JPS6227915B2 - - Google Patents

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JPS6227915B2
JPS6227915B2 JP10381983A JP10381983A JPS6227915B2 JP S6227915 B2 JPS6227915 B2 JP S6227915B2 JP 10381983 A JP10381983 A JP 10381983A JP 10381983 A JP10381983 A JP 10381983A JP S6227915 B2 JPS6227915 B2 JP S6227915B2
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JP
Japan
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stopper
plate
rod
punch
float
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JP10381983A
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JPS603999A (ja
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Ichitami Takahashi
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Tamagawa Kikai KK
Original Assignee
Tamagawa Kikai KK
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Publication date
Application filed by Tamagawa Kikai KK filed Critical Tamagawa Kikai KK
Priority to JP10381983A priority Critical patent/JPS603999A/ja
Publication of JPS603999A publication Critical patent/JPS603999A/ja
Publication of JPS6227915B2 publication Critical patent/JPS6227915B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/02Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、鉄粉、銅粉、その他セラミツク等の
粉末材料を適宜形状に成形する粉末成形プレスに
係り、特にダイセツト型の粉末成形プレスに関す
る。
〔発明の技術的背景およびその問題点〕
一般に、粉末冶金製品の圧縮成形や、フエライ
ト製品、セラミツク製品等の粉末材料による圧縮
成形を行なう粉末成形プレスにおいては、複雑な
形状で且つ均一な密度の成形品を得るため、上下
動可能なダイプレートおよび複数のフロートパン
チプレートを有し、上記粉末材料の締め固め行程
中、ストツパ装置によつて停止されるまで上記各
プレートが共に下方に浮動するようにし、各プレ
ートをエヤーシリンダ等により支承するフローテ
ングダイ方式のプレスが採用されている(特公昭
40−6151号公報参照)。
ところが、近時粉末成形プレスは、より精密な
かつ複雑多段形状の成形が容易にできることは勿
論、多種類の成形品を1台のプレスで能率良く作
業でき、しかもプレス作業の量産効果を損なうこ
とのないように、金型着脱の時間、所要の成形品
を得るための調整時間等が短かいものが要望され
ている。
しかるに、上記従来のプレスにおいては、機械
的剛性および精度は維持できるけれども、金型の
着脱調整のためには、大型プレス500トン程度に
あつては比較的簡単な成形品で3〜5時間、複雑
な成形品の場合には5〜10時間を要することが
屡々であつて、その間プレス機は稼働できないた
め、プレス機としての実稼働率が低下し、多様化
に対応できないという不都合がある。また、プレ
ス機内での金型交換は作業スペースが狭い所での
作業であるため、その作業が困難であり安全上に
も問題がある。
そこで、上パンチ、ダイプレート、およびフロ
ートパンチプレート部をダイセツトとして一体的
に構成し、この部分のみをフレームに対して着脱
し得るようにしたダイセツト式のプレスが種々考
案されている(特公昭52−36315号公報参照)。
すなわち、このようなプレスにおいては、プレ
ス機1台に対しダイセツトを複数台準備し、プレ
ス機外のシユミレータ等を使い、予め次の成形の
ために、金型の組み込み、作動状態のチエツク等
の段取りをしておき、プレス作業の終了とともに
ダイセツトを取替できるため、プレスの不稼動時
間を短縮することができる。
しかしながら、この種のダイセツト式のプレス
においては、多段成形のためのフロートパンチプ
レートの停止装置等はダイセツト内に仕込まれて
いるため、製品の精度維持のために重要なこの停
止装置等が粉塵雰囲気中で摺動することとなり、
機械的異常摩耗等を発生し易く、精度維持が困難
で、安定した高精度の成形品を得ることが困難で
ある等の問題点がある。また、多段ダイセツトに
おいては、ダイやフロートパンチの充填高さや停
止位置の調整をプレス本体側とダイセツト内の両
者において成形品毎に行なう必要があるため、取
扱い上繁雑である等の不都合もある。
〔発明の目的〕
本発明はこのような点に鑑み、多種多様な対象
品をあたかも量産品と同様な取扱いを可能とする
ために段取時間を極端に短縮し、多様化に対応す
ることができるとともに、停止装置等の異常摩耗
等の発生を防止でき高精度の成形を行ない得る粉
末成形プレスを得ることを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、ダイ取付用のダイプレート、多段成
形のための下パンチをそれぞれ取付けるための少
なくとも1個のフロートパンチプレート、および
プレス本体に取付けるとともに固定下パンチを装
着するベースプレートとを有するダイセツトにお
けるダイプレートおよびフロートパンチプレート
に、それぞれ下方のフロートパンチプレートおよ
びベースプレートを貫通し、そのベースプレート
の下方に突出する案内ロツドを固設するととも
に、プレス本体の下部フレーム内に、上記各案内
ロツドと同一軸線上にそれぞれ配設され、高さ位
置調節自在に設けられたストツパと、上記案内ロ
ツドの下端にそれぞれ当接されるともに圧縮行程
中上記ストツパと衝合してプレス荷重を受けるよ
うにした停止ロツドと、成形品の押出し時に上記
各停止ロツドとストツパとの係合を順次離脱せし
めるストツパ解放部材を設けたストツパ解放プレ
ートを内蔵せしめたことを特徴とするものであつ
て、停止機構および調整機構を密閉したフレーム
内に設けて防塵作用を施こすとともに、従来のダ
イセツト式のプレスの利点を兼ね備えるようにし
たものである。
〔発明の実施例〕
以下、添付図面を参照して本発明の一実施例に
ついて説明する。
第1図は粉末成形プレスの正面図であり、プレ
スは上部フレーム1、下部フレーム2およびコラ
ム3によつて枠組されている。上部フレーム1内
には、モータ(図示せず)によつて駆動されるク
ランク機構等が内蔵せしめられており、下端に上
パンチ4を固着する上ラム5を上下動するように
構成されている。
また、上記上部フレーム1と下部フレーム2と
の間には、ダイプレート、フロートパンチプレー
ト等を有するダイセツト6が着脱自在に装着され
ている。
第2図は、上記粉末成形プレスの一部断面正面
図であつて、上部フレーム1内には、図示しない
主モータ、クラツチ、フライホイル、減速機構等
を介して駆動される主軸10が設けられており、
その主軸10の中央部にクランク11が設けら
れ、その両側には対をなした押出しカム12が設
けられている。上記クランク11には上ラム位置
調整ねじ13等を介して上ラム5が連結されてお
り、そのクランク11の回転に伴なつて上記上ラ
ム5が上下動するようにしてある。これらの構成
は従来の粉末成形プレスと全く同一である。
ところで、下部フレーム2の上部基盤14上に
は前記ダイセツト6のベースプレート15が設置
固定されており、このベースプレート15の中央
上部には固定下パンチ16が装着されている。そ
の固定下パンチ16の上部外周部には第1フロー
トパンチ17が嵌装せしめられ、その第1フロー
トパンチ17は前記ベースプレート15の上方に
設けられた第1フロートパンチプレート18の上
面に固着されている。さらに上記第1フロートパ
ンチプレート18の上方には第2フロートパンチ
プレート19が設けられており、その第2フロー
トパンチプレート19には前記第1フロートパン
チ17の上部外周に嵌装された第2フロートパン
チ20が固着されている。
また、上記第2フロートパンチプレート19の
上方には、第2フロートパンチ20が下方から挿
入されるダイ21を取付けたダイプレート22が
配設され、さらにその上方には前記上ラム5にボ
ルトによつて装着されるとともに、下面に上パン
チ4を取付けた上パンチプレート23が配設され
ている。上記上パンチプレート23の下面には一
対のガイドロツド24が下方に突設されており、
ダイプレート22の上面に固設された案内筒25
内を摺動し案内されるようにしてある。
一方、ダイプレート22の下面には、第3図
a,b,cに示すように、第2フロートパンチプ
レート19、第1フロートパンチ18、およびベ
ースプレート15を貫通して下方に延びる左右一
対の案内ロツド26が垂設されており、第2フロ
ートパンチプレート19の下面には、第1フロー
トパンチプレート18およびベースプレート15
を貫通して下方に延び、互いに中心に対し対象位
置に配設された一対の案内ロツド27が上記案内
ロツド26と周方向にずらして垂設され、さらに
第1フロートパンチプレート18の下面にもベー
スプレート15を貫通して下方に延びる一対の案
内ロツド28が上記両案内ロツド26,27と周
方向にずらして垂設されている。また前記ダイセ
ツト6の中心部には、頂端に前記固定下パンチ1
6内に挿入されたコアロツド29を装着したコア
ロツド支持杆30が配設されている。またダイプ
レート22の下面には、押出し完了時に第2フロ
ートパンチプレート19の上面に当接してダイプ
レート22および第2フロートパンチプレート1
9間の間隔を保持する第1の間隔保持杆31、お
よび上記第2フロートパンチプレート19を貫通
し、第1フロートパンチプレート18の上面に当
接してダイプレート22および第1フロートパン
チプレート18間の間隔を保持する第2の間隔保
持杆32が装着されている(第4図参照)。
他方、下部フレーム2内にはストツパ装置およ
び充填装置等が内蔵せしめられている。
すなわち、上記下部フレーム2内には、第5
図、第6図および第7図に示すように、各案内ロ
ツド26,27,28と対応してそれと同一軸線
上にそれぞれ一対づつの停止杆33,34,35
が、案内板36に摺動自在に装着されている。ま
た、各停止杆33,34,35の下方には、それ
ぞれ下部フレーム2内の中間支持盤37上に装着
されたストツパ38a,38b,38cが配設さ
れている(第5図にはその2つのみを示す)。上
記各ストツパ38a,38b,38cは、それぞ
れ、第7図、第8図に示すように、互いにばねに
よつて互いに接近するように付勢され、支持板3
9上を左右水平方向に摺動自在に設けられた左右
一対のストツパスライド40a,40bを有し、
その支持板39の下面から垂設されたねじ杆41
が、中間支持盤37上に回動のみ可能に装着され
た調節ねじ42に螺合せしめられている。
また、上記ストツパ38a,38b,38cの
上方には、前記停止杆33,34,35が貫通さ
れ、案内杆43に沿つて上下動可能なストツパ解
放プレート45が配設されている。そのストツパ
解放プレート45はシリンダ装置46によつてそ
の左右が支持されており、その左右には上部フレ
ーム1まで達するストツパ解放ロツド47,47
の下端が連結されている。また上記ストツパ解放
プレート45の下面には、その下降時に一対のス
トツパスライド40a,40bに設けられたロー
ラ48a,48b間に割り込み、ストツパスライ
ド40a,40bを左右に拡開するウエツジ状の
ストツパ解放部材49a,49b,49cが、各
ストツパ38a,38b,38cに対応して設け
られている。
さらに、下部フレーム2の基盤2a上には、前
記各停止杆33,34,35と同一軸線上に、調
整ねじ50およびねじ杆51によつて上下位置調
整自在な充填調整シリンダ52がそれぞれ配設さ
れており、各充填調整シリンダ52のピストンロ
ツド53が各ストツパ8a,38b,38cを貫
通し、各停止杆33,34,35の下端に連結せ
しめられている。なお、第5図において符号54
はカツプリング55によつてコアロツド支持杆3
0に連結されたコアロツド停止充填ロツドであ
り、前記停止杆33等とほゞ同様にストツパ解放
杆56によつて解放されるストツパ57によつて
支承されており、さらにその下端には調整装置5
8によつて上下調節可能とされたコアロツド用充
填調整シリンダ59のピストンロツド59aが連
結されている。
また、ストツパ38a,38b,38cの上下
調節制御装置や各充填調整シリンダ52等の制御
装置(ともに図示せず)等も下部フレーム2内に
内蔵せしめられている。
ところで、前記押出しカム12の下方には、第
2図および第9図に示すように、製品の押出し行
程時に上記押出しカム12によつて下方に押圧さ
れる押出しロツド60が上下動可能に配設されて
いる。上記押出しロツド60は第10図に示すよ
うにエアシリンダ61によつて支承されており、
また押出しロツド60の頂端には押出しカム12
に当接するローラ62が設けられ、さらに上記押
出しロツド60には前記ストツパ解放ロツド47
の頂端が連結されている。
また、上記押出しロツド60の下方には、上部
フレーム1に固着された油圧シリンダ63が押出
しロツド60と同一軸線上に配設されている。油
圧シリンダ63のシリンダ室内にはスリーブ状シ
リンダ64が上下摺動可能に内蔵され、さらにそ
のスリーブ状シリンダ64内には中間押出しロツ
ド65が上下に貫挿され、その頂端部が油圧シリ
ンダ63から上方に突出するとともに、その下端
部が、前記ダイプレート22の上面から突設され
た突起部22aに当接するようにしてある。
上記中間押出しロツド65には、油圧シリンダ
内において大径部65aが形成されており、さら
にその中間押出しロツド65に外嵌された状態に
あるスリーブ状シリンダ64の内周部には、上記
大径部65aの上端面と係合し得る段部64aが
形成されている。
一方、前記シリンダ装置46、エアシリンダ6
1にはエヤー源66からレギユレータ67を介し
て加圧空気が供給され、ストツパ解放プレート4
5、ストツパ解放ロツド47、および押出しロツ
ド60が支承されている。また油圧シリンダ63
の下部には、スリーブ状シリンダ64を上方に付
勢する加圧空気が、レギユレータ68を介して供
給されている。
他方、上記油圧シリンダ63の上部には、チエ
ツクバルブ70を有する油圧供給管71の一端が
接続され、その油圧供給管71の他端は油圧タン
ク72に接続されており、さらにポンプ70の吐
出側と油圧タンク72間には、リリーフ弁73、
高圧用パイロツトリリーフ弁74、低圧用パイロ
ツトリリーフ弁75を有するリリーフ回路76が
接続されている。また上記油圧タンク72の上部
にはレギユレータ77を介して加圧空気が供給さ
れ油圧タンク72内の油圧が一定になるようにし
てある。なお、図中符号78,79は蓄圧器であ
る。
また、第2図に示すように、上部フレーム1に
は各フロートパンチプレート18,19の浮上り
防止用の2対のコントロールシリンダ80が設け
られており(図にはその1個のみを示す)、その
一対のコントロールシリンダ80のピストンロツ
ド81が、第2フロートパンチプレート19から
ダイプレート22を貫通して上方に延びる突杆1
9aに当接し、さらに他の一対のコントロールシ
リンダのピストンロツド(図示せず)が、第1フ
ロートパンチプレート18から第2フロートパン
チプレート19およびダイプレート22を貫通し
て上方に延びる突杆18aに当接され、上記各油
圧シリンダにはポンプ70からの圧油が供給され
るようにしてある。
しかして、原料粉末の充填時においては、油圧
シリンダ63の下部に供給された加圧空気により
スリーブ状シリンダ64が上方位置に位置せしめ
られ、中間押出しロツド65の上方への移動の規
制が解除されている。
そこで、ダイプレート22、各フロートパンチ
プレート18,19、コアロツド29等の充填調
整シリンダ52,59を作動させ、そのピストン
ロツド53,59aにより停止杆33,34,3
5を介して案内ロツド26,27,28を上動さ
せ各プレート18,19,22並びにコアロツド
29を所定充填高さ位置にセツトし、ダイ21お
よび各フロートパンチ16,17,20等によつ
て形成された空所に原料粉末を充填する。この場
合、押出しロツド60の下端60aは第2図に示
すように中間押出しロツド65から離間してい
る。なお、本実施例は第11図に示すような成品
の加工を行なうものを示し、各下パンチの高さ
は、第1フロートパンチ17、第2フロートパン
チ20、固定下パンチ16の順に低くなつてい
る。
このようにして充填が完了して加圧行程に入
り、上パンチ4がダイ21に突込むと、予め調整
されたタイミングでポンプ70が作動され、スリ
ーブ状シリンダ64の上面に圧油が供給され、そ
のスリーブ状シリンダ64の段部64aと中間押
出しロツド65の大径部65aとの係合によつ
て、中間押出しロツド65が圧下され、ダイプレ
ート22の突起部22aに当接し、さらに停止杆
33がストツパ38aに当つて停止する位置まで
ダイプレート22が下降せしめられる。また、第
1フロートパンチプレート18、第2フロートパ
ンチプレート19も同様にしてコントロールシリ
ンダ80のピストンロツド81等を介して圧下さ
れ、各停止杆34,35がストツパ38b,38
cに当つて停止する位置まで下降される。
この場合ポンプ70の油量はダイが上パンチ4
と同一速度で下降するように設計されており、そ
の圧力は高圧用パイロツトリリーフ弁74によつ
て設定され、その設定圧より油圧が高くなるとリ
リーフ弁73により圧油の一部が油圧タンク72
に放出される。
その後、上パンチ4がさらに下降することによ
つて加圧行程が続くが、この加圧直前にリリーフ
弁73の高圧用パイロツトリリーフ弁74が低圧
用パイロツトリリーフ弁75に切替えられ、ポン
プ70は加圧が完了しさらにその後の押出し完了
点まで少量の圧油を油圧シリンダ63、コントロ
ールシリンダ80に供給し続け、ダイプレート2
2等の浮上りを防止する。
このようにして加圧が完了し、上ラム5が上昇
すると、押出しカム12の回動により押出し行程
が開始される。第2図は上記加圧完了時点を示
す。すなわち、押出しカム12の回動によつて押
出しロツド60が下降せしめられ、その押出しロ
ツド60の下端60aが中間押出しロツド65に
当接する直前に、ストツパ解放ロツド47を介し
てストツパ解放プレート45が下降せしめられ、
そのストツパ解放プレート45から垂設されたス
トツパ解放部材49aによつてストツパ38aの
ストツパスライド40a,40bが互いに離間さ
れ、停止杆33に対する停止作用が解放される。
したがつて、その直後押出しカム12の回動によ
つて、押出しロツド60が中間押出しロツド65
に当接し中間押出しロツド65が圧下され、その
中間押出しロツド65の下降によつてダイプレー
ト22が下降せしめられる。
このようにしてダイプレート22が下降し、ダ
イ21の上面が第1フロートパンチ17の上面と
同一になると、第1フロートパンチプレート18
用の停止杆35の下降を阻止していたストツパ3
8cが解放されるとともに、第2の間隔保持杆3
2が第1フロートパンチプレート18の上面に当
接し、ダイプレート22の下降とともに第1フロ
ートパンチプレート18も下降する。その後同様
にしてダイ21、第1フロートパンチ17、およ
び第2フロートパンチ20の上面が同一平面上に
あるようになると、さらに第1の間隔保持杆31
が第2フロートパンチプレート19の上面に当接
し第2フロートパンチプレート19もダイプレー
ト22とともに下降し始め、上記両パンチ17,
20等の上面が固定下パンチ16の上面と同一面
となると、各プレートの下降が停止される。一
方、上述のように各パンチの上面が同一になる
と、ストツパ解放杆56によつてストツパ57が
解放されるとともに、コアロツド用充填調整シリ
ンダ59の上部シリンダ室に加圧空気が供給さ
れ、ピストンロツド59aを介してコアロツド2
9がダイ21から完全に引き抜かれ、成品の押出
しが完了し、その後成品の払い出しが行なわれ
る。
以後同様にして順次粉末成形品の成形が行なわ
れる。
また、他の形状の成形品の成形に際しては、プ
レス本体に組込まれていたダイセツト6をプレス
本体から取り外し、他所で所定のダイやフロート
パンチ等を予め組込んでおいたダイセツトをプレ
ス本体に装着し、プレス本体内のストツパ調整装
置等を調節することによつて別部品の粉末成形を
形なうことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明においてはダイセ
ツトにおけるダイプレートおよびフロートパンチ
プレートにそれぞれ下方のフロートパンチプレー
トおよびベースプレートを貫通し、そのベースプ
レートの下方に突出する案内ロツドを固設すると
ともに、プレス本体の下部フレーム内に、各案内
ロツドと同一軸線上にそれぞれ配設され、高さ位
置調節自在に設けられたストツパと、上記案内ロ
ツドの下端に当接されるとともに圧縮工程中上記
ストツパと衝合してプレス荷重を受けるようにし
た停止ロツドと、成形品の押出し時に各停止ロツ
ドとストツパとの係合を順次離脱せしめるストツ
パ解放部材を設けたストツパ解放プレートとを内
蔵せしめたので、ストツパ装置およびその制御装
置等が加工中における粉塵の影響を受けることが
なく、精度に影響を及ぼす粉塵等による摩耗を防
止することができ、成品の精度向上を計ることが
できる。しかもダイセツト式の特徴はそのまゝ保
持されるのでプレス本体の稼動率は高くでき、さ
らに各ダイセツトにそれぞれストツパ装置等を組
込む必要がないので、ダイセツト自体はシンプル
なものとでき剛性を大きなものとすることもでき
る。また、各ストツパ装置や充填調節装置がプレ
ス本体の密閉状の下部フレーム内に設けられるこ
とによりそれらの制御装置も下部フレーム内に設
けることができ、全自動運転のための、プレス各
部のコンピユータ制御によるプリセツト化も容易
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は粉末成形プレスの正面図、第2図は本
発明の粉末成形プレスの一部縦断正面図、第3図
a,b,cはそれぞれダイセツトにおける案内ロ
ツド部の部分説明図、第4図はダイプレートの特
に各フロートパンチプレートの間隔保持杆部を示
す縦断面図、第5図は下部フレーム内におけるス
トツパ装置等を示す縦断面図、第6図は第5図の
―線に沿う横断面図、第7図はストツパ装
置、充填調節装置装着部の部分拡大縦断面図、第
8図はストツパの平面図、第9図は押出し制御装
置の説明図、第10図は押出しカムおよび押出し
ロツド部の側面図、第11図は成形品の一例を示
す縦断面図である。 1……上部フレーム、2……下部フレーム、4
……上パンチ、5……上部ラム、6……ダイセツ
ト、12……押出しカム、15……ベースプレー
ト、16……固定下パンチ、17……第1フロー
トパンチ、18……第1フロートパンチプレー
ト、19……第2フロートパンチプレート、20
……第2フロートパンチ、21……ダイ、22…
…ダイプレート、26,27,28……案内ロツ
ド、29……コアロツド、33,34,35……
停止杆、38a,38b,38c……ストツパ、
40a,40b……ストツパスライド、45……
ストツパ解放プレート、47……ストツパ解放ロ
ツド、49a,49b,49c……ストツパ解放
部材、52……充填調整シリンダ、59……コア
ロツド用充填調整シリンダ、60……押出しロツ
ド、64……スリーブ状シリンダ、65……中間
押出しロツド、80……コントロールシリンダ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ダイ取付用のダイプレート、多段成形のため
    の下パンチをそれぞれ取り付けるための少なくと
    も1個のフロートパンチプレート、およびプレス
    本体に取付けるとともに固定下パンチを装着する
    ベースプレートとを有するダイセツトにおけるダ
    イプレートおよびフロートパンチプレートに、そ
    れぞれ下方のフロートパンチプレートおよびベー
    スプレートを貫通し、そのベースプレートの下方
    に突出する案内ロツドを固設するとともに、プレ
    ス本体の下部フレーム内に、上記各案内ロツドと
    同一軸線上にそれぞれ配設され、高さ位置調節自
    在に設けられたストツパと、上記案内ロツドの下
    端にそれぞれ当接されるとともに圧縮行程中上記
    ストツパと衝合してプレス荷重を受けるようにし
    た停止ロツドと、成形品の押出し時に上記各停止
    ロツドとストツパとの係合を順次離脱せしめるス
    トツパ解放部材を設けたストツパ解放プレートと
    を内蔵せしめたことを特徴とする、粉末成形プレ
    ス。 2 ストツパ解放プレートは、加圧完了後押出ロ
    ツドを圧下する押出カムによつて作動されるスト
    ツパ解放ロツドに連結されていることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項記載の粉末成形プレ
    ス。 3 ストツパは互いに接近する方向に付勢された
    一対のストツパ部材からなり、その接近時にその
    上面で停止ロツドを係合支承し、その離間時に上
    記停止ロツドの係合を解放し、停止ロツドの下降
    を許容するように構成されていることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項記載の粉末成形プレ
    ス。 4 ストツパ解放部材は、ウエツジ状をなし、そ
    の下降によつて両ストツパ部材を離間方向に作動
    せしめるように構成されていることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第3項記載の粉末成形プレ
    ス。 5 各停止ロツドはストツパ解放プレートに貫挿
    されていることを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項または第2項に記載の粉末成形プレス。 6 各停止ロツドの下方には、それぞれ充填調整
    装置が配設されていることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項乃至第5項のいずれかに記載の粉
    末成形プレス。
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