JPS62275683A - 固定化酵素薄膜 - Google Patents

固定化酵素薄膜

Info

Publication number
JPS62275683A
JPS62275683A JP61119142A JP11914286A JPS62275683A JP S62275683 A JPS62275683 A JP S62275683A JP 61119142 A JP61119142 A JP 61119142A JP 11914286 A JP11914286 A JP 11914286A JP S62275683 A JPS62275683 A JP S62275683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
enzyme
thin film
immobilized
film
microorganism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61119142A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiko Hikima
引馬 基彦
Yumi Toshima
戸島 由美
Tadashi Shirakawa
白川 忠
Kunihiro Ichimura
市村 国宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEITAI KINOU RIYOU KAGAKUHIN SHINSEIZOU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
SEITAI KINOU RIYOU KAGAKUHIN SHINSEIZOU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Agency of Industrial Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SEITAI KINOU RIYOU KAGAKUHIN SHINSEIZOU GIJUTSU KENKYU KUMIAI, Agency of Industrial Science and Technology filed Critical SEITAI KINOU RIYOU KAGAKUHIN SHINSEIZOU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Priority to JP61119142A priority Critical patent/JPS62275683A/ja
Publication of JPS62275683A publication Critical patent/JPS62275683A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明の物理的に性能向上した固定化酵素薄膜は化学工
業、食品工業、環境保全などの分野で特にバイオセンサ
ーとして利用される。
[従来の技術] 酵素又は微生物を水不溶性の高分子担体中に固定化した
膜(以下、固定化酵素膜という。)は触媒作用、物質代
謝作用をもつ機能生膜としてバイオセンサー、バイオリ
アクターに利用され、化学工業、食品工業、環境保全な
どの分野で広く適用されている。
バイオセンサー川の固定化酵素1漠として次に示す性質
を備えていることが要求される。
(イ)固定化操作にともなう酵素又は微生物の失活が少
ないこと。
(ロ)寸分なmの酵素又は微生物を膜内に保持できるこ
と。
(ハ)膜厚が十分に薄くできること。例えば、数十秒程
度の高速応答を1rfるためには膜厚を200〃m以下
にすることが必要である。
(ニ)強+lが大きいこと。電極装着時、使用時に破れ
ないものであること。
(ボ)均一であること。センサーに適用する膜(例えば
直径10mmの円)のうらイ1効に割jく部分は一般的
に直径1〜2 mm程度である。酵素又は微生物が膜中
に均一に分散していないと、装着する1食に有効に動く
酵素膜、微生物菌体の総量が変化し、したがってセンサ
ーの特性がばらつく。
(へ)粘着しないこと。特に薄い膜ではねじれたり丸ま
ったりしやずい。粘着性があるとねじれたとぎに互いに
接看して使用不可能となる。
従来上記の(イ)〜くへ)の1べてを満足するバイオセ
ンサー用固定化酵素膜は知られていない。
lr2素必るいは微生物の固定化方法は種々知られてい
るが、例えば上記(イ〉の点では包括固定化法がすぐれ
ている。包括固定化法用の担体としては、一般にはポリ
アクリルノアミドが多1118れ(いるが、バイオセン
サー用としては膜状に成形しやずい点及び物理強度が1
ぐれていることなどからコラーゲンが一般に使用されて
いる。そのほか、ポリビニルアルコール、ポリエチレン
グリコール等も知られでいる。
[発明が解決しようとする問題点コ M、1定化材料としてのポリビニルアルコールは薄い膜
をつくると強度が不足し、組立て時に破れたり、仮に装
着できても使用中に破損しやりいという欠点があった。
ポリビニルアルコール膜には粘着性がおるため、特に膜
を薄くするほとねじれたり変形しゃづくなりしたがって
製膜又はセンサーに装着時に粘着して使用不可能となり
やすかった。また、膜中における酵素又は微生物の分散
が均一でないため、これを使用したセンサーは特性のば
らつきが大きいという欠点もおった。
これらの問題点を解決するため、組枠の互いに重なり必
う面に粘着剤を塗イIしてこれに固定化酵素膜をはさ/
υで取り扱い時の変形、破IQ、粘着を防止する方法及
び膜中にポリエステル紗など芯を入れて補強する方法等
があった。しかじ組枠を用いる方法は手間がかかり、又
ポリエステル紗などの芯を入れる方法はその分だけ膜が
厚くなりセンサーの応答を劣化さけるなどの難点があっ
てまだ根本的解決はなされていない。
[問題点を解決するための手段] 本発明はこのような問題点を解決した固定化酵素薄膜を
提供するものであり、ポリビニルアルコールを担体とし
て酵素又は微生物を固定化した薄膜において、微生物の
産生ずるセルロース性物質を含有往しめたことを特徴と
している。
担体として利用されるポリビニルアルコールの例として
は既知の方法(Kunihiro ichimura。
“Preparation or WaLer−3ol
uble PbotoresistDerived f
rom poly (vinyl Alcohol) 
” 。
J、Polymer Sci 、、 20.141t 
〜1417 (1982) )で合成したポリビニルア
ルコールを主鎖とした光硬化性樹脂を代表的なものとし
てめげることができる。
酵素及び微生物は測定対象物質を検出するバイオセンサ
ー用として公知のものでよい。その例を下記に示す。
固定化対象酵素     測定対象物質グルコース第4
シダービ   グルコースアシノ酸オキシダーゼ   
 L−アミノ酸ピルビン酸Δ:1.シダーL   ピル
ビン酸乳酸オキシダーL      乳酸 キサンヂンオキシダーピ   ヒポキリ゛ンチン乳酸デ
ヒドロゲナーL    乳酸 グルタミン酸        し−グルタミンデヒドロ
ゲナーゼ アスパラギナーtffi      L−アスパラギン
リパーピ         中性脂質 固定化対象徴生物    測定対象物質重richos
poron  cutaneum      B OD
T r、     bl’assicae   エタノ
ール〃       酢酸 Escheric旧acoli      L−グルタ
ミン酸本発明の膜に使用されるセルロース性物質は幅ク
ロフィブリルからなっている。
このセルロース性物質はセルラーゼによって容易に分解
され、グルコースを生成する。すなわち、本セルロース
性物質の0.1%(W/V)懸濁液にセルラーゼ(EC
U、2,1.4 )  (大野製薬製〉を0.5%(W
/V)になるように溶かし、0.1M酢酸緩衝液中で3
0℃で24時間反応させた。その結果、本物質の一部が
分解されることが観察され、上澄液をペーパークロマト
グラフィーで展開したところセロオリゴ糖及びグルコー
スが検出された。さらに、グルコース以外の6炭糖も生
伍検出された。
すなわち、本発明のセルロース性物質はセルロース及び
セルロースを主鎖としだへテロ多糖を含むもの及びβ−
1,3,β−1,2等のグルカンを含むものである。ペ
テロ多糖の場合のセルロース以外の構成成分はマンノー
ス、フラクトース、ガラクトース、キシロース、アラビ
ノース、ラムノース、グルクロン酸等の六炭糖、五炭糖
及び有殿酸等である。なお、これ等の多糖が単一物質で
ある場合もあるし、2種以上の多糖が水素結合等により
混在していてもよい。
セルロース性物質は上記のようなものであればいかなる
ものであっても使用可能である。
このようなセルロース性物質を産生ずる微生物は特に限
定されないが、アセトバクター・アセチ・サブスピーシ
ス◆キシリナム(Acetobacteraceti 
5ubsp、 xylinum )ATCC10821
あるいは同バストウリアン(A、paStelJria
n) 、同ランセンス(A、 rancens)、サル
シナ・ベン]〜リクリ(Sarcinaventric
uli) 、バタテリウム・キジロイデス(Bacte
rium xyloides)、シュードモナス属細菌
、アグロバタテリウム属細菌等でセルロース性物質を産
生ずるものを利用することができる。
これらの微生物を培養してセルロース性物質を生成蓄積
させる方法は細菌を培養する一般的方法に従えばよい。
すなわら、炭素源、窒素源、無敗塩類、その他必要に応
じてアミノ酸、ビタミン等のj′i殿微■栄養素を含0
づ゛る通常の栄養培地に微生物を接種し、静置又はゆる
やかに通気撹拌を行なう。炭素源としては、グルコース
、シュクロース、マルトース、澱粉加水分解物、糖蜜等
が利用されるが、エタノール、酢酸、クエン酸等も単独
あるいは上記の糖と併用して利用することができる。窒
素源としては、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、
リン酸アンモニウム等のアンモニウム塩、硝酸塩、尿素
、ペプトン等の有機おるいは無機の窒素源が利用される
。、無機塩類としては、リン酸塩、マグネシウム塩、カ
ルシウム塩、鉄塩、マンガン塩等が利用される。有機微
量栄養素としては、アミノ酸、ビタミン、脂肪酸、核酸
さらにはこれらの栄養素を含むペプトン、カザミノ酸、
酵母エキス、大豆蛋白加水分解物等が利用され、生育に
アミノ酸等を要求する栄養要求性変異株を用いる場合に
は要求される栄養素をざらに補添する必要がある。
培養条件も通常でよく、pl+を5ないし9そして温度
を20ないし40’Cに制御しつつ1ないし30日間培
養すれば表層にセルロース性物質がゲル状に蓄積される
このゲルを取り出して必要により水洗いする。
この水洗水には必要に応じて殺菌剤、前処理剤などの薬
剤を添加することができる。
セルロース性物質は力学的強度を高めるうえで一旦離解
することが好ましい。離解は機械的な剪断力を利用して
行なえばよく、例えば回転式の離解機あるいはミキサー
等で容易に離解できる。
本発明の固定化酵素薄膜を作製する方法は次の通りであ
る。酵素の固定化担体として重量濃度1〜20%程度の
光硬化性ポリビニルアルコール水溶液又は水懸濁液を使
用する。
このような固定化担体に固定化しようとする酵素又は微
生物を添加しさらに微生物の産生するセルロース性物質
の離解物を添加しく(分混合づる。
酵素又は微生物及びセルロース性物質の添加量は乾燥重
量基準で固定化担体に対してそれぞれ10〜100%、
及び5〜10%程度とする。この混合物をガラス板又は
テフロン板上に移し厚さ0.1〜1mm程度に形成しで
、風乾覆る。風乾)品磨は酵素の失活が起きないように
4°C程度で行ないかつファン等を利用して水分の蒸発
を促進させる。微生物の産生ずるセルロース性物質を添
加しない場合は、この風乾の過程で酵素が凝集する場合
が多く、これによって固定化酵素膜中の酵素の均一性が
失われる。微生物の産生ずるセルロース性物質を加える
と酵素は膜内に均一に分散したまま乾燥され、膜厚10
〜200)1m程度の薄膜となる。この膜を水に入れた
とき膨潤することを防上するため、光を照射して光硬化
性樹脂に架橋反応を起こさせる。その後乾燥することに
よって水に浸しても膨潤せずかつ膜内の酵素のもれを起
きない固定化八!累薄膜となる。
次にセルロース性物質の添加量と膜の状態との関係を測
定した結果を示づ。
実施例1で得られたセルロース性物質を乾燥重量で0.
5%の濃度に懸濁し、やはり実施例1の光硬化性樹脂1
0重足%溶液と、セルロース性物質/光硬化性樹脂の乾
燥重量比で0%、5%、10%、20%になるようにそ
れぞれ混合した。各混合物1mlを3.3X 3.3.
;(4の面積に展開して1日風乾したところ膜厚が50
〜100ハmの乾燥物が1qられた。
これを1時間光照射して硬化させ、評価した。
評価は乾燥状態と、湿潤状態(イオン交換水中1時間放
置)とで膜の強さ、扱いやすさから総合的に行なった。
乾燥重量比   乾燥状態    湿iI■状態(問題
点)    (問題点) 0%   へ(膜と膜とが ×(破れやすいくっつき易
い) 伸縮性がある) 1 5%   Q       0 10%   ○       ○ 20%  △(パリパリで ○ 破れやすい) 以上の実験結果から微生物セルロースを乾燥重量比で5
〜10%添加することによって光硬化性樹脂膜の欠点を
改良することができることが分った。
[作用] セルロース性物質を添加量ることによって固定化酵素薄
膜に十分な物理強度を(=J与づるとともに粘着性のな
い膜を(qることかできる。また、酵素及び微生物を均
一に分散ざぜるという作用も有する。
[実施例] 実施例1 シュクロース5(1/d文、酵母エキス(旧fco)0
.5(J/d1、硫安0.5c+/dj! 、にtlz
PO40,3(!/dJ 、 Mg5O+・711z0
0.05g/di(p115.0)の組成の培地501
71I2を200 d容三角フラスコに張込み、120
’Cで20分間蒸気殺菌した。これに酵母エキス0.5
g/+J又、ペプトン0.3(1/dQ、マンニトール
2.5g/d又、(pH6、o)の組成の試験管斜面寒
天培地C生育させた(30°C13日間)アt?1〜バ
クター、アセチ、(ナブスピーシス、キシリナムATC
C10821を1白金耳づつ接種し30℃で培養した。
30日俊、培養液の上層に白色のセルロース性物質を含
むゲル状の膜が形成された。この膜を分散して水洗後ミ
キサーで離解した。
500 mlの3つロフラスコに水ioo ml及びポ
リビニルアルコール(日本合成化学工業■製、ゴーレノ
ールGl+−17> 20CIを入れ、瀉溶中で90’
Cに保って撹拌溶解させた。
ポリビニルアルコールが完全に溶解後40℃まで放冷し
、暗所に移して1−メチル−4(2−(P−ポルミルフ
ェニル)エチニル)ピリジニウムメト硫酸2.9gを添
加し撹拌した。りん酸溶液でpl+2.0に調整後12
時間室温にて撹拌し反応させた。
この反応液に、2ノ のアセトンを室温下で撹拌しつつ
滴下すると、生成した光硬化性樹脂が固結してきた。こ
れを取り出しアセトン200 dで洗浄後粉砕してメタ
ノール200m1で3回洗浄しアンモラア水で中和後風
乾した。このようにして1qた光硬化性樹脂をイΔン交
換水に濃度10W(%になるように溶解した。
グルコースオキシタービioo mgにpH6,0のリ
ン酸緩衝液0.2ml及び上記の10重量%光硬化性樹
脂水溶液(pH6、0)2.0 mlを添加して混合し
た。この液に0.5重量%セルロース性物貿−水懸濁液
をセルロース性物質/光硬化性樹脂の乾燥重量比で5%
になるように混合し、厚さ1 mmに展開した。これを
1目1虱乾し、111.’i間光を照射しζ固定化酵素
薄膜を1qた。比較のために、セルロース性物質を加え
ないほかは同様にして製膜を行なった。
このようにして1qられた膜の物理的性質を次に示す。
平均厚ざ 破断応力 弾性率 (、am)    ()lPa)   (ePa)本発
明品(八)   105   34.0   1.64
比較例品(B)    95   15.3   0.
80性状を次に示す。
本発明品(A) ■引っ張ると比較例品に比べ弾性変形せず、又簡単に切
れない。
■酵素の分散性が良く均質である。
■粘着性なく、丸まってしまうことがなく形状は平面状
の形を保つ。
比較例品(B) ■引っ張るとゴムのように伸びて切れてしまう。
■酵素がところどころ凝集し、その部分は強度不足で固
定化担体がぬGJ T穴があきやすい。
■粘着性が強い。丸まって自己接着しやプい。
次に、このA、Bの膜をそれぞれ1 cm角の大きさに
きり、隔膜式酵素電極面に密着しナイロンネットで覆っ
て酵素電極を作製した。その際Bの膜は丸まって自己接
着しないよう上からガラス板等で押えてJ′3き、必要
に応じてガラス板をのぞいて膜を取り出し、所定のサイ
ズに切断した後電極面に素早く装着するなど一連の注意
深い作業を必要とした。この点Aの膜は強度も大きく粘
着性もないので特別の注意が不HC作業性は極めて良好
であった。
このようにして作製した酵素電極の試験を行なった。電
極をフローセルに装着して温度35℃に保持し、空気飽
和したリン緩衝液(0,1ト1. plI+3. o)
を流m 2 ml/minで送りこの中にグルコース標
準液を30秒間流ffi 1 d/minで送って酵素
電極の応答を記録させた。ざらに長時間の耐久性試験を
行なう場合は上記のグルコース標準液の注入を5分間隔
で繰返し電極の応答を調べた。グルコースを注入づると
グルコースオキシダーゼの作用によって膜中でグルコー
スは醇化され膜中のVf−素が減るので電(つ4の指示
値がグルコース濃度に応じて減少した。
上記の試験の結果、酵素電極の反応特性はA。
Bいずれの膜を用いたものも大差なく、測定範囲O〜5
00 my/i7.90%反不反応時間30秒でおった
長期耐久性についても14日間の連続試験で応答の劣化
は認められず、実用上充分な性能を示した。
この長期耐久性試験の結果から、光硬化性樹脂にセルロ
ース性物質を加えることによって固定化酵素膜からU素
が漏出するおそれがないものと推察される。
一方、セルロース性物質を加えない固定化酵素膜は、品
質むらがあり上述のにうに良好なものが作製できず使用
中に固定化酵素膜の不均一性と強度不足のため膜が破損
し、応答が出なくなるものbaう つ lこ。
実施例2 グルタミン酸脱炭酸酵素活性を持つ微生物Escher
ichia coli ATCC8739の乾燥菌体1
00myを実施例1に示した方法で合成した10重但%
光硬化性樹脂水溶液2.0mjに加えた乙のに5車量%
レルロース性物質の水溶液0.7rn1を加えて混合し
た。
これをカラス板上に厚さ1 mmに展開して4°Cで一
膠夜通風下で乾燥させた。なお、これまでの操作は暗所
で行なった。次に、この膜に蛍光灯(20w)で各面3
0分間づつ照則し光硬化性樹脂を架(n化させた。この
膜を’IcmX1cmに切り取り炭酸ガス電極に密着さ
けてグルタミン酸測定用の微生物電極を作製した。この
電極を)[1−I?ルに装着し、ピリジン−]IC1緩
衝液(pl+4.4)を流@ 2m/minで流通させ
同口)にjlI2ガスを500m1/minで吹き込l
νだ。このような状f、3℃フローセル中にグルタミン
酸標準液を注入づると膜中のE、coliがグルタミン
M IB2炭酸酵素活性をもっているのでグルタミン酸
から炭酸ガスが発生し炭酸ガス電極が試料液のグルタミ
ンrPii11度に比例した応答を示した。この微生物
電極は3週間以上にわたって安定な応答を示し、実用上
十分な性能を持つことがわかった。前述と同様に固定化
微生物膜は強度大きく、均一性がおりかつ非粘着性であ
るためセンサー組立保存などの際の作業性が優れている
ことがわかった。
[発明の効果] 本発明の固定化酵素薄膜は高強度でかつ、粘着性がない
。微生物の産生するセルロース性物質を加えない場合は
(qられる膜の強度が不足しかつ、酵素の分散が不均一
で酵素が凝集したところは固定化が不十分でもれがおき
やすい。また、膜が相互に粘着する。
本発明の固定化酵素″III!では上記のような欠点が
一挙に解決されており、従って本発明による固定化酵素
薄膜を電極面に装着して酵素電極を作製する際、破損し
たりねじれて自己粘着するおそれもないのでその取り扱
いが容易であると同時に、耐久性がよくかつ、品質のバ
ラツキの少ない酵素電極を作製することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリビニルアルコールを担体として酵素又は微生
    物を固定化した薄膜において、微生物の産生するセルロ
    ース性物質を含有せしめたことを特徴とする固定化酵素
    薄膜
  2. (2)ポリビニルアルコールが光硬化性樹脂である特許
    請求の範囲第1項記載の固定化酵素薄膜
JP61119142A 1986-05-26 1986-05-26 固定化酵素薄膜 Pending JPS62275683A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61119142A JPS62275683A (ja) 1986-05-26 1986-05-26 固定化酵素薄膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61119142A JPS62275683A (ja) 1986-05-26 1986-05-26 固定化酵素薄膜

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62275683A true JPS62275683A (ja) 1987-11-30

Family

ID=14753961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61119142A Pending JPS62275683A (ja) 1986-05-26 1986-05-26 固定化酵素薄膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62275683A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0368855A (ja) * 1989-08-09 1991-03-25 Nikkiso Co Ltd 酵素センサー
JPH03158750A (ja) * 1989-11-15 1991-07-08 Nikkiso Co Ltd 酵素センサー
WO2001032911A2 (en) * 1999-11-01 2001-05-10 The Court Of Napier University Toxicity assay using pva-immobilised luminescent bacteria
JP2012050386A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Kaneka Corp 2種類以上の多孔質充填剤を充填するカラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0368855A (ja) * 1989-08-09 1991-03-25 Nikkiso Co Ltd 酵素センサー
JPH03158750A (ja) * 1989-11-15 1991-07-08 Nikkiso Co Ltd 酵素センサー
WO2001032911A2 (en) * 1999-11-01 2001-05-10 The Court Of Napier University Toxicity assay using pva-immobilised luminescent bacteria
WO2001032911A3 (en) * 1999-11-01 2002-07-11 Univ Napier Toxicity assay using pva-immobilised luminescent bacteria
GB2373513B (en) * 1999-11-01 2004-08-25 Univ Napier Biosensor comprising a bioluminescent bacteria immobilised in a PVA film
JP2012050386A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Kaneka Corp 2種類以上の多孔質充填剤を充填するカラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Rauf et al. Glucose oxidase immobilization on a novel cellulose acetate–polymethylmethacrylate membrane
El-Saied et al. Research progress in friendly environmental technology for the production of cellulose products (bacterial cellulose and its application)
Emregul et al. Polyacrylamide–gelatine carrier system used for invertase immobilization
Norton et al. Physiological effects of yeast cell immobilization: applications for brewing
Rege et al. Enzyme− polymer− single walled carbon nanotube composites as biocatalytic films
Yin et al. L (+)-Lactic acid production by repeated batch culture of Rhizopus oryzae in air-lift bioreactor
Wu et al. Novel process for immobilizing an enzyme on a bacterial cellulose membrane through repeated absorption
JPS6236467A (ja) バクテリアセルロ−ス含有高力学強度成形材料
Poyard et al. Optimization of an inorganic/bio-organic matrix for the development of new glucose biosensor membranes
Cosnier et al. Entrapment of enzyme within organic and inorganic materials for biosensor applications: Comparative study
Doretti et al. PEG-modified glucose oxidase immobilized on a PVA cryogel membrane for amperometric biosensor applications
Işık et al. Immobilization of invertase and glucose oxidase in poly 2-methylbutyl-2-(3-thienyl) acetate/polypyrrole matrices
Zhang et al. Biodegradability of regenerated cellulose films in soil
Nawaz et al. Continuous degradation of maltose: improvement in stability and catalytic properties of maltase (α-glucosidase) through immobilization using agar-agar gel as a support
Gürsel et al. Immobilization of invertase and glucose oxidase in conducting H-type polysiloxane/polypyrrole block copolymers
Göksungur et al. Optimization of pullulan production from synthetic medium by Aureobasidium pullulans in a stirred tank reactor by response surface methodology
Dai et al. Tyrosinase-catalyzed polymerization of l-DOPA (versus l-tyrosine and dopamine) to generate melanin-like biomaterials for immobilization of enzymes and amperometric biosensing
Suye et al. Immobilization of glucose oxidase on poly‐(L‐lysine)‐modified polycarbonate membrane
Homma et al. Covalent immobilization of glucose oxidase on the film prepared by electrochemical polymerization of N-phenylglycine for amperometric glucose sensing
Kumar et al. Preparation of PVA membrane for immobilization of GOD for glucose biosensor
JPH0849188A (ja) バクテリアセルロース含有高力学強度シート
Cosnier et al. A comparative physical study of two different hydrophilic synthetic latex matrices for the construction of a glucose biosensor
CN108384729A (zh) 一种微生物细胞晶胶及其制备方法和应用
Cosnier et al. A rapid and easy procedure of biosensor fabrication by micro-encapsulation of enzyme in hydrophilic synthetic latex films. Application to the amperometric determination of glucose
JPS62275683A (ja) 固定化酵素薄膜