JPS62274504A - 含浸剤類およびそれらの使用 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明１ 本発明は、有利な誘電性を有する新規な液体組成物類お
よび電気装置中での含浸剤としてのそれらの使用に関す
るものである。

ジトリルエーテル異性体類の混合物類はＥＰ−Ｂ−０，
０６３，２９７中に電気ｖｔｒ！１中の含浸剤として記
されている。これらのジトリルエーテル異性体混合物類
は、それらの優れた誘電性、高い透電定数および低い誘
電損失により特徴づけられている。しかしながら、それ
らはそれらの誘電損失係数が不純物により強く影響され
るという欠点を有している。不純物に対するこの敏感性
は、一般的な紙−および混合−誘電電力容量において、
特に近代的な低−損失の全−膜（ａｌｌ−ｆｉｌｍ）コ
ンデンサー中で、特に不利であり、これらの全−膜コン
デンサー用に極端に低い誘電損失係数を有する含浸剤が
要求されている。

ジトリルエーテル異性体類の混合物類を基にした誘電体
類の不純物に対する敏感性が、ある量のアルキルベンゼ
ン類を該ジトリルエーテル異性体混合物類に加える時に
減じられるということが今見出された。

驚くべきことに、ジトリルエーテル異性体類のフルキル
ベンゼン−含有混合物類の損失係数は混合物中の成分類
の割合および成分類の損失係数から予測される値よりか
なり低いということが見出された。

アルキルベンゼン類および絶縁用液体としてのそれらの
性質は公知である（例えばエルプッ７（６１ｂｕｃｈ）
　、６版、１９８３．２部、７ヱルラグスー・ラント・
ヴイルツシャツデゼルシャフト・デル・エレクトリジタ
ツヴヱルケ（Ｖｅｒｌａｇｓ　−ｕｎｄ　　Ｗ　ｉｒｔ
ｓｃｂａｆｔｓｇｅｓｅｌｌｓｅｈａｆｔ　　ｄｅｒ　
　Ｅ　ｌｅｋｔｒｉｚｉｔａｔｓｗｅｒｋｅ）　　ｗ、
　ｂ、　ｈ、　、７５　７６頁参照）。

しかしながら、それらはｔｌＪ電体が低い電場強度を受
けるような電気装置中でのみ使用できる１例えば低−損
失の全−膜コンデンサーの如ｌ＆誘電体が高い電場強度
を受けるような電気装置用には、それらの不適当な気体
吸収性並びに低い放電開始電圧および放電消滅電圧のた
めにそれらは適していない（会社刊行物［コンデンサー
含浸剤の評価（Ｅｖａｌｕａｔｉｏｎ　ｏｒ　ｃａｐａ
ｃｉｔｏｒ　ｉｓ−ｐｒｅｇｎａｎｔｓ）　、サイエン
ティフィック・ベーパー、８４−ＩＢ５−ＣＡＰＤＩ−
Ｐ　　２．１９８４年７８１８日、ウェスチングハウス
・カンパニイ、５頁参照）。

フルキルベンゼン類のこれらの公知の性質を考慮にいれ
ると、これらを７トリル工−テル異性体類の混合物類に
加えるだけで損失係数の比例以上の改良を生じるのであ
るがジトリルエーテル異性体混合物類の優れた誘電性を
それに対応して悪化させないということはｍ異的なこと
であった。

本発明に従うジトリルエーテル異性体混合物類の誘電性
に対するアルキルベンゼン添加の有利な作用はヨーロッ
パ特許出願０，１７０，０５４中に記されている鉱油類
を基にしたジトリルエーテル−含有電気絶縁性油類によ
っても示唆されておらず、その理由は例えばジトリルエ
ーテル類の添加による鉱油類の不適当な気体吸収能力の
改良がこのヨーロッパ特許出願０．１７０，０５４中に
記さ八ているからである。このようにして得られる鉱油
／ジトリルエーテル混合物類は基本的に本発明に従う液
体組成物類とは、それらの組成およびそれらの電気的性
質の両方の点で、異なっている。

従って本発明は、ジトリルエーテル異性体類の混合物類
およびアルキルベンゼン類を含有していることを特徴と
するジトリルエーテル異性体類の混合物類を基にしてい
る誘電性を有する新規な液体組成物類に関するものであ
る。

本発明に従うジトリルエーテル異性体類の混合物類お上
びアルキルベンゼン類の割合は広い範囲内で変えること
ができ、一般的には本発明に従う組成物類が５０〜９５
重量％の、好適には６０〜８５重量％の、ジトリルエー
テル異性体混合物および５〜５０重童％のアルキルベン
ゼン類、好適には１５〜４０ｆｉｉ％のアルキルベンゼ
ン類、を含有していると成功を収めることが証されてい
る。

本発明に従う液体組成物類はさらに安定用添加物類、特
に酸受容体類お上Ｖ酸化抑制Ｍ類、を含有できる。

エポキシ化合物類が酸受容体類として好適に使用される
。下記のエポキシ化合物類が例として挙げられる：　１
，２−エポキシ−３−フェノキシプロパン、ビス−（３
，４−エポキシ−６−メチルシクロヘキシル−メチル）
アジペート、１−エポキシ−エチル−３，４−エポキシ
−シクロヘキサン、３！　４−二ポキシ−シクロヘキサ
ン、３，４−エボキシーシクロヘキシルメチル、３，４
−エポキシシクロヘキサン−カルボキシレート、３゜４
−エポキシ−６−メチルシクロヘキシルメチル３．４−
二ボキシ−６−メチルシクロヘキサンカルボキシレート
および２，２−ビス−（４−ヒドロキシフェニル）−プ
ロパンシグリシノルエーテル。

一般的に、エポキシ化合物は液体組成物の全重量に関し
て０．１〜５１１量％の、好適には０．３〜１重景％の
、量で使用される。

１または２個のヒドロキシル基を有する芳香族炭素環式
化合物類が酸化抑制剤として好適に使用される。下記の
酸化抑制剤が例として挙げられる：２．６−シータージ
ヤリーーブチルー４−メチルフェノール、ジ−ターシャ
リー−７ミルーヒドロキノン、２．２−ビス−（４−ヒ
ドロキシ−７エ二ル）−フロパンおよび４，４′−ブチ
リデン−ビス−（６−タージヤリーーブチルーーークレ
ゾール）、２．６−シータ−ジャツー−ブチル−４−メ
チル−フェノールが本発明に従う液体組成物中で酸化抑
制剤として好適に使用される。

一般的に、酸化抑制剤は液体組成物の全重量に関して０
．０５〜２．０重世％、好適には０．１〜１．０重量％
、の量で使用される。

本発明に従う好適な液体組成物類は好適には、９０〜１
１０重量部の、特に好適には９５〜１００重量ｓの、本
発明に従うジトリルエーテル／アルキルベンゼン混合物
、０．０５〜２．０重量部の、特に好適には０．１〜１
．０重量部の、酸受容体および０．０５〜２．０重を部
の、特に好適には０．１〜１．０重ｆｆｉ部の、酸化抑
制剤を含有している。

本発明に従う組成物は成分類を混合することに上り製造
される。

本発明に従う液体組成物類の基になって〜するジトリル
エーテル異性体類の混合物類およびそれらの製造は公知
でありそして例えばＥＰ−Ｂ−０゜ＯＧ３，２９７中に
記されている。クロロトルエン類の加水分解中に製ａさ
れるようなジトリルエーテル異性体類の混合物類（イン
ダス１７７／し・アンド・エンジニアリング・ケミスト
リイ（Ｉｎｇ。

Ｅｎｇ、Ｃｈｅｗ、　）　、　３８、（１９４６）、２
５４−２６１真）が特に好適に使用される。

本発明に従いジトリルエーテル異性体混合物類に対する
添加物として使用されるアルキルベンゼン類も同様に公
知であり、そして大規模な工業的量で入手できる。本発
明に従い使用される７ルキルベンゼン類のアルキル基は
好適には８−１６（ｆｌ）、特に好適には１０〜１４の
、炭素数を有する。アルキルベンゼン類は純粋な化合物
の形状でまたは同族体類の混合物の形状で使用できる。

従って、本発明に従う使用に非常に良（適して−する例
え１ｆ「マルリカン」の商品名で市販されて（するドデ
シルベンゼンは下記の組成を有する：　４〜６重量％の
Ｃ０゜−アルキルベンゼン Ｃ１１−アルキルベンゼン、３６〜４０重量％のＣ１□
−アルキルベンゼン、１０〜１３ｆｉｉ％のＣ１，−ア
ルキルベンゼンおよびく１重社％のＣＩ４−アルキルベ
ンゼン。

本発明はさらに、液体誘電体類としての、特に電気装置
用の含浸剤としての、本発明に従う液体組成物類の使用
にも関するものである．特にコンデンサーおよび変圧器
が電気装置として挙げられ、特に多ノー紙およびアルミ
ニウムＭ製の、金属処理された紙製の、任意に金属処理
されていてもよいプラスチックスｔｉ＊の、例えばポリ
プロピレン、ポリカーボネートもしくはポリテレフタレ
ート製の、または混合誘電体製の、例えば紙、プラスチ
ックスおよびアルミニウムＭ製のもしくは金属処理され
た紙およりプラスチックスフィルム製の、コンデンサー
類が挙げられる。本発明に従う含浸剤は好適には、固体
誘電体としてプラスチックス箔を含有しているコンデン
サー用にすなわちいわゆる全−膜コンデンサー中で使用
される。

誘電性を有する本発明に従う液体組成物類は容易に生物
学的に減成可能であり、従って環境を汚染しない。ＥＰ
−Ｂ−０，０６３，２９７中に記されているジトリルエ
ーテル異性体混合物類に比べて、それらは相当低い誘電
損失係数という利点を有している。このことは例えばコ
ンデンサーの製造において顕著な簡素化をもたらす、コ
ンデンサーの製造中に含浸用の液体と含浸用プラントの
一部とのおよび固体コンデンサー成分類との接触により
含浸用液体中に不可避的にはいってしまう不純物に対す
る敏感性が比較的低いため、完成コンデンサー中で着し
く低い損失性能が得られる。

それらの優れた誘電価値およびそれらの低い誘電損失係
数のために、本発明に従う液体組成物類は全−膜、電力
コンデンサー用に特に適している。

久産乳上 本発明に従う液体組成物類の製造： 液体組成物Ｉ： ８０重量％の下記の組成を有するジトリルエーテル異性
体類の混合物（成分Ａ）および２０重量％のこれも同様
に以下に記されている組成の０１゜−Ｃローアルキルベ
ンゼン（成分Ｂ）を、室温において互いに良く混合した
。

液体組成物■： ６０重量％の下記の組成を有するジトリルエーテル異性
体類の混合物（成分Ａ）および４０重量％のこれも同様
に以下に記されている組成のＣ３゜−ＣＩ４−アルキル
ベンゼン（成分Ｂ）を、室温において互いに良く混合し
た。

成分ＡのＭＬＩ＆： 未知の化合物　　　　　　　　　　　０．８重量％２．
２′−ジメチルジフェニルエーテル　ｓ、ｉｌｚ％２．
３′−ツメチルジフェニルエーテル２６．９ｆｆｉｆｉ
％２．４′−ツメチルジフェニルエーテル１１．６ｉ［
％３．３′−ジメチルジフェニルエーテル２８．９ｆｆ
ｉ量％３．４′−ジメチルジフェニルエーテル２３．５
重量％４．４′−ジメチルジフェニルエーテル　５，２
１１ｉ％成分Ｂの組成： Ｃ１゜−フルキルベンゼンＭ　　　　　４−６重量％Ｃ
目−フルキルベンゼンＭ　　　　　４３−４９重量％Ｃ
１２フルキルベンゼン類　　　　３６−４０１量％Ｃ１
３−アルキルベンゼン類　　　　１Ｏ−１３ｆｆｉ量％
Ｃ，，−フルキルベンゼン類＜　１ｆｉｉ％同じ全−膜
コンデンサー類のうち、一群に液体組成物１を含浸させ
、第二群に同一量の液体組成物■を含浸させ、そして第
三群は同一量の成分Ａで処理した。コンデンサー類の誘
電損失係数を次に−２０〜＋６０　’Ｃの温度１１囲内
で測定した。これらの測定で得られたデータは、液体組
成物類■および■を含浸させたコンデンサーの誘電損失
係数は成分Ａ中に浸したコンデンサーの損失係数より３
０〜４０％低いことを示していた。

液体組成物類■および■並びにそれらに含有されている
成分ＡおよびＢの誘電損失係数を測定するために、ｉｐ
ｐｍのトリカプリルメチルアンモニラムクミライドを各
液体に不純物に擬するために加えた。添加および未添加
の（投与および未投与の）検査された液体類の誘電損失
係数を下表にまとめたー ｔａｎ　　δ（９０℃、５０Ｈｚ　） 含」１斉　　　未　　　　　　　　　　　　　−１１０
ＸＩＯ−’　　　　　　７００Ｘ１０−’ＩＩ　　　　
　　　ｌ０Ｘ１０−４　　　　　４００Ｘ１０−’Ａ　
　　　　　　　ＩＯＸ　１０−’　　　　　　３３００
Ｘ　１０−’Ｂ　　　　　　　　　　　　　ＩＯＸ　　
１０−’　　　　　　　　　　　　　２ＱＸ　　１０−
鴫特許出願人　バイエル・アクチェンデゼルシャ７ト

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ジトリルエーテル異性体類の混合物類およびアルキ
   ルベンゼン類を含有していることを特徴とする、ジトリ
   ルエーテル異性体類の混合物類を基にしている誘電性を
   有する液体組成物類。 ２、５０〜９５重量％のジトリルエーテル異性体類の混
   合物および５〜５０重量％のアルキルベンゼン類を含有
   していることを特徴とする、特許請求の範囲第１項記載
   の液体組成物類。 ３、その他に酸化抑制剤も含有していることを特徴とす
   る、特許請求の範囲第１または２項に記載の液体組成物
   類。 ４、酸化抑制剤として２、６−ジ−ターシャリー−ブチ
   ル−４−メチルフェノールを含有していることを特徴と
   する、特許請求の範囲第１または２項に記載の液体組成
   物類。 ５、その他に酸受容体も含有していることを特徴とする
   、特許請求の範囲第１〜４項のいずれかに記載の液体組
   成物類。 ６、酸受容体としてエポキシ化合物を含有していること
   を特徴とする、特許請求の範囲第１〜４項のいずれかに
   記載の液体組成物類。 ７、９０〜１１０重量部のジトリルエーテル／アルキル
   ベンゼン混合物、０．０５〜２．０重量部の酸化抑制剤
   および０．０５〜２．０重量部の酸受容体を含有してい
   ることを特徴とする、特許請求の範囲第１〜６項のいず
   れかに記載の液体組成物類。 ８、エポキシ化合物としての２、２−ビス−（４−ヒド
   ロキシフェニル）−プロパンジグリシジルエーテルおよ
   び酸化抑制剤としての２、６−ジ−ターシャリー−ブチ
   ル−４−メチルフェノールを含有していることを特徴と
   する、特許請求の範囲第１〜７項のいずれかに記載の液
   体組成物類。 ９、電気装置中での含浸剤としての特許請求の範囲第１
   〜８項のいずれかに記載の液体組成物類の使用。