JPS62270268A - チタン又はチタン合金の精密鋳造方法 - Google Patents
チタン又はチタン合金の精密鋳造方法Info
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- JPS62270268A JPS62270268A JP11224286A JP11224286A JPS62270268A JP S62270268 A JPS62270268 A JP S62270268A JP 11224286 A JP11224286 A JP 11224286A JP 11224286 A JP11224286 A JP 11224286A JP S62270268 A JPS62270268 A JP S62270268A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
(産業上の利用分野)
本発明はチタン又はチタン合金の精密鋳造方法に関する
ものである。
ものである。
(従来の技術及び解決しようとする問題点)従来より、
精密鋳造法としては種々の方式のものが提案され、実用
化されてきている。
精密鋳造法としては種々の方式のものが提案され、実用
化されてきている。
例えば、タンク内でアルゴン噴射しながら溶解し、溶解
と同時に、予め真空に引いである別のタンクと接続して
短期に負圧にして鋳込み、加圧して成形する方法がある
(実公昭56−41704号参照)。この方法は、第6
図に示すように、鋳型7を内部に配置した回動可能なタ
ンク2o内にボンベ12よりアルゴンガスを供給し、こ
のアルゴンガスをノズル5を介して噴射しつつ、溶融材
料13を溶解し、溶解後、タンク20には、真空ポンプ
22で予め真空引きしておいた別のタンク21を溶解と
同時に接続し、これによってタンク20内を減圧下にす
ると共にボンベ12よりアルゴン圧を加え、タンク20
を回動することにより。
と同時に、予め真空に引いである別のタンクと接続して
短期に負圧にして鋳込み、加圧して成形する方法がある
(実公昭56−41704号参照)。この方法は、第6
図に示すように、鋳型7を内部に配置した回動可能なタ
ンク2o内にボンベ12よりアルゴンガスを供給し、こ
のアルゴンガスをノズル5を介して噴射しつつ、溶融材
料13を溶解し、溶解後、タンク20には、真空ポンプ
22で予め真空引きしておいた別のタンク21を溶解と
同時に接続し、これによってタンク20内を減圧下にす
ると共にボンベ12よりアルゴン圧を加え、タンク20
を回動することにより。
ルツボ6から溶融材料13が鋳型7内に鋳込まれる。
しかし、この方法では、予め真空に引いたタンク21を
タンク20に接続した場合、鋳型7を配置しであるタン
ク20の容積■。とタンク21の容積v1との比(V□
/v1)を相当大きくしておかないと、タンク20内の
圧力低下(減圧)は期待できない。例えば、タンク20
とタンク21の容積が全く同じである場合には、タンク
21を絶対真空に引いておいてもタンク20内は380
Torr程度にしか達せず、またタンク21の容積を
仮りにタンク20の100倍の容積にしたうえでタンク
11を絶対真空に引いた場合でも、タンク20内は約7
.6Torrであり、これでは工業的には不向きである
。
タンク20に接続した場合、鋳型7を配置しであるタン
ク20の容積■。とタンク21の容積v1との比(V□
/v1)を相当大きくしておかないと、タンク20内の
圧力低下(減圧)は期待できない。例えば、タンク20
とタンク21の容積が全く同じである場合には、タンク
21を絶対真空に引いておいてもタンク20内は380
Torr程度にしか達せず、またタンク21の容積を
仮りにタンク20の100倍の容積にしたうえでタンク
11を絶対真空に引いた場合でも、タンク20内は約7
.6Torrであり、これでは工業的には不向きである
。
一方、他の方法として、第7図に示すように、遠心力作
用方向(図中矢印方向)に排気ベント孔23を多数設け
て鋳型7の各空隙部へ流動し易くする方法がある(特開
昭59−17926号参照)。
用方向(図中矢印方向)に排気ベント孔23を多数設け
て鋳型7の各空隙部へ流動し易くする方法がある(特開
昭59−17926号参照)。
しかし、この方法も、溶湯の流動化を図ることはできて
も、得られてた製品は全てこの排気ベント部を取り除き
、その接続部分をグラインダーなどで仕上げ加工する必
要があり、特に細かい細工のなされた指輪、ネックレス
などの鋳造の場合には、製品が小さいため、仕上げ加工
に労力が必要となるという欠点がある。したがって、こ
の方法では排気ベント孔をなくすことが期待されている
。
も、得られてた製品は全てこの排気ベント部を取り除き
、その接続部分をグラインダーなどで仕上げ加工する必
要があり、特に細かい細工のなされた指輪、ネックレス
などの鋳造の場合には、製品が小さいため、仕上げ加工
に労力が必要となるという欠点がある。したがって、こ
の方法では排気ベント孔をなくすことが期待されている
。
もっとも、精密鋳造品は特に貴金属を対象とするとか多
く、押湯、排気ベント部などを再利用するケースも考え
られるが、チタン材の精密鋳造においては再利用しても
製品の物性がかなり低下するため、再利用は好ましくな
い。したがって、いずれにしても、溶融材料と製品との
材料歩留りの点が課題となることから、排気ベント孔を
必要としない鋳造方法の開発が望まれている。
く、押湯、排気ベント部などを再利用するケースも考え
られるが、チタン材の精密鋳造においては再利用しても
製品の物性がかなり低下するため、再利用は好ましくな
い。したがって、いずれにしても、溶融材料と製品との
材料歩留りの点が課題となることから、排気ベント孔を
必要としない鋳造方法の開発が望まれている。
本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、チタン又はチ
タン合金の精密鋳造に際して排気ベント孔をもたない鋳
型を用いても、材料歩留りよく鋳造可能な方法を提供す
ることを目的とするものである。
タン合金の精密鋳造に際して排気ベント孔をもたない鋳
型を用いても、材料歩留りよく鋳造可能な方法を提供す
ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するため1本発明者は、種々研究の結果
排気ベント孔をもたない鋳型内にチタン又はチタン合金
材溶湯を鋳込む際にその流動を妨げるガスを排除してお
くならば、可能であるとの知見を得て、本発明をなした
ものである。
排気ベント孔をもたない鋳型内にチタン又はチタン合金
材溶湯を鋳込む際にその流動を妨げるガスを排除してお
くならば、可能であるとの知見を得て、本発明をなした
ものである。
すなわち、本発明に係るチタン又はチタン合金の精密鋳
造方法は、鋳型内に排気ベント孔を備えていない鋳型を
容器内に配しておき、予め真空度1 X 10−1To
rr以下に減圧した該容器内で、アルゴンガスを200
〜300 Toor封入した雰囲気のもとでチタン又は
チタン合金を溶解し、次いで前記鋳型に注湯することを
特徴とするものである。
造方法は、鋳型内に排気ベント孔を備えていない鋳型を
容器内に配しておき、予め真空度1 X 10−1To
rr以下に減圧した該容器内で、アルゴンガスを200
〜300 Toor封入した雰囲気のもとでチタン又は
チタン合金を溶解し、次いで前記鋳型に注湯することを
特徴とするものである。
以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
(実施例)
前述の如く、従来の精密妨造法では常圧下で溶解後、鋳
込時にのみ減圧しようとする方法であるため、大がかり
な真空装置を用いても達成真空度に問題があったのに対
し、本発明では排気ベント孔をもたない鋳型を配した容
器内を溶解に先立って予め所定の真空度に減圧するため
、容器にあった最適な真空装置を選ぶことができ、また
、その到達真空度はI X 10−’Torrより高い
真空度にすれば、溶解材料のもつ酸素濃度を大幅に増加
した製品材質に至らず、製品品質の安定した特進製品を
得ることができる。到達真空度をLXIO”−1T o
rrより低い値、例えば0 、 I Torr〜760
T orrの範囲にすると、鋳造された製品は酸化がは
げしく、また窒素吸収量が多くなり、窒素の固溶から製
品硬度を大幅に高くする原因となり、好ましくない。
込時にのみ減圧しようとする方法であるため、大がかり
な真空装置を用いても達成真空度に問題があったのに対
し、本発明では排気ベント孔をもたない鋳型を配した容
器内を溶解に先立って予め所定の真空度に減圧するため
、容器にあった最適な真空装置を選ぶことができ、また
、その到達真空度はI X 10−’Torrより高い
真空度にすれば、溶解材料のもつ酸素濃度を大幅に増加
した製品材質に至らず、製品品質の安定した特進製品を
得ることができる。到達真空度をLXIO”−1T o
rrより低い値、例えば0 、 I Torr〜760
T orrの範囲にすると、鋳造された製品は酸化がは
げしく、また窒素吸収量が多くなり、窒素の固溶から製
品硬度を大幅に高くする原因となり、好ましくない。
溶解に当っては、予め到達真空度をlXl0−1T o
rrに減圧した容器内へアルゴンガスを200〜300
Torr封入した雰囲気とする。これにより、アーク
放電が安定化し、チタン又はチタン合金の溶湯の酸化等
を十分防止することができる。
rrに減圧した容器内へアルゴンガスを200〜300
Torr封入した雰囲気とする。これにより、アーク
放電が安定化し、チタン又はチタン合金の溶湯の酸化等
を十分防止することができる。
アルゴンの雰囲気圧力を200 Torrより高い値(
200Torr〜I X 10−’Torr)、例えば
100Torrの雰囲気でも溶解は可能であるが、アー
ク放電が不安定となり、溶解ミスがしばしば起こること
、また60Torr以下であれば、その現象が顕著で実
用上不可能である。反対にアルゴンの雰囲気圧力を30
0 Torrより低い値(300〜760Torr)に
すれば、アーク放電は安定して品質もある程度は向上す
るが、300 Torrより低い値では品質の向上も顕
著でなく、アルゴンガスは高価なことから、ランニング
コストなどを考慮すると、 200 Torr〜300
Torrの範囲が実用上好ましい。
200Torr〜I X 10−’Torr)、例えば
100Torrの雰囲気でも溶解は可能であるが、アー
ク放電が不安定となり、溶解ミスがしばしば起こること
、また60Torr以下であれば、その現象が顕著で実
用上不可能である。反対にアルゴンの雰囲気圧力を30
0 Torrより低い値(300〜760Torr)に
すれば、アーク放電は安定して品質もある程度は向上す
るが、300 Torrより低い値では品質の向上も顕
著でなく、アルゴンガスは高価なことから、ランニング
コストなどを考慮すると、 200 Torr〜300
Torrの範囲が実用上好ましい。
鋳込方法としては特に制限されず、遠心鋳造方法、加圧
成形方法を問わない。
成形方法を問わない。
次に本発明法で遠心鋳造法を採用した場合の一例を説明
する。
する。
第1図及び第2図は本発明の実施に用いる遠心鋳造装置
の一例を示しており、タンク1は上部に気密的に開閉可
能で覗窓3を有する蓋2を備え、内部に鋳型7が配され
ている。まず、タンク1に若2を閉じ、真空ポンプ11
によってタンク内をI X 10 ”” Torr、好
ましくはI X 10−”Torrに到達させる6しか
る後にガスボンベ12よりアルゴンガスをタンク1内に
200〜300 Torr注入し、負圧アルゴン雰囲気
に保つ、アルゴンガスはアーク放電を安定するために必
要な最少限度を使用すれば足りる。
の一例を示しており、タンク1は上部に気密的に開閉可
能で覗窓3を有する蓋2を備え、内部に鋳型7が配され
ている。まず、タンク1に若2を閉じ、真空ポンプ11
によってタンク内をI X 10 ”” Torr、好
ましくはI X 10−”Torrに到達させる6しか
る後にガスボンベ12よりアルゴンガスをタンク1内に
200〜300 Torr注入し、負圧アルゴン雰囲気
に保つ、アルゴンガスはアーク放電を安定するために必
要な最少限度を使用すれば足りる。
その後、駆動モータ10によってブーりを介し、駆動軸
9に取付けた回転台8を所定の設定回転数(600〜9
00rpm)に回転させる。これを確認した後、電極ホ
ルダー5に取り付けた電極(−)4とルツボ6の上部に
セットしたチタン又はチタン合金の材料(+)13に直
流電圧をかけ、アーク放電によって材料13を溶解する
。自然落下した溶融材料は湯道7′を介して鋳型7に流
れ込み、成型品を得る。なお、第2図に示すように、電
極ホルダー5並びにルツボ6はアームを介して回動可能
になっている。
9に取付けた回転台8を所定の設定回転数(600〜9
00rpm)に回転させる。これを確認した後、電極ホ
ルダー5に取り付けた電極(−)4とルツボ6の上部に
セットしたチタン又はチタン合金の材料(+)13に直
流電圧をかけ、アーク放電によって材料13を溶解する
。自然落下した溶融材料は湯道7′を介して鋳型7に流
れ込み、成型品を得る。なお、第2図に示すように、電
極ホルダー5並びにルツボ6はアームを介して回動可能
になっている。
鋳型7は、第3図に示すように、鋳型室内に排気ベント
孔をもたず、ポーラスな埋没剤14によって形成されて
いるが、第1図に示す如く設けた鋳型は、上記第1段階
における真空引きによって内部の空気が取り除かれてい
るため、溶融した金属(チタン又はチタン合金)は抵抗
なく流動し、湯道7′、押し湯15を介して型の細部に
まで押し込まれる。したがって、鋳型室内に排気用のベ
ント孔を設ける必要がなく、ベント孔がないので後工程
が容易な成形体Wを得ることができるものである。
孔をもたず、ポーラスな埋没剤14によって形成されて
いるが、第1図に示す如く設けた鋳型は、上記第1段階
における真空引きによって内部の空気が取り除かれてい
るため、溶融した金属(チタン又はチタン合金)は抵抗
なく流動し、湯道7′、押し湯15を介して型の細部に
まで押し込まれる。したがって、鋳型室内に排気用のベ
ント孔を設ける必要がなく、ベント孔がないので後工程
が容易な成形体Wを得ることができるものである。
上記の遠心鋳造法によれば、溶融した金属は、予め回転
して遠心力を得ている鋳型7に流入されるので、短時間
で成型できる。このため、溶融金属の温度低下に起因す
る粘性の上昇に対する心配がないので、押し湯15も少
なくて済み、この点からも材料歩留りが向上する。
して遠心力を得ている鋳型7に流入されるので、短時間
で成型できる。このため、溶融金属の温度低下に起因す
る粘性の上昇に対する心配がないので、押し湯15も少
なくて済み、この点からも材料歩留りが向上する。
第4図は他の変形例を示したもので、第1図の遠心鋳造
装置と異なる主な点は、鋳型7を円形にし1回転台8の
駆動軸を中心軸として遠心回転させるようにした点であ
る。真空ポンプ11によりタンク1内を所定の真空度に
減圧した後、ガスボンベ12よりアルゴンガスを注入し
、電極4とルツボ2間でアーク発生機16によりアーク
を発生させ、ルツボ2に載置したチタン材13を溶解す
ると、該溶融金属は、モータ10によって予め所定の回
転数に回転させである回転台8上の鋳型7に直接落下し
、遠心力によって鋳込まれる。この場合、第1図に示し
た鋳型配置に比べて遠心力が小さくなるので、鋳型7の
回転数を高くする必要があるが、装置全体がコンパクト
となり、操作性も向上する利点がある。
装置と異なる主な点は、鋳型7を円形にし1回転台8の
駆動軸を中心軸として遠心回転させるようにした点であ
る。真空ポンプ11によりタンク1内を所定の真空度に
減圧した後、ガスボンベ12よりアルゴンガスを注入し
、電極4とルツボ2間でアーク発生機16によりアーク
を発生させ、ルツボ2に載置したチタン材13を溶解す
ると、該溶融金属は、モータ10によって予め所定の回
転数に回転させである回転台8上の鋳型7に直接落下し
、遠心力によって鋳込まれる。この場合、第1図に示し
た鋳型配置に比べて遠心力が小さくなるので、鋳型7の
回転数を高くする必要があるが、装置全体がコンパクト
となり、操作性も向上する利点がある。
なお、第1図及び第4図に示した遠心鋳造装置は、機器
本体が鋳型の遠心力回転時にベースに対して振動ズレが
生じるおそれがあるので、ボルト固定、吸盤、ゴム製ス
ベリ止め、防振ゴム(バネ)によって固定することが好
ましい。特に吸盤による機器本体の固定の場合には、吸
盤の負圧が何等かの原因で保持できなくなることがある
ので、鋳型を配したタンク内が減圧されていることを利
用し、このタンク内と吸盤内とを接続しておくことがで
きる。例えば、第5図に示すように、吸盤のパッド(ゴ
ム)17をパッド接手18を介して機器本体に取付ける
に際し、パッド接手18に逆止弁19を設け、パッド1
7を機器本体内の真空ポンプに配管等を介して接続して
おく。これにより、タンク内圧と同等圧力がパッド内に
導びかれ、パッド内は負圧となり、吸盤効果が確実に得
られる。
本体が鋳型の遠心力回転時にベースに対して振動ズレが
生じるおそれがあるので、ボルト固定、吸盤、ゴム製ス
ベリ止め、防振ゴム(バネ)によって固定することが好
ましい。特に吸盤による機器本体の固定の場合には、吸
盤の負圧が何等かの原因で保持できなくなることがある
ので、鋳型を配したタンク内が減圧されていることを利
用し、このタンク内と吸盤内とを接続しておくことがで
きる。例えば、第5図に示すように、吸盤のパッド(ゴ
ム)17をパッド接手18を介して機器本体に取付ける
に際し、パッド接手18に逆止弁19を設け、パッド1
7を機器本体内の真空ポンプに配管等を介して接続して
おく。これにより、タンク内圧と同等圧力がパッド内に
導びかれ、パッド内は負圧となり、吸盤効果が確実に得
られる。
また逆止弁19が設けられているので、タンクを真空引
き後にアルゴンガスが導入されても、パッド内は最初の
真空到達圧で保持されるし、逆止弁19が万が一作動不
良となっても、アルゴン圧200〜300 Torrの
負圧雰囲気で充分な固定力が得られる。
き後にアルゴンガスが導入されても、パッド内は最初の
真空到達圧で保持されるし、逆止弁19が万が一作動不
良となっても、アルゴン圧200〜300 Torrの
負圧雰囲気で充分な固定力が得られる。
前述の如く、本発明法では、鋳込みを遠心鋳造法以外の
方法でも行うことができ、例えば、鋳型を全く回転させ
ずに溶融材料をその自重で鋳型内に落下させて鋳込む方
法を採用してもよい。この方法でも、第1段階における
真空引きによって鋳型内部の空気が取り除かれているた
め、溶融した金属は抵抗なく流動し、専ら自重のみによ
っても型の細部まで充満可能である。
方法でも行うことができ、例えば、鋳型を全く回転させ
ずに溶融材料をその自重で鋳型内に落下させて鋳込む方
法を採用してもよい。この方法でも、第1段階における
真空引きによって鋳型内部の空気が取り除かれているた
め、溶融した金属は抵抗なく流動し、専ら自重のみによ
っても型の細部まで充満可能である。
(発明の効果)
以上詳述したように5本発明によれば、鋳型内でチタン
又はチタン合金溶湯の流動を妨げるガスを排除する構成
であるので、排気ベント孔をもたない鋳型を採用でき、
したがって、材料歩留りを顕著に向上でき、後工程も簡
易となる。また、本発明法は鋳込み方法を問わないので
、適用範囲も拡大できる。
又はチタン合金溶湯の流動を妨げるガスを排除する構成
であるので、排気ベント孔をもたない鋳型を採用でき、
したがって、材料歩留りを顕著に向上でき、後工程も簡
易となる。また、本発明法は鋳込み方法を問わないので
、適用範囲も拡大できる。
第1図及び第2図は本発明の実施に用いる遠心鋳造装置
の一例を示す図であり、第1図は側断面図、第2図は平
面図。 第3図(a)、(b)は鋳型を示す断面図であり、(a
)は鋳込み前を示し、(b)は鋳込み後を示し、第4図
は上記遠心鋳造装置の他の例を示す側断面図、 第5図は遠心鋳造装置の機器本体固定用の吸盤を示す断
面図、 第6図は従来の鋳造装置の一例を示す説明断面図。 第7図は従来の鋳造装置の他の例を示す説明断面図であ
る。 ■・・・タンク、2・・・蓋、3・・・覗窓、4・・・
電極、5・・・電極ホルダー、6・・・ルツボ、7・・
・鋳型、8・・・回転台、9・・・駆動軸、10・・・
駆動モータ、11・・・真空ポンプ、12・・・ガスボ
ンベ、13・・・材料(チタン材)、14・・・埋没剤
、15・・・押し湯、16・・・アーク発生機、17・
・・吸盤パッド、18・・・パッド接手、19・・・逆
止弁。 第1図 第2図 (C1) ”3” (b) 第4図 第6図 第7−図
の一例を示す図であり、第1図は側断面図、第2図は平
面図。 第3図(a)、(b)は鋳型を示す断面図であり、(a
)は鋳込み前を示し、(b)は鋳込み後を示し、第4図
は上記遠心鋳造装置の他の例を示す側断面図、 第5図は遠心鋳造装置の機器本体固定用の吸盤を示す断
面図、 第6図は従来の鋳造装置の一例を示す説明断面図。 第7図は従来の鋳造装置の他の例を示す説明断面図であ
る。 ■・・・タンク、2・・・蓋、3・・・覗窓、4・・・
電極、5・・・電極ホルダー、6・・・ルツボ、7・・
・鋳型、8・・・回転台、9・・・駆動軸、10・・・
駆動モータ、11・・・真空ポンプ、12・・・ガスボ
ンベ、13・・・材料(チタン材)、14・・・埋没剤
、15・・・押し湯、16・・・アーク発生機、17・
・・吸盤パッド、18・・・パッド接手、19・・・逆
止弁。 第1図 第2図 (C1) ”3” (b) 第4図 第6図 第7−図
Claims (1)
- 鋳型室内に排気ベント孔を備えていない鋳型を容器内に
配しておき、予め真空度1×10^−^1Torr以下
に減圧した該容器内で、アルゴンガスを200〜300
Torr封入した雰囲気のもとでチタン又はチタン合金
を溶解し、次いで前記鋳型に注湯することを特徴とする
チタン又はチタン合金の精密鋳造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11224286A JPS62270268A (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 | チタン又はチタン合金の精密鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11224286A JPS62270268A (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 | チタン又はチタン合金の精密鋳造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62270268A true JPS62270268A (ja) | 1987-11-24 |
Family
ID=14581800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11224286A Pending JPS62270268A (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 | チタン又はチタン合金の精密鋳造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62270268A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0422564A (ja) * | 1990-05-18 | 1992-01-27 | G C Dental Ind Corp | 歯科用金属の鋳造方法 |
JPH0422563A (ja) * | 1990-05-18 | 1992-01-27 | G C Dental Ind Corp | 歯科用金属の鋳造法 |
CN108731471A (zh) * | 2017-12-21 | 2018-11-02 | 湖南久泰冶金科技有限公司 | 一种自动倒料机构 |
-
1986
- 1986-05-16 JP JP11224286A patent/JPS62270268A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0422564A (ja) * | 1990-05-18 | 1992-01-27 | G C Dental Ind Corp | 歯科用金属の鋳造方法 |
JPH0422563A (ja) * | 1990-05-18 | 1992-01-27 | G C Dental Ind Corp | 歯科用金属の鋳造法 |
CN108731471A (zh) * | 2017-12-21 | 2018-11-02 | 湖南久泰冶金科技有限公司 | 一种自动倒料机构 |
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