JPS6227875B2 - - Google Patents
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- JPS6227875B2 JPS6227875B2 JP10968581A JP10968581A JPS6227875B2 JP S6227875 B2 JPS6227875 B2 JP S6227875B2 JP 10968581 A JP10968581 A JP 10968581A JP 10968581 A JP10968581 A JP 10968581A JP S6227875 B2 JPS6227875 B2 JP S6227875B2
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- heavy metal
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- Expired
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Landscapes
- Removal Of Specific Substances (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は重金属を比較的低濃度含む大量の廃水
処理方法に関する。
処理方法に関する。
従来より重金属含有廃水の処理方法として廃水
にアルカリを加え、重金属水酸化物を生成してこ
れを除去する方法が最も良く知られているが、こ
の方法によつて生成した沈澱物は水に溶解しやす
く、その投棄に伴なう二次公害の危険性が非常に
大きかつた。そこでこれら弊害を改善する方法が
提案された。
にアルカリを加え、重金属水酸化物を生成してこ
れを除去する方法が最も良く知られているが、こ
の方法によつて生成した沈澱物は水に溶解しやす
く、その投棄に伴なう二次公害の危険性が非常に
大きかつた。そこでこれら弊害を改善する方法が
提案された。
即ち重金属含有廃水に第一鉄塩及びアルカリを
添加し、該液を空気中で静かに撹拌することによ
つて常温でフエライトを生成する方法である。し
かしながら該方法では、希薄重金属溶液の処理に
対して加えるFe2+濃度の低い場合には、フエラ
イト生成が困難であつたり、又フエライト粒径が
著しく小さくなつて処理後沈澱の分離が困難にな
る。また該方法ではFe2+含有液を撹拌して酸化
するため、大量の廃水処理に対しては装置が著し
く大きくなる弊害があつた。
添加し、該液を空気中で静かに撹拌することによ
つて常温でフエライトを生成する方法である。し
かしながら該方法では、希薄重金属溶液の処理に
対して加えるFe2+濃度の低い場合には、フエラ
イト生成が困難であつたり、又フエライト粒径が
著しく小さくなつて処理後沈澱の分離が困難にな
る。また該方法ではFe2+含有液を撹拌して酸化
するため、大量の廃水処理に対しては装置が著し
く大きくなる弊害があつた。
本発明の目的はこれら弊害を改善し、重金属含
有廃水にマグネタイト又はフエライト等の強磁性
粒子を加えることによつて重金属水酸化物の迅速
濃縮を図つて処理水量を大巾に減じるとともに、
処理によつて生成するフエライト沈澱の粒成長を
図る方法を提供することにある。
有廃水にマグネタイト又はフエライト等の強磁性
粒子を加えることによつて重金属水酸化物の迅速
濃縮を図つて処理水量を大巾に減じるとともに、
処理によつて生成するフエライト沈澱の粒成長を
図る方法を提供することにある。
即ち本発明による方法は重金属含有廃水に第一
鉄塩を加えて溶解し、強磁性粒子を加え、さらに
アルカリを添加してPHを８〜12に調整する。次に
該液を磁場上に置く。
鉄塩を加えて溶解し、強磁性粒子を加え、さらに
アルカリを添加してPHを８〜12に調整する。次に
該液を磁場上に置く。
重金属水酸化物と強磁性粒子の混合物は底部に
配設した磁場によつて迅速に沈降濃縮される。水
酸化物の沈降した上澄は中和後放流可能である。
上澄液を除去した重金属水酸化物の濃縮液は、ア
ルカリを添加してPHを８〜12に保持して、酸化性
雰囲気中で撹拌することによつて加熱することな
く常温で粒径の大きなフエライト沈澱物を生成す
る。
配設した磁場によつて迅速に沈降濃縮される。水
酸化物の沈降した上澄は中和後放流可能である。
上澄液を除去した重金属水酸化物の濃縮液は、ア
ルカリを添加してPHを８〜12に保持して、酸化性
雰囲気中で撹拌することによつて加熱することな
く常温で粒径の大きなフエライト沈澱物を生成す
る。
本発明の方法によれば第一鉄イオンは撹拌によ
つて徐々に酸化されて第二鉄イオンとなり、生じ
た第二鉄イオンと共存している重金属イオンおよ
び残存している第一鉄イオンはアルカリ溶液中で
フエライトを生成し、共存する強磁性粒子を核と
して、該強磁性粒子上に析出し、次第に粒成長を
図つて最終的に粒径の大きな強磁性沈澱物を生成
するものと考えられる。
つて徐々に酸化されて第二鉄イオンとなり、生じ
た第二鉄イオンと共存している重金属イオンおよ
び残存している第一鉄イオンはアルカリ溶液中で
フエライトを生成し、共存する強磁性粒子を核と
して、該強磁性粒子上に析出し、次第に粒成長を
図つて最終的に粒径の大きな強磁性沈澱物を生成
するものと考えられる。
本発明の実施によつて生成される強磁性沈澱物
からの重金属の再溶出は極めて小さく、電波吸収
材料、磁性流体用原料などとしての再利用が可能
であり、廃棄物の有効利用には誠に好ましいクロ
ーズドサイクルをもたらす。
からの重金属の再溶出は極めて小さく、電波吸収
材料、磁性流体用原料などとしての再利用が可能
であり、廃棄物の有効利用には誠に好ましいクロ
ーズドサイクルをもたらす。
以下実施例により本発明についてさらに詳細に
説明する。
説明する。
実施例
Cu30ppm，Ni10ppm，Zn10ppmを含有する廃
水１を１ビーカーにとり、硫酸第一鉄を
0.01mol溶解し、絶乾状態で約0.77ｇに相当する
平均粒径約400Åのマグネタイト沈殿約20mlを加
えて混合し、次にカセイソーダ溶液を加えてPH10
に調整した。加えた第一鉄塩とマグネタイト沈殿
の混合比は鉄量にして約１：１である。次に該ビ
ーカーを磁束密度2000ガウス、内径32mm、外径80
mm、厚さ20mmのリング状磁石の上に置いた。重金
属水酸化物とマグネタイト沈殿の混合物は磁場に
よつて加速沈降し、５分後に上澄は清澄となり、
沈殿物の体積は約100mlであつた。一方本発明の
方法によらない、すなわちマグネタイト沈殿を添
加しない場合には沈殿が沈降してその体積が200
mlになるのに約25分を要した。なお上澄液中の重
金属濃度はいずれの場合も排水基準値以下であつ
た。
水１を１ビーカーにとり、硫酸第一鉄を
0.01mol溶解し、絶乾状態で約0.77ｇに相当する
平均粒径約400Åのマグネタイト沈殿約20mlを加
えて混合し、次にカセイソーダ溶液を加えてPH10
に調整した。加えた第一鉄塩とマグネタイト沈殿
の混合比は鉄量にして約１：１である。次に該ビ
ーカーを磁束密度2000ガウス、内径32mm、外径80
mm、厚さ20mmのリング状磁石の上に置いた。重金
属水酸化物とマグネタイト沈殿の混合物は磁場に
よつて加速沈降し、５分後に上澄は清澄となり、
沈殿物の体積は約100mlであつた。一方本発明の
方法によらない、すなわちマグネタイト沈殿を添
加しない場合には沈殿が沈降してその体積が200
mlになるのに約25分を要した。なお上澄液中の重
金属濃度はいずれの場合も排水基準値以下であつ
た。
次に上記の各々の液の上澄液800mlを除去した
残液200mlを空気中でマグネチツクスターラーを
用いて撹拌して酸化した。反応中、溶液のPHはカ
セイソーダ溶液を添加してPH9.5に保持した。撹
拌２時間後に黒色強磁性沈殿を得た。処理後の液
中のCu，Ni，Zn，Fe濃度はいずれの液について
も排水規準値以下であつた。また沈殿物の平均粒
径は本発明の方法によるマグネタイトを共存させ
た場合には590Å、本発明の方法によらないマグ
ネタイトを添加しない場合には250Åであつて、
本発明の方法による粒成長の効果が明らかであつ
た。
残液200mlを空気中でマグネチツクスターラーを
用いて撹拌して酸化した。反応中、溶液のPHはカ
セイソーダ溶液を添加してPH9.5に保持した。撹
拌２時間後に黒色強磁性沈殿を得た。処理後の液
中のCu，Ni，Zn，Fe濃度はいずれの液について
も排水規準値以下であつた。また沈殿物の平均粒
径は本発明の方法によるマグネタイトを共存させ
た場合には590Å、本発明の方法によらないマグ
ネタイトを添加しない場合には250Åであつて、
本発明の方法による粒成長の効果が明らかであつ
た。
本発明に用いる強磁性粒子としては廃水処理に
よつて生成したマグネタイトやフエライト沈殿を
用いることができるが、処理する廃水と同一性状
の廃水を処理して生成した強磁性粒子に限定する
必要はない。
よつて生成したマグネタイトやフエライト沈殿を
用いることができるが、処理する廃水と同一性状
の廃水を処理して生成した強磁性粒子に限定する
必要はない。
また本発明の実施例では強磁性粒子はアルカリ
の添加前に添加したが、アルカリの添加後であつ
ても本発明の効果は変わらない。
の添加前に添加したが、アルカリの添加後であつ
ても本発明の効果は変わらない。
なお本発明の方法は特に低濃度のFe2+塩を用
いる希薄重金属の処理に適しているが、その効果
は高濃度の重金属処理についても有効である。
いる希薄重金属の処理に適しているが、その効果
は高濃度の重金属処理についても有効である。
本発明において用いる第一鉄塩は実施例に示し
た硫酸第一鉄以外に塩化第一鉄を用いても本発明
の効果は変らない。
た硫酸第一鉄以外に塩化第一鉄を用いても本発明
の効果は変らない。
Claims (1)
- １ 重金属含有廃水に第一鉄塩とアルカリ及び強
磁性粒子を加えて混合後、生成した重金属水酸化
物と強磁性粒子の混合物を底部に配設した磁場に
よつて加速沈降させ、上澄を除去後磁場をとりの
ぞき、残液を酸化性雰囲気中で撹拌して第一鉄イ
オンを酸化してフエライトを生成することを特徴
とする重金属含有廃水の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10968581A JPS5811096A (ja) | 1981-07-14 | 1981-07-14 | 重金属含有廃水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10968581A JPS5811096A (ja) | 1981-07-14 | 1981-07-14 | 重金属含有廃水の処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5811096A JPS5811096A (ja) | 1983-01-21 |
| JPS6227875B2 true JPS6227875B2 (ja) | 1987-06-17 |
Family
ID=14516584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10968581A Granted JPS5811096A (ja) | 1981-07-14 | 1981-07-14 | 重金属含有廃水の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5811096A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03109978U (ja) * | 1990-02-26 | 1991-11-12 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IL150446A (en) * | 2002-06-27 | 2007-12-03 | Veracon Metal Ltd | Method for the removal of contaminant metal ions from wastewater |
| JP2015166080A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-09-24 | Jnc株式会社 | 水溶液中の有害物質の除去方法 |
| WO2018184391A1 (zh) * | 2017-04-05 | 2018-10-11 | 同济大学 | 一种磁分离同步去除络合态重金属和有机物的方法 |
-
1981
- 1981-07-14 JP JP10968581A patent/JPS5811096A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03109978U (ja) * | 1990-02-26 | 1991-11-12 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5811096A (ja) | 1983-01-21 |
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