JPS62267514A - 内燃機関用弁作動モ−ド可変式動弁装置の制御方法 - Google Patents

内燃機関用弁作動モ−ド可変式動弁装置の制御方法

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JPS62267514A
JPS62267514A JP11051586A JP11051586A JPS62267514A JP S62267514 A JPS62267514 A JP S62267514A JP 11051586 A JP11051586 A JP 11051586A JP 11051586 A JP11051586 A JP 11051586A JP S62267514 A JPS62267514 A JP S62267514A
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JP
Japan
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valve
cam
rocker arm
pump
action
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JP11051586A
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English (en)
Inventor
Yoshimasa Watanabe
義正 渡辺
Masashi Kubota
久保田 昌志
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関の動弁′47を置に係り、より詳しく
は、エンジン作動条件に応じて吸気弁またはrJ)気弁
の作動モードを切換えることができる動弁装置の制御方
法に関する。
〔従来の技術〕
エンジン作動条件に応じて吸・排気弁のハルツタイミン
グおよびバルブリフト量を可変にずろご゛との可能な動
弁’A置は知られている。例えば、′侍開昭59−19
4015号公報に開示された動弁装置では、カムシャフ
トには高速用カムプロフィルを備えたカムと低速用カム
プロフィルを備えたカムとの2種のカムから成るカムピ
ースが軸方向摺動自在シこ設けである。このカムピース
は方向切換弁で11制御される空気力式アクチュエータ
により軸方向に移勤させ得る様になっている。カムピー
スをいずれかの方向にシフトさせれば、カムピースは一
方のカムがロッカーアームに係合した状態から他方のカ
ムがロッカーアームに係合する状態△・と切換えられ、
バルブタイミングおよびバルブリフトが変化する。
亦、多気筒エンジンに於て、機関の軽負荷時に一部の気
筒の作動を停止させて残りの気筒のみを稼動させ、高イ
〕、荷時に全気筒を作動させる分割運転制御(Iを行う
ことも知られている。この様な?tll制御を行うには
、一部の気筒の吸・排気弁の作動を選択的に停止にさせ
得る様に動弁装置を構成すればよい。即ら、例えば特開
昭59−194007号公報に開示された4r)+弁装
置においては、カムシャフトには通常のカムプロフィル
を備えたバルブ稼動用カッ、と、カムノーズが無くカム
ヒールのみから成るバルブ休土用カムとが各バルブ毎に
設けられている。この動弁装置ではロッカーアームが摺
動可能にロッカーアームシヤフ1−に装着されており、
ロッカーアーム自体を軸方向に摺動させることによりバ
ルブを作動状態から休止状態へと又はその逆に切換える
様になっている。
同様に、各気筒毎に2つの吸気弁と2つの排気弁を備え
た4バルブエンジン、又は、各気筒毎に2つの吸気弁と
1つの排気弁を備えた3バルブエンジンに於て、前述し
た構成の動弁装置により機関低速時に吸気弁の一方を停
止させて燃焼室内の混合気流にスワールを発生させて燃
焼を改善することも知られている。
この様に、弁作動モードを可変制御することの可能な動
弁装置においては、バルブタイミングおよびバルブリフ
トを可能にするかエンジンを分割運転制御するかスワー
ルを増強するかの夫ルの目的に応じてカムプロフィルが
決定されかつ弁の作動モードが切換えられる。
この種の動弁装置では、エンジン運転条件の変化に応じ
て弁作動モートを迅速に切換えないとエンジン運転性を
損う。特に、一部気筒体1トモートからアクセルを踏込
んで全気筒作動モードへと切換える時には迅速な切換え
が必要である。
前記特開昭59−194007号に開示された動弁装置
は油圧力を利用してロッカーアームを移動させる様にな
っている。しかるにこれは油圧圧送距離が長いので切換
信号が発生してからロッカーアームが移動するまでに時
間がかかり、切換えの応答性が悪く、動力tβ失が大き
いという問題がある。
前記特開昭59−194015号で提案された様に空気
圧を利用して発作・助モートを切換える場合には応答性
の面では良いが、エアコンプレ7すを装着しなければな
らず、動力消費も大きい。
そこで本願出廓人は先に、実願昭60−83918号に
おいて、エンジン条件の変化に応じて迅速に弁作動モー
ドを切換えることができかつ動力消費の小さな弁作動モ
ード可変式動弁装置を提供した。
それによれば、前記口・ツカ−アームシャフトは中空に
形成され、その内部にはロッカーアームに連動する摺動
軸が軸方向摺動可能に装着され、摺動軸は酸ロンカー7
−ムがいずれか一方のカムに係合する第1位置とロッカ
ーアームが他方のカムに係合する第2位置との間で変位
する。前記摺動軸はばね手段により常時第1位置に向っ
て付勢されるが前記ロッカーアームシャフト内には発作
・助モード切換え時にm動軸を第2位置の方向に駆動す
る油圧アクチュエータが設けられる。前記油圧アクチュ
エータとm動軸との間にはラチェット弐のロック機構が
設けられ、前記油圧アクチュエータの作動毎に前記摺動
軸が交互に第2位置にロックされまたは第2位置から釈
放される。
前記油圧アクチュエータの近傍にはポンプ室を備えた油
圧ポンプが設けられ、この油圧ポンプはカムシャフトに
より駆動されるポンプ用カムにより駆動される。そして
油圧ポンプの吐出ポートには電磁式開閉弁が設けられて
いる。こうして油圧ポンプをカムシャフトと一体回転す
るポンプ用カムにより駆動する様にすることにより油圧
ポンプと油圧アクチュエータとの間の圧送距離が非常に
短くなり、油圧の伝達は効率的かつ迅速に行われ、切換
えの応答性を向上することが可能となった。
〔発明が解決すべき問題点〕
しかるに上記の弁作動モード可変式動弁装置ではエンジ
ン回転数、負荷等の条件に応じて制御ユニットからの信
号に基づき上記電磁開閉弁を開−閉一開と作動させるが
、その閉弁終了時間、即ら閉弁後再度開弁するのはポン
プ用カムがそのペース内部、即ち最小リフト位置に戻っ
た後であるために摺動軸の復帰が遅いということが判明
した。
即ら、摺動軸がその初期位置に復帰する際に、電磁開閉
弁は閉じたままであるので摺動軸は油圧ポンプのポンプ
室内の油を圧縮しながら動くことになる。従ってポンプ
室内の油は摺動軸の復帰運動の抵抗となり、早戻りの妨
げとなる。
本発明の目的は電磁開閉弁が閉弁してから再度開弁する
までの時間を短縮することにより、即ち閉弁終了時間を
早(することにより慴動軸の復帰時には油圧ポンプのポ
ンプ室を素早く開放してポンプ室内の浦がポンプ室外に
逃げるようにし、以って吸排気弁のモード切換応答性を
向上させることである。
すなわち、本発明の目的は弁のモード切換要求が生じて
から切換作動を終了するまでの時間を極力短縮したとい
う要求を充足することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本発明によれば吸気弁また
は排気弁に作動的に係合するロッカーアームを揺動可能
かつ軸方向摺動可能にロッカーアームシャフトに装着し
、機関クランク軸に同期回転するカムシャフトにカムプ
ロフィルの異なる2つのカムを互いに隣接するべく配置
し、日ツカ・−アームを油圧アクチュエータにより軸方
向に摺動させていずれか一方のカムに択一的に保合さU
−ることにより吸気弁または排気弁の作動モードを切換
え、前記油圧アクチュエータを作動モード明喚時に閉弁
する電磁式開閉弁を有する吐出ポートを備えた油圧ポン
プに連結し、該油圧ポンプをカムシャフトにより回転駆
動せしめられるポンプ用カムにより作動せしめる弁作動
モード可変式動弁装置において上記電磁式開閉弁を開弁
する際に、丘記ポンプ用カムがその最大リフト位置を通
過した直後に開弁を開始せしめることを特徴とする弁作
動モード可変式動弁装置の制御方法が堤供される。
〔実施例〕
次に、添附図面を参照して本発明の詳細な説明する。
先ず、第2図を参照して、本発明の動弁装置を通用する
ことの可能なエンジンの一例を説明するに、このエンジ
ンIOは6気筒4バルブDOHCエンジンとして構成さ
れており、各気筒12毎に2つの吸気弁14と2つの排
気弁16を有する。
第2図では第1〜第3気筒については吸・排気弁の位置
が示してあり、第4〜第6気筒についてはロッカーアー
ム18が示しである。各気筒の2つの吸気弁または排気
弁は1つのロッカーアーム18により開閉される。2本
のロッカーアームシャフト20および2本のカムシャフ
ト22は夫々一点鎖線および二点鎖線で模式的に示した
。夫々の気筒の各月の吸気弁または排気弁の動弁装置は
同様な構成を有するので、以下には任意気筒の吸気弁対
の動弁機構について説明する。また、本発明は、2バル
ブエンジン、3バルブエンジン、6気筒以外のエンジン
、分別運転制御エンジン、可変バルブタイミング・可変
バルブリフト型エンジンのいずれにも適用できるが、以
下には分SII運転制御す6る場合の動弁装置について
説明する。
第3図において、24は吸気ポート、26はバルブシー
ト部、28はバルブガイド、30は吸気弁、32はバル
ブスプリング、34はスプリングリテーナ、36はバル
ブリフタ、38はタペノ1−クリアランス調節用のシム
であり、これらはいずれも周知の構成を有する。
第1図および第3図において、シリンダへノ)′40に
はクランク軸と同)す1回転するカムシャツ1−22が
軸支してあり、このカムシャフトには各吸気弁ごとにカ
ムプロフィルの異なる2つのカム42 、44が設けで
ある。第1′カム42はカムノーズを有する通常の力1
、プロフィルを有し、通常の作動モードで吸気弁を開閉
する。第2カム・1□1はカムノーズが無く、カムヒー
ル部(ベース内部)のみの真円形プロフィルを有し、吸
気弁の作動を休止させることを目的としている。
シリンダヘッド40にはロッカーアームシャフト20が
回転不能かつ摺動不能に固定しである。
ロッカーアームシャフト・20には第2図に示す配置に
従いロッカーアーム18が揺動可能かっ摺動可能に装着
しである。ロッカーアーム18は第1〜4図に示す形状
を有し、カムシャフト22の力l、42により口・ツカ
−アームシャフト20を中心として揺動して、カムの回
転運動を上下運動に変換してバルブリフタ36に伝える
ものである。この’JJI例ではロッカーアーム18の
レバー比は1に近いので、ロッカーアームはカムとバル
ブリフタとの間に介在せられた揺動式スペーサであると
考えることもできる。第1図から分る様に、ロッカーア
ーム18をシャフト20上で図中右方に移動させれば(
第1位置)、ロッカーアーム18は弁作動用第1カム4
2.42と係合して吸気弁30を開閉駆動する。左方に
移動させて(第2位置)弁体止用第2カム44 、44
と係合させれば、ロッカーアーム18は揺動せず、吸気
弁30は閉弁したままとなる。
次に、弁作動モード切換え機構、即ち、ロッカーアーム
18の位置を切換えるための機構について説明する。第
1図に示す様に、ロッカーアームシャフト20は中空で
あり、その中に揺動軸46が活動自在に収蔵しである。
摺動軸46はばね48により図中右方に付勢されている
。摺動軸46には突起付き円筒形のフロータ50が摺動
自在に嵌合してあり、このフロータ50は摺動軸46に
支承された左右一対のばね52 、54により中間位置
に付勢されている。フロータ50の突起56はロッカー
アームシャフト20のスロット58を貫通して半径方向
外方に突出して、ロッカーアーム18のピン穴に係合し
ている。従って、このフロータ50は、摺動軸46の左
右方向の移動をばね52 、54を介してロッカーアー
ム18に伝え、ロッカーアームの位置を切換える役割を
果す。
しかし、位置の切換えは、カム42および44の刀ムヒ
ール部(ベース内部)が同時にロッカーアームに接触す
る様な回転角位置にカムシャフト22がある時に行うこ
とが好ましい。このため、前記角位置になるまでロッカ
ーアーム18の摺動を抑制し、前記角位置になった時に
初めてロッカーアーム18を釈放して摺り1させるタイ
ミング式トリップ機構が設けである。第3図および第4
図に示す如く、このトリップ機構はロッカーアーム18
のボス部60に枢着された掛止レバー62を備え、この
レバー62はばね(図示省略)により第3図反時計方向
に付勢されていて、その下側アーム64がロッカーアー
ムシャフト20の外周に所定距月1を隔てて設けた2つ
のt、t)止γ466 、68 (第4図)のいずれか
に嵌合する様になっている。また、カムシャツ;・22
にはタイミング用カム70が設けてあり (第4図)、
カムシャフト22が前記角位置に来た時にカムフォロア
72およびプノンユロノド74を介して掛止レバー62
を第3図時計方向にl;H動させろ様になっている。こ
の様な構成であるから、ロンカーアーム18が第1図に
示した第1位置にある時に摺動軸46が左方移動してフ
ロータ50の右側のばね54が圧縮されても、カムシャ
フト22が前記角位置に回動するまではロッカーアーム
18はロッカーアームシャフト20に掛止されており、
所定タイミングになって初めて掛止レバー62が溝66
から引きはずされてロッカーアーム18の左方移動が可
能となるのである。この時にはフロータ50を介して伝
えられるばね54の作用によりロッカーアーム18は急
速に第2位置に向って左方に移動し、掛止レバー62の
アーム64は他の溝68に係合する。
摺動軸46が右方移動した場合も前述と同様にロッカー
アーム18は所定のタイミング(角位置)で釈放され、
第1位置に移動することが理解できよう。
次に、慴動軸46の駆動機構について述べるに、この駆
動機構は油圧ポンプ76と油圧アクチュエータ78から
成る。油圧ポンプ76はカムシャフト22に設けたポン
プ用カム80によM %[K動させるポンププランジャ
82を備え、プランジャ82はカムシャフト22の一回
転毎にリザーバ(図示せず)から逆上弁付きの人口83
を介してオイルを吸込んでポンプ室84内で加圧し吐出
ポート86に吐出する。吐出ポート86はエンジン制9
卸コンピュータECU100によりエンジン回転d信号
sN、tti信号Su、エンジン水温信号S1、カムシ
ャフト回転信号Sl1等に応じて制御される電磁0N1
0FF弁88に接続される。油圧アクチュエータ78は
シリンダヘッド40に形成したシリンダポア内に嵌合し
たプランジャ90から成り、作動室92はポンプ室84
と連通している。
従って、ポンププランジャ82の1回の圧送ストローク
中にコンピュータ100の指令により電磁弁88を閉じ
れば、吐出ポート86へのオイル吐出が阻市されてオイ
ルは作動室92内に流入し、油圧アクチュエータ78の
プランジャ90を1回だけ第1左方にストロークさせる
であろう。このストロークはラチェット式ロック機構9
4を介して摺動軸46に伝えられ、ロック機構94はプ
ランジャ90が摺動するごとに交互に摺動軸46を左方
突出位置にロックしまたは突出位置から釈放する。
ロック機構94はつめ付きロータ96、プランジャ90
と一体のラチェット98、ロッカーアームシャフト20
の内周面に形成されたラチェット歯(図示せず)、等か
ら構成されるがノック弐ボールペンのロック機構として
周知のものであり、また、本発明とは直接関係ないので
詳しい説明は省略する。いずれにしろ、プランジャ90
が1回だけ左方にストロークを行うとロータ96がラチ
ェット98の歯により回転せられてロータ96のつめが
ラチェツト歯から外れる。この状態では、ロータ96は
軸方向に摺動可能となり、ばね48(第1図)によって
右方に付勢されている摺動軸46はロータ96がラチェ
ット98に衝当するまで右方移動し、ロッカーアーム1
8はトリップ機構が外れた時には第1位置(第1図)に
移動して第1カム42に係合する。これにより吸気弁3
0は通常の作動モードで開閉せられる。
電磁弁88を再度閉鎖することによりプランジャ90が
更に1回左方ストロークを行うと、ロータ96はラチェ
ット98により左方に移動せられると共に1ピンチだけ
円周方向に回転し、ロータ96のつめはラチェツト歯に
掛止せられる。この状態では摺動軸46はばね48の作
用に抗して左方移動し、ばね54を圧縮蓄勢する。前述
した様に所定タイミングでトリップ機構が引きはずされ
ると、ロッカーアーム18は釈放されてばね54の作用
により第2位置に急速移動し、第2カム44と保合する
。第2カム44はカムヒール部のみから成り、カムノー
ズををさないので、吸気弁30のリフトは生ぜず、吸気
弁30は閉弁したままとなる。
コンピュータ100の指令により再度電磁弁88を閉じ
ると、ロータ96は軸方向に摺動可能な前述の状態に戻
り、ロッカーアーム18は第1位置に復帰する。この様
に、電磁弁88をポンププランジャ82の1回のストロ
ークに相当する短時間中閉弁するだけで、吸気弁の作動
モードを交互に切換えることができる。
E CU 100は第5図に示す如く、また上述の如く
、エンジン回転数信号SN、負荷信号(スロットル開度
信号)Su、エンジン水温信号STが夫々ステップ50
1,503,505で夫々の所定値であると判断される
と切換信号を出し例えば当該吸気弁の作動を停止する(
ステップ507)。尚、吸気弁を具体的にどのような条
件のもとで停止するかということは種々公知でありまた
本発明の関与するところではない。
吸気弁が作動停止状態になると、カムシャフト回転信号
SRが所定値か否かを判定しくステップ509)、電磁
弁88の制?ff!1回路110(第1図)に電流を流
すタイミングか否かを判定する。つまり、電磁弁88は
上述の如くカムシャフト22により回転駆動されるポン
プ用カム80によるポンププランジャ82の圧送ストロ
ーク合わせて閉弁するものであるがその閉弁開始タイミ
ングはプランジャ82が圧送ストロークを吋姶する時期
に合わせるのが好ましい。プランジャ82の圧送ストロ
ークはポンプ用カム80のヘース内部から始まりそのカ
ムノーズトップに達すると圧送ストロークが終了しポン
プ室84の油圧は最高になる。慴動軸46はポンプ室8
4内の油圧が高まるにつれて徐々に左方に移動するがロ
ッカーアーム18は圧送ストロークの完了時、即ちポン
プ室油圧が最大になった時点で左方に動き始める。電磁
弁88は前述の如く制?)II雷電圧印加してから実際
に閉弁作動するまでり2時間の遅れがあるから好ましく
はこのり1時間を見込んでその分だけ早く電磁弁88に
電圧を印加する(ステップ511)。その結果電磁弁8
日はり、時間経過後に作動することになる(ステップ5
13)。遅れ時間L1の基阜としてはポンプ用カム80
がベース円にさしかかる時期としそれよりもし8時間前
に電磁弁に電圧を印加すればよいが、実際的にはポンプ
用カム80の駆動源であるカムシャフト22の回転信号
をひろい、即ちカムシャフト22の回転を1回転ごとに
パルス出力するようにしておきかつそのパルス信号発生
をポンプ用カムがベース円にさしかかる時期よりし1時
間前の角度位置とすることによりカムシャフト回転信号
と同時に電磁弁に電圧印加すればよいことになる。
このようにカムシャフトの回転信号を基卓とすれば切換
信号が何時出力されても常にその後の最初のカムシャフ
ト回転信号と同時に電磁弁への電圧印加が行われるので
常に同じタイミングで電磁弁を制御でき安定した信頼性
の高い制御が期待できる。
次に上述の如くポンプ用カムの最小リフト点で閉じられ
た電CPl弁は従来はカムシャフトの1サイクルの間、
閉弁状態に保持されたが(第6図の破線位置)、本発明
ではこの閉弁時間を短縮したことを特徴としている。つ
まり、上述の如く、ポンプ用カムが最小リフト点を通過
してその最大リフト点に達するまでの間電磁弁は閉弁し
続け、この間にポンプ室の油圧が徐々に高まりその最高
油圧になると摺動軸46が第1図において左方に移動し
、ロッカーアーム18を左方に移動せしめ当該吸排気弁
の作動モードを切り換える。そして慴動軸が右方へ復帰
し始めても従来は第6図に示すタイミングチャート図か
らも明らかな如くカムシャフトが1回転する間は閉弁し
たままであった。そのため摺動軸46が右方へ復帰する
際にプランジャ90も右方に押され、ポンプ室84内の
油が圧1宿されることになる。このときプランジャ82
もポンプ用カム80のカムリフトが小さくなることによ
り徐々に後退するので実際的にはポンプ室84内の油は
ほとんど圧縮されないが、電磁弁8Bが閉弁している限
りポンプ室84は閉じた空間となるのでポンプ室内の油
は逃げ場がなく、従ってこの油がプランジャ90、従っ
て摺動軸46の復帰運動の1氏抗となる。即ちロッカー
アームの復帰゛つまりモード切換の終了時間が長くなり
応答性が懇くなろ。
そこで本発明では電磁弁88はポンプ用カム80がその
最大リフト位置を通過直後に素堅く閉弁するようにする
。この時も実際の閉弁作動までの遅れし、を見込んでC
PU100から早めに閉弁信号を出力するのが好ましい
。ポンプ用力J、80がその最大ストローク位置にくる
のはカムシャフト22の回転角度で見ると例えば前回の
カムシャフト信号から190°前後であり (ポンプ用
カムとして偏心カムを使用)、従って例えばカムシャフ
トの回転角度が180 ”〜220’(クランク角度;
360°〜440 ” )位の範囲で電磁弁を開放すれ
ば本発明の効果が期待できる。カムシャフトの回転角度
の検出は第5図のステップ515で行われ、それに応じ
てステップ517で電磁弁が開弁する。
以上に説明した各構成要素のタイミング関係は第6図、
第7図に示しである。
尚、第7図においては6気筒エンジンの3つの気筒(#
1、#2、#3)についての吸気弁(INバルブ)を#
]−#2−#3と順次閉弁していく場合を例示し、クラ
ンク角を基串としている。
第7図から明らかな如く本発明によれば電磁弁は従来よ
りも早(閉弁するのでポンプ室油圧は素早く解放され、
その結果、摺動軸46は従来よりも素早く復帰し、(ク
ランク角で例えば2・10°CA早くなる)、モード1
,7J換の応答性が従来に比し早くなる。
〔発明の効果〕
以上に記載した通り本発明によれば吸排気弁のモード切
換終了時にはロッカーアームの復帰が始まるのと同時に
電磁弁を開弁することにより上述の如きエンジン条件の
変化に応じて迅速に弁作動モードを切換えることができ
かつ動力消費の小さいという利点は保有したままその作
動応答性を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の動弁装置の一部切り欠き平面図でロッ
カーアームは鎖線で示してあり、第2図はシリンダヘッ
ドの模式的平面図、第3図は第1図の1■−■線に沿っ
たシリンダヘッドの一部の垂直断面図、第4図はトリッ
プ機構およびロッカーアームを示す斜視図、第5図は本
発明の制?I11方法を示すフローチャート図、第6図
は本発明における動弁装置の制御方法を説明するための
各構成要素のタイミングチャート図、第7図は本発明の
詳細な説明するためのタイミングチャート図。 18・・・ロッカーアーム、 20・・・ロッカーアームシャフト、 22・・・カムシャフト、  42・・・第1カム、4
4・・・第2カム、     46・・・摺動軸、76
・・・油圧ポンプ、 78・・・油圧アクチュエータ、 80・・・ポンプ用カム、 82・・・ポンププランジャ、 84・・・ポンプ室、     88・・・電磁開閉弁
、90・・・プランジャ    100・・・CI) 
U。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 吸気弁または排気弁に作動的に係合するロッカーアーム
    を揺動可能かつ軸方向摺動可能にロッカーアームシャフ
    トに装着し、機関クランク軸に同期回転するカムシャフ
    トにカムプロフィルの異なる2つのカムを互いに隣接す
    るべく配置し、ロッカーアームを油圧アクチュエータに
    より軸方向に摺動させていずれか一方のカムに択一的に
    係合させることにより吸気弁または排気弁の作動モード
    を切換え、前記油圧アクチュエータを作動モード切換時
    に閉弁する電磁式開閉弁を有する吐出ポートを備えた油
    圧ポンプに連結し、該油圧ポンプをカムシャフトにより
    回転駆動せしめられるポンプ用カムにより作動せしめる
    弁作動モード可変式動弁装置においてモード切換終了後
    に上記電磁式開閉弁を開弁する際に、上記ポンプ用カム
    がその最大リフト位置を通過した直後に開弁を開始する
    ことを特徴とする弁作動モード可変式動弁装置の制御方
    法。
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