JPS62269127A - バイレベル位相格子型焦点板 - Google Patents

バイレベル位相格子型焦点板

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JPS62269127A
JPS62269127A JP11284886A JP11284886A JPS62269127A JP S62269127 A JPS62269127 A JP S62269127A JP 11284886 A JP11284886 A JP 11284886A JP 11284886 A JP11284886 A JP 11284886A JP S62269127 A JPS62269127 A JP S62269127A
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JP
Japan
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unit pattern
peaks
valleys
line
straight
Prior art date
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Pending
Application number
JP11284886A
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English (en)
Inventor
Hisayuki Masumoto
升本 久幸
Kazuo Kimura
和夫 木村
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 罠肛立J 本発明は、山と谷から成る微小単位パターンを正方形状
に規則的に配置したバイレベル位相格子型焦点板に関す
るらのである。
微小単位パターンを構成する山と谷の位相を400〜7
00nmの範囲の所定の波長の光に対し、所定の角度に
設定するとともに、山もしくは谷を円や輪帯もしくはこ
れらの組合せによって構成し、かかる微小単位パターン
をlO〜30μm程度の繰返しピッチで正方形状に規則
的に配置した位相型の回折格子は、0次回折光の強度を
コントロールすることができ、同時に回折特性(拡散特
性)をコントロールすることができることから、結像光
学系の焦点検出用の焦点板としてきわめて有用であるこ
とが知られている(例えば特開昭55−11931号公
報、特開昭60−184231号公報参照)。
ところで、一般的に、焦点板として好ましい特性を挙げ
ると、以下の3つである。
A、明るく映像がクリアに見えること。
B、デフォーカス時に自然なボケ味が得られること。
C,ザラザラした感じ、即ち粒状感が目立たないこと。
これらの焦点仮としての好ましい特性A、B。
Cを満足するためには、位相型回折格子に以下の如き特
性を持たせればよい。
(イ)上記特性へについては、結像レンズ系のFナンバ
で決まる最大角度内に殆んど全ての回折光を収める。換
言すれば、拡散特性をコントロールすることにより、結
像レンズ系を通過してきた光の殆んどが視覚されるよう
にすればよい。
(ロ)上記特性Bについては、上記Fナンバでひろう角
度の中に出来るだけ高い次数の回折光を入れ、かつ各次
数の回折光の強度をできるだけ等しくすることにより、
デフォーカス時に像が全体的かつ均一にホヤけるように
すればよい。逆に言えば、特定の次数の回折光の強度だ
けが他に比して強いと1、その回折光のみが強調される
ため、自然なボケ味が得られない。
(ハ)特性Cにいう粒状感は、例えば、スリガラスを焦
点仮に用いた場合に見られるようなザラザラした感じを
いうが、バイレベル位相格子型焦点板の場合には、微小
単位パターンの繰返しピッチが肉眼の分解能に対応する
程度に大きくなると、微小単位パターン全体が一つの粒
として視覚されるようになるので、微小単位パターンの
大きさく繰返しピッチ)をできるだけ小さくする必要が
ある。
この点、通常の一眼レフカメラのファインダ系について
考察すると、微小単位パターンの繰返しピッチが30μ
m以上となると、肉眼で識別されるようになる。
また、ビデオカメラのファインダ系は、−眼レフカメラ
のファインダ系に比して倍率が高いため、繰返しピッチ
を20μm以下としないと、微小単位パターンが一つの
粒となって識別されるようになる。
ここで自然なボケ味を得るためには、高次の回折光の強
度をできるだけ等しくすればよいが、前記特開昭60−
184231号公報においては、第7図に例示する如く
、微小単位パターンの山部が正方形と円形で構成され、
その場合に得られる点光源の回折特性を第8図に示すよ
うに、2次ないし3次の回折光でしかほぼ一様な強度分
布が得られておらず、ボケ味にやや難点がある。
発明の目的 本発明は、焦点板として好ましい諸特性を満足し、特に
デフォーカス時に自然なボケ味を示すとともに、実際の
写真撮影において、焦点板上のボケ量をフィルム」−の
ボケ量にできるだけ近づけることができるバイレベル位
相格子型焦点板を提供することを目的としている。
発明の構成とその作用 かかる目的を達成するため、本発明においては、正方形
状に規則的に配置する各微小単位パターンを構成する山
と谷の境界線を直線部と曲線部、さらに直線部は直交す
る直線部と所望の傾斜線とで形成したことを基本的な特
徴としている。
波動光学的考察によれば、円囲口の拡散特性は、ベッセ
ル関数で表わされ、矩形開口のそれは5ine関散とな
る。また、円囲口の場合、拡散特性は、拡散方向によら
ず一定であるのに対し、矩形開口では、その稜線方向と
対角線方向とでは異なる異方性がある。
したがって、本発明のように、山と谷の境界線を直線部
と曲線部とで形成すれば、各々の拡散特性の相違が相乗
されて、所望のフラットな拡散特性が得られることにな
るのである。
本発明にかかるバイレベル位相格子型焦点板において、
微小単位パターンの繰返しピッチは10〜30μmとす
る。10μmより小さいピッチでは、微小単位パターン
そのものが小さくなりすぎ、製作上、コスト上の問題が
生ずる。
また、30μmより大きい繰返しピッチでは、各微小単
位パターンが粒状に視覚され、所謂粒状感が目立って好
ましくない。
微小単位Al1−ンを構成する山と谷の位相差は、40
0=700nmの範囲の特定の波長、例えば、550n
mの光に対しπラジアンとなるように設定する。
いま、回折格子の山と谷の高さの差をctpとすると、
位相差θは、波長をλ1回折格子を形成する透明体の屈
折率をnとして、 λ となる。
したがって、λ=0.55μm (550nm)、 n
=1.4914(アクリル樹脂)とすると、位相差θは
1.787dpπ(ラジアン)となり、 dp =0.
56μmのとき、θ=πとなる。即ち、山を通った光と
谷を通った光が逆位相となって、互いに打ち消し合うよ
うになる。ここで、山と谷の面積を等しくすると、山を
通った光の量と、谷を通った逆位相の光の量が等しくな
り、相互に完全に打ち消し合って0次の光は零になる。
n=1.4914として、λ=0.55μm、dp=0
.56μmとすると、前述のように完全に消し合うよう
になるが、どれかが変化すれば完全には打ち消し合わず
0次の光が残ることになる。例えばλ=0.4μ■とす
ると、位相差は1.376πラジアンとなり、位相は逆
位相を超えてしまい、完全には打ち消し合わず0次の光
がいくらか残る。
さらに0次以外の光についても若干強度が変わると共に
、回折角度(方向9位置)も変わり、虹のように内側に
分離するようになる。λ= 0.7μmとしても同様の
現象となり0次はやはり残るが、回折角度は逆に外側へ
いく。この回折格子はファインダーの焦点板として使う
時は、白色光が被写体であるケースが多いので、可視域
の中心付近に設計中心をもってくるのが良い。λ= O
、,1μm以下の波長に対して位相差をπラジアンにす
ると(従って、ctpを0.41am以下にすると)、
λ=0.7μmにおいては0.57πラジアン以下しか
位相を変えないことになり、0次の光が極端に増えてし
まい、自然なボケが得られないばかりでなく、ピント合
わせ能力も劣る事になる。逆に、λ=0.7μm以上の
波長に対して位相差をπラジアンに設定しても同様な現
象が起こる。λ=0.4〜0.7μ面の範囲であれば、
ボケ味についてもピント合わせの能力に対してもそれ程
支障がないものである。
次に、山と谷の面積と0次回折光(正確には(0゜0)
次)の強度I(0,0)との関係は、1(0,0)=S
u”+SL”+2SuS(、cosθとなる。
ここで、Suは微小単位パターン全体に対する山の面積
比、SLは同様に谷の面積比、θは前記山と谷の位相差
を表わす。
いま、θ=π(ラジアン)とすると、 1(0,0)=(Su−8L)” となり、Su =SL(=0.5)のときfit(0,
0)=0となって前述の結果を与える。
また、5u−0,3,S(、=0.7又は、5u=07
.5L=0.3とすると、θ=π(ラジアン)のときは
、 1(0,0)=0.16 となる。つまり、山又は谷の面積比を0.3まで小さく
すると、全光量の16%が0次に集中し、0次がこれ以
上に集中すると、均一なボケが得られず、フォーカス時
とデフォーカス時の識別が困難となり望ましくない。0
次の場合、このように山と谷が逆になっても同じ結果に
なるが、これは0次以外についてら同じである。
なお、上記の0次回折光については、本出願人と同一の
出願人にかかる特開昭55−9568号公報に詳しい考
察があるので、上記以外の点についてはこれに譲る。
哀檄鯉 以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
(実施例1) 本実施例では、第1図に示すように、微小単位パターン
の中心の山部の外側の境界線を正方形M1とし、内側の
境界線を小円とし、その四方に45゜回転した計4gの
長方形M!を配置し、正方形M1の頂部と四方の長方形
M、とを連結部mて連結する。さらに、各長方形M、の
間に小円M3を配置し、微小単位パターンの各辺に17
2小円M4(隣り合う計2つのパターンと合わせて円と
なる)を2つずつ配置する。上記のようにして、互いに
直交する直線り2.Ltおよびこれら直線に対し傾斜し
た傾斜線しっとで直線部を形成するとともに、小円Mユ
、1/2小円M4によって曲線部を構成する。
いま、繰返しピッチを24μm、最小すきま間隔(山部
と山部の間隔で最小の値をもつもの)を2μmとしたと
き、この微小単位パターンによって得られる点光源の回
折特性を第1表及び第2図に示す。この場合、山部全体
が1つのパターンに占める面積比は約0.46である。
第1表 第2図の回折特性を第8図に示す従来例の回折特性と比
較すると明らかなように、山部の外側境界線を上記の形
状としたことにより、(±1.0)。
(0,±1)次の回折光強度(1,5%)、(±2 、
 O)。
(±2.±2)次の回折光強度(2,1%)、(±2゜
±4)次の回折光強度(1,99)、(±3.0)、(
0゜±3)次の回折光強度(1,8%)、(±3.±3
)次の回折光強度(1,6%)、(±4.±2)次の回
折光強度(1,9%)、(±5.0)、(0,±5)次
の回折光強度(1,5%)となり、5次の回折光まで強
度がほぼ等しくなり、回折光の拡散性が改善されている
ことが理解される。
(実施例2) 実施例2は、第1図に示した実施例1の微小単位パター
ンの長方形M、の内側境界線を小円M。
に変え、1/2小円M4を長方形M、の一辺と45゜の
角度をなt、=J形状の斜行部形成M6に変えたもので
あって、この場合にも山部の直線部形成を互いに直交す
る直線Lt、L*と斜行した傾斜線L3゜L a 、 
L sとで構成する。
繰返しパターンのピッチを24μm1最小すきま間隔1
.8μmの回折特性を第2表及び第4図に示す。この場
合、山部全体が1つのパターンに占めろ面積比は約0.
46である。
第  2  表 この第4図の拡散特性より明らかなように、回折光強度
0.9〜1.5%とほぼ一様で6次回折光まで拡散して
おり、デフォーカス時のボケ味が改善されていることか
わかる。
(実施例3) 実施例3の微小単位パターンは、第5図に示すように、
第3図に示す如き微小単位パターンの繰返しパターンの
ビッヂを28μm1最小ずきま間隔を2μmに拡大して
製作しゃすくしたものであって、形状は第3図と同じも
のである。この場合、山部全体が1つのパターンに占め
る面積比は、約0.45である。
第3表及び第6図に示すように、拡散特性は、第2実施
例と同様に、6次の回折光までほぼ均一な回折光強度(
1,2〜2.3%)で拡散している。
[以下余白コ 第3表 なお、以上の従来例及び実施例では、λ=0.55am
、 n = 1.4914. dp =0.56μmと
している。
直線部は、互いに900をなす直線部とそれと45°を
なす角度以外の任意の角度をなす傾斜線においても同様
のボケの改善は可能である。
発明の効果 本発明によれば、山と谷の境界線を3種類の直線部と曲
線部とで形成し、直線部で与えられる回折特性と曲線部
で与えられる回折特性とを相乗的に利用したので、方向
性をなくして拡散特性を広範囲にわたってフラット化す
ることができ自然なボケ味を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の微小単位パターン配列の部
分平面図、第2図はその一つの微小単位パターンの拡散
特性図、第3図は本発明の実施例2の微小単位パターン
配列の部分平面図、第4図はその一つの微小単位パター
ンの拡散特性図、第5図は本発明の実施例3の微小単位
パターン配列の部分平面図、第6図はその一つの微小単
位パターンの拡散特性図、第7図は従来例の微小単位パ
ターン配列の部分平面図、第8図はその一つの微小単位
パターンの拡散特性図である。 特 許 出 願 人 ミノルタカメラ株式会社代  理
  人 弁理士 前出 葆 ほか2名第5図 M2 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)山と谷から成る微小単位パターンを繰返しピッチ
    10〜30μmで正方形に配置し、山と谷の位相差を4
    00〜700nmの間の所望の波長の光に対しπラジア
    ンに設定し、微小単位パターン全体に対する山または谷
    の面積比を0.3〜0.5の範囲としたバイレベル位相
    格子型焦点板であって、各微小単位パターンの山と谷の
    境界線を直線部と曲線部とで形成し、直線部は直交する
    直線部と所望の傾斜線から成ることを特徴とするバイレ
    ベル位相格子型焦点板。
JP11284886A 1986-05-17 1986-05-17 バイレベル位相格子型焦点板 Pending JPS62269127A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11284886A JPS62269127A (ja) 1986-05-17 1986-05-17 バイレベル位相格子型焦点板

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11284886A JPS62269127A (ja) 1986-05-17 1986-05-17 バイレベル位相格子型焦点板

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Publication Number Publication Date
JPS62269127A true JPS62269127A (ja) 1987-11-21

Family

ID=14597042

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11284886A Pending JPS62269127A (ja) 1986-05-17 1986-05-17 バイレベル位相格子型焦点板

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JP (1) JPS62269127A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01280740A (ja) * 1988-05-07 1989-11-10 Canon Inc 位相型焦点板
US5189454A (en) * 1989-02-28 1993-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Phase-type focusing screen and process for manufacturing the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01280740A (ja) * 1988-05-07 1989-11-10 Canon Inc 位相型焦点板
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