JPS62271902A - ガスタ−ビン冷却翼 - Google Patents
ガスタ−ビン冷却翼Info
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- JPS62271902A JPS62271902A JP61007926A JP792686A JPS62271902A JP S62271902 A JPS62271902 A JP S62271902A JP 61007926 A JP61007926 A JP 61007926A JP 792686 A JP792686 A JP 792686A JP S62271902 A JPS62271902 A JP S62271902A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/12—Blades
- F01D5/14—Form or construction
- F01D5/20—Specially-shaped blade tips to seal space between tips and stator
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
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- F01D5/12—Blades
- F01D5/14—Form or construction
- F01D5/18—Hollow blades, i.e. blades with cooling or heating channels or cavities; Heating, heat-insulating or cooling means on blades
- F01D5/187—Convection cooling
-
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- F05D—INDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
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- F05D2260/20—Heat transfer, e.g. cooling
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-
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- F05D2260/22141—Improvement of heat transfer by increasing the heat transfer surface using fins or ribs
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T50/00—Aeronautics or air transport
- Y02T50/60—Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ガスタービンの内部対流冷却翼に関する。
ガスタービンでは、圧縮機・燃焼器を経た高温・高圧の
燃焼ガスによりタービンを駆動しているが、近年の機関
熱効率向上に沿って、そのガス温度は翼も含めたタービ
ン高温部品の材料の耐熱限度を超えるようになってきた
。このような高温ガス雰囲気中で顕著となる熱応力・腐
食などに対し部品の強度・信頼性を保持するため、耐熱
合金・コーティングなど材料の改良とともに、高温部品
を冷却することが一般的に行われている。特にタービン
翼は燃焼ガス中に直接さらされて高い冷却性能が必要な
ため、翼を中空化して内部冷却通路や外部への吹出し流
路を形成し、それらに圧縮機からの抽気などの低温の冷
却流体を導入する複雑な翼冷却構造が採用されている。
燃焼ガスによりタービンを駆動しているが、近年の機関
熱効率向上に沿って、そのガス温度は翼も含めたタービ
ン高温部品の材料の耐熱限度を超えるようになってきた
。このような高温ガス雰囲気中で顕著となる熱応力・腐
食などに対し部品の強度・信頼性を保持するため、耐熱
合金・コーティングなど材料の改良とともに、高温部品
を冷却することが一般的に行われている。特にタービン
翼は燃焼ガス中に直接さらされて高い冷却性能が必要な
ため、翼を中空化して内部冷却通路や外部への吹出し流
路を形成し、それらに圧縮機からの抽気などの低温の冷
却流体を導入する複雑な翼冷却構造が採用されている。
高温化による熱効率向上のメリットを十分に達成するに
は、効率低下につながる冷却流量、特に配分の多い翼冷
却流量の増加を極力抑えることが必要で、これまで翼製
作技術の発展と並行して種々の高性能冷却翼が開発・改
良されてきた。
は、効率低下につながる冷却流量、特に配分の多い翼冷
却流量の増加を極力抑えることが必要で、これまで翼製
作技術の発展と並行して種々の高性能冷却翼が開発・改
良されてきた。
従来開発された冷却翼として、特開昭56−9623に
示されたインビンジメント冷却翼がある。中空の翼本体
とその内部に!2置された冷却用挿入体からなる2重v
t造になっており、冷却流体は冷却挿入体内部から表面
の噴出孔群を通って翼内面に衝突し、インビンジメント
冷却を行うにのような冷却構造は、冷却用挿入体を翼本
体と別工程で製作するという製作上の不利はあるものの
、噴出孔群の寸法・配列を調整することで外部熱負荷分
布に応じた冷却効果の設定が容易で、また平均的な冷却
性能が高いという利点がある。
示されたインビンジメント冷却翼がある。中空の翼本体
とその内部に!2置された冷却用挿入体からなる2重v
t造になっており、冷却流体は冷却挿入体内部から表面
の噴出孔群を通って翼内面に衝突し、インビンジメント
冷却を行うにのような冷却構造は、冷却用挿入体を翼本
体と別工程で製作するという製作上の不利はあるものの
、噴出孔群の寸法・配列を調整することで外部熱負荷分
布に応じた冷却効果の設定が容易で、また平均的な冷却
性能が高いという利点がある。
従来開発された他の冷却翼として、特開昭58−117
303号公報および特開昭60−101202号公報に
示されたリターンフロ一対流冷却翼がある。この翼では
、内部に翼根元から始まり翼高方向に通過または往復す
る1系統以上の冷却通路が形成されており、冷却流体は
伝熱促進用の突起・ピンフィンなどが設置された各翼壁
内面を強制対流冷却する。
303号公報および特開昭60−101202号公報に
示されたリターンフロ一対流冷却翼がある。この翼では
、内部に翼根元から始まり翼高方向に通過または往復す
る1系統以上の冷却通路が形成されており、冷却流体は
伝熱促進用の突起・ピンフィンなどが設置された各翼壁
内面を強制対流冷却する。
このような冷却構造には、翼本体と冷却通路の大部分を
精密鋳造で一括成形できる製作上の利点があるが、平均
的な冷却性能や外部熱負荷に応じた冷却効果の調節性が
インピンジメント冷却翼に比べると多少低いという欠点
もある。そのため、伝熱促進要素の活用や冷却通路の微
細化により冷却性能を改善するため、新しい翼製作法の
適用も含めた技術的改良が続けられている。
精密鋳造で一括成形できる製作上の利点があるが、平均
的な冷却性能や外部熱負荷に応じた冷却効果の調節性が
インピンジメント冷却翼に比べると多少低いという欠点
もある。そのため、伝熱促進要素の活用や冷却通路の微
細化により冷却性能を改善するため、新しい翼製作法の
適用も含めた技術的改良が続けられている。
また、翼面から冷却流体を吹出して器外表面のガス温度
を下げるフィルム冷却方式もある。これは使用燃料が低
質でなく吹出し孔の目詰り発生がない航空用エンジンな
どの限られた状況では、上記の冷却構造と併用する形式
で採用されている。
を下げるフィルム冷却方式もある。これは使用燃料が低
質でなく吹出し孔の目詰り発生がない航空用エンジンな
どの限られた状況では、上記の冷却構造と併用する形式
で採用されている。
以下の説明では、燃料低質化にも対応可亀な主に動翼の
冷却構造を対象とするので、フィルム冷却を併用しない
条件でのインピンジメント冷却翼とリターンフロ一対流
冷却翼について検討する。
冷却構造を対象とするので、フィルム冷却を併用しない
条件でのインピンジメント冷却翼とリターンフロ一対流
冷却翼について検討する。
最近のタービン翼の空力設計においては、空力性能を重
視して従来翼よりも翼厚さの薄い器外形状が採用されつ
つあり、これに伴って前縁は楕円に近い外形状に、後縁
は極力薄くなるように設計される。また、動翼では、翼
高方向の周速度差に基づく流動条件の違いに合わせて各
断面の空力設計が行われるため、翼高方向にねじれた器
外形状となる傾向にある0以上のような空力性能に優れ
た器外形状をもつ動翼の冷却設計を行う場合1強度・信
頼性の面から必要な壁厚さを確保して翼冷却構造を決め
ると、特に前縁の冷却が難しくなる。
視して従来翼よりも翼厚さの薄い器外形状が採用されつ
つあり、これに伴って前縁は楕円に近い外形状に、後縁
は極力薄くなるように設計される。また、動翼では、翼
高方向の周速度差に基づく流動条件の違いに合わせて各
断面の空力設計が行われるため、翼高方向にねじれた器
外形状となる傾向にある0以上のような空力性能に優れ
た器外形状をもつ動翼の冷却設計を行う場合1強度・信
頼性の面から必要な壁厚さを確保して翼冷却構造を決め
ると、特に前縁の冷却が難しくなる。
これは、基本的には、前縁外表面の曲率半径が小さくな
るために、外部熱負荷が増加するとともに前動内外面の
伝熱面積比が小さくなることに起因するが、各冷却翼に
対しても次のような悪影響を及ぼす。インピンジメント
冷却翼では、翼外形状に合わせて薄くねじれた冷却用挿
入体を設計・成形することがかなり廻しい。また空力性
能を多少犠牲にして翼外形状を修正し挿入可能にした場
合でも、前縁壁内面と冷却用挿入体前面の噴出孔との距
離が大きくなり、噴流の拡散のためインピンジメント冷
却効果が十分上がらないという問題がでてくる。従って
電力・冷却・製作面に関する評価では動翼の冷却構造と
してインピンジメント冷却翼は一長一短があり、実用化
の例では次のリターンフロ一対流冷却翼の方が一般的で
ある。リターンフロ一対流冷却翼では、空力設計や翼製
作上の制約はそれ程大きくないが、冷却面で次のような
問題が発生する。はぼ三角形断面をもつ前縁冷却通路の
中で前縁壁内面は鋭角の頂点に相当する凹面となり、前
縁壁内面への冷却流体の分配が減り実質的な流速が低く
なるため、伝熱促進リブを設置しても十分な対流冷却効
果を上げることができないというものである。先に示し
たリターンフロ一対流冷却翼の従来例では、伝熱促進リ
ブによる対流冷却効果の改良法を提案している。特開昭
58−117303号公報は、前縁壁内面に向けて背・
腹側壁上の伝熱促進リブを流れに対し斜めに設置し、偏
流を起こさせて前縁壁内面の冷却強化を行うものであり
、特開昭60−10202号公報は、流れに対し斜めに
設置された伝熱促進リブにすき間を設けて、伝熱促進増
大と流動抵抗減少の効果を達成するものである。しかし
ながら、これらの伝熱促進リブによる冷却改良法は、主
に翼壁内面付近の冷却流体の環境層を偏流・乱して伝熱
促進をはかるものであり、その効果、特に前縁壁内面の
冷却強化に適用した場合の効果には限度がある6従って
、動翼の冷却構造として空力・製作上の制約が少なく総
合評価で優れるリターンフロ一対流冷却翼に対し、今後
の高冷却性能化のために重点を置いて改良すべき部分が
前縁冷却通路であり、特にその前縁壁内面の冷却強化で
あるといえる。
るために、外部熱負荷が増加するとともに前動内外面の
伝熱面積比が小さくなることに起因するが、各冷却翼に
対しても次のような悪影響を及ぼす。インピンジメント
冷却翼では、翼外形状に合わせて薄くねじれた冷却用挿
入体を設計・成形することがかなり廻しい。また空力性
能を多少犠牲にして翼外形状を修正し挿入可能にした場
合でも、前縁壁内面と冷却用挿入体前面の噴出孔との距
離が大きくなり、噴流の拡散のためインピンジメント冷
却効果が十分上がらないという問題がでてくる。従って
電力・冷却・製作面に関する評価では動翼の冷却構造と
してインピンジメント冷却翼は一長一短があり、実用化
の例では次のリターンフロ一対流冷却翼の方が一般的で
ある。リターンフロ一対流冷却翼では、空力設計や翼製
作上の制約はそれ程大きくないが、冷却面で次のような
問題が発生する。はぼ三角形断面をもつ前縁冷却通路の
中で前縁壁内面は鋭角の頂点に相当する凹面となり、前
縁壁内面への冷却流体の分配が減り実質的な流速が低く
なるため、伝熱促進リブを設置しても十分な対流冷却効
果を上げることができないというものである。先に示し
たリターンフロ一対流冷却翼の従来例では、伝熱促進リ
ブによる対流冷却効果の改良法を提案している。特開昭
58−117303号公報は、前縁壁内面に向けて背・
腹側壁上の伝熱促進リブを流れに対し斜めに設置し、偏
流を起こさせて前縁壁内面の冷却強化を行うものであり
、特開昭60−10202号公報は、流れに対し斜めに
設置された伝熱促進リブにすき間を設けて、伝熱促進増
大と流動抵抗減少の効果を達成するものである。しかし
ながら、これらの伝熱促進リブによる冷却改良法は、主
に翼壁内面付近の冷却流体の環境層を偏流・乱して伝熱
促進をはかるものであり、その効果、特に前縁壁内面の
冷却強化に適用した場合の効果には限度がある6従って
、動翼の冷却構造として空力・製作上の制約が少なく総
合評価で優れるリターンフロ一対流冷却翼に対し、今後
の高冷却性能化のために重点を置いて改良すべき部分が
前縁冷却通路であり、特にその前縁壁内面の冷却強化で
あるといえる。
本発明の目的は、上記の課題の解決策、即ちリターンフ
ロ一対流冷却翼の前縁冷却通路の冷却性能改善、特に前
縁壁内面の効果的な冷却強化を可能とする冷却通路構造
を提供することにある。
ロ一対流冷却翼の前縁冷却通路の冷却性能改善、特に前
縁壁内面の効果的な冷却強化を可能とする冷却通路構造
を提供することにある。
上記目的は、前縁壁と背側壁と腹側壁と内部隔壁とで区
画された対流方式の前縁冷却通路において、冷却通路内
の内部隔壁寄りの位置に背・腹側壁から列状に対向面付
近まで延びた柱状突起または冷却通路を貫通する柱状体
を突出させて設置することにより、達成される。このよ
うな構造にすることで、従来例では前au内面の冷却に
それ程寄与せずr素通り」していた冷却流体の主流が活
用できるため、各位の外部熱負荷に応じた対流冷却効果
の調節幅が大きくなり、前縁冷却通路全体としての冷却
性能が改善される。
画された対流方式の前縁冷却通路において、冷却通路内
の内部隔壁寄りの位置に背・腹側壁から列状に対向面付
近まで延びた柱状突起または冷却通路を貫通する柱状体
を突出させて設置することにより、達成される。このよ
うな構造にすることで、従来例では前au内面の冷却に
それ程寄与せずr素通り」していた冷却流体の主流が活
用できるため、各位の外部熱負荷に応じた対流冷却効果
の調節幅が大きくなり、前縁冷却通路全体としての冷却
性能が改善される。
前縁冷却通路に上記のように突出させた柱状突起または
柱状体は、内部隔壁付近の冷却流体の主流を前縁壁と内
部隔壁の両方向に乱すとともに偏らせる。内部隔壁への
偏流は、柱状突起または柱状体の設置位置が近く、また
流れ方向に密に配列されているためそれ程大きくならな
い。しかしながら、前縁壁への偏流は、通路の横断面が
前縁壁を頂点、背・腹側壁と内部隔壁を3辺とする三角
形に近い形状をしているため、前縁壁に接近するにつれ
背・腹側壁内面付近の境界層に合流しながら加速され、
また乱れもそれ程減衰されない。そのため、柱状突起ま
たは柱状体により引き起こされた冷却流体の主流の偏流
・乱れが前縁壁内面に集中し、この部分の冷却が効果的
に強化されるのである。前縁壁以外の各位の冷却効果も
偏流・乱れにより前縁壁はどでないが高められるため、
各位の外部熱負荷に対応した適正な冷却効果分布に近づ
けることが可能で、前縁冷却通路全体の冷却性能が改善
される。前縁壁内面に集中する偏流・乱れの大きさおよ
びその冷却効果は、柱状突起または柱状体や通路の横断
面などの形状に左右されるが、適切に設定すれば従来の
伝熱促進リブによる境界層の偏流・乱れより大きくでき
、またそれと併用してさらに大きな効果を得ることもで
きる。
柱状体は、内部隔壁付近の冷却流体の主流を前縁壁と内
部隔壁の両方向に乱すとともに偏らせる。内部隔壁への
偏流は、柱状突起または柱状体の設置位置が近く、また
流れ方向に密に配列されているためそれ程大きくならな
い。しかしながら、前縁壁への偏流は、通路の横断面が
前縁壁を頂点、背・腹側壁と内部隔壁を3辺とする三角
形に近い形状をしているため、前縁壁に接近するにつれ
背・腹側壁内面付近の境界層に合流しながら加速され、
また乱れもそれ程減衰されない。そのため、柱状突起ま
たは柱状体により引き起こされた冷却流体の主流の偏流
・乱れが前縁壁内面に集中し、この部分の冷却が効果的
に強化されるのである。前縁壁以外の各位の冷却効果も
偏流・乱れにより前縁壁はどでないが高められるため、
各位の外部熱負荷に対応した適正な冷却効果分布に近づ
けることが可能で、前縁冷却通路全体の冷却性能が改善
される。前縁壁内面に集中する偏流・乱れの大きさおよ
びその冷却効果は、柱状突起または柱状体や通路の横断
面などの形状に左右されるが、適切に設定すれば従来の
伝熱促進リブによる境界層の偏流・乱れより大きくでき
、またそれと併用してさらに大きな効果を得ることもで
きる。
以下1本発明の実施例について図面を用いて説明する。
第1図および第2図に、本発明を適用したリターンフロ
一対流冷却翼の縦断面図と、第1図の線A−Aで切った
横断面図を示す。冷却翼は翼高方向にシャンク部1とブ
レード部2とが一体化され、それらの内部に一系統の冷
却通路が形成されている。冷却流体3は、シャンク部1
の根元の導入口4から内部を貫通する導入通路5を経て
、ブレード部2の翼根光6の内部へ供給される。ブレー
ド部2の内部の冷却通路は、翼前縁7の内側に相当する
翼前半部分を翼高方向上向きに進む前縁冷却通路8と、
翼先端9の内部に位置する第1の転換通路10と、翼中
央部分を翼高方向下向きに進む中央冷却通路上1と、翼
中央の翼根光6の内部に位置する第2の転換通路12と
、翼後手部分を翼高方向上向きに進む後半冷却通路13
と、この後半冷却通路13の途中から翼弦方向に連続的
に分岐して翼後a14に通ずる後縁冷却通路15とが順
に連結されており、冷却流体3は各通路を対流冷却しな
がら流れ、最終的に翼後縁14から器外部へ排出される
。前縁冷却通路8は、前、徴ui6と背側壁17と腹側
壁1日、およびシャンク部1から翼高方向上向きに延在
する(第1の)内部隔壁19とで区画されている。前縁
壁16とその付近の内面に伝熱促進リブ2oが、また内
部隔壁18の近傍に周端を背・腹側壁17・18に一体
化された複数個の円形断面の柱状体21が流れに正対す
るように配列されており、これらが冷却流体に偏流3′
や乱れを生じて伝熱促進を行う。第1の転換通路10は
、内部隔壁19の先端で内周が、翼先端壁22で外周が
区画され1通路内に整流用の転換ベーン23をもつ、ま
た中央冷却通路11は、内部隔壁19と背・腹側壁17
・18および翼先端壁22から翼高方向下向きに延在す
る第2の内部隔壁24により区画され、背・腹側壁17
・18の内面には伝熱促進リブ25が配列されている。
一対流冷却翼の縦断面図と、第1図の線A−Aで切った
横断面図を示す。冷却翼は翼高方向にシャンク部1とブ
レード部2とが一体化され、それらの内部に一系統の冷
却通路が形成されている。冷却流体3は、シャンク部1
の根元の導入口4から内部を貫通する導入通路5を経て
、ブレード部2の翼根光6の内部へ供給される。ブレー
ド部2の内部の冷却通路は、翼前縁7の内側に相当する
翼前半部分を翼高方向上向きに進む前縁冷却通路8と、
翼先端9の内部に位置する第1の転換通路10と、翼中
央部分を翼高方向下向きに進む中央冷却通路上1と、翼
中央の翼根光6の内部に位置する第2の転換通路12と
、翼後手部分を翼高方向上向きに進む後半冷却通路13
と、この後半冷却通路13の途中から翼弦方向に連続的
に分岐して翼後a14に通ずる後縁冷却通路15とが順
に連結されており、冷却流体3は各通路を対流冷却しな
がら流れ、最終的に翼後縁14から器外部へ排出される
。前縁冷却通路8は、前、徴ui6と背側壁17と腹側
壁1日、およびシャンク部1から翼高方向上向きに延在
する(第1の)内部隔壁19とで区画されている。前縁
壁16とその付近の内面に伝熱促進リブ2oが、また内
部隔壁18の近傍に周端を背・腹側壁17・18に一体
化された複数個の円形断面の柱状体21が流れに正対す
るように配列されており、これらが冷却流体に偏流3′
や乱れを生じて伝熱促進を行う。第1の転換通路10は
、内部隔壁19の先端で内周が、翼先端壁22で外周が
区画され1通路内に整流用の転換ベーン23をもつ、ま
た中央冷却通路11は、内部隔壁19と背・腹側壁17
・18および翼先端壁22から翼高方向下向きに延在す
る第2の内部隔壁24により区画され、背・腹側壁17
・18の内面には伝熱促進リブ25が配列されている。
第2の転換通路12は、第2の内部隔壁24の先端で内
周が、内部隔壁19の根元壁26で外周が区画されてい
る。後半冷却通路13は、第2の内部隔壁24と背・腹
側壁17・18とで区画され、一端は後縁冷却通路15
に通じており、背・腹側壁17・18の内面に伝熱促進
リブ27が設置されている。後縁冷却通路15は、背・
腹側壁17・18で区画され1両側壁を連結する複数個
のピンフィン28が通路内に突出し、伝熱促進作用を行
う。また、シャンク部1の後半部には第2の転換通路1
2に通じる補強通路29が貫通しているが、これは翼精
鋳時のセラミック中子の補強部に相当するもので、根元
部は封止され冷却流体の導入には用いられない。
周が、内部隔壁19の根元壁26で外周が区画されてい
る。後半冷却通路13は、第2の内部隔壁24と背・腹
側壁17・18とで区画され、一端は後縁冷却通路15
に通じており、背・腹側壁17・18の内面に伝熱促進
リブ27が設置されている。後縁冷却通路15は、背・
腹側壁17・18で区画され1両側壁を連結する複数個
のピンフィン28が通路内に突出し、伝熱促進作用を行
う。また、シャンク部1の後半部には第2の転換通路1
2に通じる補強通路29が貫通しているが、これは翼精
鋳時のセラミック中子の補強部に相当するもので、根元
部は封止され冷却流体の導入には用いられない。
前縁冷却通路8を第3図ないし第5図に詳しく示す。第
3図はその図式的な部分斜視図、第4図および第5図は
第3図の平面B−Bおよび平面C−Cで切った部分横断
面図である。第3図では見易さのため、各位は内面の輪
郭だけを示し、また伝熱促進リブ20は省略しである。
3図はその図式的な部分斜視図、第4図および第5図は
第3図の平面B−Bおよび平面C−Cで切った部分横断
面図である。第3図では見易さのため、各位は内面の輪
郭だけを示し、また伝熱促進リブ20は省略しである。
冷却流体の主流3aは、内部隔壁19寄りに突出した柱
状体21の作用により、次のように前縁壁16の内面に
偏流と乱れを集中して対流冷却効果を増大させる。平面
B−Bで示した柱状体21が含まれる通路断面では、冷
却流体の主流3aは柱状体21により両側へ排除され、
柱状体21と内部隔壁19とが接近しているため、前縁
壁16方向に内部隔壁19方向より大きな偏流を発生す
る。前縁壁16方向へ向った偏流は、第4図のように柱
状体21の中心軸となす角度が背側壁17で鋭角、腹側
u18で鈍角となる場合には、背側壁17内面に沿い前
縁壁16内面に向う境界層内の背側の偏、流3bと、腹
側壁18内面に沿い前縁壁16内面′から遠ざかる境界
層内の腹側の偏流3cとを形成し、凹面である前縁壁1
6内面に背側の偏流3bが増幅されて流入する。一方、
平面C−Cで示した隣接する柱状体21の中間の通路断
面では、冷却流体の主流3aにより偏流は上記の場合と
逆方向で小さい(柱状体21間に低速の後流領域が形成
されるため逆方向の偏流は小さくなる)ため、前縁壁1
6内面に沿った高速の背側の偏流3bは方向転換できず
にはく離し、付近の腹側の偏流30も巻込んでこの部分
に大きな乱れを発生する。
状体21の作用により、次のように前縁壁16の内面に
偏流と乱れを集中して対流冷却効果を増大させる。平面
B−Bで示した柱状体21が含まれる通路断面では、冷
却流体の主流3aは柱状体21により両側へ排除され、
柱状体21と内部隔壁19とが接近しているため、前縁
壁16方向に内部隔壁19方向より大きな偏流を発生す
る。前縁壁16方向へ向った偏流は、第4図のように柱
状体21の中心軸となす角度が背側壁17で鋭角、腹側
u18で鈍角となる場合には、背側壁17内面に沿い前
縁壁16内面に向う境界層内の背側の偏、流3bと、腹
側壁18内面に沿い前縁壁16内面′から遠ざかる境界
層内の腹側の偏流3cとを形成し、凹面である前縁壁1
6内面に背側の偏流3bが増幅されて流入する。一方、
平面C−Cで示した隣接する柱状体21の中間の通路断
面では、冷却流体の主流3aにより偏流は上記の場合と
逆方向で小さい(柱状体21間に低速の後流領域が形成
されるため逆方向の偏流は小さくなる)ため、前縁壁1
6内面に沿った高速の背側の偏流3bは方向転換できず
にはく離し、付近の腹側の偏流30も巻込んでこの部分
に大きな乱れを発生する。
このようにして、前縁壁16内面に偏流と乱れが集中す
るため、大きな伝熱促進効果が得られる。
るため、大きな伝熱促進効果が得られる。
また、他の各壁内面についても、通路全体として乱れが
増大されるため、前$1fi16内面はどではないが伝
熱促進効果が得られる。
増大されるため、前$1fi16内面はどではないが伝
熱促進効果が得られる。
タービン翼の翼面の外部熱負荷(「ガス側熱伝達率」と
「外表面ガス温度−外表面メタル温度」との積で表され
る)分布を示した第6図によれば。
「外表面ガス温度−外表面メタル温度」との積で表され
る)分布を示した第6図によれば。
高温ガス流30のよどみ点になる翼前#C7で外部熱負
荷は最も厳しく1次いで背側31、腹側32の順になっ
ている。また、前縁冷却通路8の各翼壁の中で前縁壁1
6は最も曲率半径が小さく、翼壁厚さも強度・信頼性か
ら決まる最小値以上に保つ必要があるため、前縁壁16
は内外伝熱面積比が最も小さくなる6以上のことから、
前縁冷却通路8の各内面で必要とされる冷却効果は、前
縁壁16が特に大きく、以下層に背側壁17・腹側壁1
8・内部隔壁19で、内部隔壁19に対しては過冷却状
態になり熱応力が大きくなりすぎないよう調整が必要で
ある。
荷は最も厳しく1次いで背側31、腹側32の順になっ
ている。また、前縁冷却通路8の各翼壁の中で前縁壁1
6は最も曲率半径が小さく、翼壁厚さも強度・信頼性か
ら決まる最小値以上に保つ必要があるため、前縁壁16
は内外伝熱面積比が最も小さくなる6以上のことから、
前縁冷却通路8の各内面で必要とされる冷却効果は、前
縁壁16が特に大きく、以下層に背側壁17・腹側壁1
8・内部隔壁19で、内部隔壁19に対しては過冷却状
態になり熱応力が大きくなりすぎないよう調整が必要で
ある。
以上のような条件は、既に示した本発明の一実施例の作
用に関する説明から、伝熱促進法として本発明を適用す
ればよいことが明らかであろう。
用に関する説明から、伝熱促進法として本発明を適用す
ればよいことが明らかであろう。
従って、本発明の一実施例により、リターンフロ一対流
冷却翼の前縁冷却通路の冷却性能の改善。
冷却翼の前縁冷却通路の冷却性能の改善。
特に前縁壁内面の効果的な冷却強化を可能とする冷却通
路構造を得ることができる。
路構造を得ることができる。
第7図および第8図に本発明の第2および第3の実施例
として、柱状突起を設置したガスタービン冷却翼の前縁
冷却通路の部分横断面図を示す。
として、柱状突起を設置したガスタービン冷却翼の前縁
冷却通路の部分横断面図を示す。
第7図の実施例では、柱状突起33が腹側壁18に固定
された状態で内部隔壁19寄りに背側側壁17付近まで
突出しており、第8図の実施例では、腹側壁18から柱
状突起33が、背側壁1−7から別の柱状突起34がそ
れぞれ対向面付近まで突出している0本発明の最初の実
施例のような背・腹側壁17・18間を連結するような
柱状体でないため、冷却流体の主流3aの偏流の大きさ
・方向などが多少変わってくるが、前縁壁16内面への
偏流・乱れの集中により対流冷却効果が強化される結果
は同等である。
された状態で内部隔壁19寄りに背側側壁17付近まで
突出しており、第8図の実施例では、腹側壁18から柱
状突起33が、背側壁1−7から別の柱状突起34がそ
れぞれ対向面付近まで突出している0本発明の最初の実
施例のような背・腹側壁17・18間を連結するような
柱状体でないため、冷却流体の主流3aの偏流の大きさ
・方向などが多少変わってくるが、前縁壁16内面への
偏流・乱れの集中により対流冷却効果が強化される結果
は同等である。
第9図に本発明の第4の実施例として、柱状体を突出さ
せるとともに、内部隔壁の表面に整流リブを設置したガ
スタービン冷却翼の前縁冷却通路の部分縦断面図を示す
、!1流リブ35は隣り合う柱状体21の中間位置に相
当する内部隔壁19の表面に設置され、柱状体21によ
る内部隔壁19方向の主流3aの偏流を減少させる。そ
の結果、前縁壁16方向への主流3aの偏流が増えて最
終的な前縁壁16内面の対流冷却効果が強化されるとと
もに、内部隔壁19の伝熱促進が抑えられ、他の翼壁に
比べ熱負荷の小さい内部隔壁19が過冷却になるのを防
ぐことができる。
せるとともに、内部隔壁の表面に整流リブを設置したガ
スタービン冷却翼の前縁冷却通路の部分縦断面図を示す
、!1流リブ35は隣り合う柱状体21の中間位置に相
当する内部隔壁19の表面に設置され、柱状体21によ
る内部隔壁19方向の主流3aの偏流を減少させる。そ
の結果、前縁壁16方向への主流3aの偏流が増えて最
終的な前縁壁16内面の対流冷却効果が強化されるとと
もに、内部隔壁19の伝熱促進が抑えられ、他の翼壁に
比べ熱負荷の小さい内部隔壁19が過冷却になるのを防
ぐことができる。
第10図ないし第12図に本発明の第5および第6の実
施例として、柱状体が翼形断面や大きさの変化する断面
をもったガスタービン冷却翼の前縁冷却通路を示す、第
10図は柱状体が翼形断面をもつ場合の前縁冷却通路の
部分縦断面図を示し、第11図は大きさの変化する断面
形状を柱状体がもつ場合の前縁冷却通路の部分縦断面図
を、第12図は第11図の線D−Dで切った部分横断面
図を示している。第10図の実施例では、翼形断面をも
つ柱状体21が冷却流体の主流3aを前縁壁16方向に
導くように傾斜させて設置されているため、冷却流体の
主流3aの偏流が内部隔壁19方向よりも前縁壁16方
向に大きく発生する。
施例として、柱状体が翼形断面や大きさの変化する断面
をもったガスタービン冷却翼の前縁冷却通路を示す、第
10図は柱状体が翼形断面をもつ場合の前縁冷却通路の
部分縦断面図を示し、第11図は大きさの変化する断面
形状を柱状体がもつ場合の前縁冷却通路の部分縦断面図
を、第12図は第11図の線D−Dで切った部分横断面
図を示している。第10図の実施例では、翼形断面をも
つ柱状体21が冷却流体の主流3aを前縁壁16方向に
導くように傾斜させて設置されているため、冷却流体の
主流3aの偏流が内部隔壁19方向よりも前縁壁16方
向に大きく発生する。
従って、第4の実施例と同様に、前縁壁16内面の対流
冷却効果が強化されるとともに、内部隔壁19の過冷却
を防ぐことができる。第11図および第12図の実施例
では、柱状体21の断面が背側壁17に近づく程大きく
なっているため、冷却流体の主流3aの前l!に壁16
方向の偏流が背側寄りに大きくなる。その結果、背側の
偏流3bが大きくなって、前縁壁16内面への偏流・乱
れの集中が発生し易く、この部分の冷却効果が強化され
る。
冷却効果が強化されるとともに、内部隔壁19の過冷却
を防ぐことができる。第11図および第12図の実施例
では、柱状体21の断面が背側壁17に近づく程大きく
なっているため、冷却流体の主流3aの前l!に壁16
方向の偏流が背側寄りに大きくなる。その結果、背側の
偏流3bが大きくなって、前縁壁16内面への偏流・乱
れの集中が発生し易く、この部分の冷却効果が強化され
る。
第13図に本発明の第6の実施例によるガスタービン冷
却翼の前縁冷却通路の縦断面図を、また第14図に上記
の実施例に対応する前縁冷却通路に沿った前縁壁の外表
面ガス温度・内面熱伝達率・外表面メタル温度の各分布
を示す、第13図の実施例では、柱状体21の大きさが
翼高方向に変化し、中央で最大となっている。このため
冷却流体3の偏流3′の大きさが翼高方向中央で大きく
なり、前縁壁16内面の冷却効果も同様な分布を示す。
却翼の前縁冷却通路の縦断面図を、また第14図に上記
の実施例に対応する前縁冷却通路に沿った前縁壁の外表
面ガス温度・内面熱伝達率・外表面メタル温度の各分布
を示す、第13図の実施例では、柱状体21の大きさが
翼高方向に変化し、中央で最大となっている。このため
冷却流体3の偏流3′の大きさが翼高方向中央で大きく
なり、前縁壁16内面の冷却効果も同様な分布を示す。
第14図に示すように、翼高方向の真前縁外表面のガス
温度は翼先端9や翼根光6に比べ翼高中央が高くなる傾
向をもち、前縁冷却通路8内面の冷却効果も翼壁温度を
一様に近づけるために翼高方向中央で最大となるように
調整することが望ましい、第13図の実施例を適用すれ
ば、第14図の中央に一点鎖線で示すように前縁壁16
内面の熱伝達率、即ち冷却効果は上記のような分布をも
ち、従って第14図右に示す前縁外表面温度は翼高方向
に漸増する一様に近い分布をもつ。
温度は翼先端9や翼根光6に比べ翼高中央が高くなる傾
向をもち、前縁冷却通路8内面の冷却効果も翼壁温度を
一様に近づけるために翼高方向中央で最大となるように
調整することが望ましい、第13図の実施例を適用すれ
ば、第14図の中央に一点鎖線で示すように前縁壁16
内面の熱伝達率、即ち冷却効果は上記のような分布をも
ち、従って第14図右に示す前縁外表面温度は翼高方向
に漸増する一様に近い分布をもつ。
同図には柱状体21を設置しない場合の熱伝達率・外表
面温度分布も破線で示しであるが、本発明により前縁冷
却通路8の横断面内の冷却効果が適正化されるとともに
、翼高方向の冷却効果も望ましい傾向になることがわか
る。
面温度分布も破線で示しであるが、本発明により前縁冷
却通路8の横断面内の冷却効果が適正化されるとともに
、翼高方向の冷却効果も望ましい傾向になることがわか
る。
第15図に、モデル伝熱試験により柱状体の有無による
前縁冷却通路各面のヌツセルト数の差を冷却通路のレイ
ノルズ数の関数として実澗した結果を示す。図には前縁
壁内面と内部隔壁内面の冷却効果に相当するヌツセルト
数を、柱状体がなく伝熱促進リブだけの場合と、円形ま
たはだ円形断面の柱状体と内部隔壁上の!iI流リブを
組合せて設置した場合とを示しである。柱状体なしの場
合に比べ、柱状体を設置した場合ではヌツセルト数が前
縁壁内面■では200程度、内部隔壁内面では100程
度増加し、間者の比率も2:1に拡大している。また柱
状体の断面形がだ円形の場合は、円形断面より前縁壁内
面■と内部隔壁内面(私の比率が拡大しており、前縁壁
の冷却強化と内部隔壁の過冷却防止を両立させて、前縁
冷却通路の冷却性能の改善がより効果的になされること
がわかる。この試験装置では、前縁冷却通路の横断積に
占める各部分の割合が、柱状体が3o%1通路の内部隔
壁寄り部分が20%、前縁壁寄り部分が50%であるが
1以上の結果から、それらの比率として各々20〜50
%、20%以下、30〜60%程度が冷却性能の改善に
適正な範囲と推定される。また、柱状突起の場合、その
長さは冷却流体の主流に干渉できる程度として対向面ま
での距離の50%以上にとる必要がある。
前縁冷却通路各面のヌツセルト数の差を冷却通路のレイ
ノルズ数の関数として実澗した結果を示す。図には前縁
壁内面と内部隔壁内面の冷却効果に相当するヌツセルト
数を、柱状体がなく伝熱促進リブだけの場合と、円形ま
たはだ円形断面の柱状体と内部隔壁上の!iI流リブを
組合せて設置した場合とを示しである。柱状体なしの場
合に比べ、柱状体を設置した場合ではヌツセルト数が前
縁壁内面■では200程度、内部隔壁内面では100程
度増加し、間者の比率も2:1に拡大している。また柱
状体の断面形がだ円形の場合は、円形断面より前縁壁内
面■と内部隔壁内面(私の比率が拡大しており、前縁壁
の冷却強化と内部隔壁の過冷却防止を両立させて、前縁
冷却通路の冷却性能の改善がより効果的になされること
がわかる。この試験装置では、前縁冷却通路の横断積に
占める各部分の割合が、柱状体が3o%1通路の内部隔
壁寄り部分が20%、前縁壁寄り部分が50%であるが
1以上の結果から、それらの比率として各々20〜50
%、20%以下、30〜60%程度が冷却性能の改善に
適正な範囲と推定される。また、柱状突起の場合、その
長さは冷却流体の主流に干渉できる程度として対向面ま
での距離の50%以上にとる必要がある。
以上の説明から1本発明によれば、リターンフロ一対流
冷却翼の前縁冷却通路の冷却性能の改善、特に前縁壁内
面の効果的な冷却強化が可能となる。
冷却翼の前縁冷却通路の冷却性能の改善、特に前縁壁内
面の効果的な冷却強化が可能となる。
第1園は本発明の一実施例のガスタービン冷却翼の縦断
面図、第2図は第1図の線A−Aで切った横断面図、第
3図はその前縁冷却通路を図式的に示した部分斜視図、
第4図および第5図は第3図の平面B−Bおよび平面C
−Cで切った部分横断面図、第6図は翼面の外部熱負荷
分布を示すグラフ、第7図および第8図は本発明の第2
および第3の実施例によるガスタービン冷却翼の前納冷
却通路の部分横断面図、第9図および第11図は本発明
の第4ないし第5の実施例によるガスタービン冷却翼の
前縁冷却通路の部分縦断面図、第12図は第11図の線
D−Dで切った部分横断面図、第13図は本発明の第6
の実施例によるガスタービン冷却翼の前縁冷却通路の縦
断面図、第14図は前縁冷却通路に沿った前縁壁の外表
面ガス温度・内面熱伝達率・外表面メタル温度の各分布
を示したグラフ、第15図はモデル伝熱試験結果として
柱状体の有無による前縁冷却通路各面のヌッセルト数を
冷却通路のレイノルズ数の関数として示したグラフであ
る。 8・・・前縁冷却通路、16・・・前縁壁、17・・背
側壁、18・・・腹側壁、19・・・(第1の)内部隔
壁、20・・・伝熱促進リブ、21・・・柱状体、33
.34・・・柱代理人 弁理士 小ノ118男 ン、
1゛7゛早 /I!1〜 第 2 目 20・・・半ゑじvKの小ツξ走t。 第75図 手続補正書(方式) %式% 事件の表示 昭和61年特許願第 7926 号 発明 の 名 称 ガスタービン冷却翼補正をする者 41′−件との関係 特許出願人 名1tSIO1a式会社日立製作所 代 理 人 明細書の図面の簡単な説明の欄。 1+明刺責未z1貝躬1o〜弔上υσすJl躬日凶・・
・・・・第5の実施例」を「第9図ないし第11図は、
本発明の第4ないし第6の実施例」と訂正する。 2、明細書第22頁第2行の「第6の実施例」を「第7
の実施例」と訂正する。 以上
面図、第2図は第1図の線A−Aで切った横断面図、第
3図はその前縁冷却通路を図式的に示した部分斜視図、
第4図および第5図は第3図の平面B−Bおよび平面C
−Cで切った部分横断面図、第6図は翼面の外部熱負荷
分布を示すグラフ、第7図および第8図は本発明の第2
および第3の実施例によるガスタービン冷却翼の前納冷
却通路の部分横断面図、第9図および第11図は本発明
の第4ないし第5の実施例によるガスタービン冷却翼の
前縁冷却通路の部分縦断面図、第12図は第11図の線
D−Dで切った部分横断面図、第13図は本発明の第6
の実施例によるガスタービン冷却翼の前縁冷却通路の縦
断面図、第14図は前縁冷却通路に沿った前縁壁の外表
面ガス温度・内面熱伝達率・外表面メタル温度の各分布
を示したグラフ、第15図はモデル伝熱試験結果として
柱状体の有無による前縁冷却通路各面のヌッセルト数を
冷却通路のレイノルズ数の関数として示したグラフであ
る。 8・・・前縁冷却通路、16・・・前縁壁、17・・背
側壁、18・・・腹側壁、19・・・(第1の)内部隔
壁、20・・・伝熱促進リブ、21・・・柱状体、33
.34・・・柱代理人 弁理士 小ノ118男 ン、
1゛7゛早 /I!1〜 第 2 目 20・・・半ゑじvKの小ツξ走t。 第75図 手続補正書(方式) %式% 事件の表示 昭和61年特許願第 7926 号 発明 の 名 称 ガスタービン冷却翼補正をする者 41′−件との関係 特許出願人 名1tSIO1a式会社日立製作所 代 理 人 明細書の図面の簡単な説明の欄。 1+明刺責未z1貝躬1o〜弔上υσすJl躬日凶・・
・・・・第5の実施例」を「第9図ないし第11図は、
本発明の第4ないし第6の実施例」と訂正する。 2、明細書第22頁第2行の「第6の実施例」を「第7
の実施例」と訂正する。 以上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、翼前縁領域の前縁壁と背側壁と腹側壁および内部隔
壁により区画された内部対流冷却方式の冷却通路を有す
るガスタービン冷却翼において、前記冷却通路内に前記
前縁壁よりも前記内部隔壁に近接する位置に冷却流体の
流れに正対するように配列され、かつ前記背側壁と前記
腹側壁の一方あるいは両方から対向面付近まで突出する
複数個の一端固定の柱状突起または前記冷却通路を貫通
する複数個の両端固定の柱状体を設置したことを特徴と
するガスタービン冷却翼。 2、特許請求の範囲第1項に記載したガスタービン冷却
翼において、前記柱状突起または前記柱状体が長方形ま
たはだ円形または翼形の断面形状をもち、前記冷却流体
の流れを前記前縁壁に導くように傾斜させて設置されて
いるガスタービン冷却翼。 3、特許請求の範囲第1項に記載したガスタービン冷却
翼において、前記柱状突起または前記柱状体の大きさが
翼高方向の中央位置で最大になるように変化しているガ
スタービン冷却翼。 4、特許請求の範囲第1項に記載したガスタービン冷却
翼において、前記冷却通路の横断面積に対し、前記柱状
突起または前記柱状体の投影横断面積が20〜50%、
前記冷却通路の前記内部隔壁寄り部分の投影横断面積が
20%以下、また前記柱状突起の長さが対向面までの距
離の50%以上になるよう構成されているガスタービン
冷却翼。 5、翼前縁領域の前縁壁と背側壁と腹側壁および内部隔
壁により区画された内部対流冷却方式の冷却通路を有す
るガスタービン冷却翼において、前記冷却通路内に前記
前縁壁よりも前記内部隔壁に近接する位置に冷却流体の
流れに正対するように配列され、かつ前記背側壁と前記
腹側壁の一方あるいは両方から突出する複数個の一端固
定の柱状突起または前記冷却通路を貫通する複数個の両
端固定の柱状体と、さらに前記内部隔壁の表面上の隣り
合う前記柱状突起または前記柱状体の中間位置に、前記
背側壁から前記腹側壁まで達する複数個の整流リブとを
設置したことを特徴とするガスタービン冷却翼。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61007926A JPS62271902A (ja) | 1986-01-20 | 1986-01-20 | ガスタ−ビン冷却翼 |
EP87100459A EP0230917B1 (en) | 1986-01-20 | 1987-01-15 | Gas turbine cooled blade |
DE3789514T DE3789514T2 (de) | 1986-01-20 | 1987-01-15 | Gekühlte Gasturbinenschaufel. |
US07/005,239 US4786233A (en) | 1986-01-20 | 1987-01-20 | Gas turbine cooled blade |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61007926A JPS62271902A (ja) | 1986-01-20 | 1986-01-20 | ガスタ−ビン冷却翼 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62271902A true JPS62271902A (ja) | 1987-11-26 |
JPH0418121B2 JPH0418121B2 (ja) | 1992-03-26 |
Family
ID=11679128
Family Applications (1)
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