JPS62278098A - マ−キングペン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は筆記用マーキングペンに関する。

〔従来の技術〕

従来のマーキングペンは、筒状のケース内にインクを含
浸した中綿を充填し、ケースの先端に口金を介して樹脂
系の繊維集合体よりなる芯材を装着し、この芯材の一端
を中綿内に挿入した構成を有する。芯材の露出した先端
部はペン先となり、ここへ中綿に含浸されたインクが毛
細管現象により誘導される。またペン先には非筆記時に
キャップが冠装させる。一方、これに使用されるインク
は揮発性溶剤、色料、樹脂、剥離材、その他の添加剤に
よりなっており、筆記面に筆記すると、速やかに溶剤が
揮発もしくは吸収され、残留物が薄膜として残り、その
薄膜に含有される色料により模様が描かれるようになっ
ている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来のマーキングペンにおいては、ぺン先から
キャップをはずして、ペン先を大気中に長時間放置する
と、ペン先部のインキ組成物から溶剤が揮発してゆくに
従い、色料や析出した樹脂がペン先の網状組織に詰まっ
て、ペン先からのインキの流出が阻害される。即ち、筆
記できなくなったり、筆跡がかすれたりする。このよう
な目詰まり現象は、筆記中旬時間に生じ、筆記用マーキ
ングペンの大きな欠点となっている。

本発明は上記欠点を克服し、常に鮮明な筆跡を描くこと
ができるとともに、ペン先の目詰まりを解消可能なマー
キングペンを提供することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決する本発明の手段は、インクを内蔵す
るケース本体と、該ケース本体に装着されたペン先部を
有する芯材を備えたマーキングペンにおいて、非筆記時
に着脱可能に該ペン先部を包囲する包囲体にインクを保
持し、該ペン先部にインク含浸できる構造を有すること
を特徴とするマーキングペンである。

〔作　用〕

本発明はペン先の一方もしくは双方が常時インク又はイ
ンク媒体中に直接、接触し、インクを含浸できるような
マーキングペン構造を有するので、筆記時に任意の側の
ペン先を用いるとその芯材の反対側はインク供給側の中
綿のインクに直接浸っており、筆跡がかすれ初めたらす
なわち芯材のペン先の網状部分の目詰まりが生じたら、
筆記に使用しているペン先を芯材のもう一方のインクに
含浸されている側のペン先と交替させてペン先として使
用する。それによって書き出しと同時に鮮明な筆跡が描
けるとともに、今迄ペン先として使っていた側がインク
供給側の中綿に含有されるインクに直接浸ることになり
、目詰まりの原因となった残留物が、インクによって可
逆的に速やかに溶解し、筆記可能なペン先としての機能
が再生される。このようにして使うことにより、常に鮮
明な筆跡が描けるとともに、マーキングペンの寿命を長
くすることが出来る。

〔実施例〕

つぎに、本発明を実施例により図面を参照して説明する
。第１図は本発明の第１の実施例の斜視図、第２図は第
１図の縦断面図、第３図は第２図の使用時の縦断面図で
ある。これらの図において、両端部にペン先１ａ、１ｂ
が形成され、一般に樹脂系繊維集合体よりなる芯材１は
、これを支持する口金２に貫挿される。一端が閉塞され
た筒状のケース本体４内に１例えば、不織布、多孔質材
等よりなる中綿４が充填され、中綿４にはインクが含浸
されている。インクの材質は上述した従来のマーキング
ペンのものと同様である。ケース本体４の開放端部には
クランプ部４ａが形成され、口金２の一端とクランプし
、芯材ｌの一方のペン先１ｂは中綿３に突入している。

一方ケース本体１′、クランプ部４ａ’中綿３′はケー
ス本体４、クランプ部４ａ、中綿３と同様に形成され、
口金２の他端はクランプ部４ａ’を介してケース本体４
′にクランプされ、芯材１の他方のペン先１ａは中綿３
′に突入している。口金２とケース本体４および４′と
はそれぞれ着脱可能である。従って、第２図に示す状態
では、芯材１の両端のペン先１ａ、１ｂはインクを含浸
した中綿３′、３に包囲されており、そのため、芯材ｌ
の両端部および胴部分にインクが含浸されている。

上述した筆記用マーキングペンを用いて、筆記する際に
は、片側すなわち４あるいは４′のどちらか一方のケー
ス本体を口金２よりクランプをはずすことにより、切り
離し、大気中に露出した芯材ｌの端部をペン先１ａある
いは１ｂとして用いることになる。第３図は筆記時の１
形態を示しており、はずしたケース本体４を、ケース４
′の後ろに結合した図を示している。第３図のような状
態でペン先１ｂにより筆記を続け、筆跡がかすれるよう
になった時、ケース本体４をケース４′の後部よりはず
し、第２図のごとく口金２に結合し、次にケース本体４
′をを口金よりはずし、新たに露出した芯材ｌの端部を
ペン先１ａとして、筆記するることにより、書き出しと
同時に鮮明な筆跡が描けることになる。またここれと並
行して、前に使用して筆跡がかすれるようになった芯材
１の端部もインクを含有する中綿３に包含され、速やか
に目詰まりの原因となったインク残留物を可逆的に溶解
し、ペン先としての機能が再生される。

つぎに、本発明の第２の実施例を説明する。第４図は本
発明の第２の実施例の縦断面図であって、この図におい
て、符号１　、ｌａ、ｌｂ、　２　、３　。

４．４ａは第１．２．３図と同名称、同機能である。第
４図において、柱状のキャップ部５の一端に凹６および
クランプ５ａが形成され、クランプ部５ａには口金２の
一端部がクランプされ、四部６には芯材ｌの一端のペン
先１ａが収容される。

この実施例において、ケース本体４およびキャップ５は
、口金にクランプ５ａを介して、それぞれ独立に脱着出
来るようになっている。芯材ｌの端部、ペン先１ｂは、
インクを含有する中綿３に包含されており、端部ペン先
１ａは、キャップ５を介して大気と隔離されている。こ
の筆記用マーキングペンを用いて筆記する際には、キャ
ップ５をはずし、露出した芯材１の端部をペン先１ａと
して筆記する。この状態で筆記を続は筆跡がかすれるよ
うになった時、ケース本体４と口金２のクランプをはず
し、口金２を逆転して、今迄使用していたペン先１ａを
ケース本体４中のインクを含浸した中綿３に包含するよ
うケース本体４と口金２をクランプし結合する。これに
より芯材ｌの端部ｌｂが大気中に露出されることになり
、これをペン先として、筆記することにより、書き出し
と同時に解明な筆跡が描けることになる。またこれと並
行して前に使用して筆跡がかすれるようになった芯材１
の端部１ｂもインクを含有する中綿３に包含され速やか
に目詰まりの原因となったインク残留物を可逆的に溶解
し、ペン先としての機能が再生される。

本筆跡のマーキングペンは、例えば、電子黒板への筆記
、あるいは紙等の被記録体への筆記に、有効に利用でき
、特に合成樹脂製板、金属板、琺瑯板、ガラス板等のよ
うな非吸収性の筆記面上に筆記可能で、かつ、その筆跡
をイレイザーなどにより容易に消去することができる筆
記用マーキングペンとして有用である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、ペン先がインク媒体に直接含浸で
きる構造を付与することにより、常に鮮明な筆跡が描け
るとともに、ペン先の目詰まりを再生する機能も兼ねそ
なえているため、マーキングペンの寿命を長くする効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の斜視図、第２図は第１図の
縦断面図、第３図は第２図の筆記時の縦断面図、第４図
は本発明の第２の実施例の縦断面図である。 ｌ・・・・・・芯材、　　　　２・・・・・・口金、３
・・・・・・中綿、　　　　４・・・・・・ケース本体
、５・・・・・・キャップ。 Ｗ許出ＩＦｉ人　　キャノン株式会社 代理人　　若　　　林　　　　忠 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、インクを内蔵するケース本体と、該ケース本体に装
   着されたペン先部を有する芯材を備えたマーキングペン
   において、非筆記時に着脱可能に該ペン先部を包囲する
   包囲体にインクを保持し、該ペン先部にインクを含浸で
   きる構造を有することを特徴とするマーキングペン。 ２、前記包囲体はインク媒体に含浸させたインクを保持
   している特許請求の範囲第１項記載のマーキングペン。 ３、ペン先部は芯材の両端部にある特許請求の範囲第１
   または２項記載のマーキングペン。 ４、芯材はケース本体に着脱可能である特許請求の範囲
   第１ないし３項いずれかに記載のマーキングペン。 ５、包囲体が芯材の両端部にある特許請求の範囲第１な
   いし４項いずれかに記載のマーキングペン。