JPS62271711A - ゴム又はプラスチツク成形品の製造方法 - Google Patents

ゴム又はプラスチツク成形品の製造方法

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JPS62271711A
JPS62271711A JP11685486A JP11685486A JPS62271711A JP S62271711 A JPS62271711 A JP S62271711A JP 11685486 A JP11685486 A JP 11685486A JP 11685486 A JP11685486 A JP 11685486A JP S62271711 A JPS62271711 A JP S62271711A
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mold
rubber
group
surface treatment
treated
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JP11685486A
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Takatsugu Hashimoto
隆次 橋本
Seisuke Tomita
誠介 冨田
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/56Coatings, e.g. enameled or galvanised; Releasing, lubricating or separating agents
    • B29C33/60Releasing, lubricating or separating agents
    • B29C33/62Releasing, lubricating or separating agents based on polymers or oligomers
    • B29C33/64Silicone

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分牙 本発明は、成形による金型汚染を可及的に防止し、能率
よく低コストでゴム又はプラスチック成形品を成形する
ことができるゴム又はプラスチック成形品の製造方法に
関する。
従来のt′術 び発明が解決しようとする問題点近年、
ゴムやプラスチック成形品を成形する場合に、合理化、
省人化が強く要望されているが、従来より金型を用いた
ゴム成形品及びプラスチック成形品の製造工程において
、その成形時に比較的短時間で金型しこ汚染が生じるこ
とが大きな問題となっており、合理化、省人化の障害に
なっている。例えば、タイヤの加硫成形工程において金
型汚染が起ると、この汚染物によりタイヤの外観、性能
が著しく損なわれるという問題が生じ、タイヤの外観、
性能を維持するためには、金型汚染の進行度合に応じて
一定期間毎に生産を中断し1人手によりしかもかなりの
手間を要して金型を洗浄しなければならないという開運
がある。
従って、この金型汚染を防止することは、一定期間毎に
生産を中断して金型を洗浄する必要がなくなり、或いは
洗浄のための期間を延ばすことができるので1人手削減
1時間短縮につながり、ゴムやプラスチック成形の合理
化、省人化が可能になるため、従来、金型表面に離型剤
を塗布する方法、メッキを施す方法、セラミック処理を
行なう方法、フッ素樹脂をコーティングする方法、窒化
処理を行なう方法等、ゴム又はプラスチック成形材料が
接触する金型内表面に表面処理を施すことにより、金型
汚染対策を行なってきた。しかしながら、離型剤を塗布
する方法、メッキを施す方法は、はとんど金型汚染を抑
制し得す、また、セラミック処理を行なう方法は、金型
汚染をある程度抑制する効果はあるものの、金型表面に
形成されろセラミック材料の表面処’[!!!層が比較
的厚く1寸法精度上の開店を生じる上に、これら方法に
より表面処理された金型は高価なものとなる。しかも、
一旦、これら表面処理された金型が汚染されると洗浄が
困難であり、金型が再使用可能なまでに洗浄を行なうと
金型を損傷してしまう危険性が大きいなどの欠点を有す
る。他方、窒化処理を行なう方法は、窒化処理が通常高
温で行われるために、金型の寸法精度に狂いが生じ易く
1組合せ金型の場合には表面処理を窒化処理を行なう方
法で行なうと、金型が損傷して使用不可となる場合も生
じるなどの点から寸法精度をそれほど必要とせず、比較
的中4純な形状の成形品に対する金型の表面処理を行な
う場合等にしか適用し得ないなど、その適用は実用上は
なはだしく制限されており、しかも、金型汚染を抑制す
る効果も離型剤を塗布する方法、メッキを施す方法と大
差はなく、その効果がヒ分満足するものに達していない
という欠点を有する。更に、メッキを施す方法、セラミ
ック処理を行なう方法、フッ素樹脂をコーティングする
方法、窒化処理を行なう方法等の表面処理方法は、かな
りの技術を要し、その処理も面倒である上、設備コスト
も大きなものになる。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、ゴム又は
プラスチック成形品の成形時、特に加圧、加熱により発
生する金型汚染を可及的に防止し得、このため金型洗浄
の11113間を延長することができて、優れた外観、
形状のゴムやプラスチック成形品を効率よく製造でき、
しかも金型の寸法精度を損なうことなく簡単に表面処理
した金型を用いてゴム又はプラスチック成形品を安価に
成形し得、かつ金型洗浄も容易なゴム又はプラスチック
成形品の製造方法を提供することを目的とする。
問題ζを解゛するための手段及び作朋 本発明者らは、上記目的を達成するため、鋭意検討を行
なった結果、金型表面を置換又は非置換の一価炭化水素
基と活性水素を有する一価の有機基とが珪素原子と結合
した変性シリコーン化合物、即ち下記(1)式 (但し、Q、mはいずれも1以上の整数、Xは活性水素
を有する一価の有Ia基を示し、R”、R21R3は各
々同一もしくは異種の置換又は非置換の一価炭化水素基
を示す、) で表される変性シリコーン化合物と、有機イソシアネー
ト化合物とを含有してなる表面処理剤にて表面処理する
ことにより、ゴムやプラスチック成形品の成形時におけ
る汚染が著しく減少し、この金型を用いることによって
ゴムやプラスチック成形品を能率よく成形し得ることを
知見した。
即ち、本発明者らは、まず上述した金型汚染の原因が金
型表面に存在する金属酸化物や金属水酸化物とゴム又は
プラスチック成形材料中に含まれる化学的に活性な官能
基を有する配合物が反応もしくは固着することにあると
想定し、金型汚染抑止のためには、金型表面の金属酸化
物や金属水酸化物を不活性化すること、これら金属酸化
物や金属水酸化物と前記したゴム又はプラスチック成形
材料中に含まれる化学的に活性な官能基との結合を遮断
することが重要であるという観点に基づき、有効に金型
汚染を防止できる表面処理剤につき検討を行なった結果
、表面処理剤として上記した(1)式の活性水素を有す
る変性シリコーン化合物及び有機イソシアネート化合物
を含有してなる表面処理剤を用いて金型を表面処理する
と、金型表面に表面処理膜が強固に形成され、このよう
に表面処理された金型表面は化学的に不活性で、汚染を
有効に防止し得て、金型洗浄期間を顕著に延長できるこ
とを見い出した。例えば、前記の処理を施した金型は通
常のシリコーン系離型剤で処理した場合に比較して金型
洗浄期間が3倍程度延長し、生産性を著しく増大させろ
ことができる。しかも、この表面処理された金型は、ゴ
ムやプラスチック成形品に対する離型性に優れ、更に金
型が汚染された場合にも容易に金型の洗浄再生が可能で
あり、またかかる表口処理は金型の寸法精度を損なうこ
とがなく、表面処理膜の厚さ等を容易に調整し得、簡単
にかつ安価に金型の表面処理を行なうことができること
を知見し1本発明を完成するに至ったものである。
従って1本発明は、ゴム又はプラスチック成形材料を金
型内に供給してゴム又はプラスチック成形品を製造する
方法において、前記金型として、内表面の少なくとも一
部を (a)下記式(1) (但し、Q、mはいずれも1以上の整数、Xは活性水素
を有する一価の有機基を示し、R’HR”HRlは各々
同一もしくは異種の置換又は非置換の一価炭化水素基を
示す。) で表される変性シリコーン化合物、 (b)有機インシアネート化合物 を含有してなる表面処理剤にて表面処理したものを用い
たゴム又はプラスチック成形品の製造方法を提供するも
のである。
以下、本発明を更に詳しく説明する。
まず、本発明のゴム又はプラスチック成形品の製造方法
は、ゴム又はプラスチック材料を成形材料として用いる
ものであるが、使用するゴムやプラスチック材料に特に
制限はなく、成形品の用途等に応じて適宜選定される。
例えば、本発明の製造方法に用いられるゴム材料の具体
例を挙げると、天然ゴム(NR)、および構造式中に炭
素−炭素二重結合を有する合成ゴム、例えばイソプレン
ブタジェン、グロロプレン等の共役ジエン化合物の単独
重合体であるポリイソプレンゴム(IR)。
ポリブタジェンゴム(BR)、ポリクロロプレンゴム等
、前記共役ジエン化合物とスチレン、アクリロニトリル
、ビニルピリジン、アクリル酸、メタクリル酸、アルキ
ルアクリレート類、アルキルメタクリレート類等のビニ
ル化合物との共重合体であるスチレンブタジェン共重合
ゴム(SIR)、ビニルピリジンブタジェンスチレン共
重合ゴム。
アクリロニトリルブタジェン共重合ゴム、アクリル酸ブ
タジェン共重合ゴム、メタアクリル酸ブタジエン共重合
ゴム、.メチルアクリレートブタジェン共重合ゴム、メ
チルメタクリレートブタジェン共重合ゴム等、エチレン
、プロピレン、イソブチレン等のオレフィン類とジエン
化合物との共重合体、具体的にはイソブチレンイソプレ
ン共重合ゴム(IIR)などの共重合体、オレフィン類
と非共役ジエンとの共重合体(EPDM)、具体的には
エチレン、プロピレン、シクロペンタジェン三元共重合
体、エチレンプロピレン−5−エチリデン−2−ノルボ
ルネン三元共重合体、エチレンプロピレン−1,4−へ
キサジエン三元共重合体などの共重合体、シクロオレフ
ィンを開環重合させて得られるポリペンテナマー等のポ
リアルケナマー、ポリエピクロロヒドリンゴム等のオキ
シラン環の開環重合によって得られるゴム、ポリプロピ
レンオキシドゴム等、及びクロルスルフォン化ポリエチ
レン、塩素化イソブチレンイソプレン共重合ゴム(CI
2− I I R)、臭素化イソブチレンイソプレン共
重合ゴム(Br−IIR)等の各種ゴムのハロゲン化物
、並びにこれら天然ゴム、合成ゴムのブレンドゴムなど
が挙げられ、これらゴムは通常、ゴム成形品の目的、用
途などに応じてカーボンブラック、シリカ、炭酸カルシ
ウム、硫酸カルシウム、クレイ、ケイソウ土、マイカ等
の充填剤、鉱物油、植物油2合成可塑剤等の軟化剤、加
硫促進助剤、老化防止剤、硫黄、ジチオジモルフォリン
、チウラム等の有機イオウ化合物、過酸化物、キノイド
、金属塩、金属酸化物、ポリアミン。
ヘキサメチレンテトラミン等の架橋剤などを配合してゴ
ム組成物として用いられる。
また、プラスチック材料としては、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフィン、ポリスチレン等の芳香
族重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルアセタール等のビニル重合体、ポリメタクリル
酸エステル、ポリアクリル酸誘導体等のアクリル系ポリ
マー、ポリエーテル、ポリエステル、エチルセルロース
、カルボキシルメチルセルロース等のセルロース重合体
、ポリアクリロニトリル、ナイロン等のポリアミド、ポ
リイミド、ポリ塩化ビニル、ポリフルオロエチレン(フ
ッ素樹脂)等のハロゲン化ポリマー、ポリスルホンなど
の1種又は2種以上のブレンドからなる熱可塑性樹脂、
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アルキッド樹脂、尿素
樹脂、メラミン樹脂。
ポリウレタンなどの1種又は2種以上の熱硬化性樹脂が
挙げられ、通常これら樹脂に、樹脂の種類及びプラスチ
ック成形品の目的、用途などに応じて、木粉、カオリン
、シリカ等の充填剤、ジオクチルフタシー1−等の可塑
剤、着色剤、殖燃剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、帯電
防止剤などを配合して樹脂組成物として用いられる。
本発明のゴム又はプラスチック成形品の製造方法におい
て用いられる金型は、成形品の形状及び成形方法などに
応じて、内部構造、精度、材質(通常金型に用いられて
いる機械構造用炭素鋼。
クロムモリブデン鋼、炭素工具鋼、アルミニウム。
アルミニウム合金等)などが選定されるが、本発明は、
これら金型につき、 (a)下記式(1) (但し、α1mはいずれも1以上の整数、又は活性水素
を有する一価の有機基を示し、R’、R”。
R3は各々同一もしくは異種の置換又は非置換の一価炭
化水素基を示す、) で表されろ変性シリコーン化合物、 (b)有機インシアネート化合物 を含有してなる表面処理剤にてその内表面の少なくとも
一部を表面処理したものを用いるものである。
ここで、本発明に係る表面処理剤の(a)成分として使
用する変性シリコーン化合物は前記式(1)で表される
ものである。この場合、前記式(1)においてQ、mは
1以上の整数であるが、より好ましくは2は2以上の整
数であり、また(Q+m)で表される重合度が10以上
、特に10〜1500であり、より好ましい範囲は10
0〜5oO1更に好ましい範囲は200〜400である
。更に、変性シリコーン化合物としては分子中の活性水
素含有シロキサン単位含有量CQ/ (Q+m)]がO
,L以上、特に0.3以上のものが好適である。また、
又は活性水素を有する一価の有機基を示し、これらの活
性水素を有する一価の有機基としては特に制限されるも
のではないが、水素原子、水酸基、メルカプ1−基、カ
ルボキシル基、アミノ基、炭素数1〜20のヒドロキシ
アルキル基、炭素数1〜20のアミノアルキル基、炭素
数1〜20のメルカプトアルキル甚。
炭素数1〜20のカルボキシルアルキル基などが挙げら
れ、中でも水素原子、水酸基、炭素数1〜5のヒドロキ
シアルキル基が特に好適である。更に、R”、R”、R
’は各々同一もしくは異種の置換又は非置換の一価炭化
水素基を示す、−価炭化水素基としては特に制限される
ものではないが、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル
基等のアルキル基、フェニル基等のアリール基、β−フ
ェニルエチル基、β−フェニルプロピル基等のアラルキ
ル基、クロロメチル基、クロロフェニルM、3,3.3
−1−リフルオロプロピル基等のハロゲン化炭化水素基
などが挙げられ、中でも表面処理剤を金型表面に処理す
ることによって形成される表面処理膜により一層の耐熱
性、離型性等を付与する点からR’、 R2,R’で表
された置換又は非置換の一価炭化水素基の90モル%以
上がメチル基であるものが好ましい。
また1本発明に係る表面処理剤の(b)成分として使用
する有機イソシアネート化合物は、上記(a)成分の変
性シリコーン化合物の硬化剤として使用され。
一般式(R−(NGO)x)y (但し、式中Rは有機骨格を示す。) で示されるものである。この場合、Xは2以上の整数で
あるもの、即ち分子中に2つ以」―のイソシアネート基
を有するものが好ましく、その具体例としてはTDI、
MDI、水添加TDI、水添加MDI、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、
4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ジアニ
シジンジイソシアネート、トリデンジイソシアネート等
の単量体インシアホー1〜化合物及びこれら単量体イソ
シアネート化合物とトリオール等の単量体ポリオールな
どとの反応により誘導されたポリイソシアネート化合物
等が挙げられるが、作業性等の観点から沸点が100℃
/ l Oamll g以上のものが好適である。
ここで、前記(a)成分の変性シリコーン化合物と(b
)成分の有機イソシアネート化合物との配合比率は特に
制限されるものではないが、(a)成分の変性シリコー
ン化合物に含まれる活性水素を有する一価の有機基の当
量(II)と(b)成分の有機イソシアネート化合物に
含まれるイソシアネー1−基の当量(NC○〕とにより
算出される当量比(H)/ [NC○]が好ましくは1
10.8〜1/10、より好ましくは1/1〜1/8、
特に好ましくは1/1.5〜115となるように(a)
、(b)両成分を使用することが好適である。
更に、本発明に係る表面処理剤は、前記(a)成分の変
性シリコーン化合物と(b)成分の有機インシアネート
化合物との硬化反応を促進し、硬化速度を向上させて、
表面処理膜の被膜強度の改良やこの表面処理膜の金型金
属表面に対する接着性の向上を計る等のために(c)成
分として硬化触媒を配合することが好ましい。ここで、
こうした硬化触媒としては、通常ポリウレタン合成時に
用いられる触媒が使用され、例えばI−リエチレンジア
ミン、N−へキサメチルトリエチレンテトラミン等のア
ミン系触媒、Ca、Ti、Cu、Pb+Sn、Fa、Z
n、Mg+ AO,、P、S等の金属系触媒、ナフテン
酸亜鉛、第二2−エチルへキソエー1−鉄、オクタン酸
第−錫等の金属化合物系触媒などが使用されるが、これ
ら種類に制限されるものではない。なお、これら硬化触
媒の配合量は必ずしも制限されるものではないが、前記
(a)成分の変性シリコーン化合物と(b)成分の有機
イソシアネート化合物との合計料1ooffl−a部に
対し0.005〜10重量部、特にo、01〜5重量部
とすることが好ましい。
更に、本発明に係る表面処理剤は1以上の成分に加えて
表面処理膜の機械的強度等を改善するために1例えば微
粉末のシリカ、アルミナ等の通常シリコーンゴムの補強
のために用いられる補強剤や多分岐形のポリエーテル等
を配合することができ、また、(a)成分の変性シリコ
ーン化合物と(b)成分の有機インシアネート化合物の
相溶性を上げろためにα−メチルスチレン、α−オレフ
ィン、ポリエーテル、アルコール、高級脂肪酸等で変性
されたベインタプルタイプの変性シリコーンオイルや、
通常ポリウレタン系塗料に用いられる水分安定剤、増量
剤、流れ改良剤、乾燥調整剤。
粘度調整剤等を配合することができる。
なお、表面処理剤は上記成分を溶剤により溶解分散した
溶液タイプやエマルジョンタイプの構成のものとするこ
とができ、これにより塗布作業性を改善したり表面処理
膜の膜厚制御等を行なうことが容易になる。この場合、
溶媒としては、例えば、ゴム揮、灯油、n−ヘキサン等
の飽和炭化水素系溶媒、ベンゼン、トルエン等の芳香族
炭化水素系溶媒、クロロホルム、クロルベンゼン、アセ
トン、メチルエチルケトン、アセトフェノン、ジエチル
エーテル、酢酸メチル等の飽和炭化水素及び芳香族炭化
水素をハロゲン、カルボニル、エーテル、エステル等の
変性シリコーン化合物中の活性水素やイソシアネート基
に対して化学的に不活性な官能基又は結合基で置換した
飽和炭化水素及び芳香族炭化水素のM心棒からなる溶媒
が使用し得る。更に、エマルシコンタイプの表面処理剤
に対しては、界面活性剤や分散安定剤を添加することが
でき、これにより配合成分の水に対する分散性を向上せ
しめて安定なエマルジョンを形成することができる。
上述したように1本発明に係る表面処理剤は。
a、 金型表面に表面処理膜を強固に形成し得ること。
b、 ゴム又はプラスチック成形品の離型性に優れ、金
型の汚染防止性の高い表面処理膜を形成し得ること、 C1優れた外観、形状を有し、かつ寸法精度の良い成形
品が得られる程度に表面処理膜が十分薄膜であること、 d、 表面処理膜が十分に固化していること。
e、 金型を腐食しないこと、 f、 表面処理した金型が耐熱性に優れていること などの基本機能を十分に配慮したものであるが、特に上
記c、d、e、fの基本機能は溶媒を用いたり、上述し
た添加物を用いたり、表面処理方法等を選定することに
より、より一層効果的に実現される。
ここで、本発明に係る表面処理した金型を得るに際して
は、表面処理される金型表面が金7i1i!素地のまま
でも、あるいは金属の酸化物、水酸化物の被膜で覆われ
ていても差支えなく1表面処理方法についても特に制限
はないが、上記c、d等の基本機能に留意して、表面処
理膜を均一に形成し得、また1表面処理剤の高分子化、
脱溶媒等により十分に固化し得るようにするため、例え
ばスプレーコーティング、ディッピング、あるいは簡便
なハケ塗り等の手段により金型表面に表面処理膜を形成
し、次いで徐々に昇温加熱を施すなどの表面処理方法を
採用することが好ましい。なお、上記表面処理剤を脱溶
媒等により固化処理する場合に必要な処理温度、処理時
間等の処理条件についても。
表面処理剤の種類等に応じて異なるが、処理温度は室温
〜200℃が好適である。
本発明は、上述した表面処理剤にて表面処理した金型を
用いてゴム又はプラスチック材料を成形することにより
、ゴム又はプラスチック成形品を製造するものであるが
、この表面処理した金型を用いて製造する場合の加熱、
加圧等の成形条件、金型内への成形材料の充填方法など
は、表面処理をしていない通常の金型を用いて製造する
場合の条件、方法などがそのまま採用し得る。なお、本
発明においては、このように表面処理した金型にそのま
ま成形材料を供給して成形を行なうようにしてもよいが
、必要により上記表面処理した金型に更に離型剤を塗布
し、これに成形材料を供給して成形するようにしてもよ
い。
見匪血軌米 以上説明したように、本発明のゴム又はプラスチック成
形品の製造方法は、特定の分子構造を有する変性シリコ
ーン化合物と、分子内にイソシアネ−1へ基を有する有
機イソシアネート化合物とを含有した表面処理剤にて表
面処理した金型を用いて成形したことにより、金型の汚
染が可及的に防止され、従って金型の洗浄回数が大幅に
削減できる上、ゴム又はプラスチック成形品を離型性良
く製造することができ、かつ製造後の汚染した金型洗浄
も容易であり、合理化、省人化の効果によりゴム又はプ
ラスチック成形品を能率よく製造し得る。しかも、金型
の処理も非常に簡単であり、本発明の製造方法により成
形品の外観・性能を大幅に向上することができるという
効果を示し、また成形加工に使用し得るゴム及びプラス
チック成形材料の種類を問わず、圧縮成形法、トランス
ファ成形法、押出し成形法、射出成形法などのいずれの
成形法においても成形条件を変えることなくゴム又はプ
ラスチック成形品の製造を行なうことができ、従って、
タイヤ、防振ゴム、防舷材等のゴム成形品やプラスチッ
ク成形品の製造に好適に用いられるものである。
以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に示すが
、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
〔実施例1〜3.比較例1,2〕 第1表に示す組成の表面処理剤により表面処理したタイ
ヤ成形用金型を用い、常法に従ってゴム系成形材料によ
りタイヤを加硫成形する製造を繰返し行なった。また、
比較のために表面処理を施していないタイヤ成形用金型
及びシリコーン系離型剤により表面処理したタイヤ成形
用金型を用いて、上記と同様にしてタイヤの製造を繰返
し行なった・ このタイヤ製造を繰返し行なうと上記のすべてのタイヤ
成形用金型が汚染され、タイヤの外観、性能の維持のた
めに洗浄が必要となったが、一定繰返し回数内での洗浄
頻度を表面処理を施していないタイヤ成形用金型を用い
て製造した場合の洗浄頻度を1として、各々の表面処理
を施したタイヤ成形用金型を用いて製造した場合の洗浄
頻度を求め、上記各種金型を用いて製造した場合のゴム
成形品の製造方法に対する汚染防止度合を評価した。
以上の評価結果を第1表に併記する。
第1表 但し、表面処理剤Aは前記式(1)において。
Xが水素原子、R1−R1がいずれもメチル基で。
かつ前記式(1)中の(Il+m)で示される重合度が
100、CQ/ (u+m))で示されるメチル水素シ
ロキサン含有率が50%である変性シリコーン化合物1
00重量部、有機イソシアネート化合物としてTDI−
80(日本ポリウレタン(株)社製)29.2重量部、
上記変性シリコーン化合物と有機インシアネート化合物
とを硬化させるための硬化触媒としてナフテン酸カルシ
ウム(4%品)0.18重量部、微粉末シリカ3.5重
量部、α−メチルスチレン変性シリコーンオイルKF−
410(信越化学社製)8.3重量部、グリセリン9.
3重量部、水分安定剤0.01重量部からなる組成物を
トルエン/ゴム渾/ブチルセルソルブの2/310.1
の混合溶媒を用いて濃度5%に調整したものである。
また、表面処理剤Bは、前記式(1)において、Xが水
素原子、R1−R3がいずれもメチル基で、かつ重合度
(Q +m)が200、メチル水素シロキサン含有率が
45%である変性シリコーン化合物を用いた以外は表面
処理剤Aと同様の組成を有するものである。
なお、表面処理剤A、Bによる処理はいずれも160℃
で1時間熱処理したものである。
第1表の結果から、タイヤの製造に際し1本発明の製造
法に従い、前記式(1)で表される変性シリコーン化合
物と有機インシアキー1〜化合物とこれらを硬化させる
ための硬化触媒を含有した表面処理剤にて表面処理した
金型を用いて製造した場合は1表面処理を施していない
金型あるいはシリコーン系離型剤にて表面処理した金型
を用いて製造した場合に比し、汚染防止度合が数段優れ
ていることが判明し、本発明の効果が確認された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ゴム、又はプラスチック成形材料を金型内に供給し
    てゴム又はプラスチック成形品を製造する方法において
    、前記金型として、内表面の少なくとも一部を下記式(
    1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(1) (但し、l、mはいずれも1以上の整数、Xは活性水素
    を有する一価の有機基を示し、R^1、R^2、R^3
    は各々同一もしくは異種の置換又は非置換の一価炭化水
    素基を示す。) で表される変性シリコーン化合物と、有機イソシアネー
    ト化合物と含有してなる表面処理剤にて表面処理したも
    のを用いたことを特徴とするゴム又はプラスチック成形
    品の製造方法。 2、変性シリコーン化合物として、(1)式においてl
    ≧2、l+m≧10、l/(l+m)≧0.1である化
    合物を用いると共に、有機イソシアネート化合物として
    分子内に2以上のイソシアネート基を有するものを用い
    た特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 3、変性シリコーン化合物として式(1)においてXで
    表された活性水素を有する一価の有機基が水素原子、水
    酸基、メルカプト基、カルボキシル基、アミノ基、ヒド
    ロキシアルキル基、アミノアルキル基、メルカプトアル
    キル基、カルボキシルアルキル基から選ばれた1種又は
    2種以上であるものを用いた特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の製造方法。 4、変性シリコーン化合物として式(1)においてR^
    1、R^2、R^3で表された置換又は非置換の炭化水
    素基の90モル%以上がメチル基であるものを用いた特
    許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか1項に記載の
    製造方法。 5、変性シリコーン化合物の活性水素を有する一価の有
    機基の当量〔II〕と有機イソシアネート化合物のイソシ
    アネート基の当量〔NCO〕との比〔II〕/〔NCO〕
    が1/0.8〜1/10である特許請求の範囲第1項乃
    至第4項のいずれか1項に記載の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6841115B2 (en) * 2001-11-28 2005-01-11 Bayer Aktiengesellschaft Mold release agent and process for the production of plastic molded parts

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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