JPS6227492B2 - - Google Patents
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- JPS6227492B2 JPS6227492B2 JP56053220A JP5322081A JPS6227492B2 JP S6227492 B2 JPS6227492 B2 JP S6227492B2 JP 56053220 A JP56053220 A JP 56053220A JP 5322081 A JP5322081 A JP 5322081A JP S6227492 B2 JPS6227492 B2 JP S6227492B2
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は遮水性、耐薬品性ケーブルの製造方
法に関するものである。
法に関するものである。
一般にケーブルは、ケーブルコア即ち導体上に
絶縁層などを形成したものの外側を保護シースで
被覆した基本構成を有している。
絶縁層などを形成したものの外側を保護シースで
被覆した基本構成を有している。
近年ケーブルの絶縁性など各種電気特性を高く
保持させるために、上記絶縁層上に金属−プラス
チツクラミネートテープによる遮水層を設けこれ
を上記保護シースと一体化させ、水分の浸入によ
る電気特性の低下を防止するようにしている。
保持させるために、上記絶縁層上に金属−プラス
チツクラミネートテープによる遮水層を設けこれ
を上記保護シースと一体化させ、水分の浸入によ
る電気特性の低下を防止するようにしている。
上記金属プラスチツクラミネートテープにおけ
る金属としては、銅、アルミニウム、鉛が用いら
れることが最も多いが、最近石油化学工場、薬品
製造工場などに用いられるケーブルに対しては、
上記耐水性に加え耐薬品性の高いことが要求され
特に鉛の使用頻度が高くなつている。
る金属としては、銅、アルミニウム、鉛が用いら
れることが最も多いが、最近石油化学工場、薬品
製造工場などに用いられるケーブルに対しては、
上記耐水性に加え耐薬品性の高いことが要求され
特に鉛の使用頻度が高くなつている。
これはアルミニウムは鉛に比べて水分、空気の
存在下で腐蝕され易いこと、銅はこの点アルミニ
ウムに比べて安定でかつ各種耐薬品性が高いが、
例えば硫化物と反応して化学トリー(CuS)とな
る重大な欠点があり、いづれにしても鉛の如き安
定性に欠けることによるものである。
存在下で腐蝕され易いこと、銅はこの点アルミニ
ウムに比べて安定でかつ各種耐薬品性が高いが、
例えば硫化物と反応して化学トリー(CuS)とな
る重大な欠点があり、いづれにしても鉛の如き安
定性に欠けることによるものである。
しかし他方鉛、特にその薄いテープ状品は高温
下にあつては、その強度が著しく小さく、上記ケ
ーブル製造時に常法の如くケーブルコアにたて添
え包被後、成形ダイス及び加熱装置を経てシース
押出機を通してシースを被覆したところ、鉛テー
プに破断を生じた欠陥品が多発し、特に鉛テープ
の厚さが50μ厚以下ではこれが著しいことが判明
した。
下にあつては、その強度が著しく小さく、上記ケ
ーブル製造時に常法の如くケーブルコアにたて添
え包被後、成形ダイス及び加熱装置を経てシース
押出機を通してシースを被覆したところ、鉛テー
プに破断を生じた欠陥品が多発し、特に鉛テープ
の厚さが50μ厚以下ではこれが著しいことが判明
した。
これらの原因を調べたところ前述の従来方法で
は鉛テープが全体的に加熱される結果、加熱前の
鉛本来の強度1〜2Kg/mm2が概ね0.1〜1Kg/mm2
程度にまで極端に低下し、この結果わづかな張力
などにより鉛テープが破断を生ずることによるも
のと認められた。
は鉛テープが全体的に加熱される結果、加熱前の
鉛本来の強度1〜2Kg/mm2が概ね0.1〜1Kg/mm2
程度にまで極端に低下し、この結果わづかな張力
などにより鉛テープが破断を生ずることによるも
のと認められた。
ここに発明者等はかかる問題を解決すべく鋭意
検討を重ねた結果、この発明を完成したのであ
る。
検討を重ねた結果、この発明を完成したのであ
る。
即ち、この発明は、ケーブルコア上に、金属テ
ープとゴム、プラスチツク材料とを適宜積層させ
てなるラミネートテープをたて添え包被し、該ラ
ミネートテープのラツプ部のみを局部的に140℃
以上に加熱するとともに直ちに該加熱部分を耐熱
性樹脂、例えばふつ素樹脂、ポリイミド樹脂、シ
リコーン樹脂からなる押圧体にて加圧して相互の
テープを被着し、以下常法の通り押出機により保
護シースを押出被覆することを特徴とする遮水
性、耐薬品性ケーブルの製造方法である。
ープとゴム、プラスチツク材料とを適宜積層させ
てなるラミネートテープをたて添え包被し、該ラ
ミネートテープのラツプ部のみを局部的に140℃
以上に加熱するとともに直ちに該加熱部分を耐熱
性樹脂、例えばふつ素樹脂、ポリイミド樹脂、シ
リコーン樹脂からなる押圧体にて加圧して相互の
テープを被着し、以下常法の通り押出機により保
護シースを押出被覆することを特徴とする遮水
性、耐薬品性ケーブルの製造方法である。
この発明において、ケーブルコアの構成は多様
のものに適用可能であり、又シースの材料等にも
特に限定はない。
のものに適用可能であり、又シースの材料等にも
特に限定はない。
そして用いる金属−プラスチツクラミネートテ
ープについてもその構造及び使用材料等に殆んど
限定はない。特に上述の通り金属として鉛を用い
た場合に顕著な効果を発揮するが、他のアルミニ
ウム、銅テープなどの特に厚さの薄い場合にやは
り同様にその破断が防止され好ましい効果が得ら
れる。
ープについてもその構造及び使用材料等に殆んど
限定はない。特に上述の通り金属として鉛を用い
た場合に顕著な効果を発揮するが、他のアルミニ
ウム、銅テープなどの特に厚さの薄い場合にやは
り同様にその破断が防止され好ましい効果が得ら
れる。
本発明の一実施態様を図面により説明すると次
の通りである。
の通りである。
ケーブルコア1及び金属−プラスチツクラミネ
ートテープ2をそれぞれの供給部1a,2aから
繰り出してフオーミングチユーブ3に導き、ケー
ーブルコア1に該テープ2をたて添え包被する。
ートテープ2をそれぞれの供給部1a,2aから
繰り出してフオーミングチユーブ3に導き、ケー
ーブルコア1に該テープ2をたて添え包被する。
次にホツトガン4により前記たて添えテープ2
のラツプ部のみを加熱し、直ちにこのケーブルコ
アー上にテフロン(デユポン社製ポリフツ化エチ
レン系樹脂の商品名、以下同じ)紐5に適当な錘
5aを取りつけたものを架け渡してこれにより該
ラツプ部分に連続的に荷重をかけて接着し、その
まま押出機6に通して常法の如くシースを押出被
覆するのである。
のラツプ部のみを加熱し、直ちにこのケーブルコ
アー上にテフロン(デユポン社製ポリフツ化エチ
レン系樹脂の商品名、以下同じ)紐5に適当な錘
5aを取りつけたものを架け渡してこれにより該
ラツプ部分に連続的に荷重をかけて接着し、その
まま押出機6に通して常法の如くシースを押出被
覆するのである。
上記ホツトガン4によるラツプ部加熱は、この
種金属−プラスチツクラミネートテープの熱溶着
のための温度、140℃以上であることが必要であ
る。即ち本発明において上記加熱温度としては同
じフイルム同志のヒートシール温度(121℃)よ
りも高い140℃以上にする必要があり、この温度
未満では該ラミネートテープの対向面同志の充分
な融着一体化が得られず本発明の目的とする遮水
性及び耐薬品性の向上が達成し得ない。又該ラツ
プ部の押圧は、上記例の如くテフロン紐あるいは
ナイロン紐あるいはシリコーン紐等の耐熱性の紐
を架け渡して適当な荷重をかけたものによるか、
又はテフロン製ダイスあるいはナイロン製ダイス
あるいはシリコーン製ダイス等耐熱性樹脂からな
るダイスを用いラツプ部をしごくようにするのが
望ましい。
種金属−プラスチツクラミネートテープの熱溶着
のための温度、140℃以上であることが必要であ
る。即ち本発明において上記加熱温度としては同
じフイルム同志のヒートシール温度(121℃)よ
りも高い140℃以上にする必要があり、この温度
未満では該ラミネートテープの対向面同志の充分
な融着一体化が得られず本発明の目的とする遮水
性及び耐薬品性の向上が達成し得ない。又該ラツ
プ部の押圧は、上記例の如くテフロン紐あるいは
ナイロン紐あるいはシリコーン紐等の耐熱性の紐
を架け渡して適当な荷重をかけたものによるか、
又はテフロン製ダイスあるいはナイロン製ダイス
あるいはシリコーン製ダイス等耐熱性樹脂からな
るダイスを用いラツプ部をしごくようにするのが
望ましい。
この発明によれば、以下の実施例からも明らか
な如く、ケーブルの遮水性付与のために用いる金
属−プラスチツクラミネートテープを全体的に加
熱することがなくしたがつて上記加熱時の金属テ
ープの強度低下による破断を未然に防止でき遮水
性及び耐薬品性が著しく向上されたケーブルを得
ることができるものであり、この工業的価値は非
常に高い。
な如く、ケーブルの遮水性付与のために用いる金
属−プラスチツクラミネートテープを全体的に加
熱することがなくしたがつて上記加熱時の金属テ
ープの強度低下による破断を未然に防止でき遮水
性及び耐薬品性が著しく向上されたケーブルを得
ることができるものであり、この工業的価値は非
常に高い。
以下実施例によりこの発明を具体的に説明す
る。
る。
実施例 1
6KVCVケーブルコア上に、塩化ビニル
(50)/鉛(20)/塩化ビニル(50)(かつこ内厚
さμ、以下同じ)のラミネートテープをたて添え
包被し、ホツトガンを用いてラツプ部のみを200
℃に加熱し、これをテフロンダイスでしごいて同
部を押圧し接着させた。直ちにその上に塩化ビニ
ルシースを押出被覆して上記ラミネートテープと
一体化させた。得られたケーブル1000mにわたり
金属テープの破断が全く認められず、良好な遮水
性を示すものであることが確認できた。
(50)/鉛(20)/塩化ビニル(50)(かつこ内厚
さμ、以下同じ)のラミネートテープをたて添え
包被し、ホツトガンを用いてラツプ部のみを200
℃に加熱し、これをテフロンダイスでしごいて同
部を押圧し接着させた。直ちにその上に塩化ビニ
ルシースを押出被覆して上記ラミネートテープと
一体化させた。得られたケーブル1000mにわたり
金属テープの破断が全く認められず、良好な遮水
性を示すものであることが確認できた。
実施例 2
6.5×40pの通信ケーブルのケーブルコア上に、
ポリエチレン(30)/鉛(35)/ポリエチレン
(30)のラミネートテープをたて添え包被し、ホ
ツトガンを用いてラツプ部のみを160℃に加熱
し、これを錘付設テフロン紐を用いて同部を押圧
接着させた。直ちにその上にポリエチレンシース
を押出被覆して上記ラミネートテープと一体化さ
せた。得られたケーブル600mにわたり金属テー
プの破断は全く認められなかつた。
ポリエチレン(30)/鉛(35)/ポリエチレン
(30)のラミネートテープをたて添え包被し、ホ
ツトガンを用いてラツプ部のみを160℃に加熱
し、これを錘付設テフロン紐を用いて同部を押圧
接着させた。直ちにその上にポリエチレンシース
を押出被覆して上記ラミネートテープと一体化さ
せた。得られたケーブル600mにわたり金属テー
プの破断は全く認められなかつた。
実施例 3
3×50sqの600VCEケーブルのケーブルコア上
に、ポリエチレン(70)/アルミニウム(20)/
ポリエチレン(70)のラミネートテープをたて添
え包被し、ホツトガンを用いてラツプ部のみを
200℃に加熱しこれをシリコンダイスを用いて同
部を押圧接着させた。直ちにこの上にポリエチレ
ンシースを押出被覆して上記ラミネートテープと
一体化させた。得られたケーブル1000mにわたり
金属テープの破断は全く認められなかつた。
に、ポリエチレン(70)/アルミニウム(20)/
ポリエチレン(70)のラミネートテープをたて添
え包被し、ホツトガンを用いてラツプ部のみを
200℃に加熱しこれをシリコンダイスを用いて同
部を押圧接着させた。直ちにこの上にポリエチレ
ンシースを押出被覆して上記ラミネートテープと
一体化させた。得られたケーブル1000mにわたり
金属テープの破断は全く認められなかつた。
実施例 4
6KVCVケーブルコア上に、塩化ビニル
(100)/銅(20)ラミネートテープをたて添え包
被し、ホツトガンを用いてラツプ部のみを200℃
に加熱し、錘付設ナイロン紐を用いて同部を押圧
接着させた。直ちにこの上に塩化ビニルシースを
押出被覆して上記ラミネートテープと一体化させ
た。得られたケーブル600mにわたり金属テープ
の破断は全く認められなかつた。
(100)/銅(20)ラミネートテープをたて添え包
被し、ホツトガンを用いてラツプ部のみを200℃
に加熱し、錘付設ナイロン紐を用いて同部を押圧
接着させた。直ちにこの上に塩化ビニルシースを
押出被覆して上記ラミネートテープと一体化させ
た。得られたケーブル600mにわたり金属テープ
の破断は全く認められなかつた。
比較例 1
実施例1においてラミネートテープたて添え包
被後加熱炉(180℃)を通したところ鉛テープの
破断が多発しケーブル製造は中止した。
被後加熱炉(180℃)を通したところ鉛テープの
破断が多発しケーブル製造は中止した。
比較例 2
6KVCVケーブルコア上に、ポリエチレン
(50)/鉛(50)ラミネートテープをたて添え包
被し、加熱炉(140℃)に通したところ鉛テープ
の破断が多発しケーブル製造を中止した。
(50)/鉛(50)ラミネートテープをたて添え包
被し、加熱炉(140℃)に通したところ鉛テープ
の破断が多発しケーブル製造を中止した。
比較例 3
3×50sqの600VCEケーブルコア上に、ポリエ
チレン(100)/鉛(50)/ポリエチレン(100)
ラミネートテープをたて添え包被し加熱炉(160
℃)を通したところ鉛テープの破断が多発しケー
ブル製造を中止した。
チレン(100)/鉛(50)/ポリエチレン(100)
ラミネートテープをたて添え包被し加熱炉(160
℃)を通したところ鉛テープの破断が多発しケー
ブル製造を中止した。
図面はこの発明の一実施態様を説明するための
概略説明図である。 1……ケーブルコア、2……金属−プラスチツ
クラミネートテープ、3……フオーミングチユー
ブ、4……ホツトガン(加熱部)、5……テフロ
ン紐(押圧部)、6……シース押出機。
概略説明図である。 1……ケーブルコア、2……金属−プラスチツ
クラミネートテープ、3……フオーミングチユー
ブ、4……ホツトガン(加熱部)、5……テフロ
ン紐(押圧部)、6……シース押出機。
Claims (1)
- 1 ケーブルコア上に、金属テープとゴム、プラ
スチツク材料とを適宜積層させてなるラミネート
テープをたて添え包被し、該ラミネートテープの
異る対向面同志が重なつたラツプ部のみを局部的
に140℃以上に加熱するとともに直ちに該加熱部
分を耐熱性樹脂からなる押圧体にて加圧して相互
のテープを接着し、以下常法の通り押出機によ
り、保護シースを押出被覆することを特徴とする
遮水性、耐薬品性ケーブルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56053220A JPS57182915A (en) | 1981-04-10 | 1981-04-10 | Method of producing water shielding and medicine resistant cable |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56053220A JPS57182915A (en) | 1981-04-10 | 1981-04-10 | Method of producing water shielding and medicine resistant cable |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57182915A JPS57182915A (en) | 1982-11-11 |
JPS6227492B2 true JPS6227492B2 (ja) | 1987-06-15 |
Family
ID=12936737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56053220A Granted JPS57182915A (en) | 1981-04-10 | 1981-04-10 | Method of producing water shielding and medicine resistant cable |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57182915A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63155390U (ja) * | 1987-03-28 | 1988-10-12 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5882720U (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-04 | 三菱電線工業株式会社 | 遮水型絶縁ケ−ブル |
-
1981
- 1981-04-10 JP JP56053220A patent/JPS57182915A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63155390U (ja) * | 1987-03-28 | 1988-10-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57182915A (en) | 1982-11-11 |
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