と比較してみ
ると約50〜60倍、従来のTiB2の被覆工具と比較
しても約25〜30倍と延びた。
Ti82結晶粒径についても本発明のものは前記実施例
と同様に微細なものであった。それからクラックの伝播
についても本発明の被覆層を有する試料1〜5について
は基材までクランクが達していない。
と同様に微細なものであった。それからクラックの伝播
についても本発明の被覆層を有する試料1〜5について
は基材までクランクが達していない。
第 3 表
実施例4
実施例1に準じて超硬合金ISOP35を基体とする試
料を作った。実施例1と違うのは、本発明の被覆層とし
て1μmのTiN被覆層と厚さ1μmのTiB2被覆層
を交互に4μ清被覆した層を用いたところである。そし
て同様な実験を試みた。この場合にも実施例1と同様の
結果となった。
料を作った。実施例1と違うのは、本発明の被覆層とし
て1μmのTiN被覆層と厚さ1μmのTiB2被覆層
を交互に4μ清被覆した層を用いたところである。そし
て同様な実験を試みた。この場合にも実施例1と同様の
結果となった。
本発明によれば従来のTiB2被覆工具の欠点であった
クレータ摩耗の発生、被覆層の結晶粒の粒成長及び切削
時に被覆層に発生したクランクの硬質工具への伝播をi
■制し、工具の寿命を伸ばすことができる。
クレータ摩耗の発生、被覆層の結晶粒の粒成長及び切削
時に被覆層に発生したクランクの硬質工具への伝播をi
■制し、工具の寿命を伸ばすことができる。
Claims (1)
- 1、Ti又はZr又はHfの炭化物又は窒化物又は炭窒
化物のうち1種か又は2種以上の複合物からなる被覆層
と、Ti又はZr又はHfの2硼化物又は硼窒化物のう
ち1種か又は2種以上の複合物からなる被覆層とを交互
に被覆した層を有することを特徴とする被覆硬質工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12427686A JPS62280363A (ja) | 1986-05-29 | 1986-05-29 | 被覆硬質工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12427686A JPS62280363A (ja) | 1986-05-29 | 1986-05-29 | 被覆硬質工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62280363A true JPS62280363A (ja) | 1987-12-05 |
Family
ID=14881331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12427686A Pending JPS62280363A (ja) | 1986-05-29 | 1986-05-29 | 被覆硬質工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62280363A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011505261A (ja) * | 2007-12-06 | 2011-02-24 | セラティチット オーストリア ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 被覆物品 |
JP2011083876A (ja) * | 2009-10-19 | 2011-04-28 | Mitsubishi Materials Corp | 表面被覆切削工具 |
JP2020510540A (ja) * | 2017-01-31 | 2020-04-09 | セラティチット オーストリア ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 被覆工具 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5959879A (ja) * | 1982-09-29 | 1984-04-05 | Hitachi Metals Ltd | 多重被覆材料およびその製造法 |
JPS60141406A (ja) * | 1983-12-27 | 1985-07-26 | Fuji Die Kk | 皮剥ダイス |
-
1986
- 1986-05-29 JP JP12427686A patent/JPS62280363A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5959879A (ja) * | 1982-09-29 | 1984-04-05 | Hitachi Metals Ltd | 多重被覆材料およびその製造法 |
JPS60141406A (ja) * | 1983-12-27 | 1985-07-26 | Fuji Die Kk | 皮剥ダイス |
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JP2011505261A (ja) * | 2007-12-06 | 2011-02-24 | セラティチット オーストリア ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 被覆物品 |
KR101494039B1 (ko) * | 2007-12-06 | 2015-02-16 | 세라티지트 오스트리아 게젤샤프트 엠.베.하 | 절삭 공구 및 그 제조방법 |
JP2011083876A (ja) * | 2009-10-19 | 2011-04-28 | Mitsubishi Materials Corp | 表面被覆切削工具 |
JP2020510540A (ja) * | 2017-01-31 | 2020-04-09 | セラティチット オーストリア ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 被覆工具 |
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