JPS62268989A - 被伝熱体用ジヤケツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は被伝熱体用ジャケットに係り、特に液体を充満
するタンク等の被伝熱体の表面での温度分布が均一にな
るように冷却または加熱する被伝熱体用ジャケットに関
する。

〔考案の背景〕

一般に、タンク等の表面に伝熱管を巻き付け、この伝熱
管に冷媒を流すことによりタンク等を冷却する場合、伝
熱管の人口と出口における冷媒には温度差が生じる。

従来、この種の方法でタンク等を一定温度にて冷却使用
とすると、以下のような問題があった。

すなわち、上記冷媒の温度差を小さく押さえようとする
場合、その流量（流速）を大きくする必要があり、また
、このためには管路を太くし、内部流体の摩擦を小さく
する必要がある。しかし、２この場合、伝熱管の径を大
きくする必要があるから、その費用並びに内部流体の充
填量が多くなってイニシャルコストのアップとなる。な
お、冷媒はエチレン系の溶液を使用するため高価である
。

また、冷媒の流量を大きくする必要があるからランニン
グコストもアップする。更に、管径を大きくすると、材
料の単位重量（若しくは広さ）当たりの接触部が少なく
なり、効率が悪い。

これに対し、１本の伝熱管をタンク等に何重にも巻き付
ける場合には、伝熱管が重なり合い、ねじれの発生の虞
もあり、施工に時間と費用がかかる。また、このように
しても冷媒の出入口の温度差に伴う不具合は完全には解
消できない。

〔考案の目的〕

本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、被伝
熱体の表面での温度分布が均一になるように冷却または
加熱することができ被伝熱体用ジャケットを提供するこ
とを目的とする。

〔考案の概要〕

本考案は前記目的を達成するために、熱媒体を流す伝熱
管をその中央部で折り曲げ、この中央部を境に往管と復
管に区分し、前記往管と復管とを一体結合し、この一体
化された平行伝熱管を被伝熱体の表面に敷設することを
特徴としている。

〔考案の実施例〕

以下添付図面に従って本考案に係る被伝熱体用ジャケッ
トの好ましい実施例を詳説する。

第１図は本考案に係る平行伝熱管の平面図である。この
平行伝熱管１は、７本の伝熱管をその中央部ＩＣで折り
曲げ、この中央部ＩＣによって区分された伝熱管（便宜
上、往管１ａと復管ＩＣという）を一体結合することに
よって構成されている。

第２図は上記平行伝熱管１を蛇行させて一体のマット状
にしたものであり、第３図は第２図のマット状にした平
行伝熱管を、冷却される液体等が充填されているタンク
等の被伝熱体２の表面に接着剤若しくは機械的な方法で
張りつけた場合に関して示している。また、往管１ａの
開口端部１ｄは、冷媒送り主管３に接続され、復管１６
の開口端部１ｅは、冷媒戻り主管４に接続される。

次に、往管１ａの開口端部１ｄ側から冷媒を流した場合
における冷媒の流れ及びその作用について説明する。

第２図における矢印の方向は冷媒の流れる方向を示す。

なお、平行伝熱管１の入口から中央部ＩＣに至るまでの
往管１ａ内の流れは実線の矢印で示し、中央部１ｃから
出口に至るまでの復管１ｂ内の流れは破線の矢印で示し
ている。

この平行伝熱管１を流れる冷媒の温度は、入口側が最も
低く、被伝熱体２より熱を吸収した出口側が最も高くな
るが、これらの入口側（低温部）と出口側（高温部）は
隣接して配設されているため、各々の温度が相殺される
。また、この関係は、入口側と出口側に限らず、平行伝
熱管１の出入口側から中央部１ｃの全長にわたって成立
し、平行伝熱管１は見掛は上、一定温度となる。

このような状態下で被伝熱体２を冷却するから、被伝熱
体全体を一定温度により冷却することになり、被伝熱体
２の表面での温度分布が均一となる。なお、平行伝熱管
１を第２図に示すように一体のマット状にしたのち、被
伝熱体２に張り付ける場合は、現場での作業が少なくて
済み、施工が簡単になるという利点がある。

第４図は平行伝熱管１を被伝熱体２に敷設する他の実施
例を示す。すなわち、平行伝熱管１を被伝熱体２の表面
に密に巻き付けるようにしている。このような敷設方法
でも、上記と同様に敷設面全体を一定温度により冷却す
ることになる。

第５図は、第３図または第４図における被伝熱体２の縦
断面図の一部を示すものである。同図において゛、伝熱
管と被伝熱体２の表面との間には空隙５ができるが、伝
熱をよくするため及び接触をよくするために上記空隙に
はセメント状のものを充填するか、あるいは空隙を残さ
ないように全肉とするとよい。

なお、本実施例では、平行伝熱間に冷媒を流して被伝熱
体を冷却する場合について説明したが、加熱媒体を流し
て被伝熱体を加熱する場合にも本考案は適用できる。ま
た、平行伝熱間の敷設方法も上記実施例に限らず、如何
なる敷設方法でもよい。

〔考案の効果〕

以上説明したように、本考案に係る被伝熱体用ジャケッ
トによれば、熱媒体のｆ７Ｌ量を大きくすることなく、
被伝熱体を均一に加熱または冷却することができる。ま
た、被伝熱体への敷設も簡単になるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る平行伝熱管の平面図、第２図は体
１図の平行伝熱管を蛇行させてマット状にした図、第３
図は第２図のマット状にした平行伝熱管を被伝熱体に張
り付けた状態を示す図、第４図は第１図の平行伝熱管を
被伝熱体に巻き付けた状態を示す図、第５図は平行伝熱
管から敷設された被伝熱体の縦断面図である。 ｌ・・・平行伝熱管、　ｌａ・・・往管、　１ｂ・・・
復管、　ＩＣ・・・中央部、　２・・・被伝熱体、　３
・・・冷媒送り主管、　４・・・冷媒戻り主管、　５・
・・空隙。 出願人　　日立プラント建設株式会社 第１図 １Ｃ・・・中央部 ２・・・・被伝枯り 第３図 第４図 第５図 手続補正書（方式） 昭和６１年／／月）り日 １、事件の表示 昭和６１年特許願第１１３２９４号 ２、発明の名称 被伝熱体用ジャケット ３、補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 住　所　　　〒１０１　　東京都千代田区内神田１丁目
１番１４号６、補正の内容 Σ （１）明細書第１頁第３行目「１．考案の名称」を「１
、発明の名称」に補正する。 （２）ｆｆＪＩＪＪＩＩＩｉＬｆｆｉ工、□Ｉ行、□、
ア□新よ。請求の範囲」を「２、特許請求の範囲」に補
正する。 な説明」を「３、発明の詳細な説明」し；補正野〕」を
「〔発明の利用分野〕」に補正する。 （６）明細書第２頁第１行目「本考案は・・・・」をｒ
本発明は・・・・・」に補正する。 （７）明細書第２頁第５行目「〔考案の背景〕」を「〔
発明の背景〕」に補正する。 （８）明細書第３頁第１０行目「〔考案の目的〕」を「
〔発明の目的〕」に補正する。 （９）明細書第３頁第１１行目ｒ本考案は・・・・・・
」をｒ本発明は・・・・・・」に補正する。 （１０）明細書第３頁第１５行目「〔考案の概要〕」を
「〔発明の概要〕」に補正する。 （１１）明細書第３頁第１６行目ｒ本考案は・・・・・
」をｒ本発明は・・・・・・」に補正する。 （１２）明細書第４頁第１行目「〔考案の実施例〕」を
「〔発明の実施例〕」に補正する。 （１３）明細書第４頁第２行目「・・・本考案に・・」
を「・・・本発明に・・・」に補正する。 （１４）明細書第４頁第４行目［・・・本考案に・・・
」を「・・・本発明に・・・」に補正する。 （１５）明細書第６頁第１５行目、第１６行目「・・・
本考案は・・・」を「・・・本発明は・・・」に補正す
る。 （１６）明細書第６頁第１９行目「〔考案の効果〕」を
「〔発明の効果〕」に補正する。 （１７）明細書第６頁第２０行目「・・・本考案に・・
・」を「・・・本発明に・・・」に補正する。 （１８）明細書第７頁第６行目「第１図は本考案に係る
・・・」をｒ第１図は本発明に係る・・・ｊに補正する
。 特許請求の範囲 （１）熱媒体を流す伝熱管をその中央部で折り曲げ、該
中央部を境に往管と復管に区分し、前記往管と復管とを
一体結合し、この一体化された平行伝熱管を被伝熱体の
表面に敷設して成る被伝熱体用ジャケット。 （２）前記敷設は、前記一体化された平行伝熱管を蛇行
させてマット状にし、これを前記被伝熱体の表面に張り
付けて行なう特許請求の範囲第（１）項記載の被伝熱体
用ジャケット。 （３）前記敷設は、前記一体化された平行伝熱管を、前
記被伝熱体の表面に密に巻き付けて行なう特許請求の範
囲第（１）項記載の被伝熱体用ジャケット・

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱媒体を流す伝熱管をその中央部で折り曲げ、該
   中央部を境に往管と復管に区分し、前記往管と復管とを
   一体結合し、この一体化された平行伝熱管を被伝熱体の
   表面に敷設して成る被伝熱体用ジャケット。
2. （２）前記敷設は、前記一体化された平行伝熱管を蛇行
   させてマット状にし、これを前記被伝熱体の表面に張り
   付けて行なう実用新案登録請求の範囲第（１）項記載の
   被伝熱体用ジャケット。
3. （３）前記敷設は、前記一体化された平行伝熱管を、前
   記被伝熱体の表面に密に巻き付けて行なう実用新案登録
   請求の範囲第（１）項記載の被伝熱体用ジャケット。