JPS62273374A - 建物本体の重量を利用した動的制振方法および装置 - Google Patents
建物本体の重量を利用した動的制振方法および装置Info
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- JPS62273374A JPS62273374A JP11576086A JP11576086A JPS62273374A JP S62273374 A JPS62273374 A JP S62273374A JP 11576086 A JP11576086 A JP 11576086A JP 11576086 A JP11576086 A JP 11576086A JP S62273374 A JPS62273374 A JP S62273374A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
U上の利用分野
本発明は、特に中高層の建物を地震や強風による被害か
ら防ぐための建物本体の重量を利用した動的制振方法お
よび装置に関するものである。
ら防ぐための建物本体の重量を利用した動的制振方法お
よび装置に関するものである。
【股Δ皮喬
現在、建物の防振技術として、例えば第4図に示すよう
に、建物全体5を基t!i!6から切り離して浮かした
状態で、その開−二積層ゴム・ばね等の免振体7を介挿
すると共に、側方には基礎6との間にオイルダンパー8
を設けて、建物と免振体等から成る系の固有振動数を極
力小さくして地震エネルギーが建物に入力する大きさを
抑える免振方法Jltnn八ぺめゾロ1 明が しようとする間l ヴ しかしながら、上記従来の免振方法は、次のような問題
点がある。
に、建物全体5を基t!i!6から切り離して浮かした
状態で、その開−二積層ゴム・ばね等の免振体7を介挿
すると共に、側方には基礎6との間にオイルダンパー8
を設けて、建物と免振体等から成る系の固有振動数を極
力小さくして地震エネルギーが建物に入力する大きさを
抑える免振方法Jltnn八ぺめゾロ1 明が しようとする間l ヴ しかしながら、上記従来の免振方法は、次のような問題
点がある。
(1)建物全体を積層ゴム・ばね等の免振体で支えなけ
ればならないため、非常に大きな免振体が必要となり、
結局、免振体やオイルグンパーなどの装置が大掛かりと
なって莫大な費用を要する。
ればならないため、非常に大きな免振体が必要となり、
結局、免振体やオイルグンパーなどの装置が大掛かりと
なって莫大な費用を要する。
(2)地震時に建物全体が側方に移動するためのスペー
スを建物周辺に設ける必要があるだけでなく、〃ス・水
道・その他の配管設備と外部設備との連結構造が複雑か
つ大掛かりとなる。
スを建物周辺に設ける必要があるだけでなく、〃ス・水
道・その他の配管設備と外部設備との連結構造が複雑か
つ大掛かりとなる。
(3)10階以上の中高層建物など細くて高い建物には
転倒の危険性があって採用できない。
転倒の危険性があって採用できない。
(4)長周期の地震に対しては、従来の免振方法では逆
に共振現象が生ずる可能性がある。そのため、第3種の
軟弱地盤では免振ができなかった。
に共振現象が生ずる可能性がある。そのため、第3種の
軟弱地盤では免振ができなかった。
1′ ヴを するための 又
本発明の建物本体の重量を利用した動的制振方法は上記
従来の問題点を解決することを目的とするものであり、
その構成は建物の任意高さに位置する建物本体部分の重
量を振り子の重りとして地震時に独立して揺れるように
して建物の他の本体部分の揺れを抑えるようにしたこと
を特徴とするものであり、またその動的制振装置の構成
は、建物の任意高さに位置する建物本体部分を他の建物
本体部分に対して独立して構成し、その間に免振体を介
在せしめたことを特徴とするものである。
従来の問題点を解決することを目的とするものであり、
その構成は建物の任意高さに位置する建物本体部分の重
量を振り子の重りとして地震時に独立して揺れるように
して建物の他の本体部分の揺れを抑えるようにしたこと
を特徴とするものであり、またその動的制振装置の構成
は、建物の任意高さに位置する建物本体部分を他の建物
本体部分に対して独立して構成し、その間に免振体を介
在せしめたことを特徴とするものである。
X鬼画−
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図において、1は鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コ
ンクリート造又は鉄骨造などの中高層建物であって、そ
の最上階部分1aが下層階部分1bと切り離されており
、その間に積層ゴム・ばね等から成る免振体2が介挿さ
れており、振り子の系を構成している。
ンクリート造又は鉄骨造などの中高層建物であって、そ
の最上階部分1aが下層階部分1bと切り離されており
、その間に積層ゴム・ばね等から成る免振体2が介挿さ
れており、振り子の系を構成している。
尚、最上階部分1aと下層階部分1bとの切り離しは、
構造強度的に切り離されていれば十分であって、少なく
とも地震時に下層階部分1bに対して最上階部分1aが
振り子として独立して揺れる構造であれば完全に分離さ
せる必要はなく、強度的に弱いもの或いはスライド式に
一体的に構成してもよい。従って、少なくとも外壁部な
どは外観上連続した構成とするのが好ましい。
構造強度的に切り離されていれば十分であって、少なく
とも地震時に下層階部分1bに対して最上階部分1aが
振り子として独立して揺れる構造であれば完全に分離さ
せる必要はなく、強度的に弱いもの或いはスライド式に
一体的に構成してもよい。従って、少なくとも外壁部な
どは外観上連続した構成とするのが好ましい。
また、最上階部分1aと下層階部分1bとを連絡する階
段・エレベータ−・エスカレータ−・上下方向に配置さ
れたダクト・配管などは最上階部分1aと下層階部分1
bとの相互移動を許すように工夫する必要がある。
段・エレベータ−・エスカレータ−・上下方向に配置さ
れたダクト・配管などは最上階部分1aと下層階部分1
bとの相互移動を許すように工夫する必要がある。
尚、上記下層階部分1bは複数階を意味するのは勿論で
あるが、上記最上階部分1aも最上の1階に限定するも
のではなく、まとまった複数階であってもよい。
あるが、上記最上階部分1aも最上の1階に限定するも
のではなく、まとまった複数階であってもよい。
最上階部分1aを振り子とする本実施例の場合、の振り
子の固有振動数は、下層階部分1 bと地盤3からなる
系の固有振動数を調査して定める。
子の固有振動数は、下層階部分1 bと地盤3からなる
系の固有振動数を調査して定める。
また、上記最上階部分1aの揺れが過大とならないよう
に、下層階部分1bとの間にオイルグンハー等のダンパ
ー8!構4を設置する。このグンパー機構4は、いずれ
の方向にも働くように配置す本実施例は、以上のように
構成されているので、第2図に示すように、地震時また
は強風時には上記最」−階部分1aの重量が地震または
強風時の振動の振り子の重りとして大きく揺れ、他方、
上記下層階部分1bは逆にそれほど揺れず、制振される
。
に、下層階部分1bとの間にオイルグンハー等のダンパ
ー8!構4を設置する。このグンパー機構4は、いずれ
の方向にも働くように配置す本実施例は、以上のように
構成されているので、第2図に示すように、地震時また
は強風時には上記最」−階部分1aの重量が地震または
強風時の振動の振り子の重りとして大きく揺れ、他方、
上記下層階部分1bは逆にそれほど揺れず、制振される
。
本発明者の実験によると、最上階部分1aの揺れは20
%程度増大するが、下層階部分1bは20〜40%程度
減少する。
%程度増大するが、下層階部分1bは20〜40%程度
減少する。
従って、最上階部分1aは、例えば機械室など揺れが大
きくても差し支えない階層として利用することにより、
この建物全体が実質的に被害を受けないようにすること
が可能となる。
きくても差し支えない階層として利用することにより、
この建物全体が実質的に被害を受けないようにすること
が可能となる。
第3図は、本発明の別の実施例を示すものであって、建
物1の中層階部分1cを、柱および/または壁等の構造
体により相互に一体構成されている上層階部分1dと下
層階部分1eから独立して構成し、それらの開に免振体
2およびダンパー8!構(図示せず)を介在させ、該中
層階部分1cの揺れを積極的に大きくして、上下階部分
1d、1eの揺れを抑えるようにする。
物1の中層階部分1cを、柱および/または壁等の構造
体により相互に一体構成されている上層階部分1dと下
層階部分1eから独立して構成し、それらの開に免振体
2およびダンパー8!構(図示せず)を介在させ、該中
層階部分1cの揺れを積極的に大きくして、上下階部分
1d、1eの揺れを抑えるようにする。
上記中層階部分1cの位置は、建物1が全体として最も
割振効果の高い位置に設けることが望ましい。
割振効果の高い位置に設けることが望ましい。
尚、本実施例においても、上記中間階部分ICは1階に
限らずまとまった複数階としてもよい。
限らずまとまった複数階としてもよい。
免」へ肱1
(1)振り子として利用される最上階部分または中層階
部分が大きく揺れ、他の階部分の揺れを抑止するので、
建物の地震時または強風時における安全性が高まるだけ
でなく、建物自体の部材や構造を簡素にして、経済的に
構成することができる。
部分が大きく揺れ、他の階部分の揺れを抑止するので、
建物の地震時または強風時における安全性が高まるだけ
でなく、建物自体の部材や構造を簡素にして、経済的に
構成することができる。
(2)従来の免振では困難な10階以上の高層建物にも
利用できる。
利用できる。
(3)ねじれの生じ易い建物にも防振できる。
(4)免振体が小型で済む。
(5)建物の周囲に特別のスペースを必要としない。
(6)既存の建物に最上階を増設することにより防振施
工ができる。
工ができる。
第1図は本発明の一実施例を示す説明図、f52図は地
震時における制振作用を示す説明図、第3図は本発明の
別の実施例を示す説明図、第4図は従来の免振構造を示
す説明図である。 1・・・建物、1a・・・最上階部分、II)・・・下
層階部分、1c・・・中層階部分、1d・・・上層階部
分、1e・・・下層階部分、2・・・免振体、3・・・
地盤、4・・・ダンパー桟構。
震時における制振作用を示す説明図、第3図は本発明の
別の実施例を示す説明図、第4図は従来の免振構造を示
す説明図である。 1・・・建物、1a・・・最上階部分、II)・・・下
層階部分、1c・・・中層階部分、1d・・・上層階部
分、1e・・・下層階部分、2・・・免振体、3・・・
地盤、4・・・ダンパー桟構。
Claims (5)
- (1)建物の任意高さに位置する建物本体部分の重量を
振り子の重りとして地震や強風時に独立して揺れるよう
にして建物の他の本体部分の揺れを抑えるようにしたこ
とを特徴とする建物本体の重量を利用した動的制振方法
。 - (2)建物の最上階部分の重量を振り子の重りとしたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の建物本体
の重量を利用した動的制振方法。 - (3)建物の任意高さに位置する建物本体部分を他の建
物本体部分に対して独立して構成し、その間に免振体を
介在せしめたことを特徴とする建物本体の重量を利用し
た動的制振装置。 - (4)建物の任意高さに位置する建物本体部分が最上階
部分であることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記
載の建物本体の重量を利用した動的制振装置。 - (5)上記建物の任意高さに位置する建物本体部分と他
の建物本体部分との間にダンパー機構を介在せしめたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第3項または第4項に記
載の建物本体の重量を利用した動的制振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11576086A JPH0660538B2 (ja) | 1986-05-20 | 1986-05-20 | 建物本体の重量を利用した動的制振方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11576086A JPH0660538B2 (ja) | 1986-05-20 | 1986-05-20 | 建物本体の重量を利用した動的制振方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62273374A true JPS62273374A (ja) | 1987-11-27 |
JPH0660538B2 JPH0660538B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=14670366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11576086A Expired - Lifetime JPH0660538B2 (ja) | 1986-05-20 | 1986-05-20 | 建物本体の重量を利用した動的制振方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0660538B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02157368A (ja) * | 1988-12-07 | 1990-06-18 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 高層建築物の制振装置 |
JPH05248117A (ja) * | 1992-03-05 | 1993-09-24 | Kajima Corp | 制震構造物 |
US5347772A (en) * | 1991-05-30 | 1994-09-20 | Takenaka Corporation | Vibration suppressing structure |
JP2007002455A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Fujita Corp | 制振装置 |
JP2015200125A (ja) * | 2014-04-09 | 2015-11-12 | 株式会社大林組 | 制振建造物及び建造物の制振方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5294125B2 (ja) * | 2009-06-08 | 2013-09-18 | 清水建設株式会社 | 接続構造及び制振構造物 |
-
1986
- 1986-05-20 JP JP11576086A patent/JPH0660538B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02157368A (ja) * | 1988-12-07 | 1990-06-18 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 高層建築物の制振装置 |
US5347772A (en) * | 1991-05-30 | 1994-09-20 | Takenaka Corporation | Vibration suppressing structure |
JPH05248117A (ja) * | 1992-03-05 | 1993-09-24 | Kajima Corp | 制震構造物 |
JP2007002455A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Fujita Corp | 制振装置 |
JP2015200125A (ja) * | 2014-04-09 | 2015-11-12 | 株式会社大林組 | 制振建造物及び建造物の制振方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0660538B2 (ja) | 1994-08-10 |
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Legal Events
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