JPS62273129A - 車両用駆動系クラツチ制御装置 - Google Patents

車両用駆動系クラツチ制御装置

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JPS62273129A
JPS62273129A JP11426986A JP11426986A JPS62273129A JP S62273129 A JPS62273129 A JP S62273129A JP 11426986 A JP11426986 A JP 11426986A JP 11426986 A JP11426986 A JP 11426986A JP S62273129 A JPS62273129 A JP S62273129A
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JP
Japan
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clutch
force
roll
vehicle
damping force
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JP11426986A
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Yuji Kohari
裕二 小張
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、四輪駆動車のトランスファ装置や、自動東の
差動装置等に用いられ、前後輪または左右輪への駆動力
配分を変更する駆動系クラッチのクラ、チ締結力を制御
する車両用駆動系クラッチ制御装置にIHIする。
(従来の技術) 従来の差動制限手段を備えた差動装置としては、例えば
「自動車工学全書9巻 動力伝達装置」 (昭和55年
11月15[J ■山海堂発行)の第321ページ〜第
324ページに記載されているような装置が知られてい
る。
この従来装;4は、差動制限手段として、ディファレン
シャルケースとサイトギヤとの間に設けられる多板摩擦
クラッチが用いられ、この多板摩擦クラッチに対し、左
右輪回転速度差によりピニオンメートシャフト部のカム
機構で発生するスラスト力をクラッチ締結力とし、この
クラ、ンチ締結力で差動制限トルクを発生させる、いわ
ゆるトルク比例式差動制限手段を備えた装置であった。
尚、ここで差動制限手段とは、差動制限機能を発揮する
手段をいい、通常、リミテッドスリップディファレンシ
ャルと称される装置は、差動制限手段を内蔵した差動装
置として両者を区別し、単に差動装置(差動手段)と記
した場合には制限機能をもたない普通の差動装置(コン
ベンショナルディファレンシャル)を指すものとする。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来装置にあっては、左右輪
の回転速度差に応じて差動制限トルクが発生するもので
あったため、旋回初期であって、内輪が外輪よりも遅く
回転して差動制限トルクが発生している時には、内輪駆
動力が外輪駆動力よりも犬きくなり、車両を旋回方向の
外側へ向けようとする力が作用し、いわゆるアンダース
テア傾向を示すという問題点があった。
また、サスペンションの特性を変更できる可変サスペン
ションとしては、例えば、「自動車工学vo133.N
o1OJ  (昭和59年10 、)] 1日林鉄道I
t人社発行)の38ページ〜55ページに記載されてい
るようなものが知られている。
この可変サスペンションの一例である減衰力可変ダンパ
は、時と場合によって減衰力の強弱切換えを行ない、乗
り心地及び操安性を選択するもので、市街地等を走行す
る一般走行では減衰力を弱くして乗り心地を維持し、高
速走行時には減衰力を強くして操安性や高速安定性を向
」ニさせるようにしたものである。
しかしながら、これらの減衰力可変ダンパは、ト動操作
等による切り換えで、高減衰力や低減衰力が得られるも
のの、前後輪のサスペンションの減衰力が同時に同一特
性で変更されるものであったため、減衰力の選択位置に
かかわらず前述の問題点が発生していた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような問題点を解決することを目的と
してなされたもので、この目的達成のために本発明では
以下に述べるような解決手段とし本発明の解決手段を、
第1図に示すクレーム概念図により述べると、エンジン
駆動力を前後または左右の駆動輪に分配伝達する動力分
割装置lと、該動力分割装置1の駆動入力部と駆動出力
部との間に設けられ、制御外力によりクラッチ締結力を
発生させる駆動系クラッチ手段2と、車両状態を検知す
る検知手段3と、該検知手段3からの入力信号に基づき
クラッチ締結力を増減させるクラ・ンチ制御手段4とを
備えていると共に、サスペンションにはロール特性変更
手段5が設けられている車両用駆動系クラッチ制御装置
において、前記クラッチ制御手段4を、クラッチ締結力
が高締結力領域にある時には、車両ロール時の後輪側の
ロール剛性または減衰力を前輪側のロール剛性または減
衰力よりも相対的に高くするロール剛性制御信号を前記
ロール剛性変更手段5に対し出力する手段とした。
(作 用) 本発明の車両用駆動系クラッチ制御装置では、上述のよ
うに、クラッチ締結力が高1締結力領域にある時には、
車両ロール時の後輪側のロール剛性または減衰力を前輪
側のロール剛性または減衰力よりも相対的に高くする制
御を行なう手段としたため、高クラッチ締結力での旋回
初期には、ボI輪側に比べ後輪側での内輪から外輪への
荷重移動量が人きくなると共に、荷屯移動jψのピーク
値に達するまでの時間も早くなる。
従って、後輪側のコーナリングパワーか前輪側に比べて
小さくなり、車両を旋回方向に向けようとする、いわゆ
るオーバステア方向のモーメントが発生する。一方、ク
ラ、チ締結力が高締結力であるため、車両を旋回方向の
外に向けようとする、いわゆるアンダーステア方向のモ
ーメントも同時に発生している。このため、旋回初期に
はこれら両モーメントが〃いに打ち消し合うことになり
、旋回初期のアンダーステア傾向を緩和できる。
(′i!施例) 以ド、本発明の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたって、外部油圧により作
動する多板摩擦クラッチ手段を備えた自動車用差動制限
制御装置を例にとる。
まず、実施例の構成を説明する。
実施例装置は、第2図〜第4図に示すように、差動装置
(動力分割装置)10、多板摩擦クラッチ1段(駆動系
クラッチ手段)11、油圧発生装置12、コントロール
ユニット(クラッチ制御手段)13、入力センサ(検知
手段)14.可変ダンパ装置(ロール特性変更手段)6
0を備えているもので、以下各構成について述べる。
差動袋2i10は、左右輪に回転速度差が生じるような
走行状態において、この回転速度差に応じて左右輪に速
度差をもたせるという差動機能と、エンジン駆動力を左
右の駆動輪に等配分に分配伝達する駆動力配分機能をも
つ装置である。
この差動装置10は、スタッドポルト15により81(
体に取り付けられるハウジング16内に納められている
もので、リングギヤ17、ディファレンシャルケース1
8、ピニオンメートシャフト19、デフピニオン20、
サイドギヤ21,21’を備えている。
前記ディファレンシャルケース18は、ハウジング16
に対しテーパーローラベアリング22゜22′により回
転目在に支持されている。
1t1記リングギヤ17は、ディファレンシャルケース
18に固定されていて、プロペラシャフト23に設けら
れたドライブピニオン24と噛み合い、このドライブピ
ニオン24から回転駆動力が入力される。
前記サイドギヤ21,21’には、駆動出力軸である左
輪側ドライブシャフト25と右輪側ドライブシャフト2
6がそれぞれに設けられている。
多板摩擦クラッチ手段11は、前記差動装置10の駆動
入力部と駆動出力部との間に設けられ。
外部油圧によるクラッチ締結力が付与され、差動制限ト
ルクを発生する手段である。
この多板摩擦フランチ手段11は、ハウジング16及び
ディファレンシャルケース18内に納められているもの
で、多板摩擦クラッチ27.27′、ブレンジャリング
28.28’、  リアクションプレート29.29’
、スラスト軸受30.30’、スペーサ31.31’、
ブツシュ口、ド32、油圧ピストン33、油室34、油
圧ボート35を備えている。
1t1記多板摩擦クラッチ27.27’は、ディファレ
ンシャルケース(駆動入力部)18に回転方向固定され
たフリクションプレート27a、27’  aと、サイ
ドギヤ(駆動出力部)21゜21′に回転方向固定され
たフリクションディスク27b、27’bとによって構
成され、軸方向の両端面にはプレッシャリング28.2
8’、!:リアクションプレート29.29’ とが配
置されている。
前記プレッシャリング28.28’は、クラッチ締結力
を受ける部材として前記ピニオンメートシャフト19に
嵌合状態で設けられたもので、その喉合部は、第3図に
示すように、断面方形のシャフト端部L9aに対し角溝
28a、28’  aによって嵌合させ、従来のトルク
比例式差動制限手段のように、回転差によるスラスト力
が発生しない構造としている。
前記油圧ピストン33は、油圧ポート35への油圧供給
により軸方向(図面右方向)へ移動し、両多板摩擦りラ
ンチ27.27’を油圧レベルに応じて締結させるもの
で、一方の多板摩擦クラッチ27は、締結力がブツシュ
ロッド32−スペーサ31→スラスト軸受30→リアク
シヨンプレート29へと伝達され、プレッシャリング2
8を反力受けとして締結され、他方の多板摩擦クラッチ
27′は、ハウジング16からの締結反力が締結力とな
って締結される。
油圧発生装置12は、第4図に示すように、クラッチ締
結力となる油圧を発生する外部装置で、油圧ポンプ40
、ポンプモータ41、ポンプ圧油路42、ドレーン油路
43、制御圧油路44と、バルブアクチュエータとして
バルブンレノイド45を右する電磁比例減圧バルブ46
を備えている。
前記電磁比例減圧バルブ46は、油圧ポンプ40からポ
ンプ圧油路42を介して供給されるボンプ圧の作動油を
、コントロールユニット13からの制御電流信号(i)
により、指令電流値isの大きさに比例した制御油圧P
に圧力制御をし、制御圧油路44から油圧ボート35及
び油室34へ制御油圧Pを送油するバルブアクチュエー
タで、制御電流信号(i)は電磁比例減圧バルブ46の
バルブソレノイド45に対して出力される。
尚、制御油圧Pと差動制限トルクTとは、TcxP−g
・n−r−A n:クラッチ枚数 r;クラッチ平均半径 A;受圧面積 の関係にあり、差動制限トルクTは制御油圧Pに比例す
る。
コントロールユニン)13は、車載のマイクロコンピュ
ータを中心とする制御回路で、入力回路131、RAM
 (ランダム、アクセス、メモリ)132、ROM(リ
ード、オンリー、メモリ)133、CPU (セントラ
ル、プロセシング、ユニット)134、クロック回路1
35、出力回路136を備えている。
尚、人力センサ14としては、車速センサ141、アク
セル開度センサ142が設けられている。
前記入力回路131は、前記入力センサ14からの入力
信号・(v)、(a)をCPUにて演算処理できる信号
に変換する回路である。
前記RAM132は、書き込み読み出しのできるメモリ
で、各センサ141,142,143からの入力信号の
書き込みや、CPU134での演算途中における情報の
書き込みが行なわれる。
前記ROM 133は、読み出し専用のメモリであって
、CPU134での演算処理に必要な情報が予め記憶さ
れていて、必要に応じてCPU l 34から読み出さ
れる。
前記CPU134は、入力された各種の情報を定められ
た処理条件に従って演算処理を行なう装置である。
前記クロック回路135は、CPU134での演算処理
時間を設定する回路である。
前記出力回路136は、CPU134からの演り結果信
号に基づいて、バルブソレノイド45に対し制御電流信
号(i)及び後述のダンパコントローラ50に対し減衰
力制御信号(c)を出力する回路である。
前記車速センサ141は、車両の車速を検出し、+ij
速に応じた車速信号(v)を出力するセンサである。
前記アクセル開度センサ142は、アクセルペダルへの
踏み込み度合を検出し、アクセル開度(スロフトルDf
l iffともいう)に応じたアクセル開度信号(a)
を出力するセンサである。
尚、車速センサ141及びアクセル開度センサ142は
、コントロールユニット13に予め設定されている制御
特性マツプM(第5図)から指令電流イ1^18を検索
するためのセンサとして用いられる。
IIf変ダンパ装置60は、フロントサスペンションと
リヤサスペンションの各ショックアブンーパの減衰力を
ソフト・ミディアムφハートの3段階に切り換える装置
で、ダンパコントローラ50、フロントショックアブソ
ーバ51,52、リヤショックアブソーバ53.54、
フロントソレノイド55.56、リヤソレノイド57.
58、ダンパスイッチ59を備えている。
前記可変ダンパ装置60による減衰力の切り換えは、1
ti記コントロールユニツト13から油圧発生装置12
への指令電流値i末が1以下の場合(iz≦Bagは、
減衰力制御信号(c)によって、リヤ及びフロントショ
ックアブソーバ51゜52.53.54は共にミディア
ムの減衰力に設定され、また、指令電流値ixが2以上
の場合(ix≧2)には、減衰力制御信号(C)によっ
て、フロントショックアブソーバ51.52はミディア
ムのままであるが、リヤショックアブソーバ53.54
はハードの減衰力に設定される。
尚、減衰力の切り換えは、ダンパスイッチ59により毛
動切り換えでも行なうことができる。
次に、実施例の作用を説明する。
(イ)まず、差動制限制御の作動流れを、第6図のメイ
ンルーチンを示すフローチャート図により述べる。
走行詩における差動制限制御は、ステップ200→ステ
ツプ201→ステツプ202という作動の流れになり、
ステップ202では制御特性マツプMに基づいた指令電
流値itによる制御電流信号(i)が出力される。
尚、ステップ200は車速V及びアクセル開度Aの読み
込みステップであり、ステップ201は前記ステップ2
00で読み込まれた車速V及びアクセル開度Aと設定さ
れている制御特性マツプMとによって指令電流値1本を
テーブルルックアップするステップである。
従って、制御特性マツプMに示されるように、車速Vが
高車速である程、またアクセル開度Aが大開度である程
、差動制限トルクが大きくなり、以下に述べるような効
果が得られる。
■ 低速旋回時には、差動制限トルクが小さいことで、
後輪と路面間でのスティックスリップ現象の発生がない
し、多板摩擦クラッチ27.27’でのステインクスリ
ツブ音の発生もない。
(2)  高速走行時には左右輪の差動が制限されるこ
とで、高速直進性が向上する。
・、3) アクセルペダルを踏み込んでの発進時や加速
時には車速Vが低車速であっても高い差動制限トルクと
なり、発進時や加速時の車両挙動を安定させ、発進性や
加速性が向」ニする。
(ロ)次に、前後ショックアブソーバの減衰力の制御作
動の流れを、第7図のサブルーチンを示すフローチャー
ト図により述べる。
尚、この制御作動において、指令電流値i′にの値は所
定時間毎に随時読み込まれている。
まず、ステップ210で指令電流値iXの大きさを判断
し、i”=(1,0)の時はステップ211へ進み、i
本= (2、3)の時はステップ212へ進む。
このように、指令電流値i*が小さい場合、すなわち差
動制限トルクが小さい場合には、前後のショックアブソ
ーバ51,52,53.54の減衰力は共にミディアム
に設定されて同等になる。
また、指令電流値isが大きい場合、すなわち差動制限
トルクが大きい場合には、フロントショックアブソーバ
51.52の減衰力はミディアムのままであるが、リヤ
ショックアブソーバ53.54の減衰力はハードに切り
換えられ、リヤショックアブソーバ53.54の減衰力
がフロントショックアブソーバ51.52の減衰力より
大きくなる。
次に、両ショックアブソーバ51,52,53.54の
減衰力が異なる場合の作用について述べる。
減衰力が異なる場合のレーンチェンジ時における荷重移
動量を、第8図(ションクアブソーパ減衰力小)及び第
9図(ショックアブソーへ減衰力大)に示す。
ここで、減衰力が大きいりヤショックアブソー/へ53
.54の場合には、第9図に示すように、荷重移動量が
大きく(ΔW H>ΔWM)、荷重移動がピークになる
までの時間が早い(ΔtHくΔtM)。
このために、第10図に示すように、内外輪のコーナリ
ングパワーCPの和は、減衰力が大きいりャショ、クア
ブソーパ53.54側の後輪側コーナリングパワーCP
Hが、減衰力が小さいフロントショックアブソー八51
,52側の前輪側コーナリングパワーCPNIより小さ
くなることがわかる。
従って、リヤショックアブソーバ53.54の減衰力を
フロントショックアブソーバ51.52の減衰力より犬
きくした場合には、後輪のタイヤが先に”81り出そう
とする、いわゆるオーバステア方向のモーメントが発生
する。一方、高い差動制限トルクが付与されているため
、車両の旋回方向の外に向けようとする、いわゆるアン
ダーステア方向のモーメントも同時に発生している。こ
のために、旋回初期には、これらの両モーメントが互い
に打ち消し合うことになり、アンダーステア傾向が緩和
されてほぼニュートラルステア状態となる。
また、旋回後期においては、両ショックアフソーバ51
.52,53.54のストロークが停止し、ショックア
ブソーバ51,52,53.54による減衰力が発生し
ない状8(第8図のΔWo、第9図のΔW o )であ
るため、前後輪の荷重移動量が一致し、コーナリングパ
ワーCPH。
CP!I+も同等となる。
このため、旋回後期において差動制限トルクによるリバ
ースステアが発生し、オーバステア傾向となる場合であ
っても、このオーバステアを増加させる方向には力が働
かないために、急激なステア特性の変化を招くこともな
い。
以上説明してきたように、実施例の自動車用差動制限制
御装置にあっては、車速V及びアクセル開度Aに応じた
差動制限制御を行なう装置としたため、上記■、■、■
で述べた効果が得られる。
また、指令電流値ixが2以上である高差動制限トルク
領域では、リヤショックアブソーバ53.54の減衰力
をフロントショックアブソーバ51.52の減衰力より
大きくする減衰力制御を行なう装置としたため、旋回初
期でのアンダーステア傾向が防止されるし、旋回後期で
のオーバステア傾向の増加を招くことがないという効果
が得られる。
また、急発進時で差動制限トルクが一定以上になった場
合においても、リヤショックアブソーバ53.54の減
衰力が大きくなるため、車両のスフワットを防l二する
ことができる。
以」二、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、
具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっ
ても本発明に含まれる。
例えば、実施例では、ハードとミディアムとソフトとの
3段階にショックアブソーバの減衰力を切換える可変ダ
ンパ装置を搭載した車両の例を示したが、ショックアブ
ソーバ以外にも、例えば、特開昭60−157910号
公報に記載されているように、スタビライザーの後輪側
のロール剛性を高めるようにしてもよいし、また、「ミ
ツビシ新型東解説書(、■ギヤラン・エテルナシグマN
o1038730J  (1983年8月発行)に記載
されているように、エアサスペンションの/<ネ定at
:より後輪側のロール剛性を高めるようにしてもよい。
さらに、実施例では指令電流値が所定値以上の場合にリ
ヤショックアブソーバ側をミディアムからハードに切り
換える例を示したが、リヤショックアブソーバ側はミデ
ィアムのままで、フロントショックアブソーバ側をソフ
トにしてもよく、要するに、後輪側のロール剛性または
減衰力を前輪側よりも高くシ、後輪の荷重移動が発生し
易い様にするものであればよい。
また、実施例では左右駆動輪の差動を制限する差動制限
クラッチの制御例を示したが、四輪駆動車の前後輪に駆
動力を配分するトランスファクラッチのクラッチ締結力
制御装置において、4輪駆動方向に一定以上のクラッチ
締結力が発生した時に、同様の制御を行なっても、旋回
初期のアンダーステア傾向の防止等、同様の効果が千」
トられる。
また、実施例では設定制御特性として車速とアクセル開
度による二次元マツプの特性を示したが、他の要素、例
えば路面庁擦係数や左右輪回転速度差等を含んで、また
は単独でマツプを設定させてもよいし、差動制限量制御
や前後輪の駆動力配分制御の内容としては様々な内容、
例えば、先行出願の特願昭59−187780号、特願
昭59−187781号、特願昭59−191270号
、特願昭60−157837号等であってもよい。
また、実施例では、アクチュエータとして、電磁比例減
圧バルブを示したが、開閉の電磁バルブTを用い、制御
信号をデユーティ信号にして油圧制御を行なうような例
としてもよい6 (発明の効果) 以−に1説明してきたように、本発明の車両用駆動系ク
ラッチ制御装置にあっては、クラッチ締結力が高締結力
領域にある詩には、車両ロール時の後輪側のロール剛性
または減衰力を前輪側のロール剛性よりも相対的に高く
するロール特性制御信号をロール特性変更手段に★4し
出力する手段とじたため、差動制限トルクが高い時や4
輪駆動側の駆動力配分の時に、旋回初期におけるアンダ
ーステア傾向を前後輪のロール剛性または減衰力の差で
緩和できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車両用駆動系クラッチ制御装置を示す
クレーム概念図、第2図は本発明実施例装置の差動制限
手段を内蔵した差動装置を示す断面図、第3図は第2図
Z方向矢視図、第4図は実施例装置の油圧発生装置及び
制御装置を示す図、第5図は実施例装置のコントロール
ユニットに予め記憶させである指令電流値の二次元制御
特性マツプ図、第6図は実施例装置の差動制限制御作動
の流れを示すフローチャート図、第7図は前後ショック
アブソーバの減衰力制御作動の流れを示すフローチャー
ト図、第8図及び第9図はレーンチェンジ時における荷
重移動量特性図、第10図は前後輪のコーナリングパワ
ー特性図である。 1・・・動力分割装置 2・・・駆動系クラッチ手段 3・・・検知手段 4・・・クラッチ制御手段 5・・・ロール特性変更手段 特 許  出  願  人 日産臼動車株式会社 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 輪A動W)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)エンジン駆動力を前後または左右の駆動輪に分配伝
    達する動力分割装置と、該動力分割装置の駆動入力部と
    駆動出力部との間に設けられ、制御外力によりクラッチ
    締結力を発生させる駆動系クラッチ手段と、車両状態を
    検知する検知手段と、該検知手段からの入力信号に基づ
    きクラッチ締結力を増減させるクラッチ制御手段とを備
    えていると共に、サスペンションには車両ロール時のロ
    ール剛性または減衰力を変更するロール特性変更手段が
    設けられている車両用駆動系クラッチ制御装置において
    、 前記クラッチ制御手段を、クラッチ締結力が高締結力領
    域にある時には、後輪側のロール剛性または減衰力を前
    輪側のロール剛性または減衰力よりも相対的に高くする
    ロール特性制御信号を前記ロール特性変更手段に対し出
    力する手段としたことを特徴とする車両用駆動系クラッ
    チ制御装置。
JP11426986A 1986-05-19 1986-05-19 車両用駆動系クラツチ制御装置 Pending JPS62273129A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5005131A (en) * 1987-09-29 1991-04-02 Nissan Motor Co., Ltd. Slip control device for differential
JP2010179768A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Fuji Heavy Ind Ltd 車両挙動制御装置

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