JPS6227852Y2 - - Google Patents

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JPS6227852Y2
JPS6227852Y2 JP1976162619U JP16261976U JPS6227852Y2 JP S6227852 Y2 JPS6227852 Y2 JP S6227852Y2 JP 1976162619 U JP1976162619 U JP 1976162619U JP 16261976 U JP16261976 U JP 16261976U JP S6227852 Y2 JPS6227852 Y2 JP S6227852Y2
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JP1976162619U
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JPS5379567U (ja
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  • Measurement Of Force In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は温度補償を有する電気抵抗歪荷重計に
関する。
電気抵抗歪荷重計として例えば、従来から第1
図に示すように一端が固定台aに固定された支持
部材bの固定台a側寄りの所定位置に抵抗線歪素
子cを貼着するとともに、この歪素子cの両端に
これの抵抗値を荷重力に換算して表示する検出回
路(図示せず)を設けて、前記支持部材bの開放
端側に設けられた作用点dに被計量物を吊持して
作用させ、この被計量物の重量に対応する前記抵
抗線歪素子cの抵抗値の変化を被計量物の荷重値
に換算して表示するようにしたものがあり、この
荷重計は構造が簡単で容易かつ安価に製作できる
とともに、特に大荷重の計量が可能であるなどの
利点を有している。また、この種の荷重計は上述
したように、被計量物の重量値をこれに対応する
歪素子cの抵抗値の変化により測定しているが、
上記歪素子cの抵抗値あるいは支持部材bの歪素
子cが貼着された部分のヤング率が温度によつて
変化するので、測定時の温度に対応して温度補償
を行う必要がある。しかるに、従来の温度補償は
入力電圧を調整したり、出力値を補正したりして
いたので、操作が煩雑で不便であつたり、回路が
複雑になつて故障が多くなる欠点を有している。
本考案は上記のような欠点を解消したもので、
その目的とするところは非常に簡単な構成で容易
かつ確実に温度補償ができるようにした電気抵抗
歪荷重計を提供しようとするものである。
以下本考案を図面に示す実施例により説明す
る。図中1は固定台で、この固定台1は基台2
と、これの上方に突設された支柱3と、これの上
部に固定された固定板4とにより構成されてい
る。上記固定台1の上部に細長い支持部材5の一
端部が固定され、この支持部材5は上記固定台1
の固定板4に一端部が固定された平板状の金属板
6と、この金属板6の開放端部に固定されたU状
の中間板7と、この中間板7の開放端部に固定さ
れたU状の台板8と、エボナイトなどで形成され
た調整棒9(以下エボナイト棒9と称す)等とに
より構成され、また上記台板8は熱膨脹係数が小
さな鉄板により形成されている。上記台板8の上
側の溝内に四角柱状の熱膨脹係数の大きなエボナ
イト棒9をこれの長手方向に沿つてスライド可能
に遊嵌するとともに、上記エボナイト棒9の先端
部両側に形成されたV字状の係止溝10に上記台
板8の先端部に固定された取付板11を係止し
て、台板8の先端部にエボナイト棒9の先端部を
固定する。上記エボナイト棒9の後端部上側に形
成されたV字溝に鉄板よりなるV字状の刃受板1
2を固定し、この刃受板12の溝底部に作用点1
3を形成する。上記エボナイト棒9、台板8をま
たぐようにして配設された刃取付板14の上部に
力点刃15を固定し、この力点刃15の下側に形
成された刃先を上記刃受板12の溝底部に当接す
るとともに、上記刃取付板14の下部にステツキ
16を介して秤皿17を取付ける。上記支持部材
5の金属板6に抵抗線歪素子18を貼着するとと
もに、この歪素子18を電気回路(図示せず)と
接続して、歪素子18の抵抗値の変化を被計量物
の荷重値に換算するようになつている。上記のよ
うにして構成された装置の作動を説明する。秤皿
17に被計量物をのせると、この被計量物の荷重
が支持部材5の作用点13に作用するので、支持
部材5の金属板6が歪み、この金属板6に貼着さ
れた抵抗線歪素子18の抵抗値が変化し、この抵
抗値の変化を電気回路により測定して被計量物の
荷重値に換算して表示するものである。そして、
支持部材5の作用点13は熱膨脹係数の大きなエ
ボナイト棒9の開放端側(固定台1側)に形成さ
れているとともに、これを支持している台板8は
熱膨脹係数の小さな鉄板で形成されており、上記
エボナイト棒9の先端部は台板8に固定されてい
るので、温度が変化すると、エボナイト棒9の熱
伸縮が大きいので、このエボナイト棒9が台板8
上をわずかにスライドして移動し、このため支持
部材5の作用点13が温度変化に対応して自動的
にわずかに移動する。すなわち、温度が上昇する
と金属板6のヤング率が低下して同一応力に対す
る金属板6の歪み量が大きくなるため、金属板6
に貼着された抵抗線歪素子18の歪み量が大きく
なり、一方、エボナイト棒9が熱膨脹することに
より、エボナイト棒9の開放端側に設けた作用点
13が固定台1側に移動して前記金属板6に加わ
る応力を減少させるのである。また、温度が下降
すると、金属板6のヤング率が大きくなつて抵抗
線歪素子18の歪み量が小さくなり、一方、前記
作用点13が固定台1と反対側に移動して前記金
属板6に加わる応力を増大させるのである。この
ように作用点13が移動すると、歪素子18部に
加わる応力が変化するので、温度補償が行われ、
歪素子18の抵抗値が調整されて、常に正確な荷
重値を測定できる。なお、前記抵抗線歪素子18
は、温度上昇によつてゲージ率(歪みに対する抵
抗の変化率)が小さくなるような温度特性を持つ
ているが、このゲージ率の変化は、前記ヤング率
の変化に比して非常に小さいため、前記ヤング率
に対する温度補償を行なうことによつて、正確な
測定を行なうことができるのである。このよう
に、温度が変化すると、支持部材5の作用点13
が温度変化に起因する誤差を打消す方向に自動的
に移動するので、温度補償が容易かつ確実にでき
る。なお、エボナイト棒9等の寸法又は使用する
各部品の材質、寸法等はあらかじめ自動的に温度
補償ができるように設定されていることは勿論で
ある。
また、上記実施例では作用点13を移動させる
手段としてエボナイト棒9と台板8との熱膨脹係
数の差を利用したが、これらの材質に限定させる
ことはないし、また、支持部材5の作用点13は
移動させる手段としては上記実施例に限定される
ことなく各種の構成が利用できることは勿論であ
る。
本考案は以上詳述したように、支持部材に設け
られた被計量物の作用点を温度変化に起因する誤
差を打消す方向に移動するようにしたことを特徴
とするものである。従つて、温度変化に対応して
支持部材の作用点が移動し、温度補償が確実にで
き、荷重値を正確に測定できるとともに、従来の
ように入力電圧や出力電圧を調整したりする必要
もないので、操作が容易かつ能率的にでき、ま
た、作用点を移動させるだけでよいので、構成も
簡単で容易かつ安価に製作できる。加えて、前記
台板をU字状に形成することにより、エボナイト
棒を保護するとともに、台板の剛性を高めて被計
量物の応力を金属板(すなわち歪素子が貼着され
た部分)に集中させて、正確な測定を行なうこと
ができるという効果を有する。また、調整棒を台
板に遊嵌することにより、調整棒の「反り」など
の変形を防止することができる。さらに、台板と
調整棒との連結をV字状の係止溝を介して行なう
とともに、作用点をV字状の形状とすることによ
り、調整棒と台板との連結個所と、作用点との間
の距離を一定に維持することができるとともに、
作用点の内面を刃受板で覆つて摩耗などの変形を
防止することができるから、荷重計における誤差
の発生を防止することができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の電気抵抗歪荷重計の概略的な
側面図であり、第2図は本考案の一実施例の概略
的な側面図、第3図は同例の要部を拡大して示す
側面図、第4図は同平面図、第5図は第3図の
−線に沿う断面図である。 1……固定台、5……支持部材、6……金属
板、7……中間板、8……台板、9……調整棒
(エボナイト棒)、10……係止溝、11……取付
板、12……刃受板、13……作用点、15……
力点刃、17……秤量皿、18……抵抗線歪素
子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定台と、この固定台に一端部が固定されかつ
    開放端側に荷重の作用点を有する支持部材と、こ
    の支持部材の所定位置に貼着された抵抗線歪素子
    と、上記支持部材の作用点に被計量物を作用させ
    た際の上記歪素子の抵抗値を被計量物の荷重値に
    換算して表示する検出回路とよりなる荷重計にお
    いて、上記固定台に一端が固定されるとともに表
    面に歪素子が貼着された金属板と、この金属板の
    他端に一端が固定されるとともに、上方に開口し
    たU字状横断面を有する台板と、この台板の上方
    に開口した溝部に遊嵌された調整棒とによつて上
    記支持部材を構成し、上記調整棒を上記台板より
    熱膨張係数の大きなエボナイト等の材料で形成
    し、上記調整棒の基端上部に、秤量皿に連結され
    た力点刃を支持するV字状の溝と、この溝の内面
    を覆う刃受板とからなる作用点を設け、調整棒先
    端の側面に、前記台板先端に設けた取付板を係止
    させるV字状の係止溝を設けて調整棒と台板とを
    先端で一体に連結したことを特徴とする電気抵抗
    歪荷重計。
JP1976162619U 1976-12-04 1976-12-04 Expired JPS6227852Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976162619U JPS6227852Y2 (ja) 1976-12-04 1976-12-04

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JP1976162619U JPS6227852Y2 (ja) 1976-12-04 1976-12-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5379567U JPS5379567U (ja) 1978-07-03
JPS6227852Y2 true JPS6227852Y2 (ja) 1987-07-17

Family

ID=28770347

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JP1976162619U Expired JPS6227852Y2 (ja) 1976-12-04 1976-12-04

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JPS5379567U (ja) 1978-07-03

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