JPS62267572A

JPS62267572A - 燃料ポンプ装置

Info

Publication number: JPS62267572A
Application number: JP11030286A
Authority: JP
Inventors: Mikio Minoura; 箕浦　幹雄; Toru Sato; 亨佐藤
Original assignee: Aisan Industry Co Ltd
Current assignee: Aisan Industry Co Ltd
Priority date: 1986-05-14
Filing date: 1986-05-14
Publication date: 1987-11-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、自動車等の内燃機関（以下エンジンともい
う）の燃料ポンプ装置に関し、特に燃料噴１８装置に使
用される高圧燃料ポンプを含む燃料ポンプ装置に関する
ものである。

（従来の技術）従来、電子式燃料噴射装置の燃料ポンプとしては、燃ｎ
噴０４２ｇに対１゛る高圧燃料の供給、制御の容易さ等
の要求から、電動モータ一式燃料ポンプが広く採用され
ている。しかしながら電子式燃料噴射装置はまだ比較的
高価格であるという問題があり、電動モータ一式燃料ポ
ンプもコスト・削減要素の一つと目され、より低価格の
機械式燃料ポンプ採用の検討がなされている。

従来使用されている機械式燃料ポンプとしては、第４図
に示すようなダイアフラム燃料ポンプがある（例えば株
式会社鉄道日本社刊［カーチクノロシイ」昭和５８年１
月丹第１５ページ第２２図）。

１はカム、２はロッカー・アーム、３はプル・ロッド、
４はスプリング、５はポンプ・ダイアフラム、６はポン
プ空、７は吸入口、８は逆止弁、９は吐出口、１０はパ
ルセータ・ダイアフラムである。カム１はエンジン（図
示しない）の回転と同期して回転し、ロッカー・アーム
２を揺動する。

ポンプの吸入行程においては、ロッカー・アーム２と係
合されたプル・ロッド３を介してポンプ・ダイアフラム
５が下動される。吐出行程に移る際、ロッカー・アーム
２とプル・ロッド３の係合は解除され、ポンプ・ダイア
フラム５は、スプリング４の押圧力によって上動される
。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら従来、膿械式ダイアフラム燃料ポンプは低
圧用ポンプとして使用されており、単にスプリング荷重
を強めて高圧にすると、ダイアフラムの強度、耐久性等
が問題となる。一方、構造の面で高圧に対応しやすいプ
ランジャー・ポンプは、燃料漏れに対する考慮が必要と
なる。

さらにまた機械式燃料ポンプはエンジン本体に取り付け
られるため、長い燃料パイプを介して燃料タンクから燃
料を吸引する必要がある。このため始動時における空気
の吸い込み、あるいは高温時においては燃料を吸引する
負圧等による燃料タンク内での多量のペーパーの発生な
どにより燃料の吸い、トげが不完全になり、エンジンへ
の燃料供給に不具合を生ずることがある。

そこでこの発明は、電子式燃料噴射装置における電動モ
ータ一式燃料ポンプに代り、ダイアフラム・ポンプの簡
便さを保有しながら、高圧（１０気圧程度）の吐出圧が
達成できる機械式燃料ポンプと、この高圧用機械式燃料
ポンプの吸い上げによる不具合を防止するフィード・ポ
ンプとからなる燃料ポンプ装置の提供を目的とする。。

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成するため、この発明は、内燃磯関の回転
と同期して回転するカムの駆動により、ロッドとスプリ
ングを介してダイアフラムとプランジャーとを上下動さ
せ、それぞれ逆止弁を備えた燃料吸入口および吐出口を
開閉して燃料の供給を行なう機械式ダイアフラム燃料ポ
ンプであって、前記ダイアフラムの上方には前記ロッド
と同軸に位詔するシリンダー室が設けられ、前記シリン
ダーｙと前記ダイアフラムの間には燃料リターン口を備
えた燃料溜りが設けられ、前記プランジャーは前記ダイ
アフラムの上面に突出した前記ロッドの上端に固定され
て前記シリンダー室に寵動可能に挿入され、前記燃料吸
入口および吐出口は前記シリンダー室の上部に設けられ
た機械式ダイアフラム燃料ポンプと、燃料タンク内に設
けられて前記機械式ダイアフラム燃料ポンプに燃料を送
り込むフィード・ポンプとで構成されたことを特徴とす
る燃料ポンプ装置である。

（実施例）以下実施例を承り図面に基づいて、この発明を説明する
。第１図は、自動車の燃料供給装置に組み込まれたこの
発明による燃料ポンプ装置の配置図を示す。１１はは械
式ダイアフラム燃料ポンプ、１２はフィード・ポンプで
ある。フィード・ポンプ１２は燃料タンク１３の内部に
設けられ、スイッチ、タイマー等の制御１ｌｌｌ器１４
に接続されている。

燃料タンク１３の燃料は、フィード・ポンプ１２により
燃料フィルター１５を経て機械式ダイアフラム燃料ポン
プ１１に送り込まれる。機械式ダイアフラム燃料ポンプ
１１で昇圧された燃料は、燃料噴射装置１６に供給され
、燃料噴ｏｉｊ器１７から図示しないエンジン内に噴射
される。

第２図は機械式ダイアフラム燃料ポンプ１１の縦断面図
を示す。２１はカム、２２はロッカー・アームで、カム
２１はエンジン（図示しない）の回転と同期して回転し
、ロッカー・アーム２２を１！動する。２３はリターン
・スプリングである。

２４はプル・ロッド、２５は押圧スプリング、２６はポ
ンプ・ダイアフラムである。２７は［１ア・ボデーで、
ロッカー・アーム２２、プル・ロッド２４、押圧スプリ
ング２５を収容している。燃料ポンプ仝体はロア・ボデ
ー２７の側部でエンジン本体く図示しない）に取りｔＪ
　ｉＪられている。２８はアッパー・ボデーで、下端に
ポンプ・ダイアフラム２６を挟んでロア・ボデー２７の
上端に締結されている。アッパー・ボデー２８にはプル
・ロッド２４と同軸の位置にシリンダー室２９が設けら
れ、シリンダー室２９とポンプ・ダイアフラム２６の間
には燃料溜り３０が設けられている。３１は燃料リター
ン口である。３２はプランジャーで、ポンプ・ダイアフ
ラム２６の上面に突出したプル・ロッド２４の上端に固
定され、シリンダー室２９に摺動可能に挿入されている
。シリンダー室２９の上部には燃料吸入口３３および燃
料吐出口３４が設けられ、それぞれ逆止弁３５．３６が
取り付けられている。燃料吸入口３３からは逆止弁を介
して燃料リターン口３３ａが分岐され、燃料吐出口３４
にはアキュムレータ３７が設けられている。燃料リター
ン口３３ａの逆止弁の代りに、リターン流量制御用のジ
ェットを設けてもよい。

なお、ポンプ・ダイアフラム２６の下方は空気室３８で
、空気口３８ａを介して大気と連通しており、またプル
・ロッド２４の周囲に取り付けられたオイル・シール３
９を介してオイル室４０と接している。

上記のように構成された機械式ダイアフラム燃料ポンプ
１１は、吸入行程においては、ロッカー・アーム２２と
係合されたプル・ロッド２４を介してポンプ・ダイアフ
ラム２６が下動される。同時にプランジャー３２も下降
して逆止弁３５が間き、逆止弁３６が閉じ、燃料吸入口
３３からシリンダー室２９に燃料が吸入される。吐出行
程に移る際、ポンプ・ダイアフラム２６は、抑圧スプリ
ング２５の押圧力によってＪ：動され、ロッカー・アー
ム２２とプル・ロッド２４の係合は解除される。逆止弁
３５．３６は吸入行程と逆の状態となり、シリンダー室
２９の燃料は、プランジャー３２の上昇により吐出口３
４からエンジン（図示しない）へ供給される。吐出行程
においては、高圧のため燃料がシリンダー室２９とプラ
ンジャー３２の活動部から漏れて燃料溜りに入るが、プ
ランジャー３２と連動しているポンプ・ダイアフラム２
６の上動により燃料リターン口３１から押し出され、燃
ｎタンク１３に戻される。

第３図は、フィード・ポンプ１２の一例として、周知の
電磁式プランジャー・ポンプの縦断面図を示す。４１は
吸入室、４２はシリンダー室、４３はプランジャー、４
４は吐出室である。４５は電磁コイルで、制御器１４を
介して通電されるとプランジャー４３を図示下方に吸引
する。このためスプリング４６は圧縮され、インレット
・チェック・バルブ４７は閑じ、アウトレット・チェッ
ク・バルブ４８が開いて、シリンダー室４２の燃料は吐
出室７１４へ送られる。プランジャー４３が下方に移動
した結果、接点４９が開いて電磁コイル４５の磁力は消
滅し、プランジャー４３はスプリング４６によって上方
に移動する。同時にアウトレット・チェック・バルブ４
８は開じられ、吐出室４４の燃料は加圧されて吐出され
る。一方、シリンダー室４２内は負圧となるため、イン
レット・チェック・バルブ４７が開き、燃料が吸入され
る。

上記のような構成の燃料ポンプ装置においては、燃料タ
ンク１３の燃料が、低圧、高流量の吐出性能を有するフ
ィード・ポンプ１２によって機械式ダイアフラム燃料ポ
ンプ１１に強制的に送り込まれる。この結果、燃料タン
ク１３から長い燃料パイプ１８を介して機械式ダイアフ
ラム燃料ポンプ１１だけで燃料を吸い上げる場合の不具
合、すなわち始動時の空気の吸い込みが防止され、また
高温時のベーパー・ロックの発生が抑制される。またフ
ィード・ポンプ１２によって送られた燃料の一部を、燃
料リターン口３３ａから燃料タンク１３へ戻すことによ
り、燃料バイ１１８内に発生するベーパーの抑制、除去
が効果的に行なわれる。

したがって機械式ダイアフラム燃料ポンプ１１は、フィ
ード・ポンプ１２によって送り込まれる燃料を燃料噴射
装置１６の要求する燃料圧力まで昇圧して供給し、エン
ジンに対して安定した燃料供給を行なうことができる。

上記フィード・ポンプ１２は、１り部器１４のスイッチ
あるいはタイマーによって、始動時Ｊ３よびＩＱ湯温時
泡抜きを必要どするときのみ作動させることも？ｉＪ能
であり、一層経済的な燃料ポンプ装置にすることができ
る。

（発明の効果）この発明は以上説明したように、ダイアフラム・ポンプ
にプランジャーを組み合せた高圧用機械式ダイアフラム
燃料ポンプと、燃料タンクに設けられた低圧、高温上フ
ィード・ポンプとから構成された燃料ポンプ装置とした
ことにより、始動時の空気吸い込みや高温時のペーパー
・ロックを引き起こすことなく、電子式燃料噴出猪首の
高圧燃料ポンプとして、高圧（１０気圧程度）燃料の供
給を行なうことができる。

また高圧燃料供給を機械式ポンプで行なうことにより、
電子式燃料噴射装置のコスト低減に寄与することがＣき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図はこの発明の実施例を示し、第１図
はこの発明による燃料ポンプ装置の配置図、第２図は機
械式ダイアフラム燃料ポンプの縦断面図、第３図はフィ
ード・ポンプの縦断面図、第４図は従来の機械式ダイア
フラム燃料ポンプの縦断面図である。１１・・・機械式ダイアフラム燃料ポンプ１２・・・フ
ィード・ポンプ１７・・・燃料タンク２１・・・カム２４・・・プル◆ロッド２５・・・押圧スプリング２６・・・ポンプ・ダイアフラム２９・・・シリンダー室３０・・・燃料溜り３１・・・燃料リターン口３２・・・プランジャー３３・・・燃料吸入口３４・・・燃料吐出口３５．３６・・・逆止弁

Claims

【特許請求の範囲】

　内燃機関の回転と同期して回転するカムの駆動により
、ロッドとスプリングを介してダイアフラムとプランジ
ヤーとを上下動させ、それぞれ逆止弁を備えた燃料吸入
口および吐出口を開閉して燃料の供給を行なう機械式ダ
イアフラム燃料ポンプであって、前記ダイアフラムの上
方には前記ロッドと同軸に位置するシリンダー室が設け
られ、前記シリンダー室と前記ダイアフラムの間には燃
料リターン口を備えた燃料溜りが設けられ、前記プラン
ジャーは前記ダイアフラムの上面に突出した前記ロッド
の上端に固定されて前記シリンダー室に摺動可能に挿入
され、前記燃料吸入口および吐出口は前記シリンダー室
の上部に設けられた機械式ダイアフラム燃料ポンプと、
燃料タンク内に設けられて前記機械式ダイアフラム燃料
ポンプに燃料を送り込むフィード・ポンプとで構成され
たことを特徴とする燃料ポンプ装置。