JPS62273319A - 布帛筒状体を用いた杭の造成方法 - Google Patents
布帛筒状体を用いた杭の造成方法Info
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- JPS62273319A JPS62273319A JP11465386A JP11465386A JPS62273319A JP S62273319 A JPS62273319 A JP S62273319A JP 11465386 A JP11465386 A JP 11465386A JP 11465386 A JP11465386 A JP 11465386A JP S62273319 A JPS62273319 A JP S62273319A
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Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
(産業上の利用分野)
本発明は、土木建築構造物の基礎を構築する際に用いら
れる杭の造成方法に関するものである。
れる杭の造成方法に関するものである。
(従来の技術)
従来、軟弱な地盤上に構築物を構築する際に地盤の改良
をする方法としては、セメントミルク、水ガラス等の固
化材または膠結材を地盤中に直接注入し、混合して硬化
させるセメント注入工法あるいは薬液注入工法、ゴム袋
等にコンクリートを圧力により打設し、直接地盤と接せ
ずに基礎杭を打設して軟弱地盤に杭を施工する工法 (
特開昭58−156620号公報)及び最近では合成繊
維製の円筒形布袋の中に注入材として石炭灰スラリーを
圧送することにより、軟弱地盤を改良する工法(建設技
術新聞昭和61年1月16日付)も開発されている。
をする方法としては、セメントミルク、水ガラス等の固
化材または膠結材を地盤中に直接注入し、混合して硬化
させるセメント注入工法あるいは薬液注入工法、ゴム袋
等にコンクリートを圧力により打設し、直接地盤と接せ
ずに基礎杭を打設して軟弱地盤に杭を施工する工法 (
特開昭58−156620号公報)及び最近では合成繊
維製の円筒形布袋の中に注入材として石炭灰スラリーを
圧送することにより、軟弱地盤を改良する工法(建設技
術新聞昭和61年1月16日付)も開発されている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし、直接軟弱地盤に固化材または膠結材を注入し硬
化させる工法は、天然材料の軟弱地盤自体を材料として
いるために、その構成要素、含水比等が千差万別であり
、硬化性材料を選定するにあたり、高度な技術的判断が
必要であり、また、軟弱地盤を3次元的に広範囲にわた
り、一様に改良することは極めて困難であった。
化させる工法は、天然材料の軟弱地盤自体を材料として
いるために、その構成要素、含水比等が千差万別であり
、硬化性材料を選定するにあたり、高度な技術的判断が
必要であり、また、軟弱地盤を3次元的に広範囲にわた
り、一様に改良することは極めて困難であった。
また、ゴム袋等を用いて杭を打設する工法においては、
杭長と同程度以上の鋼製注入管を必要とし、注入材打設
時には打設しながら注入管を引き上げなければならず、
工程が繁雑で実用性に欠けるものであり、また、コンク
リートを圧送するので、流動性あるいは材料分離抵抗性
が乏しいため、圧送時にセメントペーストと骨材が分離
し、分離した骨材同士がいわゆるブリッジ現象と呼ばれ
るブロッキングを生じ、鋼製注入管が閉塞してしまうこ
ともあった。
杭長と同程度以上の鋼製注入管を必要とし、注入材打設
時には打設しながら注入管を引き上げなければならず、
工程が繁雑で実用性に欠けるものであり、また、コンク
リートを圧送するので、流動性あるいは材料分離抵抗性
が乏しいため、圧送時にセメントペーストと骨材が分離
し、分離した骨材同士がいわゆるブリッジ現象と呼ばれ
るブロッキングを生じ、鋼製注入管が閉塞してしまうこ
ともあった。
さらに布袋の中に注入材として、石炭灰スラリーを圧送
する工法は上記工法と同様、筒長と同程度以上の長い注
入管を必要とし、所定圧力を保持しながら底部より徐々
にスラリーの圧入を行ないつつ注入管を引上げなければ
ならず、やはり工程が繁雑であり、また、形成された硬
化体も石炭灰スラリーが主成分であるため、強度特性上
、十分に良質なものとはいえなかった。
する工法は上記工法と同様、筒長と同程度以上の長い注
入管を必要とし、所定圧力を保持しながら底部より徐々
にスラリーの圧入を行ないつつ注入管を引上げなければ
ならず、やはり工程が繁雑であり、また、形成された硬
化体も石炭灰スラリーが主成分であるため、強度特性上
、十分に良質なものとはいえなかった。
本発明は、上記従来技術の欠点を解消丁べ(なされたも
のであり、その目的は布帛筒状体を用いることKより、
簡便かつ確実に高品質の杭を造成することKある。
のであり、その目的は布帛筒状体を用いることKより、
簡便かつ確実に高品質の杭を造成することKある。
(問題を解決するための手段)
本発明は、先端部の閉塞した布帛筒状体を地盤中の所定
深度まで挿入した後、筒状体の上部開放端より水溶性高
分子化合物を添加した水硬性スラリーを圧入することに
よって筒状体を拡大膨張させつつ、布帛を通して水硬性
スラリーの余剰水の脱水を図り、略円柱状硬化体を形成
することを特徴とする布帛筒状体を用いた杭の造成方法
である。
深度まで挿入した後、筒状体の上部開放端より水溶性高
分子化合物を添加した水硬性スラリーを圧入することに
よって筒状体を拡大膨張させつつ、布帛を通して水硬性
スラリーの余剰水の脱水を図り、略円柱状硬化体を形成
することを特徴とする布帛筒状体を用いた杭の造成方法
である。
本発明で用いる水溶性高分子化合物は、注入段階におい
て、水硬性スラリー中での保水効果をもたらし、速やか
な脱水を抑制する。また、水硬性スラリーとしては、ポ
ンプ圧入を図れるものであれば、セメント系、石こう系
、石灰系、ポゾラン系、スラグ系及びその他の材料等を
単独あるいは組合せて使用することができ、水溶性高分
子化合物を添加した場合の保水性、流動性、強度特性等
の面からセメント系のモルタル及びコンクリートが望ま
しい。
て、水硬性スラリー中での保水効果をもたらし、速やか
な脱水を抑制する。また、水硬性スラリーとしては、ポ
ンプ圧入を図れるものであれば、セメント系、石こう系
、石灰系、ポゾラン系、スラグ系及びその他の材料等を
単独あるいは組合せて使用することができ、水溶性高分
子化合物を添加した場合の保水性、流動性、強度特性等
の面からセメント系のモルタル及びコンクリートが望ま
しい。
さらに、水硬性スラリーに添加する水溶性高分子化合物
は、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、ポリビニルアルコール等が使用でき、特にメチ
ルセルロースが望ましい。
は、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、ポリビニルアルコール等が使用でき、特にメチ
ルセルロースが望ましい。
さらにその添加量は、例えば、セメント系モルタルなら
ば、セメント重量の0.1〜0.3%程度が望ましい。
ば、セメント重量の0.1〜0.3%程度が望ましい。
本発明で用いる布帛筒状体は、天然繊維(例えば綿、麻
、毛等)、合成繊維(例えばナイロン、ビニロン、ポリ
エステル等)からなる布を用いることができるが、水硬
性スラリーの高圧注入という最終過程における高い内部
圧力(約5〜15に9f/crr?)に耐え得るような
十分な引張強度(50〜10001に9f 7cm”程
度)を有するものがよい。また、該布帛筒状体の外径は
10〜40(m程度であり、布帛筒状体を地盤中に挿入
する方法は例えば予め所定径以下の掘削孔を設け、この
中に布帛筒状体を挿入することもでき、地盤が軟弱な場
合は筒状体の先端部をシャフトの先でつかみ、直接地盤
中に押込むことも可能である。予め掘削孔を設けて布帛
筒状体を挿入する場合の掘削孔の径は布帛筒状体が容易
に入る径であれば充分であり、通常は筒状体外径の半分
程度あればよい。
、毛等)、合成繊維(例えばナイロン、ビニロン、ポリ
エステル等)からなる布を用いることができるが、水硬
性スラリーの高圧注入という最終過程における高い内部
圧力(約5〜15に9f/crr?)に耐え得るような
十分な引張強度(50〜10001に9f 7cm”程
度)を有するものがよい。また、該布帛筒状体の外径は
10〜40(m程度であり、布帛筒状体を地盤中に挿入
する方法は例えば予め所定径以下の掘削孔を設け、この
中に布帛筒状体を挿入することもでき、地盤が軟弱な場
合は筒状体の先端部をシャフトの先でつかみ、直接地盤
中に押込むことも可能である。予め掘削孔を設けて布帛
筒状体を挿入する場合の掘削孔の径は布帛筒状体が容易
に入る径であれば充分であり、通常は筒状体外径の半分
程度あればよい。
布量筒状体内部への水硬性スラリーの注入方法は、筒状
体の上部開放端からのポンプ圧入によるがこの方法が最
も簡便かつ迅速で経済的である。
体の上部開放端からのポンプ圧入によるがこの方法が最
も簡便かつ迅速で経済的である。
本発明は、このように地中の布帛筒状体の中忙地上より
、水溶性高分子化合物を添加した水硬性スラリーを注入
して、筒状体を拡大膨張させて、略円柱状(多小凹凸が
あってもよい)の硬化体の杭を地中に造成するものであ
る。
、水溶性高分子化合物を添加した水硬性スラリーを注入
して、筒状体を拡大膨張させて、略円柱状(多小凹凸が
あってもよい)の硬化体の杭を地中に造成するものであ
る。
(発明の効果)
本発明は以下のような利点、特徴を有する。
■ 水硬性スラリーの注入圧力によって、膨張し得る布
帛筒状体を用いるために、布帛筒状体挿入のための掘削
孔は、筒状体外径の半分程度以下ですみ、小型の施工機
械で施工することができる。
帛筒状体を用いるために、布帛筒状体挿入のための掘削
孔は、筒状体外径の半分程度以下ですみ、小型の施工機
械で施工することができる。
■ 水溶性高分子化合物を添加した水硬性スラリーを注
入することにより、筒状体の拡大膨張過程では、水溶性
高分子化合物の保水効果により水硬性スラリーの脱水を
抑制し、加えて増粘効果により材料分離がなくなること
によって、筒状体の内部は先端部まで圧力が伝達され、
筒状体が途中で閉塞することなく全長にわたって、はぼ
一様に拡大膨張し、最終的〈高い内部圧力により布帛を
通して水硬性スラリーからの著しい脱水を図ることがで
きる。その為、底まで届く長い注入管は不要となる。
入することにより、筒状体の拡大膨張過程では、水溶性
高分子化合物の保水効果により水硬性スラリーの脱水を
抑制し、加えて増粘効果により材料分離がなくなること
によって、筒状体の内部は先端部まで圧力が伝達され、
筒状体が途中で閉塞することなく全長にわたって、はぼ
一様に拡大膨張し、最終的〈高い内部圧力により布帛を
通して水硬性スラリーからの著しい脱水を図ることがで
きる。その為、底まで届く長い注入管は不要となる。
■ 布帛筒状体の内部に水硬性スラリーを注入するため
、水硬性スラリーが直接地盤に接することなく良質の硬
化体が得られる。
、水硬性スラリーが直接地盤に接することなく良質の硬
化体が得られる。
■ 水硬性スラリーは地表部の布帛筒状体の上部開放端
からポンプ圧入することにより行なわれるため、施工は
簡便かつ迅速であり経済的である。
からポンプ圧入することにより行なわれるため、施工は
簡便かつ迅速であり経済的である。
■ 施工に際しては騒音、振動の発車がなく、また排泥
、排水等の処理の必要もなく無公害で施工することが可
能である。
、排水等の処理の必要もなく無公害で施工することが可
能である。
(実施例)
以下、実施例により本発明を詳述する。
実施例及び比較例
第1(A1図に示すように、内径BoH,深さ5000
nの掘削孔を地盤中に設げ、この掘削孔内に外径150
m3II、長さ5300m!Iの布帛(引張強度的20
0kl;Ifムのナイロン製織布)からなる先端部が閉
塞された筒状体を長さ5000mmO鋼棒な用いて挿入
した後、第1の)図に示すよ5K、筒状体上部開放端圧
モルタル注入ポンプに連結された注入ホースを結び付け
、セメント/砂の重量比0.5、水/セメントの重量比
0.6の通常のモルタルにメチルセルロース〔メトロー
ズ905H−30000(信越化学製以下MCとする)
〕を、セメントの0.2重量パーセント添加し、約2分
間撹拌した後、ポンプにより筒状体内部に注入した。
nの掘削孔を地盤中に設げ、この掘削孔内に外径150
m3II、長さ5300m!Iの布帛(引張強度的20
0kl;Ifムのナイロン製織布)からなる先端部が閉
塞された筒状体を長さ5000mmO鋼棒な用いて挿入
した後、第1の)図に示すよ5K、筒状体上部開放端圧
モルタル注入ポンプに連結された注入ホースを結び付け
、セメント/砂の重量比0.5、水/セメントの重量比
0.6の通常のモルタルにメチルセルロース〔メトロー
ズ905H−30000(信越化学製以下MCとする)
〕を、セメントの0.2重量パーセント添加し、約2分
間撹拌した後、ポンプにより筒状体内部に注入した。
注入忙際し布帛筒状体の内部の圧力分布状態を測定する
ために、筒状体の挿入に使用した鋼棒〈は計5個の圧力
センサーを設置した。圧力センサーは地表部より、50
0.1500.2500.3500.450Onの位置
となる筒状体の中心軸付近に配置した。
ために、筒状体の挿入に使用した鋼棒〈は計5個の圧力
センサーを設置した。圧力センサーは地表部より、50
0.1500.2500.3500.450Onの位置
となる筒状体の中心軸付近に配置した。
さらにモルタルのポンプによる注入元圧力を測定するた
めに注入ホースの途中にも圧力センサーを1個配置した
。
めに注入ホースの途中にも圧力センサーを1個配置した
。
注入開始後、筒状体内部にモルタルが満たされるまでは
注入元圧力はほとんど上昇しなかったが満たされて後、
筒状体が拡大膨張し径が大きくなるに従ってポンプの注
入元圧力は上昇し始め、この圧力が10 ’に9f/a
rt”になった時点でポンプを止め注入を終了した。(
第1(C1図参照)ポンプ停止時における筒状体内部の
圧力分布状態を第2図中の実線で示す。比較のために、
前記のM Cを添加しないモルタルを布帛筒状体く注入
して同様な方法により圧力分布状態を測定した。
注入元圧力はほとんど上昇しなかったが満たされて後、
筒状体が拡大膨張し径が大きくなるに従ってポンプの注
入元圧力は上昇し始め、この圧力が10 ’に9f/a
rt”になった時点でポンプを止め注入を終了した。(
第1(C1図参照)ポンプ停止時における筒状体内部の
圧力分布状態を第2図中の実線で示す。比較のために、
前記のM Cを添加しないモルタルを布帛筒状体く注入
して同様な方法により圧力分布状態を測定した。
その結果を第2図中の破線で示す。
実施例及び比較例で製造した杭を後日掘削調査した結果
、実施例による杭はほぼ完全な円柱状硬化体が形成され
ており、その外径は全長忙わたって約165H前後であ
った。一方、比較例による杭は、上端部が外径165m
11まで拡大膨張していたが、これ以深では、徐々に外
径が小さくなっており、特に地表より約2000.以深
部では、はぼ掘削径と同程度の約80Hの外径罠なって
いた。これら2本の掘削した硬化体の外観図を第3図に
示す。
、実施例による杭はほぼ完全な円柱状硬化体が形成され
ており、その外径は全長忙わたって約165H前後であ
った。一方、比較例による杭は、上端部が外径165m
11まで拡大膨張していたが、これ以深では、徐々に外
径が小さくなっており、特に地表より約2000.以深
部では、はぼ掘削径と同程度の約80Hの外径罠なって
いた。これら2本の掘削した硬化体の外観図を第3図に
示す。
なお、本実施例で使用した布帛は、引張強度的2 Q
Okgf/amのナイロン製織布である。
Okgf/amのナイロン製織布である。
第1図は本発明の各工程を示し、第1(A)図は布帛筒
状体を地盤中に挿入した状態の一部切欠断面図、第1(
B)図は布帛筒状体の地表部の開放端より水硬性スラリ
ーを注入ホースを用いて注入している状態の一部切欠断
面図、第1 fQ図は、地盤中で拡大膨張し脱水、固化
して完成した円柱状硬化体の一部切欠断面図である。第
2図は、実施例及び比較例におけるポンプを停止した時
(ポンプ圧10 V4f/art” )の圧力分布状態
を示すグラフ、第3図は、実施例及び比較例における硬
化体の外観の略図であり、第3CA1図は実施例の硬化
体(抛の外観、第3(B)図は比較例の硬化体@)の外
観である。 lは布帛からなる筒状体、 2は掘削孔、 3は布帛からなる筒状体の上部開放端、4は水溶性高分
子化合物を添加した水硬性スラリー、 5は注入ホース、 6は水硬性スラリーの硬化体 呼出願人 旭化成工業株式会社 第1図
状体を地盤中に挿入した状態の一部切欠断面図、第1(
B)図は布帛筒状体の地表部の開放端より水硬性スラリ
ーを注入ホースを用いて注入している状態の一部切欠断
面図、第1 fQ図は、地盤中で拡大膨張し脱水、固化
して完成した円柱状硬化体の一部切欠断面図である。第
2図は、実施例及び比較例におけるポンプを停止した時
(ポンプ圧10 V4f/art” )の圧力分布状態
を示すグラフ、第3図は、実施例及び比較例における硬
化体の外観の略図であり、第3CA1図は実施例の硬化
体(抛の外観、第3(B)図は比較例の硬化体@)の外
観である。 lは布帛からなる筒状体、 2は掘削孔、 3は布帛からなる筒状体の上部開放端、4は水溶性高分
子化合物を添加した水硬性スラリー、 5は注入ホース、 6は水硬性スラリーの硬化体 呼出願人 旭化成工業株式会社 第1図
Claims (1)
- 先端部の閉塞した布帛筒状体を地盤中の所定深度まで挿
入した後、筒状体の上部開放端より、水溶性高分子化合
物を添加した水硬性スラリーを圧入することにより、筒
状体を拡大膨張させて、布帛を通して水硬性スラリーの
余剰水の脱水を図り、略円柱状硬化体を形成することを
特徴とする布帛筒状体を用いた杭の造成方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11465386A JPS62273319A (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 | 布帛筒状体を用いた杭の造成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11465386A JPS62273319A (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 | 布帛筒状体を用いた杭の造成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62273319A true JPS62273319A (ja) | 1987-11-27 |
Family
ID=14643189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11465386A Pending JPS62273319A (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 | 布帛筒状体を用いた杭の造成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62273319A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008267009A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Ohbayashi Corp | 地盤補強構造、地盤補強構造の施工方法、及び地盤補強部材 |
JP2008267008A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Ohbayashi Corp | 地盤補強構造、地盤補強構造の施工方法、及び地盤補強部材 |
-
1986
- 1986-05-21 JP JP11465386A patent/JPS62273319A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008267009A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Ohbayashi Corp | 地盤補強構造、地盤補強構造の施工方法、及び地盤補強部材 |
JP2008267008A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Ohbayashi Corp | 地盤補強構造、地盤補強構造の施工方法、及び地盤補強部材 |
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