JPS6227902B2 - - Google Patents
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- JPS6227902B2 JPS6227902B2 JP12927179A JP12927179A JPS6227902B2 JP S6227902 B2 JPS6227902 B2 JP S6227902B2 JP 12927179 A JP12927179 A JP 12927179A JP 12927179 A JP12927179 A JP 12927179A JP S6227902 B2 JPS6227902 B2 JP S6227902B2
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- JP
- Japan
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- coating material
- mold
- present
- mold coating
- shrinkage
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- Expired
Links
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Landscapes
- Mold Materials And Core Materials (AREA)
Description
本発明は、鋳造欠陥対策用塗型材に関するもの
である。 アルミニウム合金等の金属を用いて鋳物を鋳造
する際、鋳型に金属溶湯を流し込み凝固させてい
るが、この溶湯が凝固する時に冷却速度の差によ
つて鋳物が不均一に収縮してしまうことがしばし
ばあつた。一般に“ひけ巣”と呼ばれているこの
種の収縮欠陥は、鋳物の合格率を低下させること
となるため、鋳物製造において大きな問題となつ
ていた。 この収縮欠陥に対する解決手段としては、方案
の変更、または欠陥部位の局部冷却等により該部
位の冷却速度をその周囲よりも速める方法などが
ある。しかしながら、方案自体を変更することは
多くの困難及び繁雑さを伴い、後者の方法では現
在のところ型の改造を行う必要があり、このため
型の改造に伴う費用や期間がかかり、コスト的に
もあまり好ましくない。また、溶湯の局部冷却の
ための吸熱性塗布材がこれまですでに考案されて
いたが、しかしながらこの塗布材も期待する程で
なく、十分その役目を果しているとは言い難かつ
た。 本発明者は種々研究した結果、ある種の塗型材
を用いることにより上記収縮欠陥に対して型の改
造を行うことなく容易に欠陥部位の局部冷却を行
うことができることを見出した。 即ち、本発明鋳造欠陥対策用塗型材は、無定型
アルミナの塩酸水溶液３乃至５容量、好ましくは
４容量と、Ａ，Cu，Fe等の良導性金属粉末１
容量とを混合した膠質液状のものである。 本発明膠質液状塗型材中の無定形アルミナ（Ａ
2O3）の塩酸水溶液は、各温度にて次のような
吸熱変化をする。
である。 アルミニウム合金等の金属を用いて鋳物を鋳造
する際、鋳型に金属溶湯を流し込み凝固させてい
るが、この溶湯が凝固する時に冷却速度の差によ
つて鋳物が不均一に収縮してしまうことがしばし
ばあつた。一般に“ひけ巣”と呼ばれているこの
種の収縮欠陥は、鋳物の合格率を低下させること
となるため、鋳物製造において大きな問題となつ
ていた。 この収縮欠陥に対する解決手段としては、方案
の変更、または欠陥部位の局部冷却等により該部
位の冷却速度をその周囲よりも速める方法などが
ある。しかしながら、方案自体を変更することは
多くの困難及び繁雑さを伴い、後者の方法では現
在のところ型の改造を行う必要があり、このため
型の改造に伴う費用や期間がかかり、コスト的に
もあまり好ましくない。また、溶湯の局部冷却の
ための吸熱性塗布材がこれまですでに考案されて
いたが、しかしながらこの塗布材も期待する程で
なく、十分その役目を果しているとは言い難かつ
た。 本発明者は種々研究した結果、ある種の塗型材
を用いることにより上記収縮欠陥に対して型の改
造を行うことなく容易に欠陥部位の局部冷却を行
うことができることを見出した。 即ち、本発明鋳造欠陥対策用塗型材は、無定型
アルミナの塩酸水溶液３乃至５容量、好ましくは
４容量と、Ａ，Cu，Fe等の良導性金属粉末１
容量とを混合した膠質液状のものである。 本発明膠質液状塗型材中の無定形アルミナ（Ａ
2O3）の塩酸水溶液は、各温度にて次のような
吸熱変化をする。
【表】
また、本発明膠質状塗型材はＡ，Cu，Fe等
の良導性金属を分散含有しているため、該膠質液
の熱伝導性が見かけ上向上し、従つて無定形アル
ミナの吸熱反応が膠質液全体で速やかに進行する
ことになる。 塗型材中での無定形アルミナの塩酸水溶液と良
導性金属との割合は、３：１〜５：１であること
が好ましい。 本発明塗型材の使用を図面を用いて説明する。
第１図Ａは、通常の方法で本発明塗型材を使用せ
ずに鋳物を鋳造したときの断面模式図であり、第
１図Ｂは塗型材を使用した場合を示す断面模式図
である。塗型材を用いない場合には、型ａと型ｂ
との間の溶湯１が凝結する時に、溶湯の型ｂに接
する部位にひけ巣（図中、×印で示す部分）が発
生していた。次に、本発明膠質液状塗型材２を、
溶湯１においてひけ巣が発生し易い部分に位置す
る型ｂ側壁に塗布する（第１図Ｂ）。この塗型材
２を塗布した部位の溶湯は、塗型材中の無定形ア
ルミナや金属粉末の作用により、他の部分の溶湯
より速く冷却され、従つて、ひけ巣等の収縮欠陥
を防止することができる。 本発明塗型材は、これ自身の強度もありまた他
材料への接着性も十分であり、更に冷却効果とし
ても結晶水を使用するため使用量に相当する効果
が得られる。 従来の塗型材、例えばアルミニウム粉末＋エ
チルアルコールと、本発明塗型材、例えばアル
ミニウム粉末＋Ａ2O3ゾルとを用いて鋳造を行
い、得られる鋳物製品中の不良品発生率の変化を
測定し、その結果を第２図に示す。図から明らか
なように、本発明塗型材を用いた場合にはその
不良品発生率が平均２％前後であり、従来の塗型
材の場合には不良品発生率が５〜６％であるの
に比べ非常に低下しており、本発明塗型材が収
縮欠陥防止に大きく作用していることがわかる。 上記記載からも明らかなように、本発明塗型材
を塗布した鋳型を用いて鋳物を製造すると、ひけ
巣等の収縮欠陥が生じる割合が非常に減少し、従
つて製造効率は向上しコスト的にも安価となる
等、本発明塗型材は種々の利点を有するものであ
る。
の良導性金属を分散含有しているため、該膠質液
の熱伝導性が見かけ上向上し、従つて無定形アル
ミナの吸熱反応が膠質液全体で速やかに進行する
ことになる。 塗型材中での無定形アルミナの塩酸水溶液と良
導性金属との割合は、３：１〜５：１であること
が好ましい。 本発明塗型材の使用を図面を用いて説明する。
第１図Ａは、通常の方法で本発明塗型材を使用せ
ずに鋳物を鋳造したときの断面模式図であり、第
１図Ｂは塗型材を使用した場合を示す断面模式図
である。塗型材を用いない場合には、型ａと型ｂ
との間の溶湯１が凝結する時に、溶湯の型ｂに接
する部位にひけ巣（図中、×印で示す部分）が発
生していた。次に、本発明膠質液状塗型材２を、
溶湯１においてひけ巣が発生し易い部分に位置す
る型ｂ側壁に塗布する（第１図Ｂ）。この塗型材
２を塗布した部位の溶湯は、塗型材中の無定形ア
ルミナや金属粉末の作用により、他の部分の溶湯
より速く冷却され、従つて、ひけ巣等の収縮欠陥
を防止することができる。 本発明塗型材は、これ自身の強度もありまた他
材料への接着性も十分であり、更に冷却効果とし
ても結晶水を使用するため使用量に相当する効果
が得られる。 従来の塗型材、例えばアルミニウム粉末＋エ
チルアルコールと、本発明塗型材、例えばアル
ミニウム粉末＋Ａ2O3ゾルとを用いて鋳造を行
い、得られる鋳物製品中の不良品発生率の変化を
測定し、その結果を第２図に示す。図から明らか
なように、本発明塗型材を用いた場合にはその
不良品発生率が平均２％前後であり、従来の塗型
材の場合には不良品発生率が５〜６％であるの
に比べ非常に低下しており、本発明塗型材が収
縮欠陥防止に大きく作用していることがわかる。 上記記載からも明らかなように、本発明塗型材
を塗布した鋳型を用いて鋳物を製造すると、ひけ
巣等の収縮欠陥が生じる割合が非常に減少し、従
つて製造効率は向上しコスト的にも安価となる
等、本発明塗型材は種々の利点を有するものであ
る。
第１図Ａは塗型材を用いることなく鋳物を製造
する状態を示す断面模式図、第１図Ｂは塗型材を
塗布した鋳型を用いて鋳物を製造する状態を示す
断面模式図、第２図は従来及び本発明塗型材を用
いた場合のそれぞれの不良品発生率を示すグラ
フ、を表わす。 図中、１……溶湯、２……塗型材、ａ，ｂ……
鋳型、を表わす。
する状態を示す断面模式図、第１図Ｂは塗型材を
塗布した鋳型を用いて鋳物を製造する状態を示す
断面模式図、第２図は従来及び本発明塗型材を用
いた場合のそれぞれの不良品発生率を示すグラ
フ、を表わす。 図中、１……溶湯、２……塗型材、ａ，ｂ……
鋳型、を表わす。
Claims (1)
- １ 無定形アルミナの塩酸水溶液に、Ａ，
Cu，Fe等の良導性金属粉末を添加したことを特
徴とするひけ巣等の収縮欠陥を防止し得る鋳造欠
陥対策用塗型材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12927179A JPS5653843A (en) | 1979-10-06 | 1979-10-06 | Mold coating material countermeasure against casting defect |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12927179A JPS5653843A (en) | 1979-10-06 | 1979-10-06 | Mold coating material countermeasure against casting defect |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5653843A JPS5653843A (en) | 1981-05-13 |
| JPS6227902B2 true JPS6227902B2 (ja) | 1987-06-17 |
Family
ID=15005451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12927179A Granted JPS5653843A (en) | 1979-10-06 | 1979-10-06 | Mold coating material countermeasure against casting defect |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5653843A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4205993A1 (en) | 2021-12-30 | 2023-07-05 | Société BIC | Slim writing implement with laterally offset return spring |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5476134A (en) * | 1993-12-21 | 1995-12-19 | Aluminum Company Of America | CRN coated die-casting tools for casting low aluminum iron alloys and method of making same |
| KR20110020279A (ko) * | 2008-05-28 | 2011-03-02 | 아슈란트-쥐트케미-케른페스트 게엠베하 | 반점이 있는 표면을 억제하기 위한 주조 주형 및 주조 심형의 코팅 조성물 |
-
1979
- 1979-10-06 JP JP12927179A patent/JPS5653843A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4205993A1 (en) | 2021-12-30 | 2023-07-05 | Société BIC | Slim writing implement with laterally offset return spring |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5653843A (en) | 1981-05-13 |
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